JP2009040436A - パレット - Google Patents

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Abstract

【課題】使用していないときの保管スペースを小さくすることが可能なパレットを提供する。
【解決手段】パレット1は、略平行に配列された複数の桟25〜27と、この桟25〜27の上下に桟25〜27の配列方向と直交する方向にて設けられた複数の載置板11〜15および下面板31〜33と、を有している。桟25〜27と、下面板31〜33および載置板11〜15とが平面視で重なる領域の略中央には、図示しない貫通孔が設けられ、各貫通孔に挿設された軸体9aと、各軸体9aの載置板11〜15側および下面板31〜33側の突出部分に、載置板11〜15または下面板31〜33をそれぞれ締めつけないように軸体9aを止める止め具9bと、からなる接合部材9がそれぞれ設けられている。これにより、載置板11〜15および下面板31〜33は、それぞれ桟25〜27に対して接合部材9を軸として回動可能に結合されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、フォークリフト用のパレットに関し、特には使用していないときの保管スペースを小さくすることが可能なパレットに関する。
一般に、貨物等の運搬や格納用の荷台として木製などのパレットが広く普及しており、パレット上に載置した貨物等を、フォークリフトによってパレットごと運搬し、倉庫内などに格納するといった荷役作業が日常的に行われている。このようなフォークリフト用のパレットが、例えば特許文献1に示されている。
図4は、特許文献1に示されたパレット100の概略構成を説明する斜視図である。図4において、パレット100は、間隔を設けて複数併置された複数の下面板71,72,73と、下面板71,72,73と直交する方向の両側端および中央に互いに平行に固定された複数の桟(パレット用スペーサ)81,82,83とを有している。その桟81,82,83上には、桟81,82,83の配列方向と直交する方向に互いに平行に架け渡されて固定された複数の載置板(上面板)51〜55を有し、略扁平箱状に成形されたパレット100が形成されている。桟81,82,83は、フォークリフトのフォーク部分の厚さよりも嵩高になっていて、この桟81,82間および桟82,83間の空隙T3,T4にフォークリフトのフォーク部分を挿入して、複数の載置板51〜55により構成された載置部上に載置する貨物等の積載物を運搬できるようになっている。
なお、下面板71〜73と桟81〜83および載置板51〜55のそれぞれは、木材や樹脂材料あるいは段ボール材などからなり、それぞれの交錯部分が、図示しない釘やネジ、あるいはボルトナットなどの固定用部材により結合されて固定されている。
実用新案登録第3114820号公報
しかしながら、上記構成のパレット100では、使用していないときにそのままの大きさで保管・収容することになるため、運搬・格納作業に多数取り扱われるパレット100の保管場所のスペースを多く必要とするという課題があった。
本発明は、上述の課題を解決するためになされたものであり、以下の形態または適用例として実現することが可能である。
〔適用例1〕本適用例にかかるパレットは、フォークリフトのフォーク部を挿入可能な空隙を形成する厚みを有し間隔を設けて略平行に配列された複数の桟と、前記複数の桟上に、該桟の配列方向と直交する方向に、隙間を設けて互いに平行に設けられ積載物を載置する載置部を形成する複数の載置板と、を少なくとも有し、前記桟と前記載置板とが、互いの結合部分を貫通させて設けられた孔に軸体からなる結合部材を嵌通させることにより、前記結合部材の軸体を軸として回動可能な状態に結合されていることを特徴とする。
この構成によれば、複数の桟および載置板が、軸体を有する接合部材により軸体を軸として互いに回動可能な状態に結合されているので、使用状態において略扁平箱状のパレットを、平面視で略平行四辺形状に小さくたたむことが可能になる。これにより、不使用時のパレットを収容しておく保管場所のスペースが小さくて済むという効果を奏する。
〔適用例2〕上記適用例にかかるパレットにおいて、前記桟が、桟板と、該桟板の少なくとも両側端部に結合され前記空隙を形成するための複数のスペーサ部材と、からなることを特徴とする。
この構成によれば、一体構造の桟よりも軽量化されるので、パレットの軽量化が図れるとともに、材料コストを低減することができる。また、スペーサ部材間に形成される空隙にフォークリフトのフォークを挿入してパレットを運搬することも可能であり、例えば、フォークリフトによりパレットを壁際に置く際に、任意の向きにパレットを置くことなどが可能になる。
〔適用例3〕上記適用例にかかるパレットにおいて、前記桟が、二つの前記桟板で前記スペーサ部材を挟んだ構造で形成されていることを特徴とする。
この構成によれば、桟板とスペーサ部材とによる軽量化が図られた桟の構成において、複数のスペーサ部材の上下のいずれか一方に桟板を設ける構成の桟に比して、桟の強度が増すので、パレット全体の強度が向上する。これにより、重量の大きな貨物でも安定して搬送することができ、小さくたたむことが可能なパレットを提供することができる。
〔適用例4〕上記適用例にかかるパレットにおいて、前記桟と前記載置板とを固定する固定手段を備えていることを特徴とする。
この構成によれば、小さくたたむことが可能なパレットの使用状態において、複数の桟および載置板により平面視で略方形状に形成されたパレットの形状が、固定手段により固定することによって保持されるので、安定した貨物の運搬などを行うことができる。
以下、図面を参照しながらパレットの一実施形態について説明する。
図1は、パレットの一実施形態を説明する図であり、図1(a)は斜視図、同図(b)は、図1(a)の図中矢印の方向からみた側面図である。
図1(a)において、本実施形態のパレット1は、間隔を設けて略平行に複数が併置された下面板31〜33を有している。この下面板31〜33と直交する方向の両側端および中央には、下側桟板35〜37と、下側桟板35〜37それぞれの両側端および中央に固定された三対のスペーサ部材としてのスペーサブロック41〜43,44〜46,47〜49と、各スペーサブロック41〜43,44〜46,47〜49の各対それぞれの上に下側桟板35,36,37と平面視で重なる位置に固定された上側桟板21,22,23と、により構成される複数の桟25,26,27が備えられている。さらに、複数の桟25〜27と直交する方向の両側端および中央には、間隔を設けて複数併置された載置板11〜15が備えられている。
方形板状の複数の下面板31〜33は、所定の間隔を設けて、本実施形態では三つ併置されている。併置された下面板31〜33の長手方向の長さは、平面視で略方形状のパレット1の長辺方向の大きさと等しく、これと直交する方向である下側桟板35〜37の長手方向の長さが、パレット1の短辺方向の長さと等しくなっている。
併置された複数の下面板31〜33と直交する方向の一方の側端には、方形板状の下側桟板35と、下側桟板35の両側端に固定された方形柱状のスペーサブロック41,43および下側桟板35の略中央に固定されたスペーサブロック42と、下側桟板35と同一形状を有しスペーサブロック41〜43上に下側桟板35と平面視で重なる位置に配置されて固定された上側桟板21と、からなる桟25が備えられている。
同様に、併置された下面板31〜33と直交する方向の他方の側端には、方形板状の下側桟板37と、下側桟板37の両側端に固定された方形柱状のスペーサブロック47,49および下側桟板37の略中央に固定されたスペーサブロック48と、下側桟板37と同一形状を有しスペーサブロック47〜49上に下側桟板37と平面視で重なる位置に配置されて固定された上側桟板23と、からなる桟27が備えられている。
同様に、併置された下面板31〜33と直交する方向の中央には、方形板状の下側桟板36と、下側桟板36の両側端に固定された方形柱状のスペーサブロック44,46および下側桟板36の略中央に固定されたスペーサブロック45と、下側桟板36と同一形状を有しスペーサブロック44〜46上に下側桟板36と平面視で重なる位置に配置されて固定された上側桟板22と、からなる桟26が備えられている。
複数の桟25,26,27と直交する方向の両側端および中央部分には、方形板状の複数の載置板11〜15が略平行に併置されて備えられている。本実施形態では、複数の桟25〜27と直交する方向の一方の側端に載置板11が配置され、この載置板11から桟25〜27と直交する方向の中央側に向かって所定の間隔を設けて載置板12,13,14が配置され、桟25,26,27と直交する方向の他方の側端に載置板15が配置されている。
図1(b)に示すように、桟25の一端側のスペーサブロック41を挟んだ上下に固定された上側桟板21および下側桟板35と、下面板31および載置板11とが平面視で重なる領域(接合部分)の略中央には、図示しない貫通孔が設けられている。その貫通孔には、載置板11と下面板31にそれぞれ両端部を突出させた状態で挿設された軸体9aと、軸体9aの載置板11側および下面板31側の各突出部分を載置板11または下面板31をそれぞれ締めつけないようにして軸体9aを止める止め具9bと、からなる接合部材9が備えられている。これにより、載置板11および下面板31は、桟25に対して接合部材9の軸体9aを軸として回動可能に結合されている。
同様に、桟25の中央部のスペーサブロック42を挟んだ上下に固定された上側桟板21および下側桟板35と、下面板32および載置板13とが平面視で重なる領域の略中央には、図示しない貫通孔が設けられている。貫通孔には、載置板13と下面板32のそれぞれに両端部を突出させるように挿設された軸体と、軸体の載置板13側および下面板32側の各突出部分を載置板13または下面板32をそれぞれ締めつけないようにして止める止め具とからなる接合部材9が備えられている。これにより、載置板13および下面板32は、桟25に対して接合部材9を軸として回動可能に結合されている。
同様に、桟25の他端側のスペーサブロック43を挟んだ上下に固定された上側桟板21および下側桟板35と、下面板33および載置板15とが平面視で重なる領域の略中央には、図示しない貫通孔が設けられている。貫通孔には、載置板15と下面板33のそれぞれに両端部を突出させるように挿設された軸体と、軸体の載置板15側および下面板33側の各突出部分を載置板11または下面板31をそれぞれ締めつけないようにして止める止め具とからなる接合部材9が備えられている。これにより、載置板15および下面板33は、桟25に対して接合部材9を軸として回動可能に結合されている。
また、桟25の上側桟板21上の、載置板11および載置板13の間に配設された載置板12には、上側桟板21と重なる位置の略中央に、載置板12と上側桟板21とを貫通する図示しない貫通孔が設けられている。その貫通孔には、載置板12と上側桟板21のそれぞれに両端部を突出させるように挿設された軸体19aと、軸体19aの載置板12側および上側桟板21側の各突出部分を載置板12または上側桟板21をそれぞれ締めつけないように止める止め具19bとからなる接合部材19が備えられている。これにより、載置板12は、桟25に対して接合部材19の軸体19aを軸として回動可能に結合されている。
同様に、桟25の上側桟板21上の、載置板13および載置板15の間に配設された載置板14には、上側桟板21と重なる位置に、載置板14と上側桟板21とを貫通する図示しない貫通孔が設けられている。その貫通孔には、載置板14と上側桟板21のそれぞれに両端部を突出させるように挿設された軸体と、軸体の載置板14側および上側桟板21側の各突出部分に載置板14または上側桟板21をそれぞれ締めつけないように止める止め具とからなる接合部材19が備えられている。これにより、載置板14は、桟25に対して接合部材19の軸体を軸として回動可能に結合されている。
以上述べた、桟25と載置板11〜15および下面板31〜33との結合方法と同一な方法が、桟26および桟27の各結合部分にも用いられている。
すなわち、図1(a)において、桟26の両側端および中央に固定されたスペーサブロック44,45,46を挟んだ上下に配置された上側桟板22および下側桟板36と、下面板31,32,33および載置板11,13,15との平面視で重なる領域の略中央には、貫通孔がそれぞれ設けられている。そして、各貫通孔には、載置板11,13,15と下面板31,32,33とのそれぞれに両端部を突出させるように軸体が挿設されていて、各軸体の突出部分には、載置板11,13,15または下面板31,32,33を締めつけないように止める止め具がそれぞれ設けられている。
また、桟26の上側桟板22上の、載置板11と載置板13との間および載置板13と載置板15との間にそれぞれ配設された載置板12,14には、上側桟板22と重なる領域の略中央に、載置板12,14と上側桟板22とを貫通する貫通孔がそれぞれ設けられている。そして、各貫通孔には、載置板12,14と上側桟板22のそれぞれに両端部を突出させるように軸体が挿設されていて、軸体の載置板12,14側および上側桟板22側の各突出部分には、載置板12,14または上側桟板22をそれぞれ締めつけないように止める止め具が設けられている。
同様に、桟27の両側端および中央に固定されたスペーサブロック47,48,49を挟んだ上下に配置された上側桟板23および下側桟板37と、下面板31〜33および載置板11,13,15との平面視で重なる領域の略中央には、貫通孔がそれぞれ設けられている。そして、各貫通孔には、載置板11,13,15と下面板31,32,33とのそれぞれに両端部を突出させるように軸体が挿設されていて、軸体の各突出部分には、載置板11,13,15または下面板31,32,33を締めつけないように止める止め具がそれぞれ設けられている。
また、桟27の上側桟板23上の、載置板11と載置板13との間および載置板13と載置板15との間にそれぞれ配設された載置板12,14には、上側桟板23と平面視で重なる領域の略中央に、載置板12,14と上側桟板23とを貫通する貫通孔がそれぞれ設けられている。そして、各貫通孔には、載置板12,14と上側桟板23のそれぞれに両端部を突出させるように軸体が挿設されていて、軸体の載置板12,14側および上側桟板23側の各突出部分には、載置板12,14または上側桟板23をそれぞれ締めつけないように止める止め具が設けられている。
以上、説明した桟25〜27と、桟25〜27の上下に設けられた載置板11〜15および下面板31〜33とを、回動可能に接合する各接合部材9,19は、パレット1の平面視においてマトリクス状に配置されている。これにより、パレット1は、使用状態である平面視で略方形状の形状から、複数の接合部材9,19の軸体9aまたは軸体19aを軸として各部が同時に回動することにより、平面視で略平行四辺形状に形状を変化させることが可能となっている。
パレット1は、桟25の上側桟板21上の載置板11,12間と、平面視でこの対角に位置する桟27の上側桟板23上の載置板14,15間とに、固定手段としての二つの固定部29a,29bを備えている。本実施形態では、板ばねを用いた固定機構による固定手段を説明する。
図1(b)に示すように、桟25の上側桟板21上の載置板11,12間には、載置板12の載置板11側の側端部直下から載置板11下側にかけて、所定の深さを有する凹部21aが形成されている。その凹部21aの凹底部分には、略中央部が最頂部となり両端部側に向かって傾斜し、さらに両端部に向かって水平部分が形成されるように折り曲げられて形成された板ばねからなる固定部29aが設けられている。固定部29aの最頂部の高さは、上側桟板21の上面から若干上に出る高さに形成されている。
固定部29aの両端の平坦部分のうち一端側は凹部21aの凹底部分に固定され、他端側は可動な状態で凹部21aの凹底部分に配置されている。本実施形態では、凹部21aの凹底部分の載置板12側端部直下の端部に固定部29aの平坦部分の一端側が固定され、他端側が載置板11下方の凹部21aの凹底部分に可動な状態で配置されている。
また、固定部29aの最頂部から載置板11側に向かって傾斜している部分は、載置板11の側面の一部に接触されていて、載置板11が固定部29aにより固定されている。
同様に、図1(a)に示すように平面視でパレット1の固定部29aと対角方向の桟27上に設けられた固定部29bは、略中央部が最頂部となり両端部側に向かって傾斜し、さらに両端部に向かって水平部分が形成されるように折り曲げられて形成されている。固定部29bは、桟27の上側桟板23上の載置板14,15間に形成された凹部(図示せず)の凹底部分に、両端の平坦部分のうち一端側が固定され、他端側が可動な状態で配置されている。本実施形態では、凹部の凹底部分の載置板14側端部直下の端部に固定部29bの平坦部分の一端側が固定され、他端側が載置板15下方の凹部21aの凹底部分に可動な状態で配置されている。固定部29bの最頂部から載置板15側に向かって傾斜している部分は、載置板15の側面の一部に接触されていて、載置板15が固定部29bにより固定されている。
以上説明したように、複数の下面板31〜33、桟25〜27、載置板11〜15が、この順に互いに直交する方向に積み上げられて略扁平箱状に成形されたパレット1には、桟25,26間および桟26,27間にそれぞれ空隙T1,T2が形成されている。桟25〜27は、フォークリフトのフォーク部分の厚さよりも嵩高になっていて、この桟25,26間および桟26,27間に空隙T1,T2にフォークリフトのフォーク部分を挿入して、複数の載置板11〜15により形成される載置部上に積載した貨物等を運搬できるようになっている。
なお、以上説明したパレット1の、下面板31〜33、桟25〜27を構成する各部位、および載置板11〜15それぞれの材料としては、通常用いられる木材の他、樹脂材料あるいは金属材料などを用いることができる。
次に、パレット1の未使用時に保管する場合などに、パレット1の形状を小さく変更する動作について図面を用いて説明する。
図2は、パレット1を小さくたたんだ状態を説明する斜視図である。
図1(a)に示す使用状態のパレット1は、未使用時に保管する場合などには小さくたたむことが可能である。例えば、パレット1の載置板11の外側側面を基準として固定した状態で、反対側の載置板15側にスペーサブロック49の方向の力を加える。すると、桟25,26,27に対して下面板31〜33および載置板11〜15のそれぞれが、上記した接合部材9,19により回動可能に結合されていることにより、各結合部分の上記軸体9a,19aを軸として力の加えられた方向に回動してパレット1が変形を始める。変形が開始されたパレット1においては、載置板11,15が、それぞれに対応する固定部29a,29bに水平方向の押圧を加える。その押圧する力が各固定部29a,29bの有するばね力(弾性力)を越えると、各固定部29a,29bはその最頂部を下げる方向に変形を始め、これに伴って載置板11,15の桟25,27に対する回動が進んで、やがて固定部29a,29bの最頂部が載置板11,15の下部に入り込み、固定部29a,29bによる載置板11,15の固定が外れる。そして、パレット1の変形をさらに進めていくと、図2に示すように、パレット1は平面視で略平行四辺形状に小さくたたまれる。
次に、上記実施形態の効果を述べる。
上記実施形態のパレット1は、略平行に配列された複数の桟25〜27と、この桟25〜27の配列方向と直交する方向にて桟25〜27の上下に架け渡されて設けられた複数の載置板11〜15および下面板31〜33とが、互いの結合部分を貫通させて設けられた孔に結合部材を嵌通させることにより、結合部材を軸として回動可能な状態に結合されている。
この構成によれば、複数の桟25〜27と載置板11〜15とが、接合部材9,19の軸体9a,19aを軸として互いに回動可能な状態に結合されているので、使用状態において略方形状の載置部を形成するパレット1を、平面視で略平行四辺形状に小さくたたむことが可能になる。これにより、不使用時のパレット1を収容しておく保管場所のスペースの省スペース化を図ることができる。
また、上記実施形態のパレット1の複数の桟25,26,27は、各上側桟板21,22,23および各下側桟板35,36,37それぞれの両側端部および略中央に各スペーサブロック41〜43,44〜46,47〜49を挟むように固定することにより構成した。
これにより、一体型構造の桟よりも軽量化されるので、パレット1の軽量化が図れるとともに、材料コストを軽減することができる。
また、各桟25,26,27が、スペーサブロック41〜43,44〜46,47〜49を挟んだ上下に上側桟板21〜23と下側桟板35〜37とを設けて形成されている。これにより、スペーサブロック41〜43,44〜46,47〜49を挟んだ上下のうちいずれか一方に桟板を設ける構造に比して桟25〜27それぞれの強度が上がるので、パレット1の強度が向上するという効果を奏する。
さらに、桟25,26間および桟26,27間にそれぞれ空隙T1,T2が形成されるとともに、桟25〜27と直交する方向にも空隙が形成される。即ち、各桟25,26,27のスペーサブロック41,44,47とスペーサブロック42,45,48との間、およびスペーサブロック42,45,48とスペーサブロック43,46,49との間にも空隙が形成される。これにより、桟25〜27間に形成された空隙T1,T2と、それに直交する方向に形成される上記空隙との双方向から、フォークリフトのフォークを挿入してパレット1に積載された貨物等を搬送することが可能になる。
また、上記実施形態のパレット1は、桟25〜27と載置板11〜15と下面板31〜33とにより、パレット1の使用状態である略方形枠状の載置部が形成された状態で固定させる固定部29a,29bを備えている。
これにより、パレット1の使用状態において、パレット1載置部の形状が固定されて保持できるので、安定した貨物の運搬などを行うことができる。
本実施形態は上記に限定されるものではなく、以下の変形例としても実施することができる。
(変形例)
例えば、上記実施形態では、折りたたみ可能なパレット1を使用状態に広げた状態で固定する固定手段として、桟25,27に取り付けた板バネによる固定部29a,29bを用いる構成としたが、これに限らない。例えば、上側桟板21,23に、通常は載置板11〜15のいずれかの一部を固定するように突出し、所定の圧力によって上側桟板21,23内に圧入される固定用ボールを設ける所謂ボール固定機構による固定部を用いるなど、他の固定機構をパレット1の固定手段とする構成としてもよい。
また、固定手段はパレット1本体に固定機構を設ける方法に限らず、パレット1とは別体の脱着可能な固定用部材を固定手段として用いる構成としてもよい。
図3は、パレットとは別体の固定用部材を用いた固定手段を有するパレット50を説明する斜視図である。なお、本変形例は、パレットと別体の固定用部材を固定手段として用いることを特徴としており、他の構成は前述した実施形態と同じであるため、共通部には同一符号を付して説明を省略する。
図3に示すパレット50は、間隔を設けて複数併置された下面板31,32,33を有し、下面板31,32,33と直交する方向の両側端および中央には、桟25,26,27が設けられている。桟25,26,27のそれぞれは、下面板31,32,33上に設けられた下側桟板35,36,37と、下側桟板35,36,37上の両側端および中央に固定されたスペーサブロック41〜43,44〜46,47〜49と、スペーサブロック41〜43,44〜46,47〜49上に固定された上側桟板21,22,23により構成されている。そして、複数の桟25,26,27と直交する方向の両側端および中央部分には、間隔を設けて複数併置された載置板11〜15が設けられている。
桟25,26,27それぞれの上下に配置された下面板31,32,33および載置板11,13,15の、平面視でスペーサブロック41〜43,44〜46,47〜49と重なる位置の略中央には図示しない貫通孔が設けられている。その貫通孔には、各載置板11,13,15および下面板31,32,33のそれぞれに両端部を突出させるように挿設された軸体と、各軸体の載置板11,13,15側および下面板31,32,33側の各突出部分に、載置板11,13,15または下面板31,32,33をそれぞれ締めつけないように軸体を止める止め具と、からなる接合部材9がそれぞれ設けられている。これにより、載置板11,13,15および下面板31,32,33は、それぞれ桟25〜27に対して接合部材9を軸として回動可能に結合されている。
上側桟板21の載置板11と載置板12との間、およびその対角方向である上側桟板23の載置板14と載置板15との間には、固定手段としての固定部材39a,39bが嵌合されて設けられている。固定部材39a,39bは、上側桟板21の載置板11,12間または上側桟板23の載置板14,15間に嵌め込み可能な幅を有し、且つ上側桟板21,23の厚みに対して嵌め込み可能な凹部を有する断面凹形状を有している。図3においては、上側桟板23側の固定部材39bを図中矢印方向に嵌め込む前の状態、および、上側桟板21側の固定部材39aを嵌め込んでパレット1を使用状態の形状に固定した状態を図示している。
以上、説明した構成のパレット50によれば、パレット50を平面視で略方形枠状の使用状態に開いた状態で固定部材39a,39bを嵌め込むことにより、桟25または桟27に対して回動可能に接合された載置板11または載置板15が固定される。これにより、パレット1が使用状態の形状に保持され、安定した貨物の運搬などを行うことができる。
なお、固定部材39a,39bの形状は、パレット1を使用状態にして固定できるものであればよく、例えば、図3において上側桟板21,23および下側桟板35,37を両方とも挟み込む形状としてもよい。
以上、発明者によってなされた本発明の実施の形態について具体的に説明したが、本発明は上記した実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の変更を加えることが可能である。
例えば、上記実施形態では、パレット1の桟25,26,27は、スペーサブロック41〜43,44〜46,47〜49の各対を挟んだ上下に上側桟板21,22,23と下側桟板35,36,37を設けた構成とした。これに限らず、パレットに積載する貨物の重量などを支える強度が得られれば、下側桟板35,36,37を省いて桟25,26,27を構成してもよい。また、桟25,26,27の各々を一つの角材で構成してもよい。
また、上記実施形態のパレット1に設けられた下面板31,32,33は、パレット1の構造における補強材となるものであり、運搬する貨物等の重量に耐え得る強度が得られる場合は、下面板31,32,33が無い構成としてもよい。
(a)は、パレットの一実施形態を説明する斜視図、(b)は、(a)の図中矢印方向からみた側面図。 本実施形態のパレットを小さくたたんだ状態を説明する斜視図。 パレットの変形例を説明する斜視図。 パレットの従来例を説明する斜視図。
符号の説明
1,50…パレット、9,19…接合部材、11〜15,51〜55…載置板、21〜23…桟を構成する上側桟板、25〜27,81〜83…桟、29a,29b…固定手段としての固定部、31〜33,71〜73…下面板、35〜37…桟を構成する下側桟板、39a,39b…固定手段としての固定部材、41〜49…桟を構成するスペーサブロック、T1〜T4…空隙。

Claims (4)

  1. フォークリフトのフォーク部を挿入可能な空隙を形成する厚みを有し間隔を設けて略平行に配列された複数の桟と、
    前記複数の桟上に、該桟の配列方向と直交する方向に、隙間を設けて互いに平行に設けられ積載物を載置する載置部を形成する複数の載置板と、を少なくとも有し、
    前記桟と前記載置板とが、互いの結合部分を貫通させて設けられた孔に軸体からなる結合部材を嵌通させることにより、前記結合部材の軸体を軸として回動可能な状態に結合されていることを特徴とするパレット。
  2. 請求項1に記載のパレットであって、
    前記桟が、桟板と、該桟板の少なくとも両側端部に結合され前記空隙を形成するための複数のスペーサ部材と、からなることを特徴とするパレット。
  3. 請求項1または2に記載のパレットであって、
    前記桟が、二つの前記桟板で前記スペーサ部材を挟んだ構造で形成されていることを特徴とするパレット。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項に記載のパレットであって、
    前記桟と前記載置板とを固定する固定手段を備えていることを特徴とするパレット。
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