JP3155582B2 - ファクシミリ装置の読み取り方法 - Google Patents
ファクシミリ装置の読み取り方法Info
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- JP3155582B2 JP3155582B2 JP30400691A JP30400691A JP3155582B2 JP 3155582 B2 JP3155582 B2 JP 3155582B2 JP 30400691 A JP30400691 A JP 30400691A JP 30400691 A JP30400691 A JP 30400691A JP 3155582 B2 JP3155582 B2 JP 3155582B2
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Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ファクシミリ装置に関
し、特に送信原稿を読み取るための読み取りモータの制
御に関する。
し、特に送信原稿を読み取るための読み取りモータの制
御に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のファクシミリ装置では、装置全体
を制御するメインCPUの他、読み取り原稿を読み取り
位置まで移動させるための読み取りモータを制御するサ
ブCPUを有していた。このファクシミリ装置において
は、読み取りモータの駆動制御は、メインCPUからサ
ブCPUに対してモータトリガコマンドと、これに付属
したモータステップ数情報とを伝達することにより、モ
ータの回転数を決定するようになっていた。
を制御するメインCPUの他、読み取り原稿を読み取り
位置まで移動させるための読み取りモータを制御するサ
ブCPUを有していた。このファクシミリ装置において
は、読み取りモータの駆動制御は、メインCPUからサ
ブCPUに対してモータトリガコマンドと、これに付属
したモータステップ数情報とを伝達することにより、モ
ータの回転数を決定するようになっていた。
【0003】そして、このような制御方式は、画像メモ
リによって送信原稿をメモリ蓄積送信する機能を有する
ファクシミリ装置においても、同様に用いられている。
つまり、このファクシミリ装置は、原稿から読み取って
符号化した画像データを画像メモリに記憶する動作が、
送信とは独立して行えることから、高速読み取りモード
により、高速で画像データの蓄積動作が行われるもので
ある。
リによって送信原稿をメモリ蓄積送信する機能を有する
ファクシミリ装置においても、同様に用いられている。
つまり、このファクシミリ装置は、原稿から読み取って
符号化した画像データを画像メモリに記憶する動作が、
送信とは独立して行えることから、高速読み取りモード
により、高速で画像データの蓄積動作が行われるもので
ある。
【0004】ところで、このような高速読み取りを行う
場合、読み取りタイミングをほぼ一定にしつつ、しかも
読み取りモータを高速に回転させる必要がある。
場合、読み取りタイミングをほぼ一定にしつつ、しかも
読み取りモータを高速に回転させる必要がある。
【0005】そのため、読み取りモータを加速制御によ
りプルアウトトルク内で高速に回転させる方法が考えら
れた。すなわち、モータをプルイントルク内でより高速
に回転させようとすると、より大型でパワーのあるコス
トの高いモータを装置に使用する必要があるので、小型
で安価な装置を提供しようとした場合には、プルアウト
トルク内で高速回転させる方法が有効であった。
りプルアウトトルク内で高速に回転させる方法が考えら
れた。すなわち、モータをプルイントルク内でより高速
に回転させようとすると、より大型でパワーのあるコス
トの高いモータを装置に使用する必要があるので、小型
で安価な装置を提供しようとした場合には、プルアウト
トルク内で高速回転させる方法が有効であった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例のファクシミリ装置のように、読み取りモータを高
速に回転させるため、モータの加速制御によりプルアウ
トトルク内で使うものにおいては、上述のメインCPU
からサブCPUに対するモータトリガコマンドを一定速
で高速に発行する必要があった。
来例のファクシミリ装置のように、読み取りモータを高
速に回転させるため、モータの加速制御によりプルアウ
トトルク内で使うものにおいては、上述のメインCPU
からサブCPUに対するモータトリガコマンドを一定速
で高速に発行する必要があった。
【0007】しかし、このモータトリガコマンドの発行
は、それに先立ってサブCPUからの情報によりモータ
のビジーをチェックして行わなければならず、モータの
回転速度を速めれば速めるほど、ビジーのチェックとト
リガコマンド発行のタイミングを速める必要があり、こ
の結果、モータトリガタイミングが何らかの原因でずれ
やすくなってしまう。そして、このモータトリガタイミ
ングにずれが生じた場合、モータをプルアウトトルク内
で使用しているために、モータが脱調してしまい、送信
原稿を搬送することができなくなって、送信原稿の同じ
場所を永久的に読み取るという重大な問題が発生した。
は、それに先立ってサブCPUからの情報によりモータ
のビジーをチェックして行わなければならず、モータの
回転速度を速めれば速めるほど、ビジーのチェックとト
リガコマンド発行のタイミングを速める必要があり、こ
の結果、モータトリガタイミングが何らかの原因でずれ
やすくなってしまう。そして、このモータトリガタイミ
ングにずれが生じた場合、モータをプルアウトトルク内
で使用しているために、モータが脱調してしまい、送信
原稿を搬送することができなくなって、送信原稿の同じ
場所を永久的に読み取るという重大な問題が発生した。
【0008】特に、高速で画像読み取りを行っていると
きに、それ以外の処理、すなわち通信動作や受信画像の
印字あるいは通信管理レポートの印字等を同時に行うい
わゆるデュアルアクセスモードで動作するファクシミリ
装置においては、高速画像読み取り以外の処理を行うた
めのダイレクトメモリアクセス(DMA)や割り込み処
理等がモータトリガのタイミングに影響を与える。なか
でも通信に関する処理は、通信伝送速度や通信プロトコ
ルのタイミングが、CCITTなどの規格で厳しく決め
られているため、最優先で行う必要がある。そのため、
通信を行っている時に高速画像読み取りを行う場合は、
通信の影響によりトリガタイミングがずれ、それが原因
でモータが、プルアウトトルク内で一定速で回転するこ
とができず、モータの脱調が生じるという問題が頻繁に
発生するおそれがある。
きに、それ以外の処理、すなわち通信動作や受信画像の
印字あるいは通信管理レポートの印字等を同時に行うい
わゆるデュアルアクセスモードで動作するファクシミリ
装置においては、高速画像読み取り以外の処理を行うた
めのダイレクトメモリアクセス(DMA)や割り込み処
理等がモータトリガのタイミングに影響を与える。なか
でも通信に関する処理は、通信伝送速度や通信プロトコ
ルのタイミングが、CCITTなどの規格で厳しく決め
られているため、最優先で行う必要がある。そのため、
通信を行っている時に高速画像読み取りを行う場合は、
通信の影響によりトリガタイミングがずれ、それが原因
でモータが、プルアウトトルク内で一定速で回転するこ
とができず、モータの脱調が生じるという問題が頻繁に
発生するおそれがある。
【0009】ところで、モータと画像読み取りとを非同
期としてモータの脱調を防ぐことも考えられるが、これ
は読み取り、符号化、画像メモリへの記憶のタイミング
のずれが一時的、瞬間的な場合については有効であるも
のの、タイミングのずれが大きい場合には、非同期であ
るがゆえに画像読み取り位置のずれが大きくなり、これ
が原因で画質の劣化を引き起こすという問題がある。
期としてモータの脱調を防ぐことも考えられるが、これ
は読み取り、符号化、画像メモリへの記憶のタイミング
のずれが一時的、瞬間的な場合については有効であるも
のの、タイミングのずれが大きい場合には、非同期であ
るがゆえに画像読み取り位置のずれが大きくなり、これ
が原因で画質の劣化を引き起こすという問題がある。
【0010】本発明は、動作モードに応じて読み取りモ
ータの駆動を適正に制御でき、原稿の読み取り不良を有
効に防止しつつ、可能かつ安全な範囲で高速読み取りを
実現できるファクシミリ装置を提供することを目的とす
る。
ータの駆動を適正に制御でき、原稿の読み取り不良を有
効に防止しつつ、可能かつ安全な範囲で高速読み取りを
実現できるファクシミリ装置を提供することを目的とす
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、画像データ蓄
積用のメモリを有し、原稿を読み取って画像データを蓄
積する処理と並行して他の処理を行うことの可能なファ
クシミリ装置において、動作モードが原稿を読み取って
画像データを蓄積する処理だけを行うモードである場合
には、画像データの読み取り、符号化および蓄積動作を
一定間隔で行い、それに同期して送信原稿搬送用の読み
取りモータをプルアウトトルク内で一定速に高速回転
し、動作モードが原稿を読み取って画像データを蓄積す
る処理と他の処理とを並行して行うモード(デュアルア
クセスモード)である場合には、画像データの読み取
り、符号化および蓄積動作の間隔を広げ、上記読み取り
モータの回転速度を落としてプルイントルク内で回転さ
せることを特徴とする。
積用のメモリを有し、原稿を読み取って画像データを蓄
積する処理と並行して他の処理を行うことの可能なファ
クシミリ装置において、動作モードが原稿を読み取って
画像データを蓄積する処理だけを行うモードである場合
には、画像データの読み取り、符号化および蓄積動作を
一定間隔で行い、それに同期して送信原稿搬送用の読み
取りモータをプルアウトトルク内で一定速に高速回転
し、動作モードが原稿を読み取って画像データを蓄積す
る処理と他の処理とを並行して行うモード(デュアルア
クセスモード)である場合には、画像データの読み取
り、符号化および蓄積動作の間隔を広げ、上記読み取り
モータの回転速度を落としてプルイントルク内で回転さ
せることを特徴とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、画像データ蓄
積用のメモリを有し、原稿を読み取って画像データを蓄
積する処理と並行して他の処理を行うことの可能なファ
クシミリ装置の読み取り方法において、動作モードが原
稿を読み取って画像データを蓄積する処理だけを行うモ
ードである場合には、送信原稿搬送用の読み取りモータ
をプルアウトトルク内で一定速に高速回転し、動作モー
ドが原稿を読み取って画像データを蓄積する処理と他の
処理とを並行して行うモードである場合には、上記読み
取りモータの回転速度を落としてプルイントルク内で回
転させるファクシミリ装置の読み取り方法である。
積用のメモリを有し、原稿を読み取って画像データを蓄
積する処理と並行して他の処理を行うことの可能なファ
クシミリ装置の読み取り方法において、動作モードが原
稿を読み取って画像データを蓄積する処理だけを行うモ
ードである場合には、送信原稿搬送用の読み取りモータ
をプルアウトトルク内で一定速に高速回転し、動作モー
ドが原稿を読み取って画像データを蓄積する処理と他の
処理とを並行して行うモードである場合には、上記読み
取りモータの回転速度を落としてプルイントルク内で回
転させるファクシミリ装置の読み取り方法である。
【0013】
【実施例】図1は、本発明の一実施例を示すブロック図
であり、主に本装置の主要構成部分である画像読取部、
送信原稿搬送部および記録部の構成を示している。
であり、主に本装置の主要構成部分である画像読取部、
送信原稿搬送部および記録部の構成を示している。
【0014】画像処理部104は、送信原稿を読み取り
電気信号に変換する光電変換素子であるCCD101
と、このCCD101の電気信号をデジタル化するA/
D変換IC102と、このA/D変換IC102の出力
信号を、たとえば中間調における誤差拡散信号への変換
やエッジ強調等の画像処理等を行う画像処理IC103
とを有する。
電気信号に変換する光電変換素子であるCCD101
と、このCCD101の電気信号をデジタル化するA/
D変換IC102と、このA/D変換IC102の出力
信号を、たとえば中間調における誤差拡散信号への変換
やエッジ強調等の画像処理等を行う画像処理IC103
とを有する。
【0015】符号化IC2001は、画像処理部104
からの画像データをMH、MR等の信号に符号化するも
のであり、FIFOメモリ1001は、符号化IC20
01とモデム4とのインタフェースをとるメモリであ
る。モデム4は、通信を行うため送受信画像データの変
復調を行うものであり、画像メモリ11は、送信画像デ
ータあるいは受信画像データを記憶するメモリである。
読み取りモータ106は、送信原稿を原稿読み取り位置
まで搬送するものであり、ステッピングモータにより構
成されている。ドライバIC105は、モータ106の
相励磁電流を変化させて駆動制御を行うものである。
からの画像データをMH、MR等の信号に符号化するも
のであり、FIFOメモリ1001は、符号化IC20
01とモデム4とのインタフェースをとるメモリであ
る。モデム4は、通信を行うため送受信画像データの変
復調を行うものであり、画像メモリ11は、送信画像デ
ータあるいは受信画像データを記憶するメモリである。
読み取りモータ106は、送信原稿を原稿読み取り位置
まで搬送するものであり、ステッピングモータにより構
成されている。ドライバIC105は、モータ106の
相励磁電流を変化させて駆動制御を行うものである。
【0016】記録モータ204は、記録紙を搬送して、
画像の記録面と発熱体の位置関係を移動させるためのも
のであり、電流ドライバIC203は、モータ204を
動作させるために必要な電流を供給するためのものであ
る。
画像の記録面と発熱体の位置関係を移動させるためのも
のであり、電流ドライバIC203は、モータ204を
動作させるために必要な電流を供給するためのものであ
る。
【0017】復号化IC2003は、相手送信機により
送られてきた符号化データ等、符号化された信号を復号
化し、生の画像データとして電流ドライバIC203に
送出するものである。
送られてきた符号化データ等、符号化された信号を復号
化し、生の画像データとして電流ドライバIC203に
送出するものである。
【0018】TPH(サーマルヘッド)201は、感熱
記録媒体に熱を与えて記録紙上に印字を行う発熱体であ
り、スムージングIC202は、印字するラインとライ
ンの間を補間し画質を向上させるスムージング処理用の
回路である。
記録媒体に熱を与えて記録紙上に印字を行う発熱体であ
り、スムージングIC202は、印字するラインとライ
ンの間を補間し画質を向上させるスムージング処理用の
回路である。
【0019】サブCPU2002は、上記TPH201
や各モータ106、204の駆動制御、復号化IC20
03からTPH201への印字データ転送制御、および
TPH201の印字ストローブパルス幅の制御等を行う
ものである。
や各モータ106、204の駆動制御、復号化IC20
03からTPH201への印字データ転送制御、および
TPH201の印字ストローブパルス幅の制御等を行う
ものである。
【0020】メインCPU2004は、上記各ユニット
に対する全体的なメイン制御を行うものである。
に対する全体的なメイン制御を行うものである。
【0021】また、レディー信号PRDYは、復号化I
C2003に印字データがあることをサブCPU200
2に伝達する信号である。プリントアウトイネーブルX
POEは、上記PRDYに応じて復号化IC2003か
らスムージングIC202へのデータ転送を指示するも
のである。TPH温度データは、ストローブパルス幅の
決定に用いられるものである。
C2003に印字データがあることをサブCPU200
2に伝達する信号である。プリントアウトイネーブルX
POEは、上記PRDYに応じて復号化IC2003か
らスムージングIC202へのデータ転送を指示するも
のである。TPH温度データは、ストローブパルス幅の
決定に用いられるものである。
【0022】図2は、本実施例のファクシミリ装置の全
体的な回路構成を示すブロック図である。
体的な回路構成を示すブロック図である。
【0023】このファクシミリ装置は、送信原稿を読み
取り画像データに変換する原稿読取部1と、受信画像、
通信結果レポート等を印字する記録部2と、電話回線を
ファクシミリ装置に接続するための網制御装置(NC
U)3と、通信を行うための変調復調装置(モデム)4
と、このモデム4を制御するモデム制御部5と、ファク
シミリ装置の状態をユーザに表示するための表示器7
と、ユーザがファクシミリ装置に各種動作を指示するた
めのキー入力部8と、上記表示器7およびキー入力部8
を設けた操作パネル6と、ファクシミリ装置の状態を検
知するためのセンサ9と、受信画像データ等を記憶する
画像メモリ11と、停電等の商用電源断時においても電
池等でバックアップされデータが破壊しないようにした
システムメモリ(RAM)12と、ファクシミリ装置の
仕様を決定するROM13と、上記各メモリを有するメ
モリ部10と、以上の各要素を制御する中央制御部20
とを有する。
取り画像データに変換する原稿読取部1と、受信画像、
通信結果レポート等を印字する記録部2と、電話回線を
ファクシミリ装置に接続するための網制御装置(NC
U)3と、通信を行うための変調復調装置(モデム)4
と、このモデム4を制御するモデム制御部5と、ファク
シミリ装置の状態をユーザに表示するための表示器7
と、ユーザがファクシミリ装置に各種動作を指示するた
めのキー入力部8と、上記表示器7およびキー入力部8
を設けた操作パネル6と、ファクシミリ装置の状態を検
知するためのセンサ9と、受信画像データ等を記憶する
画像メモリ11と、停電等の商用電源断時においても電
池等でバックアップされデータが破壊しないようにした
システムメモリ(RAM)12と、ファクシミリ装置の
仕様を決定するROM13と、上記各メモリを有するメ
モリ部10と、以上の各要素を制御する中央制御部20
とを有する。
【0024】なお、上記図1に示した画像処理部10
4、ドライバIC105、モータ106は、原稿読取部
1に含まれる。また、TPH201、スムージングIC
202、電流ドライバIC203、モータ204は、記
録部2に含まれる。また、それ以外の構成は、モデム4
および画像メモリ11を除いて中央制御部20に含まれ
る。
4、ドライバIC105、モータ106は、原稿読取部
1に含まれる。また、TPH201、スムージングIC
202、電流ドライバIC203、モータ204は、記
録部2に含まれる。また、それ以外の構成は、モデム4
および画像メモリ11を除いて中央制御部20に含まれ
る。
【0025】次に、このファクシミリ装置の動作を説明
する。
する。
【0026】このファクシミリ装置においては、送信原
稿を読み取って画像メモリ11に蓄積する動作のみを行
う動作モードと、このような読み取り、蓄積動作の他
に、通信動作や受信画像の印字あるいは通信管理レポー
トの印字等を同時に行う動作モード、すなわちデュアル
アクセスモードとを有している。
稿を読み取って画像メモリ11に蓄積する動作のみを行
う動作モードと、このような読み取り、蓄積動作の他
に、通信動作や受信画像の印字あるいは通信管理レポー
トの印字等を同時に行う動作モード、すなわちデュアル
アクセスモードとを有している。
【0027】まず、送信原稿を読み取って画像メモリ1
1に蓄積する動作だけを行うモードにおいては、画像メ
モリ11に送信原稿を高速に蓄積する場合、メインCP
U2004はサブCPU2002に対し高速読み取りコ
マンドを発行する。このときサブCPU2002は、モ
ータ106を加速制御しプルアウトトルク内で高速に回
転させる。
1に蓄積する動作だけを行うモードにおいては、画像メ
モリ11に送信原稿を高速に蓄積する場合、メインCP
U2004はサブCPU2002に対し高速読み取りコ
マンドを発行する。このときサブCPU2002は、モ
ータ106を加速制御しプルアウトトルク内で高速に回
転させる。
【0028】また、デュアルアクセスモードにおいて
は、たとえば画像読み取りと受信動作とを同時に行う場
合、読み取り側では、画像処理部104で読み取られた
画像信号を符号化IC2001で符号化し、それを画像
メモリ11に転送し格納する。一方、これと同時に受信
側では、モデム4で受けたデータをFIFOメモリ10
01を介して画像メモリ11に格納する。その後、復号
化IC2003にデータを転送して復号化を行い、この
復号化された印字データをスムージングIC202を介
しTPH201に転送し、サブCPU2002によるス
トローブ制御によって記録紙に印字される。
は、たとえば画像読み取りと受信動作とを同時に行う場
合、読み取り側では、画像処理部104で読み取られた
画像信号を符号化IC2001で符号化し、それを画像
メモリ11に転送し格納する。一方、これと同時に受信
側では、モデム4で受けたデータをFIFOメモリ10
01を介して画像メモリ11に格納する。その後、復号
化IC2003にデータを転送して復号化を行い、この
復号化された印字データをスムージングIC202を介
しTPH201に転送し、サブCPU2002によるス
トローブ制御によって記録紙に印字される。
【0029】なお、この受信動作において、画像メモリ
11にデータ転送せずに、FIFOメモリ1001から
復号化IC2003へデータ転送する場合もある。
11にデータ転送せずに、FIFOメモリ1001から
復号化IC2003へデータ転送する場合もある。
【0030】そして、以上のような受信動作では、モデ
ム4からFIFOメモリ1001へのデータ転送、FI
FOメモリ1001から画像メモリ11あるいは復号化
IC2003へのデータ転送、または画像メモリ11か
ら復号化IC2003へのデータ転送は、上述のように
DMAまたは割り込み処理により行われ、画像読み取り
処理よりも優先されることから、読み取りのタイミング
に影響を与えることになる。
ム4からFIFOメモリ1001へのデータ転送、FI
FOメモリ1001から画像メモリ11あるいは復号化
IC2003へのデータ転送、または画像メモリ11か
ら復号化IC2003へのデータ転送は、上述のように
DMAまたは割り込み処理により行われ、画像読み取り
処理よりも優先されることから、読み取りのタイミング
に影響を与えることになる。
【0031】そこで、このようなデュアルアクセスモー
ドの場合には、メインCPU2004は、サブCPU2
002に対して別の常速読み取りコマンドを発行する。
これによりサブCPU2002は、モータ106の回転
速度を落とし、プルイントルク内で回転させる。
ドの場合には、メインCPU2004は、サブCPU2
002に対して別の常速読み取りコマンドを発行する。
これによりサブCPU2002は、モータ106の回転
速度を落とし、プルイントルク内で回転させる。
【0032】また、このような読み取りモータ106の
回転速度の切り換えに対応して、メインCPU2004
は、読み取り動作に関連する画像処理部104、符号化
IC2001、画像メモリ11等の処理を相互に同期さ
せるよう、処理速度の切り換え制御を行う。
回転速度の切り換えに対応して、メインCPU2004
は、読み取り動作に関連する画像処理部104、符号化
IC2001、画像メモリ11等の処理を相互に同期さ
せるよう、処理速度の切り換え制御を行う。
【0033】図3は、ファクシミリ装置の送信原稿読み
取り動作を示すフローチャートであり、図4は、この動
作時におけるサブCPU2002の動作を示すフローチ
ャートである。
取り動作を示すフローチャートであり、図4は、この動
作時におけるサブCPU2002の動作を示すフローチ
ャートである。
【0034】まず、メインCPU2004は、送信原稿
の読み取り開始の指示があると(S1)、読み取り動作
以外の処理が行われているかどうか判断し(S2)、行
われていなければ、サブCPU2002に対して高速読
み取りコマンドを発行して、高速読み取りの開始を指示
し(S3)、モータ106を加速制御してプルアウトト
ルク内で高速に回転させるとともに、上述した各部の制
御により、原稿の読み取り、符号化、メモリ蓄積動作
を、1ページの終了まで行う(S4、S5)。
の読み取り開始の指示があると(S1)、読み取り動作
以外の処理が行われているかどうか判断し(S2)、行
われていなければ、サブCPU2002に対して高速読
み取りコマンドを発行して、高速読み取りの開始を指示
し(S3)、モータ106を加速制御してプルアウトト
ルク内で高速に回転させるとともに、上述した各部の制
御により、原稿の読み取り、符号化、メモリ蓄積動作
を、1ページの終了まで行う(S4、S5)。
【0035】この間、サブCPU2002は、ステップ
数情報等を付した読み取りコマンド(モータステップト
リガコマンド)を受領後(S21)、モータビジーフラ
グを立て(S22)、コマンドに応じた周波数、ステッ
プ数だけモータ106を回転させ(S23)、これが終
了した時点で(S24)、モータビジーフラグをおとす
(S25)。なお、サブCPU2002の動作は、後述
するデュアルアクセスモードの場合においても基本的に
は同様であり、S21で受領した読み取りコマンドに応
じて周波数やステップ数が変わるだけである。
数情報等を付した読み取りコマンド(モータステップト
リガコマンド)を受領後(S21)、モータビジーフラ
グを立て(S22)、コマンドに応じた周波数、ステッ
プ数だけモータ106を回転させ(S23)、これが終
了した時点で(S24)、モータビジーフラグをおとす
(S25)。なお、サブCPU2002の動作は、後述
するデュアルアクセスモードの場合においても基本的に
は同様であり、S21で受領した読み取りコマンドに応
じて周波数やステップ数が変わるだけである。
【0036】また、上記S2において、読み取り動作以
外の処理が行われている場合には、メインCPU200
4はサブCPU2002に対してデュアル動作用の常速
読み取りコマンドを発行して、常速読み取りの開始を指
示し(S6)、モータ106をプルイントルク内で一定
速度で回転させるとともに、上述した各部の制御によ
り、原稿の読み取り、符号化、メモリ蓄積動作を、1ペ
ージの終了まで行う(S7、S8)。
外の処理が行われている場合には、メインCPU200
4はサブCPU2002に対してデュアル動作用の常速
読み取りコマンドを発行して、常速読み取りの開始を指
示し(S6)、モータ106をプルイントルク内で一定
速度で回転させるとともに、上述した各部の制御によ
り、原稿の読み取り、符号化、メモリ蓄積動作を、1ペ
ージの終了まで行う(S7、S8)。
【0037】そして、S5またはS8において、1ペー
ジの終了が確認されると、次ページの原稿があるかどう
か判断し(S9)、なければ、送信等の次の処理に移行
する(S10)。
ジの終了が確認されると、次ページの原稿があるかどう
か判断し(S9)、なければ、送信等の次の処理に移行
する(S10)。
【0038】また、次ページの原稿があれば、再び読み
取り動作以外の処理が行われているかどうか判断し(S
11)、行われていれば、上記S6に戻ってデュアル動
作を行う。また、読み取り動作以外の処理が行われてい
ない場合には、上述したS3からS8までの処理中に、
読み取り動作以外の動作要求が行われて、実行開始待ち
であるかどうか判断し(S12)、実行開始待ちの動作
要求がある場合には、その動作を開始させた後(S1
3)、上記S6に戻ってデュアル動作を行う。
取り動作以外の処理が行われているかどうか判断し(S
11)、行われていれば、上記S6に戻ってデュアル動
作を行う。また、読み取り動作以外の処理が行われてい
ない場合には、上述したS3からS8までの処理中に、
読み取り動作以外の動作要求が行われて、実行開始待ち
であるかどうか判断し(S12)、実行開始待ちの動作
要求がある場合には、その動作を開始させた後(S1
3)、上記S6に戻ってデュアル動作を行う。
【0039】また、読み取り動作以外の処理が行われて
おらず、しかも動作要求もなかった場合には、上記S3
に戻って次ページの高速読み取り動作を行う。
おらず、しかも動作要求もなかった場合には、上記S3
に戻って次ページの高速読み取り動作を行う。
【0040】以上のように、装置がデュアル動作時にお
いて、1ラインの読み取りタイミングが遅れても、それ
に同期して、モータがプルイントルク内で回転するの
で、モータ脱調が発生しない。また、読み取り動作とメ
モリ蓄積動作の同期をとりながら処理を行うので、読み
取り位置のずれも発生しない。
いて、1ラインの読み取りタイミングが遅れても、それ
に同期して、モータがプルイントルク内で回転するの
で、モータ脱調が発生しない。また、読み取り動作とメ
モリ蓄積動作の同期をとりながら処理を行うので、読み
取り位置のずれも発生しない。
【0041】
【発明の効果】本発明によれば、原稿を読み取ってメモ
リに蓄積する処理だけを行う場合には、読み取りモータ
をプルアウトトルク内で一定速に高速回転し、動作モー
ドがデュアルアクセスモードである場合には、読み取り
モータの回転速度を落としてプルイントルク内で回転さ
せることから、このような動作モードに応じて読み取り
モータの駆動を適正に制御でき、デュアルアクセスモー
ドにおいては原稿の読み取り不良を有効に防止でき、ま
たそれ以外では高速読み取りを実現できる効果がある。
リに蓄積する処理だけを行う場合には、読み取りモータ
をプルアウトトルク内で一定速に高速回転し、動作モー
ドがデュアルアクセスモードである場合には、読み取り
モータの回転速度を落としてプルイントルク内で回転さ
せることから、このような動作モードに応じて読み取り
モータの駆動を適正に制御でき、デュアルアクセスモー
ドにおいては原稿の読み取り不良を有効に防止でき、ま
たそれ以外では高速読み取りを実現できる効果がある。
【図1】本発明の一実施例の主要部分の構成を示すブロ
ック図である。
ック図である。
【図2】上記実施例における全体の構成を示すブロック
図である。
図である。
【図3】上記実施例における送信原稿読み取り動作を示
すフローチャートである。
すフローチャートである。
【図4】上記実施例の読み取り動作時におけるサブCP
Uの動作を示すフローチャートである。
Uの動作を示すフローチャートである。
1…原稿読取部、 2…記録部、 3…網制御装置、 4…モデム、 5…モデム制御部、 6…操作パネル、 7…表示器、 8…キー入力部、 9…センサ、 10…メモリ部、 11…画像メモリ、 12…RAM、 13…ROM、 20…中央制御部、 101…CCD、 102…A/D変換IC、 103…画像処理IC、 104…画像処理部、 105…ドライバIC、 106…読み取りモータ、 201…TPH、 202…スムージングIC、 203…電流ドライバIC、 204…記録モータ、 1001…FIFOメモリ、 2001…符号化IC、 2002…サブCPU、 2003…復号化IC、 2004…メインCPU。
Claims (1)
- 【請求項1】 画像データ蓄積用のメモリを有し、原稿
を読み取って画像データを蓄積する処理と並行して他の
処理を行うことの可能なファクシミリ装置の読み取り方
法において、 動作モードが原稿を読み取って画像データを蓄積する処
理だけを行うモードである場合には、送信原稿搬送用の
読み取りモータをプルアウトトルク内で一定速に高速回
転し、 動作モードが原稿を読み取って画像データを蓄積する処
理と他の処理とを並行して行うモードである場合には、
上記読み取りモータの回転速度を落としてプルイントル
ク内で回転させることを特徴とするファクシミリ装置の
読み取り方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30400691A JP3155582B2 (ja) | 1991-10-23 | 1991-10-23 | ファクシミリ装置の読み取り方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30400691A JP3155582B2 (ja) | 1991-10-23 | 1991-10-23 | ファクシミリ装置の読み取り方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05122469A JPH05122469A (ja) | 1993-05-18 |
JP3155582B2 true JP3155582B2 (ja) | 2001-04-09 |
Family
ID=17927930
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30400691A Expired - Fee Related JP3155582B2 (ja) | 1991-10-23 | 1991-10-23 | ファクシミリ装置の読み取り方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3155582B2 (ja) |
-
1991
- 1991-10-23 JP JP30400691A patent/JP3155582B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05122469A (ja) | 1993-05-18 |
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