JP3148572U - パレット用部品 - Google Patents

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坂井 満
満 坂井
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有限会社マルエス紙工
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Abstract

【課題】フォークの激突による紙管の脱落を抑止したパレット用部品を提供する。【解決手段】T字アングル5をT字の中央脚51を対向させて上下に配置し、その間に円筒状の紙管8を挟む。紙管8の上端面、下端面から夫々切り欠き81、82を設け、T字アングル5の中央脚51を挿通する。Cは紙管8を上から覗き込んで、アングル板5を見た状態を示す図である。T字アングル5の中央部には、アングル板7が設けられており、その先端の2つの頂点は紙管8の内周面に当接している。頂点は紙管8の内周面に対してアンカーの役目を有する。パレットの積載面となるダンボール紙には、T字アングル5の夫々の底面が面として接着できる。【選択図】図2

Description

本願考案は、移送用パレット、特に紙管等を利用した紙製のパレット用部品に関する。
1回の移送のために用いる所謂ワンウエィパレットとして紙を利用したパレットが、例えば特許文献1により知られている。これら開示される移送用パレットは、利用後に焼却処分ができるように、紙以外の材料を使用しないようにし、一方、要求される構造的な強度を得るための工夫がされている。
特許文献1においては、断面逆L字状又は断面逆U字状の桟と、上端から下方に向けて縦切り込みが設けられた管状の脚部(紙管)とを備え、L字状桟の垂下部を縦切り込みに、嵌入してパレットを組み立てている。
実登第3004269号
特許文献1においては、紙管に設けられた縦切り込みと、嵌入された桟の垂下部との間の摩擦抵抗のみで脚部が脱落することはないとされている。そして、必要に応じて、接着剤やステープラで固定しておいても良いとされている。
しかしながら、パレットに対してフォークを差し込む際に、挿し込み側に配置された紙管に対してフォークの先端が激突し、紙管の位置がずれてバランスが悪くなったり、紙管が転倒してパレットの構造から失われる危険性がある。紙管を接着剤で固定することにより、この可能性を低減することはできるが、特許文献1においては紙管と桟との間では面同士の接着ができず、紙管の切断面と桟を接着せねばならず、接着面積を十分に確保できなかった。本考案は、紙管との接続において、紙管と桟との接続をより強固としたパレットの提供を目的とする。
本考案は積載面の背面に対して格子状に配置された紙管を支柱としたパレットを構成するパレット用部品において、上端面、下端面の直径上の対向位置に夫々切り欠きが設けられた円筒状の紙管と、前記紙管の上端面、下端面の切り欠きに対して、夫々上下から断面T字状の中央脚が挿通されたT字状の板紙と、当該中央脚の中央部に取り付けられ、該紙管の内周面に対して当接する板紙とを有し、前記T字状の板紙の底面をパレットの積載面の背面に対する接着面とすることを特徴とする。
以上、本考案に係るパレットによれば、紙管を面により積載面との接着を可能としたため、フォークの挿し込み側に配置された紙管に対してフォークの先端が激突し、紙管の位置がずれてバランスが悪くなったり、紙管が転倒してパレットの構造から失われる危険性を低減することができる。
図1は、本実施例による組み立てられた状態のパレット1の斜視図を示している。図中、上下に平板状のダンボール紙(または厚手の板紙)2及び3が配置され、その間を格子状に配置された多数の脚部4が配置されている。図中、ダンボール紙2は、パレット1の積載面とその背面を提供するものであり、破線にて示している。脚部4は主構成として紙管8を有しており、これがパレット1の支柱となっている。紙管の配置個数は荷重により選定される。脚部4は、部品として供給されるものであり、ダンボール紙2及び3は、パレット1を利用する積載現場において用意される。このように部品構成を分けたのは、パレット全体を生産工場で組み立てた上で、利用元へ出荷するのは輸送に要するコストが高価となるからであり、また、平板状のダンボール紙は、どこの場所でも容易に入手できるからである。
脚部4は、共通の構造をしており、その1つを組み立て図2に示す。図2Aにおいて、まず、L字状のアングル板6を背中合わせに配置して、両者間は接着剤により固定した断面T字状とした板紙を形成する。アングル板6は、厚さ1mmのL字状の厚手の板紙を接着剤により積層し貼り合わせて、厚さ3mmの断面L字状としたものである。アングル板7は、アングル板6よりも短いが同一3層構造のL字状の板紙である。アングル板6の背中合わせとされた中央部分に、アングル板7は一方片71が、ステープラ又は接着剤を利用して固定される。また、この固定により、他方片72は背中合わせとされたアングル板6の他方側に突出した状態となる。ここに、図2Aにおいて組み立てられた構造体を以降「T字アングル5」と呼ぶことにする。
図2Bにおいては、T字アングル5をT字の中央脚51を対向させて上下に配置し、その間に紙管8を挟むようにする。紙管8は、円筒状で、その肉厚は5mmであって、パレット1の支柱となるものである。肉厚は、必要とされる強度に応じて変更することができる。紙管8には、上端面、下端面から夫々切り欠き81、82が設けられている。上端面側の切り欠き81は、紙管8の直径上に2つ対向して設けられる。下端面側の切り欠き82も同様である。これらの切り欠け81、82は、T字アングル5の中央脚51を挿通するために、中央脚51の高さ及び厚さに等しいものとなっている。また、対向する2つの切り欠き81を結ぶ線は、対向する2つの切り欠き82を結ぶ線と直交する。
図2Cは、紙管8を上から覗き込んで、アングル板5を見た状態を示す図である。図2Cにおいて、アングル板7は、紙管8の径方向に延び、かつ長方形の形状とされた他方片72が紙管8の内周径L1よりも短い長さL2であり、その先端の2つの頂点73、74は紙管8の内周面に当接している。頂点73、74は紙管8の内周面に対してアンカーの役目を有する。当接位置としては、紙管の中心に対してθの角度の内周面であり、θは45度以下の浅い角度が良く、30度である。他方片72の紙管8中心からの突出長さL3は、1/2L1sinθよりも5mm程度大きくして、頂点73、74が紙管8の内周面に沿って湾曲wさせ、アングル板7の弾発力を持った面構成としてアンカーの役目をさせた方が良い。
図2Dは、完成した脚部4を示している。図中、紙管8内に位置するアングル板7を破線にて示している。紙管8の上端面、下端面は、上下のT字アングル5の上面41と下面42に対して当接した状態である。紙管8とT字アングル5との間を、接着剤により固定しても、しなくても良い。両者間の摩擦力により、T字アングル5が切り欠き81又は82から垂直に脱落することはないからである。この際、アングル板7の2つの頂点73、74は、上面41と下面42よりも離れた位置で紙管8の内周面で当接しており、紙管8と上下のT字アングル5とは、前後左右方向に加わる力に対して剛性が高められている。
図2Dに示した状態の脚部4が、パレット1としての半完成品であり、この状態で生産工場から出荷され、また商取引の対象とされる。脚部4は、その上下に配置されたT字アングル5の底面が、ダンボール紙2、3との接着面となる。脚部4を半完成品として購入したユーザは、汎用品として用意したダンボール紙2、3と脚部4を接着する。
図3に脚部4がダンボール紙2、3に接着する様子を示す。3×3に格子状に配置した脚部4をダンボール紙2、3に接着する作業のみであり、簡単にパレット1を組み立てることができる。脚部4は、その上下にT字アングル5を有しており、夫々の底面が面として、ダンボール紙2、3と接着できる。
図4に他の実施例を示す。本実施例においては、脚部4の上下のT字アングル5のうち一方を複数の脚部4に対して連結状としたものである。図中、紙管8内に位置するアングル板7を破線にて示している。これを連結脚部9と称する。パレットに格子状に配置されるべき複数の支柱の内、1列(又は1行)の支柱について、その上下のT字アングル5のうち一方を1列(又は1行)の長さ分として、そこに複数の紙管8を配置した。この際において、長いT字アングル10は、紙管8の配置される位置にアングル板7が配置されている。連結脚部9もまた、脚部4と同様にパレットの半製品であり、この状態で工場から出荷され、商取引の対象となる。連結脚部9を使用する場合には、ユーザは、長いT字アングル10側をパレットの足とし、短いT字アングル側のみにダンボール紙を接着することにより、連結脚部9の両側にダンボール紙を接着しない使い方とすることも可能である。もちろん、図1のパレットにおいて、底側となるダンボール紙3を、ユーザ側において省略することも可能である。
上記実施例においては、T字アングル5(又は長いT字アングル10)はアングル板7を持つ構成としたが、これに変えて図6に示すように、平板状の板紙11を利用することもできる。板紙11の長さL4は、紙管8の内周径に相当する長さであり、高さL5は紙管8の長さの半分以下である。高さを制限する理由は、紙管8の上下に配置される板紙11が、互いに干渉するからである。板紙1が、紙管8の内周径に対して当接して紙管8の位置ずれを抑制する。紙管8の高さはパレットとして適当な高さとして制限されるため、L字状のアングル板7と比べると、板紙11の高さが制限され、また紙管8の内周面にアンカーする頂点も無いことから、強度的にはやや劣るものとなる。
また、上記した実施例においては、脚部4又は連結脚部9に対してダンボール紙を接着するものとしたが、ユーザ側においてダンボール紙2又は3に代えて合成シート、積層プラスチック、ベニヤ材でも良い。また、工場の出荷段階でダンボール紙を接着した完成品としてのパレットとしても良い。
本実施例のパレット1の斜視図である。 脚部4の組み立て図である。 パレット1の組み立て図である。 他の実施例の脚部を示す図である。 他の実施例によるパレットを示す図である。 別の実施例による脚部を示す図である。
符号の説明
1:パレット
2、3:ダンボール紙
4:脚部
5: T字アングル
6、7:アングル板
8:紙管

Claims (3)

  1. 積載面の背面に対して格子状に配置された紙管を支柱としたパレットを構成するパレット用部品において、
    上端面、下端面の直径上の対向位置に夫々切り欠きが設けられた円筒状の紙管と、
    前記紙管の上端面、下端面の切り欠きに対して、夫々上下から断面T字状の中央脚が挿通されたT字状の板紙と、
    当該中央脚の中央部に取り付けられ、該紙管の内周面に対して当接する板紙とを有し、前記T字状の板紙の底面をパレットの積載面の背面に対する接着面とすることを特徴としたパレット用部品。
  2. 請求項1において、前記T字状の板紙の中央脚に取り付けられる板紙は、L字状の板紙であって、前記紙管の径方向に延びた片が紙管の内周面に対して45度以下の浅い角度で当接する頂点を有することを特徴としたパレット用部品。
  3. 請求項1において、前記上下一方側のT字状の板紙は、他方側のT字状の板紙よりも長く、その中央脚に複数の板紙が取り付けられて、各取り付け箇所において前記紙管が挿通されていることを特徴とするパレット用部品。
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