JP3156071U - ラック用支柱およびこれを用いたラック - Google Patents

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Abstract

【課題】製造コストを低減しながら、十分な強度を確保することができるラック用支柱を提供する。【解決手段】ラック用支柱10を、一枚の金属板材を角柱状になるように折り曲げ形成し、前記ラック用支柱10の一側面に、前記金属板材の両端部11,11が該側面よりも内側に没するように折り曲げられた折込部14,14を形成する。【選択図】図1

Description

本考案は、収納や保管するための物品棚や書架等のラック用の支柱に関するものである。
従来、収納や保管するための物品棚や書架等のラック用の支柱は、その側面にビーム等の部材を取り付けることにより、ラックを構成するものが知られている(特許文献1参照)。
また、このようなラック用支柱は、一般的に、支柱の側面に高さ方向に沿って開口する開口部を有する平面視C状のラック用支柱(図12のA,B参照)や、支柱の側面に開口部を有しない角柱形状のラック用支柱(図12のC,D参照)が知られている。
特許第4018285号
しかしながら、平面視C状のラック用支柱は、折り曲げ加工により平面視C状に形成され、支柱の側面に高さ方向に沿って開口する開口部を有するため、開口部を有する側面が他の側面に比較して低いものとなっていた。
また、角柱形状の支柱は、溶接によって接合し形成するため、製造コストが高くなる、という問題があった。
本考案は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、製造コストを低減しながら、十分な強度を確保することができるラック用支柱を提供することにある。
[1]収納保管するための物品棚や書架等のラックに組み込まれるラック用支柱であって、前記ラック用支柱は、一枚の金属板材を角柱状になるように折り曲げ形成され、前記ラック用支柱の一側面には、前記金属板材の両端部が該側面よりも内側に没するように折り曲げられた折込部が形成されていることを特徴とするラック用支柱。
[2]前記折込部は、前記ラック用支柱の一側面の幅方向中央部に配置されていることを特徴とする前項1記載のラック用支柱。
[3]前記ラック用支柱は、前記折込部が配置されている側面に、他部材を係止するための正面係止部が形成されていることを特徴とする前項1又は2に記載のラック用支柱。
[4]前記ラック用支柱は、前記折込部が配置されている側面に対向する側面に、他部材を係止するための背面係止部が形成されていることを特徴とする前項1〜3のいずれかに記載のラック用支柱。
[5]前項1〜4のいずれか1項に記載のラック用支柱を備えているラック。
前項[1]の考案によると、前記ラック用支柱を、一枚の金属板材を角柱状になるように折り曲げ形成し、前記ラック用支柱の一側面に、前記金属板材の両端部が該側面よりも内側に没するように折り曲げられた折込部を形成したため、溶接によって接合することなく、折り曲げ加工のみで形成できることにより、製造コストを低減することができる。また、金属部材の両端部を内側に折り曲げたため、両端部が配置さている側面についても高い強度を確保することができる。これにより、同側面を含む支柱の複数面にビームや棚等の部材を係止してラックを構成することもできる。
前項[2]の考案によると、前記折込部を、前記ラック用支柱の一側面の幅方向中央部に配置したため、折込部を中央に挟んだ左右の側面に、ビームや棚等の部材を取り付けることができる。
前項[3]の考案によると、前記折込部が配置されている側面に、他部材を係止するための正面係止部を形成したため、折込部が配置されている側面において、ビームや棚等を支持することができる。
前項[4]の考案によると、前記折込部が配置されている側面に対向する側面に、他部材を係止するための背面係止部を形成したため、折込部が配置されている側面に対向する側面において、ビームや棚等を支持することができる。
前項[5]の考案によると、前項1〜4のいずれか1項記載のラック用支柱を備えているラックとしたため、このラックについて上述したラック用支柱の効果を奏することができる。
図1は、本考案の一実施形態にかかるラック用支柱の斜視図である。 図2は、本考案の一実施形態にかかるラック用支柱の平面図である。 図3は、本考案の一実施形態にかかるラック用支柱の正面図である。 図4は、本考案の一実施形態にかかるラック用支柱の背面図である。 図5は、本考案の一実施形態にかかるラック用支柱の側面図である。 図6は、本考案の一実施形態にかかるラック用支柱の変形例を示す側面図である。 図7は、本考案の一実施形態にかかるラックの組立構成図である。 図8は、本考案の一実施形態にかかるラック用支柱に他部材が係止されている状態を説明する拡大図である。 図9は、本考案の一実施形態にかかるラック用支柱を組み込んだラックの斜視図である。 図10は、本考案の変形実施形態にかかるラック用支柱を組み込んだラックの斜視図である。 図11は、本考案の変形実施形態にかかるラック用支柱を示す説明図であり、(A)は折込部の形成された正面の幅が左右両側面の幅よりも幅広の支柱の平面図、(B)は折込部の形成された正面の幅が左右両側面の幅よりも幅狭の支柱の平面図、(C)は折込部が支柱の中央よりも左側面側に位置する支柱の平面図、(D)は折込部が支柱の中央よりも右側面側に位置する支柱の平面図、について示した図である。 図12は、従来のラック用支柱を示す説明図で、(A)は平面視C状のラック用支柱の斜視図、(B)は平面視C状のラック用支柱の平面図、(C)は角柱形状のラック用支柱の斜視図、(D)は角柱形状のラック用支柱の平面図、について示した図である。
次に、本考案の一実施形態について、図1〜図9を参照して以下に説明する。
図1は、本考案の一実施形態にかかるラック用支柱の斜視図である。図2は、本考案の一実施形態にかかるラック用支柱の平面図である。図3は、本考案の一実施形態にかかるラック用支柱の正面図である。図4は、本考案の一実施形態にかかるラック用支柱の背面図である。図5は、本考案の一実施形態にかかるラック用支柱の側面図である。図6は、本考案の一実施形態にかかるラック用支柱の変形例を示す側面図である。図7は、本考案の一実施形態にかかるラックの組立構成図である。図8は、本考案の一実施形態にかかるラック用支柱に他部材が係止されている状態を説明する拡大図である。図9は、本考案の一実施形態にかかるラック用支柱を組み込んだラックの斜視図である。
本実施形態のラック1は、収納保管するための物品棚や書架等のラック1であって、ラック用支柱10と、ビーム30と、つなぎ20と、棚40と、を組み立て構成されている。
図1〜図6に示すように、本実施形態のラック用支柱10は、収納保管するための物品棚や書架等のラック1に組み込んで使用するものである。このラック用支柱10は、一枚の金属板材を角柱状、すなわち正面、背面、右側面、左側面を有するように形成されている。この金属板材は、例えば鋼板から形成されている。また、この金属板材は、例えばロールフォーミング加工等による曲げ加工により形成されている。ラック用支柱10は、折込部14,14と、開口部13と、係止部120と、が形成されている。
図1,図2に示すように、折込部14,14は、ラック用支柱10の正面に形成されている。さらに、折込部14,14は、ラック用支柱10の幅方向中央部に形成されている。この折込部14,14は、金属板材の両端部11,11がラック用支柱10の正面の面壁12,12よりも内側に没するように折り曲げ形成されている。
また、ラック用支柱10の下方には、折込部14,14の形成されていない開口部13が形成されている。
図1〜図6に示すように、係止部120は、ラック用支柱10の正面に形成された正面係止部121と、ラック用支柱10の背面に形成された背面係止部123と、ラック用支柱10の右側面および左側面に形成された側面棚取付部125と、から構成されている。
図3に示すように、正面係止部121は、ラック用支柱10の正面に形成されている。この正面係止部121は、折込部14,14を中間に挟んで、左右それぞれに上下に2個形成され、合計4個の正面係止部121が形成されている。
また、この正面係止部121は、ラック用支柱10を形成する金属板材に貫通する孔を開けて形成されている。この正面係止部121は上部と下部からなる。正面係止部121の上部は、上方から下方に向かって孔の幅が平行になるように形成され、正面係止部121の下部は、上方から下方に向かって孔の幅が平行になるように形成されている。また、正面係止部121の上部と下部の中間付近では、この孔の幅が格段と幅狭になるように形成されている。
さらに、正面係止部121は、ラック用支柱10の下方にも形成されている。この正面係止部121は、折込部14,14を中間に挟んで、左右それぞれに上下に2個形成され、全部で4個の正面係止部121が形成されている。さらに、この正面係止部121の下方には、ロックピン50を挿通するための孔122が開口部13を中間に挟んで、左右に各1個形成されている。
図4に示すように、背面係止部123は、ラック用支柱10の背面に形成されている。この背面係止部123は、左右それぞれに上下に2個形成され、合計4個形成されている。また、この上下の背面係止部123の間には、ロックピン50を挿入するための孔124が形成されている。
この背面係止部123は、金属板材に貫通する孔を開けて形成されている。この背面係止部123は、上部と下部からなる。背面係止部123の上部は上方から下方に向かって孔の幅が狭くなるように形成されている。また、背面係止部123の下部は、上方から下方に向かって孔の幅が狭くなるように形成されている。また背面係止部123の上部と下部の中間付近では、この孔の幅が格段と幅狭になるように形成されている。また、この背面係止部123および孔124は、ラック用支柱10の背面の下方にも形成されている。
図5に示すように、側面棚取付部125は、ラック用支柱10の右側面および左側面に形成されている。この側面棚取付部125は、ラック用支柱10の幅方向中央部であって、高さ方向に沿って所定のピッチで複数形成されている。この側面棚取付部125・・・は、長方形状に形成されている。
また、図6に示すように、例えば側面係止部126は、ラック用支柱10の右側面および左側面に形成された側面棚取付部125のほかに、ラック用支柱10の上方と下方に、ビーム30や、その他の部材を係止するための側面係止部126を形成しても良い。詳述すると、この側面係止部126は、ラック用支柱10の上方には、合計2個の側面係止部126が形成され、ラック用支柱10の下方には、合計4個の側面係止部126が形成されている。また、この側面係止部126は、正面係止部121と同様の孔形状になるように形成されている。
図7〜図9に示すように、ビーム30は、ラック用支柱10の上方であって、ラック1の前方と後方に取り付けられる天ビーム31,31と、ラック用支柱10の上方であって、ラック1の中間に取り付けられる中央天ビーム32支柱と、ラック用支柱10の下方であって、ラック1の前方と後方に取り付けられる地ビーム33と、ラック用支柱10の下方であって、ラック1の中間に取り付けられる中央地ビーム34と、から構成されている。
天ビーム31には、長手方向の両端部にロックピン50を挿通するための孔31aが形成されている。地ビーム33には、長手方向の両端部にロックピン50を挿通するための孔33aが形成されている。また、中央天ビーム32には、長手方向の両端部にラック用支柱10の各係止部120に係止するための係止爪32aが形成されている。中央地ビーム34には、長手方向の両端部にラック用支柱10の各係止部120に係止するための係止爪34aが形成されている。
つなぎ20は、長手方向の両端部にラック用支柱10の各係止部120に係止するための係止爪20aが形成されている。
棚40は、棚板41と棚受け42とかなり、棚板41の両端部に棚受け42,42を係合して組み立てられている。また、この棚受け42,42には、ラック用支柱10に係止するため、外側に突出する係止爪42aが形成されている。
次に、ラックの組み立てについて説明する。
図7〜図9に示すように、ここでは、ラック用支柱10を前支柱10aと中支柱10bと後支柱10cとして使用する。前支柱10aと中支柱10bと後支柱10cは、所定間隔を置いて左側および右側それぞれに配置されている。前支柱10aと中支柱10bは、支柱の背面と正面とが向かい合うように配置され、後支柱10cと中支柱10bは、支柱の両端部11,11が形成されている正面が向かい合わせになるように配置されている。
前後に隣接する支柱間、すなわち前支柱10aと中支柱10bの間および中支柱10bと後支柱10cの間には、つなぎ20・・・が支柱の上方および下方にそれぞれ取り付けられている。支柱の正面係止部121には、つなぎ20の一方の係止爪20aが係止され、支柱の背面係止部123には、つなぎ20の他方の係止爪20aが係止されることにより、つなぎ20は取り付けられている。
また、左側のラック用支柱10・・・(前支柱10a、中支柱10b、後支柱10c)と右側のラック用支柱10・・・(前支柱10a、中支柱10b、後支柱10c)との間には、複数のビーム30と棚40が取り付けられている。
詳述すると、左側の前支柱10aと右側の前支柱10aの間には、上方に天ビーム31が下方に地ビーム33が取り付けられている。天ビーム31は、天ビーム31に形成された孔31aと、その孔31aに対応するラック用支柱10の背面に形成された孔124とに、天ビーム31の外側からロックピン50を挿通することにより、取り付けられている。また、地ビーム33は、地ビーム33に形成された孔33aと、その孔33aに対応するラック用支柱10の背面に形成された孔124とに、地ビーム33の外側からロックピン50を挿通することにより、取り付けられている。
また、同様の方法によって、左側の後支柱10cと右側の後支柱10cの間には、上方に天ビーム31が下方に地ビーム33が取り付けられている。
中支柱10bとして使用するラック用支柱10は、右側面および左側面に側面棚取付部125と側面係止部126とが形成されたものを採用している。左側の中支柱10bと右側の中支柱10bの間には、上方に中央天ビーム32が、下方に中央地ビーム34が取り付けられている。中央天ビーム32は、中央天ビーム32の係止爪32aが中支柱10bの係止部120に係止され、中支柱10bに取り付けられている。また、中央地ビーム34は、中央地ビーム34の係止爪34aが中支柱10bの係止部120に係止され、中支柱10bに取り付けられている。
また、各ラック用支柱10・・・の先には、天キャップ60・・・が取り付けられている。各ラック用支柱10・・・の底には、ベース70・・・が取り付けられている。以上によって、ラック1は組み立てられている。
本実施形態のラック用支柱は、次の利点がある。
すなわち、折込部14,14をラック用支柱10の正面に形成し、折込部14,14を、ラック用支柱10の幅方向中央部に形成し、この折込部14,14を、金属板材の両端部11,11がラック用支柱10の正面の面壁12よりも内側に没するように折り曲げ形成したため、溶接によって接合することなく、折り曲げ加工のみで形成できることにより、製造コストを低減することができる。また、金属部材の両端部11,11を内側に折り曲げたため、両端部11,11が配置さている側面についても高い強度を確保することができる。これにより、ラック用支柱10の正面を含むラック用支柱10の背面、右側面及び左側面にビーム30や棚40等の部材を係止してラック1を構成することもできる。
さらに、係止部120を、ラック用支柱10の正面に形成された正面係止部121と、ラック用支柱10の背面に形成された背面係止部123と、ラック用支柱10の右側面および左側面に形成された側面棚取付部125と、から構成したため、製造コストを低減しながら、ラック用支柱10の複数面に、つなぎ20やビーム30や棚40等のラック1を組み立てるために必要な部材を係止することができる。
さらに、正面係止部121を、折込部14,14を中間に挟んで、左右それぞれに上下に2個形成し、合計4個の正面係止部121を形成したため、製造コストを低減しながら、それらの部材を支持するための十分な強度を確保することができ、ビーム30や棚40等の部材を係止してラック1を構成することができる。
さらに、正面係止部121を、ラック用支柱10を形成する金属板材に貫通する孔を開けて形成し、正面係止部121の上部を、上方から下方に向かって孔の幅が平行になるように形成し、正面係止部121の下部を、上方から下方に向かって孔の幅が平行になるように形成し、また、正面係止部121の上部と下部の中間付近を、この孔の幅が格段と幅狭になるように形成したため、ビーム30や、つなぎ20等のラック1を組み立てるのに必要なその他の部材を容易かつ確実に係止することができる。
さらに、正面係止部121を、ラック用支柱10の下方にも形成し、この正面係止部121を、折込部14,14を中間に挟んで、左右それぞれに上下に2個形成し、全部で4個の正面係止部121を形成し、この正面係止部121の下方に、ロックピン50を挿通するための孔122を、開口部13を中間に挟んで、左右に各1個形成したため、ビーム30等のラック1を組み立てるのに必要なその他の部材を容易かつ確実に係止することができる。
さらに、ラック用支柱10の上方と下方に形成した背面係止部123を、左右それぞれに上下に2個形成し、合計4個形成し、この上下の背面係止部123の間に、ロックピン50を挿入するための孔124を形成したため、ビーム30等のラック1を組み立てるのに必要なその他の部材を容易かつ確実に係止することができる。
さらに、この背面係止部123を、金属板材に貫通する孔を開けて形成し、背面係止部123の上部を、上方から下方に向かって孔の幅が狭くなるように形成し、背面係止部123の下部を、上方から下方に向かって孔の幅が狭くなるように形成し、背面係止部123の上部と下部の中間付近を、この孔の幅が格段と幅狭になるように形成したため、ビーム30等のラック1を組み立てるのに必要なその他の部材を容易かつ確実に係止することができる。
さらに、側面棚取付部125を、ラック用支柱10の右側面および左側面に形成し、この側面棚取付部125を、ラック用支柱10の幅方向中央部であって、高さ方向に沿って所定のピッチで複数形成し、この側面棚取付部125・・・を、長方形状に形成したため、棚40等ラック1を組み立てるのに必要なその他の部材を容易に係止することができる。
さらに、ラック用支柱10の右側面および左側面に形成された側面棚取付部125のほかに、ラック用支柱10の上方と下方に、ビーム30や、その他の部材を係止するための側面係止部126を形成したため、棚40等の部材以外に、ビーム30等のラック1を組み立てるのに必要なその他の部材を容易に係止することができる。
さらに、ラック1を、ラック用支柱10とビーム30とつなぎ20と棚40とを組み立て構成したため、ラック用支柱10の有する効果を奏することができる。
以上、本考案を一実施形態に基づいて説明してきたが、本考案はこれに限定されるものではなく、以下のように構成しても良い。
(1)上記実施形態では、折込部14,14をラック用支柱10の幅方向中央に形成したが、本考案はこれに限定されるものではなく、図11の(A)に示すように、折込部14,14の形成された正面の幅が左右両側面の幅よりも幅広になるように金属板材を折り曲げて形成しても良く、図11の(B)に示すように、折込部14,14の形成された正面の幅が左右両側面の幅よりも幅狭になるように金属板材を折り曲げて形成しても良い。
さらに、図11の(C)に示すように、折込部14,14がラック用支柱10の中央よりも左側面側に位置するよう金属板材を折り曲げて形成しても良く、図11の(D)に示すように、折込部14,14がラック用支柱10の中央よりも右側面側に位置するよう金属板材を折り曲げて形成しても良い。さらに、両端部11,11を、ラック用支柱10の背面付近まで延長して形成しても良く、必ずしもラック用支柱10の正面付近に形成する必要はない。
(2)上記実施形態では、ラック1を6本のラック用支柱10・・・と複数のビーム30・・・と複数のつなぎ20・・・と複数の棚40・・・とを組み合わせて構成した、いわゆる複柱書架について説明してきたが、本考案はこれに限定されるものではなく、図10に示すラック8を構成するように組み込んでも良い。すなわち、この変形実施形態にかかるラック8は、いわゆる単柱書架に関するものである。このラック8には、2本のラック用支柱10が組み込まれている。このラック8に組み込まれるラック用支柱10は、ラック用支柱10の両端部11,11の形成されている正面が向かい合わせになるように配置されている。この配置されたラック用支柱10は、右側面および左側面に側面棚取付部125と側面係止部126とが形成されたものを採用している。なお、ここでは、必ずしも側面係止部126が形成されているラック用支柱10を使用する必要はなく、ラック用支柱10に取り付ける部材によって、係止部120の形状、位置、個数等を任意に選択可能である。また、その係止部120に係止される部材も任意に選択可能である。隣接するラック用支柱10の間には、上方に中央天ビーム32が、下方に中央地ビーム34が取り付けられている。すなわち、中央天ビーム32は、中央天ビーム32の係止爪32aをラック用支柱10の係止部120に係止され、ラック用支柱10に取り付けられている。また、中央地ビーム34は、中央地ビーム34の係止爪34aをラック用支柱10の係止部120に係止され、ラック用支柱10に取り付けられている。また、ラック用支柱10の両側面(右側面および左側面)には、棚板41と棚受け42とからなる棚40が複数(この実施形態では、片面では5個、両面では10個)取り付けられている。この棚40は、この棚受け42,42に形成さえた係止爪42aをラック用支柱10の側面の側面棚取付部125に係止され、取り付けられている。以上により、ラック8は組み立てられている。
(3)上記実施形態では、係止部120をラック用支柱10の正面に形成された正面係止部121と、ラック用支柱10の背面に形成された背面係止部123と、ラック用支柱10の右側面および左側面に形成された側面棚取付部125と、から構成したが、本考案はこれに限定されるものではなく、必ずしも正面係止部121と背面係止部123と側面棚取付部125とから構成する必要はなく、ラックの種類や支柱に取り付ける部材によって、これらの係止部を形成するか否か任意に選択可能である。
(4)上記実施形態では、正面係止部121を、折込部14,14を中間に挟んで、左右それぞれに上下に2個形成し、合計4個の正面係止部121を形成したが、本考案はこれに限定されるものではなく、この正面係止部121の位置、個数等は、ラックの種類や支柱に取り付ける部材によって任意に選択可能である。
(5)上記実施形態では、正面係止部121を、ラック用支柱10を形成する金属板材に貫通する孔を開けて形成し、正面係止部121の上部を、上方から下方に向かって孔の幅が平行になるように形成し、正面係止部121の下部を、上方から下方に向かって孔の幅が平行になるように形成し、また、正面係止部121の上部と下部の中間付近を、この孔の幅が格段と幅狭になるように形成したが、本考案はこれに限定されるものではなく、この正面係止部121の位置、形態等は、ラックの種類や、支柱に取り付ける部材によって任意に選択可能である。
(6)上記実施形態では、正面係止部121を、ラック用支柱10の下方にも形成し、この正面係止部121を、折込部14,14を中間に挟んで、左右それぞれに上下に2個形成し、全部で4個の正面係止部121を形成し、この正面係止部121の下方に、ロックピン50を挿通するための孔122を、開口部13を中間に挟んで、左右に各1個形成したが、本考案はこれに限定されるものではなく、この正面係止部121の位置、個数等は、ラックの種類や支柱に取り付ける部材によって任意に選択可能である。
(7)上記実施形態では、ラック用支柱10の上方と下方に形成された背面係止部123を、左右それぞれに上下に2個形成し、合計4個形成し、この上下の背面係止部123の間に、ロックピン50を挿入するための孔124を形成したが、本考案はこれに限定されるものではなく、この背面係止部123の位置、個数等は、ラックの種類や支柱に取り付ける部材によって任意に選択可能である。
(8)上記実施形態では、この背面係止部123を、金属板材に貫通する孔を開けて形成し、背面係止部123の上部を、上方から下方に向かって孔の幅が狭くなるように形成し、背面係止部123の下部を、上方から下方に向かって孔の幅が狭くなるように形成し、背面係止部123の上部と下部の中間付近を、この孔の幅が格段と幅狭になるように形成したが、本考案はこれに限定されるものではなく、この正面係止部121の形態等は、ラックの種類や支柱に取り付ける部材によって任意に選択可能である。
(9)上記実施形態では、側面棚取付部125を、ラック用支柱10の右側面および左側面に形成し、この側面棚取付部125を、ラック用支柱10の幅方向中央部であって、高さ方向に沿って所定のピッチで複数形成し、この側面棚取付部125・・・を、長方形状に形成したが、本考案はこれに限定されるものではなく、この側面棚取付部125の位置、個数等は、ラックの種類や支柱に取り付ける部材によって任意に選択可能である。
(10)上記実施形態では、ラック用支柱10の右側面および左側面に形成された側面棚取付部125のほかに、ラック用支柱10の上方と下方に、ビーム30や、その他の部材を係止するための側面係止部126を形成したが、本考案はこれに限定されるものではなく、この側面係止部126の位置、個数等は、ラックの種類や支柱に取り付ける部材によって任意に選択可能である。
1 ラック
10 ラック用支柱
11 両端部
14 折込部
120 正面係止部
140 背面係止部

Claims (5)

  1. 収納保管するための物品棚や書架等のラックに組み込まれるラック用支柱であって、
    前記ラック用支柱は、一枚の金属板材を角柱状になるように折り曲げ形成され、
    前記ラック用支柱の一側面には、前記金属板材の両端部が該側面よりも内側に没するように折り曲げられた折込部が形成されていることを特徴とするラック用支柱。
  2. 前記折込部は、前記ラック用支柱の一側面の幅方向中央部に配置されていることを特徴とする請求項1記載のラック用支柱。
  3. 前記ラック用支柱は、前記折込部が配置されている側面に、他部材を係止するための正面係止部が形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のラック用支柱。
  4. 前記ラック用支柱は、前記折込部が配置されている側面に対向する側面に、他部材を係止するための背面係止部が形成されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のラック用支柱。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載のラック用支柱を備えているラック。
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