JP3212846U - コーナーパッド用シート - Google Patents

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Abstract

【課題】比較的容易に組み立てでき、かつ箱体内における物品の収容空間を十分に確保可能なコーナーパッド用シートを提供する。【解決手段】左右方向に連接される第1側面パネル1及び第2側面パネル2と、第1側面パネル1の下端縁から延出する第1底面パネル3と、第2側面パネル2の下端縁から延出し、組立時に第1底面パネル3の下側に重ねられる第2底面パネル4と、第2底面パネル4から連続して設けられ、組立時に第1底面パネル3の上側に折り重ねられる第3底面パネル部8と、第1側面パネル1から連続して設けられ、組立時に第1側面パネル1の内面に折り重ねられる第3側面パネル部10と、第2側面パネル2から連続して設けられ、組立時に第2側面パネル2の内面に折り重ねられる第4側面パネル部12とを備え、第1側面パネル1と第1底面パネル3との連接部、及び第2側面パネル2と第2底面パネル4との連接部に一対の凹部形成部14a、14bを有する。【選択図】図1

Description

本考案は、コーナーパッド用シートに関する。
物品の保管、運搬等に段ボールシート等から組み立てられる箱体が広く用いられている。また、物品の保管時にこの物品にかかる負荷や、物品の運搬時にこの物品に加わる衝撃を緩和するためにコーナーパッドが用いられることもある。
一般に、上記コーナーパッドは、物品の底面の隅部と箱体との間に配設されることで、物品に加わる衝撃等を緩和する。このコーナーパッドとしては、例えば平板状のものや、底板及びこの底板から立設する側板を有し、底板の内面及び側板の内面を物品に当接させることで、上下方向に加え、左右方向に対する緩衝作用も有するものが存在している。
上下方向及び左右方向に対する緩衝作用を有するコーナーパッドとしては、例えば段ボールシートを組み立てて形成され、正方形状の底板及びこの底板の隣接する2辺から立設する一対の側板を有するものが発案されている(特開2003−285860号公報参照)。
特開2003−285860号公報
上記公報に記載のコーナーパッドは、正方形状の9つのパネルを折り込むことで組み立てられる。そのため、このコーナーパッドは、組立手順が煩雑で容易に組み立て難い。また、このコーナーパッドは物品の底面の隅部と箱体との間に配設されるものであるため、このコーナーパッドを用いると、箱体と物品との間にデッドスペースが形成される。そのため、このコーナーパッドは、箱体内に物品の収容空間を十分に確保し難い。
本考案は、このような不都合に鑑みてなされたものであり、比較的容易に組み立てることができると共に、箱体内における物品の収容空間を十分に確保することができるコーナーパッド用シートの提供を課題とする。
上記課題を解決するためになされた本考案に係るコーナーパッド用シートは、左右方向に連接される第1側面パネル及び第2側面パネルと、上記第1側面パネルの下端縁から延出し、上記第2側面パネルと反対側に斜辺を有する概略直角二等辺三角形状の第1底面パネルと、上記第2側面パネルの下端縁から延出し、上記第1側面パネルと反対側に斜辺を有し、組立時に上記第1底面パネルの下側に重ねられる概略直角二等辺三角形状の第2底面パネルと、上記第2底面パネルの斜辺に連接され、組立時に上記第1底面パネルの上側に折り重ねられる概略直角二等辺三角形状の第3底面パネル部、及び上記第3底面パネル部と第2底面パネルとを接続する第1接続部を有する第1折返しパネルと、上記第1側面パネルに連接され、組立時に上記第1側面パネルの内面に折り重ねられる第3側面パネル部、及び上記第3側面パネル部と第1側面パネルとを接続する第2接続部を有する第2折返しパネルと、上記第2側面パネルに連接され、組立時に上記第2側面パネルの内面に折り重ねられる第4側面パネル部、及び上記第4側面パネル部と第2側面パネルとを接続する第3接続部を有する第3折返しパネルとを備え、上記第1側面パネルと第1底面パネルとの連接部、及び上記第2側面パネルと第2底面パネルとの連接部に、組立時に凹部を形成する一対の凹部形成部を有する。
当該コーナーパッド用シートは、組立状態で、第1底面パネル、第2底面パネル及び第3底面パネル部が重ねられることで底板が形成され、第1側面パネル及び第3側面パネル部が重ねられることで一方の側板が形成され、第2側面パネル及び第4側面パネル部が重ねられることで他方の側板が形成される。これにより、当該コーナーパッド用シートは、比較的高い緩衝性が求められる底板を3つのパネルによって形成すると共に、通常底板と同等までの緩衝性は要求されない一対の側板をそれぞれ2つのパネルによって形成することで、緩衝性が不十分となることを抑制しつつ、比較的容易に組み立てることができる。また、当該コーナーパッド用シートは、第1側面パネルと第1底面パネルとの連接部、及び第2側面パネルと第2底面パネルとの連接部に、組立時に凹部を形成する一対の凹部形成部を有するので、箱体の底面の隅部に嵌合して用いることができる。つまり、例えば当該コーナーパッド用シートから組み立てられるコーナーパッドを箱体の底面の4隅に嵌合させ、隣接するコーナーパッドの凹部間に梱包用紐等の固定用ベルトを架け渡して巻回固定することで、これらのコーナーパッドを箱体に容易かつ確実に固定することができる。これにより、箱体の運搬時等にこの箱体からコーナーパッドが脱落することを防止することができる。そのため、当該コーナーパッド用シートから組み立てられるコーナーパッドは、箱体の内部に配置することを要しないので、箱体内における物品の収容空間を十分に確保することができる。
上記一対の凹部形成部が、上記第1側面パネルと第1底面パネルとの境界線、及び上記第2側面パネルと第2底面パネルとの境界線と垂直に、かつこれらの境界線を跨いで延びる各一対の切断線と、上記第1側面パネル、第2側面パネル、第1底面パネル及び第2底面パネルに形成され、上記各一対の切断線を接続する4つの折り曲げ容易線とを有するとよい。このように、上記一対の凹部形成部が、上記第1側面パネルと第1底面パネルとの境界線、及び上記第2側面パネルと第2底面パネルとの境界線と垂直に、かつこれらの境界線を跨いで延びる各一対の切断線と、上記第1側面パネル、第2側面パネル、第1底面パネル及び第2底面パネルに形成され、上記各一対の切断線を接続する4つの折り曲げ容易線とを有することで、上記一対の凹部形成部によって比較的容易に凹部を形成することができると共に、この凹部に固定用ベルトを容易に係止することができる。
上記切断線の長さに対するこの切断線に接続される一対の折り曲げ容易線間の間隔の比としては、0.5以上0.7以下が好ましい。このように、上記切断線の長さに対するこの切断線に接続される一対の折り曲げ容易線間の間隔の比が上記範囲内であることによって、上記一対の折り曲げ容易線間の部分によって形成される凹部に固定用ベルトを確実に係止することができる。
上記一対の折り曲げ容易線間の間隔としては、1.0cm以上2.0cm以下が好ましい。このように、上記一対の折り曲げ容易線間の間隔が上記範囲内であることによって、上記一対の折り曲げ容易線間の部分によって形成される凹部に固定用ベルトをより確実に係止することができる。
上記第1接続部と上記第2底面パネル及び第3底面パネル部との境界線、上記第2接続部と上記第1側面パネル及び第3側面パネル部との境界線、並びに上記第3接続部と上記第2側面パネル及び第4側面パネル部との境界線に、切断線及び罫線を交互に配置したリード罫線が形成されているとよい。このように、上記第1接続部と上記第2底面パネル及び第3底面パネル部との境界線、上記第2接続部と上記第1側面パネル及び第3側面パネル部との境界線、並びに上記第3接続部と上記第2側面パネル及び第4側面パネル部との境界線に、切断線及び罫線を交互に配置したリード罫線が形成されていることによって、これらの境界線を容易かつ確実に折り曲げることができ、コーナーパッドの組み立ての容易性及び確実性を高めることができる。
なお、本考案において、「上」及び「下」とは、コーナーパッド用シートを組み立ててなるコーナーパッドの想定される一般的な使用態様における上下を意味し、「左右」とは、想定される一般的な使用態様における左右を意味するが、当該コーナーパッド用シートの組み立て前における向きを制限することを企図するものではない。
以上説明したように、本考案に係るコーナーパッド用シートは、比較的容易に組み立てることができると共に、汎用性に優れる。
本考案の一実施形態に係るコーナーパッド用シートを示す模式的平面図である。 図1のコーナーパッド用シートを組み立ててなるコーナーパッドを示す模式的斜視図である。 図2のコーナーパッドの組立手順を示す模式的斜視図である。 図2のコーナーパッドの図3の次の組立手順を示す模式的斜視図である。 図2のコーナーパッドの凹部を示す模式的部分拡大図である。 図2のコーナーパッドの使用状態を示す模式的斜視図である。
以下、適宜図面を参照しつつ、本考案の実施の形態を詳説する。
[第一実施形態]
<コーナーパッド用シート>
図1のコーナーパッド用シートは、1枚のシートからなり、図2のコーナーパッド31に組み立てられる。当該コーナーパッド用シートは、左右方向に連接される第1側面パネル1及び第2側面パネル2と、第1側面パネル1の下端縁から延出し、第2側面パネル2と反対側に斜辺(直角に対向する辺)を有する概略直角二等辺三角形状の第1底面パネル3と、第2側面パネル2の下端縁から延出し、第1側面パネル1と反対側に斜辺を有する概略直角二等辺三角形状の第2底面パネル4と、第2底面パネル4の上記斜辺に連接される第1折返しパネル5と、第1側面パネル1に連接される第2折返しパネル6と、第2側面パネル2に連接される第3折返しパネル7とを備える。第2底面パネル4は、組立時に第1底面パネル3の下側に重ねられる。第1折返しパネル5は、組立時に第1底面パネル3の上側に折り重ねられる概略直角二等辺三角形状の第3底面パネル部8と、第3底面パネル部8及び第2底面パネル4を接続する第1接続部9とを有する。第2折返しパネル6は、組立時に第1側面パネル1の内面に折り重ねられる第3側面パネル部10と、第3側面パネル部10及び第1側面パネル1を接続する第2接続部11とを有する。第3折返しパネル7は、組立時に第2側面パネル2の内面に折り重ねられる第4側面パネル部12と、第4側面パネル部12及び第2側面パネル2を接続する第3接続部13とを有する。なお、図1において、太い実線はシートを切断して形成されるエッジを示し、細い実線はシートの一方の面(コーナーパッドに組み立てられた状態で外部に露出する側と反対側の面)に筋押しして形成される罫線を示す。
当該コーナーパッド用シートに用いられるシートとしては、当該コーナーパッド用シートを組み立ててなるコーナーパッドの形状を維持できる程度の強度を有し、かつ厚さ方向に適度な弾力性を有する限り特に限定されるものではなく、例えば段ボールシート、合成樹脂製シート、紙製シートと合成樹脂製シートとの積層シート等が挙げられる。中でも、加工性、衝撃吸収性、取扱性、リサイクル性、経済性等の点から段ボールシートが好ましい。当該コーナーパッド用シートを形成する段ボールとしては、原紙を波形状に形成した中芯をライナーに貼り合わせたものであって、例えば波形状に形成された中芯を1枚のライナーに貼り合わせた片面段ボールシート、片面段ボールシートの段頂にさらにライナーを貼り合わせた両面段ボールシート、両面段ボールシートの片側に片面段ボールシートの段頂を貼り合わせた複両面段ボールシート、複両面段ボールシートの片側に片面段ボールシートの段頂をさらに貼り合わせた複々両面段ボールシート等が挙げられる。これらの中でも、加工性、経済性、耐久性等の点から両面段ボールシートが好ましい。なお、当該コーナーパッド用シートに用いられるシートの平均厚さは、必要に応じて適宜設定可能であり、例えば1.5mm以上8mm以下とすることができ、上記シートが両面段ボールシートである場合、このシートの平均厚さは、例えば5mmとすることができる。
第1側面パネル1は、概略矩形状のパネルを、上縁と第2側面パネル2と反対側の側縁との角部を切除した斜辺1aを有する。これにより、第1側面パネル1は概略五角形状に形成されている。第2側面パネル2は、概略矩形状のパネルを、上縁と第1側面パネル1と反対側の側縁との角部を切除した斜辺2aを有する。これにより、第2側面パネル2は概略五角形状に形成されており、詳細には第1側面パネル1との境界線を基準として、第1側面パネル1と略線対称に形成されている。また、第2側面パネル2の下縁は、第1側面パネル1の下縁よりもシート厚さ分程度下方に位置している。これにより、第1側面パネル1の下端縁から延出する第1底面パネル3を内側に折り曲げた後に第2側面パネル2の下端縁から延出する第2底面パネル4を内側に折り曲げることで、第2底面パネル4を第1底面パネル3の下側に容易かつ安定的に重ねられるよう構成されている。
第1底面パネル3は、上述のように概略直角二等辺三角形状に形成されている。第1底面パネル3の第2底面パネル4と対向する辺には、組立時に後述する凹部形成部14bに対応する外形がコ字状の切欠き3aが形成されている。第2底面パネル4は、上述のように概略直角二等辺三角形状に形成されている。第2底面パネル4は、組立状態で第1底面パネル3の下面全面と重なり合うよう第1底面パネル3と略同一形状に構成されている。なお、本実施形態では、第2底面パネル4は、第1底面パネル3の切欠き3aに対応する切欠きを有していない。但し、第2底面パネル4は、使用時に後述する凹部21に固定用ベルトYを係止しやすいよう、第1底面パネル3の切欠き3aに対応する切欠きを有していてもよい。
第1接続部9は、第2底面パネル4の斜辺と平行な方向を長手方向とする矩形状に形成される。第1接続部9の短手方向長さは、当該コーナーパッド用シートのシート厚さの2倍以上とされている。第1接続部9と第2底面パネル4及び第3底面パネル部8との境界線には、切断線及び罫線を交互に配置したリード罫線25aが形成されている。
第3底面パネル部8は、上述のように概略直角二等辺三角形状に形成されている。第3底面パネル部8は、第2底面パネル4と略同一形状に構成される。第3底面パネル部8の直交する2辺には基端側から後述する一対の凹部形成部14a,14bに対応する位置まで一定の深さの切欠き8aが形成されている。
第2接続部11は、第1側面パネル1の斜辺1aに連接される。第2接続部11は、斜辺1aと平行な方向を長手方向とする矩形状に形成される。第2接続部11の短手方向長さは、当該コーナーパッド用シートのシート厚さの2倍以上とされている。第2接続部11と第1側面パネル1及び第3側面パネル部10との境界線には、切断線及び罫線を交互に配置したリード罫線25bが形成されている。
第3側面パネル部10は、第2接続部11の長手方向を基準として第1側面パネル1と略線対称に構成されている。第3側面パネル部10は、第1側面パネル1に折り重ねられた状態で、第1側面パネル1の下縁と重なり合う側の辺の先端から凹部形成部14aに対応する位置まで一定の深さの切欠き10aが形成されている。
第3接続部13は、第2側面パネル2の斜辺2aに連接される。第3接続部13は、斜辺2aと平行な方向を長手方向とする矩形状に形成される。第3接続部13の短手方向長さは、当該コーナーパッド用シートのシート厚さの2倍以上とされている。第3接続部13と第2側面パネル2及び第4側面パネル部12との境界線には、切断線及び罫線を交互に配置したリード罫線25cが形成されている。
第4側面パネル部12は、第3接続部13の長手方向を基準として第2側面パネル2と略線対称に構成されている。第4側面パネル部12は、第2側面パネル2に折り重ねられた状態で、第2側面パネル2の下縁と重なり合う側の辺の先端から凹部形成部14bに対応する位置まで一定の深さの切欠き12aが形成されている。
(凹部形成部)
当該コーナーパッド用シートは、第1側面パネル1と第1底面パネル3との連接部、及び第2側面パネル2と第2底面パネル4との連接部に、組立時に凹部を形成する一対の凹部形成部14a,14bを有する。
一対の凹部形成部14a,14bは、第1側面パネル1と第1底面パネル3との境界線、及び第2側面パネル2と第2底面パネル4との境界線と垂直に、かつこれらの境界線を跨いで延びる各一対の切断線21a,21bと、第1側面パネル1、第2側面パネル2、第1底面パネル3及び第2底面パネル4に形成され、各一対の切断線21a,21bを接続する4つの折り曲げ容易線22a,22bとを有する。
具体的には、第1側面パネル1及び第1底面パネル3の連接部に形成される一方の凹部形成部14aは、第1側面パネル1及び第1底面パネル3の境界線と垂直に、かつこの境界線を跨いで延びる一対の切断線21aと、第1側面パネル1及び第1底面パネル3に形成され、一対の切断線21aを接続する一対の折り曲げ容易線22aとを有する。また、第2側面パネル2及び第2底面パネル4の連接部に形成される他方の凹部形成部14bは、第2側面パネル2及び第2底面パネル4の境界線と垂直に、かつこの境界線を跨いで延びる他対の切断線21bと、第2側面パネル2及び第2底面パネル4に形成され、他対の切断線21bを接続する他対の折り曲げ容易線22bとを有する。
一対の折り曲げ容易線22aは、一対の切断線21aと直角に形成されており、他対の折り曲げ容易線22bは、他対の切断線21bと直角に形成されている。また、一対の折り曲げ容易線22aは、一対の切断線21aの中間部間に接続しており、他対の折り曲げ用線22bは、他対の切断線21bの中間部間に接続している。つまり、一対の切断線21aの両端は、一対の折り曲げ容易線22aとの接続部よりも上下方向外側に突出しており、他対の切断線21bの両端は、他対の折り曲げ容易線22bとの接続部よりも上下方向外側に突出している。さらに、一対の折り曲げ容易線22aは、第1側面パネル1及び第1底面パネル3の境界線から等間隔で形成されており、他対の折り曲げ容易線22bは、第2側面パネル2及び第2底面パネル4の境界線から等間隔で形成されている。
以下、一対の凹部形成部14a,14bによって形成される凹部について説明するに当たり、まず当該コーナーパッド用シートをコーナーパッド31に組み立てる手順について説明する。
(組立手順)
まず、第2側面パネル2を第1側面パネル1に対して内側に直角に折り曲げ、さらに第1底面パネル3を上方に直角に折り曲げる。この際、第1底面パネル3の切欠き3aが凹部形成部14bに対応して設けられることで、凹部形成部14bは上方に露出する。続いて、第2底面パネル4を上方に直角に折り曲げる。これにより、図3に示すように、第2底面パネル4が第1底面パネル3の下側に重ねられる。
次に、第1接続部9を上方に直角に折り曲げ、さらに第3底面パネル部8を第1底面パネル3側に直角に折り曲げる。これにより、図4に示すように、第3底面パネル部8が第1底面パネル3の上側に折り重ねられ底板が形成される。この際、第3底面パネル部8の延出方向先端側の頂点部分は第1側面パネル1及び第2側面パネル2の内面に当接する。一方、上述のように第3底面パネル部8には一対の切欠き8aが形成されており、これらの切欠き8aによって一対の凹部形成部14a,14b、並びに第1底面パネル3の一対の凹部形成部14a,14bよりも左右方向外側部分が上方に露出する。
続いて、第2接続部11及び第3接続部13を内側に直角に折り曲げる。さらに、第3側面パネル部10及び第4側面パネル部12を下方に直角に折り曲げ、第3側面パネル部10及び第4側面パネル部12を、第1側面パネル1及び第2側面パネル2と第3底面パネル部8の一対の切欠き8aとによって囲まれた部分に嵌め込む。これにより、一対の側板が形成され、図2のコーナーパッド31が組み立てられる。
当該コーナーパッド用シートは、第1接続部9と第2底面パネル4及び第3底面パネル部8との境界線、第2接続部11と第1側面パネル1及び第3側面パネル部10との境界線、並びに第3接続部13と第2側面パネル2及び第4側面パネル部12との境界線にリード罫線25a〜25cが形成されているので、これらの境界線を容易かつ確実に折り曲げることができ、コーナーパッド31の組み立ての容易性及び確実性を高めることができる。
(凹部)
一対の凹部形成部14a,14bによって形成される凹部について説明する。なお、一対の凹部形成部14a,14bによって形成される凹部は同一形状であるため、以下では、図5を参照して、第2側面パネル2及び第2底面パネル4の連接部に形成される凹部27についてのみ説明する。
凹部27は、第2底面パネル4を第2側面パネル2に対して直角に折り曲げることで自動的に形成される。具体的には、第2底面パネル4を第2側面パネル2に対して直角に折り曲げることで、一対の折り曲げ容易線22bが外側に凸に折れ曲がる。これにより、図5に示すように、一対の切断線21bに挟まれた領域(以下、「折り曲げ領域」ともいう)における一対の折り曲げ容易線22bよりも上下方向外側の部分が外側に隆起すると共に、一対の折り曲げ容易線22b間の部分の上下方向中央部分が外板の内側に沈み込む。当該コーナーパッド31は、この外板から沈み込んだ部分が凹部27を形成する。
当該コーナーパッド31は、図6に示すように、例えば段ボールシート等から組み立てられる箱体Xの底面の4隅に内面を嵌合して用いられる。当該コーナーパッド31は、第1側面パネル1と第1底面パネル3との連接部、及び第2側面パネル2と第2底面パネル4との連接部に凹部27が形成されるので、この凹部27に梱包用紐等の固定用ベルトYを係止することができる。その結果、当該コーナーパッド31は、固定用ベルトYによって箱体Xと一体的に巻回固定されることで、箱体Xへの嵌合状態を安定的に保持することができると共に、箱体Xに加えられる衝撃等からこの箱体Xに収容される物品を的確に保護することができる。
当該コーナーパッド用シートは、一対の凹部形成部14a,14bが、第1側面パネル1と第1底面パネル3との境界線、及び第2側面パネル2と第2底面パネル4との境界線と垂直に、かつこれらの境界線を跨いで延びる各一対の切断線21a,21bと、第1側面パネル1、第2側面パネル2、第1底面パネル3及び第2底面パネル4に形成され、各一対の切断線21a,21bを接続する4つの折り曲げ容易線22a,22bとを有することで、比較的容易に凹部27を形成することができると共に、この凹部27に固定用ベルトYを容易に係止することができる。
切断線21a,21bの長さLに対するこの切断線21a,21bに接続される一対の折り曲げ容易線22a,22b間の間隔D1の比(D1/L)の下限としては、0.50が好ましく、0.55がより好ましい。一方、上記比(D1/L)の上限としては、0.70が好ましく、0.65がより好ましい。上記比(D1/L)が上記下限に満たないと、上記折り曲げ領域の全体面積に対する凹部27の割合が不十分となり、固定用ベルトYの係止作用を十分に奏し難くなるおそれがある。逆に、上記比(D1/L)が上記上限を超えると、一対の切断線21a,21bの一対の折り曲げ容易線22a,22bよりも上下方向外側に突出する部分の長さが不十分となり、凹部27を形成し難くなるおそれがある。また、上記比(D1/L)が上記上限を超えると、凹部27を形成するために、上記折り曲げ領域の一対の折り曲げ容易線22bの上下方向外側の部分を外側に大きく隆起させる必要が生じ、凹部27の形状が不安定になるおそれがある。例えば、当該コーナーパッド31は、床面に当接した状態で使用されるため、一対の折り曲げ容易線22bの上下方向外側の部分が外側に隆起しすぎるとこの隆起部分が床面から応力を受けることで凹部27の形状が変形するおそれがある。
一対の折り曲げ容易線22a,22b間の間隔D1の下限としては、1.0cmが好ましく、1.2cmがより好ましい。一方、上記間隔D1の上限としては、2.0cmが好ましく、1.8cmがより好ましい。上記間隔D1が上記下限より小さいと、十分なサイズの凹部27を形成することができないおそれがある。逆に、上記間隔D1が上記上限を超えると、凹部27を形成し難くなるおそれや、凹部27の形状が不安定になるおそれがある。
一対の切断線21a,21b間の間隔D2の下限としては、2cmが好ましく、4cmがより好ましい。一方、上記間隔D2の上限としては、8cmが好ましく、6cmがより好ましい。上記間隔D2が上記下限より小さいと、固定用ベルトYを係止し難くなるおそれがある。逆に、上記間隔D2が上記上限を超えると、凹部27の左右方向長さが不要に大きくなり、固定用ベルトYが凹部27内で揺動しやすくなるおそれがある。
<利点>
当該コーナーパッド用シートは、組立状態で、第1底面パネル3、第2底面パネル4及び第3底面パネル部8が重ねられることで底板が形成され、第1側面パネル1及び第3側面パネル部10が重ねられることで一方の側板が形成され、第2側面パネル2及び第4側面パネル部12が重ねられることで他方の側板が形成される。これにより、当該コーナーパッド用シートは、比較的高い緩衝性が求められる底板を3つの底面パネル3,4,8によって形成すると共に、通常底板と同等までの緩衝性は要求されない一対の側板をそれぞれ2つの側面パネル1,2,10,12によって形成することで、緩衝性が不十分となることを抑制しつつ、比較的容易に組み立てることができる。また、当該コーナーパッド用シートは、第1側面パネル1と第1底面パネル3との連接部、及び第2側面パネル2と第2底面パネル4との連接部に、組立時に凹部27を形成する一対の凹部形成部14a,14bを有するので、箱体Xの底面の隅部に嵌合して用いることができる。つまり、例えば当該コーナーパッド用シートから組み立てられるコーナーパッド31を箱体Xの底面の4隅に嵌合させ、隣接するコーナーパッド31の凹部27間に固定用ベルトYを架け渡して巻回固定することで、これらのコーナーパッド31を箱体Xに容易かつ確実に固定することができる。これにより、箱体Xの運搬時等にこの箱体Xからコーナーパッド31が脱落することを防止することができる。そのため、当該コーナーパッド用シートから組み立てられるコーナーパッド31は、箱体Xの内部に配置することを要しないので、箱体X内における物品の収容空間を十分に確保することができる。
[その他の実施形態]
なお、本考案に係るコーナーパッド用シートは、上記態様の他、種々の変更、改良を施した態様で実施することができる。例えば、上記側面パネルの形状は、上記実施形態の形状に限定されるものではなく、例えば三角形状等であってもよい。
上記凹部形成部の具体的形状は、コーナーパッドの側板と底板との連接部の外面側に凹部を形成できる限り特に限定されるものではない。上記凹部形成部は、例えば全体として矩形状に設けられ、組立時に破断可能な破断容易線であってもよい。
上記第1接続部と上記第2底面パネル及び第3底面パネル部との境界線、上記第2接続部と上記第1側面パネル及び第3側面パネル部との境界線、並びに上記第3接続部と上記第2側面パネル及び第4側面パネル部との境界線には、上記リード罫線以外の折り曲げ容易線が形成されていてもよい。
以上のように、本考案のコーナーパッド用シートは、比較的容易に組み立てることができると共に、箱体内における物品の収容空間を十分に確保することができるので、段ボールシート等を組み立ててなる箱体に収容される物品の保護に適している。
1 第1側面パネル
1a 斜辺
2 第2側面パネル
2a 斜辺
3 第1底面パネル
3a 切欠き
4 第2底面パネル
5 第1折返しパネル
6 第2折返しパネル
7 第3折返しパネル
8 第3底面パネル部
8a 切欠き
9 第1接続部
10 第3側面パネル部
10a 切欠き
11 第2接続部
12 第4側面パネル部
12a 切欠き
13 第3接続部
14a,14b 凹部形成部
21a,21b 切断線
22a,22b 折り曲げ容易線
25a,25b,25c リード罫線
27 凹部
31 コーナーパッド
X 箱体
Y 固定用ベルト

Claims (5)

  1. 左右方向に連接される第1側面パネル及び第2側面パネルと、
    上記第1側面パネルの下端縁から延出し、上記第2側面パネルと反対側に斜辺を有する概略直角二等辺三角形状の第1底面パネルと、
    上記第2側面パネルの下端縁から延出し、上記第1側面パネルと反対側に斜辺を有し、組立時に上記第1底面パネルの下側に重ねられる概略直角二等辺三角形状の第2底面パネルと、
    上記第2底面パネルの斜辺に連接され、組立時に上記第1底面パネルの上側に折り重ねられる概略直角二等辺三角形状の第3底面パネル部、及び上記第3底面パネル部と第2底面パネルとを接続する第1接続部を有する第1折返しパネルと、
    上記第1側面パネルに連接され、組立時に上記第1側面パネルの内面に折り重ねられる第3側面パネル部、及び上記第3側面パネル部と第1側面パネルとを接続する第2接続部を有する第2折返しパネルと、
    上記第2側面パネルに連接され、組立時に上記第2側面パネルの内面に折り重ねられる第4側面パネル部、及び上記第4側面パネル部と第2側面パネルとを接続する第3接続部を有する第3折返しパネルと
    を備え、
    上記第1側面パネルと第1底面パネルとの連接部、及び上記第2側面パネルと第2底面パネルとの連接部に、組立時に凹部を形成する一対の凹部形成部を有するコーナーパッド用シート。
  2. 上記一対の凹部形成部が、上記第1側面パネルと第1底面パネルとの境界線、及び上記第2側面パネルと第2底面パネルとの境界線と垂直に、かつこれらの境界線を跨いで延びる各一対の切断線と、上記第1側面パネル、第2側面パネル、第1底面パネル及び第2底面パネルに形成され、上記各一対の切断線を接続する4つの折り曲げ容易線とを有する請求項1に記載のコーナーパッド用シート。
  3. 上記切断線の長さに対するこの切断線に接続される一対の折り曲げ容易線間の間隔の比が、0.50以上0.70以下である請求項2に記載のコーナーパッド用シート。
  4. 上記一対の折り曲げ容易線間の間隔が1.0cm以上2.0cm以下である請求項3に記載のコーナーパッド用シート。
  5. 上記第1接続部と上記第2底面パネル及び第3底面パネル部との境界線、上記第2接続部と上記第1側面パネル及び第3側面パネル部との境界線、並びに上記第3接続部と上記第2側面パネル及び第4側面パネル部との境界線に、切断線及び罫線を交互に配置したリード罫線が形成されている請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のコーナーパッド用シート。
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