JP3217824U - ダンボール製の構造物 - Google Patents

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Abstract

【課題】棚やインテリア等として使用でき、且つ所望のサイズや形状に拡張できる、ダンボール製の構造物を提供する。
【解決手段】ダンボール製の構造物1は、柱2、梁3、および接合部材4から構成され、柱2、梁3、および接合部材4は、中空の角柱状のダンボールから構成されている。接合部材4は、柱2および/または梁3を挿入するための2つ以上の開放部と、構造物1の強度を高めるための略三角形状の強化部とを備える。柱2は、外柱と内柱から構成され、内柱の外径は、外柱の内径よりも小さく、外柱は、長手方向の所要間隔毎に挿入口を少なくとも1つ有し、複数の外柱の同じ高さにおいて、挿入口に棚受を挿入することにより、棚受の上面に棚板5を載せることができる。
【選択図】図1

Description

本考案は、ダンボール製の構造物に関する。
より詳しくは、棚やインテリア等として使用でき、且つ所望のサイズや形状に拡張できる、中空の角柱状のダンボールから構成される柱、梁、および接合部材から構成されるダンボール製の構造物に関する。
従来から、組み立てや解体が容易である、リサイクル可能である等の利点から、スーパー等の陳列棚や子供を対象としたリサイクル可能な組立式家具等にダンボールが用いられている。
例えば特許文献1には、廃棄物扱いされているダンボール箱を商品陳列棚として利用するために、1個又は複数個のダンボール箱を組み合わせてなる陳列棚が開示されている。
より具体的には、特許文献1に開示されている1個又は複数個のダンボール箱を組み合わせてなる陳列棚は、各ダンボール箱が立方体又は直方体の形状を有し、かつ、奥行きの中間より手前側の位置にカットテープにより前後2個に分離可能に接続されている構造を有するものを用い、カットテープの剥離によって分離された前側半分と後側半分の一方若しくは双方が、前後又は左右或いは上下に適宜組み合わされて、手前側若しくは裏側に開放された陳列面を構成したことを特徴としている。
例えば特許文献2には、子供を対象としたリサイクル可能なダンボール製組立式家具が開示されている。
より具体的には、特許文献2に開示されているダンボール製組立式家具は、少なくとも2枚のダンボール平板から成る相互に所望の角度を介して当接合されている直立壁部材と、直立壁部材の少なくとも一部に当接合される少なくとも1つの端縁部を有する少なくとも1枚のダンボール平板からなる水平棚板部とから構成されている枠体部を含んで構成されていることを特徴としている。
実開平6−81361号 実用新案登録第3212009号
上述の通り、陳列棚や家具等にダンボール製の構造物が用いられている。
しかしながら、従来のダンボール製の構造物は、特定の形状の陳列棚や家具にしかならず、用途に合わせてサイズや形状を変更することができず、拡張性が乏しく、様々な用途に同じダンボール製の構造物を用いることができないという問題があった。
本考案は、上記したような従来技術の問題点を解決すべくなされたものであって、棚やインテリア等として使用でき、且つ所望のサイズや形状に拡張できる、中空の角柱状のダンボールから構成される柱、梁、および接合部材から構成されるダンボール製の構造物を提供するものである。
請求項1に係る考案は、柱、梁、および接合部材から構成され、
前記柱、前記梁、および前記接合部材は、中空の角柱状のダンボールから構成されていることを特徴とする、ダンボール製の構造物に関する。
請求項2に係る考案は、前記接合部材は、前記柱および/または前記梁を挿入するための2つ以上の開放部と、
前記構造物の強度を高めるための略三角形状の強化部と
を備えることを特徴とする、請求項1に記載のダンボール製の構造物に関する。
請求項3に係る考案は、前記外柱は、長手方向の所要間隔毎に挿入口を少なくとも1つ有し、
複数の前記外柱の同じ高さにおいて、前記挿入口に棚受を挿入することにより、前記棚受の上面に棚板を載せることができることを特徴とする、請求項1または2に記載のダンボール製の構造物に関する。
請求項4に係る考案は、前記棚受は、前記外柱の前記挿入口に挿入される挿入部を有し、
前記挿入部の少なくとも一部は円弧状であり、
前記挿入口に挿入された際に、前記外柱の内側に引っ掛かる内ストッパーと、前記外柱の外側に引っ掛かる外ストッパーが設けられており、
前記内ストッパーは、前記挿入口に挿入された際に前記外柱の内側に沿う形状であり、
前記外ストッパーは、前記挿入口に挿入された際に前記外柱の外側に沿う形状であり、
前記棚受の上面は、前記挿入口に挿入された際に前記外柱の側面に対して略垂直となることを特徴とする、請求項3に記載のダンボール製の構造物に関する。
請求項5に係る考案は、前記柱は、外柱と内柱から構成され、
前記内柱の外径は、前記外柱の内径よりも小さく、
前記内柱は、前記外柱の内側に挿入されることにより、前記柱の長さを延長することができ、
前記内柱は、前記外柱の内側に設けられた柱ストッパーにより前記外柱に固定されることを特徴とする、請求項1乃至4のいずれか1項に記載のダンボール製の構造物に関する。
請求項6に係る考案は、前記梁は、外梁と内梁から構成され、
前記内梁の外径は、前記外梁の内径よりも小さく、
前記内梁は、前記外梁の内側に挿入されることにより、前記梁の長さを延長することができ、
前記内梁は、前記外梁の内側に設けられた梁ストッパーにより前記外梁に固定されることを特徴とする、請求項1乃至5のいずれか1項に記載のダンボール製の構造物に関する。
請求項1に係る考案によれば、ダンボール製の構造物が、柱、梁、および接合部材から構成され、柱、梁、および接合部材は、中空の角柱状のダンボールから構成されているため、柱、梁、および接合部材を組み合わせることにより、所望のサイズや形状を有し、棚やインテリア等として使用できるダンボール製の構造物を提供することができる。
請求項2に係る考案によれば、接合部材は、柱および/または梁を挿入するための2つ以上の開放部と、構造物の強度を高めるための略三角形状の強化部とを備えているため、より頑丈なダンボール製の構造物を提供することができる。
請求項3に係る考案によれば、外柱は、長手方向の所要間隔毎に挿入口を少なくとも1つ有し、複数の外柱の同じ高さにおいて、挿入口に棚受を挿入することにより、棚受の上面に棚板を載せることができるため、所望の高さで所望の数の棚板を有するダンボール製の構造物を提供することができる。
請求項4に係る考案によれば、棚受は、外柱の挿入口に挿入される挿入部を有し、挿入部の少なくとも一部は円弧状であり、挿入口に挿入された際に、外柱の内側に引っ掛かる内ストッパーと、外柱の外側に引っ掛かる外ストッパーが設けられており、内ストッパーは、挿入口に挿入された際に外柱の内側に沿う形状であり、外ストッパーは、挿入口に挿入された際に外柱の外側に沿う形状であり、棚受の上面は、挿入口に挿入された際に外柱の側面に対して略垂直となるため、棚受を安定且つ強固に外柱に設置できるため、ダンボール製の構造物により安定に棚板を設置することができる。
請求項5に係る考案によれば、柱は、外柱と内柱から構成され、内柱の外径は、外柱の内径よりも小さく、内柱は、外柱の内側に挿入されることにより、柱の長さを延長することができ、内柱は、外柱の内側に設けられた柱ストッパーにより外柱に固定されるため、柱の長さを所望の長さとすることができ、より容易に所望のサイズや形状を有するダンボール製の構造物を提供することができる。
請求項6に係る考案によれば、梁は、外梁と内梁から構成され、内梁の外径は、外梁の内径よりも小さく、内梁は、外梁の内側に挿入されることにより、梁の長さを延長することができ、内梁は、外梁の内側に設けられた梁ストッパーにより外梁に固定されるため、梁の長さを所望の長さとすることができ、より容易に所望のサイズや形状を有するダンボール製の構造物を提供することができる。
本考案に係るダンボール製の構造物の一例を示す概略正面図である。 本考案に係るダンボール製の構造物の柱の一例を示し、内柱を介して外柱を連結し、柱を延長する様子を示す概略斜視図である。 本考案に係るダンボール製の構造物の外柱の一例を示し、外柱を組み立てる前の様子を示す概略平面図である。 本考案に係るダンボール製の構造物の接合部材の一例を示し、接合部材を組み立てる前の様子を示す概略平面図である。 本考案に係るダンボール製の構造物の強化部の一例を示す概略平面図である。 本考案に係るダンボール製の構造物の接合部材の一例を示す概略斜視図であって、(a)は強化部を備えていない接合部材の一例を示す概略斜視図であり、(b)は強化部を備えている接合部材の一例を示す概略斜視図である。 本考案に係るダンボール製の構造物の棚受の一例を示す概略平面図である。 本考案に係るダンボール製の構造物の外柱に棚受を設置した様子を示す説明図である。 本考案に係るダンボール製の構造物のその他の例を示す概略斜視図である。 本考案に係るダンボール製の構造物のその他の例の梁の連結構造を示す説明図である。
以下、本考案に係るダンボール製の構造物の好適な実施形態について、添付図面を参照しながら説明する。
図1は、本考案に係るダンボール製の構造物の一例を示す概略正面図である。
図1に示す如く、本考案に係るダンボール製の構造物(1)は、柱(2)、梁(3)、および接合部材(4)から構成されている。
柱(2)、梁(3)、および接合部材(4)は、夫々中空の角柱状のダンボールから構成されている。
柱(2)、梁(3)、および接合部材(4)が夫々中空の角柱状のダンボールから構成されていることにより、軽量且つ優れた強度を有するダンボール製の構造物とすることができる。
尚、ダンボール製の構造物(1)は、柱(2)、梁(3)、および接合部材(4)以外の構成要素を備えていても良い。
柱(2)、梁(3)、および接合部材(4)以外の構成要素は特に限定されないが、例えば、柱(2)、梁(3)、および接合部材(4)をより強固に連結するための留め具や、引き出し、壁材等が挙げられる。
図1に示すダンボール製の構造物(1)の一例は棚である。
図1に示す如く、接合部材(4)を介して柱(2)および梁(3)を連結することにより棚の枠を形成する。
そして、柱(2)と柱(2)の間に棚板(5)を設けることにより棚を形成する。
また、図1に示す如く、ダンボール製の構造物(1)は棚板(5)以外にも、収納スペースとして引き出し(8)等が設けられていても良い。
このように構成されたダンボール製の構造物(1)は、所望の物品(P)を棚板(5)に載置することができる。また、引き出し(8)が設けられている場合は、所望の物品(P)を引き出し(8)内に収納することができる。
尚、図1に示す棚のダンボール製の構造物(1)は一例であって、本考案に係るダンボール製の構造物(1)は図1に示す棚に限定されるものではなく、中空の角柱状のダンボールから構成されている柱(2)、梁(3)、および接合部材(4)を用いて組み立てられたダンボール製の構造物であれば良く、例えば、棚等のインテリア、展示会のブース、商品棚等が挙げられる。
図2は、本考案に係るダンボール製の構造物の柱の一例を示し、内柱を介して外柱を連結し、柱を延長する様子を示す概略斜視図である。
図2に示す如く、本考案に係るダンボール製の構造物(1)の柱(2)は、外柱(21)と内柱(22)から構成されている。
外柱(21)は、中空の角柱状を呈しており、後述する棚受(7)を挿入するための挿入口(21D)を備えている(図2の(a)参照)。
外柱(21)の内径は、内柱(22)の外径よりも大きく、外柱(21)の内部空間(内側)に内柱(22)を挿入することができる大きさである。
言い換えれば、内柱(22)の外径は、外柱(21)の内径よりも小さく、外柱(21)の内部空間に挿入されることができる大きさである。
内柱(22)が外柱(21)の内部空間に挿入されることにより、内柱(22)を連結部材として、2つの外柱(21)を連結することができ、柱(2)の長さを延長することができる(図2の(b)および図2の(c)参照)。
図3は、本考案に係るダンボール製の構造物の外柱の一例を示し、外柱を組み立てる前の様子を示す概略平面図である。
図3に示す如く、外柱(21)は、複数の折り曲げ部(21A)と、折り曲げ部(21A)を折り曲げた際に外柱(21)の形状を中空の角柱状に固定するための雄部(21B)と雌部(21C)と、挿入口(21D)と、柱ストッパー(21E)とを備えている。
尚、外柱(21)の組み立てる前の形状は図3に示す形状に限定されるものではなく、外柱(21)を中空の角柱状に形成できる形状であればいかなる形状であっても良い。
柱ストッパー(21E)は、外柱(21)の少なくとも一端側に設けられており、外柱(21)の内側方向に突出している。
より具体的には、柱ストッパー(21E)は、柱ストッパー(21E)が設けられた部分の外柱(21)の内径が内柱(22)の外径よりも小さくなるように突出している。
これにより、内柱(22)を外柱(21)の内部空間に挿入した際に、内柱(22)が柱ストッパー(21E)に接触し、内柱(22)が必要以上に外柱(21)の内部空間に挿入されることを防止でき、内柱(22)を外柱(21)に固定することができる。
複数の折り曲げ部(21A)は、外柱(21)の形状を中空の角柱状とするために設けられている。
尚、複数の折り曲げ部(21A)の構造は特に限定されず、外柱(21)の形状を中空の角柱状にできる構造であればいかなるものであってもよく、例えば、外柱(21)の製造時に力をかけて折り目を形成したもの、薄肉部を形成したもの、あるいはノッチや切り欠きを形成したものでも良い。
雄部(21B)と雌部(21C)は、折り曲げ部(21A)を折り曲げた際に外柱(21)の形状を中空の角柱状に固定するために設けられている。
図3に示す雄部(21B)と雌部(21C)は、折り曲げ部(21A)を折り曲げた際に雄部(21B)を雌部(21C)に挿入することによって、折り曲げ部(21A)を折り曲げた際に外柱(21)の形状を中空の角柱状に固定する。
尚、雄部(21B)と雌部(21C)の構造は特に限定されず、折り曲げ部(21A)を折り曲げた際に外柱(21)の形状を中空の角柱状に固定することができる構造であればいかなるものであっても良い。
また、雄部(21B)と雌部(21C)を設けずに、接着剤等により張り合わせて外柱(21)の形状を中空の角柱状に固定しても良い。
挿入口(21D)は、外柱(21)の長手方向の所要間隔毎に少なくとも1つ設けられている。
尚、本明細書において、所要間隔とは、挿入口(21D)同士の間隔が均等または不均等のいずれであっても良い。
挿入口(21D)に後述する棚受(7)を挿入することにより、棚受(7)の上面(71)に棚板(5)を載せることができる。
尚、ダンボール製の構造物(1)に棚板(5)を設けない場合、挿入口(21D)は設けなくても良い。
尚、内柱(22)は、柱ストッパー(21E)が設けられていないこと、および外径が外柱(21)の内径よりも小さいこと以外は上述した外柱(21)と同様の構造である。
梁(3)は、上述した柱(2)と同じ構造を有している。
すなわち、梁(3)は、外柱(21)と同じ構造の外梁(31)と内柱(22)と同じ構造の内梁(32)から構成されている(図10の(a)参照)。
内梁(32)は、中空の角柱状を呈している。
外梁(31)の内径は、内梁(32)の外径よりも大きく、外梁(31)の内部空間(内側)に内梁(32)を挿入することができる大きさである。
言い換えれば、内梁(32)の外径は、外梁(31)の内径よりも小さく、外梁(31)の内部空間に挿入されることができる大きさである。
内梁(32)が外梁(31)の内部空間に挿入されることにより、内梁(32)を連結部材として、2つの外梁(31)を連結することができ、梁(3)の長さを延長することができる。
また、梁(3)は、柱ストッパー(21E)と同じ構造の梁ストッパー(図示せず)を備えている。
梁ストッパーは、外梁(31)の少なくとも一端側に設けられており、外柱梁(31)の内側方向に突出している。
より具体的には、梁ストッパーは、梁ストッパーが設けられた部分の外梁(31)の内径が内梁(32)の外径よりも小さくなるように突出している。
これにより、内梁(32)を外梁(31)の内部空間に挿入した際に、内梁(32)が梁ストッパーに接触し、内梁(32)が必要以上に外梁(31)の内部空間に挿入されることを防止でき、内梁(32)を外梁(31)に固定することができる。
尚、本明細書中において、梁(3)とは、ダンボール製の構造物(1)の柱(2)に対して略垂直方向に設けられた部材のことをいう。
図4は、本考案に係るダンボール製の構造物の接合部材の一例を示し、接合部材を組み立てる前の様子を示す概略平面図である。
図4に示す如く、接合部材(4)は、複数の折り曲げ部(41)と、挿入口(42)と、切れ目(43)とを備えている。
尚、接合部材(4)の組み立てる前の形状は図4に示す形状に限定されるものではなく、接合部材(4)を中空の角柱状に形成できる形状であればいかなる形状であっても良い。
図6に示す如く、接合部材(4)は、柱(2)および/または梁(3)を挿入するための2つ以上の開放部(44)を備えている。
接合部材(4)の形状は図6に示される形状に限定されるものではなく、例えば図1や図10に図示される形状等、柱(2)および/または梁(3)を所望の位置関係で連結することができる形状であればいかなる形状であっても良い。
また、接合部材(4)は、その強度を高めるために、後述する略三角形状の強化部(6)を備えていることが望ましい。
複数の折り曲げ部(41)は、接合部材(4)の形状を中空の角柱状とするために設けられている。
尚、複数の折り曲げ部(41)の構造は特に限定されず、接合部材(4)の形状を中空の角柱状にできる構造であればいかなるものであってもよく、例えば、接合部材(4)の製造時に力をかけて折り目を形成したもの、薄肉部を形成したもの、あるいはノッチや切り欠きを形成したものでも良い。
挿入口(42)は、接合部材(4)と柱(2)の連結をより強固にするために用いられる留め具(図示せず)を挿入するために設けられている。
尚、本考案に係るダンボール製の構造物(1)は、留め具を用いずとも接合部材(4)と柱(2)を強固に連結することができるため、挿入口(42)は設けても設けなくても良い。
切れ目(43)は、接合部材(4)を所望の形状に形成するために任意で設けられる。
切れ目(43)を設けなくとも接合部材(4)を所望の形状に形成できる場合、切れ目(43)は設けなくても良い。
図5は、本考案に係るダンボール製の構造物の強化部の一例を示す概略平面図である。
図5に示す如く、強化部(6)は、平面視略三角形状を呈しており、折り曲げ部(61)を備えている。
強化部(6)を、接合部材(4)に取り付けることで、接合部材(4)の強度を増加させることができるため、ダンボール製の構造物(1)の強度を増加させることができる。
図6は、本考案に係るダンボール製の構造物の接合部材の一例を示す概略斜視図であって、(a)は強化部を備えていない接合部材の一例を示す概略斜視図であり、(b)は強化部を備えている接合部材の一例を示す概略斜視図である。
図6の(a)に示す如く、接合部材(4)はダンボールを折りたたむことにより形成されるため、開放部(44)以外にも開口(45)が形成される。
開口(45)が存在すると、接合部材(4)の強度が低下し、ダンボール製の構造物(1)全体の強度が低下してしまう。
強化部(6)は、この開口(45)による強度の低下を防止し、ダンボール製の構造物(1)全体の強度を増加させるために、開口(45)に取り付けられる(図6の(b)参照)。
尚、強化部(6)の形状は特に限定されず、接合部材(4)に形成された開口(45)の形状に合わせた形状とすることができる。
図7は、本考案に係るダンボール製の構造物の棚受の一例を示す概略平面図である。
棚受(7)は、外柱(21)の挿入口(21D)に挿入される挿入部(72)を有し、挿入口(21D)に挿入された際に、外柱(21)の内側に引っ掛かる内ストッパー(73)と、外柱(21)の外側に引っ掛かる外ストッパー(74)と、外柱(21)の側面に対して略垂直となる上面(71)が設けられている。
挿入部(72)の少なくとも一部は円弧状であることが望ましい。
挿入部(72)の少なくとも一部が円弧状であることにより、より容易に棚受(7)を外柱(21)の挿入口(21D)に挿入する、あるいは挿入口(21D)から取り出すことができる。
内ストッパー(73)は、棚受(7)を外柱(21)の挿入口(21D)に挿入した際に、外柱(21)の内側に沿う形状であることが望ましい。
これにより、外柱(21)の挿入口(21D)に挿入した棚受(7)が意図せず外れてしまうことを防止することができる。
外ストッパー(74)は、棚受(7)を外柱(21)の挿入口(21D)に挿入した際に、外柱(21)の外側に沿う形状であることが望ましい。
これにより、外柱(21)の挿入口(21D)に挿入した棚受(7)が意図せず外れてしまうことを防止することができる。
棚板(5)は、棚受(7)の上面(71)上に安定して載置することができるように、その下面に棚受(7)に対応する溝(すなわち、棚受(7)の上面(71)に嵌る溝)を有することが望ましい。
しかしながら、棚板(5)の形状はこれに限定されず、棚受(7)の上面(71)上に安定して載置することができる形状であればいかなる形状であっても良い。
図8は、本考案に係るダンボール製の構造物の外柱に棚受を設置した様子を示す説明図である。
図8に示す如く、棚受(7)が内ストッパー(73)と外ストッパー(74)とを備えることにより、外柱(21)に設置された棚受(7)が意図せず外れてしまうことを防止できる。
尚、内ストッパー(73)と外ストッパー(74)の形状は図8に示された形状に限定されず、棚受(7)を外柱(21)の挿入口(21D)に挿入した際に、棚受(7)が意図せず外れてしまうことを防止できる形状であればいかなる形状であっても良い。
図8に示す如く、棚受(7)の上面(71)は、棚受(7)を外柱(21)の挿入口(21D)に挿入した際に、外柱(21)の側面に対して略垂直に位置するように設けられている。
これにより、容易且つ安定に棚板(5)をダンボール製の構造物(1)に配することができる。
図9は、本考案に係るダンボール製の構造物のその他の例を示す概略斜視図であり、図10は、本考案に係るダンボール製の構造物のその他の例の梁の連結構造を示す説明図である。
図9に示すダンボール製の構造物(1)のその他の例は、柱(2)、梁(3)、および接合部材(4)から形成されたアーチ型の梁部分を備える構造物である。
図10の(a)及び図10の(b)に示す如く、所望の角度に設定された略くの字状の内梁(32)を用いて、外梁(31)同士を連結することにより、所望の角度で梁部分を形成することができる。
このように、内梁(32)の角度を調節することにより、所望の角度で外梁(31)を連結でき、所望の形状の梁(3)を形成することができる。
このように、柱(2)、梁(3)、および接合部材(4)の形状を適宜変更することにより、ダンボール製の構造物(1)を、図1に示すような棚等のインテリアから図9に示すようなアーチ型の梁部分を備える構造物等にすることができ、所望のサイズや形状を有し、棚等のインテリア、展示会のブース、商品棚等として使用できるダンボール製の構造物を提供することができる。
本考案に係るダンボール製の構造物は、柱、梁、および接合部材から構成され、柱、梁、および接合部材は、中空の角柱状のダンボールから構成されているため、柱、梁、および接合部材を組み合わせることにより、所望のサイズや形状を有し、棚やインテリア等として使用できるダンボール製の構造物を提供することができる。
それゆえに、例えば、棚等のインテリア、展示会のブース、商品棚等に好適に使用される。
1 ダンボール製の構造物
2 柱
21 外柱
21D 挿入口
21E 柱ストッパー
22 内柱
3 梁
31 外梁
32 内梁
4 接合部材
44 開放部
5 棚板
6 強化部
7 棚受
71 上面
72 挿入部
73 内ストッパー
74 外ストッパー
8 引き出し
請求項3に係る考案は、前記柱は、外柱と内柱から構成され、
前記内柱の外径は、前記外柱の内径よりも小さく、
前記外柱は、長手方向の所要間隔毎に挿入口を少なくとも1つ有し、
複数の前記外柱の同じ高さにおいて、前記挿入口に棚受を挿入することにより、前記棚受の上面に棚板を載せることができることを特徴とする、請求項1または2に記載のダンボール製の構造物に関する。
請求項3に係る考案によれば、柱は、外柱と内柱から構成され、内柱の外径は、外柱の内径よりも小さく、外柱は、長手方向の所要間隔毎に挿入口を少なくとも1つ有し、複数の外柱の同じ高さにおいて、挿入口に棚受を挿入することにより、棚受の上面に棚板を載せることができるため、所望の高さで所望の数の棚板を有するダンボール製の構造物を提供することができる。


Claims (6)

  1. 柱、梁、および接合部材から構成され、
    前記柱、前記梁、および前記接合部材は、中空の角柱状のダンボールから構成されていることを特徴とする、ダンボール製の構造物。
  2. 前記接合部材は、前記柱および/または前記梁を挿入するための2つ以上の開放部と、
    前記構造物の強度を高めるための略三角形状の強化部と
    を備えることを特徴とする、請求項1に記載のダンボール製の構造物。
  3. 前記外柱は、長手方向の所要間隔毎に挿入口を少なくとも1つ有し、
    複数の前記外柱の同じ高さにおいて、前記挿入口に棚受を挿入することにより、前記棚受の上面に棚板を載せることができることを特徴とする、請求項1または2に記載のダンボール製の構造物。
  4. 前記棚受は、前記外柱の前記挿入口に挿入される挿入部を有し、
    前記挿入部の少なくとも一部は円弧状であり、
    前記挿入口に挿入された際に、前記外柱の内側に引っ掛かる内ストッパーと、前記外柱の外側に引っ掛かる外ストッパーが設けられており、
    前記内ストッパーは、前記挿入口に挿入された際に前記外柱の内側に沿う形状であり、
    前記外ストッパーは、前記挿入口に挿入された際に前記外柱の外側に沿う形状であり、
    前記棚受の上面は、前記挿入口に挿入された際に前記外柱の側面に対して略垂直となることを特徴とする、請求項3に記載のダンボール製の構造物。
  5. 前記柱は、外柱と内柱から構成され、
    前記内柱の外径は、前記外柱の内径よりも小さく、
    前記内柱は、前記外柱の内側に挿入されることにより、前記柱の長さを延長することができ、
    前記内柱は、前記外柱の内側に設けられた柱ストッパーにより前記外柱に固定されることを特徴とする、請求項1乃至4のいずれか1項に記載のダンボール製の構造物。
  6. 前記梁は、外梁と内梁から構成され、
    前記内梁の外径は、前記外梁の内径よりも小さく、
    前記内梁は、前記外梁の内側に挿入されることにより、前記梁の長さを延長することができ、
    前記内梁は、前記外梁の内側に設けられた梁ストッパーにより前記外梁に固定されることを特徴とする、請求項1乃至5のいずれか1項に記載のダンボール製の構造物。
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