JP4950291B2 - 作業車両および作業車両の制御方法 - Google Patents

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Description

本発明は、作業車両および作業車両の制御方法に関する。
ブルドーザなどの作業車両では、エンジンを冷却するための冷却装置が備えられており、この冷却装置は、油圧ポンプから供給される油圧によって駆動される。冷却装置の出力は、例えば特許文献1に開示されているように、エンジン回転数、冷却水温度などに基づいて制御される。
しかし、上記のような作業車両では、エンジンの馬力の一部が冷却装置の駆動のために用いられる。このため、作業車両がエンジン回転数の増大を必要とする動作を行う際に、エンジン回転数の加速性が低下する恐れがある。
特開平2001−182535号公報
本発明の課題は、エンジン回転数の加速性の低下を抑えることができる作業車両および作業車両の制御方法を提供することにある。
本発明の第1局面にかかる作業車両は、エンジンと、エンジンからの駆動力によって駆動され、車両を走行させるための走行装置と、エンジンからの駆動力によって駆動され、圧油を吐出する第1油圧ポンプと、第1油圧ポンプから供給される圧油によって駆動され、エンジンを冷却する冷却装置と、エンジンの実際の回転数であるエンジン実回転数を検出するエンジン回転数センサと、制御部とを備える。制御部は、通常冷却制御と、通常冷却制御よりも冷却装置の運転を抑制する冷却抑制制御とを実行可能である。制御部は、エンジン回転数の増大を必要とする所定動作の実行時には冷却抑制制御を行う。制御部は、通常冷却制御では、エンジン回転数から冷却ファンの上限ファン回転数を、エンジン回転数と上限ファン回転数との関係を示す第1の上限ファン回転数データに基づいて決定する。制御部は、冷却抑制制御では、エンジン回転数から冷却ファンの上限ファン回転数を、エンジン回転数と上限ファン回転数との関係を示す第2の上限ファン回転数データに基づいて決定し、第2の上限ファン回転数データは、第1の上限ファン回転数データに比してエンジン実回転数が低い領域では同じファン回転数に、エンジン実回転数が高い領域では低いファン回転数に上限ファン回転数を設定することにより冷却装置の運転を抑制する。
この作業車両では、エンジン回転数の増大を必要とする所定動作の実行時には、冷却装置の運転を抑制する冷却抑制制御が行われる。このため、冷却抑制制御の実行時の上限ファン回転数が通常冷却制御の実行時の上限ファン回転数よりも低い値に抑えられる。これにより、エンジン回転数の増大を促進させることができる。
本発明の第2局面にかかる作業車両は、本発明の第1局面にかかる作業車両において、制御部は、エンジン回転数が所定回転数に到達するか、又は、冷却抑制制御の開始時以降の所定の基準時から所定時間が経過するかの少なくとも一方の条件が満たされた場合に、冷却抑制制御を終了する。
この作業車両では、冷却抑制制御は、エンジン回転数が所定回転数に到達するか、又は、冷却抑制制御の開始時以降の所定の基準時から所定時間が経過するかの少なくとも一方の条件が満たされた場合に終了される。エンジン回転数が所定回転数に到達した場合は、それ以上、冷却抑制制御を続ける必要がないため、冷却抑制制御を終了させることにより、冷却装置によるエンジンの冷却能力を元のレベルに復帰させることができる。また、エンジン回転数が所定回転数に到達しない場合でも、基準時から所定時間が経過した場合には、冷却抑制制御が終了される。これにより、冷却装置の運転が抑制された状態が長時間継続することが防止され、エンジンの冷却能力の過剰な低下を抑えることができる。
本発明の第3局面にかかる作業車両は、本発明の第1局面の作業車両において、走行装置は、中立状態、前進状態および後進状態に変更可能なトランスミッションを有する。そして、制御部は、トランスミッションが中立状態から前進状態または後進状態に変更された場合に、冷却抑制制御を行う。
この作業車両では、トランスミッションが中立状態から前進状態または後進状態に変更された場合に、冷却抑制制御が行われる。これにより、作業車両が停止した状態から前進又は後進する場合の加速性を向上させることができる。
本発明の第4局面にかかる作業車両は、本発明の第1局面の作業車両において、走行装置は、複数の変速段に切替可能なトランスミッションを有する。そして、制御部は、車両の牽引力を算出し、牽引力が一定であり、且つ、トランスミッションがシフトダウンされた場合に、冷却抑制制御を行う。
この作業車両では、トランスミッションがシフトダウンされた場合に、冷却抑制制御が行われる。これにより、シフトダウン直後の加速性を向上させることができる。
本発明の第5局面にかかる作業車両は、本発明の第2局面の作業車両において、走行装置は、中立状態、前進状態および後進状態に変更可能なトランスミッションを有する。トランスミッションは、油圧によって駆動されるクラッチを有する。制御部は、トランスミッションが中立状態から前進状態または後進状態に変更された場合に、冷却抑制制御を行う。そして、上記の基準時は、クラッチのモジュレーション完了時である。
この作業車両では、クラッチのモジュレーション完了時から所定時間が経過した場合に、冷却抑制制御が終了する。このため、クラッチの切替を完了させてからエンジン回転数を増大させる時間を十分に確保することができると共に、冷却装置の運転が抑制された状態が過剰に続くことを防止することができる。
本発明の第6局面にかかる作業車両は、本発明の第1局面の作業車両において、走行装置は、ロックアップクラッチ付きのトルクコンバータを有する。そして、制御部は、ロックアップクラッチがオン状態からオフ状態に変更された場合に、冷却抑制制御を行う。
この作業車両では、ロックアップクラッチがオン状態からオフ状態に変更された場合に、冷却抑制制御が行われる。これにより、ロックアップクラッチの切替による変速が行われた際の作業車両の加速性を向上させることができる。
本発明の第7局面にかかる作業車両は、本発明の第1局面の作業車両において、制御部は、エンジン回転数の指令値が、所定の第1回転数以下から第1回転数より大きい第2回転数以上の値に変更され、且つ、エンジン回転数が第2回転数より小さい場合に、冷却抑制制御を行う。
この作業車両では、エンジン回転数の指令値が、所定の第1回転数以下から第1回転数より大きい第2回転数以上の値に変更されたにも関わらず、エンジン回転数が第2回転数まで増大していない場合に、冷却抑制制御が行われる。これにより、エンジン回転数を指令値まで速やかに増大させることができる。
本発明の第8局面にかかる作業車両は、本発明の第1局面の作業車両において、デセル装置をさらに備える。デセル装置は、オン状態にされることによりエンジン回転数の指令値を通常値から低減させ、オフ状態にされることによってエンジン回転数の指令値を通常値に復帰させる。そして、制御部は、デセル装置がオン状態からオフ状態に変更され、且つ、エンジン回転数が通常値に対応した回転数より小さい場合に、冷却抑制制御を行う。
この作業車両では、デセル装置がオン状態からオフ状態に変更されたにも関わらず、エンジン回転数が通常値に対応した回転数まで増大していない場合に、冷却抑制制御が行われる。これにより、エンジン回転数を通常値まで速やかに増大させることができる。
本発明の第9局面にかかる作業車両は、本発明の第2局面の作業車両において、走行装置は、ロックアップクラッチ付きのトルクコンバータを有する。制御部は、ロックアップクラッチがオン状態からオフ状態に変更された場合に、冷却抑制制御を行う。そして、上記の基準時は、冷却抑制制御の開始時である。
この作業車両では、冷却抑制制御の開始時から所定時間が経過した場合に、冷却抑制制御が終了する。このため、エンジン回転数を増大させる時間を十分に確保することができると共に、冷却装置の運転が抑制された状態が過剰に続くことを防止することができる。
本発明の第10局面にかかる作業車両は、本発明の第1局面の作業車両において、エンジンによって駆動され、圧油を吐出する第2油圧ポンプと、第2油圧ポンプから供給される圧油によって駆動される作業機と、をさらに備える。また、走行装置は、油圧によってクラッチの係合状態が切り換えられることによって変速段の切替を行うトランスミッションを有する。また、冷却装置は、油圧によって駆動される油圧モータと、油圧モータによって回転駆動される冷却ファンとを有し、エンジンの冷却水と、作業機および油圧モータに供給される圧油と、クラッチに供給される圧油とを冷却する。そして、制御部は、エンジンの冷却水の温度と、作業機および油圧モータに供給される圧油の温度と、クラッチに供給される圧油の温度と、の少なくとも1つが所定のオーバーヒート警告温度以上である場合は、冷却抑制制御を行わない。
この作業車両では、冷却装置の冷却対象であるエンジンの冷却水と、作業機および油圧モータに供給される圧油と、クラッチに供給される圧油との各温度のうちの少なくとも1つが、所定のオーバーヒート警告温度以上である場合には、冷却抑制制御が行われない。これにより、エンジンの冷却水、作業機および油圧モータに供給される圧油、クラッチに供給される圧油の各温度が過剰に上昇することを抑えることができる。
本発明の第11局面にかかる作業車両は、本発明の第1局面の作業車両において、デセル装置をさらに備える。デセル装置は、オン状態にされることによりエンジン回転数の指令値を通常値から低減させ、オフ状態にされることによってエンジン回転数の指令値を通常値に復帰させる。また、走行装置は、トランスミッションと、ロックアップクラッチ付きのトルクコンバータとを有する。トランスミッションは、中立状態、前進状態および後進状態に変更可能であり、且つ、複数の変速段に切替可能である。そして、制御部は、第1モード、第2モード、第3モード、第4モードのうちのいずれかが実行された場合に冷却抑制制御を行う。第1モードでは、停止状態からの発進、又は、前後進の切換が行われる。第2モードでは、デセル装置がオン状態からオフ状態に切り替えられる。第3モードでは、ロックアップクラッチがオン状態からオフ状態に切り替えられる。第4モードでは、トランスミッションがシフトダウンされ且つ車両の牽引力が一定である。
この作業車両では、エンジン回転数の増大を必要とする上記の4つのモードが実行される時に、冷却装置の運転を抑制する冷却抑制制御が行われる。これにより、エンジン回転数の増大を促進させることができる。
本発明の第12局面にかかる作業車両は、本発明の第2局面の作業車両において、走行装置は、複数の変速段に切替可能なトランスミッションを有する。また、トランスミッションは、油圧によって駆動されるクラッチを有する。制御部は、車両の牽引力を算出し、牽引力が一定であり、且つ、トランスミッションがシフトダウンされた場合に、冷却抑制制御を行う。また、上記の基準時は、クラッチのモジュレーション完了時である。
この作業車両では、トランスミッションがシフトダウンされた場合に、冷却抑制制御が行われる。これにより、シフトダウン直後の加速性を向上させることができる。また、冷却装置の運転が抑制された状態が長時間継続することが防止され、エンジンの冷却能力の過剰な低下を抑えることができる。
本発明の第13局面にかかる作業車両は、本発明の第2局面の作業車両において、制御部は、エンジン回転数の指令値が、所定の第1回転数以下から第1回転数より大きい第2回転数以上の値に変更され、且つ、エンジン回転数が第2回転数より小さい場合に、冷却抑制制御を行う。また、上記の基準時は、冷却抑制制御の開始時である。
この作業車両では、エンジン回転数の指令値が、所定の第1回転数以下から第1回転数より大きい第2回転数以上の値に変更されたにも関わらず、エンジン回転数が第2回転数まで増大していない場合に、冷却抑制制御が行われる。これにより、エンジン回転数を指令値まで速やかに増大させることができる。また、冷却装置の運転が抑制された状態が長時間継続することが防止され、エンジンの冷却能力の過剰な低下を抑えることができる。
本発明の第14局面にかかる作業車両の制御方法は、エンジンと、エンジンからの駆動力によって駆動され、車両を走行させるための走行装置と、エンジンからの駆動力によって駆動され、圧油を吐出する第1油圧ポンプと、第1油圧ポンプから供給される圧油によって駆動され、エンジンを冷却する冷却装置と、を備える作業車両の制御方法である。この作業車両の制御方法は、エンジンの実際の回転数であるエンジン実回転数を検出するステップと、エンジン回転数の増大を必要とする所定動作の実行時であるか否かを判断するステップと、前記所定動作の実行時ではない場合に通常冷却制御を行うステップと、前記所定動作の実行時である場合に通常冷却制御よりも冷却装置の運転を抑制する冷却抑制制御を行うステップと、を備える。通常冷却制御では、エンジン回転数から冷却ファンの上限ファン回転数が、エンジン回転数と上限ファン回転数との関係を示す第1の上限ファン回転数データに基づいて決定される。冷却抑制制御では、エンジン回転数から冷却ファンの上限ファン回転数が、エンジン回転数と上限ファン回転数との関係を示す第2の上限ファン回転数データに基づいて決定され、第2の上限ファン回転数データは第1の上限ファン回転数データに比してエンジン実回転数が低い領域では同じファン回転数に、エンジン実回転数が高い領域では低いファン回転数に上限ファン回転数を設定することにより冷却装置の運転が抑制される。
この作業車両の制御方法では、エンジン回転数の増大を必要とする所定動作の実行時には、冷却装置の運転を抑制する冷却抑制制御が行われる。このため、冷却抑制制御の実行時の上限ファン回転数が通常冷却制御の実行時の上限ファン回転数よりも低い値に抑えられる。これにより、エンジン回転数の増大を促進させることができる。
作業車両の側面図である。 作業車両の内部構成を示すブロック図である。 通常冷却制御のフローチャートである。 目標ファン回転数データの一例を示す図である。 通常冷却制御の上限ファン回転数データの一例を示す図である。 冷却抑制制御の上限ファン回転数データの一例を示す図である。 冷却抑制制御の開始判定のフローチャートである。 冷却抑制制御の終了判定のフローチャートである。 第1モードの冷却抑制制御の一例を示すタイムチャートである。 第2モードの冷却抑制制御の一例を示すタイムチャートである。 第3モードの冷却抑制制御の一例を示すタイムチャートである。 第4モードの冷却抑制制御の一例を示すタイムチャートである。
1 作業車両
4 作業機
5 エンジン
6 走行装置
7 冷却装置
9 制御部
16 第1油圧ポンプ
17 第2油圧ポンプ
60 トルクコンバータ
61 トランスミッション
71 油圧モータ
72 冷却ファン
83 デセル装置
C1−C5 クラッチ
LC ロックアップクラッチ
<構成>
本発明の一実施形態に係る作業車両1の外観構成を示す側面図を図1に示す。この作業車両1は、ブルドーザであり、左右一対の走行体2と車両本体3と作業機4とを備えている。
走行体2は履帯11を有しており、履帯11が駆動されることにより作業車両1が走行する。
車両本体3は、左右一対の走行体2間に配置されており、車両本体3の前部にはエンジンルーム12が設けられている。エンジンルーム12には、後述するエンジン及び冷却装置が収納されている。また、エンジンルーム12の後方には、運転室15が設けられている。
作業機4は、エンジンルーム12の前方に設けられており、上下方向に移動可能に設けられたブレード13と、ブレード13を駆動する油圧シリンダ14とを有する。
次に、作業車両1の内部構成を示すブロック図を図2に示す。作業車両1は、エンジン5と、走行装置6と、走行装置用油圧ポンプ19と、第1油圧ポンプ16と、冷却装置7と、第2油圧ポンプ17と、操作装置8と、各種のセンサSN1−SN5と、制御部9とを備える。
〔エンジン5〕
エンジン5は、ディーゼルエンジンであり、燃料噴射ポンプ(図示せず)からの燃料の噴射量が調整されることにより、エンジン5の出力が制御される。燃料噴射量の調整は、燃料噴射ポンプに付設されたガバナが制御部9によって制御されることで行われる。ガバナとしては、一般的にオールスピード制御方式のガバナが用いられ、実際のエンジン回転数が制御部9によって設定されたエンジン回転数の指令値(以下「指令エンジン回転数」と呼ぶ)になるように、負荷に応じてエンジン回転数と燃料噴射量とを調整する。すなわち、ガバナは、指令エンジン回転数とエンジン回転数との差がなくなるように燃料噴射量を増減させる。
〔走行装置6〕
走行装置6は、エンジン5からの駆動力によって駆動され、車両を走行させるための装置である。走行装置6は、トルクコンバータ60と、トランスミッション61と、終減速装置62と、スプロケット63とを備えており、エンジン5の出力は、トルクコンバータ60、トランスミッション61、終減速装置62を介してスプロケット63に伝達される。
トルクコンバータ60は、PTO(動力取出し装置)軸18を介してエンジン5の出力軸に連結されている。このトルクコンバータ60は、トルクコンバータ60の入力側と出力側とを直結するロックアップクラッチLCを有しており、ロックアップクラッチLCは、走行装置用油圧ポンプ19から供給される圧油によってオン状態とオフ状態とに切り換えられる。このロックアップクラッチLCへの圧油の供給は、制御部9からの制御信号によって制御されるロックアップ電磁弁LVによって制御される。なお、オン状態とはクラッチが係合した状態であり、オフ状態とは、クラッチが係合していない状態を意味する。
トランスミッション61は、前進用油圧クラッチC1および後進用油圧クラッチC2を有しており、前進用油圧クラッチC1、後進用油圧クラッチC2のいずれかが選択されることにより、前進走行あるいは後進走行が行われる。前進用油圧クラッチC1および後進用油圧クラッチC2は、走行装置用油圧ポンプ19から供給される圧油によってオン状態とオフ状態とに切り換えられる。前進用油圧クラッチC1がオン状態であり且つ後進用油圧クラッチC2がオフ状態である場合には、前進走行が行われ、前進用油圧クラッチC1がオフ状態であり且つ後進用油圧クラッチC2がオン状態である場合には、後進走行が行われる。また、前進用油圧クラッチC1と後進用油圧クラッチC2との両方がオフ状態である場合には、エンジン5からの駆動力が伝達されない中立状態となる。なお、前進用油圧クラッチC1への圧油の供給は、前進用電磁弁V1によって制御され、後進用油圧クラッチC2への圧油の供給は、後進用電磁弁V2によって制御される。また、これらの電磁弁V1,V2は、制御部9からの制御信号によって制御される。
また、このトランスミッション61は、第1速用油圧クラッチC3、第2速用油圧クラッチC4、第3速用油圧クラッチC5を有し、これらの変速用クラッチC3−C5のうちのいずれかが選択されることにより、速度段の切替が行われる。第1速用油圧クラッチC3、第2速用油圧クラッチC4、第3速用油圧クラッチC5は、それぞれ走行装置用油圧ポンプ19から供給される圧油によって駆動され、オン状態とオフ状態とに切り換えられる。第1速用油圧クラッチC3への圧油の供給は、第1速用電磁弁V3によって制御され、第2速用油圧クラッチC4への圧油の供給は、第2速用電磁弁V4によって制御され、第3速用油圧クラッチC5への圧油の供給は、第3速用電磁弁V5によって制御される。また、これらの電磁弁V3−V5は、制御部9からの制御信号によって制御される。
上記のように、エンジン5の出力は、トルクコンバータ60、トランスミッション61、終減速装置62を介してスプロケット63に伝達され、これによりスプロケット63が回転駆動される。スプロケット63が回転駆動されると、スプロケット63に巻回された履帯11(図1参照)が駆動され、これにより作業車両1が走行する。このように、エンジン5の馬力の一部は、作業車両1を走行させるための走行馬力として消費される。
〔第1油圧ポンプ16〕
第1油圧ポンプ16は、PTO軸18を介してエンジン5の出力軸に連結されており、エンジン5からの駆動力によって駆動される。第1油圧ポンプ16は、冷却装置7を駆動するための圧油を吐出する。第1油圧ポンプ16は、可変容量型油圧ポンプであり、斜板駆動部21によって斜板の傾転角が変化されることにより、ポンプ容量が変化される。斜板駆動部21は、制御部9からの制御信号によって制御される。
〔冷却装置7〕
冷却装置7は、第1油圧ポンプ16から供給される圧油によって駆動され、エンジン5を冷却する装置である。冷却装置7は、油圧モータ71と、油圧モータ71によって回転駆動される冷却ファン72と、ラジエータ73と、オイルクーラ74とを有する。
油圧モータ71は、第1油圧ポンプ16から供給される油圧によって駆動され、冷却ファン72を回転駆動する。油圧モータ71と第1油圧ポンプ16との間には、電磁切換弁75が設けられている。電磁切換弁75は、2位置弁であり、制御部9からの指令信号により圧油の流れの方向を切り換えることができ、これにより油圧モータ71すなわち冷却ファン72の回転方向を制御することができる。また、油圧モータ71の回転数すなわち冷却ファン72の回転数は、斜板駆動部21によって第1油圧ポンプ16のポンプ容量が制御されることによって制御される。
冷却ファン72は、油圧モータ71によって回転駆動されることにより、ラジエータ73およびオイルクーラ74を通る空気の流れを生成する。
ラジエータ73は、冷却ファン72によって生成された空気流を受けてエンジン5の冷却水を冷却する。
オイルクーラ74は、ラジエータ73と同様に冷却ファン72によって生成された空気流を受けて、冷却装置7の油圧モータ71および作業機4の油圧シリンダ14を駆動させる圧油(以下、「第1作動油」と呼ぶ)を冷却する。油圧モータ71からの戻り油は、電磁切換弁75を経由してオイルクーラ74に入り、オイルクーラ74で冷却された後に作動油タンク22へ戻る。なお、図2では図示していないが、作業機4の油圧シリンダ14からの戻り油も、同様にしてオイルクーラ74で冷却された後に作動油タンク22へ戻る。作動油タンク22に貯留された第1作動油は、第1油圧ポンプ16および第2油圧ポンプ17によって加圧され、それぞれ油圧モータ71および油圧シリンダ14へ供給される。また、オイルクーラ74は、トランスミッション61の油圧クラッチLV,V1−V5からの戻り油も通るように構成されており、トランスミッション61の油圧クラッチLV,V1−V5を駆動させる圧油(以下、「第2作動油」と呼ぶ)を冷却する。
以上より、この冷却装置7では、第1油圧モータ71に圧油が供給されると、冷却ファン72が回転駆動され、ラジエータ73およびオイルクーラ74を通過する空気流が生成される。これにより、ラジエータ73を流れるエンジン5の冷却水と、オイルクーラ74を流れる第1作動油および第2作動油とが冷却される。このようにエンジン5の馬力の一部は、エンジン5の冷却水、第1作動油、第2作動油を冷却する冷却装置7を駆動するためのファン馬力として消費される。
〔第2油圧ポンプ17〕
第2油圧ポンプ17は、PTO軸18を介してエンジン5の出力軸に連結されており、エンジン5によって駆動され、作業機4の油圧シリンダ14を駆動するための圧油を吐出する。第2油圧ポンプ17は、可変容量型油圧ポンプであり、斜板駆動部29によって斜板の傾転角が変化されることにより、ポンプ容量が変化される。斜板駆動部29は、制御部9からの制御信号によって制御される。エンジン5からの駆動力によって第2油圧ポンプ17が駆動されると、圧油が電磁切換弁23を介して作業機4の油圧シリンダ14に供給される。油圧シリンダ14に圧油が供給されると、油圧シリンダ14が伸縮することによってブレード13(図1参照)が駆動される。このようにエンジン5の馬力の一部は、作業機4を駆動するための作業馬力として消費される。
〔操作装置8〕
操作装置8は、運転室15に内装されており、オペレータによって操作されることにより操作信号を制御部9に送る。操作装置8は、シフトスイッチ81、走行レバー82、デセル装置83などを有する。
シフトスイッチ81は、トランスミッション61の速度段を切り換えるためのものである。この作業車両1では、第1速から第3速までの速度段の切替が可能であり、オペレータがシフトスイッチ81を操作することにより、手動で速度段の切替を行うことができる。
走行レバー82は、前後進レバー部材84と、旋回レバー部材85とを有している。オペレータは、前後進レバー部材84を操作することによりトランスミッション61を前進状態、後進状態、中立状態に切り換えることができる。また、オペレータは、旋回レバー部材85を操作することにより、作業車両1の旋回方向を切り換えることができる。
デセル装置83は、エンジン回転数を低減させるためのものであり、オン状態にされることによりエンジン4への指令エンジン回転数を通常値から低減させ、オフ状態にされることによって指令エンジン回転数を通常値に復帰させる。
〔各種のセンサSN1−SN5〕
各種のセンサSN1−SN5には、第1作動油温度センサSN1、冷却水温度センサSN2、第2作動油温度センサSN3、エンジン回転数センサSN4、トランスミッション回転数センサSN5などがある。第1作動油温度センサSN1は、作動油タンク22に貯えられた第1作動油の温度を検出することにより、冷却装置7の油圧モータ71および作業機4の油圧シリンダ14を駆動させる第1作動油の温度(以下「第1作動油温度」と呼ぶ)を検出する。冷却水温度センサSN2は、エンジン5の冷却水の温度(以下「冷却水温度」と呼ぶ)を検出する。第2作動油温度センサSN3は、走行装置6の油圧クラッチLV,V1−V5を駆動させるための第2作動油の温度(以下「第2作動油温度」と呼ぶ)を検出する。エンジン回転数センサSN4は、エンジン5の実際の回転数であるエンジン回転数を検出する。トランスミッション回転数センサSN5は、トランスミッション61の出力軸の回転数を検出することにより、作業車両1の車速を検出する。これらのセンサSN1−SN5によって検出された各種の情報は検出信号として制御部9に入力される。
〔制御部9〕
制御部9はマイクロコンピュータや数値演算プロセッサ等の演算処理装置を主体にして構成されており、制御データ等を記憶する記憶部90を有している。制御部9は、操作装置8からの操作信号、センサSN1−SN5からの検出信号、記憶部90に記憶された制御データなどに基づいて、エンジン5、走行装置6、冷却装置7、作業機4などの制御を行う。例えば、記憶部90には、エンジン回転数とエンジントルクとの関係を示すエンジンパワーカーブが記憶されており、制御部9は、エンジンパワーカーブに基づいてエンジン5を制御する。また、制御部9は、車速やエンジン回転数に基づいて自動的に、又は、シフトスイッチ81や走行レバー82の操作に応じて、トルクコンバータ60のロックアップクラッチLCの切換、トランスミッション61の前進用油圧クラッチC1、後進用油圧クラッチC2、変速用クラッチC3−C5の切換を行う。
以下、制御部9による冷却装置7の制御について詳細に説明する。
<冷却装置7の制御>
この作業車両1では、制御部9は、冷却水温度、第1作動油温度、第2作動油温度およびエンジン回転数に基づいて冷却装置7を制御する。ここで、制御部9が行う冷却装置7の制御には、通常冷却制御と冷却抑制制御とがある。
〔通常冷却制御〕
まず、通常冷却制御について、図3に示すフローチャートに基づいて説明する。
第1ステップS1では、冷却水温度、第1作動油温度、第2作動油温度のうち、最も高い温度がファン制御温度として決定される。
次に、第2ステップS2では、ファン制御温度から冷却ファン72の目標ファン回転数が決定される。ここでは、図4に示すような目標ファン回転数データに基づいて、ファン制御温度から目標ファン回転数が決定される。この目標ファン回転数データは、ファン制御温度と目標ファン回転数の関係を示すものであり、予め実験等に基づき作成され記憶部90に記憶されている。
次に、第3ステップS3では、エンジン回転数から上限ファン回転数が決定される。ここでは、図5に示すような上限ファン回転数データに基づいて、エンジン回転数から冷却ファン72のファン回転数の上限値である上限ファン回転数が決定される。この上限ファン回転数データは、エンジン回転数と上限ファン回転数の関係を示すものであり、予め実験等に基づき作成され記憶部90に記憶されている。この上限ファン回転数データでは、エンジン回転数が、低エンジン回転数Nel以下の場合には、上限ファン回転数は低上限ファン回転数Nflで一定となる。また、エンジン回転数が、高エンジン回転数Neh以上の場合には、上限ファン回転数は、低上限ファン回転数Nflより大きい高上限ファン回転数Nfhで一定となる。エンジン回転数が、低エンジン回転数Nelと高エンジン回転数Nehとの間である場合は、エンジン回転数の増大に応じて上限ファン回転数も増大する。
次に、第4ステップS4では、目標ファン回転数と上限ファン回転数が比較され、小さい方の回転数が指令ファン回転数として決定される。そして、指令ファン回転数に対応した指令信号が制御部9から斜板駆動部21に送られ、斜板駆動部21が第1油圧ポンプ16のポンプ容量を制御する。これにより、冷却ファン72が指令ファン回転数で回転駆動されるように、油圧モータ71が制御される。
〔冷却抑制制御〕
次に、冷却抑制制御について説明する。冷却抑制制御は、エンジン回転数の増大を必要とする所定動作の実行時に、通常冷却制御よりも冷却装置7の運転を抑制する制御である。
冷却抑制制御では、通常冷却制御と同様にして、指令ファン回転数が決定されるが、上記の第3ステップS3において決定される上限ファン回転数が通常冷却制御よりも低い値に抑えられる。例えば、図6において実線L1で示すような上限ファン回転数データが用いられて上限ファン回転数が決定される。なお、図6において、破線L2は、通常冷却制御における上限ファン回転数データを示している。
エンジン回転数の増大を必要とする所定動作とは、具体的には、以下に示す第1モードから第4モードまでの4つの動作である。第1モードは、停止状態からの発進、又は、前後進の切換が行われる場合である。第2モードは、デセル装置83がオン状態からオフ状態に切り替えられる場合である。第3モードは、ロックアップクラッチLCがオン状態からオフ状態に切り替えられる場合である。第4モードは、作業機4による押し土作業時にトランスミッション61がシフトダウンされた場合である。
以下、図7および図8に示すフローチャートに基づいて冷却抑制制御の開始判定および冷却抑制制御の終了判定について説明する。
〈冷却抑制制御の開始判定〉
まず、第11ステップS11では、冷却水温度、第1作動油温度、第2作動油温度が所定のオーバーヒート警告温度より低いか否かが判断される。オーバーヒート警告温度は、エンジン5や油圧モータ71等がオーバーヒートを起こすことを回避するために設定される温度であり、予め実験等により求められ記憶部90に記憶されている。冷却水温度、第1作動油温度、第2作動油温度の少なくとも1つがオーバーヒート警告温度以上である場合は、冷却抑制制御は開始されず、第25ステップS25において、通常冷却制御が行われる。これにより、エンジン5や油圧モータ71のオーバーヒートを防止することができる。冷却水温度、第1作動油温度、第2作動油温度の全てがオーバーヒート警告温度未満である場合は、第12ステップS12に進む。
次に、第12ステップS12では、中立から前進、又は、中立から後進への走行レバー82の操作が行われた否かが判断される。これらの操作のいずれかが行われた場合は、トランスミッション61が中立状態から前進状態または後進状態に変更されることになる。このため、第1モードの動作が行われると判断されて、第21ステップS21において、冷却抑制制御が開始される。上記の操作のいずれもが行われない場合は、第13ステップS13に進む。
第13ステップS13では、トランスミッション61がシフトダウンされたか否かが判断される。ここでは、制御部9によって自動的にシフトダウンが行われたか、又は、オペレータのシフトスイッチ81の操作によって手動でシフトダウンが行われたか場合に、シフトダウンが行われたと判断される。また、第14ステップS14では、作業車両1の牽引力が一定であるか否かが判断される。ここでは、制御部9において、エンジン回転数、トルクコンバータ60の出力回転数、トランスミッション61の減速比などから作業車両1の牽引力が算出され、牽引力が一定であるか否かが判断される。第13ステップS13および第14ステップS14において、シフトダウンが行われ、且つ、牽引力が一定である場合には、第2モードの動作が行われると判断されて、第22ステップS22において、冷却抑制制御が開始される。第13ステップS13においてシフトダウンが行われていない場合、又は、第14ステップS14において、牽引力が一定ではない場合は、第15ステップS15に進む。
第15ステップS15では、指令エンジン回転数が上昇したか否かが判断される。ここでは、指令エンジン回転数が所定の第1回転数Ne1以下(図10参照)から第1回転数Ne1より大きい第2回転数Ne2以上の値に変更されたか否かが判断される。また、第16ステップS16では、エンジン回転数が第2回転数Ne2より小さいか否かが判断される。すなわち、第15ステップS15では、デセル装置83がオン状態からオフ状態に変更されたか否かが判断され、第16ステップS16では、デセル装置83がオフ状態に変更されたことによりエンジン回転数が十分に増大したか否かが判断される。第15ステップS15および第16ステップS16において、指令エンジン回転数が所定の第1回転数Ne1以下から第2回転数Ne2以上の値に変更され、且つ、エンジン回転数が第2回転数Ne2より小さい場合には、第2モードの動作が行われると判断されて、第23ステップS23において、冷却抑制制御が開始される。第15ステップS15において、指令エンジン回転数が第1回転数Ne1以下から第2回転数Ne2以上の値に変更されていない場合、又は、第16ステップS16において、エンジン回転数が第2回転数Ne2以上に増大している場合には、第17ステップS17に進む。
第17ステップS17では、ロックアップクラッチLCがオン状態からオフ状態に変更されたか否かが判断される。ロックアップクラッチLCがオン状態からオフ状態に変更された場合は、第3モードの動作が行われると判断されて、第24ステップS24において、冷却抑制制御が開始される。ロックアップクラッチLCがオン状態からオフ状態に変更されていない場合は、冷却抑制制御は行われず、第25ステップS25において、通常冷却制御が行われる。
〈冷却抑制制御の終了判定〉
第1〜第4モードのうち第1モードまたは第4モードによって冷却抑制制御が開始された場合には、図8に示すように、第18ステップS18および第19ステップS19において、冷却抑制制御の終了が判定される。第18ステップS18では、油圧クラッチC1−C5のモジュレーション完了時を基準時として、基準時からの経過時間が、所定の最大時間以下であるか否かが判断される。この所定の最大時間は、予め実験的に求められて記憶部90に記憶されている。また、第19ステップS19では、エンジン回転数が加速完了回転数以下か否かが判断される。加速完了回転数は、予め実験的に求められて記憶部90に記憶されている。第18ステップS18および第19ステップS19において、油圧クラッチC1−C5のモジュレーション完了時から所定の最大時間が経過するか、又は、エンジン回転数が所定の加速完了回転数に到達するか、の少なくとも一方の条件が満たされた場合には、第25ステップS25において通常冷却制御に戻ることにより、冷却抑制制御が終了される。油圧クラッチC1−C5のモジュレーション完了時からの経過時間が所定の最大時間以下であり、且つ、エンジン回転数が所定の加速完了回転数以下である場合は、第26ステップS26において、冷却抑制制御が継続される。
第1〜第4モードのうち第2モードまたは第3モードによって冷却抑制制御が開始された場合には、第20ステップS20および第19ステップS19において、冷却抑制制御の終了が判定される。第20ステップS20では、冷却抑制制御の開始時を基準時として、基準時からの経過時間が、所定の最大時間以下であるか否かが判断される。また、第19ステップS19については上記と同様である。第20ステップS20および第19ステップS19において、冷却抑制制御の開始時から所定の最大時間が経過するか、又は、エンジン回転数が所定の加速完了回転数に到達するか、の少なくとも一方の条件が満たされた場合には、第25ステップS25において通常冷却制御に戻ることにより、冷却抑制制御が終了される。冷却抑制制御の開始時からの経過時間が所定の最大時間以下であり、且つ、エンジン回転数が所定の加速完了回転数以下である場合は、第26ステップS26において、冷却抑制制御が継続される。
〔冷却抑制制御の具体例〕
次に、第1〜第4モードの各モードにおける冷却抑制制御の具体例について説明する。
まず、第1モードによって冷却抑制制御が行われた場合のタイムチャートの一例を図9に示す。ここでは、走行レバー82が、時間Ta1に前進「F」から中立「N」に変更され、さらに、時間Ta2に中立「N」から後進「R」に変更されている。時間Ta1に走行レバー82が前進「F」から中立「N」に変更されると、前進用油圧クラッチC1の油圧(図中の「Fクラッチ油圧」)が低減され、これにより、前進用油圧クラッチC1がオフ状態とされる。次に、時間Ta2に走行レバー82が中立「N」から後進「R」に変更されると、後進用油圧クラッチC2の油圧(図中の「Rクラッチ油圧」)が、時間Ta2から増大し始め、時間の経過と共に徐々に増大し、ある時間Ta3で一定となる。この時間Ta3が後進用油圧クラッチC2のモジュレーション完了時である。指令ファン回転数のタイムチャートを見れば分かるように、時間Ta2から冷却抑制制御が開始されており、指令ファン回転数が通常冷却制御時の指令ファン回転数(破線L3参照)よりも低減されている。これにより、エンジン回転数および車速の加速性が向上する。冷却抑制制御は、モジュレーション完了時である時間Ta3から所定の最大時間が経過したか、又は、エンジン回転数が所定の加速完了回転数に達した時間Ta4に終了される。
次に、第2モードによって冷却抑制制御が行われた場合のタイムチャートの一例を図10に示す。ここでは、デセル装置83がオン状態にされることにより、指令エンジン回転数(図中の「デセル指令値」)が、時間Tb1に通常値である第2回転数Ne2から第1回転数Ne1に低減されている。その後、時間Tb2に、デセル装置83がオン状態からオフ状態に変更されることにより、デセル指令値が、第1回転数Ne1から第2回転数Ne2に復帰されている。しかし、時間Tb2において、エンジン回転数は、第2回転数Ne2より低い第3回転数Ne3であるため、時間Tb2から冷却抑制制御が開始され、指令ファン回転数が通常冷却制御時の指令ファン回転数(破線L4参照)よりも低減されている。これにより、エンジン回転数および車速の加速性が向上する。冷却抑制制御は、冷却抑制制御の開始時である時間Tb2から所定の最大時間が経過したか、又は、エンジン回転数が所定の加速完了回転数に達した時間Tb3に終了される。
次に、第3モードによって冷却抑制制御が行われた場合のタイムチャートの一例を図11に示す。ここでは、ロックアップクラッチLCが時間Tc1にオン状態からオフ状態に切り替えられており、ロックアップクラッチLCの油圧が時間Tc1にPhからPlに低減されている。この場合、時間Tc1から冷却抑制制御が開始され、指令ファン回転数が通常冷却制御時の指令ファン回転数(破線L5参照)よりも低減されている。また、これにより、エンジン回転数および車速の加速性が向上する。冷却抑制制御は、冷却抑制制御の開始時である時間Tc1から所定の最大時間が経過したか、又は、エンジン回転数が所定の加速完了回転数に達した時間Tc2に終了される。
次に、第4モードによって冷却抑制制御が行われた場合のタイムチャートの一例を図12に示す。ここでは、時間Td1において、シフトスイッチ81が操作されたことにより又は制御部9によって自動的に、第2速から第1速にシフトダウンが行われている。これにより、第2速用油圧クラッチC4の油圧(図中の「2ndクラッチ油圧」)が低減され、第2速用油圧クラッチC4がオフ状態とされる。また、時間Td1から、第1速用油圧クラッチC3の油圧(図中の「1stクラッチ油圧」)が増大し始め、時間の経過と共に徐々に増大し、ある時間Td2で一定となる。この時間Td2が第1速用油圧クラッチC3のモジュレーション完了時である。指令ファン回転数のタイムチャートを見れば分かるように、時間Td1から冷却抑制制御が開始されており、指令ファン回転数が通常冷却制御時の指令ファン回転数(破線L6参照)よりも低減されている。これにより、エンジン回転数および車速の加速性が向上する。冷却抑制制御は、モジュレーション完了時である時間Td2から所定の最大時間が経過したか、又は、エンジン回転数が所定の加速完了回転数に達した時間Td3に終了される。
<特徴>
この作業車両1では、エンジン回転数の増大を必要とする上記の第1モードから第4モードの動作実行時に、冷却装置7の運転を抑制する冷却抑制制御が行われる。これにより、冷却装置7を駆動するためのファン馬力を低減させて、作業車両1を走行させるための走行馬力を増大させることができ、エンジン回転数および車速の加速性を向上させることができる。
また、冷却抑制制御は、エンジン回転数が所定回転数に到達するか、又は、所定の基準時から所定時間が経過するかの少なくとも一方の条件が満たされた場合に終了される。このため、冷却装置7の運転が抑制された状態が長時間継続することが防止され、エンジン5の冷却能力の過剰な低下を抑えることができる。
さらに、冷却抑制制御の終了判定に用いられる経過時間の起算の基準時は、第1モードおよび第4モードによる冷却抑制制御の実施時には、油圧クラッチC1−C5のモジュレーション完了時であり、第2モードおよび第3モードによる冷却抑制制御の実施時では冷却抑制制御の開始時である。すなわち、冷却抑制制御の開始条件によって基準時が異なっている。これにより、各モードに適したタイミングで冷却抑制制御を終了させることができる。
<他の実施形態>
(a)
上記の実施形態では、冷却ファン72の制御は、油圧モータ71を駆動する可変容量型の第1油圧ポンプ16の吐出量を制御することにより行われているが、本発明はこれに限定されず、例えば定容量型油圧ポンプと可変容量型油圧モータとを用いて油圧モータ71の容量を制御するようにしてよい。
(b)
上記の実施形態では、指令エンジン回転数の変化によって、第2モードの動作の実施が判定されているが、デセル装置83のオン・オフ状態を示す信号を制御部9へ出力するセンサが備えられ、このセンサからの出力信号に基づいて、第2モードの動作の実施が判定されてもよい。この場合、デセル装置83がオン状態からオフ状態に変更された出力信号が検知され、且つ、エンジン回転数が、通常値より小さい場合に、冷却抑制制御が行われる。
(c)
上記の実施形態において、冷却抑制制御時の上限ファン回転数データは、第1モードから第4モードのモード毎に異なる特性を有するものであってもよい。
(d)
上記の実施形態では、作業車両1としてブルドーザが例示されているが、他の作業車両に本発明が適用されてもよい。
(e)
上記の実施形態では、冷却抑制制御が行われる作業車両1の所定の動作として第1モードから第4モードの4つの動作を例示しているが、冷却抑制制御が行われる作業車両1の動作は上記のものに限られず、他の動作の実行時に冷却抑制制御が行われてもよい。
本発明は、エンジン回転数の増大を促進させることができると共に、エンジンの冷却能力の過剰な低下を抑えることができる効果を有し、作業車両および作業車両の制御方法として有用である。

Claims (14)

  1. エンジンと、
    前記エンジンからの駆動力によって駆動され、車両を走行させるための走行装置と、
    前記エンジンからの駆動力によって駆動され、圧油を吐出する第1油圧ポンプと、
    前記第1油圧ポンプから供給される圧油によって駆動される冷却ファンを有し、前記エンジンを冷却する冷却装置と、
    前記エンジンの実際の回転数であるエンジン実回転数を検出するエンジン回転数センサと、
    前記エンジン回転数から前記冷却ファンの上限ファン回転数を、前記エンジン回転数と前記上限ファン回転数との関係を示す第1の上限ファン回転数データに基づいて決定する通常冷却制御と、前記エンジン回転数から前記冷却ファンの上限ファン回転数を、前記エンジン回転数と前記上限ファン回転数との関係を示す第2の上限ファン回転数データに基づいて決定し、前記第2の上限ファン回転数データは前記第1の上限ファン回転数データに比して前記エンジン実回転数が低い領域では同じファン回転数に、前記エンジン実回転数が高い領域では低いファン回転数に前記上限ファン回転数を設定することにより前記冷却装置の運転を抑制する冷却抑制制御とを実行可能であり、エンジン回転数の増大を必要とする所定動作の実行時には前記冷却抑制制御を行う制御部と、
    を備える作業車両。
  2. 前記制御部は、前記エンジン回転数が所定回転数に到達するか、又は、前記冷却抑制制御の開始時以降の所定の基準時から所定時間が経過するかの少なくとも一方の条件が満たされた場合に、前記冷却抑制制御を終了する、
    請求項1に記載の作業車両。
  3. 前記走行装置は、中立状態、前進状態および後進状態に変更可能なトランスミッションを有し、
    前記制御部は、前記トランスミッションが中立状態から前進状態または後進状態に変更された場合に、前記冷却抑制制御を行う、
    請求項1に記載の作業車両。
  4. 前記走行装置は、複数の変速段に切替可能なトランスミッションを有し、
    前記制御部は、車両の牽引力を算出し、前記牽引力が一定であり、且つ、前記トランスミッションがシフトダウンされた場合に、前記冷却抑制制御を行う、
    請求項1に記載の作業車両。
  5. 前記走行装置は、中立状態、前進状態および後進状態に変更可能なトランスミッションを有し、
    前記トランスミッションは、油圧によって駆動されるクラッチを有し、
    前記制御部は、前記トランスミッションが中立状態から前進状態または後進状態に変更された場合に、前記冷却抑制制御を行い、
    前記基準時は、前記クラッチのモジュレーション完了時である、
    請求項2に記載の作業車両。
  6. 前記走行装置は、ロックアップクラッチ付きのトルクコンバータを有し、
    前記制御部は、前記ロックアップクラッチがオン状態からオフ状態に変更された場合に、前記冷却抑制制御を行う、
    請求項1に記載の作業車両。
  7. 前記制御部は、前記エンジン回転数の指令値が所定の第1回転数以下から前記第1回転数より大きい第2回転数以上の値に変更され、且つ、前記エンジン回転数が前記第2回転数より小さい場合に、前記冷却抑制制御を行う、
    請求項1に記載の作業車両。
  8. オン状態にされることにより前記エンジン回転数の指令値を通常値から低減させ、オフ状態にされることによって前記エンジン回転数の指令値を前記通常値に復帰させるデセル装置をさらに備え、
    前記制御部は、前記デセル装置がオン状態からオフ状態に変更され、且つ、前記エンジン回転数が前記通常値に対応した回転数より小さい場合に、前記冷却抑制制御を行う、
    請求項1に記載の作業車両。
  9. 前記走行装置は、ロックアップクラッチ付きのトルクコンバータを有し、
    前記制御部は、前記ロックアップクラッチがオン状態からオフ状態に変更された場合に、前記冷却抑制制御を行い、
    前記基準時は、前記冷却抑制制御の開始時である、
    請求項2に記載の作業車両。
  10. 前記エンジンによって駆動され、圧油を吐出する第2油圧ポンプと、
    前記第2油圧ポンプから供給される圧油によって駆動される作業機と、
    をさらに備え、
    前記走行装置は、油圧によってクラッチの係合状態が切り換えられることによって変速段の切替を行うトランスミッションを有し、
    前記冷却装置は、油圧によって駆動される油圧モータと、前記油圧モータによって回転駆動される冷却ファンとを有し、前記エンジンの冷却水と、前記作業機および前記油圧モータに供給される圧油と、前記クラッチに供給される圧油とを冷却し、
    前記制御部は、前記エンジンの冷却水の温度と、前記作業機および前記油圧モータに供給される圧油の温度と、前記クラッチに供給される圧油の温度と、の少なくとも1つが所定のオーバーヒート警告温度以上である場合は、前記冷却抑制制御を行わない、
    請求項1に記載の作業車両。
  11. オン状態にされることにより前記エンジン回転数の指令値を通常値から低減させ、オフ状態にされることによって前記エンジン回転数の指令値を前記通常値に復帰させるデセル装置をさらに備え、
    前記走行装置は、中立状態、前進状態および後進状態に変更可能であり且つ複数の変速段に切替可能なトランスミッションと、ロックアップクラッチ付きのトルクコンバータとを有し、
    前記制御部は、停止状態からの発進、又は、前後進の切換が行われる第1モードと、前記デセル装置がオン状態からオフ状態に切り替えられる第2モードと、前記ロックアップクラッチがオン状態からオフ状態に切り替えられる第3モードと、前記トランスミッションがシフトダウンされ且つ車両の牽引力が一定である第4モードとのうちのいずれかが実行された場合に前記冷却抑制制御を行う、
    請求項1に記載の作業車両。
  12. 前記走行装置は、複数の変速段に切替可能なトランスミッションを有し、
    前記トランスミッションは、油圧によって駆動されるクラッチを有し、
    前記制御部は、車両の牽引力を算出し、前記牽引力が一定であり、且つ、前記トランスミッションがシフトダウンされた場合に、前記冷却抑制制御を行い、
    前記基準時は、前記クラッチのモジュレーション完了時である、
    請求項2に記載の作業車両。
  13. 前記制御部は、前記エンジン回転数の指令値が所定の第1回転数以下から前記第1回転数より大きい第2回転数以上の値に変更され、且つ、前記エンジン回転数が前記第2回転数より小さい場合に、前記冷却抑制制御を行い、
    前記基準時は、前記冷却抑制制御の開始時である、
    請求項2に記載の作業車両。
  14. エンジンと、前記エンジンからの駆動力によって駆動され、車両を走行させるための走行装置と、前記エンジンからの駆動力によって駆動され、圧油を吐出する第1油圧ポンプと、前記第1油圧ポンプから供給される圧油によって駆動される冷却ファンを有し、前記エンジンを冷却する冷却装置と、を備える作業車両の制御方法であって、
    前記エンジンの実際の回転数であるエンジン実回転数を検出するステップと、
    エンジン回転数の増大を必要とする所定動作の実行時であるか否かを判断するステップと、
    前記所定動作の実行時ではない場合に、前記エンジン回転数から前記冷却ファンの上限ファン回転数を、前記エンジン回転数と前記上限ファン回転数との関係を示す第1の上限ファン回転数データに基づいて決定する通常冷却制御を行うステップと、
    前記所定動作の実行時である場合に、前記エンジン回転数から前記冷却ファンの上限ファン回転数を、前記エンジン回転数と前記上限ファン回転数との関係を示す第2の上限ファン回転数データに基づいて決定し、前記第2の上限ファン回転数データは前記第1の上限ファン回転数データに比して前記エンジン実回転数が低い領域では同じファン回転数に、前記エンジン実回転数が高い領域では低いファン回転数に前記上限ファン回転数を設定することにより前記冷却装置の運転を抑制する冷却抑制制御を行うステップと、
    を備える作業車両の制御方法。
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