JP4371273B2 - 意匠部材付き開口を有した壁体 - Google Patents

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Description

本発明は、主として、バルコニーの壁、外階段の壁、玄関前の遮蔽用壁などの建物付設物の壁として用いられる意匠部材付き開口を有した壁体に関する。
バルコニーの壁としては、意匠部材付き開口を有したものが知られている。
例えば、特許文献1に開示されたように、バルコニーの壁に中抜きと呼ばれる開口を形成し、この開口に意匠部材として格子を取付けて意匠部材付き開口としている。
特開2003−268869号公報
前述のように、開口内に意匠部材を取付けるためには、その開口内に意匠部材を入れ、木ねじ、ビス、ボルト・ナットなどの固着具によって意匠部材を開口の内面に固着して取付けることになる。
前述のように固着具によって意匠部材を開口の内面に固着して取付けるには、開口内に固着具を入れて内面と直角とし、ドライバーなどの工具を開口内に入れて開口の内面と直角として回転操作することで、固着具を回転して取付けるのが一般的である。
このようであるから、開口の大きさが固着具、工具の全長に比べて小さい場合には、工具を開口内に入れ、その工具を開口の内面と直角として固着具を回転操作できなかったり、工具を開口内に入れて内面と直角とすることができるが、その工具を手で持って回転するスペースを確保できずに固着具をスムーズに回転操作できないことがある。
いずれにしても、開口の大きさが固着具、工具の全長に比べて小さい場合には、工具を用いて意匠部材を開口内に簡単に取付けできない。
本発明の目的は、開口の大きさが固着具、工具の全長に比べて小さくとも、工具を用いて意匠部材を開口内に簡単に取付けできるようにした意匠部材付き開口を有した壁体とすることである。
本発明は、壁の表面と裏面に亘って連通した開口内に、意匠部材を取付けした意匠部材付き開口を有した壁体であって、
前記意匠部材にブラケットを固着し、このブラケットの壁取付部を固着具で前記開口の内面に固着することで意匠部材を開口内に取付け、
前記壁取付部は、開口の内面に接する取付面と、固着具の頭部が押しつけられる座面と、固着具が挿通する取付用孔を有し、前記取付面は開口の内面と平行で、前記座面は取付面に対して傾斜した斜面で、前記取付用孔は座面と直角で、固着具は開口の内面と直角に対して頭部が壁裏面寄りである斜めとなるようにしたことを特徴とする意匠部材付き開口を有した壁体である。
本発明においては、ブラケットの壁取付部に形成した取付用孔の一端部は、取付面にのみ開口し、他端部は座面にのみ開口していることが好ましい。
このようにすれば、固着具が壁の表面側に露出することがなく、壁の表面側から固着具が見えないので意匠性が良い。
本発明によれば、固着具を回転操作する工具を、壁の裏面側から斜めとして開口内に入れて固着具を回転操作してブラケットの壁取付部を開口の内面に固着して意匠部材を取付けできる。
よって、開口の大きさが固着具、工具の全長に比べて小さくとも、工具を用いて意匠部材を開口内に簡単に取付けできる。
また、固着具は開口の内面と直角に対して斜めであるから、その固着具に対してブラケットが回転することがない。
よって、固着具で意匠部材を取付けした場合に、その意匠部材が固着具を中心として回転することがない。
図1に示すように、建物1の付設物であるバルコニー2の壁3には、中抜けと呼ばれる開口4が形成され、その開口4内に意匠部材5が取付けてある。この開口4は中抜けと呼ばれる四周が囲まれた穴形状に限ることはなく、壁3の上面、下面、側面のいずれか1つの面に開放した掘り込みと呼ばれる形状であっても良い。
これによって、前記バルコニー2の壁3は、意匠部材付き開口を有した壁体としてある。
前記開口4は、図2、図3に示すように壁3の表面3a(厚さ方向一側面)から裏面3b(厚さ方向他側面)に連通している。この実施の形態では裏面3bがバルコニーの床上空間側である。
前記意匠部材5は図2、図3に示すように縦部材5aと横部材5bで格子状となっている。意匠部材5は格子状に限ることはなく、鋳物パネル、パンチングパネルなど何でも良い。
前記横部材5bにブラケット10が固着され、そのブラケット10を開口4の内面4aに固着具20で固着して取付けてある。この実施の形態では横部材5bの長手方向両端部にブラケット10がそれぞれ固着され、そのブラケット10が開口4の左右の縦向きの内面4aに固着具20でそれぞれ固着してある。
前記ブラケット10は図4に示すように意匠部材取付部11と壁取付部12を備え、その意匠部材取付部11の長孔11aからボルト13を横部材5bに螺合してブラケット10を横部材5bの裏面5cに固着し、壁取付部12が意匠部材5よりも壁3の裏面3b寄りとなるようにしてある。
前記壁取付部12は開口4の内面4aに接する取付面12aと、固着具20の頭部20aが押しつけられる座面12bと、この座面12bと取付面12aとに貫通した取付用孔12cを有し、壁3の裏面3b側から固着具20で固着される。
前記取付面12aは開口4の内面4aと平行で、その取付面12aの全面が開口4の内面4aに均一に接する。
前記座面12bは、取付面12aと平行に対して、その座面12bの壁裏面側(意匠部材取付部11と反対側)が取付面12aに近く、壁表面側(意匠部材取付部11側)が取付面12aから遠くなるように傾斜した斜面である。
前記取付用孔12cは座面12bと直角で、この取付用孔12cは開口4の内面4aと直角に対して座面12bに開口した部分が壁裏面寄りで、取付面12aに開口した部分が壁表面寄りとなるように斜めである。
このようであるから、固着具20を取付用孔12cに挿通した時に、その固着具20は開口4の内面4aと直角に対して頭部20aが壁裏面寄りとなるように斜めとなるので、工具30を開口4の内面4aと直角に対して斜めとして固着具20を回転操作できる。
よって、工具30を開口4内に入れて内面4aと直角とすることなしに、図4に示すように、壁3の裏面3b側から工具30を斜めに開口4内に入れ、その工具30で固着具20を回転操作できる。
したがって、開口4の大きさが固着具20、工具30の全長に比べて小さくとも、工具30を用いて意匠部材5を開口4内に簡単に取付けできる。
前述のようにして固着具20の頭部20aが底面12bに押しつけられ、取付面12aを開口4の内面4aに押しつけてブラケット10の壁取付部12を開口4の内面4aに固定する。
前述のように、固着具20でブラケット10を開口4の内面4aに固着して意匠部材5を取付けた状態で、その固着具20は開口4の内面4aと直角に対して斜めであるから、ブラケット10は固着具20を中心として回転することができない。
よって、固着具20で意匠部材5を取付けした場合に、意匠部材5が固着具20を中心として回転することがない。
なお、図4に示す実施の形態では取付用孔12cの一端部は取付面12aにのみ開口し、他端部は座面12bにのみ開口しており、固着具20は取付面12aのみを挿通するようにしてあるので、固着具20は壁3の表面側(ブラケット11の壁3の表面側の面)に露出することがなく、壁3の表面側から固着具20が見えないので、意匠性が良い。
この実施の形態では、壁3が躯体3cの表面にモルタル3dを装着したものとしてあるので、固着具20は躯体3cに螺合する木ねじとしてある。
これに限ることはなく、固着具20はビス、ボルトなどでも良い。つまり、固着具20は回転することで壁3に螺入してブラケット10の壁取付部12を開口4の内面4aに押しつけるものであれば良い。
図4に示す実施の形態においては、ブラケット10の壁取付部12と連続して補助取付部14が一体的に設けてある。
この補助取付部14の補助取付面14aは壁取付部12の取付面12aと一直線状に連続し、この補助取付部14を補助固着具で開口4の内面4aに固着できるようにしてある。
このようであるから、開口4が大きく工具30を開口4内に入れて内面4aと直角にできる場合などには、この補助取付部14を補助固着具で開口4の内面4aに固着することができる。この場合、壁取付部12で固着せずに補助取付部14のみで固着して固定することもできるし、壁取付部12及び補助取付部14の両方で固着して固定することもできる。
また、バルコニーの壁の開口に限ることはなく、外階段の壁、玄関前の遮蔽用壁などの建物付設物の壁に形成した開口に意匠部材を取付ける場合にも適用できる。
意匠部材付き開口を有したバルコニーを備えた建物の外観図である。 意匠部材付き開口の縦断面図である。 意匠部材付き開口の横断面図である。 意匠部材付き開口の拡大横断面図である。
符号の説明
3…壁、3a…表面、3b…裏面、4…開口、4a…内面、5…意匠部材、10…ブラケット、12…壁取付部、12a…取付面、12b…座面、12c…取付用孔、20…固着具。

Claims (2)

  1. 壁の表面と裏面に亘って連通した開口内に、意匠部材を取付けした意匠部材付き開口を有した壁体であって、
    前記意匠部材にブラケットを固着し、このブラケットの壁取付部を固着具で前記開口の内面に固着することで意匠部材を開口内に取付け、
    前記壁取付部は、開口の内面に接する取付面と、固着具の頭部が押しつけられる座面と、固着具が挿通する取付用孔を有し、前記取付面は開口の内面と平行で、前記座面は取付面に対して傾斜した斜面で、前記取付用孔は座面と直角で、固着具は開口の内面と直角に対して頭部が壁裏面寄りである斜めとなるようにしたことを特徴とする意匠部材付き開口を有した壁体。
  2. ブラケットの壁取付部に形成した取付用孔の一端部は、取付面にのみ開口し、他端部は座面にのみ開口している請求項1記載の意匠部材付き開口を有した壁体。

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