JP3153548U - 履物に用いる踵用中敷 - Google Patents

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Abstract

【課題】左右の履物の踵支持部に対する装着作業をそれぞれ適正に行い、板状突部による人体への作用効果を適正に発揮させることができる履物に用いる踵用中敷を提供する。【解決手段】足裏を支持する履物の足裏支持面のうち足の踵を支持する踵支持面に支持される踵用中敷シートの表面又は裏面に対し、足の踵骨の隆起部と対応するように、足の神経を刺激して足の姿勢を矯正するための板状突部を設け、右足用の踵用中敷シート及び左足用の踵用中敷シートに対し、右足用と、左足用とを識別するための識別手段として、右足用の踵用中敷シートの表面又は裏面に対し、識別手段としての「右」を意味する文字を表し、左足用の踵用中敷シートの表面又は裏面に対し、識別手段として「左」を意味する文字を表したことを特徴とする。【選択図】図1

Description

本考案は、例えば、靴、下駄、スリッパ、サンダル、ハイヒール、足袋或いは靴下等の履物に用いる踵用中敷に関する。
従来、足の神経を刺激することによりアキレス腱の姿勢を正常化して、足を本来の姿勢に矯正することができ、歩行による足の血液(ポンプ)循環を促進し、健康の増進を図ることができる靴に用いる中敷として、本願出願人は特許文献1に記載されたものを提案している。この中敷は、足裏を支持する靴の底面全域にわたって支持され、中敷の踵部の裏面には、平面視六角形状の板状突部が接着されている。そして、前記板状突部の作用により中敷は、上述した作用効果を発揮することができる。
特開2006−231041号公報
前述した靴の中敷は、靴の底面の平面形状と同様に、すなわち足裏の平面形状と対応するように形成されていた。このため、左右の靴の底面に中敷をそれぞれ収容する際に、外形状を見れば、左右どちらの中敷かが識別できるので、左右の中敷を取り違えて収容するような問題は殆ど生じなかった。
中敷が靴の足裏支持面のうち踵支持面と対応するように局部的に小さく形成されている踵用中敷の場合には、材料費が節減できるとともに、靴への中敷の装着作業が容易となることが判明したので、実用性が高いことが判った。しかし、踵用中敷は、右足用のものも左足用のものもそれぞれ左右対称に形成されるので、踵用中敷の平面形状から左右どちらの踵用中敷であるかを識別することが非常に難しいという新たな問題があることが判った。そして、踵用中敷を左右逆に収容して使用すると、板状突部による足の矯正効果が低下することも判明した。六角形の板状突部は、その中心を通る一本の対角線の指向する方向が所定の方向、即ち、前記板状突部の中心と足の親指の中心とを結ぶ直線を第1直線とし、前記板状突部の中心と足の人差し指の中心とを結ぶ直線を第2直線とすると、前記対角線の延長線の前方への指向方向を、前記第1直線と第2直線との間に指向するように設定することにより、足の矯正効果が最も優れていることが実験により確認されている。
本考案は、左右の履物の踵支持面に対する装着作業をそれぞれ適正に行い、板状突部による足の矯正効果を適正に発揮させることができる履物に用いる踵用中敷を提供することにある。
上記問題点を解決するために、請求項1に記載の考案は、足裏を支持する履物の足裏支持面のうち足の踵を支持する踵支持面に支持される踵用中敷シートの表面又は裏面に対し、足の踵骨の隆起部と対応するように、足の神経を刺激して足の姿勢を矯正するための板状突部を設け、右足用の踵用中敷シート及び左足用の踵用中敷シートに対し、右足用と、左足用とを識別するための識別手段を設けたことを要旨とする。
請求項2に記載の考案は、請求項1において、右足用の踵用中敷シートの表面又は裏面に対し、識別手段としての「右」を意味する文字を表し、左足用の踵用中敷シートの表面又は裏面に対し、識別手段として「左」を意味する文字を表したことを要旨とする。
請求項3に記載の考案は、請求項1又は2において、前記板状突部は、平面視正六角形に形成され、該板状突部は踵用中敷シートの裏面に接着され、前記板状突部と対応する踵用中敷シートの表面には、該板状突部の中心を通る一本の対角線の方向を表す矢印、T字線又は十字線が表記されていることを要旨とする。
請求項4に記載の考案は、請求項3において、前記板状突部の前記対角線の延長線は、踵用中敷の使用状態において、前記板状突部の中心と足の親指の中心を結ぶ第1直線と、同じく前記板状突部の中心と足の人指指の中心を結ぶ第2直線との間に設定されていることを要旨とする。
請求項5に記載の考案は、請求項1において、踵用中敷シートの前側には足の土踏まずと対応する靴の底面の左右の側壁の形状に沿うように識別手段としての識別シートが形成されていることを要旨とする。
請求項6に記載の考案は、請求項1〜5のいずれか一項において、前記板状突部は、前記中敷シートの表面に対し、前記板状突部を成形するキャビティを有する成形型を接触させ、前記キャビティに熔融樹脂を注入して発泡させることにより成形されたものであることを要旨とする。
請求項7に記載の考案は、請求項1〜5のいずれか一項において、踵用中敷シートの裏面には、履物の踵支持面に粘着される粘着層が接着されていることを要旨とする。
請求項8に記載の考案は、請求項1〜7のいずれか一項において、踵用中敷シートは、履物の踵支持面の形状よりも予め大きく形成され、使用前に踵支持面の形状に適合するように裁断されるようにしたことを要旨とする。
請求項9に記載の考案は、請求項1〜8のいずれか一項において、踵用中敷は、卵形、円形、楕円形、半円形又は半楕円形に形成されていることを要旨とする。
(作用)
この考案は、踵用中敷シートに設けられた識別手段によって、左右どちらの踵用中敷であるかを目視により容易に識別することができるので、左右の履物の踵支持面に適した踵用中敷を間違えることなく容易に装着することができる。このため、板状突部による足の矯正効果を適正に発揮させることができる。
本考案によれば、左右の履物の踵支持面に対する踵用中敷の装着作業をそれぞれ適正に行い、板状突部による足の矯正効果を適正に発揮させることができる。
(a)はこの考案を履物としての右足用の靴の踵用中敷に具体化した一実施形態を示す平面図、(b)は右足用の踵用中敷の裏面図、(c)は左足用の靴の踵用中敷の平面図、(d)は左足用の踵用中敷の裏面図。 踵用中敷の板状突部を通る縦断面図。 踵用中敷の裏面に接着された板状突部の配列構造を示す踵用中敷の拡大裏面図。 右足用の靴の踵支持面に対する右足用の踵用中敷の収容状態を示す平断面図。 左足用の靴の踵支持面に対する左足用の踵用中敷の収容状態を示す平断面図。 足を収容した靴の縦断面図。 足の骨格と板状突部との関係を示す平面図。 (a)は、この考案の別の実施形態を示す左足用の踵用中敷の平面図、(b)は右足用の踵用中敷の平面図。 (a)は、この考案の別の実施形態を示す左足用の踵用中敷の平面図、(b)は右足用の踵用中敷の平面図。 (a)は、この考案の別の実施形態を示す左足用の踵用中敷の平面図、(b)は右足用の踵用中敷の平面図。 (a),(b)はハイヒール用の左右の踵用中敷の別の実施形態を示す平面図、(c),(d)は左右の踵用中敷の裏面図。 (a),(b)は靴用の左右の踵用中敷の別の実施形態を示す平面図、(c),(d)は左右の踵用中敷の裏面図。 (a),(b)は靴の左右の踵用中敷の別の実施形態を示す平面図、(c),(d)は左右の踵用中敷の裏面図。 (a)〜(d)はそれぞれ板状突部の別の実施形態を示す平面図。 踵用中敷の板状突部の取付構造の別の実施形態を示す縦断面図。 踵用中敷の別の実施形態を示す縦断面図。 板状突部の別の実施形態を示す斜視図。 板状突部の別の実施形態を示す斜視図。 板状突部の取付構造の別の実施形態を示す縦断面図。
以下、本考案を具体化した履物に用いる踵用中敷の一実施形態を図1〜図7にしたがって説明する。
図1(a)に示すように、右足用の靴の底面の踵支持面に敷かれる踵用中敷11Aは、例えば綿、羊毛等の天然繊維或いは合成繊維等の織物、編み物、或いは不織布等の繊維製品よりなる平面視卵形の踵用中敷シート12を備えている。
図1(b)及び図3に示すように、前記踵用中敷シート12の後部(図示下側)は、足の踵骨の下方への隆起部を支持する踵骨支持部12aとなっている。この踵骨支持部12aの中心O1と対応するように、該踵骨支持部12aの裏面には、例えばポリウレタン樹脂、塩化ビニル樹脂、アクリル樹脂、ポリエチレン樹脂又はポリプロピレン樹脂等の合成樹脂シート又は成型体或いは合成樹脂発泡体よりなる板状突部13が図2に示すように接着剤14によって接着されている。この板状突部13は図3に示すように踵用中敷シート12の裏面側から見て六つの辺13aと、六つの頂部13bとからなる平面視正六角形に形成されている。板状突部13の中心O2(図3では踵骨支持部12aの中心O1と一致)と二つの頂部13bを通る対角線Lの長さを直径Fと仮定すると、この直径Fの寸法は、3.0〜28.0mmの範囲に設定され、図2に示す板状突部13の厚さtの寸法は、0.2〜3.5mmの範囲に設定されている。
前記板状突部13の直径Fの寸法は、6〜25mmが望ましく、さらに望ましい寸法は12〜22mm、最も望ましい寸法は14〜18mmである。又、板状突部13の厚さtの望ましい寸法は0.5〜2.4mm、さらに望ましい範囲は0.8〜1.5mm、最も望ましい厚さtは、1.0mmである。この実施形態では板状突部13の直径Fの寸法を15mm、厚さtの寸法を1.0mmとしている。板状突部13の材料が例えば発泡成型体や柔らかい材料のように圧縮性を有するものでは、体重によって板状突部13が圧縮された状態で前述した各寸法になるように設定されている。従って、通常の歩行に用いる履物に使用する場合と、運動靴に用いる場合とでは、板状突部13に作用する圧力が異なるので、非圧縮状態の板状突部13の厚さt寸法は自ずと異なり、後者は前者の2〜4倍の厚さに設定される。
図2に示すように、前記踵用中敷シート12の裏面には、例えばシリコーン系粘着剤、ゴム系粘着剤、アクリル系粘着剤、ウレタン系粘着剤などよりなる粘着層15が形成され、右足用又は左足用の踵用中敷11A,11Bを、右足用又は左足用の靴21A,21Bの底面の踵支持面に前記粘着層15によって粘着するようにしている。
図1(a)に示すように、前記踵用中敷シート12の表面には、識別手段としての「右」という文字と、表裏を識別するための「表」という文字が表記されている。そして、これら2つの文字が表記された踵用中敷シート12の表面が上になるように、図1(a)に示す右足用の踵用中敷11Aを、図4に示す右側の靴21Aの底の踵支持面に粘着すればよいことを目視によって識別することができるようにしている。
図1(a)に示すように、前記踵用中敷シート12の表面には、前記板状突部13の対角線Lと同じ長さの矢印16及び前後方向に指向する中心線36が表記されている。前記対角線L及び矢印16は、斜め左前方に指向する矢印となっている。この理由については、後述する。そして、この矢印16の方向によって、右足用の靴21Aの踵支持面に支持された踵用中敷11Aの板状突部13の対角線Lの指向方向を容易に識別することができるようにしている。
図1(b)に示すように、前記踵用中敷シート12の裏面には、識別手段としての「右」という文字と、表裏を識別するための「裏」という文字が表記されている。そして、これら2つの文字が表記された踵用中敷シート12の裏面が下になるように、踵用中敷11Aを図4に示す右足用の靴21Aの底の踵支持面に粘着層15によって粘着すればよいことを目視によって識別することができるようにしている。
図1(c)は、図5に示す左足用の靴21Bの底の踵支持面に支持される踵用中敷11Bの平面を表す。図1(d)は、同じく左足用の靴21Bの底の踵支持面に支持される踵用中敷11Bの裏面を表す。図1(c)に示すように、踵用中敷シート12の表面には「左」、「表」という文字が表記されるとともに、前記板状突部13の対角線Lと同じ長さの矢印16及び前後方向に指向する中心線36が表記されている。この矢印は右足用の靴21Aの底の踵支持面に粘着される図1(a)に示す踵用中敷11Aの矢印16と異なり、指向方向が前方斜め右側に設定されている。図1(d)に示すように、踵用中敷11Bの裏面には「左」「裏」という文字が表記されている。そして、これら2つの文字が表記された踵用中敷11Bの裏面が下になるように、踵用中敷11Bを図5に示す左足用の靴21Bの底の踵支持面に粘着層15により粘着すればよいことを容易に識別することができるようにしている。
次に、図3に基づいて、前記踵用中敷シート12の裏面に対する板状突部13の取付位置について説明する。
この実施形態では、前記踵用中敷シート12の踵骨支持部12aの中心O1に前記板状突部13の中心O2を一致させている。又、前記板状突部13の中心O2の踵骨支持部12aの中心O1を基準とする幅W方向の許容変位量は、右側及び左側へそれぞれ0〜4.5mmである。さらに、前記板状突部13の中心O2の踵骨支持部12aの中心O1を基準とする前方向への変位量は0〜10mm、後方への変位量も0〜10mmである。
一般的に、踵骨支持部12aの中心O1は、図3に示すように右足用の踵用中敷11Aの左右方向の中心に位置するとともに、踵用中敷11Aの後端Eから前方に所定距離(一般的に14〜28mm)だけ離隔した位置にある。しかし、人によっては踵骨31の中心(後述する図7の踵骨31の隆起部31aの中心O31参照)と踵骨支持部12aの中心O1が一致しない場合がある。この場合には、図3において、踵骨支持部12aの中心O1を変位させて設定し、その変位した中心O1に板状突部13の中心O2を一致させる。この場合には変位した踵骨支持部12aの中心O1から板状突部13の中心O2の前述した許容変位量が設定される。
次に、図4〜図6に基づいて、上記のように構成した右足用及び左足用の踵用中敷11A,11Bの使用方法について説明する。
図6に示すように、例えば右足用の靴21Aの足30を支持する底材(ヒール材)22の上部外周縁には、足30の踵部30aを覆う被覆部23の下端縁が接着剤により接着されている。前記底材22の上面には、中底24が接着剤により接着されている。この中底24の上面24aには前記踵用中敷11Aの踵用中敷シート12が粘着層15によって粘着されている。靴21Aの使用状態において、前記踵骨支持部12aと被覆部23には、足30の踵部30aが収容される。図6においては、人の体重により板状突部13によって踵用中敷シート12が局部的に上方に盛り上り、踵骨31の隆起部31aの裏面を局部的に刺激する。この刺激によって、足の神経が刺激され、足のアキレス腱の姿勢を正常化して、足の姿勢を本来の正しい姿勢に矯正することができ、歩行による足の血液循環(ポンプ)作用を促進し、健康の増進を図ることができるという顕著な効果が得られることが実験により判明している。この効果について、特許文献1に記載されているが、この明細書においては説明を省略する。
次に、図7に基づいて、前記板状突部13の対角線Lと対応する矢印16の指向方向を所定方向に設定した理由を以下に説明する。
図7に示すように、前記板状突部13は足の踵骨31の隆起部31aの中心O31と対応する位置に配設される。そして、足の親指32の中心O3と、前記中心O1とを結ぶ直線を第1直線L1とし、前記中心O1と足の人差し指33の中心O4とを結ぶ直線を第2直線L2とする。前記対角線Lの延長線L´(図1の矢印16参照)の前方への指向方向を、前記第1直線L1と第2直線L2との間に指向するように設定することにより、足の矯正効果が最も優れていることが実験により確認されている。
上記のような理由によって、図4に示す右足用の靴21Aの底の踵支持面に粘着された右足用の踵用中敷11Aの板状突部13の対角線Lの延長線L´は、前方左斜方向を指向するように設定される。踵用中敷シート12の前後方向に指向する中心線36は、靴21Aの前側の幅方向の中心を指向するように設定される。同様に、図5に示す左足用の靴21Bの底の踵支持面に粘着された左足用の踵用中敷11Bの板状突部13の対角線Lの延長線L´は、前方右斜方向を指向するように設定される。踵用中敷シート12の前後方向に指向する中心線36は、靴21Aの前側の幅方向の中心を指向するように設定される。
次に、前記のように構成した踵用中敷11A,11Bの効果について以下に記載する。
(1)上記実施形態では、図1(a)(b)に示すように、右足用の靴21Aの底の踵支持面に粘着される踵用中敷11Aの表面に対し、「右」「表」の文字を表示するとともに、前記板状突部13の対角線Lと対応する矢印16を前方左斜方向に指向するように表記した。又、該踵用中敷11Aの裏面に対し、「右」「裏」の文字を表記するようにした。このため、図1(a)(b)に示す踵用中敷11Aが右足用の靴21に用いられる踵用中敷であることを容易に識別して、靴への誤装着を防止することができる。
(2)上記実施形態では、図1(c)(d)に示すように、左足用の靴21Bの底の踵支持面に粘着される踵用中敷11Bの表面に対し、「左」「表」の文字を表示するとともに、前記板状突部13の対角線Lと対応する矢印16を前方右斜方向に指向するように表記した。又、該踵用中敷11Bの裏面に対し、「左」「裏」の文字を表記するようにした。このため、図1(c)(d)に示す踵用中敷11Bが左足用の靴21Bに用いられる踵用中敷であることを容易に識別して、靴への誤装着を防止することができる。
左右の踵用中敷11A,11Bを左右の靴21A,21Bに誤装着した場合には、板状突部13による前述した効果を奏さないことが実験により確認されている。
(3)上記実施形態では、前記踵用中敷11A,11Bの踵用中敷シート12の外形状をほぼ卵形に設定し、前側ほど幅寸法が小さくなるようにしたので、踵用中敷11A,11Bを靴21A, 21Bの踵支持面へ粘着する作業を容易に行うことができる。
(4)上記実施形態では、中敷シート12の裏面側に粘着層15を形成したので、靴21A,21Bの踵支持面に対する踵用中敷11の装着を、粘着層15によって容易に行うことができる。
なお、本考案は以下のような実施形態で具体化することもできる。
・図8(a)(b)に示すように、前記踵用中敷11A,11Bの踵用中敷シート12の平面形状をほぼ楕円形状にしてもよい。又、前記矢印16に代えて、T字状の線34を表示し、板状突部13の対角線の延長線L´の方向を識別できるようにしてもよい。
・図9(a)(b)に示すように、前記踵用中敷11A,11Bの踵用中敷シート12を平面視小判型に形成してもよい。
・図10(a)(b)に示すように、ハイヒールに適用可能に前記踵用中敷シート12の平面形状を細長い形状にしてもよい。又、板状突部13の対角線を識別する線34を十字状にしてもよい。
・図11(a)(b)に示すように、左右の踵用中敷11A,11Bの踵用中敷シート12の表面に対し、板状突部13の外形を表す六角形のリング線35を描き、このリング線35と重なるようにアルファベットで、(STYLE KEEPER)スタイルキーパーの文字を表記する。又、踵用中敷シート12の表面には、リング線35の中心を通る中心線36を描き、踵用中敷シート12の中央部にはアルファベットで「KAKATO」という文字を表記する。一方、図11(c)(d)に示すように、踵用中敷11A,11Bの裏面に、中心線36及び対角線Lの延長線L´を描くとともに、「左」という文字と「右」という文字をそれぞれ丸い線で囲われた状態で描くようにしてもよい。
上記の実施形態の踵用中敷11A,11Bは、図11(c)(d)に示す裏面を目視することにより、左右どちらのハイヒールの踵に用いられる中敷であるかを容易に識別することができる。
・図12(a)〜(d)に示す踵用中敷11A,11Bは、図11(a)〜(d)に示す構成を靴の踵用中敷に同様に適応したものである。
・図13(a)(b)に示す踵用中敷11A,11Bは、踵用中敷シート12の表面及び裏面に対し、左右どちらの靴の踵に適用するものであるかを識別する文字は表されていない。これに代えて、この実施形態では左右の靴21A,21Bの踵の形状及び踵から前方に位置する靴の中間部(足の土踏まずと対応する部分)の被覆部23の形状に合わせて、踵用中敷シート12の前側に、識別シート12bが一体に形成されている。この識別シート12bは、図13(a)に示すように左足用の踵用中敷11Bの場合には、識別シート12bの左側縁12cは被覆部23のほぼストレートな被覆部23aの形状に合わせてストレートに形成され、右側縁12dは、外側に膨らむ円弧状の被覆部23bに合わせて、円弧状に形成されている。一方、図13(b)に示す右足用の靴21Aに適用される踵用中敷11Aの識別シート12bの右側縁12eは被覆部23の外側のほぼストレートな被覆部23aの形状に合わせてストレートに形成され、左側縁12fは、被覆部23の外側に膨らむ円弧状の被覆部23bに合わせて、円弧状に形成されている。
又、前記踵用中敷11A,11Bは、前記踵用中敷シート12の表面に化粧用のシート37が接着されるとともに、踵には皮製のシート38がミシン糸39によって前記踵用中敷シート12及びシート37に縫合わされている。
上記実施形態においては、踵用中敷11A,11Bの表裏両面に左右の識別用の文字がなくても、左右どちらの靴21A,21Bの踵に適用されるものであるかを、踵用中敷シート12の前方に設けた識別シート12bの外形状によって容易に識別することができる。
・ 図14(a)〜(d)に示すように、前記板状突部13の形状を、正五角形、正七角形、正八角形及び星形(五角形の均等物)のいずれか一つにしてもよい。これらの場合にもそれらの中心と一つの頂点を結ぶ対角線Lの延長線L´が前記第1直線L1と第2直線L2の間を指向するように貼着するのが望ましい。
・ 図15に示すように、前記踵用中敷シート12の上面に前記板状突部13を装着し、踵用中敷シート12の上面に化粧シート41を接触させて、その周囲をミシン糸42により縫着したり、接着剤により接着したりするようにしてもよい。
・ 図16に示すように、板状突部13を外周ほど高くなる緩やかな円弧状に形成してもよい。
・ 図17に示すように板状突部13を小突起13cの集合体(六角形の均等物)としてもよい。図18に示すように板状突部13を例えば六角形のリング状部13dと小突起13eとにより形成し、小突起13eを永久磁石により形成してもよい。
・ 図19に示すように踵用中敷シート12の上面に面ファスナー51のオス型面ファスナー部52を接着し、一方、板状突部13の下面にメス型面ファスナー部53を接着しもよい。
・図示しないが、前記踵用中敷シート12の平面形状を、円形、半円形、半楕円形、あるいは馬蹄形(後端を直線で結んだ外形状)、その他の任意の形状に形成してもよい。
・ 図示しないが、前記中敷シート12の表裏両面に対し、板状突部13をそれぞれ接着してもよい。
・ 図示しないが、前記中敷シート12を靴の底の踵支持面の面積よりも大きく設定し、靴底に粘着する前に、中敷シート12の余剰部分を裁断して除去するようにしてもよい。
・ 前記踵用中敷シート12の裏面に形成した粘着層15を省略し、踵用中敷シート12の裏面を、靴底の底面に別途用意した両面粘着テープにより接着するようにしてもよい。又、前記踵用中敷シート12の裏面に例えばウレタンなどの熱溶融性樹脂を塗布し、該樹脂を加熱して、踵用中敷シート12を靴底の前面に接着するようにしてもよい。さらに、踵用中敷シート12の裏面に非加熱タイプの溶融性樹脂を塗布し、この樹脂を用いて踵用中敷シート12を靴底の底面に接着するようにしてもよい。
・ 図示しないが、前記中敷シート12の表面に対し、前記板状突部13を成形するキャビティを有する成形型を接触させ、前記キャビティに例えばウレタン樹脂等の熔融樹脂を注入して発泡させることにより前記板状突部13を成形して融着するようにしてもよい。
・ 踵用中敷11A,11Bに板状突部13を露出するように取り付ける場合には、衝撃吸収性能に優れたソフトな材料、例えば発泡樹脂成型品により板状突部13を形成して、使用時の接触感を向上するようにするのが望ましい。
・ 踵用中敷シート12の表面側に板状突部13を接着してもよい。
・ 前記踵用中敷シート12の材料として、織物、編み物、或いは不織布等の繊維製品以外に合成皮革、人工皮革、塩化ビニール樹脂、レザー、天然皮革等の一般に使われている材料を用いてもよい。
・ 前記板状突部13の材料として、合成樹脂以外に、天然樹脂、又はその発泡体、合成ゴム、天然ゴム又はそれらの発泡体、合成繊維、天然繊維の織物、編み物、不織布又は合成皮革、人工皮革、天然皮革、コルク等材料を用いてもよい。さらに、金、銀、銅、アルミユウム、鉄、ステンレススチール等の金属やセラミック、ガラス、赤外線を発する天然石、磁石或いは人口石等を用いてもよい。
・ 前述した靴や靴下以外に、下駄、スリッパ、サンダル、ハイヒール、靴下或いは足袋等の履物に具体化してもよい。又、それらに用いる中敷に具体化してもよい。
(定義)
この明細書で板状突部13の形状は、五角形、六角形、七角形又は八角形以外にそれらの形状と均等の角形のものも含むものとする。
L…対角線、L1…第1直線、L2…第2直線、O1,O2,O3,O4,O31…中心、11A,11B…踵用中敷、12…踵用中敷シート、13…板状突部、15…粘着層、30…足、31…踵骨、31a…隆起部、32…親指。

Claims (9)

  1. 足裏を支持する履物の足裏支持面のうち足の踵を支持する踵支持面に支持される踵用中敷シートの表面又は裏面に対し、足の踵骨の隆起部と対応するように、足の神経を刺激して足の姿勢を矯正するための板状突部を設け、右足用の踵用中敷シート及び左足用の踵用中敷シートに対し、右足用と、左足用とを識別するための識別手段を設けたことを特徴とする履物に用いる踵用中敷。
  2. 請求項1に記載の踵用中敷において、右足用の踵用中敷シートの表面又は裏面に対し、識別手段としての「右」を意味する文字を表し、左足用の踵用中敷シートの表面又は裏面に対し、識別手段として「左」を意味する文字を表したことを特徴とする履物に用いる踵用中敷。
  3. 請求項1又は2に記載の踵用中敷において、前記板状突部は、平面視正六角形に形成され、該板状突部は踵用中敷シートの裏面に接着され、前記板状突部と対応する踵用中敷シートの表面には、該板状突部の中心を通る一本の対角線の方向を表す矢印、T字線又は十字線が表記されていることを特徴とする履物に用いる踵用中敷。
  4. 請求項3に記載の踵用中敷において、前記板状突部の前記対角線の延長線は、踵用中敷の使用状態において、前記板状突部の中心と足の親指の中心を結ぶ第1直線と、同じく前記板状突部の中心と足の人指指の中心を結ぶ第2直線との間に設定されていることを特徴とする履物に用いる踵用中敷。
  5. 請求項1に記載の踵用中敷において、踵用中敷シートの前側には足の土踏まずと対応する靴の底面の左右の側壁の形状に沿うように識別手段としての識別シートが形成されていることを特徴とする履物に用いる踵用中敷。
  6. 請求項1〜5のいずれか一項に記載の踵用中敷において、前記板状突部は、前記中敷シートの表面に対し、前記板状突部を成形するキャビティを有する成形型を接触させ、前記キャビティに熔融樹脂を注入して発泡させることにより成形されたものであることを特徴とする履物に用いる踵用中敷。
  7. 請求項1〜5のいずれか一項に記載の踵用中敷において、踵用中敷シートの裏面には、履物の踵支持面に粘着される粘着層が接着されていることを特徴とする履物に用いる踵用中敷。
  8. 請求項1〜7のいずれか一項に記載の踵用中敷において、踵用中敷シートは、履物の踵支持面の形状よりも予め大きく形成され、使用前に踵支持面の形状に適合するように裁断されるようにしたことを特徴とする履物に用いる踵用中敷。
  9. 請求項1〜8のいずれか一項に記載の踵用中敷において、踵用中敷は、卵形、円形、楕円形、半円形又は半楕円形に形成されていることを特徴とする履物に用いる踵用中敷。
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