JPH05153547A - テレビジヨン信号の記録再生装置 - Google Patents

テレビジヨン信号の記録再生装置

Info

Publication number
JPH05153547A
JPH05153547A JP3339935A JP33993591A JPH05153547A JP H05153547 A JPH05153547 A JP H05153547A JP 3339935 A JP3339935 A JP 3339935A JP 33993591 A JP33993591 A JP 33993591A JP H05153547 A JPH05153547 A JP H05153547A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
circuit
emphasis
recording
supplied
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3339935A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenji Nikata
謙二 荷方
Takao Takahashi
孝夫 高橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP3339935A priority Critical patent/JPH05153547A/ja
Publication of JPH05153547A publication Critical patent/JPH05153547A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Television Systems (AREA)
  • Television Signal Processing For Recording (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 テレビジョン方式変換装置内蔵のハイビジョ
ン信号の記録再生装置を、構成簡単、安価で実現する。 【構成】 ハイビジョン方式のビデオ信号をデジタル信
号処理により、エンファシスをかけ、複数チャンネルの
記録用信号に変換し、これを記録媒体に記録する。この
記録媒体からの複数チャンネルの再生信号から、デジタ
ル信号処理によりデ・エンファシス処理すると共に、元
のハイビジョン方式のビデオ信号を再生する。再生時の
デジタル信号処理の際に用いられるフレームメモリに対
するデータの読み出しを制御する手段を設ける。このフ
レームメモリから読み出したビデオ信号データの走査線
数をハイビジョン方式のそれから、NTSC方式用に変
換させる走査線数変更手段を設ける。この走査線数変更
手段に用いられるラインメモリは、エンファシス処理の
ために使用するラインメモリと兼用する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えばハイビジョン
方式(HDTV方式)のテレビジョン信号の記録再生装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】広帯域かつ高周波帯域のハイビジョン
(高品位テレビ)信号を記録再生するVTR(HD−V
TRと以下称する)では、記録再生のために、記録信号
の周波数を低く、かつ、周波数帯域を狭くするために、
単位時間分、例えば1フレームの信号を複数のセグメン
ト及び複数のチャンネルに分割して記録する方法が用い
られている。
【0003】すなわち、ハイビジョン信号は、1フレー
ム30Hz当たり、1125本の水平走査線を有する信
号であるが、HD−VTRには、このハイビジョン信号
は、輝度信号Yと、青の色差信号PB及び赤の色差信号
PRのコンポーネント信号として入力される。そして、
入力された輝度信号及び色差信号は、それぞれ一旦A/
D変換されて、デジタル信号とされ、時間軸処理、色信
号は線順次化処理等、デジタル信号処理が施される。
【0004】そして、A,Bの2チャンネルに分割され
ると共に、各チャンネル毎に、それぞれ、図14に示す
ような、同期信号SYNC、バースト信号SB等,色信
号C,輝度信号Yが時分割多重されてなるTDM(TIME
DIVISION MATRIX)信号と呼ばれる単位周期Hの連続
する記録用信号に変換され、アナログ信号に戻される。
図14のTDM波形は、D/A変換後の波形である。そ
して、このアナログ信号が、FM変調され、回転ヘッド
により磁気テープ上に記録される。
【0005】TDM波形は、ハイビジョン信号の記録用
信号の単位信号であって、HD−VTRの入力ハイビジ
ョン信号は、前述のように2チャンネルに分割され、ま
た、色信号は線順次化されることにより、1ライン分の
輝度信号及び色信号とが、ほぼ2倍の時間長分の周期H
の期間内に時分割多重される。
【0006】そして、1フレームのハイビジョン信号が
前記のようなTDM信号に変換されたものが、図15に
示すように、AチャンネルトラックTAとBチャンネル
トラックTBを交互に合計8トラックを形成して磁気テ
ープに記録される。なお、AチャンネルトラックTAと
BチャンネルトラックTBとの対によって1セグメント
が記録され、1フレーム分では、4セグメントSEG1,SE
G2,SEG3,SEG4が記録される。
【0007】ところで、現在広く普及している標準テレ
ビジョン方式例えばNTSC方式のテレビジョン受像機
によって、ハイビジョン方式のビデオ信号をも再生でき
るようにすることが提案されており、このためにハイビ
ジョン方式のビデオ信号からNTSC方式のビデオ信号
に変換する方式変換器が提案されている。そこで、HD
−VTRで記録したハイビジョン信号を再生し、NTS
C方式用のモニター受像機で視聴することは、HD−V
TRの再生出力を前記方式変換器に入力して、NTSC
方式のビデオ信号を得るようにすることにより可能であ
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、方式変
換器は、フレームメモリを有するものであって、非常に
高価である。また、HD−VTRに対して方式変換器を
接続しなければならず、システムが複雑になる欠点があ
る。
【0009】この発明は、この点に鑑み、安価でシステ
ム構成を簡略化できる記録再生装置を提供することを目
的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、この発明によるテレビジョン信号の記録再生装置
は、後述の実施例の参照符号を対応させると、第1のテ
レビジョン方式のビデオ信号がデジタル信号処理により
複数チャンネルの記録用信号に変換され、この複数チャ
ンネルの記録用信号が記録媒体に記録され、この記録媒
体からの複数チャンネルの再生信号から、デジタル信号
処理により元の前記第1のテレビジョン方式のビデオ信
号が再生される記録再生装置において、前記再生時のデ
ジタル信号処理の際に用いられるフレームメモリ38M
に対するデータの読み出しを制御する手段40と、この
フレームメモリ38Mから読み出したビデオ信号データ
の走査線数を前記第1のテレビジョン方式のそれから、
走査線数の少ない第2のテレビジョン方式用に変換させ
る走査線数変更手段51Y,51Cとを備え、この走査
線数変更手段51Y,51Cに用いられるラインメモリ
を、前記エンファシス処理のために使用するラインメモ
リと兼用するようにしたことを特徴とする。
【0011】
【作用】上記の構成のこの発明においては、再生時、再
生された記録用信号はデジタル処理時にフレームメモリ
38Mに書き込まれる。そして、このフレームメモリ3
8Mからのデータから元の第1のテレビジョン方式のビ
デオ信号が得られる。
【0012】また、第2のテレビジョン方式のビデオ信
号を記録再生装置の再生出力として得る場合には、フレ
ームメモリ38Mに対する読み出し制御が、この第2の
テレビジョン方式用に変更されると共に、フレームメモ
リ38Mから読み出されたデータは、走査線数をこの第
2のテレビジョン方式用に適合させる走査線数変更手段
51Y及び51Cに供給される。この結果、記録再生装
置から直接的に第2のテレビジョン方式のビデオ信号が
得られる。
【0013】走査線数変更手段51Y及び51Cは、ラ
インメモリを必要とするが、このラインメモリは、エン
ファシス処理に使用するラインを兼用している。したが
って、フレームメモリの兼用とラインメモリとの兼用に
より、方式変換器をアダプタとして設ける場合に比べ
て、非常に安価に方式変換手段内蔵の記録再生装置を構
成することができるものである。
【0014】
【実施例】以下、この発明による記録再生装置の一実施
例を、ハイビジョン方式のテレビジョン信号の記録再生
装置であって、NTSC方式のテレビジョン信号をも、
再生出力として取り出すことができる装置の場合を例に
とって、図を参照しながら説明する。
【0015】[回転ヘッド装置の説明]図6は、この例
の記録再生装置に用いられる回転ヘッド装置の一例であ
る。
【0016】すなわち、第1のアジマス角を有するAチ
ャンネルヘッド1Aと、第1のアジマス角とは異なる第
2のアジマス角を有するBチャンネルヘッド1Bとが、
回転ドラム3の同一回転角位置に、その回転軸方向に1
トラック幅分だけずらされて取り付けられている。ま
た、同様に第1のアジマス角を有するAチャンネルヘッ
ド2Aと、第2のアジマス角を有するBチャンネルヘッ
ド2Bとが、ヘッド1A、1Bとは 180°異なる回転角
位置に、回転ドラム3の回転軸方向に1トラック幅だけ
ずらされて取り付けられている。
【0017】そして、磁気テープ4が、 180°+αの角
範囲に渡ってドラム3の周囲に斜めに巻き付けられ、ま
た、回転ヘッド1A、1B、2A、2Bが60Hzの回
転速度で回転させられる。そして、この例の場合、ドラ
ム3の径は、例えば62mmとされ、また、テープ速度
は、34.97 mm/s、トラックピッチは、例えば15.11
μmとされている。
【0018】以上のような構成の回転ヘッド装置によっ
て、磁気テープ4上には、回転ヘッド1A、1Bと回転
ヘッド2A、2Bとにより交互に、それぞれの約 180°
回転角分のテープ当接区間において、図15に示したよ
うに、1フレーム当たり8本の斜め記録トラックが形成
されてハイビジョン信号が記録される。
【0019】[テープパターンの説明]すなわち、1回
転のうち、回転ヘッド1A及び1Bがテープ4に当接す
る前半の約 180°の回転区間で、これら回転ヘッド1A
及び1Bによって、AチャンネルトラックTA1及びB
チャンネルトラックTB1を同時に形成し、また、回転
ヘッド2A及び2Bがテープ4に当接する後半の約 180
°回転区間で回転ヘッド2A及び2BによってAチャン
ネルトラックTA2及びBチャンネルトラックTB2を
形成し、以下、これを交互に繰り返す。
【0020】この場合、2個の回転ヘッド1A及び1
B、または、回転ヘッド2A及び2Bによって同時に形
成される2トラックで1セグメントが構成され、この1
セグメントに1/2フィールド分のビデオ信号と、この
ビデオ信号に関連する1/2フィールド期間分の音声信
号をPCM化した信号とが、記録エリアを別個にして記
録される。そして、4トラックTA1、TB1、TA
2、TB2で1フィールド分、4セグメントSEG1,SEG2,
SEG3,SEG4 で1フレーム分のハイビジョン信号のビデオ
信号及びオーディオ信号が記録される。
【0021】この場合、ビデオ信号は、前述したよう
に、単位周期H内に、輝度信号と、色差信号の線順次
信号と、その他の付加信号とを時分割多重する状態のT
DM信号に変換される。
【0022】また、各トラックのビデオ信号の記録エリ
アの内、例えば始めの3〜4H分の領域はビデオ信号
のプリアンブル領域とされ、このプリアンブル領域に
は、CW信号(PLL同期用連続波信号)、セグメント
同期信号V、再生時にAGCをかけるための基準レベル
信号L、リニアリティー補正用のランプ信号R等が記録
される。
【0023】[記録系の説明]図7は、この例の記録再
生装置の記録系の一実施例のブロック図である。
【0024】すなわち、ハイビジョン方式のビデオ信号
の内の輝度信号Yは、入力端子11Yを通じ、ローパス
フィルタ12Yを通じてA/Dコンバータ13Yに供給
され、サンプリング周波数fYCK =44.55MHzで
A/D変換されてデジタル信号にされる。このデジタル
信号は、垂直ノンリニア・エンファシス回路14に供給
されて、垂直方向のプリエンファシスがかけられた後、
TDMエンコーダ15に供給される。
【0025】この垂直ノンリニアエンファシス回路14
は、後述するように、1Hの遅延を行うためのライン
メモリを備えるが、この例の場合、このラインメモリ
は、再生系の垂直ノンリニア・デ・エンファシス回路4
4Yに使用するラインメモリ及びハイビジョン方式から
NTSC方式に方式変換するために、輝度信号について
走査線数を変換する走査線数変更手段としての後述のダ
ウンコンバータ51Yに使用するラインメモリと兼用す
る構成とされている。その具体的構成例については、後
述する。
【0026】また、青の色差信号PB及び赤の色差信号
PRは、入力端子11B及び入力端子11Rをそれぞれ
通じ、またローパスフィルタ12B及び12Rをそれぞ
れ通じてA/Dコンバータ13B及び13Rに供給さ
れ、ビデオ信号のサンプリング周波数の1/4のサンプ
リング周波数fCCK =11.1375MHzでA/D変
換され、それぞれデジタル信号に変換される。そして、
各デジタル色差信号は、垂直フィルタ16を介して垂直
ノンリニア・エンファシス回路17に供給されて、垂直
方向のプリエンファシスがかけられた後、TDMエンコ
ーダ15に供給される。
【0027】この垂直ノンリニアエンファシス回路17
は、2Hの遅延を行うためのラインメモリを備える
が、このラインメモリは、再生系の垂直ノンリニア・デ
・エンファシス回路44Cに使用するラインメモリ及び
ハイビジョン方式からNTSC方式に方式変換するため
に、色差信号について走査線数を変換する走査線数変更
手段としての後述のダウンコンバータ51Cに使用する
ラインメモリと兼用する構成とされている。
【0028】このTDMエンコーダ15では、輝度信号
のサンプリングクロックに位相ロックした周波数
TCK 、例えばfTCK =30.753MHzのクロック
によって、時間軸処理、色信号の線順次化処理等により
TDM信号を形成する。この場合、元のハイビジョン信
号の水平周期Hの輝度信号Yがサンプリング周波数f
YCK でサンプリングされてデジタル信号に変換された輝
度データは、例えば奇数番目の水平区間の信号と、偶数
番目の水平区間の信号とに分けられると共に、色差信号
PB,PRのデジタルデータは、例えば、奇数番目の輝
度信号データには青の色差信号データが、偶数番目の輝
度信号データには赤の色差信号データが、というように
輝度信号に時分割多重される。
【0029】このTDMエンコーダ15からの出力TD
Mデータはスイッチ回路EEを介して後述する再生系の
デジタル信号処理回路38に供給されると共に、例えば
4個のビデオメモリからなるフレームメモリを備えるデ
ジタル信号処理装置18に供給される。
【0030】このデジタル信号処理装置18では、1H
単位のTDMデータがテープパターン上の順序になる
ように、元の順序と変更された順序でフレームメモリか
ら読み出される。そして、この読み出しの際に、TDM
データは、A,Bの2チャンネルに分割される。
【0031】デジタル信号処理回路18からのA,Bの
各チャンネルのデータは、それぞれ水平ノンリニア・エ
ンファシス回路19A及び19Bに供給され、それぞれ
水平方向のプリエンファシスがかけられる。これら水平
ノンリニア・エンファシス回路19A及び19Bの出力
信号は、加算回路20A及び20Bに供給され、これら
加算回路20A及び20Bで、同期信号発生回路21か
らの同期信号(ビデオ信号中の同期信号とは異なってい
る)SYNC、バースト信号SB等が、各チャンネルの
信号に加算される。
【0032】加算回路20A及び205Bの出力は、D
/Aコンバータ22A及び22Bに供給されて、D/A
変換され、これらD/Aコンバータ22A及び22Bか
らは、図14に示したような、同期信号SYNC、バー
スト信号SB等、色信号C、輝度信号Y等からなるTD
M波形の信号が得られる。
【0033】この信号は、それぞれローパスフィルタ2
3A及び23Bを通じてTDMエンファシス回路24A
及び24Bに供給され、プリエンファシス処理がなされ
た後、FM変調回路25A及び25Bに供給されてFM
変調される。そして、FM変調回路25AからのAチャ
ンネルのFM変調ビデオ信号は、スイッチ回路26Aの
ビデオ入力端aに供給され、また、FM変調回路25B
からのBチャンネルのFM変調ビデオ信号はスイッチ回
路26Bのビデオ入力端aに供給される。
【0034】一方、入力端子28Lには、第1及び第2
チャンネルの音声信号が入力される。また、入力端子2
8Rには、第3及び第4チャンネルの音声信号が入力さ
れる。これらの各2チャンネルの音声信号は、オーディ
オ用デジタルプロセッサ27に供給されてPCMオーデ
ィオデータとされ、A,B2チャンネルに振り分けられ
て、スイッチ回路26A及び26Bのオーディオ入力端
bに供給される。
【0035】そして、スイッチ回路26A及び26Bの
出力信号は、それぞれ記録アンプ29A及び29Bを介
して、Aチャンネルヘッド1A,2A及びBチャンネル
ヘッド1B,2Bに供給されて、これらヘッドによりテ
ープ上に前述したトラックパターンが形成されて記録さ
れる。
【0036】[再生系の説明]次に、この例の記録再生
装置の再生系の一実施例について説明する。
【0037】図1及び図2は、この発明の再生系の一実
施例のブロック図である。これら図1及び図2に示すよ
うに、Aチャンネル回転ヘッド1A,2AからのAチャ
ンネルの再生信号は再生アンプ31Aに供給され、同様
に、Bチャンネル回転ヘッド1B,2BからのBチャン
ネルの再生信号は再生アンプ31Bに供給される。
【0038】この場合、再生アンプ31Aからは、トラ
ックTA1,TA2のビデオ信号記録エリアからのAチ
ャンネルの再生ビデオ信号と、PCM音声記録エリアか
らのAチャンネルの再生PCM音声データが得られ、再
生アンプ31Bからは、トラックTB1,TB2のビデ
オ信号記録エリアからのBチャンネルの再生ビデオ信号
と、同じトラックTB1,TB2のPCM音声記録エリ
アからのBチャンネルの再生PCM音声データが得られ
る。
【0039】再生アンプ31A及び31BからのAチャ
ンネル及びBチャンネルの再生PCM音声データは、オ
ーディオ用再生イコライザ回路61を介してオーディオ
用デジタルプロセッサ62に供給されて、元のアナログ
オーディオ信号に戻され、出力端子63L及び63Rに
導出される。
【0040】また、再生アンプ31A及び31Bからの
Aチャンネル及びBチャンネルの再生ビデオ信号は、そ
れぞれ再生イコライザ回路32A及び32Bを介してF
M復調回路33A及び33Bに供給されてFM復調され
た後、TDMデ・エンファシス回路34A及び34Bに
供給されて、デ・エンファシス処理がなされる。
【0041】このデ・エンファシス回路34A及び34
Bの出力信号は、それぞれローパスフィルタ35A及び
35Bを介してA/Dコンバータ36A及び36Bに供
給されて、デジタル信号に変換された後、水平ノンリニ
ア・デ・エンファシス回路37A及び37Bに供給さ
れ、水平方向のデ・エンファシス処理がなされる。この
水平ノンリニア・デ・エンファシス回路37A及び37
Bの出力信号は、例えば4個のビデオメモリからなるフ
レームメモリを備えるデジタル信号処理回路38に供給
される。
【0042】また、スイッチEEを介して記録系のTD
Mエンコーダ15からのTDM信号が、このデジタル信
号処理回路38に供給される。これは、記録信号のモニ
ター用のためである。
【0043】また、A/Dコンバータ36A及び36B
の出力信号がPLL回路39A及び39Bに供給され、
これらPLL回路39A及び39Bから各トラックのプ
リアンブル領域中のCW信号に同期する書き込みクロッ
クが得られる。これら書き込みクロックは、それぞれア
ドレスコントローラ40に供給される。アドレスコント
ローラ40は、デジタル信号処理回路38のフレームメ
モリの書き込み及び読み出しアドレスを制御するための
ものである。そして、水平ノンリニア・デ・エンファシ
ス回路37A及び37Bの出力データは、前述の書き込
みクロックによって駆動される書き込みアドレスコント
ローラの制御により、フレームメモリに書き込まれる。
【0044】デジタル信号処理回路38では、このフレ
ームメモリに書き込まれたデータの順序を元の順序に戻
すデ・シャフリングの処理が行われる。
【0045】そして、アドレスコントローラ40には、
セレクト信号発生回路41からのテレビジョン方式及び
画面表示方式に従ったセレクト信号SE1,SE2,S
E3が供給され、これによりフレームメモリに対する読
み出しアドレスが切り換え制御される。セレクト信号発
生回路41に対しては、図示しないがキー操作部のテレ
ビジョン方式のセレクトキー及び画面表示方式のセレク
トキーからのキー入力に応じた信号が供給されており、
これより出力セレクト信号SE1,SE2,SE3及び
後述する切り換え信号SW1,SW2が形成される。
【0046】図3にアドレスコントローラ40の構成の
一例のブロック図を示す。この図3に示すように、アド
レスコントローラ40は、書き込みアドレスコントロー
ラ401を有し、この書き込みアドレスコントローラ4
01に、Aチャンネル及びBチャンネルのPLL回路3
9A及び39Bからの書き込みクロックが供給される。
そして、デジタル信号処理回路38のフレームメモリ3
8Mがこの書き込みアドレスコントローラ401により
アドレス制御されて、水平ノンリニア・デ・エンファシ
ス回路37A及び37BからのAチャンネル及びBチャ
ンネルのビデオデータが書き込まれる。
【0047】そして、この例の場合には、ハイビジョン
方式のビデオ信号を出力信号として得るだけでなく、ハ
イビジョン方式のビデオ信号からNTSC方式のビデオ
信号を得るようにしているので、アドレスコントローラ
40には、読み出しアドレスコントローラとしては、H
D(ハイビジョン)用読み出しアドレスコントローラ4
06が設けられるとともに、NTSC用として2個の読
み出しアドレスコントローラ407及び408が設けら
れる。
【0048】NTSC用として複数個の読み出しアドレ
スコントローラを設けたのは、ハイビジョン信号をNT
SC方式のモニター受像機で表示する際に、両者のアス
ペクト比の違い(ハイビジョン方式では、16:9、N
TSC方式では、4:3である)を考慮した画面表示方
式が取り得るので、それらの画面表示方式の違いに対応
することができるようにするためであり、この例はいわ
ゆるサイドパネル方式と呼ばれる画面表示方式と、レタ
ーボックス方式と呼ばれる画面表示方式とに対応できる
ようにされている。
【0049】すなわち、図4はサイドパネル方式を説明
するための図で、枠線71で囲む領域はNTSC方式の
モニター受像機の表示画面領域、枠線72で囲む領域は
ハイビジョン信号の表示画面領域である。サイドパネル
方式の場合、ハイビジョン方式の表示画面の垂直方向の
領域は、NTSC方式のそれと一致させるもので、図中
斜線を付して示すハイビジョン方式の表示画面領域の左
右両側部分は、NTSC方式のモニター受像機の表示画
面には表示されない。
【0050】また、図5は、レターボックス方式を説明
するための図で、枠線71で囲む領域はNTSC方式の
モニター受像機の表示画面領域、枠線72で囲む領域は
ハイビジョン方式の表示画面領域である。このレターボ
ックス方式は、ハイビジョン方式の表示画面のすべてを
NTSC方式のモニター受像機の表示画面に収めるもの
で、図中斜線を付して示すように、NTSC方式のモニ
ター受像機の表示画面の上下に無表示領域が生じる。
【0051】ここで、ハイビジョン信号の1フレーム当
たりの有効ライン数は、1035本で、NTSC方式の
場合のそれは、483本である。そこで、ハイビジョン
信号からNTSC方式の信号に変換するとき、ライン数
を間引かなければならない。そして、間引き処理により
いわゆる折り返し歪みが生じないようにするために、こ
の例においては、後述のように垂直フィルタが用いられ
る。
【0052】サイドパネル方式の場合には、NTSC方
式の有効ライン数である483本が必要であるので、ラ
イン数はハイビジョン信号の約1/2にすれば良い。1
/2にする場合には、ハイビジョン信号の有効ラインの
内の966本をフレームメモリから読み出し、垂直フィ
ルタにより折り返し歪み除去のための処理をした後、そ
れを1/2に間引けばよい。なお、このとき、水平方向
は、表示に必要な領域のみを読み出せばよい。
【0053】この場合、その読み出し速度は、ハイビジ
ョン信号を再生出力として読み出す場合の約2倍の速度
にする必要がある。サイドパネル用読み出しアドレスコ
ントローラ407は、以上のサイドパネル方式の表示画
面方式のNTSC信号を得る場合の読み出し制御信号
を、オアゲート409を介してフレームメモリ38Mに
供給する。
【0054】一方、レターボックス方式の場合には、表
示用として必要なライン数は、ハイビジョン方式の10
35本の、例えば1/3の345本にすれば良い。そし
て、この場合には、ハイビジョン信号の有効ラインのす
べてが必要になるので、読み出し速度は、ハイビジョン
信号を再生出力として読み出す場合の約3倍の速度にす
る必要がある。レターボックス用読み出しアドレスコン
トローラ408は、以上のレターボックス方式の表示画
面方式のNTSC信号を得る場合の読み出し制御信号
を、オアゲート409を介してフレームメモリ38Mに
供給する。
【0055】それぞれの読み出し速度は、読み出しクロ
ック信号の周波数に従うもので、この例においては、基
準クロック発生回路402からの基準クロックが、HD
用読み出しクロック形成回路403、サイドパネル用読
み出しクロック形成回路404、レターボックス用読み
出しクロック形成回路405の、それぞれに供給され
る。
【0056】そして、HD用読み出しクロック形成回路
403の出力クロックがHD用読み出しアドレスコント
ローラ406に供給される。また、サイドパネル用読み
出しクロック形成回路404からは、HD用読み出しク
ロックの約2倍の周波数のクロックが得られ、これがサ
イドパネル用読み出しアドレスコントローラ407に供
給される。さらに、レターボックス用読み出しクロック
形成回路405からは、HD用読み出しクロックの約3
倍の周波数のクロックが得られ、これがレターボックス
用読み出しアドレスコントローラ408に供給される。
【0057】そして、セレクトスイッチによりハイビジ
ョン方式が選択されたときには、セレクト信号発生回路
41からのセレクト信号SE1により、HD用読み出し
アドレスコントローラ406のみがイネーブルとなる。
また、NTSC方式のサイドパネル方式が選択されたと
きには、セレクト信号発生回路41からのセレクト信号
SE2によりサイドパネル用読み出しアドレスコントロ
ーラ407のみがイネーブルとされる。さらに、NTS
C方式のレターボックス方式が選択されたときには、セ
レクト信号発生回路41からのセレクト信号SE3によ
りレターボックス用読み出しアドレスコントローラ40
8のみがイネーブルとされる。
【0058】フレームメモリ38Mから読み出されたデ
ジタル信号処理回路38の出力信号は、TDMデコーダ
42に供給される。このTDMデコーダ42では、TD
M信号から輝度信号、青及び赤の色差信号に変換する処
理(時間軸処理を含む)が行なわれる。そして、このT
DMデコーダ42からの輝度信号及び色差信号は、ドロ
ップアウト補正回路43に供給され、信号中にドロップ
アウトが検出されたときにはドロップアウト補正処理が
行われる。
【0059】このドロップアウト補正回路43からの輝
度信号データは、垂直ノンリニア・デ・エンファシス回
路44Yにより垂直方向のデ・エンファシス処理が行わ
れた後、スイッチ回路45Yに供給される。また、この
ドロップアウト補正回路43からの色差信号データは、
垂直ノンリニア・デ・エンファシス回路44Cにより垂
直方向のデ・エンファシス処理が行われた後、スイッチ
回路45Cに供給される。
【0060】これらスイッチ回路45Y及び45Cは、
セレクト信号発生回路41からの切り換え信号SW1に
より切り換えられ、再生出力としてハイビジョン方式の
信号を得るときには端子HD側に切り換えられ、NTS
C方式の信号を得るときには端子NT側に切り換えられ
る。
【0061】そして、再生出力としてハイビジョン方式
の信号を得る場合には、垂直ノンリニア・デ・エンファ
シス回路44Yからの輝度信号データは、スイッチ回路
45Yを介してD/Aコンバータ47Yに供給されてア
ナログ信号に戻され、ローパスフィルタ48Yを通じて
出力端子49Yに再生輝度信号Yが得られる。また、垂
直ノンリニア・デ・エンファシス44Cからの色差信号
データは、スイッチ回路45Cを介して垂直フィルタ4
6に供給される。そして、この垂直フィルタ46から青
の色差信号データと赤の色差信号データが得られ、それ
ぞれD/Aコンバータ47B及び47Rに供給されてア
ナログ信号に戻され、ローパスフィルタ48B及び48
Rを通じて出力端子49B及び49Rに、青及び赤の再
生色差信号PB及びPRが得られる。
【0062】また、再生出力としてNTSC方式の信号
を得る場合には、垂直ノンリニア・デ・エンファシス回
路44Yからの輝度信号データは、スイッチ回路45Y
を介して輝度信号についての走査線数変更手段としての
Yダウンコンバータ51Yに供給される。また、垂直ノ
ンリニア・デ・エンファシス回路44Cからの色差信号
データは、スイッチ回路45Cを介して色差信号につい
ての走査線数変更手段としてのCダウンコンバータ51
Cに供給される。これらダウンコンバータ51Y及び5
1Cには、セレクト信号形成回路41からの切り換え信
号SW2が供給され、サイドパネル方式の場合とレター
ボックス方式の場合とで、ハイビジョン方式からNTS
C方式にライン数変換するためのダウンコンバート方式
が切り換えられる。
【0063】そして、前述したように、これらダウンコ
ンバータ回路51Y及び51Cにおいて、輝度信号及び
色差信号のデータが、それぞれハイビジョン方式のもの
から、NTSC方式のサイドパルス方式あるいはレター
ボックス方式の画面表示方式のそれぞれのときのライン
数に合致するように間引かれる。
【0064】このとき、いわゆる折り返し歪みを除去す
るため、NTSC方式の各画面表示方式にするためのラ
インのデータは、ハイビジョン信号の複数ラインのデー
タから形成するように垂直フィルタ(垂直ローパスフィ
ルタ)が使用される。そして、この垂直フィルタにより
得られた結果のラインのデータについて間引き処理を行
って、それぞれの画面表示方式に合致した前記のライン
数にするものである。このため、ラインメモリがそれぞ
れのダウンコンバータ回路51Y及び51Cには必要と
なるが、これらラインメモリは、前述したように、垂直
ノンリニアエンファシス回路14,17,44Y,44
Cに備えられるラインメモリを兼用して、構成を簡略化
できるようにしている。この構成については後述する。
【0065】以上のようにしてYダウンコンバータ51
Yから得られた輝度信号データYnは、D/Aコンバータ
52Yによりアナログ信号に変換され、NTSC方式の
輝度信号がローパスフィルタ53Yを介してHD→NT
SCマトリクス回路54に供給される。
【0066】また、Cダウンコンバータ回路51Cから
の青及び赤の色差信号データCBn 及びCRn が、それぞれ
D/Aコンバータ52B及び52Rに供給されて、アナ
ログ信号に戻され、ローパスフィルタ53B及び53R
を介して青及び赤の色差信号PB及びPRがHD→NT
SCマトリクス回路54に供給される。そして、このマ
トリクス回路54の出力がNTSCエンコーダ55に供
給され、これよりNTSC方式のテレビジョン信号のビ
デオ信号が得られ、それが出力端子56に導出される。
【0067】以上のようにして、再生時にスイッチ45
Y及び45Cを切り換えることにより、ハイビジョン方
式のビデオ信号の再生出力を得る場合と、これをNTS
C方式に変換したビデオ信号を得ることができる。
【0068】そして、スイッチEEをオンにすることに
より、記録する入力信号を記録前に、モニター受像機で
モニターすることができる。このとき、スイッチ45Y
及び45Cを切り換えることにより、モニターする記録
入力信号は、ハイビジョン方式のビデオ信号として、ま
たは、これをNTSC方式に変換したビデオ信号として
出力することができるので、いずれの方式のモニター受
像機でもモニターすることができる。
【0069】[ダウンコンバータ回路の回路構成]前述
したように、ダウンコンバータ回路51Y及び51C
は、垂直ノンリニア・デ・エンファシス回路44Y及び
44Cのラインメモリを兼用した構成となっている。ま
た、この例の場合には、垂直ノンリニア・デ・エンファ
シス回路44Y及び44CがIIR型のデジタルフィル
タで構成されることから、このデ・エンファ回路をダウ
ンコンバータ回路51Y及び51Cでほぼ共用できるよ
うに工夫している。
【0070】すなわち、再生時にハイビジョン信号を出
力する時には、回路44Y及び44Cを垂直ノンリニア
・デ・エンファシス回路として使用し、NTSC方式の
信号を出力する場合には、ライン間引き処理用のIIR
型フィルタとして、使用して、回路44Y及び44Cを
エンファシス回路とダウンコンバータ回路とで共用する
ようにするものである。さらに、ラインメモリは記録系
の垂直ノンリニアエンファシス回路14及び17でも使
用されるので、この例の場合には、ラインメモリをこれ
ら回路14,17でも兼用できるように工夫している。
【0071】このラインメモリ兼用のダウンコンバータ
の構成を説明する前に、基本的なダウンコンバータの構
成例を図8に示す。この図8の例は、Yダウンコンバー
タ回路51Yにおいて、レターボックス方式の場合に選
択される回路構成の一例である。ライン間引きの垂直フ
ィルタは、一般的にはFIR型フィルタで構成される
が、この例では、IIR型のフィルタを用い、間引くラ
インの本数の割合によってIIR型のフィルタの帰還信
号をリセットするようにしている。
【0072】FIR型の垂直フィルタでは、タップ数に
応じてラインメモリが増加してしまうが、IIR型で
は、ラインメモリは1個で済み、回路規模を小さくでき
る利点がある。
【0073】すなわち、図8に示すように、入力端10
1を通じたハイビジョン信号の輝度信号データSi(図
10A)は、重み付け回路102により、1/2倍され
た後、加算回路103に供給される。この加算回路10
3の出力Smは、ラインメモリ104に供給されて、1
の期間だけ遅延される。このラインメモリ104の
出力は、重み付け回路105により、1/2倍された
後、スイッチ回路106を介して加算回路103に供給
される。
【0074】スイッチ回路106は、端子107からの
リセット信号SW(図10B)によりオン・オフ制御さ
れ、この例に場合には、3H期間毎に1Hの期間だ
け、周期的にオフとされ、リセットされる。したがっ
て、加算回路103からの加算出力は、図10Cに示す
ように、このスイッチ回路106がオフである1H
期間は、入力端子101からの入力信号Si(nライ
ン)が1/2倍された信号が得られる。
【0075】次のスイッチ回路106がオンとなる1H
期間では、ラインメモリ104から1H前の加算出
力信号1/2・Si(nライン)が得られるので、加算
回路の出力Smは、そのときの入力信号Si((n+
1)ライン)が1/2倍されたものと、重み付け回路1
05からの信号1/4・Si(nライン)との加算信号
となる。
【0076】さらに、スイッチ回路106がオンである
次の1Hの期間では、ラインメモリ104から加算信
号{1/2・Si((n+1)ライン)+1/4・Si
(nライン)}が得られるので、加算回路の出力Sm
は、そのときの入力信号Si(n+2)と、重み付け回
路105からの信号{1/4・Si((n+1)ライ
ン)+1/8・Si(n)}との加算信号となる。
【0077】そして、加算回路103の出力Smは、ラ
インメモリからなる時間軸伸長回路108に供給され
る。この時間軸伸長回路108のラインメモリには、端
子109からの書き込みイネーブル信号WEN (図10
E)が供給され、そのラインメモリが、オン・オフ信号
SWによりスイッチ回路106が、オフにされる直前の
1H期間だけ、書き込み可能とされる。そして、その
書き込み可能期間(図10の例では信号WEN のハイレベ
ル期間)において、端子110からの書き込みクロック
WCK (図10D)によりラインメモリに加算回路109
の出力が書き込まれ、これにより1/2ライン間引きが
行われる(図10F)。
【0078】そして、端子111からの読み出しクロッ
クRCK (図10G)により、約3倍に時間伸長されて、
輝度信号データ(図10H)が読み出され、NTSC方
式の水平周期に合致するようにされ、その読み出し出力
信号Soが出力端子112に導出される。
【0079】この図8の回路によれば、図9に示すよう
な1/3ライン間引きが行われることになる。すなわ
ち、ハイビジョン信号のNフィールドにおいては、図9
において左側の実線で示すハイビジョン信号の隣接する
3ラインずつに対してそれぞれ上記のような重み付けが
施されて垂直フィルタ処理が行われ、さらに1/3ライ
ン間引きが施されて、図9の中央において実線で示すよ
うな空間的位置にNTSC方式の信号のNフィールドの
ラインが得られる。
【0080】また、同様にして、ハイビジョン信号の
(N+1)フィールドにおいては、図9において、右側
の破線で示すハイビジョン信号の3ラインずつに対して
それぞれ図示のような重み付けが施されて垂直フィルタ
処理が行われ、さらに1/3ライン間引きが施されて、
図9の中央において破線で示すような空間的位置にNT
SC方式の信号の(N+1)フィールドのラインが得ら
れる。
【0081】以上のようにして、Yダウンコンバータ回
路51Yにおいて、輝度信号についてハイビジョン方式
の信号からNTSC方式に合致した信号への変換が行わ
れる。Cダウンコンバータ回路51Cにおいても、同様
にして垂直フィルタ処理及びライン数変換が行われる。
ただし、色差信号は、線順次信号であるので、垂直フィ
ルタには、2Hのラインメモリが用いられるものであ
る。
【0082】次に、垂直ノンリニアエンファシス回路及
び垂直ノンリニア・デ・エンファシス回路の一例を説明
する。
【0083】図11は垂直ノンリニアエンファシス回路
17の一例のブロック図である。すなわち、入力端子1
21からのハイビジョン信号の輝度信号は、そのまま減
算回路123及び加算回路126に供給されると共に、
ラインメモリからなる1Hの遅延回路122に供給さ
れる。この遅延回路122からの、1Hの期間遅延さ
れた入力輝度信号は、減算回路123に供給される。こ
の減算回路123からは、隣接するラインの信号の差、
したがって、高域成分が得られ、これがリミッタ回路1
24及び重み付け回路125(重み付け係数=kr)を
介して加算回路126に供給される。
【0084】したがって、加算回路126からは、入力
輝度信号に重み付け回路125からの高域信号が加算さ
れた信号、つまり垂直方向において高域が強調された輝
度信号が得られる。この加算回路126からの輝度信号
は、色差信号とのタイミングを調節するための時間軸補
正用のラインメモリ127を介して出力端子128に導
出される。
【0085】また、図12は、再生系の垂直ノンリニア
・デ・エンファシス回路44Yの回路構成例で、入力端
子131、遅延回路132、減算回路133、リミッタ
134、重み付け回路135、加算回路136、ライン
メモリ137及び出力端子138は、図11の回路構成
の入力端子121〜出力端子128にそれぞれ対応して
いる。そして、この図9の回路において、図8の回路と
異なるのは、入力端子131と遅延回路132との間に
加算回路139を設ける点と、重み付け回路135の出
力が加算回路136に供給されるだけでなく、加算回路
139にも帰還されて、IIR型のフィルタ構成とされ
る点である。なお、リミッタ回路124とリミッタ回路
134とは記録系用と、再生系用とで特性が変えられる
と共に、重み付け回路135の重み付け係数はkpとさ
れ、記録系の回路125の係数krとは異なるものであ
る。
【0086】この図12の回路構成により、垂直方向に
おいて高域を落とすデ・エンファシス処理がなされる。
【0087】次に、図13に垂直ノンリニア・デ・エン
ファシス回路44Yと、ダウンコンバータ回路51Yと
の共用構成の一例を示す。この例は、記録系の垂直ノン
リニアエンファシス回路14に使用するラインメモリの
兼用も行う回路構成となっている。
【0088】すなわち、記録系のA/Dコンバータ13
Yの出力信号が入力端子141Rを通じてスイッチ回路
143の端子REC に供給される。また、再生系のドロッ
プアウト補正回路43からの輝度信号データが、入力端
子141Pを介してスイッチ回路142の端子PBに供給
される。このスイッチ回路142は、記録時には端子RE
C に、再生時には端子PBに、それぞれ切り換えられる。
【0089】このスイッチ回路142の出力は、スイッ
チ回路144の端子HDに供給されると共に、重み付け係
数1/2の重み付け回路143を介してスイッチ回路1
44の端子NTに供給される。このスイッチ回路142
は、記録時及び再生時にハイビジョン方式で出力すると
きには端子HDに切り換えられ、再生時にNTSC方式で
出力するときには端子NTに切り換えられる。
【0090】このスイッチ回路144の出力は、再生時
にNTSC方式で出力するときにのみオフとされるスイ
ッチ回路145を介して減算回路148及び加算回路1
55に供給されると共に、加算回路146にそのまま供
給される。そして、加算回路146の出力は、ラインメ
モリ147により1H期間遅延された後、減算回路1
48に供給される。
【0091】減算回路148の出力は、リミッタ回路1
49R及び重み付け回路150R(重み付け係数kr)
を介してスイッチ回路151の端子REC に供給される。
減算回路148の出力は、リミッタ回路149P及び重
み付け回路150P(重み付け係数kp1)を介してス
イッチ回路151の端子PBに供給される。さらに、減算
回路148の出力は、そのままスイッチ回路151の端
子NTに供給される。スイッチ回路151は、記録時は端
子REC に切り換えられ、再生時にハイビジョン方式で出
力するときには端子HDに切り換えられ、再生時にNTS
C方式で出力するときには端子NTに切り換えられる。
【0092】このスイッチ回路151の出力は、加算回
路155に供給されると共に、再生時にオンとされるス
イッチ回路152を介して重み付け回路153P及び1
53NTに供給される。そして重み付け回路153Pの
出力はスイッチ回路154の端子HDに供給され、重み付
け回路153NTの出力はスイッチ回路154の端子NT
に供給される。このスイッチ回路154は、再生時にハ
イビジョン方式で出力するときには端子HDに切り換えら
れ、再生時にNTSC方式で出力するときには端子NTに
切り換えられる。そして、このスイッチ回路154の出
力が加算回路146に供給される。
【0093】そして、加算回路155の出力がリミッタ
回路156を介してスイッチ回路157の端子HDに供給
されると共に、そのままスイッチ回路157の端子NTに
供給される。このスイッチ回路157は、記録時及び再
生時にハイビジョン方式で出力するときには端子HDに切
り換えられ、再生時にNTSC方式で出力するときには
端子NTに切り換えられる。
【0094】スイッチ回路157の出力は、ラインメモ
リ158に供給される。このラインメモリ158には、
端子161から書き込みイネーブル信号WEN、端子16
2から書き込みクロックWCK 、端子163から読みだし
クロックRCK が、それぞれ供給される。これら信号WEN
及びクロックWCK 、RCK は、記録時と、再生時にハイビ
ジョン方式で出力するときと、再生時にNTSC方式で
出力するときとで、それぞれ所定のものに切り換えられ
る。このラインメモリ158から読み出された出力は、
出力端子159に導出され、記録時、再生時のハイビジ
ョン方式時、再生時のNTSC時のそれぞれの時に応じ
た後段の回路に供給される。
【0095】以上の構成の図13の回路は、スイッチ回
路142が端子RECに、スイッチ回路144が端子HD
に、スイッチ回路145がオン、スイッチ回路151が
端子REC に、スイッチ回路152がオフ、スイッチ回路
154及び157が端子HDに、それぞれ切り換えられた
ときには、図11に示した回路構成に等しくなり、記録
系の輝度信号に対する垂直ノンリニアエンファシス回路
14を構成する。
【0096】また、スイッチ回路142が端子PBに、ス
イッチ回路144が端子HDに、スイッチ回路145がオ
ン、スイッチ回路151が端子HDに、スイッチ回路15
2がオン、スイッチ回路154及び157が端子HDに、
それぞれ切り換えられたときには、図13の回路は、図
12に示した回路構成に等しくなり、再生系の輝度信号
に対する垂直ノンリニアエンファシス回路44Yを構成
する。
【0097】さらに、スイッチ回路142が端子PBに、
スイッチ回路144が端子NTに、スイッチ回路145が
オフ、スイッチ回路151が端子NTに、スイッチ回路1
52がオン、スイッチ回路154及び157が端子NT
に、それぞれ切り換えられたときには、図13の回路
は、図8に示した回路構成に等しくなり、再生系のYダ
ウンコンバータ51Yを構成する。
【0098】色差信号についての垂直ノンリニアエンフ
ァシス回路17及び44Cと、Cダウンコンバータ51
Cについても同様にして、2Hのラインメモリを兼用
することができる。
【0099】以上説明した図13の回路においては、再
生時、ハイビジョン信号を出力する時には、垂直ノンリ
ニア・デ・エンファシス回路として働き、NTSC方式
の信号を出力する時には、ハイビジョン方式からNTS
C方式への走査線数変更手段の間引き処理の際の垂直フ
ィルタとして働く。したがって、共用部分が多く、構成
を簡単にすることができると共に、コストダウンにな
る。しかも、この例の場合には、記録系の垂直ノンリニ
アエンファシス回路で使用するラインメモリも、兼用す
ることができるので、その効果は大きい。
【0100】以上のようにして、NTSC方式にするた
めのダウンコンバータ回路に使用する垂直デジタルフィ
ルタをIIR型で構成すると共に、このIIR型フィル
タの帰還データを、間引きライン数に応じてリセットす
ることにより、IIR型のフィルタ構成の垂直ノンリニ
ア・デ・エンファシスと共用することができる。例え
ば、サイドパネル方式の場合には、2ライン間引きによ
り走査線数変換が可能であるので、リセット信号SWに
より1H期間おきに帰還データのリセットをかけるよ
うな構成とすればよい。
【0101】ところで、この例の場合には、再生時に
は、図13の回路は、垂直ノンリニア・デ・エンファシ
ス回路とダウンコンバータ回路とで切り換えられるよう
にしたので、NTSC方式の信号の再生出力を得る時に
は、ノンリニア・デ・エンファシスがかからなくなる。
【0102】これに対して、NTSC方式の再生出力を
得る時には、デ・エンファシス量をハイビジョン信号に
対する垂直ノンリニア・デ・エンファシスのときよりも
増して垂直解像度を落とし、間引きフィルタの代わりと
するようにすれば、NTSC方式の信号を再生出力とし
て得る場合にも垂直ノンリニア・デ・エンファシスをか
けることができる。
【0103】この場合、垂直ノンリニア・デ・エンファ
シス回路44Y及び44Cを、ダウンコンバータのライ
ン間引き用垂直ローパスフィルタとするには、以下のよ
うにする。
【0104】 通常のノンリニアエンファシス、デ・
エンファシスでは、差分が小さい信号(振動が小振幅の
信号)に多くエンファシス量がかかるようにするため、
リミッタが設けられている。例えば、輝度信号Yの場
合、最大振幅差の3/64、色信号Cでは1/32以上
でエンファシスのかかる絶対量を一定にして相対的にエ
ンファシス量が小さくなるようにしている。つまり、エ
ンファシス側では振幅差の小さい部分にローパスフィル
タを多くかけ、デ・エンファシス側では振幅差の小さい
部分にローパスフィルタを多くかけていることになる。
したがって、ダウンコンバータ用として垂直の帯域を大
幅に落としたい場合、このリミッタのかからない範囲を
より広げるものである。
【0105】 上記だけでも帯域を落とすことがで
きるが、さらに調整するためには、差分値に掛ける重み
付け係数の値をもっと大きく(負値であるので、実際は
小さく)することにより、さらに帯域制限することがで
きる。
【0106】上記、の方式を複合して、ダウンコン
バータの間引きの仕方に応じて垂直ローパスフィルタを
構成することができる。この場合には、ラインメモリだ
けでなく、共用部分がより多くなる。また、NTSC方
式の信号を得る場合にも、垂直デ・エンファシスをかけ
ることができるものである。
【0107】なお、以上説明したすべての例は、ハイビ
ジョン方式からNTSC方式に変換する場合について説
明したが、ハイビジョン方式からPAL方式またはSE
CAM方式、その他のテレビジョン方式に変換する場合
にも、この発明は適用できるものである。
【0108】また、以上の例では、テレビジョン信号は
アナログ記録するようにしたが、デジタル記録する場合
にも適用できることはもちろんである。
【0109】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、ハイビジョン方式のビデオ信号を例えばNTSC方
式に変換する回路が記録再生装置に設けられているの
で、従来のようなハイビジョン方式→NTSC方式変換
アダプタを記録再生装置の他に用意する必要がない。
【0110】しかも、この発明によれば、ハイビジョン
信号を再生する際に使用するフレームメモリに対するア
ドレスを切り換えることにより、NTSC方式の信号に
変換するためにも利用しているので、構成が簡単になる
と共に、方式変換アダプタを別途用意する場合に比べて
安価になる。
【0111】さらに、この発明によれば、少なくとも再
生系の垂直デ・エンファシス回路のラインメモリを、例
えばハイビジョン方式からNTSC方式に変換して再生
出力として得る場合のラインコンバータの垂直フィルタ
用のラインメモリとしても兼用するので、構成の簡略化
及びコストダウンという点で、その効果は著しい。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による記録再生装置の一実施例の再生
系の一部のブロック図である。
【図2】この発明による記録再生装置の一実施例の再生
系の残部のブロック図である。
【図3】再生系の要部の一例のブロックである。
【図4】画像表示方式のサイドパネル方式を説明するた
めの図である。
【図5】画像表示方式のレターボックス方式を説明する
ための図である。
【図6】この発明による記録再生装置の一実施例に用い
る回転ヘッド装置を示す図である。
【図7】この発明による記録再生装置の一実施例の記録
系のブロック図である。
【図8】再生系のYダウンコンバータ51Yの一例のブ
ロック図である。
【図9】図8の例の変換動作を説明するために使用する
図である。
【図10】図8の例の変換動作を説明するためのタイム
チャートである。
【図11】垂直ノンリニアエンファシス回路の一例のブ
ロック図である。
【図12】垂直ノンリニア・デ・エンファシス回路の一
例のブロック図である。
【図13】ラインメモリを兼用して垂直ノンリニアエン
ファシス、デ・エンファシス及びダウンコンバータを実
現した場合の一実施例のブロック図である。
【図14】TDM波形を説明するための図である。
【図15】ハイビジョン信号の記録再生装置により形成
される記録トラックパターンを説明するための図であ
る。
【符号の説明】
1A,2A Aチャンネルの回転ヘッド 1B,2B Bチャンネルの回転ヘッド 13Y,13B,13R A/Dコンバータ 52Y,52B,52R D/Aコンバータ 22A,22B D/Aコンバータ 36A,36B A/Dコンバータ 45Y,45C スイッチ回路 14 垂直ノンリニアエンファシス 15 TDMエンコーダ 17 垂直ノンリニアエンファシス回路 18 デジタル信号処理回路 38 デジタル信号処理回路 40 アドレスコントローラ 41 セレクト信号発生回路 42 TDMデコーダ 38M フレームメモリ 44Y 輝度信号に対する垂直ノンリニア・デ・エンフ
ァシス回路 44C 色信号に対する垂直ノンリニア・デ・エンファ
シス回路 51Y Yダウンコンバータ 51C Cダウンコンバータ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1のテレビジョン方式のビデオ信号が
    デジタル信号処理により、エンファシスがかけられると
    共に、複数チャンネルの記録用信号に変換され、この複
    数チャンネルの記録用信号が記録媒体に記録され、この
    記録媒体からの複数チャンネルの再生信号から、デジタ
    ル信号処理によりデ・エンファシス処理されると共に、
    元の前記第1のテレビジョン方式のビデオ信号を再生す
    るための処理がなされる記録再生装置において、 前記再生時のデジタル信号処理の際に用いられるフレー
    ムメモリに対するデータの読み出しを制御する手段と、 このフレームメモリから読み出したビデオ信号データの
    走査線数を前記第1のテレビジョン方式のそれから、走
    査線数の少ない第2のテレビジョン方式用に変換させる
    走査線数変更手段とが設けられ、 この走査線数変更手段に用いられるラインメモリが、前
    記エンファシス処理のために使用されるラインメモリと
    兼用されるようになされたテレビジョン信号の記録再生
    装置。
JP3339935A 1991-11-28 1991-11-28 テレビジヨン信号の記録再生装置 Pending JPH05153547A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3339935A JPH05153547A (ja) 1991-11-28 1991-11-28 テレビジヨン信号の記録再生装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3339935A JPH05153547A (ja) 1991-11-28 1991-11-28 テレビジヨン信号の記録再生装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05153547A true JPH05153547A (ja) 1993-06-18

Family

ID=18332153

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3339935A Pending JPH05153547A (ja) 1991-11-28 1991-11-28 テレビジヨン信号の記録再生装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH05153547A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07336681A (ja) * 1994-06-08 1995-12-22 Matsushita Electric Ind Co Ltd 画像変換装置
WO2010073954A1 (en) * 2008-12-26 2010-07-01 Ricoh Company, Limited Image processing apparatus and on-vehicle camera apparatus

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07336681A (ja) * 1994-06-08 1995-12-22 Matsushita Electric Ind Co Ltd 画像変換装置
WO2010073954A1 (en) * 2008-12-26 2010-07-01 Ricoh Company, Limited Image processing apparatus and on-vehicle camera apparatus
US8854421B2 (en) 2008-12-26 2014-10-07 Ricoh Company, Limited Image processing apparatus and on-vehicle camera apparatus

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4719519A (en) Component video signal magnetic recording and reproducing apparatus including means for expanding and compressing luminance and color difference signals
JPH05153547A (ja) テレビジヨン信号の記録再生装置
JP2934081B2 (ja) 映像信号の記録再生装置
JPH05145886A (ja) テレビジヨン信号の記録再生装置
EP0486300B1 (en) Video signal processing apparatus
US5084766A (en) Video signal reproducing apparatus having page rolling prevention
JP2944851B2 (ja) 磁気記録再生装置
JPH06339107A (ja) スチルビデオ装置
JPH01318373A (ja) カラー画像信号記録装置
JPH01280988A (ja) 画像信号記録装置
JPH06197313A (ja) 磁気記録再生装置
JPH0232695A (ja) 磁気記録再生装置
JP2613277B2 (ja) 映像信号記録再生装置
JPH04302294A (ja) 映像信号記録再生装置
JP3042165B2 (ja) 色信号処理装置
JP2959329B2 (ja) 映像信号記録方法
JPH0530355B2 (ja)
JPH05122720A (ja) ハイビジヨン信号の記録再生方式
JP2931442B2 (ja) 映像信号の記録再生装置
JP2865288B2 (ja) 映像信号の合成録画装置
JPH01280973A (ja) 画像信号記録装置
JPS61240784A (ja) 磁気記録再生装置
JPH04302293A (ja) 映像信号記録再生装置
JPH02162991A (ja) 画像信号記録装置
JPH05145947A (ja) 映像信号記録再生装置