JP3155080B2 - 電動車両 - Google Patents
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- Electric Propulsion And Braking For Vehicles (AREA)
- Control Of Motors That Do Not Use Commutators (AREA)
Description
である。
音や排気ガスの発生を防止した電動車両が提供されてい
る。この場合、電動車両にモータ及びバッテリを搭載
し、前記モータによって駆動輪を回転させて走行するよ
うにしている。前記電動車両のモータの最大出力トルク
は、最大許容電流に対応して変化するが、モータに供給
することができるモータ電流を大きくしながらモータを
小型化しようとすると、モータの発熱に伴ってコイルが
断線したりするため、モータを冷却する必要がある。そ
こで、例えば、電動車両のホイール内に配設されるモー
タのコイルを油によって冷却する構造が採用されてい
る。この場合、オイルポンプモータを配設するととも
に、モータケースの壁内に数本の油路を形成し、該油路
を介して冷却用の油をコイルに供給し、該コイルを冷却
するようにしている。
来の電動車両においては、高負荷走行(例えば、登坂路
での走行)が連続するような走行条件では、モータの発
熱量が冷却用の油による冷却能力を超え、モータを十分
に冷却することができずに過熱状態となる。その場合、
モータの構成部品だけでなく、冷却用の油自体の寿命を
短くしてしまうことがある。
供給することができない場合、低温時において冷却用の
油の粘性が高くなった場合、配管系にトラブルが発生し
た場合等で、油の循環量が減少すると、モータを十分に
冷却することができずに過熱状態となる。この場合も、
モータの構成部品だけでなく、冷却用の油自体の寿命を
短くしてしまうことがある。
解決して、高負荷走行時や油の循環量が減少した時にモ
ータが過熱状態になるのを防止し、モータの構成部品や
冷却用の油自体の寿命が短くなってしまうことのない電
動車両を提供することを目的とする。
動車両においては、車速を検出する車速検出手段と、ア
クセル開度を検出するアクセル開度検出手段と、モータ
の冷却能力を検出するモータ冷却能力検出手段を有して
いる。また、出力トルク指令値計算手段が、検出した車
速及びアクセル開度から出力トルク指令値を計算すると
ともに、出力トルク制限手段が、検出したモータの冷却
能力に基づいて出力トルク指令値を補正する。
ータの冷却能力が低下した場合に出力トルク指令値を小
さくする。
電動車両は車速を検出する車速検出手段と、アクセル開
度を検出するアクセル開度検出手段と、モータの冷却能
力を検出するモータ冷却能力検出手段を有している。ま
た、出力トルク指令値計算手段が、検出した車速及びア
クセル開度から出力トルク指令値を計算するとともに、
出力トルク制限手段が、検出したモータの冷却能力に基
づいて出力トルク指令値を補正する。
ータの冷却能力が低下した場合に出力トルク指令値を小
さくする。したがって、通常の走行時においては、運転
者が例えばアクセルペダルを踏み込むと、出力トルク指
令値計算手段は、前記車速検出手段が検出した車速及び
前記アクセル開度検出手段が検出したアクセル開度から
出力トルク指令値を計算する。そして、計算された出力
トルク指令値はそのままモータに対して出力される。
力が低下すると、モータ冷却能力検出手段がそれを検出
し、前記出力トルク制限手段は出力トルク指令値を小さ
くする。したがって、高負荷走行時、油の循環量の減少
時等に、モータの冷却能力が低下しても、モータが過熱
状態になるのを防止することができるので、モータの構
成部品、冷却用の油等が劣化することがなく、モータの
寿命を長くすることができる。また、モータが過熱状態
になっても、モータの冷却能力が高い場合には、モータ
の駆動が許容されるので、モータを停止させる必要がな
くなる。したがって、モータの運転能力を最大限に活用
することができる。
ながら詳細に説明する。図1は本発明の第1の実施例を
示す電動車両の出力トルク制御装置のブロック図であ
る。図において、11は図示しないCPU、RAM、R
OM等から成る出力トルク制御装置、12は電動車両の
車速を例えばモータ21の図示しない出力軸の回転数で
検出する図示しない回転数センサなどの車速検出手段、
13はアクセル開度を図示しないアクセルペダルの踏込
量で検出する図示しないアクセルセンサなどのアクセル
開度検出手段、14は図示しないシフトレバーなどを運
転者が操作することによって選択されたレンジをシフト
レバーの位置、すなわちレンジ位置で検出する図示しな
いシフトスイッチなどのレンジ位置検出手段である。
の回転数の信号によって車速を計算する車速計算手段、
13aは前記アクセル開度検出手段13からのアクセル
ペダルの踏込量の信号によってアクセル開度を計算する
アクセル開度計算手段、14aは前記レンジ位置検出手
段14からのレンジ位置の信号によって、選択されたレ
ンジを判断するレンジ判断手段である。
車速の信号、アクセル開度計算手段13aが計算したア
クセル開度の信号、及びレンジ位置判断手段14aが判
断したレンジの信号を受け、基本の出力トルク指令値
(以下、「基本出力トルク指令値」という。)T0 を計
算する出力トルク指令値計算手段である。また、17は
前記出力トルク指令値計算手段15が計算した基本出力
トルク指令値T0 を、実際の出力トルク指令値(以下、
「実出力トルク指令値」という。)T1 としてモータ2
1に対して出力する出力トルク指令値出力手段である。
前記モータ21は出力トルク指令値出力手段17から実
出力トルク指令値T1 を受けると、それに対応するモー
タ電流が供給されて駆動され、出力トルクを発生する。
て図示しないコイルが断線したりすることがあるため、
冷却用の油によって冷却されるようになっている。とこ
ろが、高負荷走行が連続するような走行条件では、モー
タ21を十分に冷却することができず、モータ21の発
熱量が冷却用の油による冷却能力を超えて過熱状態が続
くことがある。
油の配管内等に図示しない油温センサなどを配設し、冷
却用の油の温度すなわち油温を検出して油温が上昇する
のを抑制している。すなわち、22はモータ冷却能力検
出手段として設けられる油温検出手段であり、モータ2
1の冷却能力すなわち冷却用の油の温度を油温センサな
どで検出する。また、22aは該油温検出手段22から
の信号によって油温を計算する油温計算手段であり、該
油温計算手段22aで計算された油温の信号は、出力ト
ルク制限手段24に対して出力される。
受け、油温に対応してトルク制限率C1 を計算し、出力
トルク指令値計算手段15に対して出力する。該出力ト
ルク指令値計算手段15は、計算した基本出力トルク指
令値T0 を前記トルク制限率C1 によって補正して実出
力トルク指令値T1 とする。そして、前記出力トルク指
令値出力手段17は、前記実出力トルク指令値T1 をモ
ータ21に対して出力する。
両における出力トルク制御装置の動作を示すフローチャ
ート、図3は本発明の第1の実施例における出力トルク
指令値マップを示す図、図4は本発明の第1の実施例に
おけるトルク出力率マップを示す図、図6は本発明の第
1の実施例におけるトルク制限率マップを示す図であ
る。
えば図示しないシフトレバーを前進レンジ(Dレンジ)
位置に置いて図示しないアクセルペダルを踏み込むと、
出力トルク指令値計算手段15(図1)は、前記車速計
算手段12aが計算した車速の信号、及び前記アクセル
開度計算手段13aが計算したアクセル開度の信号か
ら、図3の出力トルク指令値マップ及び図4のトルク出
力率マップを参照して基本出力トルク指令値T0 を計算
する。
出力トルク指令値T0 がそのまま実出力トルク指令値T
1 として出力トルク指令値出力手段17からモータ21
に対して出力され、該実出力トルク指令値T1 によって
モータ21が駆動される。この間、前記油温検出手段2
2は、モータ21のコイル内、冷却用の油の配管内等の
油温を検出し、油温の信号を前記油温計算手段22aに
送る。該油温計算手段22aは、前記油温検出手段22
からの油温の信号によって油温を計算し、出力トルク制
限手段24に対して出力する。
ク制限率マップを参照して前記油温に対応するトルク制
限率C1 を計算し、出力トルク指令値計算手段15に対
して出力する。一方、前記出力トルク指令値計算手段1
5は車速及びアクセル開度から計算した基本出力トルク
指令値T0 を前記トルク制限率C1 によって補正して実
出力トルク指令値T1 とする。本実施例において、基本
出力トルク指令値T0の補正は、各油温に対応するトル
ク制限率C1 を基本出力トルク指令値T0 に乗ずること
によって行われる。 ステップS1 初期設定を行う。 ステップS2 回転数センサ、アクセルセンサ、シフト
スイッチ、油温センサ等によって検出した回転数、アク
セルペダルの踏込量、レンジ位置及び油温の信号を、そ
れぞれ車速計算手段12a、アクセル開度計算手段13
a、レンジ判断手段14a及び油温計算手段22aに入
力する。 ステップS3 レンジ判断手段14aがレンジ位置の信
号から選択されたレンジを判断する。 ステップS4 車速計算手段12aが回転数の信号から
車速を計算する。 ステップS5 出力トルク指令値計算手段15が前記車
速計算手段12aからの車速の信号によって、図3の出
力トルク指令値マップを参照し、アクセル開度が100
〔%〕の時の出力トルク指令値を計算する。 ステップS6 アクセル開度計算手段13aがアクセル
ペダルの踏込量の信号からアクセル開度を計算する。 ステップS7 出力トルク指令値計算手段15が前記ア
クセル開度の信号によって、図4のトルク出力率マップ
を参照し、その時点のアクセル開度におけるトルク出力
率を計算する。 ステップS8 出力トルク指令値計算手段15が、前記
出力トルク指令値にトルク出力率を乗じることによっ
て、その時点での基本出力トルク指令値T0 を計算す
る。 ステップS9 油温検出手段22からの油温の信号によ
って油温計算手段22aが油温を計算する。 ステップS10 出力トルク制限手段24は、図6のト
ルク制限率マップを参照して前記油温に対応するトルク
制限率C1 を計算し、出力トルク指令値計算手段15に
対して出力する。該トルク制限率C1 は、油温があらか
じめ設定された温度まで上昇すると油温に対応して変化
させられ、油温が高いほど小さい値になるように設定さ
れている。
ク制限率C1 の値が1であるため、基本出力トルク指令
値T0 と実出力トルク指令値T1 が同じ値になり出力ト
ルク制限は行われない。ステップS11 出力トルク指
令値計算手段15が、前記基本出力トルク指令値T0 に
トルク制限率C1 を乗じることによって実出力トルク指
令値T1 を計算する。
力トルク指令値T1 をモータ21に対して出力し、ステ
ップS2に戻る。 次に、本発明の第2の実施例について説明する。図5は
本発明の第2の実施例を示す電動車両における出力トル
ク制御装置の動作を示すフローチャート、図7は本発明
の第2の実施例におけるトルク制限値マップを示す図で
ある。なお、本実施例において、出力トルク制御装置1
1、出力トルク指令値マップ及びトルク出力率マップに
ついては、第1の実施例におけるものと同じであるの
で、図1,3及び4を援用して説明する。
は、前記車速計算手段12aが計算した車速の信号、及
び前記アクセル開度計算手段13aが計算したアクセル
開度の信号から、図3の出力トルク指令値マップ及び図
4のトルク出力率マップを参照して基本出力トルク指令
値T0 を計算する。そして、通常の走行時においては、
該基本出力トルク指令値T0 がそのまま実出力トルク指
令値T1 として出力トルク指令値出力手段17からモー
タ21に対して出力され、該実出力トルク指令値T1 に
よってモータ21が駆動される。
出し、油温の信号を前記油温計算手段22aに送る。該
油温計算手段22aは、前記油温検出手段22からの油
温の信号によって油温を計算し、出力トルク制限手段2
4に対して出力する。該出力トルク制限手段24は、図
7のトルク制限値マップを参照して前記油温に対応する
トルク制限値T2 を計算し、出力トルク指令値計算手段
15に対して出力する。一方、前記出力トルク指令値計
算手段15は車速の信号及びアクセル開度の信号から計
算した基本出力トルク指令値T0 を前記トルク制限値T
2 によって補正して実出力トルク指令値T1 とする。こ
の場合、前記補正は各油温に対応するトルク制限値T2
で出力トルクの上限を設定することによって行われる。 ステップS21 初期設定を行う。 ステップS22 回転数、アクセルペダルの踏込量、レ
ンジ位置及び油温の信号を、それぞれ車速計算手段12
a、アクセル開度計算手段13a、レンジ判断手段14
a及び油温計算手段22aに入力する。 ステップS23 レンジ判断手段14aがレンジ位置の
信号から選択されたレンジを判断する。 ステップS24 車速計算手段12aが回転数の信号か
ら車速を計算する。 ステップS25 出力トルク指令値計算手段15が前記
車速計算手段12aからの車速の信号によって、図3の
出力トルク指令値マップを参照し、アクセル開度が10
0〔%〕の時の出力トルク指令値を計算する。 ステップS26 アクセル開度計算手段13aがアクセ
ルペダルの踏込量の信号からアクセル開度を計算する。 ステップS27 出力トルク指令値計算手段15が前記
アクセル開度の信号によって、図4のトルク出力率マッ
プを参照し、その時点のアクセル開度におけるトルク出
力率を計算する。 ステップS28 出力トルク指令値計算手段15が、前
記出力トルク指令値にトルク出力率を乗じることによっ
て、その時点での基本出力トルク指令値T0 を計算す
る。 ステップS29 油温検出手段22からの油温の信号に
よって油温計算手段22aが油温を計算する。 ステップS30 出力トルク制限手段24は、図7のト
ルク制限値マップを参照して前記油温に対応するトルク
制限値T2 を計算し、出力トルク指令値計算手段15に
対して出力する。該トルク制限値T2 は、油温があらか
じめ設定された温度まで上昇すると、油温に対応して変
化させられ、油温が高いほど小さい値になるように設定
されている。 ステップS31 基本出力トルク指令値T0 がトルク制
限値T2 より大きいか否かを出力トルク指令値計算手段
15が判断する。すなわち、 T0 >T2 の場合はステップS32に進み、 T0 ≦T2 の場合は、基本出力トルク指令値T0 をそのまま実出力
トルク指令値T1 とし、ステップS33に進む。 ステップS32 基本出力トルク指令値T0 を補正して
トルク制限値T2 とし、該トルク制限値T2 を実出力ト
ルク指令値T1 とする。 ステップS33 実出力トルク指令値T1 をモータ21
に対して出力し、ステップS22に戻る。
ク制限値T2 が基本出力トルク指令値T0 以上になるよ
うに設定されているため、基本出力トルク指令値T0 と
実出力トルク指令値T1 が同じ値になり出力トルク制限
は行われない。次に、本発明の第3の実施例について説
明する。図8は本発明の第3の実施例を示す電動車両の
出力トルク制御装置のブロック図である。
12は電動車両の車速を検出する車速検出手段、13は
アクセル開度を検出するアクセル開度検出手段、14は
選択されたレンジを検出するレンジ位置検出手段であ
る。また、12aは車速を計算する車速計算手段、13
aはアクセル開度を計算するアクセル開度計算手段、1
4aは選択されたレンジを判断するレンジ判断手段であ
る。
びレンジの信号を受け、基本出力トルク指令値T0 を計
算する出力トルク指令値計算手段、17は該出力トルク
指令値計算手段15が計算した基本出力トルク指令値T
0 を、実出力トルク指令値T 1 としてモータ21に対し
て出力する出力トルク指令値出力手段である。前記モー
タ21は出力トルク指令値出力手段17から実出力トル
ク指令値T1 を受けると、それに対応するモータ電流が
供給されて駆動され、出力トルクを発生する。
によって冷却されるようになっているが、モータ21に
対して冷却用の油を十分に供給することができない場
合、低温時において冷却用の油の粘性が高くなった場
合、配管系にトラブルが発生した場合等には、油の循環
量が減少してモータ21を十分に冷却することができ
ず、モータ21の発熱量が冷却用の油による冷却能力を
超えて過熱状態になってしまう。
等に図示しない流量センサ、油圧センサ等を配設し、冷
却用の油の循環量が減少した時に油温が上昇するのを抑
制している。すなわち、26はモータ冷却能力検出手段
として設けられるオイル流量検出手段であり、モータ2
1の冷却能力すなわち冷却用の油の循環量を流量セン
サ、油圧センサ等で検出する。また、26aは該オイル
流量検出手段26からのオイル流量の信号によってオイ
ル流量を計算するオイル流量計算手段であり、該オイル
流量計算手段26aで計算されたオイル流量の信号は、
出力トルク制限手段24に対して出力される。
信号を受け、オイル流量に対応してトルク制限率C2 を
計算し、出力トルク指令値計算手段15に対して出力す
る。該出力トルク指令値計算手段15は、計算した基本
出力トルク指令値T0 を前記トルク制限率C2 によって
補正して実出力トルク指令値T1 とする。そして、前記
出力トルク指令値出力手段17は、前記実出力トルク指
令値T1 をモータ21に対して出力する。
両における出力トルク制御装置の動作を示すフローチャ
ート、図11は本発明の第3の実施例におけるトルク制
限率マップを示す図である。なお、本実施例において、
出力トルク指令値マップ及びトルク出力率マップについ
ては、第1の実施例におけるものと同じであるので、図
3及び図4を援用して説明する。
(図8)は、前記車速計算手段12aが計算した車速の
信号、及び前記アクセル開度計算手段13aが計算した
アクセル開度の信号から、図3の出力トルク指令値マッ
プ及び図4のトルク出力率マップを参照して基本出力ト
ルク指令値T0 を計算する。そして、通常の走行時にお
いては、該基本出力トルク指令値T0 がそのまま実出力
トルク指令値T1 として出力トルク指令値出力手段17
からモータ21に対して出力され、該実出力トルク指令
値T1 によってモータ21が駆動される。
イル流量を検出し、オイル流量の信号を前記オイル流量
計算手段26aに送る。該オイル流量計算手段26a
は、前記オイル流量検出手段26からのオイル流量の信
号によってオイル流量を計算し、出力トルク制限手段2
4に対して出力する。該出力トルク制限手段24は、図
11のトルク制限率マップを参照して前記オイル流量に
対応するトルク制限率C2 を計算し、出力トルク指令値
計算手段15に対して出力する。一方、前記出力トルク
指令値計算手段15は車速の信号及びアクセル開度の信
号から計算した基本出力トルク指令値T0 を前記トルク
制限率C2 によって補正して実出力トルク指令値T1 と
する。本実施例において、基本出力トルク指令値T0 の
補正は、各オイル流量に対応するトルク制限率C2 を基
本出力トルク指令値T0 に乗ずることによって行われ
る。 ステップS41 初期設定を行う。 ステップS42 回転数、アクセルペダルの踏込量、レ
ンジ位置及びオイル流量の信号を、それぞれ車速計算手
段12a、アクセル開度計算手段13a、レンジ判断手
段14a及びオイル流量計算手段26aに入力する。 ステップS43 レンジ判断手段14aがレンジ位置の
信号から選択されたレンジを判断する。 ステップS44 車速計算手段12aが回転数の信号か
ら車速を計算する。 ステップS45 出力トルク指令値計算手段15が前記
車速計算手段12aからの車速の信号によって、図3の
出力トルク指令値マップを参照し、アクセル開度が10
0〔%〕の時の出力トルク指令値を計算する。 ステップS46 アクセル開度計算手段13aがアクセ
ルペダルの踏込量の信号からアクセル開度を計算する。 ステップS47 出力トルク指令値計算手段15が前記
アクセル開度の信号によって、図4のトルク出力率マッ
プを参照し、その時点のアクセル開度におけるトルク出
力率を計算する。 ステップS48 出力トルク指令値計算手段15が、前
記出力トルク指令値にトルク出力率を乗じることによっ
て、その時点での基本出力トルク指令値T0 を計算す
る。 ステップS49 オイル流量検出手段26からのオイル
流量の信号によってオイル流量計算手段26aがオイル
流量を計算する。 ステップS50 出力トルク制限手段24は、図11の
トルク制限率マップを参照して前記オイル流量に対応す
るトルク制限率C2 を計算し、出力トルク指令値計算手
段15に対して出力する。該トルク制限率C2 は、オイ
ル流量があらかじめ設定された流量まで低下するとオイ
ル流量に対応して変化させられ、オイル流量が少ないほ
ど小さい値になるように設定されている。
はトルク制限率C2 の値が1であるため、基本出力トル
ク指令値T0 と実出力トルク指令値T1 が同じ値になり
出力トルク制限は行われない。ステップS51 出力ト
ルク指令値計算手段15が、前記基本出力トルク指令値
T0 にトルク制限率C2 を乗じることによって実出力ト
ルク指令値T1 を計算する。
力トルク指令値T1 をモータ21に対して出力し、ステ
ップS42に戻る。次に、本実施例の第4の実施例につ
いて説明する。図10は本発明の第4の実施例を示す電
動車両における出力トルク制御装置の動作を示すフロー
チャート、図12は本発明の第4の実施例におけるトル
ク制限値マップを示す図である。なお、本実施例におい
て、出力トルク指令値マップ及びトルク出力率マップに
ついては、第1の実施例におけるものと同じであるの
で、図3及び図4を援用して説明する。また、出力トル
ク制御装置11については、第3の実施例におけるもの
と同じであるので、図8を援用して説明する。
は、前記車速計算手段12aが計算した車速の信号、及
び前記アクセル開度計算手段13aが計算したアクセル
開度の信号から、図3の出力トルク指令値マップ及び図
4のトルク出力率のマップを参照して基本出力トルク指
令値T0 を計算する。そして、通常の走行時において
は、該基本出力トルク指令値T0 がそのまま実出力トル
ク指令値T1 として出力トルク指令値出力手段17から
モータ21に対して出力され、該実出力トルク指令値T
1 によってモータ21が駆動される。
イル流量を検出し、オイル流量の信号を前記オイル流量
計算手段26aに送る。該オイル流量計算手段26a
は、前記オイル流量検出手段26からのオイル流量の信
号によってオイル流量を計算し、出力トルク制限手段2
4に対して出力する。該出力トルク制限手段24は、図
12のトルク制限値マップを参照して前記オイル流量に
対応するトルク制限値T3 を計算し、出力トルク指令値
計算手段15に対して出力する。一方、前記出力トルク
指令値計算手段15は車速の信号及びアクセル開度の信
号から計算した基本出力トルク指令値T0 を前記トルク
制限値T3 によって補正して実出力トルク指令値T1 と
する。この場合、前記補正は各オイル流量に対応するト
ルク制限値T3 で出力トルクの上限を設定することによ
って行われる。 ステップS61 初期設定を行う。 ステップS62 回転数、アクセルペダルの踏込量、レ
ンジ位置及びオイル流量の信号を、それぞれ車速計算手
段12a、アクセル開度計算手段13a、レンジ判断手
段14a及びオイル流量計算手段26aに入力する。 ステップS63 レンジ判断手段14aがレンジ位置の
信号から選択されたレンジを判断する。 ステップS64 車速計算手段12aが回転数の信号か
ら車速を計算する。 ステップS65 出力トルク指令値計算手段15が前記
車速計算手段12aからの車速の信号によって、図3の
出力トルク指令値マップを参照し、アクセル開度が10
0〔%〕の時の出力トルク指令値を計算する。 ステップS66 アクセル開度計算手段13aがアクセ
ルペダルの踏込量の信号からアクセル開度を計算する。 ステップS67 出力トルク指令値計算手段15が前記
アクセル開度の信号によって、図4のトルク出力率マッ
プを参照し、その時点のアクセル開度におけるトルク出
力率を計算する。 ステップS68 出力トルク指令値計算手段15が、前
記出力トルク指令値にトルク出力率を乗じることによっ
て、その時点での基本出力トルク指令値T0 を計算す
る。 ステップS69 オイル流量検出手段26からのオイル
流量の信号によってオイル流量計算手段26aがオイル
流量を計算する。 ステップS70 出力トルク制限手段24は、図12の
トルク制限値マップを参照して前記オイル流量に対応す
るトルク制限値T3 を計算し、出力トルク指令値計算手
段15に対して出力する。該トルク制限値T3 は、オイ
ル流量があらかじめ設定された流量まで低下するとオイ
ル流量に対応して変化させられ、オイル流量が少ないほ
ど小さい値になるように設定されている。 ステップS71 基本出力トルク指令値T0 がトルク制
限値T3 より大きいか否かを出力トルク指令値計算手段
15が判断する。すなわち、 T0 >T3 の場合はステップS72に進み、 T0 ≦T3 の場合は、基本出力トルク指令値T0 をそのまま実出力
トルク指令値T1 とし、ステップS73に進む。 ステップS72 基本出力トルク指令値T0 を補正して
トルク制限値T3 とし、該トルク制限値T3 を実出力ト
ルク指令値T1 とする。 ステップS73 実出力トルク指令値T1 をモータ21
に対して出力し、ステップS62に戻る。
ク制限値T3 が基本出力トルク指令値T0 以上になるよ
うに設定されているため、基本出力トルク指令値T0 と
実出力トルク指令値T1 が同じ値になり出力トルク制御
は行われない。なお、本発明は前記実施例に限定される
ものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々変形させる
ことが可能であり、それらを本発明の範囲から排除する
ものではない。
ルク制御装置のブロック図である。
出力トルク制御装置の動作を示すフローチャートであ
る。
値マップを示す図である。
ップを示す図である。
出力トルク制御装置の動作を示すフローチャートであ
る。
ップを示す図である。
ップを示す図である。
ルク制御装置のブロック図である。
出力トルク制御装置の動作を示すフローチャートであ
る。
る出力トルク制御装置の動作を示すフローチャートであ
る。
マップを示す図である。
マップを示す図である。
Claims (1)
- 【請求項1】 (a)車速を検出する車速検出手段と、 (b)アクセル開度を検出するアクセル開度検出手段
と、 (c)モータの冷却能力を検出するモータ冷却能力検出
手段と、 (d)検出した車速及びアクセル開度から出力トルク指
令値を計算する出力トルク指令値計算手段と、 (e)検出したモータの冷却能力に基づいて、出力トル
ク指令値を補正する出力トルク制限手段を有し、 (f)該出力トルク制限手段は、モータの冷却能力が低
下した場合に出力トルク指令値を小さくするものである
ことを特徴とする電動車両。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23742892A JP3155080B2 (ja) | 1992-09-04 | 1992-09-04 | 電動車両 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23742892A JP3155080B2 (ja) | 1992-09-04 | 1992-09-04 | 電動車両 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0690507A JPH0690507A (ja) | 1994-03-29 |
JP3155080B2 true JP3155080B2 (ja) | 2001-04-09 |
Family
ID=17015214
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23742892A Expired - Lifetime JP3155080B2 (ja) | 1992-09-04 | 1992-09-04 | 電動車両 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3155080B2 (ja) |
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DE102012103022A1 (de) * | 2012-04-05 | 2013-10-10 | Minebea Co., Ltd. | Bürstenloser Elektromotor |
JP5553097B2 (ja) * | 2012-08-31 | 2014-07-16 | トヨタ自動車株式会社 | 回転電機システム制御装置 |
-
1992
- 1992-09-04 JP JP23742892A patent/JP3155080B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0690507A (ja) | 1994-03-29 |
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