JP3152483B2 - 測距装置 - Google Patents

測距装置

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JP3152483B2
JP3152483B2 JP4073092A JP4073092A JP3152483B2 JP 3152483 B2 JP3152483 B2 JP 3152483B2 JP 4073092 A JP4073092 A JP 4073092A JP 4073092 A JP4073092 A JP 4073092A JP 3152483 B2 JP3152483 B2 JP 3152483B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】 本発明は、測距対象に向けて
光する投光手段と、該投光された光束の前記測距対象か
らの反射光を受光する受光部から成る受光回路とを備え
た測距装置の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、アクティブタイプの測距装置
において、測距精度を上げるため、様々な提案がされて
いる。例えば、測距対象物へ光を投射しその反射光(信
号光)を受光することにより、対象物までの距離を測定
する測距装置において、3つの互いに異なる測距範囲を
測距するための受光手段をそれぞれ備えたものが提案さ
れている。この従来例を図8により説明する。
【0003】図8において、近距離から遠距離、つまり
中距離の範囲(例えば 1.2〜3m)で反射される信号光
を受光するための第1の受光手段101と、近距離(例
えば1.2〜 0.8m)で反射される信号光を受光するため
の第2の受光手段102と、遠距離(例えば3m〜∞)
で反射される信号光を受光するための第3の受光手段1
03(103a,103b)を備えたものである。
【0004】このうち、第1,2の受光手段101,1
02は、半導体位置検出器(以下、PSDと記す)を用
いて広い測距範囲を得ている。しかしながら、PSDは
抵抗層を有するため、抵抗ノイズが発生し、反射光量が
低下する遠距離被写体、及びセンサの長さを延ばさなけ
ればならない至近側は、S/N比が劣化し、精度が悪く
なる。
【0005】そこで、前記反射光量が低下する遠距離被
写体に対する改善策として、遠距離用の第3の受光手段
103として、2分割された1対のシリコンフォトセル
(以下、SPCと記す)を用い、それぞれの出力比によ
り受光位置を検出し、測距させていた。又、前記センサ
の長さを延ばさなければならない至近側に対する改善策
として、図8に示す様に中距離用の第1の受光手段10
1と近距離用の第2の受光手段102に分割させ、PS
Dの長さを縮めてS/N比を良くして測距精度を向上さ
せていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来例では、第1の受光手段101と第2,3の受光手
段102,103の様にセンサが複数あると、図9に示
す様に測距点105,16(被写体にて反射された投射
光のスポット像)が2つ存在する事になり、パララック
スによるズレが発生してしまう。つまり、例えばある被
写体Aが「2m」の場所に居たとすると、 1.2〜3mの
測距可能範囲を持つ第1の受光手段101にて測距でき
得る距離であるにもかかわらず、前記各センサの配置関
係より該第1の受光手段101では検知できず、第2,
3の受光手段102,103によってのみしか検知され
得ない場合には、測距不能になったり、精度の悪い測距
値になるといった問題点があった。なお、図9におい
て、104は測距マ−クである。
【0007】本発明の目的は、上記の点に鑑み、測距不
能になることや、測距精度が低下してしまうといったこ
とを防止することのできる測距装置を提供することであ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】 上記目的を達成するた
めに、請求項1記載の本発明は、測距対象に向けて投光
する投光手段と、該投光された光束の前記測距対象から
の反射光を受光する受光部から成る受光回路とを備え、
投光により前記測距対象からの反射光を受光した受光部
の出力により距離データを測定する測距装置において、
前記受光回路の受光部として、第1の距離範囲に位置す
る測距対象からの反射光を受光する受光部であって、前
記測距対象が位置する距離に応じた前記反射光の該受光
部における受光位置の変位方向が該受光部の長手方向と
なるように配される第1の受光部と、前記第1の距離範
囲とは異なる第2の距離範囲に位置する測距対象からの
反射光を受光する受光部であって、前記測距対象が位置
する距離に応じた前記反射光の該受光部における受光位
置の変位方向が該受光部の長手方向となるように配さ
れ、 かつ、前記第1の受光部の長手方向に垂直な位置
に配される第2の受光部とを設け、各距離範囲毎に異な
る受光部の出力により距離データを求めるとともに、各
受光部による出力で適正な距離データが得られない時
に、所定の受光部の出力により得られた距離データを測
定結果として決定する決定手段を設けた測距装置とする
ものである。 同じく上記目的を達成するために、請求項
2記載の本発明は、測距対象に向けて投光する投光手段
と、該投光された光束の前記測距対象からの反射光を受
光する受光部から成る受光回路とを備え、投光により前
記測距対象からの反射光を受光した受光部の出力により
距離データを測定する測距装置において、前記受光回路
の受光部として、第1の距離範囲に位置する測距対象か
らの反射光を受光する受光部であって、前記測距対象が
位置する距離に応じた前記反射光の該受光部における受
光位置の変位方向が該受光部の長手方向となるように配
される第1の受光部と、前記第1の距離範囲とは異なる
第2の距離範囲に位置する測距対象からの反射光を受光
する受光部であって、前記測距対象が位置する距離に応
じた前記反射光の該受光部における受光位置の変位方向
が該受光部の長手方向となるように配され、 かつ、前
記第1の受光部の長手方向に垂直な位置に配される第2
の受光部とを設け、各距離範囲毎に異なる受光部の出力
により距離データを求めるとともに、各受光部による出
力で適正な距離データが得られない時に、予め決め られ
た距離データを測定結果として決定する決定手段を設け
た測距装置とするものである。 同じく上記目的を達成す
るために、請求項3記載の本発明は、測距対象に向けて
投光する投光手段と、該投光された光束の前記測距対象
からの反射光を受光する受光部から成る受光回路とを備
え、投光により前記測距対象からの反射光を受光した受
光部の出力により距離データを測定する測距装置におい
て、前記受光回路の受光部として、第1の距離範囲に位
置する測距対象からの反射光を受光する受光部であっ
て、前記測距対象が位置する距離に応じた前記反射光の
該受光部における受光位置の変位方向が該受光部の長手
方向となるように配される第1の受光部と、前記第1の
距離範囲とは異なる第2の距離範囲に位置する測距対象
からの反射光を受光する受光部であって、前記測距対象
が位置する距離に応じた前記反射光の該受光部における
受光位置の変位方向が該受光部の長手方向となるように
配され、 かつ、前記第1の受光部の長手方向に垂直な
位置に配される第2の受光部とを設け、各距離範囲毎に
異なる受光部の出力により距離データを求めるととも
に、各受光部による出力で適正な距離データが得られな
い時に、前記第1及び第2の受光部の出力より得られた
複数の距離データに応じて決定される距離データを測定
結果として決定する決定手段を設けた測距装置とするも
のである。
【0009】
【0010】
【実施例】以下、本発明を図示の実施例に基づいて詳細
に説明する。
【0011】図1は本発明に係る測距用の各センサ(受
光手段)の構造を示すものであり、図中、1はPSDよ
り成る中距離用の第1の受光手段、2は同じくPSDよ
り成る近距離測距用の第2の受光手段、3(3a,3
b)2分割SPCより成る遠距離測距用の第3の受光手
段である。4,5は投光手段であるところのiRED2
5(後述)より投射された信号光が被写体で反射され、
第2の受光手段2及び第3の受光手段3上に集光したス
ポット像、6は投光手段であるところのiRED26
(後述)により投射た光が被写体で反射され、第1の受
光手段1上に集光したスポット像である。7〜12は上
記の第1乃至第3の受光手段1〜3それぞれの出力ライ
ンである。
【0012】図2は図1の各々のセンサによって検出可
能な測距範囲をそれぞれ示すものある。
【0013】図中、14は第3の受光手段3の測距範囲
を、15は第2の受光手段2の測距範囲を、16は第1
の受光手段1の測距範囲を、それぞれ表わしている。
【0014】図3は図1の各々のセンサの測距範囲を表
現したものである。
【0015】 図中、17は第3の受光手段3の測距範
囲を、18は第の受光手段の測距範囲を、19は第
の受光手段の測距範囲を、それぞれ表わした線であ
る。また、これらの線17〜19において、実線は測距
精度の良い部分を表わし、破線は精度は良くないが、そ
れなりの測距ができる部分を表わしている。
【0016】図4は図1の各センサを使って距離検出を
行う測距装置の概略構成を示すシステムブロック図であ
る。
【0017】図4において、25,26はアクティブ方
式の測距を行う為に被写体へ向けて信号光を投射する前
出のiRED、21は前記iRED25,26を駆動す
るiRED駆動回路、22はiRED25,26の発光
タイミングを選択する選択回路である。
【0018】1は前出のPSDより成る第1の受光手
段、2は同じく前出のPSDより成る第2の受光手段、
3(3a,3b)は前出の第3の受光手段である。24
は前述の3つの受光手段を選択するセンサ選択回路、2
3は選択されたセンサ信号を距離情報に変える測距演算
回路である。
【0019】 次に、図5のフローチャートを用いて、
2つの投光手段と3つの受光手段を用いて距離情報を得
る場合における動作について説明する。 [ステップ101] 近距離を測距するためのiRED
25を選択し、点灯させる。 [ステップ102] 近距離測距用のセンサである第2
の受光手段2を選択する。 [ステップ103] 前記第2の受光手段2からの測距
データを取り込み、演算する。 [ステップ104] 上記ステップ103での演算結果
を距離データL2として記憶する。 [ステップ105] ここでは第2の受光手段2によっ
て正確に測距可能である近距離範囲内であるか否かを判
定し、近距離範囲内であればステップ117へ進み、近
距離範囲外であれば場合はステップ106へ進む。 [ステップ106] 中距離を測距するためのiRED
26を選択し、点灯させる。 [ステップ107] 中距離測距用のセンサである第1
の受光手段1を選択する。 [ステップ108] 前記第1の受光手段1からの測距
データを取り込み、演算する。 [ステップ109] 上記ステップ108での演算結果
を距離データL1として記憶する。 [ステップ110] ここでは第の受光手段によっ
て正確に測距可能である中距離範囲内であるか否かを判
定し、中距離範囲内であればステップ118へ進み、中
距離範囲外であればステップ111へ進む。 [ステップ111] 遠距離を測距するためのiRED
25を選択し、点灯させる。 [ステップ112] 遠距離測距用のセンサである第3
の受光手段3を選択する。 [ステップ113] 前記第の受光手段からの測距
データを取り込み、演算する。 [ステップ114] 上記ステップ113での演算結果
を距離データL3として記憶する。 [ステップ115] ここでは第の受光手段3によっ
て正確に測距可能である中距離範囲内であるか否かを判
定し、遠距離範囲内であればステップ119へ進み、遠
距離範囲外であればステップ116へ進む。 [ステップ116] ここでは、何れの測距可能範囲
正確に測距できる範囲)になく、測距不能となってし
まうので(この場合、被写体は第1の受光手段1と第2
の受光手段2の測距範囲の中間に居る可能性が高い)、
前記記憶した距離データL2(3つのセンサの中では少
しはまともな距離データである)を読み出す。 [ステップ117] 上記ステップ117にて読み出し
た距離データL2を最終的な距離データとする。
【0020】なお、上記ステップ105において近距離
範囲内であると判定された場合は、前述したようにこの
ステップに来、云うまでもなく、ステップ104におい
て記憶した距離デ−タL2を読み出し、これを最終的な
距離デ−タとすることになる。
【0021】上記のステップ110において中距離範囲
内であると判定された場合には、前述した様にステップ
118へ進む。 [ステップ118] ここではステップ109において
記憶した距離デ−タL1を読み出し、これを最終的な測
距デ−タとする。
【0022】上記のステップ115において遠距離離範
囲内であると判定された場合には、前述した様にステッ
プ119へ進む。 [ステップ119] ここではステップ114において
記憶した距離デ−タL3を読み出し、これを最終的な測
距デ−タとする。[ステップ120] 一連の測距動作
を終了する。
【0023】 この様に、この実施例では、3つのセン
サで順次測距を行い、どのセンサにおいても正確な測距
が不能と判定した場合には、少しは精度の良いデータが
得られているであろう近距離用の第2の受光手段2の距
データを最終的な距離データとするようにしているた
め、パララックスが存在する、つまり2つの測距点を有
する測距装置においても、測距精度の低下をある程度防
止することができる。
【0024】 図6は本発明の第2の実施例における測
距動作を示すフローチャートであり、以下これにしたが
って説明する。なお、図5の動作と同じ部分はステップ
番号の第10位桁以下の数字を同一としている。 [ステップ201] 近距離を測距するためのiRED
25を選択し、点灯させる。 [ステップ202] 近距離測距用のセンサである第2
の受光手段2を選択する。 [ステップ203] 前記第2の受光手段2からの測距
データを取り込み、演算する。 [ステップ204] 上記ステップ203での演算結果
を距離データL2として記憶する。 [ステップ205] ここでは近距離範囲内であるか否
かを判定し、近距離範囲2内であればステップ217へ
進み、近距離範囲外であればステップ206へ進む。 [ステップ206] 中距離を測距するためのiRED
26を選択し、点灯させる。 [ステップ207] 中距離測距用のセンサである第1
の受光手段1を選択する。 [ステップ208] 前記第1の受光手段1からの測距
データを取り込み、演算する。 [ステップ209] 上記ステップ208での演算結果
を距離データL1として記憶する。 [ステップ210] ここでは中距離範囲内であるか否
かを判定し、中距離範囲内であればステップ218へ進
み、中距離範囲外であればステップ211へ進む。 [ステップ211] 遠距離を測距するためのiRED
25を選択し、点灯させる。 [ステップ212] 遠距離測距用のセンサである第3
の受光手段3を選択する。 [ステップ213] 前記第3の受光手段からの測距デ
ータを取り込み、演算する。 [ステップ214] 上記ステップ213での演算結果
を距離データL3として記憶する。 [ステップ215] ここでは中距離範囲内であるか否
かを判定し、遠距離範囲内であればステップ219へ進
み、遠距離範囲外あればステップ221へ進む。 [ステップ221] ここでは、センサの構造上、第1
の受光手段1と第2の受光手段2の測距可能範囲の中間
にある可能性が高いので、指定距離データを距離データ
とする。なお、指定距離データとは、前記第1の受光手
段1と第2の受光手段2の測距可能範囲がそれぞれ「3
m〜∞」,「1.2 〜0.8 m」であった場合、その中間の
「2m」のデータである。
【0025】上記のステップ205において近距離範囲
内であると判定された場合には、前述した様にステップ
217へ進む。 [ステップ217] ここではステップ204において
記憶した距離デ−タL2を読み出し、これを最終的な測
距デ−タとする。
【0026】上記のステップ210において中距離範囲
3内であると判定された場合には、前述した様にステッ
プ218へ進む。 [ステップ218] ここではステップ209において
記憶した距離デ−タL1を読み出し、これを最終的な測
距デ−タとする。
【0027】上記のステップ215において遠距離離範
囲内であると判定された場合には、前述した様にステッ
プ219へ進む。 [ステップ219] ここではステップ214において
記憶した距離デ−タL3を読み出し、これを最終的な測
距デ−タとする。 [ステップ220] 一連の測距動作を終了する。
【0028】この様に、この実施例では、3つのセンサ
で順次測距を行い、どのセンサにおいても正確な測距が
不能になった場合は、予め設定されている指定の測距デ
−タを最終的な距離デ−タとするようにしているため、
パララックスが存在する測距装置においても、測距精度
の低下を防止することができる。
【0029】 図7は本発明の第3の実施例における測
距動作を示すフローチャートであり、以下これにしたが
って説明する。なお、図5の動作と同じ部分はステップ
番号の第10位桁以下の数値を同一としている。 [ステップ301] 近距離を測距するためのiRED
25を選択し、点灯させる。 [ステップ302] 近距離測距用のセンサである第2
の受光手段2を選択する。 [ステップ303] 前記第2の受光手段2からの測距
データを取り込み、演算する。 [ステップ304] 上記ステップ303での演算結果
を距離データL2として記憶する。 [ステップ305] ここでは近距離範囲内であるか否
かを判定し、近距離範囲内であればステップ317へ進
み、近距離範囲外であれば場合はステップ306へ進
む。 [ステップ306] 中距離を測距するためのiRED
26を選択し、点灯させる。 [ステップ307] 中距離測距用のセンサである第1
の受光手段1を選択する。 [ステップ308] 前記第1の受光手段1からの測距
データを取り込み、演算する。 [ステップ309] 上記ステップ308での演算結果
を距離データL1として記憶する。 [ステップ310] ここでは中距離範囲内であるか否
かを判定し、中距離範囲内であればステップ318へ進
み、中距離範囲外であれば場合はステップ311へ進
む。 [ステップ311] 遠距離を測距するためのiRED
25を選択し、点灯させる。 [ステップ312] 遠距離測距用のセンサである第3
の受光手段3を選択する。 [ステップ313] 前記第3の受光手段3からの測距
データを取り込み、演算する。 [ステップ314] 上記ステップ313での演算結果
を距離データL3として記憶する。 [ステップ315] ここでは遠距離範囲内であるか否
かを判定し、遠距離範囲内であればステップ319へ進
み、遠距離範囲外であれば場合はステップ321へ進
む。 [ステップ321] ここでは、センサの構造上、第1
の受光手段1と第2の受光手段1の測距可能範囲の中間
にある可能性が高いので、それぞれの測距結果である距
離データL1,L2を評価・演算し、この結果を最終的
な距離データとする。
【0030】ここで、これら距離デ−タL1,L2の評
価・演算としては、 L=(L1+L2)/2 なる相加平均を行うことにより、より良好な結果が得ら
れた。また、テ−ブルを用いて、距離デ−タL1が近距
離範囲に近い場合にはこのデ−タの重み付けg1を大き
くし、距離デ−タL2の重み付けg2 を小さくし、 L=g1 ×L1+g2 ×L2 なる演算により最終的な距離デ−タを算出する方法であ
ってもよい。
【0031】上記のステップ305において近距離範囲
内であると判定された場合には、前述した様にステップ
317へ進む。 [ステップ317] ここではステップ304において
記憶した距離デ−タL2を読み出し、これを測距デ−タ
とする。
【0032】上記のステップ310において中距離範囲
内であると判定された場合には、前述した様にステップ
318へ進む。 [ステップ318] ここではステップ309において
記憶した距離デ−タL1を読み出し、これを測距デ−タ
とする。
【0033】上記のステップ315において遠距離離範
囲内であると判定された場合には、前述した様にステッ
プ319へ進む。 [ステップ319] ここではステップ314において
記憶した距離デ−タL3を読み出し、これを測距デ−タ
とする。 [ステップ320] 一連の測距動作を終了する。
【0034】この様に、この実施例では、3つのセンサ
で順次測距を行い、どのセンサにおいても測距不能にな
った場合は、中距離用の第1の受光手段1にて得られる
距離デ−タと近距離用の第2の受光手段2にて得られる
距離デ−タを評価・演算して最終的な距離デ−タとする
ようにしているため、パララックスが存在する測距装置
においても、測距精度の低下を防止することができる。
【0035】
【発明の効果】 以上説明したように、本発明によれ
ば、測距不能になることや、測距精度が低下してしまう
といったことを防止することができる測距装置を提供で
きるものである。
【0036】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例における測距用センサの
構成図である。
【図2】図1の各センサの特性を示す図である。
【図3】図1の各センサの測距可能範囲を示す図であ
る。
【図4】本発明の第1の実施例における測距装置のブロ
ック図である。
【図5】本発明の第1の実施例における測距装置の動作
を示すフロ−チャ−トである。
【図6】本発明の第2の実施例における測距装置の動作
を示すフロ−チャ−トである。
【図7】本発明の第3の実施例における測距装置の動作
を示すフロ−チャ−トである。
【図8】本発明に係る従来の測距装置にセンサ配置を示
す図である。
【図9】本発明に係る2つの測距点を有する測距装置が
持つパララックスの問題点について説明するための図で
ある。
【符合の説明】
1 第1の受光手段 2 第2の受光手段 3 第3の受光手段 20 制御回路 23 測距演算回路 24 センサ選択回路 25,26 iRED
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−224617(JP,A) 特開 平2−8710(JP,A) 特開 平2−1514(JP,A) 特開 昭63−266435(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01C 3/00 - 3/32 G02B 7/28 - 7/32

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 測距対象に向けて投光する投光手段と、
    該投光された光束の前記測距対象からの反射光を受光す
    る受光部から成る受光回路とを備え、投光により前記測
    距対象からの反射光を受光した受光部の出力により距離
    データを測定する測距装置において、前記受光回路の受光部として、第1の距離範囲に位置す
    る測距対象からの反射光を受光する受光部であって、前
    記測距対象が位置する距離に応じた前記反射光の該受光
    部における受光位置の変位方向が該受光部の長手方向と
    なるように配される第1の受光部と、前記第1の距離範
    囲とは異なる第2の距離範囲に位置する測距対象からの
    反射光を受光する受光部であって、前記測距対象が位置
    する距離に応じた前記反射光の該受光部における受光位
    置の変位方向が該受光部の長手方向となるように配さ
    れ、 かつ、前記第1の受光部の長手方向に垂直な位置
    に配される第2の受光部とを設け、 各距離範囲毎に異なる受光部の出力により距離データを
    求めるとともに、各受光部による出力で適正な距離デー
    タが得られない時に、所定の受光部の出力により得られ
    た距離データを測定結果として決定する決定手段を 設け
    たことを特徴とする測距装置。
  2. 【請求項2】 測距対象に向けて投光する投光手段と、
    該投光された光束の前記測距対象からの反射光を受光す
    る受光部から成る受光回路とを備え、投光により前記測
    距対象からの反射光を受光した受光部の出力により距離
    データを測定する測距装置において、前記受光回路の受光部として、第1の距離範囲に位置す
    る測距対象からの反射光を受光する受光部であって、前
    記測距対象が位置する距離に応じた前記反射光の該受光
    部における受光位置の変位方向が該受光部の長手方向と
    なるように配される第1の受光部と、前記第1の距離範
    囲とは異なる第2の距離範囲に位置する測距対象からの
    反射光を受光する受光部であって、前記測距対象が位置
    する距離に応じた前記反射光の該受光部における受光位
    置の変位方向が該受光部の長手方向となるように配さ
    れ、 かつ、前記第1の受光部の長手方向に垂直な位置
    に配される第2の受光部とを設け、 各距離範囲毎に異なる受光部の出力により距離データを
    求めるとともに、各受光部による出力で適正な距離デー
    タが得られない時に、予め決められた距離データを測定
    結果として決定する決定手段を 設けたことを特徴とする
    測距装置。
  3. 【請求項3】 測距対象に向けて投光する投光手段と、
    該投光された光束の前記測距対象からの反射光を受光す
    る受光部から成る受光回路とを備え、投光により前記測
    距対象からの反射光を受光した受光部の出力により距離
    データを測定する測距装置において、前記受光回路の受光部として、第1の距離範囲に位置す
    る測距対象からの反射光を受光する受光部であって、前
    記測距対象が位置する距離に応じた前記反射光の該受光
    部における受光位置の変位方向が該受光部の長手方向と
    なるように配される第1の受光部と、前記第1の距離範
    囲とは異なる第2の距離範囲に位置する測距対象からの
    反射光を受光する受光部であって、前記測距対象が位置
    する距離に応じた前記反射光の該受光部における受光位
    置の変位方向が該受光部の長手方向となるように配さ
    れ、 かつ、前記第1の受光部の長手方向に垂直な位置
    に配される第2の受光部とを設け、 各距離範囲毎に異なる受光部の出力により距離データを
    求めるとともに、各受光部による出力で適正な距離デー
    タが得られない時に、前記第1及び第2の受光部の出力
    より得られた複数の距離データに応じて決定される距離
    データを測定結果として決定する決定手段を 設けたこと
    を特徴とする測距装置。
  4. 【請求項4】 前記第2の距離範囲は、前記第1の距離
    範囲よりも遠距離を含み、前記所定の受光部は、前記第
    1の受光部であることを特徴とする請求項1に記載の測
    距装置。
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