JP3150243B2 - 測距装置及びカメラ - Google Patents

測距装置及びカメラ

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JP3150243B2 JP28728093A JP28728093A JP3150243B2 JP 3150243 B2 JP3150243 B2 JP 3150243B2 JP 28728093 A JP28728093 A JP 28728093A JP 28728093 A JP28728093 A JP 28728093A JP 3150243 B2 JP3150243 B2 JP 3150243B2
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    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B7/00Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements
    • G02B7/28Systems for automatic generation of focusing signals
    • G02B7/30Systems for automatic generation of focusing signals using parallactic triangle with a base line
    • G02B7/32Systems for automatic generation of focusing signals using parallactic triangle with a base line using active means, e.g. light emitter

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】 本発明は、測距対象へ光を投射
し、その反射光を受光して前記測距対象までの距離を測
定する測距装置及びカメラの改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、IRED等の投光素子から被写体
に向けて投光し、その被写体からの反射光を半導体位置
検出素子(PSD)等の受光素子で受光し、その受光位
置から三角測距の原理で被写体までの距離を測定する所
謂アクティブ方式のオートフォーカス装置は広く知られ
ている。
【0003】図5を用いて、従来のこの種のアクティブ
方式のオートフォーカス装置について説明する。
【0004】図5(a)において、10は投光レンズ、
11は受光レンズ、12は投光素子であるところのIR
EED(赤外発光ダイオード)、13は受光素子である
ところの半導体位置検出素子(PSD)、14は被写体
である。
【0005】上記構成において、IRED12から発光
された光は投光レンズ10を介して被写体14に照射さ
れる。そして、この被写体14での反射光は受光レンズ
11を介してPSD13上に入射する。このPSD13
上での入射位置は被写体距離により変化し、この入射位
置の変化により、PSD13の両端から出力される電流
A 及びIB は変化する。
【0006】従って、この種の装置においては、この電
流IA 及びIB を電気的に増幅処理して、被写体までの
距離を算出することことが行われている。
【0007】次に、被写体のコントラストの問題につい
て説明する。
【0008】被写体14にコントラストがない場合は、
図5(b)に示す様に、PSD13上の被写体14から
の反射スポット15の光重心位置は、スポット径の中心
位置x1 になる。よって、PSD13の両端の出力電流
A ,IB それぞれの大きさはその位置x1 に対応した
値になっている。
【0009】 次に、同じ被写体14が右半分の反射率
が低いコントラストを持つ場合を想定すると、図5
(c)に示す様に、PSD13上の反射スポット15´
もコントラストを持つことになる。よって、その光重心
位置はaだけ右方向に移ることになる。つまり、光重心
位置は(x1 +a)となってしまい、それに対応する距
離情報も近距離側に変位してしまうことになる。
【0010】この様にアクティブ方式のオートフォーカ
ス装置では、同一距離の被写体でも、コントラストがあ
ると、誤測距してしまう問題点を基本的に持っている。
また、この問題はコントラストを持つ被写体に対してだ
けでなく、投光ビームが被写体の一部にしか当たらない
場合も生じる。
【0011】上記の問題点を解決するものとして、米国
特許第4814810号が提案されている。図6にその
基本構成を示し、前述した図5と同じ部分は同一符号を
付してある。
【0012】このアクティブ方式のオートフォーカス装
置は、投光レンズ10を対称軸として、受光レンズ11
と基線長方向に対称な位置に更に受光レンズ16を設
け、更にその焦点位置にPSD17を設けた構成にして
いる。なお、12はIREDである。
【0013】この構成において、被写体14に図示の様
なコントラストがある場合、IRED12から投光され
た光は被写体14で反射され、各PSD13及び17上
にスポット像を結ぶ。その時のスポットの様子を図6
(b)に示している。
【0014】受光レンズ11及び16は投光レンズ10
を中心に対称な位置にあるので、PSD13及び17の
位置をうまく調整すると、スポット位置x1 及びx2
対称な等しい値になる。
【0015】被写体14に図示の様にコントラストがあ
ると、PSD13及び17上のスポット像の様子は上述
した様に図6(b)に示す如くになる。被写体コントラ
ストの有無による光重心の位置の差をaとすると、PS
D13と17上とでこの光重心の移動は同じ方向である
ので、光重心の位置は、PSD13上では(x1
a)、PSD17上では(x2 −a)となる。
【0016】従って、図6(b)の如く、PSD13の
遠側端子(被写体が遠距離時に出力が他方より大きくな
る側の出力端子)からの出力F1 とPSD17の遠側端
子からの出力F2 とを加算するべくこれら端子を接続
し、かつ、PSD13の近側端子(被写体が近距離時に
出力が他方より大きくなる側の出力端子)からの出力N
1 とPSD17の近側端子からの出力N2 とを加算する
べくこれら端子を接続し、それぞれの和の出力電流I
F ,IN を取り出すと、各々の出力電流IF ,INは IF ∝(1−x1 −a)+(1−x2 +a) ∝(2−x1 −x2 ) IN ∝(x1 +a+x2 −a) ∝(x1 +x2 ) となり、出力電流IA (IN )及びIB (IF )は、被
写体コントラストによる重心移動aに無関係になる。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】上記の様に、投光レン
ズ10を対称中心に、等しい基線長だけ離れた位置に2
つのPSD13,17を配置し、その各々の出力和をと
ることにより、被写体コントラストの影響を原理的に無
くす事が可能となる。しかしながら、この提案の装置に
おいても、従来のオートフォーカス装置に較べて、受光
レンズと受光素子を更に1個づつ、投光レンズを対称中
心に基線長方向に配置する必要があるため、該装置自体
が大型化するという問題を有している。
【0018】 (発明の目的) 本発明の目的は、小型
を達成しつつ、常に正確な測距を行うことのできる
距装置及びカメラを提供することである。
【0019】
【課題を解決するための手段】 上記目的を達成するた
めに、請求項1記載の本発明は、測距対象へ投射される
光の反射光を第1、第2の受光手段により受光し、該第
1、第2の受光手段から出力される受光位置に応じた信
号により測距対象までの距離を測定する測距装置におい
て、前記第1の受光手段を構成する第1の受光センサ
と、前記第2の受光手段を構成する第2の受光センサ
と、前記第1の受光センサへ前記反射光を受光させる
1の受光レンズと、該第1の受光レンズとは異なる有効
開口面積を有し、前記第2の受光センサへ前記反射光を
受光させる第2の受光レンズとを設け、前記第の受光
レンズの有効開口面積に対する前記第1の受光センサの
基線長方向の長さの割合が前記第の受光レンズの有効
開口面積に対する前記第の受光センサの基線長方向の
長さの割合に等しくなるように構成した測距装置とする
ものである。同じく上記目的を達成するために、請求項
2記載の本発明は、測距対象へ投射される光の反射光を
第1、第2の受光手段により受光し、該第1、第2の受
光手段から出力される受光位置に応じた信号により測距
対象までの距離を測定する測距装置において、前記第1
の受光手段を構成する第1の受光センサと、前記第2の
受光手段を構成する第2の受光センサと、前記第1の受
光センサへ前記反射光を受光させる第1の受光レンズ
と、該第1の受光レンズとは異なる有効開口面積を有
し、前記第2の受光センサへ前記反射光を受光させる
2の受光レンズとを設け、前記第1、第2の受光センサ
からの信号を入力すると共に、該入力した信号を、前記
第1の受光レンズの有効開口面積に対する前記第1の受
光センサの基線長方向の長さの割合が前記第2の受光
ンズの有効開口面積に対する前記第2の受光センサの基
線長方向の長さの割合に等しい場合の信号と等価となる
ように回路的に補正して測距対象までの距離を演算する
演算手段を有する測距装置とするものである。同じく上
記目的を達成するために、請求項3記載の本発明は、測
距対象へ投射される光の反射光を異なる基線距離に配置
された第1、第2の受光手段により受光し、該第1、第
2の受光手段から出力される受光位置に応じた信号によ
り測距対象までの距離を測定する測距装置において、前
記第1の受光手段を構成する第1の受光センサと、前記
第2の受光手段を構成する第2の受光センサと、前記第
1の受光センサへ前記反射光を受光させる第1の受光レ
ンズと、該第1の受光レンズとは異なる有効開口面積を
し、前記第2の受光センサへ前記反射光を受光させる
第2の受光レンズとを設け、前記第2の受光センサの基
線長方向の長さを前記第の受光手段の有効開口面積に
対する前記第1の受光センサの基線長方向の長さの割合
が前記第の受光レンズの有効開口面積に対する前記第
の受光センサの基線長方向の長さの割合に等しくなる
ような長さに設定した測距装置とするものである。同じ
く上記目的を達成するために、請求項4記載の本発明
は、測距対象へ投射される光の反射光を異なる基線距離
に配置された第1、第2の受光手段により受光し、該第
1、第2の受光手段から出力される受光位置に応じた信
号により測距対象までの距離を測定する測距装置におい
て、前記第1の受光手段を構成する第1の受光センサ
と、前記第2の受光手段を構成する第2の受光センサ
と、前記第1の受光センサへ前記反射光を受光させる
1の受光レンズと、該第1の受光レンズとは異なる有効
開口面積を有し、前記第2の受光センサへ前記反射光を
受光させる第2の受光レンズとを設け、前記第1、第2
の受光センサからの信号を入力すると共に、該入力した
信号を、前記第1の受光レンズの有効開口面積に対する
前記第1の受光センサの基線長方向の長さの割合が前記
第2の受光レンズの有効開口面積に対する前記第2の受
光センサの基線長方向の長さの割合に等しい場合の信号
と等価となるように回路的に補正して測距対象までの距
離を演算する演算手段を有する測距装置とするものであ
る。同じく上記目的を達成するために、請求項5記載の
本発明は、測距対象へ投射される光の反射光を第1、第
2の受光手段により受光し、該第1、第2の受光手段か
ら出力される受光位置に応じた信号により測距対象まで
の距離を測定する測距装置を備えたカメラにおいて、前
記第1の受光手段を構成する第1の受光センサと、前記
第2の受光手段を構成する第2の受光センサと、前記第
1の受光センサへ前記反射光を受光させる第1の受光レ
ンズと、該第1の受光レンズとは異なる有効開口面積を
し、前記第2の受光センサへ前記反射光を受光させる
第2の受光レンズとを設け、前記第の受光レンズの有
効開口面積に対する前記第1の受光センサの基線長方向
の長さの割合が前記第の受光レンズの有効開口面積に
対する前記第の受光センサの基線長方向の長さの割合
に等しくなるように構成したカメラとするものである。
同じく上記目的を達成するために、請求項6記載の本発
明は、測距対象へ投射される光の反射光を第1、第2の
受光手段により受光し、該第1、第2の受光手段から出
力される受光位置に応じた信号により測距対象までの距
離を測定する測距装置を備えたカメラにおいて、前記第
1の受光手段を構成する第1の受光センサと、前記第2
の受光手段を構成する第2の受光センサと、前記第1の
受光センサへ前記反射光を受光させる第1の受光レンズ
と、該第1の受光レンズとは異なる有効開口面積を有
し、前記第2の受光センサへ前記反射光を受光させる
2の受光レンズとを設け、前記第1、第2の受光センサ
からの信号を入力すると共に、該入力した信号を、前記
第1の受光レンズの有効開口面積に対する前記第1の受
光センサの基線長方向の長さの割合が前記第2の受光
ンズの有効開口面積に対する前記第2の受光センサの基
線長方向の長さの割合に等しい場合の信号と等価となる
ように回路的に補正して測距対象までの距離を演算する
演算手段を有するカメラとするものである。同じく上記
目的を達成するために、請求項7記載の本発明は、測距
対象へ投射される光の反射光を異なる基線距離に配置さ
れた第1、第2の受光手段により受光し、該第1、第2
の受光手段から出力される受光位置に応じた信号により
測距対象までの距離を測定する測距装置を備えたカメラ
において、前記第1の受光手段を構成する第1の受光
ンサと、前記第2の受光手段を構成する第2の受光セン
サと、前記第1の受光センサへ前記反射光を受光させる
第1の受光レンズと、該第1の受光レンズとは異なる有
効開口面積を有し、前記第2の受光センサへ前記反射光
を受光させる第2の受光レンズとを設け、前記第2の受
光センサの基線長方向の長さを前記第の受光手段の有
効開口面積に対する前記第1の受光センサの基線長方向
の長さの割合が前記第の受光レンズの有効開口面積に
対する前記第の受光センサの基線長方向の長さの割合
に等しくなるような長さに設定したカメラとするもので
ある。同じく上記目的を達成するために、請求項8記載
の本発明は、測距対象へ投射される光の反射光を異なる
基線距離に配置された第1、第2の受光手段により受光
し、該第1、第2の受光手段から出力される受光位置に
応じた信号により測距対象までの距離を測定する測距装
置を備えたカメラにおいて、前記第1の受光手段を構成
する第1の受光センサと、前記第2の受光手段を構成
る第2の受光センサと、前記第1の受光センサへ前記反
射光を受光させる第1の受光レンズと、該第1の受光レ
ンズとは異なる有効開口面積を有し、前記第2の受光セ
ンサへ前記反射光を受光させる第2の受光レンズとを設
け、前記第1、第2の受光センサからの信号を入力する
と共に、該入力した信号を、前記第1の受光レンズの有
効開口面積に対する前記第1の受光センサの基線長方向
の長さの割合が前記第2の受光レンズの有効開口面積
対する前記第2の受光センサの基線長方向の長さの割合
に等しい場合の信号と等価となるように回路的に補正し
て測距対象までの距離を演算する演算手段を有するカメ
ラとするものである。
【0020】
【実施例】以下、本発明を図示の実施例に基づいて詳細
に説明する。
【0021】図1は本発明の第1の実施例におけるアク
ティブ方式のオートフォーカス装置の要部を示す光学配
置図であり、ここではカメラに適用した場合を想定して
いる。
【0022】図1において、30は投光レンズ、31及
び32は受光レンズであり、受光レンズ31及び32
は、投光レンズ30を対称に、基線長方向に異なった距
離に配置されている。34及び45はPSDで、各々受
光レンズ31及び32での受光光束を受ける位置に配置
される。
【0023】ここで、受光レンズ32及びPSD35
は、受光レンズ31及びPSD34に比べて投光レンズ
30により近い位置に配置されている。極端に言えば、
受光レンズ32と投光レンズ30は隣接させてもよい。
【0024】33は投光素子であるところのIREDで
ある。36は図示のようなコントラストを持つ被写体で
ある。
【0025】このように、この第1の実施例では、投光
レンズ30と受光レンズ31の間の基線長方向の距離
(基線距離)L1 と、投光レンズ30と受光レンズ32
間の基線距離L2 は等しくなく、「L2 <L1 」の関係
となっている。また、PSD34と35の全長は等しく
(A)、受光レンズ31と32の径も等しく設定してい
る。
【0026】図2に、上記のPSD34とPSD35上
のコントラスト被写体36からの受光スポット像を示し
ており、図中、x1 及びx2 はPSD34及び35上の
スポット像の中心位置を示し、aは被写体コントラスト
36による受光スポットの光学的な重心移動量を示して
いる。
【0027】今、PSD34及び35の遠側端子F1
2 及び近側端子N1 ,N2 からの出力電流をIF1,I
F2,及びIN1,IN2とし、IT を受光スポットにより発
生するトータル電流、Aを上記の様にPSD34,35
の全長であるとすると、 IF1=IT ×{(A−(x1 +a)}/A IN1=IT ×(x1 +a)/A IF2=IT ×{(A−(x2 −a)}/A IN2=IT ×(x2 −a)/A となる。
【0028】ここで、図2に示す様に、IF1とIF2の和
(IF )、及び、IN1とIN2の和(IN )をとるように
それぞれの出力端子を接続すると、それぞれの和は以下
のようになる。
【0029】 IF =IF1+IF2 =IT ×{(2−(x1 +x2 )/A} …………(1) IN =IN1+IN2 =IT ×(x1 +x2 )/A …………(2) 上記(1),(2)式から明らかな様に、信号IF ,I
N はaを含まず、受光スポットの中心位置にのみ依存す
る。よって、コントラストによる重心位置の影響を受け
ない信号を得ることができる。
【0030】以後の信号処理、つまり出力電流IF ,I
N の処理は、従来と同様に行われ、距離情報が算出され
る。
【0031】(第2の実施例)図3は本発明の第2の実
施例におけるアクティブ方式のオートフォーカス装置の
要部を示す光学配置図であり、図1と同じ部分は同一符
号を付してある。
【0032】この第2の実施例では、第2の受光レンズ
32′及び第2のPSD35′を、第1の実施例でのそ
れよりより小さくし、該装置の更なる小型化を狙うよう
にしたものである。
【0033】図4に、上記PSD34及び35′上のコ
ントラスト被写体36からの受光スポット像を示してお
り、図中、x1 及びx2 はPSD34及び35′上のス
ポット像の中心位置を示し、aは被写体コントラスト3
6による受光スポットの光学的重心移動量を示してい
る。又、A1 及びA2 は各々PSD34及び35′の全
長である。
【0034】今、PSD34及び35′の遠側端子F
1 ,F2 及び近側端子N1 ,N2 からの出力電流を、I
F1′,IF2′及びIN1′,IN2′とすると、 IF1′=IT1×{A1 −(x1 +a)}/A1N1′=IT1×(x1 +a)/A1F2′=IT2×(A2 −(x2 −a)/A2N2′=IT2×(x2 −a)/A2 となる。ここで、IT1及びIT2は各々PSD34及び3
5′上の受光スポットより発生するトータル電流で、受
光レンズ31及び32′の口径が異なる為に、IT1とI
T2は違う値になる(IT1>IT2)。
【0035】図4に示す様に、IF1′とIF2′の和(I
F ′)、及び、IN1′とIN2′の和(IN ′)をとるよ
うにそれぞれの出力端子を接続すると、それぞれの和は
以下のようになる。
【0036】 IF ′=IF1′+IF2′ =IT1+IT2−(IT1/A1 )×x1 −(IT2/A2 )×x2 +a{(IT2/A2 )−(IT1/A1 )} ……(3) IN ′=IN1′+IN2′ =(IT1/A1 )×x1 +(IT2/A2 )×x2 +a{(IT1/A1 )−(IT2/A2 )} ……(4) 上記の(3),(4)式から明らかな様に、 (IT1/A1 )=(IT2/A2 )=k ……(5) が成立する様にすると、 IF ′=IT1+IT2−k(x1 +x2 ) IN ′=k(x1 +x2 ) となり、コントラスト被写体36による受光スポットの
光学的重心移動量aに関する項が消滅する。つまり、コ
ントラストの影響を受けないことになる。
【0037】 各々PSD34及び35′上の受光スポ
ットより発生するトータル電流IT1及びIT2は、各々受
光レンズ31及び32′の有効開口の面積に比例するの
で、PSD34及び35′の全長A1 ,A2 とこれら受
光レンズ31及び32′の開口面積との比が上記(5)
式を満足する様に設定すれば、自然と被写体コントラス
トの影響を排除することが可能となる。
【0038】尚、この第2の実施例では、受光レンズ3
1と32′の開口径が異なることにより生じる2つのP
SD34及び35′上での被写体コントラストの影響の
度合の違いを、上記(5)式を満足する設計を行うこと
で補正する様にしているが、PSD34及び35′の出
力を独立した回路系にて信号処理し、回路的な補正を行
う様にしてもよい。
【0039】また、以上の各実施例では、一点測距に本
発明を適用した場合のみ示しているが、受光レンズ31
及び32の焦点面に複数個のPSDを配置し、投光レン
ズ30の焦点面に複数個のIREDを配置すれば、容易
に多点測距の実施例が可能であることは言うまでもな
い。
【0040】以上の各実施例によれば、投光レンズを対
称中心にして左右各々に1個づつの受光レンズ及びPS
Dを配置し、その1つの受光レンズ及びPSDを、投光
レンズの近傍(近く)に配置するようにしているため、
コントラスト被写体でも、又、投光像のケラレ(投光像
が被写体の一部しか当たっていない様な状態)でも測距
誤差を生じることなく、かつ、小型のアクティブ方式の
オートフォーカス装置を提供可能となる。
【0041】
【発明の効果】 以上説明したように、本発明によれ
ば、小型化を達成しつつ、常に正確な測距を行うことが
できる測距装置及びカメラを提供できるものである。
【0042】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例におけるアクティブ方式
のオートフォーカス装置の要部を示す光学配置図であ
る。
【図2】図1の各々PSD上の受光スポット像の様子を
示す図である。
【図3】本発明の第2の実施例におけるアクティブ方式
のオートフォーカス装置の要部を示す光学配置図であ
る。
【図4】図3の各々PSD上の受光スポット像の様子を
示す図である。
【図5】従来のアクティブ方式のオートフォーカス装置
について説明するための図である。
【図6】図5の持つ問題点を解消するべく提案された従
来のアクティブ方式のオートフォーカス装置について説
明するための図である。
【符号の説明】
30 投光レンズ 31,32 受光レンズ 33 IRED 34,35,35´ PSD 36 コントラストを持つ被写体 L1 ,L2 基線距離

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 測距対象へ投射される光の反射光を第
    1、第2の受光手段により受光し、該第1、第2の受光
    手段から出力される受光位置に応じた信号により測距対
    象までの距離を測定する測距装置において、前記第1の
    受光手段を構成する第1の受光センサと、前記第2の受
    光手段を構成する第2の受光センサと、前記第1の受光
    センサへ前記反射光を受光させる第1の受光レンズと、
    該第1の受光レンズとは異なる有効開口面積を有し、前
    記第2の受光センサへ前記反射光を受光させる第2の受
    光レンズとを設け、前記第の受光レンズの有効開口面
    積に対する前記第1の受光センサの基線長方向の長さの
    割合が前記第の受光レンズの有効開口面積に対する前
    記第の受光センサの基線長方向の長さの割合に等しく
    なるように構成したことを特徴とする測距装置。
  2. 【請求項2】 測距対象へ投射される光の反射光を第
    1、第2の受光手段により受光し、該第1、第2の受光
    手段から出力される受光位置に応じた信号により測距対
    象までの距離を測定する測距装置において、前記第1の
    受光手段を構成する第1の受光センサと、前記第2の受
    光手段を構成する第2の受光センサと、前記第1の受光
    センサへ前記反射光を受光させる第1の受光レンズと、
    該第1の受光レンズとは異なる有効開口面積を有し、前
    記第2の受光センサへ前記反射光を受光させる第2の受
    光レンズとを設け、前記第1、第2の受光センサからの
    信号を入力すると共に、該入力した信号を、前記第1の
    受光レンズの有効開口面積に対する前記第1の受光セン
    サの基線長方向の長さの割合が前記第2の受光レンズの
    有効開口面積に対する前記第2の受光センサの基線長方
    向の長さの割合に等しい場合の信号と等価となるように
    回路的に補正して測距対象までの距離を演算する演算手
    段を有することを特徴とする測距装置。
  3. 【請求項3】 測距対象へ投射される光の反射光を異な
    る基線距離に配置された第1、第2の受光手段により受
    光し、該第1、第2の受光手段から出力される受光位置
    に応じた信号により測距対象までの距離を測定する測距
    装置において、前記第1の受光手段を構成する第1の受
    センサと、前記第2の受光手段を構成する第2の受光
    センサと、前記第1の受光センサへ前記反射光を受光さ
    せる第1の受光レンズと、該第1の受光レンズとは異な
    る有効開口面積を有し、前 記第2の受光センサへ前記反
    射光を受光させる第2の受光レンズとを設け、前記第2
    の受光センサの基線長方向の長さを前記第の受光手段
    の有効開口面積に対する前記第1の受光センサの基線長
    方向の長さの割合が前記第の受光レンズの有効開口
    積に対する前記第の受光センサの基線長方向の長さの
    割合に等しくなるような長さに設定したことを特徴とす
    る測距装置。
  4. 【請求項4】 測距対象へ投射される光の反射光を異な
    る基線距離に配置された第1、第2の受光手段により受
    光し、該第1、第2の受光手段から出力される受光位置
    に応じた信号により測距対象までの距離を測定する測距
    装置において、前記第1の受光手段を構成する第1の受
    センサと、前記第2の受光手段を構成する第2の受光
    センサと、前記第1の受光センサへ前記反射光を受光さ
    せる第1の受光レンズと、該第1の受光レンズとは異な
    る有効開口面積を有し、前記第2の受光センサへ前記反
    射光を受光させる第2の受光レンズとを設け、前記第
    1、第2の受光センサからの信号を入力すると共に、該
    入力した信号を、前記第1の受光レンズの有効開口面積
    に対する前記第1の受光センサの基線長方向の長さの割
    合が前記第2の受光レンズの有効開口面積に対する前記
    第2の受光センサの基線長方向の長さの割合に等しい場
    合の信号と等価となるように回路的に補正して測距対象
    までの距離を演算する演算手段を有することを特徴とす
    る測距装置。
  5. 【請求項5】 測距対象へ投射される光の反射光を第
    1、第2の受光手段により受光し、該第1、第2の受光
    手段から出力される受光位置に応じた信号により測距対
    象までの距離を測定する測距装置を備えたカメラにおい
    て、前記第1の受光手段を構成する第1の受光センサ
    と、前記第2の受光手段を構成する第2の受光センサ
    と、前記第1の受光センサへ前記反射光を受光させる
    1の受光レンズと、該第1の受光レンズとは異なる有効
    開口面積を有し、前記第2の受光センサへ前記反射光を
    受光させる第2の受光レンズとを設け、前記第の受光
    レンズの有効開口面積に対する前記第1の受光センサの
    基線長方向の長さの割合が前記第の受光レンズの有効
    開口面積に対する前記第の受光センサの基線長方向の
    長さの割合に等しくなるように構成したことを特徴とす
    るカメラ。
  6. 【請求項6】 測距対象へ投射される光の反射光を第
    1、第2の受光手段により受光し、該第1、第2の受光
    手段から出力される受光位置に応じた信号により測距対
    象までの距離を測定する測距装置を備えたカメラにおい
    て、前記第1の受光手段を構成する第1の受光センサ
    と、前記第2の受光手段を構成する第2の受光センサ
    と、前記第1の受光センサへ前記反射光を受光させる
    1の受光レンズと、該第1の受光レンズとは異なる有効
    開口面積を有し、前記第2の受光センサへ前記反射光を
    受光させる第2の受光レンズとを設け、前記第1、第2
    の受光センサからの信号を入力すると共に、該入力した
    信号を、前記第1の受光レンズの有効開口面積に対する
    前記第1の受光センサの基線長方向の長さの割合が前記
    第2の受光レンズの有効開口面積に対する前記第2の受
    光センサの基線長方向の長さの割合に等しい場合の信号
    と等価となるように回路的に補正して測距対象までの距
    離を演算する演算手段を有することを特徴とするカメ
    ラ。
  7. 【請求項7】 測距対象へ投射される光の反射光を異な
    る基線距離に配置された第1、第2の受光手段により受
    光し、該第1、第2の受光手段から出力される受光位置
    に応じた信号により測距対象までの距離を測定する測距
    装置を備えたカメラにおいて、前記第1の受光手段を構
    成する第1の受光センサと、前記第2の受光手段を構成
    する第2の受光センサと、前記第1の受光センサへ前記
    反射光を受光させる第1の受光レンズと、該第1の受光
    レンズとは異なる有効開口面積を有し、前記第2の受光
    センサへ前記反射光を受光させる第2の受光レンズと
    設け、前記第2の受光センサの基線長方向の長さを前記
    の受光手段の有効開口面積に対する前記第1の受光
    センサの基線長方向の長さの割合が前記第の受光レン
    ズの有効開口面積に対する前記第の受光センサの基線
    長方向の長さの割合に等しくなるような長さに設定した
    ことを特徴とするカメラ。
  8. 【請求項8】 測距対象へ投射される光の反射光を異な
    る基線距離に配置された第1、第2の受光手段により受
    光し、該第1、第2の受光手段から出力される受光位置
    に応じた信号により測距対象までの距離を測定する測距
    装置を備えたカメラにおいて、前記第1の受光手段を構
    成する第1の受光センサと、前記第2の受光手段を構成
    する第2の受光センサと、前記第1の受光センサへ前記
    反射光を受光させる第1の受光レンズと、該第1の受光
    レンズとは異なる有効開口面積を有し、前記第2の受光
    センサへ前記反射光を受光させる第2の受光レンズと
    設け、前記第1、第2の受光センサからの信号を入力す
    ると共に、該入力した信号を、前記第1の受光レンズの
    有効開口面積に対する前記第1の受光センサの基線長方
    向の長さの割合が前記第2の受光レンズの有効開口面積
    に対する前記第2の受光センサの基線長方向の長さの割
    合に等しい場合の信号と等価となるように回路的に補正
    して測距対象までの距離を演算する演算手段を有するこ
    とを特徴とするカメラ。
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