JP3158604B2 - 適応的ノイズリデューサ - Google Patents
適応的ノイズリデューサInfo
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- JP3158604B2 JP3158604B2 JP04363792A JP4363792A JP3158604B2 JP 3158604 B2 JP3158604 B2 JP 3158604B2 JP 04363792 A JP04363792 A JP 04363792A JP 4363792 A JP4363792 A JP 4363792A JP 3158604 B2 JP3158604 B2 JP 3158604B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ハイビジョン用アナ
ログVTRなどの再生系に適用して好適な適応的ノイズ
リデューサに関する。
ログVTRなどの再生系に適用して好適な適応的ノイズ
リデューサに関する。
【0002】
【従来の技術】ハイビジョン用のアナログVTRなどの
磁気記録再生装置では、図15に示すような回転磁気ヘ
ッド装置が使用されている。
磁気記録再生装置では、図15に示すような回転磁気ヘ
ッド装置が使用されている。
【0003】同図において、100は回転ドラム(若し
くは回転ディスク)であって、回転ドラム100上には
2チャネル記録ができるように、それぞれ近接配置され
た記録再生兼用の磁気ヘッド(Ha,Hb)と(Hc,
Hd)がほぼ180°の各間隔を保持して配置されて構
成されている。
くは回転ディスク)であって、回転ドラム100上には
2チャネル記録ができるように、それぞれ近接配置され
た記録再生兼用の磁気ヘッド(Ha,Hb)と(Hc,
Hd)がほぼ180°の各間隔を保持して配置されて構
成されている。
【0004】回転ドラム100を2倍速で回転させるこ
とによって、図16に示す磁気テープ101には、1フ
ィールド1125/2本の映像信号が4トラック102
a〜102dにわたって分割記録(2セグメント記録)
される。したがって、例えばトラック102aは磁気ヘ
ッドHaによって記録され、トラック102bは磁気ヘ
ッドHbによって記録される。これは、1フィールド2
セグメント2チャネル記録方式と呼ばれている。
とによって、図16に示す磁気テープ101には、1フ
ィールド1125/2本の映像信号が4トラック102
a〜102dにわたって分割記録(2セグメント記録)
される。したがって、例えばトラック102aは磁気ヘ
ッドHaによって記録され、トラック102bは磁気ヘ
ッドHbによって記録される。これは、1フィールド2
セグメント2チャネル記録方式と呼ばれている。
【0005】2チャネル記録方式であるから、1フィー
ルドは2ヘッドの再生出力が用いられることになり、図
17破線で示すように1画面のほぼ中間位置にヘッドの
継ぎ目がくる。
ルドは2ヘッドの再生出力が用いられることになり、図
17破線で示すように1画面のほぼ中間位置にヘッドの
継ぎ目がくる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】磁気ヘッドHa〜Hd
の記録再生特性は同一であることが好ましいが、記録再
生特性を一致させることは困難であり、記録再生特性が
一致しないと、図17に示すようにヘッドの継ぎ目が目
立ってしまう。特に、再生映像信号のノイズが乗ってい
るような画質の悪い磁気テープ101を再生するときに
はヘッドの継ぎ目が目立つようになり、再生画質の劣化
が顕著になる。
の記録再生特性は同一であることが好ましいが、記録再
生特性を一致させることは困難であり、記録再生特性が
一致しないと、図17に示すようにヘッドの継ぎ目が目
立ってしまう。特に、再生映像信号のノイズが乗ってい
るような画質の悪い磁気テープ101を再生するときに
はヘッドの継ぎ目が目立つようになり、再生画質の劣化
が顕著になる。
【0007】このような磁気ヘッドの特性上のバラツキ
と画質の悪い磁気テープを使用したときに発生し易い再
生画質の劣化を改善する手段として、再生系にノイズリ
デューサを介在させるものが提案されている。
と画質の悪い磁気テープを使用したときに発生し易い再
生画質の劣化を改善する手段として、再生系にノイズリ
デューサを介在させるものが提案されている。
【0008】この場合、ノイズ量が大きいときにはノイ
ズリダクションを大きくかけ、そうでないときは小さく
かけるのが望ましいが、このような適応的なノイズリダ
クション処理がなされていないために、返って画質が劣
化してしまうことがある。例えば、ノイズ量が少ない再
生映像信号に対してノイズリダクションを大きくかけた
ようなときには残像が発生し、この残像によって画質が
劣化してしまうからである。
ズリダクションを大きくかけ、そうでないときは小さく
かけるのが望ましいが、このような適応的なノイズリダ
クション処理がなされていないために、返って画質が劣
化してしまうことがある。例えば、ノイズ量が少ない再
生映像信号に対してノイズリダクションを大きくかけた
ようなときには残像が発生し、この残像によって画質が
劣化してしまうからである。
【0009】そこで、この発明はこのような従来の課題
を解決したものであって、複数の磁気ヘッドによって再
生された映像信号が供給される適応的ノイズリデューサ
を対象とするものであり、適応的にノイズリダクション
をかけることによって、適切なノイズ軽減効果を出せる
ようにして複数の磁気ヘッドによる磁気記録再生特性の
バラツキに基づく画質劣化を軽減したものである。
を解決したものであって、複数の磁気ヘッドによって再
生された映像信号が供給される適応的ノイズリデューサ
を対象とするものであり、適応的にノイズリダクション
をかけることによって、適切なノイズ軽減効果を出せる
ようにして複数の磁気ヘッドによる磁気記録再生特性の
バラツキに基づく画質劣化を軽減したものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
め、この発明においては、隣接して配された2つの磁気
ヘッドがほぼ180°の間隔を保持して一対設けられた
回転ドラムを用いて再生された映像信号が供給される適
応的ノイズリデューサであって、前後する1フィールド
の再生映像信号の差分を検出する差分検出手段と、この
差分検出出力である再生映像信号が供給される可変リミ
ッタ回路と、そのリミッタ出力を現再生映像信号から減
算してノイズ軽減を行う減算器と、上記差分検出出力で
ある再生映像信号の特定区間に含まれるノイズの絶対量
を検出してその絶対量に応じた制御信号を出力するノイ
ズ量検出回路とを有し、上記制御信号に基づいて上記可
変リミッタ回路のリミッタ特性を選択して、そのリミッ
タ量を上記ノイズ量に応じて適応的に制御することによ
って上記複数の磁気ヘッドにおける記録再生特性のバラ
ツキによる画質の劣化を改善するようにしたことを特徴
とするものである。
め、この発明においては、隣接して配された2つの磁気
ヘッドがほぼ180°の間隔を保持して一対設けられた
回転ドラムを用いて再生された映像信号が供給される適
応的ノイズリデューサであって、前後する1フィールド
の再生映像信号の差分を検出する差分検出手段と、この
差分検出出力である再生映像信号が供給される可変リミ
ッタ回路と、そのリミッタ出力を現再生映像信号から減
算してノイズ軽減を行う減算器と、上記差分検出出力で
ある再生映像信号の特定区間に含まれるノイズの絶対量
を検出してその絶対量に応じた制御信号を出力するノイ
ズ量検出回路とを有し、上記制御信号に基づいて上記可
変リミッタ回路のリミッタ特性を選択して、そのリミッ
タ量を上記ノイズ量に応じて適応的に制御することによ
って上記複数の磁気ヘッドにおける記録再生特性のバラ
ツキによる画質の劣化を改善するようにしたことを特徴
とするものである。
【0011】
【作用】図1に示す適応的ノイズリデューサ50(5
1)において、端子52には複数の磁気ヘッドを用いて
再生された映像信号が入力する。そして、この再生映像
信号のうち図3の特定の区間に含まれるノイズNの絶対
値が累積器62で累積され、その値の大小に応じてエン
コーダ63に格納されている制御信号Cの種類が選択さ
れる。累積値が小さいときは制御信号Caが出力され、
大きくなるにつれ制御信号Cb,Ccが選択される。
1)において、端子52には複数の磁気ヘッドを用いて
再生された映像信号が入力する。そして、この再生映像
信号のうち図3の特定の区間に含まれるノイズNの絶対
値が累積器62で累積され、その値の大小に応じてエン
コーダ63に格納されている制御信号Cの種類が選択さ
れる。累積値が小さいときは制御信号Caが出力され、
大きくなるにつれ制御信号Cb,Ccが選択される。
【0012】制御信号Cによって可変リミッタ回路57
のリミッタ特性、つまり図5、図6に示すように制御信
号Ca〜Ccに応じて値の異なるリミッタ特性La〜L
cが選択される。
のリミッタ特性、つまり図5、図6に示すように制御信
号Ca〜Ccに応じて値の異なるリミッタ特性La〜L
cが選択される。
【0013】ノイズ量が少ないときは制御信号Caによ
ってリミッタ特性Laが選択される結果、現再生映像信
号からの減算量は少ない。このときはもともと現再生映
像信号中に含まれるノイズ量は少ないものと推定できる
ので、減算量も少なくてよい。
ってリミッタ特性Laが選択される結果、現再生映像信
号からの減算量は少ない。このときはもともと現再生映
像信号中に含まれるノイズ量は少ないものと推定できる
ので、減算量も少なくてよい。
【0014】ノイズ量が多いときには制御信号Ccによ
ってリミッタ特性Lcが選択されるためこのときは現再
生映像信号からの減算量が多くなる。このときの現再生
映像信号中に含まれるノイズ量は多いものと推定できる
からである。このように、ノイズ量で可変リミッタ回路
57のリミッタ特性を適応的に制御することによって、
適切なノイズリダクション効果が得られ、複数の磁気ヘ
ッド特性のバラツキによる画質劣化を効果的に改善でき
る。
ってリミッタ特性Lcが選択されるためこのときは現再
生映像信号からの減算量が多くなる。このときの現再生
映像信号中に含まれるノイズ量は多いものと推定できる
からである。このように、ノイズ量で可変リミッタ回路
57のリミッタ特性を適応的に制御することによって、
適切なノイズリダクション効果が得られ、複数の磁気ヘ
ッド特性のバラツキによる画質劣化を効果的に改善でき
る。
【0015】
【実施例】続いて、この発明に係る適応的ノイズリデュ
ーサの一例を、上述したハイビジョン信号を記録再生す
る磁気記録再生装置の再生系に適用した場合につき図を
参照して詳細に説明する。
ーサの一例を、上述したハイビジョン信号を記録再生す
る磁気記録再生装置の再生系に適用した場合につき図を
参照して詳細に説明する。
【0016】図7は、ハイビジョン信号を記録再生でき
るように構成したアナログVTRの記録系10Rの一例
を示し、図8はその再生系10Pを示す。説明の便宜上
図7の記録系10Rから説明する。
るように構成したアナログVTRの記録系10Rの一例
を示し、図8はその再生系10Pを示す。説明の便宜上
図7の記録系10Rから説明する。
【0017】図7において、輝度信号Yおよび一対の色
差信号PB(=B−Y),PR(=R−Y)は夫々ローパ
スフィルタ1,2,3で帯域制限されたのちA/D変換
器4,5,6によってディジタル信号に変換される。デ
ィジタル化された輝度信号Yおよび一対の色差信号P
B,PRは時分割多重回路(TDMエンコーダ)7におい
て時分割圧縮多重処理が行なわれて、色差信号が圧縮さ
れると共にライン順次で一対の色差信号が輝度信号Yに
多重される。
差信号PB(=B−Y),PR(=R−Y)は夫々ローパ
スフィルタ1,2,3で帯域制限されたのちA/D変換
器4,5,6によってディジタル信号に変換される。デ
ィジタル化された輝度信号Yおよび一対の色差信号P
B,PRは時分割多重回路(TDMエンコーダ)7におい
て時分割圧縮多重処理が行なわれて、色差信号が圧縮さ
れると共にライン順次で一対の色差信号が輝度信号Yに
多重される。
【0018】映像信号を2チャネル記録する場合には、
例えば、Aチャネルでは色差信号PBが時間軸圧縮され
て圧縮色差信号が形成され、これと輝度信号Yとがこの
順序でライン順次に時分割多重された映像信号が生成さ
れる。Bチャネルでは色差信号PRが時間軸圧縮されて
圧縮色差信号が形成され、これと輝度信号Yとがこの順
序でライン順次に時間軸多重された映像信号が生成され
る。その後、シャフリング回路8で各チャネルに対して
シャフリング処理が施される。
例えば、Aチャネルでは色差信号PBが時間軸圧縮され
て圧縮色差信号が形成され、これと輝度信号Yとがこの
順序でライン順次に時分割多重された映像信号が生成さ
れる。Bチャネルでは色差信号PRが時間軸圧縮されて
圧縮色差信号が形成され、これと輝度信号Yとがこの順
序でライン順次に時間軸多重された映像信号が生成され
る。その後、シャフリング回路8で各チャネルに対して
シャフリング処理が施される。
【0019】時分割多重処理およびシャフリング処理が
施された映像信号SA,SBはD/A変換器11,12
においてアナログ信号に変換されたのち、ローパスフィ
ルタ13,14によって帯域制限される。そして、次段
のFM変調器15,16に供給されて記録に適するよう
にFM変調が行なわれたのち、記録アンプ17,18を
介して専用の磁気ヘッドHa,Hb(Hc,Hd)を用
いて2チャネル記録される。
施された映像信号SA,SBはD/A変換器11,12
においてアナログ信号に変換されたのち、ローパスフィ
ルタ13,14によって帯域制限される。そして、次段
のFM変調器15,16に供給されて記録に適するよう
にFM変調が行なわれたのち、記録アンプ17,18を
介して専用の磁気ヘッドHa,Hb(Hc,Hd)を用
いて2チャネル記録される。
【0020】図8は再生系10Pを示す。上述した磁気
ヘッドHa〜Hdによって再生された映像信号がFM復
調器30,31に供給されて映像信号がFM復調される
と共に、ローパスフィルタ32,33を経てA/D変換
器34,35に供給されてディジタル信号に変換された
のち、この発明に係る適応的ノイズリデューサ50,5
1によってノイズ軽減処理が施されたのちデシャフリン
グ回路36でデシャフリング処理される。
ヘッドHa〜Hdによって再生された映像信号がFM復
調器30,31に供給されて映像信号がFM復調される
と共に、ローパスフィルタ32,33を経てA/D変換
器34,35に供給されてディジタル信号に変換された
のち、この発明に係る適応的ノイズリデューサ50,5
1によってノイズ軽減処理が施されたのちデシャフリン
グ回路36でデシャフリング処理される。
【0021】デシャフリングされた映像信号は時分割分
離回路(TDMデコーダ)40に供給されて輝度信号Y
と色信号Cとに分離される。輝度信号Yおよび一対の色
差信号は対応するD/A変換器41,42,43でアナ
ログ信号に変換される。
離回路(TDMデコーダ)40に供給されて輝度信号Y
と色信号Cとに分離される。輝度信号Yおよび一対の色
差信号は対応するD/A変換器41,42,43でアナ
ログ信号に変換される。
【0022】この発明は、上述のような再生系10Pに
適応的ノイズリデューサ50,51が使用される。その
具体例を図1以下を参照して説明する。ノイズリデュー
サ50,51は同一構成であるので、ノイズリデューサ
50についてのみ説明する。
適応的ノイズリデューサ50,51が使用される。その
具体例を図1以下を参照して説明する。ノイズリデュー
サ50,51は同一構成であるので、ノイズリデューサ
50についてのみ説明する。
【0023】端子52には2セグメント4トラックで構
成された各フィールドの再生映像信号、特にディジタル
変換されたAチャネル用の再生映像信号が供給される。
この再生映像信号は減算器53を介して1フィールドの
容量をもつメモリ54に供給されてメモリされる。メモ
リ54はノイズリデュース処理を行うために必要な1フ
ィールド遅延用のメモリであって、このメモリ54の介
在によって1フィールド遅延された再生映像信号は出力
端子55に導かれると共に、ノイズリデュース処理を行
うために現再生映像信号と共に減算器56に供給されて
隣接フィールド間の差分の検出が行われる。この減算器
56は隣接フィールド間の差分検出手段として機能す
る。
成された各フィールドの再生映像信号、特にディジタル
変換されたAチャネル用の再生映像信号が供給される。
この再生映像信号は減算器53を介して1フィールドの
容量をもつメモリ54に供給されてメモリされる。メモ
リ54はノイズリデュース処理を行うために必要な1フ
ィールド遅延用のメモリであって、このメモリ54の介
在によって1フィールド遅延された再生映像信号は出力
端子55に導かれると共に、ノイズリデュース処理を行
うために現再生映像信号と共に減算器56に供給されて
隣接フィールド間の差分の検出が行われる。この減算器
56は隣接フィールド間の差分検出手段として機能す
る。
【0024】映像信号は垂直相関性が強いので、隣接フ
ィールド間の差分をとるとその殆どがノイズ成分となる
から、差分検出出力は再生映像信号中に含まれるノイズ
量に比例した出力と考えられる。したがって、この差分
検出出力中には、上述した複数の磁気ヘッド特性のバラ
ツキを含めた差分も含まれることになる。
ィールド間の差分をとるとその殆どがノイズ成分となる
から、差分検出出力は再生映像信号中に含まれるノイズ
量に比例した出力と考えられる。したがって、この差分
検出出力中には、上述した複数の磁気ヘッド特性のバラ
ツキを含めた差分も含まれることになる。
【0025】差分検出出力は可変リミッタ回路57に供
給される他にノイズ量検出回路60にも供給される。ノ
イズ量検出回路60はリミッタ61を有し、リミッタ6
1で差分検出出力であるノイズNの4σ(σは分散値)
までが取り出される。ノイズNは図2に示すように正規
分布(ガウシアンノイズ分布)しているものと考える
と、4σまで通過するようにリミッタをかければ、再生
系に存在する殆どのノイズNを抽出できる。
給される他にノイズ量検出回路60にも供給される。ノ
イズ量検出回路60はリミッタ61を有し、リミッタ6
1で差分検出出力であるノイズNの4σ(σは分散値)
までが取り出される。ノイズNは図2に示すように正規
分布(ガウシアンノイズ分布)しているものと考える
と、4σまで通過するようにリミッタをかければ、再生
系に存在する殆どのノイズNを抽出できる。
【0026】リミッタ61より出力された差分検出出力
は積分構成の累積器62に供給されて、再生映像信号の
特定の区間内に存在するノイズ成分が所定の期間にわた
り累積される。特定区間とは本例では図3に示すように
垂直帰線期間に挿入された基準信号(ランプ波形)の区
間である。所定の期間とは図16のヘッド構成の場合、
1フィールドの期間を指す。
は積分構成の累積器62に供給されて、再生映像信号の
特定の区間内に存在するノイズ成分が所定の期間にわた
り累積される。特定区間とは本例では図3に示すように
垂直帰線期間に挿入された基準信号(ランプ波形)の区
間である。所定の期間とは図16のヘッド構成の場合、
1フィールドの期間を指す。
【0027】累積器62の入力端子62aには図3Bに
示すようなゲートパルスGPが供給され、基準信号の区
間だけのノイズNを累積するようにしている。このゲー
トパルスGPはフィールド信号にも同期しており、フィ
ールド単位で累積状態がリセットされる。
示すようなゲートパルスGPが供給され、基準信号の区
間だけのノイズNを累積するようにしている。このゲー
トパルスGPはフィールド信号にも同期しており、フィ
ールド単位で累積状態がリセットされる。
【0028】ノイズの分布が図2のように正規分布して
いるものとしたときには、所定期間にわたりノイズ量を
累積するとその累積値(=Σ)は図4のようなリニアな
特性となり、所定期間内の累積ノイズ量に比例したもの
となる。
いるものとしたときには、所定期間にわたりノイズ量を
累積するとその累積値(=Σ)は図4のようなリニアな
特性となり、所定期間内の累積ノイズ量に比例したもの
となる。
【0029】ノイズNの累積出力はエンコーダ63の入
力として供給される。エンコーダ63は図5に示すよう
に累積値Σに対応した数段階の制御信号Cに変換するた
めの回路であって、本例では図5の入出力関係がテーブ
ル化されている。図では3段階の例を示してあるので制
御信号Cは2ビット構成であるが、実際には8段階程度
が好適であるので、そのときの制御信号Cは3ビット構
成となる。
力として供給される。エンコーダ63は図5に示すよう
に累積値Σに対応した数段階の制御信号Cに変換するた
めの回路であって、本例では図5の入出力関係がテーブ
ル化されている。図では3段階の例を示してあるので制
御信号Cは2ビット構成であるが、実際には8段階程度
が好適であるので、そのときの制御信号Cは3ビット構
成となる。
【0030】制御信号Cはホールド回路64でホールド
された状態で可変リミッタ回路57のリミッタ特性選択
信号として供給される。リミッタ特性も制御信号Cの種
類に応じた数だけ特性の異なるリミッタ特性をもつ。図
6の例は図5の特性に対応しているので3段階のリミッ
タ特性を持つ。
された状態で可変リミッタ回路57のリミッタ特性選択
信号として供給される。リミッタ特性も制御信号Cの種
類に応じた数だけ特性の異なるリミッタ特性をもつ。図
6の例は図5の特性に対応しているので3段階のリミッ
タ特性を持つ。
【0031】上述したように所定期間に含まれる磁気ヘ
ッド特性のバラツキによる出力レベル変動を含めたノイ
ズNの量が多いとき、つまり累積値が大きいときには現
再生映像信号中に含まれるノイズ量も多いものと考えら
れるから、その場合にはリミッタ特性も図6の曲線Lc
のようなリミッタ特性が選定される。そうすると、可変
リミッタ回路57より出力されるリミッタ出力レベル
(差分検出出力のレベル)も大きくなるから、減算器5
3における減算処理において現再生映像信号からの減算
量が増えるため、現再生映像信号中に含まれるノイズを
効果的に抑圧できる。
ッド特性のバラツキによる出力レベル変動を含めたノイ
ズNの量が多いとき、つまり累積値が大きいときには現
再生映像信号中に含まれるノイズ量も多いものと考えら
れるから、その場合にはリミッタ特性も図6の曲線Lc
のようなリミッタ特性が選定される。そうすると、可変
リミッタ回路57より出力されるリミッタ出力レベル
(差分検出出力のレベル)も大きくなるから、減算器5
3における減算処理において現再生映像信号からの減算
量が増えるため、現再生映像信号中に含まれるノイズを
効果的に抑圧できる。
【0032】これに対して、所定期間に含まれるノイズ
Nの量が少ないときには累積値も小さくなるが、そのと
きには現再生映像信号中に含まれるノイズ量も少ないも
のと考えられるから、その場合にはリミッタ特性も図6
の曲線Laのようなリミッタ特性が選定される。そうす
ると、可変リミッタ回路57より出力されるリミッタ出
力レベルも小さくなるから、減算器53における現再生
映像信号からの減算量が減る。したがって、この場合に
おいても現再生映像信号中に含まれるノイズを効果的に
抑圧できる。
Nの量が少ないときには累積値も小さくなるが、そのと
きには現再生映像信号中に含まれるノイズ量も少ないも
のと考えられるから、その場合にはリミッタ特性も図6
の曲線Laのようなリミッタ特性が選定される。そうす
ると、可変リミッタ回路57より出力されるリミッタ出
力レベルも小さくなるから、減算器53における現再生
映像信号からの減算量が減る。したがって、この場合に
おいても現再生映像信号中に含まれるノイズを効果的に
抑圧できる。
【0033】このように、ノイズ量で可変リミッタ回路
57のリミッタ特性を適応的に制御すれば、現再生映像
信号中に含まれるノイズ量を効果的に抑圧できる。この
ノイズ量を抑圧することによって、複数の磁気ヘッドを
使用したときに発生する磁気ヘッド特性のバラツキによ
る画質の劣化も同時に改善できる。
57のリミッタ特性を適応的に制御すれば、現再生映像
信号中に含まれるノイズ量を効果的に抑圧できる。この
ノイズ量を抑圧することによって、複数の磁気ヘッドを
使用したときに発生する磁気ヘッド特性のバラツキによ
る画質の劣化も同時に改善できる。
【0034】図1ではAチャネルとBチャネルに対して
それぞれ独立にノイズリデュース処理を行ったが、両チ
ャネルから検出したノイズの平均によってそれぞれの系
に設けられた可変リミッタ回路のリミッタ特性を適応的
に制御することもできる。
それぞれ独立にノイズリデュース処理を行ったが、両チ
ャネルから検出したノイズの平均によってそれぞれの系
に設けられた可変リミッタ回路のリミッタ特性を適応的
に制御することもできる。
【0035】図9はその一例を示すもので、Bチャネル
の適応的ノイズリデューサ51の構成にあって、Aチャ
ネルの適応的ノイズリデューサ50の構成と同一部分は
対応する符号を付してある。減算器56,96の各差分
検出出力はそれぞれリミッタ61,71を介して累算器
62,72に供給され、それぞれのチャネルでのノイズ
Nが積算される。各積算出力は平均化回路73で所定期
間内のノイズの平均が求められる。
の適応的ノイズリデューサ51の構成にあって、Aチャ
ネルの適応的ノイズリデューサ50の構成と同一部分は
対応する符号を付してある。減算器56,96の各差分
検出出力はそれぞれリミッタ61,71を介して累算器
62,72に供給され、それぞれのチャネルでのノイズ
Nが積算される。各積算出力は平均化回路73で所定期
間内のノイズの平均が求められる。
【0036】その出力はエンコーダ63に供給されて対
応する制御信号Cが選択され、そしてそのホールド出力
で対応する可変リミッタ回路57,97が同時に制御さ
れる結果、可変リミッタ回路57と97とは同一リミッ
タ特性が選択される。その結果、AチャネルとBチャネ
ルとは同じようなノイズリダクション処理がなされるこ
とになる。
応する制御信号Cが選択され、そしてそのホールド出力
で対応する可変リミッタ回路57,97が同時に制御さ
れる結果、可変リミッタ回路57と97とは同一リミッ
タ特性が選択される。その結果、AチャネルとBチャネ
ルとは同じようなノイズリダクション処理がなされるこ
とになる。
【0037】平均化処理ではなく、いずれか大きい方の
ノイズによってリミッタ特性を適応的に制御してもよ
い。
ノイズによってリミッタ特性を適応的に制御してもよ
い。
【0038】上述した例は、使用されるメモリ54,9
4は何れも2ポートメモリであるが、3ポートメモリを
使用すると、ノイズリダクション処理の他に時間軸補正
処理(TBC処理)やデシャフリング処理などをも同時
に行うことができる。3ポートメモリは1入力に対する
2出力の読み出し状態を自由にコントロールできるから
である。
4は何れも2ポートメモリであるが、3ポートメモリを
使用すると、ノイズリダクション処理の他に時間軸補正
処理(TBC処理)やデシャフリング処理などをも同時
に行うことができる。3ポートメモリは1入力に対する
2出力の読み出し状態を自由にコントロールできるから
である。
【0039】図10は図1の基本構成に3ポートメモリ
を適用した場合の一例である。図10において、75が
この3ポートメモリである。この3ポートメモリ75は
1種類の書き込みクロックと2種類の読み出しクロック
で制御される。
を適用した場合の一例である。図10において、75が
この3ポートメモリである。この3ポートメモリ75は
1種類の書き込みクロックと2種類の読み出しクロック
で制御される。
【0040】80はクロック形成回路で、端子52に入
力する再生映像信号のクロック(再生ジッタを受けたク
ロック)に同期した第1の書き込みクロックと第1の読
み出しクロックが生成される。そのため再生映像信号は
同期分離回路81に供給されて水平および垂直の各同期
信号が分離され、これらがPLL回路82に供給されて
入力した水平および垂直同期信号に同期した基準クロッ
クが生成される。
力する再生映像信号のクロック(再生ジッタを受けたク
ロック)に同期した第1の書き込みクロックと第1の読
み出しクロックが生成される。そのため再生映像信号は
同期分離回路81に供給されて水平および垂直の各同期
信号が分離され、これらがPLL回路82に供給されて
入力した水平および垂直同期信号に同期した基準クロッ
クが生成される。
【0041】この基準クロックが書き込みおよび読み出
しクロックの各生成回路83,84に供給されて書き込
みクロックに同期して再生映像信号が書き込まれ、読み
出しクロックに同期して読み出される。その読み出し出
力は第1の出力ポートR1Dに得られる。第1の出力ポ
ートR1Dより出力された遅延映像信号がノイズリダク
ション用の信号として使用される。
しクロックの各生成回路83,84に供給されて書き込
みクロックに同期して再生映像信号が書き込まれ、読み
出しクロックに同期して読み出される。その読み出し出
力は第1の出力ポートR1Dに得られる。第1の出力ポ
ートR1Dより出力された遅延映像信号がノイズリダク
ション用の信号として使用される。
【0042】これに対して、第2の読み出しクロック生
成回路85はPLL回路86より出力された基準クロッ
ク(時間軸の揃ったクロック)によって動作する。その
ため、この生成回路85より得られる第2の読み出しク
ロックは時間軸の揃ったクロック信号となっている。第
2の読み出しクロックによって第2の出力ポートR2D
からは1フィールド前にメモリされた再生映像信号が読
み出される。読み出された遅延映像信号は時間軸の揃っ
た第2の読み出しクロックに基づいて読み出されるの
で、時間軸が補正された遅延映像信号として出力され
る。
成回路85はPLL回路86より出力された基準クロッ
ク(時間軸の揃ったクロック)によって動作する。その
ため、この生成回路85より得られる第2の読み出しク
ロックは時間軸の揃ったクロック信号となっている。第
2の読み出しクロックによって第2の出力ポートR2D
からは1フィールド前にメモリされた再生映像信号が読
み出される。読み出された遅延映像信号は時間軸の揃っ
た第2の読み出しクロックに基づいて読み出されるの
で、時間軸が補正された遅延映像信号として出力され
る。
【0043】第1および第2の出力ポートR1D,R2
Dからの出力タイミングは第1および第2の読み出しク
ロック用のイネーブル信号(図示しない)によって任意
に調整できる。
Dからの出力タイミングは第1および第2の読み出しク
ロック用のイネーブル信号(図示しない)によって任意
に調整できる。
【0044】このような3ポートメモリ75を使用すれ
ば、ノイズリデュース処理とTBC処理を同時に行うこ
とができる。3ポートメモリ75を使用する場合には時
間軸補正と同時に読み出しアドレスを制御することによ
って、デシャフリング処理も行なうことができる。図1
0は図9の構成にも適用できる。
ば、ノイズリデュース処理とTBC処理を同時に行うこ
とができる。3ポートメモリ75を使用する場合には時
間軸補正と同時に読み出しアドレスを制御することによ
って、デシャフリング処理も行なうことができる。図1
0は図9の構成にも適用できる。
【0045】ところで、いままでの説明はノイズ量を検
出する区間として基準信号が挿入されている区間を用い
たが、映像信号の空間周波数軸上でこのノイズNを検出
するようにしてもよい。例えば、図11Aに示すように
セグメント同期信号に含まれるノイズNを検出し、この
検出ノイズに基づいて適応的にノイズリデューサを構成
することができる。
出する区間として基準信号が挿入されている区間を用い
たが、映像信号の空間周波数軸上でこのノイズNを検出
するようにしてもよい。例えば、図11Aに示すように
セグメント同期信号に含まれるノイズNを検出し、この
検出ノイズに基づいて適応的にノイズリデューサを構成
することができる。
【0046】図12は空間周波数軸を利用した実施例で
あって、図1に対応する。ノイズ量検出回路60は図1
と殆ど同じであるが、ノイズを検出する信号として現再
生映像信号が利用され、これがハイパスフィルタ65に
供給されて再生映像信号中に含まれるノイズ成分のみ抽
出される。その後、累積器62に供給されるがその端子
62aには図11Bに示すゲートパルスGPSが供給さ
れ、セグメント同期信号付近の特定の区間におけるノイ
ズNが抽出、累積される。
あって、図1に対応する。ノイズ量検出回路60は図1
と殆ど同じであるが、ノイズを検出する信号として現再
生映像信号が利用され、これがハイパスフィルタ65に
供給されて再生映像信号中に含まれるノイズ成分のみ抽
出される。その後、累積器62に供給されるがその端子
62aには図11Bに示すゲートパルスGPSが供給さ
れ、セグメント同期信号付近の特定の区間におけるノイ
ズNが抽出、累積される。
【0047】累積出力に基づいてエンコーダ処理を行
い、ここで得られた制御信号でリミッタ特性を選択する
のは図1の場合と同様であるからその説明は省略する。
い、ここで得られた制御信号でリミッタ特性を選択する
のは図1の場合と同様であるからその説明は省略する。
【0048】図13は図9に対応した実施例であって、
その構成は図12の構成をそのまま踏襲しており、各チ
ャネルでの再生映像信号からハイパスフィルタ61,7
1で抽出したノイズNを用いてノイズの平均化処理が行
われる。
その構成は図12の構成をそのまま踏襲しており、各チ
ャネルでの再生映像信号からハイパスフィルタ61,7
1で抽出したノイズNを用いてノイズの平均化処理が行
われる。
【0049】図14は図10の3ポートメモリを持つノ
イズリデューサに適用したもので、その詳細説明は省略
する。
イズリデューサに適用したもので、その詳細説明は省略
する。
【0050】
【発明の効果】以上のように、この発明では適応的にノ
イズリダクション処理を行っているので、再生映像信号
中に含まれるノイズを効果的に抑圧できるから、従来よ
りも画質の改善を図ることができる。
イズリダクション処理を行っているので、再生映像信号
中に含まれるノイズを効果的に抑圧できるから、従来よ
りも画質の改善を図ることができる。
【0051】特に、複数の磁気ヘッドを用いて分割記録
することによって画面の中央で映像が切り替えられるよ
うなタイプの磁気記録再生装置では、ヘッド特性のバラ
ツキそのものは補正できないまでも、画面の一番目立ち
易い領域でのノイズ軽減効果が発揮されるため、画質の
著しい改善効果が認められる。
することによって画面の中央で映像が切り替えられるよ
うなタイプの磁気記録再生装置では、ヘッド特性のバラ
ツキそのものは補正できないまでも、画面の一番目立ち
易い領域でのノイズ軽減効果が発揮されるため、画質の
著しい改善効果が認められる。
【図1】この発明に係る適応的ノイズリデューサの一例
を示す系統図である。
を示す系統図である。
【図2】ノイズ分布特性の図である。
【図3】基準信号とゲートパルスとの関係を示す波形図
である。
である。
【図4】ノイズ累積状態の図である。
【図5】エンコーダの入出力特性を示す図である。
【図6】可変リミッタ回路の入出力特性を示す図であ
る。
る。
【図7】この発明を磁気記録再生装置をハイビジョン用
アナログVTRに適用したときの一例を示す記録系の系
統図である。
アナログVTRに適用したときの一例を示す記録系の系
統図である。
【図8】この発明に係る磁気記録再生装置をハイビジョ
ン用アナログVTRに適用したときの再生系の一例を示
す系統図である。
ン用アナログVTRに適用したときの再生系の一例を示
す系統図である。
【図9】この発明に係る適応的ノイズリデューサの他の
例を示す系統図である。
例を示す系統図である。
【図10】この発明に係る適応的ノイズリデューサの他
の例を示す系統図である。
の例を示す系統図である。
【図11】セグメント同期信号とゲートパルスとの関係
を示す図である。
を示す図である。
【図12】この発明に係る適応的ノイズリデューサの他
の例を示す系統図である。
の例を示す系統図である。
【図13】この発明に係る適応的ノイズリデューサの他
の例を示す系統図である。
の例を示す系統図である。
【図14】この発明に係る適応的ノイズリデューサの他
の例を示す系統図である。
の例を示す系統図である。
【図15】HDVTR用回転磁気ヘッド装置の図であ
る。
る。
【図16】回転磁気ヘッド装置を使用したときのトラッ
クパターンの図である。
クパターンの図である。
【図17】画面とヘッド継ぎ目との関係を示す図であ
る。
る。
10R 記録系 10P 再生系 50,51 適応的ノイズリデューサ 53 減算器 54 メモリ 56 差分検出手段(減算器) 57 可変リミッタ回路 60 ノイズ量検出回路 62,72 累積器 63 エンコーダ 75 3ポートメモリ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 5/91 - 5/956 H04N 5/14 - 5/217
Claims (1)
- 【請求項1】 隣接して配された2つの磁気ヘッドがほ
ぼ180°の間隔を保持して一対設けられた回転ドラム
を用いて再生された映像信号が供給される適応的ノイズ
リデューサであって、 前後する1フィールドの再生映像信号の差分を検出する
差分検出手段と、 この差分検出出力である再生映像信号が供給される可変
リミッタ回路と、 そのリミッタ出力を現再生映像信号から減算してノイズ
軽減を行う減算器と、上記 差分検出出力である再生映像信号の特定区間に含ま
れるノイズの絶対量を検出してその絶対量に応じた制御
信号を出力するノイズ量検出回路とを有し、 上記制御信号に基づいて上記可変リミッタ回路のリミッ
タ特性を選択して、そのリミッタ量を上記ノイズ量に応
じて適応的に制御することによって上記複数の磁気ヘッ
ドにおける記録再生特性のバラツキによる画質の劣化を
改善するようにしたことを特徴とする適応的ノイズリデ
ューサ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04363792A JP3158604B2 (ja) | 1992-02-28 | 1992-02-28 | 適応的ノイズリデューサ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04363792A JP3158604B2 (ja) | 1992-02-28 | 1992-02-28 | 適応的ノイズリデューサ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05244565A JPH05244565A (ja) | 1993-09-21 |
JP3158604B2 true JP3158604B2 (ja) | 2001-04-23 |
Family
ID=12669385
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP04363792A Expired - Fee Related JP3158604B2 (ja) | 1992-02-28 | 1992-02-28 | 適応的ノイズリデューサ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3158604B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0809409B1 (en) | 1996-05-24 | 2001-08-29 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Method and circuit to determine a noise value that corresponds to the noise in a signal |
KR100522607B1 (ko) * | 2003-07-15 | 2005-10-19 | 삼성전자주식회사 | 노이즈 상태를 고려한 적응적 비디오 신호 처리 장치 및방법 |
JP5121312B2 (ja) * | 2007-06-05 | 2013-01-16 | キヤノン株式会社 | 画像処理装置 |
JP5757565B2 (ja) * | 2011-07-15 | 2015-07-29 | 国立大学法人東京工業大学 | ノイズレベル推定装置、ノイズレベル推定方法及びプログラム |
-
1992
- 1992-02-28 JP JP04363792A patent/JP3158604B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05244565A (ja) | 1993-09-21 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |