JP3039623U - 測距装置 - Google Patents

測距装置

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JP3039623U
JP3039623U JP1997000126U JP12697U JP3039623U JP 3039623 U JP3039623 U JP 3039623U JP 1997000126 U JP1997000126 U JP 1997000126U JP 12697 U JP12697 U JP 12697U JP 3039623 U JP3039623 U JP 3039623U
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photosensors
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正純 森下
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Optex Co Ltd
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Optex Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 最適な精度での被測定物距離を得ることがで
き、しかも簡単な構成の測距装置を提供する。 【構成】 1対のフォトセンサと、互いに異なる被測定
物部分の光束を 各フォトセンサの受光部に結像させる
ためのレンズを備えた被測定物までの距離を検出するセ
ンサユニットを複数個、各センサユニットを同じ向き
で、その向きに直交する方向に一直線上に配置されてな
る測距系と、その各フォトセンサの出力を取り込み、選
択的に2つのフォトセンサを組み合わせることによって
設定される基線長に基づいてそれぞれそのセンサユニッ
トから被測定物までの距離を演算する被測定物距離演算
部と、その算出された演算結果に基づいて、予め設定さ
れた最適な精度となる基線長を選択し、その基線長に対
応するフォトセンサの出力値から算出された被測定物距
離値を出力値と決定する被測定物距離出力判別手段とを
備える。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、例えば自動ドアに用いられ、検出すべき通行者までの距離を測定す るための測距装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
自動ドア等では、通行者を検出するための装置として測距装置が用いられたも のがある。この測距装置としては、例えば富士時報(Vol.68,No.7,1995,415(39) 〜420(44) 「オートフォーカスモジュール) に記載の測距センサが開示されてい る。この測距センサを図3に示すとともに、その原理を図4に示し、その構成お よび原理を説明する。
【0003】 まず、図3に示すようにこの測距センサは、測距レンズケース33に保持され た1対のレンズ32およびそのケース33内において所定の間隔で配置された2 つのフォトダイオードからなるフォトセンサアレイ31によって構成されたユニ ットとなっている。この測距センサは、被測定物から放射あるいは反射される光 束のうち、被測定物iから一対のレンズR1,R2のそれぞれに向かう角度に分 割された光束L1 ,L2 をそれぞれフォトセンサアレイ1上に投影し、このフォ トセンサアレイ1上に形成される被測定物像の相対変位により、このユニットか ら被測定物までの距離を検出するものである。なお、図示していないが、この距 離の算出は、測距センサ内に組み込まれた距離演算用のICによって行う構成と なっている。
【0004】 以上の構成の測距センサの測距原理を図4を参照しながら以下に説明する。 ここに示す測距系40において、被測定物iまでの距離をd,レンズR1、R 2における中心間距離をB、レンズの焦点距離をfe とすると、距離dは下記に 示す(1)式によって求められる。
【0005】 d=B・fe /(x1 +x2 )=B・fe /xinf ‥‥(1) ここで、xinf は、(2)式によって与えられ、被測定物が無限遠点にある時 、すなわち、2つの被測定物像i1 ,i2 がそれぞれレンズ光軸とフォトセンサ アレイF1,F2の交点にある場合を基準としたこれら二つの像の相対変位であ る。(B・fe )は構造上決まる定数である。また、x1 ,x2 は距離が既知の 対象物像の2点の測定からそれぞれ算出する。
【0006】 xinf =x1 +x2 ‥‥(2) ここでx1 ,x2 の検出が一定精度であれば、遠距離性能はB・fe によって 決まる。
【0007】 この受光部分の素子は、微小フォトセンサを所定ピッチ(例えば、使用したセ ンサでは21μm)で、一直線上に並べたセンサアレイである。x1 ,x2 ,x inf はこのピッチによって計測されている。その結果、距離dは(3)式によっ て与えられる。
【0008】 d=B・fe /{p・(x1 +x2 −xinf )}‥‥(3)
【0009】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、上記の従来技術においては、計測するためのピッチは一定であるか ら、そのレンズの中心間距離とレンズの焦点距離の積(B・fe )によって距離 性能が決まる。ここで、fe を一定と仮定すると、遠距離性能はBの値によって 決まることになる。
【0010】 まず、測定距離が遠距離の場合、(x1 +x2 −xinf )の値は小さくなる。 ピッチは一定であるから、1ピッチ当たりの検出距離が増大し、精度が悪くなる 。これを補うには、Bの値を大きくするとよい。
【0011】 しかし、測定距離が近距離の場合では、Bの値が大きいと、結像する位置x1 ,x2 の値が大きくなる。このため、被測定物像は素子の外側に結像してしまう ことになり、この対策として素子アレイを大きくすればよいが、これではコスト の上昇を招かざるをえないという新たな問題が発生する。
【0012】 本考案はこうした問題点を解決するためになされたもので、被測定物までの測 定距離に応じ、その必要な精度に合わせた被測定物距離を得ることができ、しか も簡単な構成で実現できる測距装置を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本考案の目的を達成するために、本考案の構成を示す基本ブロック概念図を参 照しながら説明すると、本考案の測距装置は、1対のフォトセンサF1a, 1b‥ Fna, nbと、その各フォトセンサF1a, 1b‥Fna, nbの光軸上に設けられ 、被測定物Sから放射あるいは反射された光束のうち、互いに異なる被測定物S 部分の光束をそれぞれ各フォトセンサF1a, 1b‥Fna, nbの受光部に結像さ せるためのレンズR1 ‥Rn を備え、その各受光部に形成される被測定物Sの相 対変位に基づいて、レンズR1 ‥Rn から被測定物Sまでの距離を検出するセン サユニットを複数個(n個)、それぞれのセンサユニットU1 ‥Un を同じ向き にした状態で、かつ、その向きに直交する方向に一直線上に配置されてなる測距 系Oと;その各フォトセンサの出力を取り込み、選択的に2つのフォトセンサを 組み合わせることによって設定される基線長K1 ‥Kn に基づいてそれぞれセン サユニットU1 ‥Un から被測定物Sまでの距離を演算する被測定物距離演算部 11と;その算出された演算結果に基づいて、予め設定された最適な精度となる 基線長K1 ‥Kn を選択し、その基線長K1 ‥Kn に対応するフォトセンサの出 力値から算出された被測定物距離値を出力値と決定する被測定物距離出力判別手 段12と;を備えてなることによって特徴付けられる。
【0014】
【作用】
被測定物距離演算部11によって,各フォトセンサF1a, 1b‥Fna, nbか らの出力と、これらのフォトセンサF1a, 1b‥Fna, nbの組み合わせによる 基線長K1 ‥Kn に基づく被測定物距離演算が行われる。そして、被測定物距離 出力判別手段12により、その演算結果を測定距離に応じた精度の出力値とする ので、最適精度の被測定物距離値を得ることができる。このように、レンズの中 心間距離とレンズの焦点距離の積(B・fe )によって決定される距離性能にお いて、Bの値に幅をもたせることができ、必要な精度を自由に設定することがで きる。
【0015】
【実施例】
以下に図面を参照しながら、本考案の実施例について説明する。 図2は本考案の実施例の構成を示す図である。
【0016】 測距系20は、同一の構成を有する2つのセンサユニットU21,U22が、 所定の間隔で、一直線上に並列に配置された構成となっている。センサユニット U21は、1対のレンズR21が測距レンズケースC21によって保持され、その後 方には1対のフォトセンサF21a,21b が搭載された構成となっている。また、 図示していないが、従来例と同様、フォトセンサF21a,21b の出力に基づいて 、このセンサユニットU21のレンズR21から被測定物Sまでの距離を演算する ための被測定物距離演算用のICが搭載されている。また、センサユニットU2 2についてもこのセンサユニットU21と同一の構成を有しており、その説明は 省略する。
【0017】 以上の構成の測距系Oにおいては、1センサユニットにおいて、フォトセンサ F21a,21b による基線長K00が設定されており、また2つのセンサユニットU 21、U22においては、フォトセンサF21a,22b による基線長K10が設定さ れている。本実施例では、被測定物距離が近距離の場合は基線長K00が用いられ 、一方、遠距離の場合は基線長K10が用いられる構成となっている。
【0018】 また、この測距系20からの、出力デ−タを処理するための構成として、まず 各フォトセンサF21a,21b 、F22a,22b からの出力デ−タや、被測定物距離 に対応するフォトセンサの組み合わせが設定されたテーブル等が格納されたデ− タ記憶部25、出力デ−タに基づいて、それぞれの基線長B00,K10のそれぞれ について被測定物距離演算を行い、その演算された被測定物距離に基づいて、上 記のテーブルを検索し、最適な精度となる基線長を選択し、その基線長を構成す るフォトセンサの出力に基づいて演算された値をもって、その出力値と決定する 被測定物距離演算・判別部26、そしてその決定された出力値を画面等に出力す る出力表示部27がある。
【0019】 以上の出力デ−タ処理のハード構成としては、マイクロコンピュータMが用い られている。 なお、被測定物距離演算・判別部26におけるデ−タ処理方法においては、上 記したように、被測定物距離に対応する最適精度のフォトセンサの組み合わせを テーブル検索するようにしたが、これに限ることなく、設置するセンサユニット の数が少ない場合には、これらをプログラムの中に組み込むようにしてもよい。
【0020】 以上の実施例では、2つのセンサユニットを用いた構成について説明したが、 センサユニットの数をさらに増加する構成とすることが可能であり、この場合、 被測定物距離の範囲を広げることができ、しかもその距離に応じた精度での出力 値を得ることができる。また、センサユニットは同一の構成のものを複数使用す る構成であるので、設計およびメンテナンスが容易であり、この点でコストを抑 えることができる。
【0021】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案の測距装置によれば、センサユニットを複数個、 それぞれのセンサユニットを同じ向きにした状態で、かつ、その向きに直交する 方向に一直線上に配置されてなる測距系と、その各フォトセンサの出力を取り込 み、選択的に2つのフォトセンサを組み合わせることによって設定される基線長 に基づいてそれぞれそのセンサユニットから被測定物までの距離を演算する被測 定物距離演算部と、その算出された演算結果に基づいて、予め設定された最適な 精度となる基線長を選択し、その基線長に対応するフォトセンサの出力値から算 出された被測定物距離値を出力値と決定する被測定物距離出力判別手段とを備え た構成としたので、必要な精度を自由に設定することができ、被測定物までの測 定距離に応じ、最適な精度での被測定物距離を得ることができ、しかも簡単な構 成で実現できるので、設計やメンテナンスが容易で、コストを抑えることができ る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の構成を示す基本ブロック概念図
【図2】本考案の実施例の構成を示す図
【図3】従来の構成を説明するための図
【図4】従来の構成の作用を説明するための図
【符号の説明】
O‥‥測距系 11‥‥被測定物距離演算部 12‥‥被測定物距離出力判別手段 F1a, 1b‥Fna, nb‥‥フォトセンサ R1 ‥Rn ‥‥レンズ U1 ‥Un ‥‥センサユニット K1 ‥Kn ‥‥基線長

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1対のフォトセンサと、その各フォトセ
    ンサの光軸上に設けられ、被測定物から放射あるいは反
    射された光束のうち、互いに異なる上記被測定物部分の
    光束をそれぞれ各フォトセンサの受光部に結像させるた
    めのレンズを備え、その各受光部に形成される被測定物
    の相対変位に基づいて、上記レンズから上記被測定物ま
    での距離を検出するセンサユニットを複数個、それぞれ
    のセンサユニットを同じ向きにした状態で、かつ、その
    向きに直交する方向に一直線上に配置されてなる測距系
    と;その各フォトセンサの出力を取り込み、選択的に2
    つのフォトセンサを組み合わせることによって設定され
    る基線長に基づいてそれぞれ当該センサユニットから被
    測定物までの距離を演算する被測定物距離演算部と;そ
    の算出された演算結果に基づいて、予め設定された最適
    な精度となる上記基線長を選択し、その基線長に対応す
    るフォトセンサの出力値から算出された被測定物距離値
    を出力値と決定する被測定物距離出力判別手段と;を備
    えてなる測距装置。
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08278125A (ja) * 1995-04-04 1996-10-22 Fuji Electric Co Ltd 距離測定装置

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08278125A (ja) * 1995-04-04 1996-10-22 Fuji Electric Co Ltd 距離測定装置

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