JP3253164B2 - 画像通信装置 - Google Patents

画像通信装置

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JP3253164B2
JP3253164B2 JP06824393A JP6824393A JP3253164B2 JP 3253164 B2 JP3253164 B2 JP 3253164B2 JP 06824393 A JP06824393 A JP 06824393A JP 6824393 A JP6824393 A JP 6824393A JP 3253164 B2 JP3253164 B2 JP 3253164B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は相手側から送信されてく
る画像データを受信する画像通信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来通信回線を介して相手側から送られ
てくる画像データを受信して記録紙に画像を記録する画
像通信装置(以下ファクシミリ装置と称す)が知られて
いる。この様なファクシミリ装置は低価格化を実現する
ため受信画像等を収めるメモリを最小限にすることが多
く、また記録紙もロール紙が多くそのためページ分割を
行うためにカッターが備えられているように設計されて
いる。
【0003】更に、動作としては図6のように1頁の画
像信号終了後のQコマンド信号(例えばマルチページ時
のMPS信号)に対してMPS信号が再送されてくる
、、のタイミングでしか1頁の画像の受信が正常
に行われたか否かを示す応答信号(例えばMCF信号)
を送出出来ない。たとえば、図7のフローチャートにそ
って処理を行うと、1頁の画像受信終了後(S1)、図
8で示すようにの時間まで受信紙の搬送処理と切断処
理(S2)がかかったとすると、Qコマンド(MPS信
号)の受信を行い(S3)応答信号(MCF信号)を返
答する(S4)までの時間はとなり、1回目のQコマ
ンド(MPS信号)に対して速やかに応答が出来ない事
となる。
【0004】
【発明が解決しようとしている課題】しかしながら、上
記従来例では受信画像メモリが少ない為、受信画像を受
信しながら解析を行い受信画像終了後に受信画像が正常
だったか異常だったかの応答信号を送出しなければなら
ないが、例えば、ロール紙等を用いてページ分割にカッ
ター等を備えているファクシミリ装置は、画像受信終了
後にロール紙をカッター位置まで搬送したり、カッター
により切断を行って、更に、次の画像受信に備えるため
にロール紙を印字位置まで巻きもどさなくてはならな
い。そのため、応答信号の送出が出来る状態になってか
ら相手機からのQコマンド信号の受信に向かうため、相
手信号の再送間隔の整数倍でしか処理が出来ない事によ
り通信時間が長くなっていた。
【0005】更に、カッター処理や記録紙の搬送処理の
許容範囲で正常に動作は進んでいたにもかかわらず、Q
コマンド信号の再送間隔に間に合わなかったために相手
機が応答無しと判断して通信を切断するといった多大な
欠点があった。
【0006】本発明は上記点に鑑みてなされたもので、
その目的とするところは、通信時間を短縮することが可
能な画像通信装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段及び作用】上記目的を達成
するために本発明は、所定量の画像データの後に送られ
てくる制御信号に対し、所定の処理後に応答信号を送出
することが可能となる画像通信装置において、前記制御
信号の受信後前記応答信号が送出可能となる迄前記制御
信号の再送を要求する信号を相手側に送出することを特
徴とする。
【0008】これにより画像データの後の制御信号に対
し所定処理後応答信号を速やかに送出できる。
【0009】
【実施例】以下本発明の実施例を図面を参照して詳細に
説明する。図1は本発明の一実施例であるファクシミリ
装置の構成を示すブロック図である。図中1はCPU、
ROM、RAM等を中心に構成された制御部であり、画
像受信、ロール状の記録紙の搬送及び切断等装置各部の
動作を制御するものである。2は通信回線を介して相手
機器との間で各種制御信号及び画像データの交信処理を
行う通信部である。3は通信部2により受信された画像
データを格納するメモリ部であり、本実施例ではメモリ
容量として1頁分の画像の容量よりも少い容量しか持た
ないものである。4はメモリ部3に格納された画像デー
タに応じてロール紙状の記録紙に対し記録動作を行う記
録部である。本実施例では複数の発熱素子が記録紙の搬
送方向を直角方向に記録紙の最大幅に対応し数だけ設け
られたフルラインのサーマルヘッドと感熱紙を用いて、
受信画像を記録するものである。5は1頁分の画像記録
毎に記録紙を搬送して切断する切断部である。
【0010】回線を介して相手機器から送られてくる画
像データ及び制御信号は通信部2により受信される。制
御部1は受信データを解析しながら画像データをメモリ
部3に説明する。
【0011】又、格納された画像データはメモリ部3か
ら読出され記録紙4でロール紙上に記録されて行く。そ
して1頁の画像受信終了後切断部5はロール紙を切断位
置迄搬送し、カッターにより切断を行い、更に次の画像
受信に備えるため、ロール紙を印字位置迄巻き戻す。
【0012】本実施例では1頁の画像受信終了後ロール
紙の搬送処理及び切断処理が終了することにより、1頁
の画像受信後のQコマンドに対する応答信号が送出可能
となる。
【0013】図2は本実施例における制御動作を示すタ
イミング図である。この例はマルチページ受信を行った
場合であり、1頁の画像データPIXの後に引き続き送
信原稿が有ることを示すQコマンド(MPS信号)が相
手機器から送信される。制御部1はこのMPS信号に対
しこのコマンドの再送を要求するためのコマンド再送信
号(CRP信号)を通信部2を介して相手機器に応答信
号(MCF信号)が送出可能となる迄繰返し送る。これ
により各CRP信号を送出するタイミング〜で1頁
の画像の受信が正常に行われたことを示す応答信号(M
CF信号)が送出出来るので現状より細かな制御が行え
ることとなり、通信時間が短縮される。
【0014】次に図3及び図4を参照して具体的に説明
する。図3は上記制御を行うためのフローチャートであ
り、制御部1内のROM内にこのフローチャートに対応
したプログラムが説明されており、制御部1内のCPU
はこのプログラムに従って制御を実行する。又図4はこ
の制御を行った場合の動作を説明するタイミング図であ
る。
【0015】1頁の画像受信終了後(S5)、切断部5
により記録紙を切断位置まで移動して切断し更に次の印
字に備えるために印字位置まで巻きもどす一連処理を行
わせる為に割込処理に起動をかける(S6)。相手機か
らのQコマンド(例えば、マルチページ時のMPS信
号)の受信を行い(S7)、切断処理の終了を判断して
(S8)、まだ終了していない時はコマンド再送信号
(CRP信号)を送出して(S10)再度Qコマンド受
信を行う(S7)。記録紙の搬送処理及び切断処理が終
了する時間となると応答信号(MCF信号)を送出す
る(S9)。これによって、図8の場合に比べ(−
)の時間だけ通信時間が短縮されたこととなる。
【0016】又、図5に示す如く、Qコマンド受信後記
録紙の切断処理が終了するまで応答信号(MCF信号)
のプリアンブル信号を送出するようにして(−´)
の時間だけ通信時間を短縮する様にしてもよい。
【0017】以上説明したように、画像信号終了後の応
答信号送出時にコマンド再送信号(CRP信号)を使用
すること、又は、応答信号のプリアンブル信号を延ばす
ことにより、相手機からの信号に対して速やかなる応答
を行えるほか、記録紙の搬送処理や、切断処理終了後に
即、応答信号を送出出来るため通信時間の短縮が計れる
等、多大な効果をもたらす。
【0018】尚、上記実施例では記録紙の搬送や切断を
行う為のモータ動作と、相手機との通信を行うモデム制
御動作をそれぞれ別々の割込処理によっておこなわせる
ことにより一つのCPUですべてを行う構成をとった。
しかし、モータ動作等を別のCPUに実行させる構成を
とれば、モータ動作の速度向上が行えるため、記録紙の
切断、搬送処理の時間が少なくなるので通信時間はさら
に短縮することが可能となる。
【0019】又上記実施例では記録部はサーマルヘッド
と感熱紙により受信画像を記録するものであったが、こ
れに限るのもではなく、例えば熱エネルギーを用いてイ
ンクに状態変化を生起させてインク消を吐出する方式
や、ピエゾ素子等を用いた方式等のインクジェット記録
方式により受信画像を記録するものであってもよい。
【0020】
【発明の効果】以上の様に本発明によれば、所定量の画
像データの後に送られてくる制御信号に対し、所定の処
理後に応答信号を送出することが可能となる画像通信装
置において、前記制御信号の受信後前記応答信号が送出
可能となる迄前記制御信号の再送を要求する信号を相手
側に送出する様にしたので、所定処理後速やかに応答信
号を送出することが可能となり、通信時間を短縮するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例であるファクシミリ装置の概
略構成を示すブロック図である。
【図2】CRP信号を利用したQコマンドに対する応答
タイミングを説明するためのタイミング図である。
【図3】CRP信号を利用したQコマンドに対する応答
タイミングを説明するためのタイミング図である。
【図4】図2、3に示す動作を行うためのフローチャー
トである。
【図5】プリアンブル信号を利用した応答タイミングを
説明するためのタイミング図である。
【図6】従来のQコマンドに対する応答タイミングを説
明するためのタイミング図である。
【図7】従来の動作を示すフローチャートである。
【図8】従来のQコマンドに対する応答タイミングを説
明するためのタイミング図である。
【符号の説明】
1 制御部 2 通信部 3 メモリ部 4 記録部 5 切断部

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定量の画像データの後に送られてくる
    制御信号に対し、所定の処理後に応答信号を送出するこ
    とが可能となる画像通信装置において、前記制御信号の
    受信後前記応答信号が送出可能となる迄前記制御信号の
    再送を要求する信号を相手側に送出することを特徴とす
    る画像通信装置。
  2. 【請求項2】 前記画像通信装置は、受信した画像デー
    タを記録材上に記録する記録手段を有し、前記所定の処
    理が受信終了後の記録材に対する処理であることを特徴
    とする請求項1に記載の画像通信装置。
  3. 【請求項3】 前記記録手段は、受信終了後ロール状の
    記録材を切断するものであり、前記所定の処理が前記ロ
    ール状記録材の切断処理であることを特徴とする請求項
    2に記載の画像通信装置。
  4. 【請求項4】 前記制御信号はQコマンドであることを
    特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像
    通信装置。
  5. 【請求項5】 前記応答信号が1頁の画像の受信が正常
    に行われたか否かを示す信号であることを特徴とする請
    求項4に記載の画像通信装置。
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