JP3151548B2 - ポリゴンミラー - Google Patents

ポリゴンミラー

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JP3151548B2 JP27360992A JP27360992A JP3151548B2 JP 3151548 B2 JP3151548 B2 JP 3151548B2 JP 27360992 A JP27360992 A JP 27360992A JP 27360992 A JP27360992 A JP 27360992A JP 3151548 B2 JP3151548 B2 JP 3151548B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プリンタ等に使用され
るスキャナー装置のポリゴンミラーに関するものであ
る。
【0002】
【従来技術】従来、この種のポリゴンミラーは図7に示
すように、アルミニウム或いはアルミニウム合金の圧延
品を削り出して製作したポリゴンミラー本体101に上
下面に取り付けるヨーク102,103をねじ104に
より締結している。なお、105は軸受を構成する軸受
部材である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のように圧延品を削り出してポリゴンミラー本体10
1を製作する場合は、軸受部材105、上下面ヨーク1
02,103等の各付帯部品の接合面の加工に多大の工
数を要し、これがコストを押し上げる大きな要因となる
という問題があった。
【0004】本発明は上述の点に鑑みてなされたもの
で、鋳造による一体形成により、大幅に工数の低減を図
ることができるポリゴンミラーを提供することを目的と
する。
【0005】上記課題を解決するため本発明は、外周部
に位置するミラー形成部分を含む主要部をアルミニウム
又はアルミニウム合金で構成するポリゴンミラーであっ
て、外周部に位置するミラー形成部分を含む主要部を鋳
造法で製作した鋳造品とし、該鋳造品のミラー形成部分
をプレスにて鍛圧し、鍛圧したミラー形成部分の外周を
上方から見て正多角形に切削研磨しミラー面を形成した
ことを特徴とする。
【0006】また、前記主要部の上下面にセットする部
品を鋳造に先立ってピンにて締結し一体とし、該一体と
したインサート部品を鋳造時にインサートしたことを特
徴とする。
【0007】
【作用】従来、ポリゴンミラーを鋳造で製作すると気孔
(ポロシティー)の発生やミクロ組織の粗大化、不揃い
等の要因でミラー形成部分にミラー面を形成した場合、
光線の散乱や反射率の低減となるため、ポリゴンミラー
を鋳造で製作することは不可能とされていた。しかしな
がら本発明は上記のように外周部に位置するミラー形成
部分を含む主要部を鋳造品とし、ミラー形成部分をプレ
スにて鍛圧し、鍛圧したミラー形成部分のミラー面を形
成するので、ポロシティーや組織がつぶされ、ミラー面
を形成した場合光線の散乱や反射率の低減がなくなる。
従って、圧延品を削り出し製作するのに比較し、製作に
際して工数の低減を図ることができるポロシティーを提
供できる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。図1は本発明のポリゴンミラーの構造を示す図
で、同図(a)は断面図、同図(b)平面図である。図
において、1はポリゴンミラー本体であり、該ポリゴン
ミラー本体はポロシティーの発生の少ないダイカスト法
で製作したアルミニウム又はアルミニウム合金からな
る。該ポリゴンミラー本体1の外周部にはミラー形成部
分1aが一体に形成されている。このミラー形成部分1
aは後に詳述するように、ダイカスト鋳造後に鍛圧して
圧延している。この圧延したミラー形成部分1aを上か
ら見た平面が正多角形(図では8角形)になるように切
削且つ研磨してミラー面1bを形成してポリゴンミラー
10を完成させている。
【0009】ポリゴンミラー本体1には後述するように
上面ヨーク2と下面ヨーク3がピン4で一体的に締結さ
れ、インサートされている。また、5は軸受を構成する
セラミック材からなる軸受部材であり、該軸受部材5も
ポリゴンミラー本体1にインサートされている。以下上
記構造のポリゴンミラーの製造方法を詳細に説明する。
【0010】図2はポリゴンミラー本体にインサートさ
れる軸受部材を示す図で、同図(a)は断面図、同図
(b)は平面図である。軸受部材5はセラミック材から
なり、図示するように円筒状に形成され、中央に軸が貫
通する穴が形成されている。
【0011】図3はポリゴンミラー本体にインサートさ
れる上下面ヨークを示す図で、同図(a)は断面図、同
図(b)は平面図である。図示するように、上面ヨーク
2及び下面ヨーク3は金属板材からなり、図示するよう
に円環状に形成された上面ヨーク2と下面ヨーク3をピ
ン4で一体に締結している。
【0012】図4は本発明のポリゴンミラーを鋳造形成
するためのダイカスト型の構造を示す断面図である。固
定側の型21と可動側の型22,23を有し、固定側の
型21と可動側の型22の間に、後述のポリゴンミラー
素材と同形状の空隙24が形成されている。該空隙24
にインサート部品である軸受部材5及びピン4で一体的
に締結された上下面ヨーク2,3が配置されている。固
定側の型21は形成機側の金型取付板25に固定され、
ノズルシリンダ26から射出注入された溶融アルミニウ
ム又は溶融アルミニウム合金は矢印Aに示すようにラン
ナー27を通って前記空隙24に充填される。
【0013】溶融アルミニウム又は溶融アルミニウム合
金が固まったのち可動側の型22,23を開いて、形成
品を取り出す。なお、28は形成後に型を開いて製品を
取り出すための突出しピン、即ち製品取出し用エジェク
ターピンである。また、29は湯溜り部、30はエア抜
き部、31はプランジャーである。
【0014】図5は上記構造のダイカスト型で形成され
たポリゴンミラー素材を示す図で、同図(a)は断面
図、同図(b)は平面図である。ポリゴンミラー素材1
0’は図示するように、外周にリング状のミラー形成部
分1a’が形成され、その内側に円板状のポリゴンミラ
ー本体1が形成され、該ポリゴンミラー本体1に軸受部
材5及び上下面ヨーク2,3がインサートされている。
このミラー形成部分1a’の肉圧は完成さしたミラー形
成部分1a(図1参照)の肉厚に対して30%以上厚く
している。このポリゴンミラー素材10’を後述するプ
レスマシンで鍛圧し、外周のミラー形成部分1a’を3
0%以上圧延する。
【0015】図6は鍛圧型の構造を示す断面図で、同図
の右側が型締状態を示し、左側がポリゴンミラー素材1
0’を鍛圧型にセットした状態を示す。プレス機固定側
41にポリゴンミラーの下方と同形状の凹部が形成され
た型43,44をセットし、プレス機可動側42にポリ
ゴンミラーの上方と同形状の凹部が形成された型45,
46をセットしている。この型43,44と型45,4
6の間にポリゴンミラー素材10’をセットし、プレス
機可動側42を矢印Bに示すように下降させ、ポリゴン
ミラー素材10’を鍛圧する。この時、上述のようにポ
リゴンミラー素材10’の外周のミラー形成部分1a’
を30%以上圧延する。
【0016】上記のように鍛圧したポリゴンミラー素材
10’の外周のミラー形成部分1a’の外周を上方から
見て正8角形になるように切削し、さらにこの切削面を
研磨してミラー面1b(図1参照)を形成する。これに
より図1に示すような形状のポリゴンミラー10が完成
する。
【0017】ポリゴンミラーを上記のように製作するこ
とにより、先ず鋳造にポロシティーの発生の少ないダイ
カスト法を採用するので、ポロシティーの発生の少ない
ポリゴンミラー素材10’が得られる。そしてさらに外
周のミラー形成部分1a’をプレスマシンで鍛圧し、該
ミラー形成部分1a’を30%以上圧延することによ
り、この部分のミクロ組織はつぶされて見かけ上微細化
し、発生したポロシティーも押しつぶされるから、ミラ
ー面1bの反射率に悪影響を及ぼすことなく、充分実用
に耐えうるポリゴンミラーとなる。
【0018】
【発明の効果】以上、説明したように本発明によれば下
記のような優れた効果が得られる。外周部に位置するミ
ラー形成部分を含む主要部を鋳造品とし、ミラー形成部
分をプレスにて鍛圧し、鍛圧したミラー形成部分のミラ
ー面を形成するので、ポロシティーや組織がつぶされ、
切削研磨によりミラー面を形成した場合、光線の散乱や
反射率の低減がなく、従来不可能とされていたポリゴン
ミラーを鋳造で製作することが可能となり、製作工数の
低減を図ることができ、50%以上のコストダウンが可
能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のポリゴンミラーの構造を示す図で、同
図(a)は断面図、同図(b)は平面図である。
【図2】ポリゴンミラー本体にインサートされる軸受部
材を示す図で、同図(a)は断面図、同図(b)は平面
図である。
【図3】ポリゴンミラー本体にインサートされる上下面
ヨークを示す図で、同図(a)は断面図、同図(b)は
平面図である。
【図4】本発明のポリゴンミラーを鋳造形成するための
ダイカスト型の構造を示す断面図である。
【図5】ダイカスト型で形成されたポリゴンミラー素材
を示す図で、同図(a)は断面図、同図(b)は平面図
である。
【図6】鍛圧型の構造を示す断面図である。
【図7】従来のポリゴンミラーの構造を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
1 ポリゴンミラー本体 2 上面ヨーク 3 下面ヨーク 4 ピン 5 軸受部材
フロントページの続き (72)発明者 根本 元一 神奈川県藤沢市本藤沢4丁目2番1号 株式会社荏原総合研究所内 (72)発明者 駒井 雄一 神奈川県藤沢市本藤沢4丁目2番1号 株式会社荏原総合研究所内 (56)参考文献 特開 昭61−59416(JP,A) 特開 平4−32815(JP,A) 特開 昭61−133923(JP,A) 特開 昭61−61701(JP,A) 特開 平4−29212(JP,A) 特開 平3−220518(JP,A) 実開 平2−19020(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G02B 26/10

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外周部に位置するミラー形成部分を含む
    主要部をアルミニウム又はアルミニウム合金で構成する
    ポリゴンミラーであって、 前記外周部に位置するミラー形成部分を含む主要部を鋳
    造法で製作した鋳造品とし、該鋳造品の前記ミラー形成
    部分をプレスにて鍛圧し、該鍛圧したミラー形成部分の
    外周を上方から見て正多角形に切削研磨してミラー面を
    形成したことを特徴とするポリゴンミラー。
  2. 【請求項2】 前記主要部上下面にセットするインサー
    ト部品を前記鋳造に先立ってピンにて締結し一体とし、
    該一体としたインサート部品を鋳造時にインサートする
    ことを特徴とする請求項1記載のポリゴンミラー。
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