JP3150116B2 - 多色印刷が可能なサーマルヘッド制御回路およびサーマルヘッドの制御方法 - Google Patents

多色印刷が可能なサーマルヘッド制御回路およびサーマルヘッドの制御方法

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JP3150116B2
JP3150116B2 JP33619798A JP33619798A JP3150116B2 JP 3150116 B2 JP3150116 B2 JP 3150116B2 JP 33619798 A JP33619798 A JP 33619798A JP 33619798 A JP33619798 A JP 33619798A JP 3150116 B2 JP3150116 B2 JP 3150116B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、感熱記録紙を発色
させるサーマルヘッドを制御するサーマルヘッド制御回
路およびサーマルヘッドの制御方法に関し、特に多色印
刷が可能なサーマルヘッド制御回路および制御方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】図4は、従来のサーマルヘッド制御回路
の構成を示す構成図である。図において、サーマルヘッ
ドは、複数の発熱抵抗体600a〜600cとトランジ
スタ700a〜700cを有する。印字制御部100
は、図示しないプリンタ装置の制御部等の主制御部から
印字情報を受信し、ヘッド制御部200に1ラインの各
ドットの印字要/不要を示す印字データを出力するとと
もに、ラッチ信号S2を出力する。ヘッド制御部200
は、印字データに従ってサーマルヘッドの各ドットを構
成する発熱抵抗体600a〜600cに接続されたトラ
ンジスタ700a〜700cをオンまたはオフ状態にす
る。
【0003】次に動作について説明する。
【0004】印字制御部100は、ヘッド制御部200
へ1ラインの各ドットを示す印字データの出力を完了す
ると、ヘッド制御部200にラッチ信号S2を出力す
る。ヘッド制御部200は、例えば、印字制御部100
から供給される印字データをシフトするシフトレジスタ
を有し、ラッチ信号S2によってその印字データをラッ
チし、並列出力する。これにより、トランジスタ700
a〜700cのうち、印字データ中で印字すべきとされ
ているドットに対応した各トランジスタをオンさせる。
オンしたトランジスタを介して発熱抵抗体に電流が流
れ、発熱抵抗体が発熱する。従って、感熱記録紙におい
て印字すべきとされている各ドットに印字がなされる。
【0005】このようなサーマルヘッド制御回路が、小
型サーマルプリンタに適用され、2色印字を行う場合に
ついて説明する。2色印字は、通常、感熱記録紙に与え
られる熱量の差によって発色を変化させることによって
実現される。
【0006】発熱量は、発熱抵抗体600a〜600c
の通電時間に比例する。従って、2色印字において、第
2の発色を行うときには、第1の発色を行うときよりも
多くの熱量を加える必要があり、トランジスタ700a
〜700cの通電時間を長くする必要がある。この場
合、高速印字を行う場合には用紙搬送の1ラインステッ
プ内に通電時間が収まらないことがある。この問題は、
米国特許第4、983、054号に記載されているよう
に、第2の発色を行う場合には用紙搬送速度を減速する
といった制御で解決される。
【0007】なお、2色印字に限らず、通常の濃度補正
等においても、通電時間を制御することによって発色が
制御される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従来のサーマルヘッド
制御回路は、以上のように構成されているので、特に多
色印字を行う場合には印字速度が低下してしまうという
課題がある。また、1ライン内でドット対応に多色印字
を行う場合には複数種類の通電時間を扱わなければなら
ず、その結果、ヘッド制御部の処理が複雑化するという
課題もある。
【0009】本発明の目的は、多色印字を行う場合、印
字速度が低下せず、常に一定速度で印字を行うことがで
きるサーマルヘッド制御回路およびサーマルヘッドの制
御方法を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明によるサーマルヘ
ッド制御回路は、感熱紙にドット毎に熱を与えることに
よって少なくとも2色に発色させるためのサーマルヘッ
ド制御回路において、前記感熱紙にドット毎に熱を与え
るための複数の発熱抵抗体を有するサーマルヘッドと、
発色すべき色に係わらず前記サーマルヘッドの各発熱抵
抗体を通電するか否かを示す印字データを発生するヘッ
ド駆動回路と、ドット毎に何色で発色させるかを示す発
色データを発生する発色回路と、前記印字データに応じ
て各発熱抵抗体を通電する通電回路と、前記発色データ
に応じて前記通電回路に流れる電流の大きさを切り換え
る電流切換回路とを含む。
【0011】電流切換回路は、サーマルヘッドの各発熱
抵抗体を流れる電流を制限する各電流制限素子と、各電
流制限素子を各発熱抵抗体に電気的に接続するか否か決
める電流制限素子制御部とを備えたことを特徴とする。
【0012】また、本発明によるサーマルヘッドの制御
方法は、2色印字可能な感熱記録紙に印字を行うサーマ
ルヘッドを制御するサーマルヘッドの制御方法であっ
て、1ラインを構成する各ドットの発色を示す発色デー
タを作成し、前記発色データに応じ、第1の温域で発色
するドットに対応した発熱抵抗体に電流制限抵抗を接続
した状態に設定するとともに、前記第1の温域より高温
域で発色するドットに対応した発熱抵抗体には電流制限
抵抗が接続されない状態に設定することを特徴とする。
【0013】本発明による他のサーマルヘッドの制御方
法は、多色印字可能な感熱記録紙に印字を行うサーマル
ヘッドを制御するサーマルヘッドの制御方法であって、
1ラインを構成する各ドットの発色を示す発色データを
作成し、前記発色データに応じ、第1の温域で発色する
ドットに対応した発熱抵抗体に第1の電流制限抵抗を接
続した状態に設定するとともに、前記第1の温域より高
温域で発色するドットに対応した発熱抵抗体には抵抗値
が前記第1の電流制限素子よりも小さい第2の電流制限
抵抗が接続される状態に設定することを特徴とする。
【0014】以上のように、本発明によるサーマルヘッ
ド制御回路およびサーマルヘッドの制御方法は、低温域
で発色するドットに対応した発熱抵抗体に制限抵抗を接
続した状態に設定するとともに、高温域で発色するドッ
トに対応した発熱抵抗体には電流制限抵抗が接続されな
い状態か抵抗値が前記第1の電流制限素子よりも小さい
第2の電流制限抵抗が接続される状態に設定するように
構成されているので、通電時間を一定にしても、発熱抵
抗体の発熱量を調整することができ、多色印字を行う場
合、常に一定速度で印字を行うことができる。
【0015】
【発明の実施の形態】図1は本発明の第1の実施の形態
のサーマルヘッド制御回路を示す概略回路図である。第
1の実施の形態のサーマルヘッド制御回路は、感熱記録
紙に黒と青の2色をドット毎に発色させて記録する。多
色印字は、与えられる熱量の差によって感熱記録紙が異
なる色の発色を行う方式によるものである。以下、感熱
記録紙に与えられる熱量が低い温域での発色が黒、感熱
記録紙に与えられる熱量が高い温域での発色が青と仮定
する。
【0016】図1において、サーマルヘッド11は、複
数の発熱抵抗体6a〜6cとそれを駆動するトランジス
タ(NPNトランジスタ)7a〜7cとを有する。
【0017】主制御回路10は、サーマルヘッド11に
より感熱記録紙に記録すべき各ドットの印字情報(PR
INT INFORMATION)を発生し、印字制御
回路1に出力する。印字情報は、黒を印字するかしない
かを示す黒パターンデータDKと、青を印字するかしな
いかを示す青パターンデータDBとを有する。主制御回
路10は、黒パターンデータDKと青パターンデータD
Bとをドット毎に並列に出力する。
【0018】印字制御回路1は、ヘッド駆動回路2に1
ラインの各ドットの印字有り/無しを示す印字データD
1を出力する。印字データD1は、黒か青の2色どちら
かを印字するか全く印字しないかを表し、黒パターンデ
ータDKと青パターンデータDBのORを取って生成さ
れる。
【0019】ヘッド駆動回路2は、印字データD1に従
ってサーマルヘッド11の各ドットを構成する発熱抵抗
体6a〜6cに接続されたトランジスタ7a〜7cをオ
ンまたはオフ状態にする。
【0020】具体的には、ヘッド駆動回路2は、印字制
御回路1から供給される印字データD1を転送パルスS
10に同期してシフトするシフトレジスタを有し、ラッ
チ信号S11によってその印字データをラッチし、印字
データ8a〜8cをトランジスタ6a〜6cに並列出力
する。
【0021】また、印字制御回路1は、転送パルスS1
2に同期して1ラインの各ドットの色を示す青データパ
ターンDBを発色制御回路3に出力する。発色制御回路
3は、印字制御回路1から供給される青パターンデータ
DBを転送パルスS12に同期してシフトするシフトレ
ジスタを有し、ラッチ信号S13によってその青パター
ンデータDBをラッチし、青データ9a〜9cをトラン
ジスタ5a〜5cに並列出力する。この場合、印字デー
タ8a〜8cと青データ9a〜9cは、同時に発生す
る。
【0022】トランジスタ5a〜5cは、トランジスタ
7a〜7cのエミッタと電流制限抵抗4a〜4cの接続
点に接続される電流切換回路である。トランジスタ5a
〜5cのエミッタ側は接地される。そして、トランジス
タ5a〜5cは、発色制御回路3によってオンまたはオ
フ制御される。
【0023】次に、図1の動作について説明する。
【0024】主制御回路10は、印字開始指示によって
黒パターンデータDKと青パターンデータDBの印字情
報を発生する。印字制御回路1は、主制御回路10から
印字情報が供給されると、印字データD1をヘッド駆動
回路2に出力し、同時に青パターンデータを発色制御回
路3に出力する。
【0025】印字制御回路1は、ヘッド駆動回路2に転
送パルスS10とラッチ信号S11を出力し、同時に発
色制御回路3に転送パルスS12とラッチ信号S13を
出力する。
【0026】ヘッド駆動回路2は、ラッチ信号S11に
よって印字データD1をラッチする。そして、トランジ
スタ7a〜7cのうち、印字データ中で印字すべきとさ
れているドットに対応した各トランジスタをオンさせ
る。
【0027】また、発色制御回路3は、青データパター
ンDBをラッチ信号S13によってラッチする。そし
て、トランジスタ5a〜5cのうち、発色データパター
ンで高温域で発色する青印字を行うドットに対応したト
ランジスタをオンさせる。また、トランジスタ5a〜5
cのうち、低温域で発色する黒印字を行うドットに対応
したトランジスタをオフさせる。
【0028】ヘッド駆動回路2の制御によって、印字す
べきドットに対応した発熱抵抗体には電源からの電流が
流れるが、その電流値は、発色制御回路3によって切り
替わる。すなわち、トランジスタ5a〜5cのうち、発
色データパターンで高温域で発色する青印字を行うドッ
トに対応した各トランジスタはオンしているので、それ
らのドットに対応した発熱抵抗体には相対的に多い電流
が流れる。また、トランジスタ5a〜5cのうち、低温
域で発色する黒印字を行うドットに対応した各トランジ
スタはオフしているので、それらのドットに対応した発
熱抵抗体には、制限抵抗によって相対的に少ない電流が
流れる。
【0029】青印字を行うドット対応した発熱抵抗体に
は電流が多く流れ、黒印字を行うドットに対応した発熱
抵抗体に流れる電流は少ないので、通電時間が一定であ
っても、青印字を行うドット対応した発熱抵抗体の発熱
量は大きく、黒印字を行うドットに対応した発熱抵抗体
の発熱量は小さい。
【0030】従って、青印字および黒印字を同一時間で
行うことができることになる。よって、印字速度を常に
一定にすることができて、用紙送りの速度変化に起因す
る用紙送りむらや騒音を低減することができる。また、
発色にかかわらず通電時間を一定にできるので、ヘッド
駆動回路2の通電制御は簡略化される。
【0031】なお、通電時間は、使用される感熱記録紙
において完全に青色発色が可能になるように選定され
る。また、電流制限抵抗4a〜4cの抵抗値は、その通
電時間によって感熱記録紙において黒色発色するような
電流が発熱抵抗体6a〜6cに流れるように選定され
る。
【0032】図1において、印字制御回路1は、印字デ
ータD1を1ライン分シフトするシフトレジスタと青パ
ターンデータDBを1ライン分シフトするシフトレジス
タを設けても良い。この場合、ヘッド駆動回路2と発色
制御回路3は、それぞれ印字データD1と青パターンデ
ータDKをラッチするだけでよい。また、主制御回路1
は、印字制御回路1に印字開始指示を与えるだけでも良
い。
【0033】図2は本発明の第2の実施の形態のサーマ
ルヘッド制御回路を示す概略回路図である。図2におい
て、サーマルヘッド制御回路は、主制御回路20と、印
字制御回路21と、図1のヘッド駆動回路2と同じヘッ
ド駆動回路22と、発色制御回路23と、サーマルヘッ
ド11とを有する。
【0034】図1のサーマルヘッド制御回路では、各ラ
インにおいて青色ドットと黒色ドットとが混在してい
た。しかし、ドット単位で2色印字を行う必要はなくラ
イン単位で2色印字を行えばよい場合には、図2に示す
ように、発熱抵抗体6a〜6cに流れる電流を共通接地
に導くための1つのトランジスタ50を設ければよい。
この場合には、印字制御回路1は、主制御回路20から
の印字情報から各ラインの発色を認識し、その色を示す
発色データDDを発色制御回路23にライン毎に出力す
る。発色制御回路23は、発色データDDで青色が指定
されたときにはトランジスタ5をオンさせ、発色データ
DDで黒色が指定されたときにはトランジスタ5をオフ
させる。
【0035】なお、上記の各実施の形態では、発熱抵抗
体6a〜6cを駆動するスイッチング素子としてNPN
トランジスタを用い、制限抵抗4a〜4cを使用するか
否か決めるスイッチング素子としてNPNトランジスタ
を用いたが、その他の素子を用いてもよい。
【0036】図3は本発明の第3の実施の形態のサーマ
ルヘッド制御回路を示す概略回路図である。
【0037】第3の実施の形態のサーマルヘッド制御回
路は、感熱記録紙に黒と青と赤の3色をドット毎に発色
させて記録する。感熱記録紙に与えられる熱量が低い温
域での発色が黒、その低温域よりも高い温域での発色が
赤、赤の発色温域よりも熱量が高い温域での発色が青と
する。
【0038】図3のサーマルヘッド制御回路は、図1の
サーマルヘッド制御回路に赤の発色のための発色制御回
路(第2の発色制御回路)34とトランジスタ50a〜
50cを追加したものである。トランジスタ50a〜5
0cは、電流制限抵抗4a〜4cの途中に接続される。
【0039】主制御回路30は、印字開始指示によって
黒パターンデータDKと青パターンデータDBと赤パタ
ーンデータDRの印字情報を発生する。赤パターンデー
タDRは、感熱記録紙に赤を印字するかしないかを示す
データである。
【0040】印字制御回路31は、主制御回路30から
印字情報を入力し、印字データD1をヘッド駆動回路3
2に出力し、同時に青パターンデータを第1の発色制御
回路33に、赤パターンデータを第2の発色制御回路3
4に出力する。ここで、印字データD1は、黒、赤、青
のいずれかの色で印字を行うか、全く印字しないかを示
す印字有無データである。
【0041】ヘッド駆動回路32と第1の発色制御回路
33は、図1のヘッド駆動回路2と発色制御回路2と同
一である。
【0042】第2の発色制御回路34は、印字制御回路
31から供給される赤パターンデータDRを転送パルス
S14に同期してシフトするシフトレジスタを有し、ラ
ッチ信号S15によってその赤パターンデータDRをラ
ッチし、赤データ10a〜10cをトランジスタ50a
〜50cに並列出力する。この場合、印字データ8a〜
8cと青データ9a〜9cと赤データ10a〜10c
は、同時に発生する。
【0043】したがって、第2の発色制御回路34は、
トランジスタ50a〜50cのうち、発色データパター
ンで黒色よりも高く青色よりも低い温域で発色する赤印
字を行うドットに対応したトランジスタをオンさせる。
また、トランジスタ50a〜50cのうち、赤印字しな
い(黒印字または青印字を行う)ドットに対応したトラ
ンジスタをオフさせる。
【0044】一方、トランジスタ5a〜5cのうち、発
色データパターンで高温域で発色する青印字を行うドッ
トに対応した各トランジスタはオンしているので、それ
らのドットに対応した発熱抵抗体には相対的に多い電流
が流れる。また、低温域で発色する黒印字を行うドット
は、トランジスタ5a〜5cおよびトランジスタ50a
〜50cがともにオフしているので、それらのドットに
対応した発熱抵抗体には、制限抵抗によって相対的に少
ない電流が流れる。
【0045】したがって、通電時間が一定であっても、
青印字を行うドット対応した発熱抵抗体の発熱量は大き
く、赤印字を行うドット対応した発熱抵抗体の発熱量は
それよりも小さく、黒印字を行うドットに対応した発熱
抵抗体の発熱量は最も小さい。
【0046】従って、青印字、赤印字および黒印字を同
一時間で行うことができることになる。よって、印字速
度を常に一定にすることができて、用紙送りの速度変化
に起因する用紙送りむらや騒音を低減することができ
る。また、発色にかかわらず通電時間を一定にできるの
で、ヘッド駆動回路2の通電制御は簡略化される。
【0047】以上説明した第1から第3の実施の形態に
おいて、電流切換回路は、発色データに応じ、第1の温
域で発色するドットに関する発熱抵抗体を電流制限素子
に電気的に接続する状態に設定するとともに、その第1
の温域より高温域で発色するドットに関する発熱抵抗体
を電流制限素子に対して電気的に遮断する状態、あるい
は発熱抵抗体を第2の電流制限素子(第1の電流制限素
子より抵抗値が小さい)に電気的に接続する状態に設定
することを特徴とする。
【0048】
【発明の効果】以上のように、本発明によるサーマルヘ
ッド制御回路では、発色すべき色に係わらず前記サーマ
ルヘッドの各発熱抵抗体を通電するか否かを示す印字デ
ータを発生するヘッド駆動回路と、ドット毎に何色で発
色させるかを示す発色データを発生する発色回路と、印
字データに応じて各発熱抵抗体を通電する通電回路と、
発色データに応じて通電回路に流れる電流の大きさを切
り換える電流切換回路を有するので、通電時間を一定に
しても、発熱抵抗体の発熱量を調整することができ、多
色印字を行う場合、常に一定速度で印字を行うことがで
きる効果がある。
【0049】また、本発明によるサーマルヘッドの制御
方法では、低温域で発色するドットに対応した発熱抵抗
体に制限抵抗を接続した状態に設定するとともに、高温
域で発色するドットに対応した発熱抵抗体には電流制限
抵抗が接続されない状態か抵抗値が前記第1の電流制限
素子よりも小さい第2の電流制限抵抗が接続される状態
に設定するので、通電時間を一定にしても、発熱抵抗体
の発熱量を調整することができ、多色印字を行う場合、
常に一定速度で印字を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態のサーマルヘッド制
御回路を示す概略回路図である。
【図2】本発明の第2の実施の形態のサーマルヘッド制
御回路を示す概略回路図である。
【図3】本発明の第3の実施の形態のサーマルヘッド制
御回路を示す概略回路図である。
【図4】従来のサーマルヘッド制御回路を示す概略回路
図である。
【符号の説明】
1 印字制御回路 2 ヘッド駆動回路 3 発色制御回路 10 主制御回路 11 サーマルヘッド

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 感熱紙にドット毎に熱を与えることによ
    って少なくとも2色に発色させるためのサーマルヘッド
    制御回路において、 前記感熱紙にドット毎に熱を与えるための複数の発熱抵
    抗体を有するサーマルヘッドと、 発色すべき色に係わらず前記サーマルヘッドの各発熱抵
    抗体を通電するか否かを示す印字データを発生するヘッ
    ド駆動回路と、 ドット毎に何色で発色させるかを示す発色データを発生
    する発色回路と、 前記印字データに応じて各発熱抵抗体を通電する通電回
    路と、 前記発色データに応じて前記通電回路に流れる電流の大
    きさを切り換える電流切換回路とを含むサーマルヘッド
    制御回路。
  2. 【請求項2】 前記電流切換回路は、 前記各発熱抵抗体を流れる電流を制限する電流制限素子
    と、 前記電流制限素子を前記各発熱抵抗体に電気的に接続す
    るか否か決める切換制御素子とを備えたことを特徴とす
    る請求項1記載のサーマルヘッド制御回路。
  3. 【請求項3】 前記通電回路は前記各電流制限素子を各
    発熱抵抗体に電気的に接続するスイッチング素子を備え
    たことを特徴とする請求項2記載のサーマルヘッド制御
    回路。
  4. 【請求項4】 前記電流切換回路は、 各発熱抵抗体を流れる電流を複数種類に制限する複数の
    電流制限素子と、 前記発色データに応じて前記発熱抵抗体に接続されるべ
    き前記電流制御素子を切り換えることにより前記発熱抵
    抗体に流れる電流を切り換える制御回路とを有すること
    を特徴とする請求項1記載のサーマルヘッド制御回路。
  5. 【請求項5】 前記電流切換回路は、前記発色データに
    応じ、第1の温域で発色するドットに関する発熱抵抗体
    を前記電流制限素子に電気的に接続する状態に設定する
    とともに、前記第1の温域より高温域で発色するドット
    に関する発熱抵抗体を前記電流制限素子に対して電気的
    に遮断する状態に設定することを特徴とする請求項2記
    載のサーマルヘッド制御回路。
  6. 【請求項6】 前記電流切換回路は、前記発色データに
    応じ、第1の温域で発色するドットに関する発熱抵抗体
    を第1の電流制限素子に電気的に接続する状態に設定す
    るとともに、前記第1の温域より高温域で発色するドッ
    トに関する発熱抵抗体を第2の電流制限素子に電気的に
    接続する状態に設定することを特徴とし、前記第1の電
    流制限素子は前記第2の電流制限素子より抵抗値が大き
    いことを特徴とする請求項4記載のサーマルヘッド制御
    回路。
  7. 【請求項7】 前記通電回路は、各電流制限素子を各発
    熱抵抗体に電気的に接続する1つのスイッチング素子を
    備え、 前記発色回路は、印字対象ラインがいずれの色であるの
    かを示す発色データを発生し、 前記切換制御素子は、前記スイッチング素子を、前記発
    色データに従って各電流制限素子を各発熱抵抗体に電気
    的に接続する状態に設定するか否か決める請求項2記載
    のサーマルヘッド制御回路。
  8. 【請求項8】 2色印字可能な感熱記録紙に印字を行う
    サーマルヘッドを制御するサーマルヘッドの制御方法で
    あって、 1ラインを構成する各ドットの発色を示す発色データを
    作成し、 前記発色データに応じ、第1の温域で発色するドットに
    対応した発熱抵抗体に電流制限抵抗を接続した状態に設
    定するとともに、前記第1の温域より高温域で発色する
    ドットに対応した発熱抵抗体には電流制限抵抗が接続さ
    れない状態に設定することを特徴とするサーマルヘッド
    の制御方法。
  9. 【請求項9】 多色印字可能な感熱記録紙に印字を行う
    サーマルヘッドを制御するサーマルヘッドの制御方法で
    あって、 1ラインを構成する各ドットの発色を示す発色データを
    作成し、 前記発色データに応じ、第1の温域で発色するドットに
    対応した発熱抵抗体に第1の電流制限抵抗を接続した状
    態に設定するとともに、前記第1の温域より高温域で発
    色するドットに対応した発熱抵抗体には抵抗値が前記第
    1の電流制限素子よりも小さい第2の電流制限抵抗が接
    続される状態に設定することを特徴とするサーマルヘッ
    ドの制御方法。
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