JP3151775B2 - 複合交絡混繊糸 - Google Patents

複合交絡混繊糸

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は,衣服と肌との接触感,
温湿的性質に優れた快適な衣類を製造するのに好適な複
合交絡混繊糸に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ポリエステル等の合成繊維からなる布帛
製品は,一般にソフトなふくらみがなく,風合が硬く,
しかもロウ質感が強く,天然繊維に比べて着心地や風合
が劣るという欠点がある。また,親水性がなく,発汗し
ても衣服への吸収が少なく,べとつき感が強く,さら
に,発汗後の汗が冷えて寒気感がする等の欠点もある。
【0003】これらの欠点を解消するために,合成繊維
に仮撚捲縮やエアージエツトによるループ毛羽等を形成
して,ソフト感,ふくらみを付与した加工糸が提案され
ている。しかしながら,仮撚捲縮糸は,製編織時の張力
により捲縮が伸ばされて製編織されるため,ふくらみや
ソフト感が半減すること,また,エアージエツトによる
ループ毛羽糸は,ふくらみを改善するが,ループの存在
はソフト感よりも“しゃきしゃき”したハーシー感をも
たらし,風合面で今一歩満足できるものではなかった。
【0004】一方,親水性の向上を目的として,親水性
素材であるレーヨンや綿と合成繊維とを混繊する方法も
提案されている。しかしながら,単に両素材を混在させ
た複合糸条では,強度保持の機械的性質を補完する意味
合いしかもたず,快適性への積極的な寄与は何ら考慮さ
れていないものであった。さらに,両素材を混在させた
複合糸条は,混繊時の操作でレーヨンや綿が極度に毛羽
立ち,このため製編織効率が極度に低下するとともに,
経筋や緯段といった品位上の問題を誘発する等,実用化
が難しいものであった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は,上記した従
来の欠点を解消し,合成繊維でありながら,温湿的性質
による生理的快適性及び衣服と肌との接触感による感覚
的快適性に優れ,さらには取扱い性に優れ,しかも製編
織効率や品位を低下させることのない複合交絡混繊糸を
提供することを技術的な課題とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは,上記の課
題を解決するために鋭意研究を行った結果,エチレン・
酢酸ビニル系共重合体ケン化物と他の熱可塑性重合体と
の複合繊維の特徴である親水性及び高い熱収縮応力が得
られるという点と,熱可塑性合成繊維の疎水性を生か
し,これらを混繊交絡させた複合交絡混繊糸が以後の工
程で受ける熱処理作用によって特定の糸構造を形成さ
せ,これを衣服にしたとき,人体に温湿的性質,肌との
接触感に優れた快適性が得られること,しかも取扱い性
に優れ,製編織性,品位に優れた布帛が得られることを
知見して本発明に到達した。
【0007】すなわち,本発明は,エチレン・酢酸ビニ
ル系共重合体ケン化物と他の熱可塑性重合体からなる複
合繊維(但し、エチレン・酢酸ビニル共重合体ケン化物
を芯成分,ポリアミドを鞘成分とし,芯鞘の重量比率が
7/3〜3/7である複合繊維を除く。)で構成された
高収縮性のマルチフィラメント糸条Aと,エチレン・酢
酸ビニル系共重合体ケン化物を含まない低収縮性の熱可
塑性マルチフィラメント糸条Bからなる交絡混繊糸であ
って,前記糸条Aの熱水収縮率が15%以上、最大熱収
縮応力値が0.20g/d以上であり,かつ前記糸条A
と糸条Bとの熱水収縮率差が5%以上である複合交絡混
繊糸を要旨とするものである。
【0008】なお,本発明における特性値の測定法は,
次のとおりである。 (1)熱水収縮率 糸条を50cmのループにし,1/30g/dの初荷重をかけ
て長さXを求め,次いで,フリーにして90℃の温水中に
30分間浸漬した後,自然乾燥し,再び1/30g/dの荷
重をかけて長さYを求め,次の式で算出する。 熱水収縮率(%)=〔(X−Y)/X〕×100 (2)熱収縮応力 カネボウエンジニアリング社製のKE−2型熱収縮応力
測定機を用い,長さ16cmの試料をループにして8cmと
し,初荷重1/30g/d,昇温速度 100℃/分で測定す
る。
【0009】以下,本発明について詳細に説明する。本
発明において,複合繊維で構成された高収縮性のマルチ
フイラメント糸条A(以下, 糸条Aという。)の一方の
重合体成分であるエチレン・酢酸ビニル系共重合体ケン
化物は,エチレン・酢酸ビニル系共重合体の酢酸ビニル
単位をケン化により加水分解してビニルアルコール単位
にした共重合体をいう。エチレン・酢酸ビニル系共重合
体ケン化物におけるケン化度は,酢酸ビニル単位に基づ
いて約50〜 100モル%,特に約80〜 100モル%とするの
がよい。ケン化度が50モル%より低くなると,共重合体
の結晶性が低下して強度等の物性が低下するだけでな
く,共重合体が軟化しやすくなって繊維化工程でトラブ
ルが発生し,得られる複合繊維の親水性も低下する。
【0010】また,エチレン・酢酸ビニル系共重合体ケ
ン化物は,エチレンからなる繰り返し単位の割合が約25
〜60モル%であり,残余がケン化した酢酸ビニル単位,
すなわち,ビニルアルコール単独又はビニルアルコール
と未ケン化の酢酸ビニル単位やその他のビニル系モノマ
ー単位からなるものが好ましい。共重合体におけるエチ
レン単位の割合が25モル%より少ないと,繊維化する際
の曳糸性が不良となって,紡糸時や延伸時に単糸切れ,
断糸が多発し,しかも柔軟性の欠けたものとなり,さら
に,糸条Aを製造する際に,エチレン・酢酸ビニル系共
重合体ケン化物の耐熱性が劣ったものになるので好まし
くない。一方,エチレン単位の割合が60モル%を超える
と,ケン化酢酸ビニル単位(ビニルアルコール単位)の
割合が必然的に少なくなり,繊維の親水性が低下する。
親水性の点からは,エチレン・酢酸ビニル系共重合体ケ
ン化物におけるケン化酢酸ビニル単位(ビニルアルコー
ル単位)の割合が約40〜75モル%,特に約50〜70モル%
であるのが好ましい。
【0011】一方,複合繊維の他方の成分として使用さ
れる熱可塑性重合体は,汎用のものであればいずれでも
よく,例えば,ポリエチレンテレフタレート,ナイロン
等が挙げられる。なお,本発明で使用する複合繊維は,
特願平3−168633号に係る発明との関係上,エチ
レン・酢酸ビニル共重合体ケン化物を芯成分,ポリアミ
ドを鞘成分とし,芯鞘の重量比率が7/3〜3/7であ
る複合繊維は除かれるものである。
【0012】さらに,上記の複合繊維においては,エチ
レン・酢酸ビニル系共重合体ケン化物と他の熱可塑性重
合体を約5:95〜95:5の重量割合で複合させるのが好
ましい。複合繊維におけるエチレン・酢酸ビニル系共重
合体ケン化物の割合が5重量%よりも少ないと,親水
性,ふくらみ性及びソフト感の劣ったものになりやす
い。一方,エチレン・酢酸ビニル系共重合体ケン化物の
割合が95重量%を超えると,紡糸,延伸,交絡処理等の
工程通過性が不良になりやすい。
【0013】複合繊維の複合形態は,芯鞘型,海島型,
貼合型,それらの混在型等,任意の形態を採用すること
ができる。芯鞘型の場合は,2層芯鞘型及び3層以上の
多層芯鞘型のいずれでもよい。また,海島型の場合は,
島の形状,数,分散状態を任意に選択することができ,
島の一部が繊維表面に露出していてもよい。貼合型の場
合は,繊維の長さ方向に直角な繊維断面において貼合面
が直線状,円弧状又はその他任意のランダムな曲線状の
いずれでもよく,さらに,複数の貼合部分が互いに平行
になっていても,放射状になっていても,その他任意の
形状であってもよい。本発明の目的とする温湿的快適性
を効果的に得るためには,複合繊維の表面の一部又は全
部にエチレン・酢酸ビニル系共重合体ケン化物が露出す
るのがよい。
【0014】本発明は,上述した糸条Aの熱水収縮率が
15%以上であることが必要であり,好ましくは17〜35%
であると同時に,熱収縮応力の最大値が,0.20g/d以
上であることが必要であり,好ましくは0.25〜0.6g/
dで, かつ,そのピーク温度が 100℃以上であるのがよ
い。熱水収縮率と熱収縮応力の最大値が,同時に上記数
値を満足しなければ本発明の目的は達成できない。例え
ば,熱水収縮率が30%であっても,最大熱収縮応力が0.
2g/d未満であれば,複合混繊交絡糸を布帛にした後
の工程で熱処理しても十分な収縮挙動が得られず,ま
た,最大熱収縮応力が0.2g/d以上であっても,熱水
収縮率が15%未満であれば,前者の場合と同様にやはり
十分な収縮挙動が得られず,本発明の目的が達成できな
い。
【0015】本発明の複合混繊交絡糸は,上述した高収
縮性の糸条Aと,糸条Aより熱水収縮率が5%以上小さ
い低収縮性の熱可塑性マルチフイラメント糸条B(以
下,糸条Bという。)とが混繊交絡されていることが必
要である。糸条Aと糸条Bとの熱水収縮率差が5%未満
であれば,布帛にした後の工程で十分な収縮挙動が得ら
れない。すなわち,本発明の目的とする,布帛にした後
で芯部には親水性の糸条Aを配置させ,鞘部には疎水性
の糸条Bを配置させるという特定の構造を形成させるた
めには,単に熱水収縮率差を目安とする従来の異収縮混
繊技術では不十分であり,熱水収縮率差と最大熱収縮応
力値との相乗効果により,布帛にした後の熱処理工程で
十分な収縮挙動を起こさせることが重要である。
【0016】本発明の複合混繊交絡糸は,糸条Aと糸条
Bとが適度の強さで交絡しており,このため,製編織等
の後工程における工程通過性や,製編織して得られる布
帛の品位が向上するものである。したがって,後工程に
おいて,糸条に加わる張力やしごきによって複合交絡混
繊糸を構成する糸条A,Bが分離したり,ずれたりしな
い程度の交絡が必要である。なお,本発明の複合交絡混
繊糸には,ループ毛羽が形成されていても,されていな
くてもよい。
【0017】また,本発明の複合交絡混繊糸において
は,糸条Aと糸条Bの糸長が同じであっても,異なって
いてもよいが,糸条Bの糸長を長くして,糸条の段階で
糸条Aを複合交絡混繊糸の比較的中心部(芯部)に配置
させると,以後の熱処理で糸長差を拡大させて布帛のふ
くらみを格段に向上させることができる。
【0018】本発明の複合交絡混繊糸は,製編織された
後,染色仕上げ工程等の熱処理により上記のような芯鞘
2層構造となるので,この布帛からの衣服を着用する
と,毛細管現象による発汗時の導水効果によってすばや
く汗が糸断面中央の糸条Aに移行し,肌に接触する糸条
Bは濡れた感じがせず,快適な温湿的性質(冷えた汗に
よるひやっとした嫌な冷感や汗が肌にべとつく湿気感を
排除する効果)を得ることができる。また,上記の布帛
は,ソフトなふくらみの接触感による感覚的快適性にも
優れたものである。
【0019】この場合,特に糸条Bとして単糸繊度が1.
5デニール以下の極細糸を用い,さらに,仮撚等による
捲縮が付与されていると,捲縮のある極細糸が多量に布
帛表面に浮き出すことによって肌との接触感がよりソフ
トになるとともに,発汗時の導水作用がより向上し,快
適性をさらに向上させことができる。
【0020】糸条Aとともに本発明の複合交絡混繊糸を
構成する糸条Bは,エチレン・酢酸ビニル系共重合体ケ
ン化物以外の熱可塑性重合体であればいずれでもよく,
例えば,ポリエチレンテレフタレート,ナイロンあるい
はこれらのブレンド物等が挙げられる。また,温湿的効
果を強く得たい場合は,疎水性の強いポリエステルを用
いるのが好ましい。一方,糸条Bがエチレン・酢酸ビニ
ル系共重合体ケン化物で形成されていると,芯糸及び鞘
糸の両方に吸汗性能があることになり,吸汗して濡れた
繊維が直に肌に触れて,べとつき感や冷えた汗に肌が接
触する嫌な感触となり,むしろ不快感が増すので好まし
くない。
【0021】次に,本発明の複合交絡混繊糸の製法例に
ついて説明する。
【0022】まず,エチレン・酢酸ビニル系共重合体ケ
ン化物と熱可塑性重合体を溶融紡糸して糸条Aを得る。
この場合,糸条Aの紡糸条件,延伸倍率,延伸後の熱処
理温度,エチレン・酢酸ビニル系共重合体ケン化物と熱
可塑性重合体との複合割合等を調整することにより熱水
収縮率が変化し,15%以上の熱水収縮率,0.20g/d以
上の最大熱収縮応力を容易に得ることができる。
【0023】次いで,上記で得られた糸条Aと,糸条B
とを同一の流体噴射ノズルに供給して,オーバーフイー
ド下で流体攪乱処理を施す。この場合,糸条Aと,糸条
Bは同じフイード率で同一のローラから供給しても,異
なるフイード率で異なるローラから別々に供給してもよ
い。この場合,糸条Bのオーバーフイード率を糸条Aよ
り5%以上,好ましくは5〜30%大きくすると,ふくら
みや反発性等,性質のより良好な複合交絡混繊糸を得る
ことができる。また,流体攪乱処理には,市販のインタ
ーレースノズル又はループ形成能を有する流体噴射ノズ
ルが好ましく使用され,空気圧力は2〜8kg/cm2 が好
ましく採用される。
【0024】
【実施例】次に,本発明を実施例により具体的に説明す
る。
【0025】実施例1 まず,エチレン・酢酸ビニル系共重合体ケン化物(株式
会社クラレ製エバールE105:エチレン含量44モル
%,酢酸ビニル含量56モル%,酢酸ビニル単位のケン化
度99.5モル%,数平均重合度約 940)と変性ポリエチレ
ンテレフタレート(融点 240℃:エチレンテレフタレー
ト単位92モル%, エチレンイソフタレート単位8モル
%) を1:1の重量比率で温度 267℃で溶融複合紡糸
し,800m/分で巻き取って,芯成分が変性ポリエチレン
テレフタレート,鞘成分がエチレン・酢酸ビニル系共重
合体ケン化物である芯鞘型複合繊維よりなるマルチフイ
ラメント糸条(50d/24f)を得た。この糸条を,温度80
℃,倍率2.90倍で延伸処理した後,80℃の加熱プレート
に接触させて熱処理し,熱水収縮率30%,最大熱収縮応
力値0.25g/dの糸条Aを得た。
【0026】次いで,80d/168fのポリエチレンテレフ
タレート高配向未延伸マルチフイラメント糸を糸速 120
m/min ,仮撚数4050T/M,ヒータ温度 190℃,延伸
倍率1.38倍で延伸同時仮撚加工して熱水収縮率6%の糸
条Bを得た。
【0027】上記の延伸同時仮撚加工に引き続いて,糸
条Aが3%,糸条Bが8%のオーバーフイード率で,別
々に同じ流体交絡ノズルに供給し,空気圧力4.0kg/cm
2 でインターレースによる流体交絡処理を施し,本発明
の複合交絡混繊糸を得た。
【0028】上記の複合交絡混繊糸を経糸及び緯糸に使
用して平織物を製造し,グルタアルデヒド (50%):10g/
リットル, 硫酸 (90%):20g/リットル, エチレンジアミ
ン4酢酸:0.2g/リットル, 硫酸ナトリウム:20g/リット
ルの浴を用いて, 浴比1:50,90℃, 90分間のアセタール
化処理を行い, 次いで過酸化水素 (35%):5cc/リット
ル, 浴比1:50, 80℃, 30分間の酸化処理を行った後,染
色仕上げ処理したところ, 温湿的快適性, 触感的快適性
に優れた織物を得ることができた。
【0029】
【0030】
【0031】
【0032】
【0033】
【発明の効果】本発明の複合交絡混繊糸は上述した構成
を有するので,製編織された後,染色仕上げ工程等の熱
処理により親水性の糸条が芯部を構成する芯鞘2層構造
となり,このため,発汗時の吸汗性に優れ,濡れ感がな
く,しかも肌触りがソフトであり,心理的・感覚的快適
性に優れた布帛を得ることができる。また,本発明の複
合交絡混繊糸は,合成繊維の長繊維糸条で構成され,し
かも2種の長繊維糸条は交絡混繊しているので,製編織
効率や製品の品位を低下させることがない。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI D02J 1/00 D02J 1/00 R (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) D02G 3/04 D01F 8/10 D01F 8/14 D02G 1/18 D02G 3/22 D02J 1/00

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エチレン・酢酸ビニル系共重合体ケン化
    物と他の熱可塑性重合体からなる複合繊維(但し、エチ
    レン・酢酸ビニル共重合体ケン化物を芯成分,ポリアミ
    ドを鞘成分とし,芯鞘の重量比率が7/3〜3/7であ
    る複合繊維を除く。)で構成された高収縮性のマルチフ
    ィラメント糸条Aと,エチレン・酢酸ビニル系共重合体
    ケン化物を含まない低収縮性の熱可塑性マルチフィラメ
    ント糸条Bからなる交絡混繊糸であって,前記糸条Aの
    熱水収縮率が15%以上、最大熱収縮応力値が0.20
    g/d以上であり,かつ前記糸条Aと糸条Bとの熱水収
    縮率差が5%以上である複合交絡混繊糸。
  2. 【請求項2】 糸条Aが芯糸を形成し,糸条Bが鞘糸を
    形成している請求項1記載の複合交絡混繊糸。
  3. 【請求項3】 糸条Bの単糸繊度が1.5デニール以下で
    ある請求項1又は2記載の複合交絡混繊糸。
  4. 【請求項4】 糸条Bが仮撚加工を施した捲縮糸である
    請求項1,2又は3記載の複合交絡混繊糸。
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