JP2005320043A - 段ボール桁材及びその桁材を用いた紙製パレット - Google Patents

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Kohei Nishida
耕平 西田
Tatsuhiko Takagi
龍彦 高木
Sumio Akai
純男 赤井
Hiroaki Kimura
博昭 木村
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Abstract

【課題】比較的軽量な対象物を取り扱う場合の経済性に優れた紙製パレットを安価に提供する。
【解決手段】桁材の強度を担う補強部位およびデッキボードとの接着性を確保する面材を一体型にし、補強部位はもっとも強度の出る対角線上に配置することによって最小面積の一枚の段ボールシートから製作することができ、また各補強部位同士および面材を相互に物理的に嵌合させることによって、のりを使用せずに桁材を組み上げることができ、加圧時にも各部位の初期の設置状態を維持することに繋げる。
【選択図】 図3

Description

本発明は紙製パレットに関する。
図5に示したように、一般的な紙製パレットは、紙製の上下もしくは上部のデッキボードの相互間の複数箇所に桁材が配備されたものであり、デッキボードの相互間に形成された相隣接する桁材の間の空間がフォーク挿入空間として利用される。
また、図6に示したように、一般的な紙製パレットの桁材は、主として強度を負担させることを目的とする補強部材及びデッキボードとの接着面を確保させる目的を主とする面材のツーピース以上の部品から構成されており、それらの部品の製作時間、組立て時間、及びその材料費から低コスト品とはいえないものであった。
また、この種の桁材は、ツーピース以上であるが故にもしくは部品の組立て上、部品相互間あるいは一部品組立て時にのり接着を必要としており、それが工程を増やす原因にもなっていた。
木製やプラスチック製もしくは鉄製との棲み分けにおいて、紙製パレットは比較的軽量の対象物(荷物)を取り扱うことが多い。しかしながら、従来の桁材は、構成部材が二つ以上であり、かつ(もしくは)桁材製作にあたってのり接着が必要なためにそれだけ価格が高くつき、他方、必要とされる強度以上の耐荷重を持つ桁材であることが多く、不経済性が問題になっていた。
本発明は、安価で必要十分な強度を保持する桁材が欲しいという市場ニーズから開発されたものであり、物理的に嵌合させる形状を持つワンピースで構成される本発明品は、軽量な対象物(荷物)を取り扱う場合の経済性に優れた紙製パレットを提供することを目的とする。
本発明に係る紙製パレット桁材は、強度を負担させる補強部位とデッキボードとの接着性を確保する面材部位が一体型になっており、一枚の段ボールシートから製作される、というものである。
強度を負担させる補強部位は桁材内部に垂直に設置され、桁材中央部でクロスする補強部位は、それらが初期に設置された垂直な状態を保持させるために、補強部位に切り込みを入れ、双方向の補強部位同士が嵌合することによって固定され、また面材端部が上部から差込まれることによって更に確実に固定させることができ、桁材端部に設置される補強部位は、最外側に設置される面材と桁材中央部でクロスする補強部位の間で挟み込むことによって、垂直な状態を保持させることができる。また、面材の端部に切り込みを入れ、その切り込みが桁材中央部でクロスする補強部位と嵌合することで面材と補強部位とを物理的に結合させ、補強部位の端部上部と面材上部がデッキボード外面と同一の高さに配置されており、デッキボードと桁材をのりで接着させる際に桁材補強部位及び桁材面材及びデッキボードがのりで一体化する、というものである。
補強部位は四角の桁材の対角に設置させることで、段ボールの強度を決定する大きな要因となる流れ面の周辺長をより多く確保している、というものである。
桁材の各部位同士の結合は、物理的に嵌合させることから、桁材の製作にあたっては、通常使用されるのりを使う必要がない、というものである。
本発明の効果として部品の切断、組立てに費やされる時間は、従来品の約1/3であった。また、のり及び段ボールシートの材料原価は従来品よりも約1割も安く済んだ。それらの結果として従来品の約半分のコストで本発明品が製作できることが判明した。
図3及び図4は本発明に係る桁材の組立て図、図5は本発明に係る桁材を使用した紙製パレットの完成図である。図3及び図4のように、所定の形状に切断された1枚の段ボールシートを折り曲げて所定の箇所を嵌合させるだけで、紙製パレット桁材が完成する。材料は1枚の矩形段ボールシートのみであり、この紙製パレット桁材は経済性に優れたものになっている。
図3では、桁材中央部でクロスする補強部位1の組み立て方を図示している。補強部位1の中央部に明け口が天地逆の切込みを入れており、その切り込み部分で双方向の補強部位1同士を嵌合させることによって物理的に結合させることができる。また、その補強部位1は、十分な耐圧強度を持たせるために四角形の桁材において最も長い距離を確保できる対角線上に配置されている。
図4では、桁材端部に配置されている補強部位2の組み立て方を図示している。補強部位2は桁材中央部でクロスする補強部位1と最外側に配置される面材3の間に折り重なって挟み込まれることでその位置を固定している。
図4では、面材3が折り込まれていく様子を図示している。面材3は垂直に立ち上がる面と上下面が一体となって補強部位1及び補強部位2を巻き込むことで桁材の形状が平行四辺形状に変形することを防いでいる。また、面材3の先端に切り込みを入れ、その切込みが補強部位1に嵌合させることで補強部位1の位置決めを更に確実なものにすると同時に面材3と補強部位1が物理的に結合させることができる。
図2は本発明に係る紙製パレット桁材の透視平面図である。桁材内部は図示の通り、補強部位1、補強部位2、補強部位4それぞれが物理的に結合している様子が分かり、それらが垂直に立つことによって上側デッキボードに加わる荷重を支えることができる。
図1は本発明に係る紙製パレット桁材の完成斜視図である。面材5および補強部位4が上面で高さを揃えており、それらの各部位がその上に配置されるデッキボードとのりで結合されることで、桁材内部の各補強部位と面材とデッキボードの3点がしっかりと固着される。
ただし、補強部位2は片端側に2枚重なった構造になっており、反対端側には配置されていないので、補強部位2のある面をフォークの爪が出入りする方向に向けることが望ましい。
上下のデッキボードの相互間に形成された相隣接する桁材の間の空間がフォーク挿入空間として利用されるため、デッキボード全面に桁材を配備することはできない。また、紙製パレット上の特性からデッキボードに載せる対象物(荷物)は比較的軽量であり、対象物自体が剛性を持っており、等分布にパレットに荷重が加わる状態であることが望ましい。また、使用する場所は、屋内もしくは屋根のある輸送手段(コンテナやトラック)上であることが望ましい。
本発明の活用例として、環境面の配慮から、もしくは海外輸出時の仕向先での法規制の問題から木製パレットに代わる経済的で容易に調達の出来るパレットのニーズが増している。本発明は、そのニーズに応えることのできるパレットを提供することを目的とする。廃棄が容易で、リサイクル可能な軽量で安価な紙製パレットを提供する本発明は、特にワンウェイで輸送する手段としての利用に適している。
本発明に係る紙製パレット桁材の完成斜視図である。 本発明に係る紙製パレット桁材の透視平面図である。 本発明に係る桁材の組立て図である。 本発明に係る桁材の組立て図である。 本発明に係る桁材を使用した紙製パレットの完成図である。 従来品の一例を示している。
符号の説明
1 中央部補強部位
2 長辺端部補強部位
3 面材
4 短辺端部補強部位
5 面材

Claims (5)

  1. 本発明に係る紙製パレット桁材は、強度を負担させる補強部位とデッキボードとの接着性を確保する面材部位が一体型になっており、一枚の段ボールシートから製作されることを特徴とする紙製パレット桁材。
  2. 補強部位は四角の桁材の対角に設置させることで、強度上、十分な周辺長を確保していることを特徴とする紙製パレット桁材。
  3. 対角に配置する補強部位と桁材端部に配置される補強部位と桁材最外側に配置される面材が相互に嵌合され、もしくは挟み込まれ、それぞれが垂直な状態を保持されることを特徴とする紙製パレット桁材。
  4. 桁材の各部位同士の結合は、物理的に嵌合させ、もしくは挟み込むことによって、桁材の製作にあたっては、のりを使わないことを特徴とする紙製パレット桁材。
  5. 請求項1〜4に記載した紙製パレット桁材を使用する紙製パレット。
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