JP3147961B2 - 作業車の誘導システム - Google Patents

作業車の誘導システム

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JP3147961B2
JP3147961B2 JP00536192A JP536192A JP3147961B2 JP 3147961 B2 JP3147961 B2 JP 3147961B2 JP 00536192 A JP00536192 A JP 00536192A JP 536192 A JP536192 A JP 536192A JP 3147961 B2 JP3147961 B2 JP 3147961B2
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  • Control Of Position, Course, Altitude, Or Attitude Of Moving Bodies (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、作業車の走行経路が、
母経路と、その母経路の複数の分岐点から分岐する複数
の作業経路とからなり、前記作業車を、前記母経路から
一つの作業経路に分岐させて前記作業経路の端部まで走
行させ、次に走行方向を切り換えて前記母経路に復帰走
行させ、さらに走行方向を切り換えて前記母経路に沿っ
て走行させた後、隣接する作業経路に分岐させるように
するための作業車の誘導システムに関する。
【0002】
【従来の技術】かかる作業車の誘導システムは、例え
ば、畝に沿って薬液散布等の作業を行なう農業用の作業
車を自動走行させるためのものである。この場合、一般
には畝間が作業経路に相当し、作業車が畝から畝へ移動
する際の経路が母経路に相当する。通常、作業車は作業
経路を往復走行して作業を行い、作業経路の端部で旋回
するのではなく走行方向を前進から後進へ切り換える。
旋回のスペースを確保するのが難しい場合が多く、又、
例えば薬液散布用作業車の場合、薬液供給用のホースが
邪魔になって旋回しにくいからである。
【0003】従来は、特願平2−262223号に示し
たように、作業車の左右に超音波センサを取り付け、そ
れらの検出信号に基づいて操向制御を行なうことによ
り、作業車は畝間(作業経路)を自立走行するように構
成していた。又、薬液供給用ホースの繰り出し量から作
業経路の端部を判別して走行方向を切り換えるようにし
ていた。一つの作業経路での往復走行を終了して母経路
に復帰すれば一旦停止し、次の作業経路への移動走行
は、人為操作により行っていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のような作業車の
誘導システムにあっては、以下のような改善すべき点が
あった。先ず、超音波センサによる畝間自立走行が的確
に行われるためには、畝がある程度きれいに形成されて
いる必要があり、畝が崩れていると操向制御エラーを引
き起こしやすい。又、ホースの繰り出し量による作業経
路端部の判別方法は、あまり正確ではなく、しかも、薬
液散布等、限られた用途の作業車にしか適用できないも
のであった。さらに、一つの作業経路から次の作業経路
への移動を、人為操作を介さずに自動的に行わせること
が望まれている。
【0005】本発明は、かかる実情に鑑みて為されたも
のであって、その目的は、作業車の作業経路における的
確な往復走行及び作業経路間の移動を自動的に行わせる
誘導システムを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の作業車の誘導シ
ステムは、作業車の走行経路が、母経路と、その母経路
の複数の分岐点から分岐する複数の作業経路とからな
り、前記作業車を、前記母経路から一つの作業経路に分
岐させて前記作業経路の端部まで走行させ、次に走行方
向を切り換えて前記母経路に復帰走行させ、さらに走行
方向を切り換えて前記母経路に沿って走行させて隣接す
る作業経路に分岐させるようにするためのものであっ
て、第1の特徴構成は、電線が前記走行経路に沿う部分
を有する状態に敷設され、その電線に電流を流すことに
よって発生する磁界を検出する追従センサと、その追従
センサの検出信号に基づいて前記作業車を前記電線に沿
って走行させるための操向制御を含む走行制御を実行す
る制御装置とが前記作業車に設けられ、前記分岐点では
前記母経路の電線と前記作業経路の電線とが、電流が流
れる経路を選択的に切り換える電流切換装置を介して接
続され、前記作業車が前記母経路に復帰走行するに伴っ
て前記分岐点を通過する際に前記電流切換装置を作動さ
せる切換信号を発信する切換信号発信器が、前記作業車
に設けられている点にある。
【0007】第2の特徴構成は、第1の特徴構成におい
て、前記制御装置が、前記追従センサの検出信号が所定
レベル未満である状態が第1設定時間以上続けば前記作
業車の走行方向を切り換えるように構成され、且つ、前
記電流切換装置は、前記切換信号発信器からの切換信号
によって電流経路を切り換える際に、前記第1設定時間
より長い第2設定時間だけ電流をいずれの経路にも流さ
ないように構成されている点にある。
【0008】第3の特徴構成は、第1の特徴構成におい
て、前記電線が、前記母経路及び前記複数の作業経路を
含む梯子型回路網状に敷設され、且つ、前記作業経路の
端部において、電線がT字状に接続され、前記制御装置
は、前記追従センサの検出信号が所定レベル未満である
状態が第1設定時間以上続けば前記作業車の走行方向を
切り換えるように構成されている点にある。
【0009】第4の特徴構成は、第2又は第3の特徴構
成において、前記制御装置が、前記追従センサの検出信
号が所定レベル未満になれば前記作業車を停止させ、且
つ、前記追従センサの検出信号が所定レベル未満である
状態が第1設定時間以上続けば前記作業車の走行方向を
切り換えるように構成されている点にある。
【0010】第5の特徴構成は、第4の特徴構成におい
て、前記制御装置が、前記作業車の停止状態において、
前記追従センサの検出信号が所定レベル以上である状態
が第3設定時間継続したときに前記作業車の走行駆動を
再開するように構成され、且つ、前記電流を前記第1設
定時間より短い時間遮断し前記第3設定時間より短い時
間通電する断続動作を繰り返す電流断続手段が設けられ
ている点にある。
【0011】
【作用】第1の特徴構成によれば、電線に流れる電流に
よって発生する磁界を検出する追従センサの検出信号に
基づいて、制御装置が操向制御や走行方向の切換制御等
の走行制御を行なうことにより、作業車は作業経路に敷
設された電線に沿って的確に走行する。又、作業経路の
電線と母経路の電線とを接続する電流切換装置が、電流
を流す経路として作業経路又は母経路(即ち次の作業経
路)を選択的に切り換え、その切り換えは、作業車が母
経路に復帰走行するに伴って分岐点を通過する際に切換
信号発信器から発信される切換信号によって実行され
る。これは、例えば、作業車が後進走行している間だけ
切換信号発信器が能動状態になることにより実現され
る。
【0012】作業車が作業経路の端部に到達した後の走
行方向の切換(前進から後進へ)、及び、母経路に復帰
走行して分岐点を通過した後の走行方向の切換(後進か
ら前進へ)と相まって、作業車は作業経路を往復走行し
た後、次の作業経路に自動的に誘導される。作業車の走
行方向の切り換えは、例えば、第2及び第3の特徴構成
に示すように行われる。
【0013】第2の特徴構成は、作業車が母経路に復帰
走行して分岐点を通過した後の走行方向の切り換え(後
進から前進へ)の具体構成を示すもので、これによれ
ば、電流切換装置が、電流経路を切り換える際に、第2
設定時間だけ電流をいずれの経路にも流さないので、作
業車の追従センサの検出信号が所定レベル未満である状
態が第2設定時間だけ続く。そして、制御装置は、かか
る状態が第2設定時間より短い第1設定時間以上続いた
ときに作業車の走行方向を切り換える。
【0014】第3の特徴構成は、作業車が作業経路の端
部に達したときに走行方向を切り換える(前進から後進
へ)ための具体構成を示すもので、これによれば、電線
が、母経路及び複数の作業経路を含む梯子型回路網状に
敷設され、且つ、作業経路の端部において、電線がT字
状に接続されている。従って、作業車が作業経路を進み
端部に達すると、電線を流れる電流による磁界の方向が
急激に90°変化するので、追従センサの検出信号のレ
ベルが急激に低下する。そして、所定レベル未満である
状態が第1設定時間以上続いたときに制御装置が作業車
の走行方向を切り換える。
【0015】第4の特徴構成によれば、第2又は第3の
特徴構成において、走行方向を切り換える際に、追従セ
ンサの検出信号が所定レベル未満になれば、作業車を、
先ず停止させる。そして、追従センサの検出信号が所定
レベル未満である状態が第1設定時間以上続いたときに
停止状態のままで作業車の走行方向を切り換える。従っ
て、作業経路の端部や母経路との分岐点において余計な
走行を行わないので、走行方向を切り換えるための余分
なスペースが不要であり、又、安全的確に走行方向を切
り換えることができる。
【0016】尚、走行方向を切り換えた後、すぐに作業
車を再スタートさせてもよいが、第5の特徴構成にも示
すように、追従センサの検出信号が所定レベル以上であ
る状態が第3設定時間継続したときに作業車を再スター
トさせるように構成すればより安全である。但し、第3
の特徴構成において、作業車が作業経路の端部で停止し
ている状態で、追従センサの検出信号が再び所定レベル
以上になるためには、上記走行方向の切り換えに伴っ
て、例えば追従センサの位置切換(作業車の前側から後
側へ)等を行なう必要がある。
【0017】又、第5の特徴構成によれば、電流断続手
段にて電流を、第1設定時間より短い時間遮断し、且
つ、第3設定時間より短い時間通電する断続動作を繰り
返すことにより、作業車を一時停止状態に維持すること
ができる。つまり、制御装置は、遮断時間が第1設定時
間に達しないうちに通電されるので作業車の走行方向を
切り換えず、且つ、通電時間が第3設定時間に達しない
うちに遮断されるので作業車を再スタートさせることも
ない。
【0018】
【発明の効果】従って、第1〜第3の特徴構成によれ
ば、作業車の作業経路における往復走行及び作業経路間
の移動における的確な誘導を簡単な構成で行なうことが
できるものとなった。又、第4の特徴徴構成によれば、
作業経路の端部等において十分なスペースがない場合で
あっても安全に作業車の走行方向を切り換えながら誘導
できる。さらに、第5の特徴徴構成によれば、簡単な構
成で地上側から作業車を一時停止させ、又、再スタート
させる遠隔操作を行なうことができる。
【0019】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。本実施例の誘導システムにおける誘導対象である
作業車は、主としてハウス内で作物に薬液散布を行なう
ためのものである。図5及び図6に示すように、1つの
キャスター型遊転輪である前輪1、及び左右一対の駆動
輪である後輪2、操縦ハンドル3等を備える走行機体の
前部に薬液散布用の噴霧ブーム4が立設されている。後
輪2の車軸と回転軸が重なる状態でホースリール5が設
けられ、作業車Aは、ハウス外等の適当な箇所に設置さ
れた薬液供給装置から噴霧ブーム4に至るホース7をホ
ースリール5によって巻き取り、又は繰り出しながら、
且つ、薬液供給装置からホース7を通して供給される薬
液を噴霧ブーム4に設けられた複数の噴霧ノズル4aか
ら噴射しながら畝間を自動往復走行するように構成され
ている。
【0020】作業車Aは、電磁誘導式の誘導システムに
よって畝間(以下、作業経路という)での自動往復走行
及び隣接する作業経路への移動走行を誘導される。即
ち、図1に示すように、複数の作業経路8と作業経路間
の移動走行のための母経路9を含む梯子型回路網状に電
線が敷設され、この電線に数KHzの交流電流(以下、
単に電流という)を流す誘導送信器10が設けられてい
る。
【0021】又、母経路9と作業経路8との分岐点で
は、誘導送信器10からの電流を流す経路として作業経
路8又は母経路(即ち次の作業経路)9を選択的に切り
換える電流切換装置(以下、切換器という)11,12
を介して電線が接続されている。但し、誘導送信器10
に最も近い分岐点に設けられた切換器I形11と他の分
岐点に設けられた切換器II形12とは、後述のように少
し機能が異なる。尚、図中、8,9は、夫々の作業経路
又は母経路に敷設された電線をも示すものとする。又、
電線及び切換器11,12は地面下に浅く埋設され、誘
導送信器10は、ハウス内又はハウス外の地上に設置さ
れる。
【0022】上記のように、作業車Aの走行経路が母経
路9と、その母経路9の複数の分岐点から分岐する複数
の作業経路8とからなり、作業車Aは、母経路9から一
つの作業経路8に分岐して作業経路8の端部8aまで走
行し、次に走行方向を前進から後進に切り換えて母経路
9まで復帰走行し、さらに走行方向を前進に切り換えて
母経路9に沿って走行し、次の作業経路8へと分岐する
ことになる。つまり、ホームポジション13からスター
トした作業車Aは、ホームポジション13に最も近い作
業経路8から順次隣接する作業経路8へと移動しながら
夫々の作業経路8における薬液散布作業を行ない、最も
奥の作業経路8での薬液散布作業を終了すると後進状態
のまま母経路9を通ってホームポジション13まで戻
る。
【0023】かかる作業車の誘導システムの具体構成の
うち、先ず、作業車Aを電線に沿って走行させるための
操向制御について説明する。図5及び図6に示すよう
に、作業車Aの走行機体の前後左右4箇所に、前記電線
に流れる電流によって発生する磁界を検出する電磁ピッ
クアップ14が追従センサとして備えられている。各電
磁ピックアップ14からは、電線との距離に応じて増減
する誘導電圧が検出信号として得られる。従って、左右
の電磁ピックアップ14の検出信号のレベル差から電線
に対する作業車Aの横方向のずれを知り、これに基づい
て作業車Aを電線に沿って走行させる操向制御を行なう
ことができる。具体的には、以下に説明する制御装置1
5がこの操向制御を実行する。
【0024】作業車Aに搭載された制御装置15は、図
2に示すように構成され、図の下半分が主に操向制御を
司る部分である。先ず、上記の4個の電磁ピックアップ
14からの信号が各別に前後センサ選択回路15aに入
力され、前側の一対又は後側の一対の信号が選択され
る。つまり、前進時には走行機体の前部に備えられた左
右一対の電磁ピックアップ14の検出信号が有効とさ
れ、後進時には走行機体の後部に備えられた左右一対の
電磁ピックアップ14の検出信号が有効とされる。
【0025】選択された左右一対の電磁ピックアップ1
4の検出信号は、増幅・検波・平滑されて直流電圧にさ
れた後、作動増幅回路15bにて左右のレベル差が求め
られる。この左右のレベル差は電圧比較回路15cに入
力され、三角波発振回路15dで発生された三角波と比
較されて、レベル差に応じたデューティ比のパルス信号
に変換される。このパルス信号は、出力前後選択回路1
5eで前進信号又は後進信号と論理積がとられた後、一
対のモータ駆動回路16に各別に入力される。
【0026】図5及び図6に示すように、作業車Aの走
行機体に左右一対の電動モータ(以下、走行モータとい
う)17が設けられ、夫々の走行モータ17がチェーン
とスプロケットによる伝動機構を介して左右の駆動輪
(後輪)2を各別に回転駆動する。上記一対のモータ駆
動回路16は、左右一対の走行モータ17を制御回路1
5からのパルス信号に応じて各別に正逆転駆動すると共
に、パルス信号のデューティ比に応じた回転速度で駆動
する。
【0027】従って、制御装置15は、上述のようにし
て左右の電磁ピックアップ14の検出信号のレベル差に
応じてパルス信号のデューティ比を変えるPWM制御に
より、左右の駆動輪2の回転速度に差をつけることによ
り作業車Aを操向させる。例えば、作業車Aが電線から
右にずれていることが左右の電磁ピックアップ14の検
出信号のレベル差より検出されると、左側走行モータ駆
動用のパルス信号のデューティ比が低下し、左側駆動輪
2の回転速度が低下する結果、作業車Aは左へ操向され
る。つまり、左右の電磁ピックアップ14の検出信号の
レベル差が零になる方向に操向される。このようにし
て、作業車Aは電線に沿って走行する。
【0028】次に、作業経路8の端部8aに達したとき
に走行方向を前進から後進に切り換える制御について説
明する。図2の制御装置15のブロック図において、自
動前進・後進制御回路15fが走行方向を決める信号を
生成する回路であって、前述の、前後センサ選択回路1
5aを切り換える信号、及び、出力前後選択回路15e
に与える前進信号及び後進信号を出力する。この自動前
進・後進制御回路15fは、パワーONリセット回路1
5gが働いて一時停止トグル回路15hがリセットされ
た後、スタートスイッチ(図示せず)が押されると、前
進状態に保持される。
【0029】又、3種類のCR時定数によるハードタイ
マーを有する反転・停止・走行禁止判定回路(以下、タ
イマー判定回路という)15iが設けられ、図2に示す
ように、左右の電磁ピックアップ14の検出信号が入力
されている。このタイマー判定回路15iは、左右の電
磁ピックアップ14の検出信号の和が所定レベル以上か
否かを判定し、又、3種類の設定時間との組み合わせで
以下の様な信号を出力して自動前進・後進制御回路15
fに与える。尚、左右の電磁ピックアップ14の検出信
号の和をもって判定するのは、電線に対する作業車Aの
左右方向の変位による影響を小さくするためである。
【0030】先ず、電磁ピックアップ14の検出信号の
和(以下、単に、検出信号という)が所定レベル未満に
なれば、タイマー判定回路15iから走行禁止信号が自
動前進・後進制御回路15fに与えられる。つまり、検
出信号が無くなれば、もはや作業車Aを電線に沿って走
行させることができなくなるので、検出信号が所定レベ
ル未満になったときに走行禁止信号を発するのである。
自動前進・後進制御回路15fは、この走行禁止信号に
基づいて出力前後選択回路15eに与える前進信号及び
後進信号の両方をオフにして、左右の走行モータ17を
停止し、もって作業車Aを停止させる。
【0031】検出信号が所定レベル未満である状態が第
1設定時間(例えば2秒間)続くと、タイマー判定回路
15iから反転信号が出力され自動前進・後進制御回路
15fに与えられる。すると、自動前進・後進制御回路
15fは、それまで保持されていた前進状態が後進状態
に切り換えられ保持される。但し、この保持状態は、自
動前進・後進制御回路15fの内部状態であって、実際
に出力前後選択回路15eに与える後進信号がオンにな
るのは、後述のようにして前記走行禁止信号が解除され
てからである。
【0032】図1に示すように、作業経路8の端部8a
では電線がT字状に接続されている。従って、作業車A
が作業経路8を進み端部8aに達すると、電線を流れる
電流による磁界の方向が急激に90°変化するので、選
択されている前側の一対の電磁ピックアップ14に誘導
される電圧が急激に低下する。その結果、上述したよう
に検出信号が所定レベル未満になるに伴って、制御装置
15は作業車Aを停止させ、第1設定時間経過後に作業
車Aの走行方向を切り換える(内部保持状態を前進から
後進に切り換える)。
【0033】この結果、前後センサ選択回路15aを切
り換える信号が反転し、後側の一対の電磁ピックアップ
14の信号が有効になるので、検出信号が再び所定レベ
ル以上になる。そして、第3設定時間(例えば2秒間)
経過したときにタイマー判定回路15iは前記走行禁止
信号を解除する。すると、自動前進・後進制御回路15
fから出力前後選択回路15eに与えられる後進信号が
オンになり、走行モータ17が左右の駆動輪2を後進方
向に回転駆動する。
【0034】つまり、制御装置15は、検出信号が所定
レベル以上になった後、第3設定時間経過後に作業車A
の走行駆動を再開する。尚、検出信号が所定レベル未満
の状態が第4設定時間(例えば5秒間)経過すれば自動
走行を終了し、作業車Aを完全停止させる停止信号がタ
イマー判定回路15iから発せられ自動前進・後進制御
回路15fに与えられる。これは安全装置としての機能
であり、再スタートさせるには再びスタートスイッチを
押す必要がある。
【0035】以上のようにして、作業車Aは、作業経路
8の端部8aに達するに伴ってその走行方向を切り換え
る。尚、ホームポジション13から最も離れた作業経路
8の端部8bでは、電線をT字状に接続することはでき
ないが、L字状に折り曲げた状態で敷設しているので、
他の作業経路8と同様に、作業車Aは、端部8bに達す
るに伴ってその走行方向を切り換える。
【0036】次に、作業車Aが母経路9から一つの作業
経路8に分岐する際の制御、及び、作業経路8から後進
で母経路9まで復帰走行した際に走行方向を前進に切り
換えて次の作業経路8へ向かって母経路9を前進する制
御について説明する。
【0037】先ず、母経路9と作業経路8との分岐点に
設けられた切換器I形11及び切換器II形の回路ブロッ
ク図を図3(a)及び図3(b)に示す。これらの電源
は、+IN端子から供給され、第1リレー11a,12
aを介して+OUT端子から出力される。そして、ホー
ムポジション13に最も近い切換器I形11から始まっ
て順番に+OUT端子が次の切換器II形12の+IN端
子に接続されている。第1リレー11a,12aのもう
一つの接点は母経路9のホームポジション13側の電線
(SIN端子)と反対側の電線(NEXT端子)に接続
されている。いずれの接点もA接点(ノーマルオープ
ン)である。
【0038】又、第2リレー11b,12bが設けら
れ、そのA接点が母経路9のホームポジション13側の
電線(SIN端子)と作業経路8の電線(LINE端
子)に接続されている。いずれの切換器11,12も電
源オン時には、トグル回路11c,12cがリセットさ
れることにより、第2リレー11b,12bがオンで第
1リレー11a,12aがオフになる。
【0039】そして、受信コイル11d,12dが受信
する交流信号(切換信号)を増幅・検波・平滑して得ら
れる信号が所定のレベル以上になればトグル回路11
c,12cが反転して第1リレー11a,12aがオン
に、第2リレー11b,12bがオフになる。但し、オ
ン遅延回路11e,12eの働きで第2リレー11b,
12bがオフになった後、第2設定時間経過後に第1リ
レー11a,12aがオンになる。この第2設定時間
は、前述の、作業車Aの走行方向が切り換えられる第1
設定時間(例えば2秒)より長い時間(例えば、2.5
秒)に設定されている。
【0040】上記切換信号を発信する切換信号発信器1
8が作業車Aに備えられ、図2に示すように、制御装置
15の後進ランプ点灯用出力端子に接続されている。つ
まり、作業車Aが後進時にのみ切換信号が発信されるよ
うに構成されている。従って、作業車Aが切換器11,
12を前進通過する際には切換器11,12の状態はな
んら変化しないが、後進通過する際、即ち作業車Aが作
業経路8から母経路9に復帰走行するに伴って通過する
際には、上述のように切換器11,12の状態が変化す
ることになる。
【0041】以上のような構成により、作業車Aがホー
ムポジション13を出発したときは、切換器I型11の
みが通電され、母経路9のホームポジション側の電線と
作業経路8の電線とが接続されている。従って、作業車
Aは、電線に流れる電流による磁界を検出しながら最初
の作業経路8に分岐走行する。やがて作業経路8の端部
8bに達するに伴って前述のようにして前進から後進に
切り換えて母経路9に復帰走行し、切換器I型11を後
進通過する。
【0042】すると、切換器I型11は、母経路9のホ
ームポジション側の電線と作業経路8の電線との接続
(SIN〜LINE)を遮断し、第2設定時間経過後に
母経路9のホームポジション側の電線と反対側の電線
(SIN〜NEXT)とを接続すると共に、次の切換器
II型12への電源供給ライン(+IN〜+OUT)を接
続する。このとき、次の切換器II型12は、SIN〜L
INE間を接続するので、2番目の作業経路8を通るル
ープの電線に作業車Aを誘導する電流が流れる。つま
り、1番目の作業経路8を通るループに電流が流れてい
る状態から、いずれのループにも電流が流れていない状
態(第2設定時間)を経て、2番目の作業経路8を通る
ループの電線に電流が流れている状態に移行する。
【0043】一方、作業車Aの制御装置15は、前述の
作業経路8の端部8bにおける動作と同じ動作により作
業車Aを一旦停止させた後、走行方向を切り換えて走行
を再開させる。即ち、作業車Aが切換器I型11を後進
通過したときに電線に流れる電流が遮断されるに伴い作
業車Aを停止させ、第1設定時間経過後に後進状態から
前進状態に切り換える。電流遮断から第2設定時間経過
後に切換器I型11が再び電流を通電させると、第3設
定時間経過後に制御装置15が作業車Aの走行を再開さ
せるので、作業車Aは電流が流れている電線に沿って前
進し、2番目の作業経路8に分岐していく。
【0044】上記のような制御が繰り返されることによ
り、作業車Aはホームポジション13に近い方から順に
作業経路8を往復走行し、最後の作業経路8の端部8b
で走行方向を切り換えて後進状態で帰路につく。やがて
作業車Aは切換器II型12を再び後進通過することにな
る。すると、図3(b)のトグル回路12cが再び反転
して第1リレー12aがオフに、第2リレー12bがオ
ンになる。第2リレー12bにはオン遅延回路がないの
で、第1リレー12aがオフになると同時に第2リレー
12bがオンになる。つまり、電線を流れる電流は遮断
期間を介さずに、一つ手前側(ホームポジション側)の
作業経路8を含むループに切り換えられる。
【0045】従って、作業車Aは停止或いは方向転換す
ることなく、そのまま母経路9を後進し、ホームポジシ
ョン13まで戻る。但し、切換器I型11は切換器II型
12と異なり、作業車Aの2回目の後進通過により第1
リレー12a及び第2リレー12bの両方をオフにす
る。つまり、図3(a)に示すように、トグル回路11
cが再び反転したときに、第2トグル回路11fの働き
により第2リレー12bもオフになる。従って、電線に
流れる電流は遮断される。
【0046】次に、電線に流す交流電流を発生する誘導
送信器10について図4のブロック図に基づいて簡単に
説明する。誘導送信器10は、正弦波発生用クロックの
発振回路10aにて発生した基本クロックに同期して0
〜15のバイナリーデータを生成するバイナリーカウン
タ10b、そのバイナリーデータに応じてスイッチング
を行ない、基準電圧を抵抗ネットワーク10cで分圧し
た電圧から階段状に変化する電圧を生成するアナログス
イッチ回路10d、その階段状の電圧を正負に変化させ
る減算回路10e、得られた階段状の交流電圧から滑ら
かな疑似正弦波を得るバンドパスフィルタ10fを備え
る。
【0047】そして、得られた疑似正弦波は電力増幅回
路10gで増幅された後、電線に印加される。電線に
は、シャント抵抗10hを介して電流が流れるが、この
電流を一定(例えば0.3A)にするために、シャント
抵抗10hに発生する電圧を誤差検出・増幅回路10i
にフィードバックし、設定電圧との誤差に基づいて前記
抵抗ネットワーク10cに印加する基準電圧を補正する
ように構成している。
【0048】この誘導送信器10には、上記疑似正弦波
の発生を断続させる手段、即ち、電線に流す電流を断続
させる電流断続手段が設けられている。一時停止用クロ
ック回路10j及びスイッチ10kがそれである。スイ
ッチ10kを閉じると一時停止用クロック回路10j
は、約1秒周期(0.5秒オン/0.5秒オフ)の矩形
波を発生する。その出力はバイナリーカウンタ10bの
クリアー端子に接続されているので、バイナリーカウン
タ10bは、0.5秒間の作動、0.5秒間の停止を繰
り返し、もって電線に流れる電流が0.5秒間オン、
0.5秒間オフを繰り返す。
【0049】従って、前述の第1設定時間(例えば2秒
間)より短い時間の遮断と第3設定時間(例えば2秒
間)より短い時間の通電が繰り返されるので、作業車A
の制御装置15は、作業車Aを走行方向を切り換えるこ
となく一時停止状態に維持させる。つまり、スイッチ1
0kのオン・オフにより作業車Aの一時停止・走行をリ
モートコントロールすることができる。
【0050】次に、図2の制御装置のブロック図につい
て説明を補う。先ず、スイッチ入力の中で、「ブーム」
は薬液散布用の噴霧ブーム4が所定角度以上傾いたとき
にオンになり、作業車Aを停止させるための安全装置用
スイッチである。「液圧」スイッチは薬液が切れたとき
にオンになり、やはり作業車Aを停止させる。「後進切
換」は、作業車Aが前進中にこのスイッチを押せば強制
的に作業車Aを後進状態に切り換えることができる。
「手動前進」「手動後進」は操縦ハンドル3に設けられ
たスイッチで、手動操作時にこのスイッチを押している
間、作業車Aが前進又は後進する。「手動右」「手動
左」も操縦ハンドル3に設けられたスイッチで、手動操
作時にこのスイッチを押している間、作業車Aが右折又
は左折する。
【0051】出力信号の中で「巻取モータ」は、作業車
Aが後進時にホース7を巻き取るホースリール5を回転
させる巻取モータ19を駆動させる信号で、作業車Aが
後進中のみオンになる。尚、巻取モータ19とホースリ
ール5は、ホース巻き取り方向では摩擦板で接続され、
ホース繰り出し方向ではフリーになるクラッチを介して
連結されている。
【0052】「往復散布」「片道散布」は、薬液散布用
のポンプモータ20を駆動するための出力端子で、「往
復散布」は作業車Aが前進中及び後進中にオンになる
が、「片道散布」は作業車Aが後進中にのみオンにな
る。切換スイッチ21にてポンプモータ20をいずれか
の出力に接続する。「バッテリランプ」は、制御装置1
5中のバッテリ電圧判定回路15hが、作業車Aに搭載
されたバッテリ22の電圧が所定電圧以下になったこと
を検出したときにオンになり、バッテリランプを点灯さ
せてバッテリの充電又は交換が必要なことを知らせる。
【0053】以下別実施例について列記する。 図7に示すように、切換スイッチ23を用いて電流
を流すループを大きく切り換えることにより、作業車A
の走行経路を拡張することが可能である。この場合、作
業車Aは走行経路の各ブロック毎に上記実施例と同様に
して複数の作業経路8を順次往復走行することになる。
【0054】 上記実施例では、作業車Aがホームポ
ジション13から最も離れた作業経路での作業を終えて
帰路につきホームポジション13まで後進走行する際の
各切換器12の後進通過において、各切換器12は電流
が流れるループを遮断期間を介さずに、一つ手前側(ホ
ームポジション側)の作業経路8を含むループに順次切
り換えるように構成した。これは、例えば、母経路9を
後進走行中の作業車Aを停止させ、手動操作によって再
び作業経路8を往復走行させることができるようにする
ためである。
【0055】作業車Aを単にホームポジション13まで
後進走行させるだけでよい場合は、ホームポジション1
3から最も離れた作業経路8を含むループに電流が流れ
ている状態を維持させるだけでもよい。この場合、各切
換器12を、一回目の切換信号検出時のみ電流経路を切
り換え、二回目の切換信号検出は無視するように構成す
ればよい。
【0056】 上記実施例では、作業車Aが走行方向
を切り換える際、追従センサ14の検出信号が所定レベ
ル未満になるに伴って、先ず走行を停止し、第1設定時
間経過後に走行方向を切り換え、検出信号が所定レベル
以上になった後第3設定時間経過後に走行を再スタート
するように構成されているが、走行方向を切り換えた
後、すぐに再スタートするように構成してもよい。或い
は、一旦停止期間を介さずに、検出信号が所定レベル未
満である状態が所定時間経過した時点で直接、走行方向
を切り換えるように構成してもよい。
【0057】但し、作業経路8の端部で走行方向が切り
換えられ、しかも、後側の追従センサ14が電線からの
磁界を的確に検出しているためには、上記所定時間内に
作業車Aが走行する距離が前側の追従センサ14から後
側の追従センサ14までの距離より小さいことが必要で
ある。
【0058】 上記実施例において、作業経路8の端
部で作業車Aが一旦停止した状態で、走行方向を切り換
えたときに、有効な追従センサ14が前側から後側に切
り換えられることにより、追従センサ14の検出信号が
再び所定レベル以上になるように構成したが、例えば追
従センサ14が前側にしか設けられていないような場合
は上記の方法をとることができない。この場合は、走行
方向を切り換えると同時に、追従センサ14の感度(増
幅度)を上げ、又は、上記所定レベル(判定レベル)を
下げるといった方法が考えられる。或いは、走行方向を
切り換えた後の所定時間は無条件に走行させるといった
方法も考えられる。
【0059】 作業経路8の端部で作業車Aの走行方
向を切り換える際に作業経路8の端部を判別する方法と
しては、上記実施例のように追従センサ14の検出信号
に基づいて判別する方法以外に、突き当たりを接触セン
サで検出する方法や、磁性体マークを検出する方法等が
ある。母経路9に復帰走行し、分岐点を通過するに伴っ
て走行方向を切り換える際に分岐点の通過を判別する方
法についても、磁性体マークを検出する方法等、種々の
方法が考えられる。
【0060】 本発明の作業車の誘導システムは、上
記実施例のような薬剤散布用作業車に限らず、低速走行
するものであれば種々の作業車の誘導システムに適用す
ることができるものである。
【0061】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る作業車の誘導システムの
平面レイアウトを示す模式図
【図2】作業車の制御装置のブロック図
【図3】電流切換装置のブロック図
【図4】誘導送信器のブロック図
【図5】作業車の側面図
【図6】作業車の底面図
【図7】別実施例に係る作業車の誘導システムの平面レ
イアウトを示す模式図
【符号の説明】
8 作業経路 9 母経路 10j,10k 電流断続手段 11,12 電流切換手段 14 追従センサ 15 制御装置 18 切換信号発信器 A 作業車

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 作業車(A)の走行経路が、母経路
    (9)と、その母経路(9)の複数の分岐点から分岐す
    る複数の作業経路(8)とからなり、前記作業車(A)
    を、前記母経路(9)から一つの作業経路(8)に分岐
    させて前記作業経路(8)の端部まで走行させ、次に走
    行方向を切り換えて前記母経路(9)に復帰走行させ、
    さらに走行方向を切り換えて前記母経路(9)に沿って
    走行させて隣接する作業経路(8)に分岐させるように
    するための作業車の誘導システムであって、電線が前記
    走行経路に沿う部分を有する状態に敷設され、その電線
    に電流を流すことによって発生する磁界を検出する追従
    センサ(14)と、その追従センサ(14)の検出信号
    に基づいて前記作業車(A)を前記電線に沿って走行さ
    せるための操向制御を含む走行制御を実行する制御装置
    (15)とが前記作業車(A)に設けられ、前記分岐点
    では前記母経路(9)の電線と前記作業経路(8)の電
    線とが、電流が流れる経路を選択的に切り換える電流切
    換装置(11,12)を介して接続され、前記作業車
    (A)が前記母経路(9)に復帰走行するに伴って前記
    分岐点を通過する際に前記電流切換装置(11,12)
    を作動させる切換信号を発信する切換信号発信器(1
    8)が、前記作業車(A)に設けられている作業車の誘
    導システム。
  2. 【請求項2】 前記制御装置(15)は、前記追従セン
    サ(14)の検出信号が所定レベル未満である状態が第
    1設定時間以上続けば前記作業車(A)の走行方向を切
    り換えるように構成され、且つ、前記電流切換装置(1
    1,12)は、前記切換信号発信器(18)からの切換
    信号によって電流経路を切り換える際に、前記第1設定
    時間より長い第2設定時間だけ電流をいずれの経路にも
    流さないように構成されている請求項1記載の作業車の
    誘導システム。
  3. 【請求項3】 前記電線が、前記母経路(9)及び前記
    複数の作業経路(8)を含む梯子型回路網状に敷設さ
    れ、且つ、前記作業経路(8)の端部において、電線が
    T字状に接続され、前記制御装置(15)は、前記追従
    センサ(14)の検出信号が所定レベル未満である状態
    が第1設定時間以上続けば前記作業車の走行方向を切り
    換えるように構成されている請求項1記載の作業車の誘
    導システム。
  4. 【請求項4】 前記制御装置(15)は、前記追従セン
    サ(14)の検出信号が所定レベル未満になれば前記作
    業車(A)を停止させ、且つ、前記追従センサ(14)
    の検出信号が所定レベル未満である状態が第1設定時間
    以上続けば前記作業車(A)の走行方向を切り換えるよ
    うに構成されている請求項2又は3記載の作業車の誘導
    システム。
  5. 【請求項5】 前記制御装置(15)は、前記作業車
    (A)の停止状態において、前記追従センサ(14)の
    検出信号が所定レベル以上である状態が第3設定時間継
    続したときに前記作業車(A)の走行駆動を再開するよ
    うに構成され、且つ、前記電流を前記第1設定時間より
    短い時間遮断し前記第3設定時間より短い時間通電する
    断続動作を繰り返す電流断続手段(10j,10k)が
    設けられている請求項4記載の作業車の誘導システム。
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