JP3154804B2 - α−メチルスチレン重合体の製造方法 - Google Patents

α−メチルスチレン重合体の製造方法

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JP3154804B2 JP10916192A JP10916192A JP3154804B2 JP 3154804 B2 JP3154804 B2 JP 3154804B2 JP 10916192 A JP10916192 A JP 10916192A JP 10916192 A JP10916192 A JP 10916192A JP 3154804 B2 JP3154804 B2 JP 3154804B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】α-メチルスチレン重合体は、極めて高い
熱歪み温度を有する熱可塑性成形用組成物の、たとえば
ABS および PVC 成形用組成物の成分として使用
される。これらは通常の方法、たとえば溶液中での重
合、無溶媒重合または水性乳濁液中での重合により製造
することができる。
【0002】乳重合は技術的に単純であり、バッチ方
式ででも半連続的にでも実施することができ、粒状重合
体を生ずるが、この方法は、特に重合させることが困難
な単量体、たとえば α-メチルスチレンを使用する場合
にはしばしば再現することが困難で、しばしば不均一に
進行する。
【0003】しかし、重合の均一な進行は、特定の期間
を通じて単量体を重合反応器に連続的に導入する半連続
法において特に重要である。この種の方法においては、
単量体が反応器に導入されると同時に急速に反応するこ
とが必要である。低い、安定した単量体濃度での重合の
均一な進行は、特に α-メチルスチレン/単量体混合物
の乳重合において達成することが困難である。
【0004】本発明は、60 ないし 90 重量%のスチレ
ン、10 ないし 40 重量%のアクリロニトリルおよび 0
ないし 30 重量%の他のビニル単量体よりなるスチレン
単量体混合物をこの方法の第1段階において重合させ、
80 ないし 35 重量%の α-メチルスチレン、10 ないし
40 重量%のアクリロニトリルおよび 0 ないし 55重量
%のメタクリル酸メチル、スチレンまたはその混合物よ
りなる α-メチルスチレン単量体混合物を第 2 段階に
おいて重合させ、スチレン単量体混合物の量が単量体の
全量の 0.8 ないし 8 重量%であり、重合を遊離基開始
剤を用いて開始させることを特徴とする、水性媒体中の
重合による α-メチルスチレン重合体の製造方法に
関するものである。
【0005】この重合はまた、ゴムラテックスの存在下
に実施して α-メチルスチレン重合体がゴムにグラフト
したグラフト重合体を形成させることもできる。さら
に、この重合はバッチ方式ででも半連続的にでも実施す
ることができる。
【0006】本件方法は、重合の均一な進行を特色とし
ていて、化学的に均一な α-メチルスチレン重合体の剪
断抵抗性ラテックスを生成する。
【0007】60 ないし 90 重量%の、好ましくは 65
ないし 80 重量%のスチレン、10 ないし 40 重量%
の、好ましくは 20 ないし 35 重量%のアクリロニトリ
ルおよび0 ないし 30 重量%の他のビニル単量体、たと
えば α-メチルスチレンおよびメタクリル酸メチルより
なるスチレン単量体混合物よりなるものである。“他の
ビニル単量体”は好ましくは存在しない。
【0008】上記の α-メチルスチレン単量体混合物は
80 ないし 35 重量%の、好ましくは 80 ないし 65 重
量%の、特に 75 ないし 67 重量%の α-メチルスチレ
ン、10 ないし 40 重量%の、好ましくは 20 ないし 35
重量%の、特に 25 ないし33 重量%のアクリロニトリ
ルおよび付加的に 0 ないし 55 重量%のメタクリル酸
メチルおよび/またはスチレンよりなるものである。こ
れらの付加的な単量体は、好ましくは存在しない。
【0009】スチレン/単量体混合物の量は、単量体の
全量の 0.5 ないし 8 重量%の、好ましくは1ないし 7
重量%の、特に 3 ないし 5.5 重量%の量になる。
【0010】上記のスチレン/単量体混合物の量は決定
的である。これが観察されなければ本発明記載の効果が
生じないか、または、重合体の性質、たとえばその熱歪
み温度が損なわれる。
【0011】本発明記載の方法は以下のようにして実施
することができる:乳化剤の水溶液とスチレン/単量体
混合物とをサーモスタットで温度制御された反応タンク
に導入し、適当な開始剤系により遊離基重合を開始させ
る。ついでα-メチルスチレン/単量体混合物を直ち
に、または発熱反応が止んだのちに、好ましくは 5 な
いし 180 分後に、特に 10 ないし 60 分後に添加す
る。この混合物の添加は好ましくは1ないし 24 時間
の、特に 2 ないし 12 時間の時間にわたって均一に分
布させる。これに替えて、既に開始剤系を乳化剤溶液と
ともに含有する反応タンクにスチレン/単量体混合物を
導入し、ついで本件方法を上記のようにして継続させる
こともできる。
【0012】本件方法の好ましい具体例においては、60
ないし 800 nm のゴム粒子直径(d50)を有するゴム
ラテックスの存在下に重合を実施する。適当なゴムは、
0℃ 以下のガラス転移温度を有するものであり、たとえ
ばジエンの単独重合体または共重合体、エチレン共重合
体、アクリル酸エステルゴムおよび/またはシリコーン
ゴムまたはこれらの混合物よりなるものが可能である。
アクリル酸エステルゴムおよびシリコーンゴムが好まし
い。これらのゴムは少なくとも部分的に架橋しており、
30 %以上の、好ましくは 75 %以上のゲル含有率を有
するものである。
【0013】得られる全重合体中のゴムの量は 0 ない
し 50 重量%、好ましくは 10 ないし 40 重量%、最も
好ましくは 15 ないし 30 重量%である。この好ましい
具体例においては、生成した重合体の一部はゴム粒子に
化学的に結合している。グラフト重合体が得られるので
ある。グラフトの程度はとりわけ安定した単量体の濃度
により変わるので、本件方法のこの具体例においては、
低い安定した単量体濃度での重合の均一な進行を得るこ
とが基本的に重要である。反応温度、単量体の量比およ
び水相の量比、乳化剤、開始剤、ならびに他の副次的物
質および添加剤は、α-メチルスチレン/単量体混合物
の乳重合に関する公知の方法と同様にして選択するこ
とができる(EP-A 331 999 を参照)。
【0014】本発明記載の方法に特に適した乳化剤はア
ニオン性乳化剤、たとえばカルボン酸およびスルホン
酸、ならびにこれらの塩、たとえばレジニン酸、スルホ
ン化脂肪酸、アルキルスルホン酸、アリールスルホン酸
およびこれらのアルカリ金属塩である。
【0015】重合溶液の pH は1ないし 12 である。
好ましいカルボン酸塩乳化剤を使用する場合には、pH
は好ましくは 8 ないし 11 である。
【0016】8 ないし 11 の pH でのカルボン酸塩乳
化剤の使用が特に好ましい。
【0017】本件方法の好ましい態様においては、乳化
剤または複数の乳化剤の一部のみを重合の開始時に反応
容器に導入し、残余は特定の時間にわたって連続的に添
加する。この乳化剤の添加時間は、好ましくは単量体の
連続的添加の時間の半分ないしその 2 倍、特に単量体
の添加に要する時間に等しい。すなわち、単量体と乳化
剤とを同時に、かつ同一の長さの時間添加する。
【0018】反応容器に初期に導入する乳化剤の部分は
乳化剤の全量の 5 ないし 80 %、好ましくは 10 ない
し 50 %の量である。
【0019】ゴムの存在下における好ましい重合工程に
特に適した開始剤系は、DE-OS3 730 205 に記載さ
れている有機ハイドロパーオキサイドとアスコルビン酸
との組合わせである。
【0020】本発明記載の方法の好ましい態様はアニオ
ン性乳化剤を用いて作業し、乳化剤の一部を上記のよう
にして添加する。
【0021】本発明記載の方法は急速な出発反応に、単
量体の導入速度に対応する急速な単量体の消費に、ま
た、剪断に対して抵抗性のあるラテックスにつながる。
【0022】単量体の急速な消費は、共沸的組成の外に
おいても、低い安定した単量体濃度に、ひいては化学的
に均一な重合体につながる。このことは、たとえば極端
に長い α-メチルスチレン連鎖が熱的に不安定な重合体
を生ずる結果となるので、α-メチルスチレン重合体の
場合に特に重要である。このようにして、本件の改良さ
れた反応過程は、α-メチルスチレンが部分的にスチレ
ンにより置き換えられているにも拘わらず、たとえば熱
歪み温度において損失のない、再現性を持って改良され
た重合体を生む結果となる。
【0023】本発明に従って製造した重合体は、高い熱
歪み温度を有する合成樹脂アロイ、たとえば ABS、
ASA、PVC またはポリカーボネート混合物の成分
として特に好適である。
【0024】
【実施例】
実施例1 37重量 %の固体分含有量、480 nm の平均粒径(d50
および 92 重量%のゲル含有量を有する粗粒状のポリア
クリル酸ブチルゴムラテックス 649 g、脱イオン水 821
g、ならびに硫酸鉄(II) 10 mg を反応器に導入し、穏
やかな窒素流下で 61℃に加熱する。この温度で以下の
溶液を添加する: 溶液 a:4 g のクメンハイドロパーオキサイド 90 g の水 溶液 b:1g のアスコルビン酸 50 g の水 スチレン 35 g とアクリロニトリル 15 g との混合物
(溶液 c)を添加して重合を開始させる。
【0025】35 分後、以下の溶液を 6 時間 40 分かけ
て添加する: 溶液 d:682 g の α-メチルスチレン 282 g のアクリロニトリル 溶液 e:350 g の水 35 g の不均化アビエチン酸のナトリウム塩 36 g の1規定水酸化ナトリウム溶液 5 g のクメンハイドロパーオキサイド 溶液 f:380 g の水 3 g のアスコルビン酸。
【0026】全ての溶液を添加したのち、61℃ で撹拌
を 4 時間継続する。
【0027】表1に示した時点で試料を取り出し(溶液
c の添加より開始:t = 0)、固体分含有量を測定
する。転化率 x は測定した固体分含有量 Ft と、添
加した単量体の量と時点 t における反応混合物の全重
量との比率から計算した固体分含有量 Fm(理論的に得
られる最大値)とから、式 x = Ft/Fm に従って計
算する。
【0028】高い転化率 x は反応混合物中に存在する
単量体の高い比率が試料取り出しの時点において重合し
ていることを意味する。x = 100 %は単量体の完全な
転化を意味する。
【0029】凝集に要する時間で表した剪断安定性の相
対的な値は、得られたラテックス100 g を、凝集が起き
るまで高速撹拌器(毎分 10 000 回転)で撹拌して測定
した。長い時間は高い剪断安定性に対応する。これらの
値は表1に与えてある。
【0030】実施例2 方法は実施例1と同様である。以下の溶液を溶液 a お
よび b として使用する: 溶液 a:2 g のクメンハイドロパーオキサイド 90 g の水 溶液 b:0.5 g のアスコルビン酸 50 g の水 実験結果は表1に示してある。
【0031】比較例3 方法は実施例1と同様である。以下の溶液を溶液 c お
よび d として使用する: 溶液 c:35 g の α-メチルスチレン 15 g のアクリロニトリル 溶液 d:627 g の α-メチルスチレン 283 g のアクリロニトリル 実験結果は表1に示してある。
【0032】
【表1】 表 1 実施例1および2ならびに比較例3の転化率および剪断安定性 実施例番号 時点 t 1 2 3* 転化率 x(%) 1 時間 15 分 80 86.1 73 3 時間 15 分 76 91.2 47.5 5 時間 15 分 89 92.8 38.3 7 時間 15 分 92 90.7 49.6 11 時間 11 分 100 100 98 剪断安定性(秒) 100 80 3 *比較例 本発明記載の実施例1および2は、重合の過程での一貫
して高い転化率 x と得られるラテックスの良好な剪断
安定性値とを示すが、一方、比較例3は重合中の低い転
化率と貧弱な剪断安定性とを有している。この低い転化
率は比較例における低い重合速度と高い安定した単量体
濃度とを示す。
【0033】実施例4 溶液 a と b とを反応器に導入し、穏やかな窒素流下
で 77℃ に加熱する。 溶液 a:1400 g の水 8.5 g の不均化アビエチン酸のナトリウム塩 4.8 g の1規定水酸化ナトリウム溶液 溶液 b:4.6 g のペルオキシ二硫酸カリウム 180 g の水 スチレン 50.4 g とアクリロニトリル 19.6 g との混合
物(溶液 c)を添加して実験を開始する。
【0034】20 分後、以下の溶液を 5 時間かけて添加
する: 溶液 d:918 g の α-メチルスチレン 412 g のアクリロニトリル 1.3 g の第 3 ドデシルメルカプタン 溶液 e:850 g の水 42 g の不均化アビエチン酸のナトリウム塩 24 g の1規定水酸化ナトリウム溶液 各溶液を添加したのち、83℃ で撹拌を 4 時間継続す
る。
【0035】重合の開始は実験開始の 2 分後に観測す
ることができる。
【0036】転化率は、1時間 20 分後および 2 時間
20 分後に実施例1と同様にして決定した。この値は表
2 に示してある。
【0037】比較例5 方法は実施例4と同様である。以下の溶液を溶液 c と
して使用する: 溶液 c:30 g の α-メチルスチレン 13 g のアクリロニトリル 重合の開始は実験開始の 30 分後に観測することができ
る。
【0038】実験結果は表 2 に示してある。
【0039】
【表2】 表 2 実施例4および比較例5の転化率 実施例番号 時点 4 5* 転化率 x(%) 1 時間 20 分 69 48 2 時間 20 分 93 79 *比較例 実施例6 溶液 a と b とを反応器に導入し、穏やかな窒素流下
で 77℃ に加熱する。 溶液 a:2250 g の水 50.5 g の不均化アビエチン酸のナトリウム塩 28.7 g の1規定水酸化ナトリウム溶液 溶液 b:4.6 g のペルオキシ二硫酸カリウム 180 g の水 スチレン 32.4 g とアクリロニトリル 12.6 g との混合
物(溶液 c)を添加して実験を開始する。
【0040】20 分後、以下の溶液を 5 時間かけて添加
する: 溶液 d:976 g の α-メチルスチレン 379 g のアクリロニトリル 1.3 g の第 3 ドデシルメルカプタン 全ての溶液を添加したのち、83℃ で撹拌を 4 時間継続
する。
【0041】重合の開始は実験開始の1分後に観測する
ことができる。
【0042】転化率は1時間 20 分後に実施例1と同様
にして測定し、71 %であることを見いだした。
【0043】比較例7 方法は実施例6と同様である。以下の溶液を溶液 c と
して使用する: 溶液 c:32 g の α-メチルスチレン 12 g のアクリロニトリル 重合の開始は実験開始の 20 分後に観測することができ
る。
【0044】転化率は1時間 20 分後に実施例1と同様
にして測定し、63 %であることを見いだした。
【0045】実施例8ないし10 55 重量%のポリ塩化ビニルと 45 重量%の実施例1、
2および3(比較例)で製造した重合体(硫酸マグネシ
ウム溶液を用いて凝集させ、続いて乾燥して単離したの
ちのもの)とをロール加工して均質な成形用組成物を製
造し、これを190℃ で鋳型成形して試験板を形成させ
る。この試験板は、それぞれ 94℃ のバイキャット(Vi
cat)温度(DIN 553460,タイプ B による)を有し
ている。本発明の主なる特徴および態様は以下のとおり
である。
【0046】1. 60 ないし 90 重量%のスチレン、10
ないし 40 重量%のアクリロニトリルおよび 0 ないし
30 重量%の他のビニル単量体よりなるスチレン単量体
混合物を第1段階において重合させ、80 ないし 35 重
量%の α-メチルスチレン、10 ないし 40 重量%のア
クリロニトリルおよび 0 ないし 55 重量%のメタクリ
ル酸メチル、スチレンまたはその混合物よりなる α-メ
チルスチレン単量体混合物を第 2 段階において重合さ
せ、スチレン単量体混合物の量が単量体の全量の0.8 な
いし 8 重量%であり、重合を遊離基開始剤により開始
させることを特徴とする、水性媒体中の乳重合による
α-メチルスチレン重合体の製造方法。 2. 得られる全重合体が 0 ないし 50 重量%のゴムを
含有することになるような量の、60 ないし 800 nm の
平均直径(d50)を有するゴム粒子のゴムラテックスの
存在下に重合を実施することを特徴とする 1.記載の方
法。
【0047】3. 開始剤がハイドロパーオキサイドと
アスコルビン酸との混合物であることを特徴とする 1.
記載の方法。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 クリスチヤン・リンドナー ドイツ連邦共和国デー5000ケルン80・イ ムバツサーブレヒ11 (56)参考文献 特開 昭58−120623(JP,A) 特開 昭57−102942(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C08F 2/00 - 2/60

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 60 ないし 90 重量%のスチレン、10 な
    いし 40 重量%のアクリロニトリルおよび 0 ないし 30
    重量%の他のビニル単量体よりなるスチレン単量体混
    合物を第1段階において重合させ、80 ないし 35 重量
    %の α-メチルスチレン、10 ないし 40 重量%のアク
    リロニトリルおよび 0 ないし 55 重量%のメタクリル
    酸メチル、スチレンまたはその混合物よりなる α-メチ
    ルスチレン単量体混合物を第 2 段階において重合さ
    せ、スチレン単量体混合物の量が単量体の全量の 0.8
    ないし 8 重量%であり、重合を遊離基開始剤により開
    始させることを特徴とする、水性媒体中の乳重合によ
    る α-メチルスチレン重合体の製造方法。
JP10916192A 1991-04-09 1992-04-03 α−メチルスチレン重合体の製造方法 Expired - Fee Related JP3154804B2 (ja)

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