JP3147210B2 - ヒューズ接続構造 - Google Patents

ヒューズ接続構造

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JP3147210B2
JP3147210B2 JP28319594A JP28319594A JP3147210B2 JP 3147210 B2 JP3147210 B2 JP 3147210B2 JP 28319594 A JP28319594 A JP 28319594A JP 28319594 A JP28319594 A JP 28319594A JP 3147210 B2 JP3147210 B2 JP 3147210B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ヒューズを有するスラ
イドコネクタを移動させることで二つの端子の何れかに
ヒューズを選択的に接続させて接続回路の選択を行わせ
るヒューズ接続構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、自動車の電気回路が複雑化するに
伴い、車両完成後にディーラあるいはユーザー側でヒュ
ーズの抜き差し操作によりオプション回路を選択したい
という要求が生じている。
【0003】図18〜19はヒューズ接続構造の一例を
示し、ヒューズボックス71の二つのキャビティ72,
73に一つのヒューズ74を選択的に差し込んで、バッ
テリ回路75とアクセサリ回路76の何れかに一つのヒ
ューズ74を選択的に接続させるものである。バッテリ
直結の部品77には時計や室内ランプ等があり、イグニ
ッションキーを一段ひねることによりオンするアクセサ
リ部品78にはオーディオ機器等がある。
【0004】しかしながら、上記構造にあってはヒュー
ズボックス71の二つのキャビティ72,73に二つの
ヒューズ74を同時に挿入接続してしまうことがあり、
その場合には電気部品77,78が誤作動を起こすとい
う不具合を生じてしまう。この対応策と言えるのが、図
20に示すヒューズ接続構造である(特開昭62−10
3937号)。
【0005】この構造は、ヒューズ81の一対の雄タブ
端子82に対してヒューズボックス83に三つの差込部
84〜86を並列に設けて、右側または左側の二つの差
込部84と85ないし85と86を選択してヒューズ8
1の端子82を挿入接続させるものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらこの構造
にあっては、二つのヒューズを同時に接続してしまう心
配はないものの、面倒なヒューズの抜き差し操作を行わ
なければならないという作業上の問題があった。すなわ
ち、ヒューズの抜き出しにはかなりの力を要するため
に、図示しないヒューズプラーを用いて抜き出しを行う
訳であるが、ヒューズプラーの取扱いが面倒で作業性が
悪く、また、抜き出しの際にヒューズをエンジンルーム
内等に落下紛失させたり、ヒューズを抜き出したのと同
じ差込部に再度差し込んでしまうというミスを生じ易い
という問題があった。
【0007】本発明は、上記した点に鑑み、作業性良く
容易にヒューズ回路を選択でき、しかもヒューズの紛失
や接続ミスを起こすことのないヒューズ接続構造を提供
することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、ヒューズの一方の雄タブ端子に対する移
動空間と、該移動空間の両側に配設され、該一方の雄タ
ブ端子に対して相互に対向する接触ばね部を有する一対
の接触端子とを備える選択接続コネクタと、該選択接続
コネクタに対して該一対の接触端子の間でスライド自在
に係合し、該ヒューズの他方の雄タブ端子に対する接続
端子を有するスライドコネクタとで構成される第一の構
造、及び、ボックス本体内に二層に配置された各一対の
バスバー端子と、該バスバー端子に対する接触ばね部を
一方に有して他方にヒューズの雄タブ端子を接続する一
対の接触端子と、該接触端子とヒューズとを収容し、該
ボックス本体に対して該二層のバスバー端子の配列方向
にスライド自在に係合するスライドコネクタとで構成さ
れる第二の構造をそれぞれ採用する。そして、第一の構
造において、スライドコネクタに、軸部と頭部とを有す
るスライド用突部を設け、前記選択接続コネクタに、該
頭部に対する係合溝と該軸部に対する係合孔とを設け、
該係合孔の両側に、該頭部に対する一対の挿通兼ロック
用長孔を設けた構造、及び、第二の構造において、ボッ
クス本体にロック用突部を設け、前記スライドコネクタ
に、該ロック用突部に対するスライド方向に並ぶ一対の
係合孔と、該一対の係合孔を連続させ、該ロック用突部
の外径よりも若干幅狭な連通孔とを設けた構造も可能で
ある。さらに、ボックス本体に移動自在に設けられ、ヒ
ューズを挿着可能なスライドコネクタと、該ヒューズの
一方の端子に接続し、上流側の一対のバスバー端子の間
に一対の接触部をスライド自在に位置させる一方のスラ
イド端子と、該ヒューズの他方の端子に接続し、接触部
を下流側のバスバー端子に常時接触させる他方のスライ
ド端子とにより構成される第三の構造を採用する。第三
の構造において、スライドコネクタがスライド基板に設
けられ、ボックス本体にスライド基板に対するガイドレ
ールが形成され、該スライドコネクタ内に中継端子を介
してヒューズの端子とスライド端子とが接続される構造
も可能である。
【0009】
【作用】第一の構造においては、ヒューズの片方の端子
をスライドコネクタに挿入接続すると同時にもう片方の
端子が選択接続コネクタの移動空間内に挿入される。そ
してスライドコネクタを選択接続コネクタの何れか片側
に移動させることにより、端子が移動空間内を移動して
何れかの接触端子に接触する。また第二の構造において
は、スライドコネクタを押し下げることにより接触端子
が下側のバスバー端子に接続し、スライドコネクタを引
き上げることにより上側のバスバー端子に接続する。こ
のようにして回路の選択が行われる。
【0010】また、第一の構造においてスライド用突部
の頭部が係合溝上でスライドコネクタを保持する。そし
てスライドコネクタを移動して頭部を係合溝に沿ってス
ライドさせ、軸部をロック用長孔に落とし込むことで頭
部が引っ掛かってロックされる。これにより端子と接触
端子との接触状態が保持される。第二の構造において
は、ロック用突部が一方の係合孔に係合した状態で端子
と一方の接触端子との接触状態が保持され、ロック用突
部が他方の係合孔に係合した状態で他方の接触端子との
接触状態が保持される。また、第三の構造においては、
スライドコネクタがスライド基板と一体にガイドレール
に沿ってスライドし、上流側のスライド端子の一方ない
し他方の接触部が一方ないし他方のバスバー端子に接触
して、回路が選択される。他方のスライド端子は下流側
のバスバー端子上を摺接して常に電気的接触を保つ。
【0011】
【実施例】図1〜6は本発明に係るヒューズ接続構造の
第一実施例を示すものである。この構造は、図1の如く
合成樹脂製のヒューズボックス本体1の中央付近に通常
のヒューズ接続コネクタ2を設けると共に、該ヒューズ
ボックス本体1の一側端方に横スライド接続式のヒュー
ズ接続部3を設けて、バッテリ回路やアクセサリ回路と
いった二回路の何れかを選択可能としたものである。
【0012】このヒューズ接続部3は、図2〜3の如く
選択接続コネクタ4と該選択接続コネクタ4に対するス
ライドコネクタ5とで構成される。該選択接続コネクタ
4は、長方形筒状のハウジング6内にヒューズ7(図
1)の一方の雄タブ端子8に対する端子移動空間10
と、該移動空間10の両側に配設された接触端子11,
12とを有してヒューズボックス本体1の上壁13から
突設される。またスライドコネクタ5は、ヒューズ7の
他方の雄タブ端子9を挿入接続させる雌型接続端子14
(図5)を有して、該選択接続コネクタ4のハウジング
6の長辺側の外壁15に直交して横方向スライド自在に
係合する。
【0013】該端子移動空間10は横長の上部開口10
aを有して、挿入された一方の雄タブ端子8を空間10
内で長手方向に移動自在である。図4の如く該移動空間
10の短辺側の両内壁16には一対の接触端子11,1
2がランス19により係止され、各接触端子11,12
は接触ばね部20を相互に対向させて位置する。各接触
ばね部20はヒューズ7の一方の雄タブ端子8の接触面
に対向して位置する。
【0014】各接触端子11,12は接触ばね部20の
両側に垂直な側板部21を有し、接触ばね部20は両側
板部21の間に露出して位置する。図4の如く該側板部
21の下半部は端子収容室22の内壁23に接し、該内
壁23は雄タブ端子8よりも低く位置して、雄タブ端子
8と接触ばね部20との接触を可能としている。
【0015】図3の如くスライドコネクタ5の長方形柱
状の合成樹脂製のハウジング24には短辺側の外壁25
にスライド兼ロック用突部26が一体に形成され、選択
接続コネクタ4のハウジング6の長辺側の外壁15に
は、該スライド兼ロック用突部26をスライド自在に係
合する横長のガイド用長孔29が形成されている。該ス
ライド兼ロック用突部26は軸部27の先端に大径な円
形の頭部28を有する。また該ガイド用長孔29は両側
に該頭部28に対する挿通兼ロック用の長孔30を有
し、両長孔30の間に、軸部27に対する横長のスライ
ド係合孔31と頭部28に対するスライド係合溝32と
を有する。
【0016】該長孔30は上下に長く形成され、その上
部30aは頭部28よりやや大径に形成され、下部30
bは小径に形成されて、該下部30bにスライド兼ロッ
ク用突部26の軸部27を落とし込んで係止可能であ
る。それによりスライドコネクタ5が、雄タブ端子8を
何れかの接触端子11ないし12に接触させた状態で固
定される。あるいは孔30を頭部28よりもやや大径に
形成し、スライド係合孔31を頭部28よりも若干小径
に形成して、孔30内に頭部28を係合ロックさせるこ
とも可能である(後述する第二実施例の構造と同じ)。
この場合は図示しないスライド用保持手段を設ける。
【0017】該スライドコネクタ5の上壁33には、ヒ
ューズ7の他方の雄タブ端子9に対する挿入孔34が形
成されている。スライド用突部26をガイド溝29に係
合させた状態で該上壁33は選択接続コネクタ4の上端
と同一面に位置する。図5の如くスライドコネクタ5の
内部には、他方の雄タブ端子9に対する雌型接続端子1
4が一つ収容係止されている。
【0018】そして、スライドコネクタ4の雌型接続端
子14にヒューズ7の他方の雄タブ端子9を挿入接続
し、選択接続コネクタ4の端子移動空間10に一方の雄
タブ端子8を挿入させた状態で、図6(a) の如くスライ
ドコネクタ5を選択接続コネクタ4の一側方にスライド
移動して、一方の雄タブ端子8を一方の接触端子11に
接続させることにより、例えばバッテリ回路に通電させ
ることができる。また図6(b) の如くスライドコネクタ
5を選択接続コネクタの他側方にスライド移動して、雄
タブ端子8を他方の接触端子12に接続させることによ
り、アクセサリ回路に通電させることができる。
【0019】図7〜12は本発明に係るヒューズ接続構
造の第二実施例を示すものである。この構造は、図7〜
9の如くヒューズボックス本体41に複数のヒューズ4
2を接続可能なコネクタ部43を一体に設けると共に、
該コネクタ部43の一端部方を切欠してコネクタ挿入部
44を形成し、該コネクタ挿入部44に選択接続コネク
タ45を上下方向スライド自在に係合させるものであ
る。
【0020】該選択接続コネクタ45は、図9の如く正
面側を開口した左右一対の端子収容室46を有する合成
樹脂製のハウジング47と、該端子収容室46内に収容
され、開口46aから接触ばね部48を突出させる一対
の接触端子49と、各端子収容室46に連通するヒュー
ズ挿入孔50とで構成される。
【0021】該ハウジング47の両側には垂直方向のス
リット部51を介して可撓側板部52が形成され、該可
撓側板部52には、スリット部51に対するコネクタ部
43側の案内板53に形成されたピン状ロック突部54
に対する上下二段の係合孔55,56と、各係合孔5
5,56をつなぐ連通孔57とが形成されている。該係
合孔55,56の内径はロック突部54の外径よりもや
や大きく、また連通孔57の幅はロック突部54の外径
よりも若干狭く設定されている。該案内板53の外側に
は、可撓側板部52に対する挿入孔58が形成されてい
る。
【0022】スライドコネクタ45の挿着に際しては該
スリット部51に案内板53が挿入され、ロック突部5
4が図8の如く先ず下側の係合孔55に係合する。この
状態で接触端子49のばね部48は、図10(a) の如く
ヒューズボックス本体41内に上下二層に配設されたバ
スバー60,61のうちの上側のバスバー端子60aに
接触する。
【0023】これらバスバー60,61は、図11の如
くヒューズ62の一対の雄タブ端子63に接続した各接
触端子49に対して上下二層の基板64の収容溝65内
に各一対づつ並列に配置される。そして上側のバスバー
60が例えばバッテリ回路に、下側のバスバー61がア
クセサリ回路にそれぞれ接続される。バスバー端子60
a,61aはバスバー60,61の先端部を下方に折り
曲げて形成され、基板64の端部で上下に露出して位置
する。
【0024】図10(a) の状態からスライドコネクタ4
5を押し下げれば図8ないし図10(b) の如くロック突
起54が上側の係合孔56に係合し、接触端子49のば
ね部48が下側のバスバー端子61aに接触する。また
図10(b) の状態からスライドコネクタ45を引き上げ
れば図7ないし図10(a) の接続状態を得る。このよう
にしてヒューズ62を二つの回路に選択的に接続させる
ことができる。
【0025】図12(a)(b)は上記接続端子49を示すも
のである。該接続端子49は、略矩形筒状の基板部66
の上側から内側にかけてヒューズ62の雄タブ端子63
に対する接触ばね部67を形成し、基板部66の下側に
バスバー端子60aに対する接触ばね部48を正面側開
口68から外部に突出させて構成される。両接触ばね部
67,48は対角位置に形成され、下側の接触ばね部4
8は開口68から突出し、且つ図10(a) の如くスライ
ドコネクタ45の開口46aよりもやや突出するように
形成される。
【0026】図13〜17はヒューズ接続構造の第三実
施例を示すものである。この構造は、ヒューズボックス
本体91にスライドコネクタ95をスライド基板92を
介して移動自在に設け、該スライドコネクタ95内の中
継端子93(図14)に接続したスライド端子96をヒ
ューズボックス本体91内の一対のバスバー端子98
a,99aに接離自在として、該一対のバスバー端子9
8a,99aに続く二回路の何れかを選択可能としたも
のである。
【0027】該スライドコネクタ95は上部にヒューズ
挿入孔101を有し、該ヒューズ挿入孔101は端子収
容室102(図16)へ連通する。該端子収容室102
には図14の如く一対の雌型中継端子93,94が並列
に収容される。該中継端子93,94は上半部にヒュー
ズ103の一対の雄タブ端子104,105に対する接
触部106、下半部にスライド端子96,97に対する
図示しない接触ばね片を含む矩形筒状の雌型接続部10
7を有する。
【0028】該スライド端子96,97は一対の中継端
子93,94に対して一対備えられ、一方(回路上流
側)のスライド端子96は中継端子93に対する垂直な
雄タブ部108の基部両側にスイッチ部としての水平方
向の一対の平板状接触部109,110を有する。また
他方(回路下流側)のスライド端子97は雄タブ部10
8の基部片側に水平方向の平板状接触部111を有す
る。
【0029】該一対の接触部109,110は一対のバ
スバー98,99の間に配置され、該一対のバスバー9
8,99はクランク状に折曲された前記バスバー端子9
8a,99aを有し、該一対のバスバー端子98a,9
9aは一対の接触部109,110から長手方向にやや
離間して位置する。一方のバスバー98は例えばバッテ
リ側回路に続き、他方のバスバー99はアクセサリ側回
路へ続く。またスライド端子97の片側に形成された接
触部111は一本のバスバー100のバスバー端子10
0aに常に接触してスライド自在に配置される。該一対
のバスバー98,99は回路上流側に位置し、片側のみ
のバスバー100は回路下流側に配置される。各バスバ
ー98〜100は回路基板112に固定され、該基板1
12はボックス本体91と下カバー113(図13)と
の間に収容される。
【0030】前記スライドコネクタ95のハウジング9
5aはスライド基板92の中央に一体に立設され、該ス
ライド基板92は、ヒューズボックス本体91の上壁1
14に一体に形成された一対の水平方向のガイドレール
115,115の内側に係合し、図15の如くヒューズ
103の厚さ方向にスライド自在である。該スライド基
板92の中央の側端部には係止突起116が設けられ、
ガイドレール115には該係止突起116に対する係合
孔117,118が前後に形成されている。
【0031】図15(a) はスライドコネクタ95を前方
に移動させた状態を示し、係止突起116は前側の係合
孔117に嵌入して基板92を固定させる。ガイドレー
ル115は外向きのて可撓性を有し、係止突起116の
通過を可能とする。図15(b) はスライドコネクタ95
をニュートラルに位置させた状態、図15(c) はスライ
ドコネクタをスライド基板92ごと後方に移動させた状
態を示す。該ヒューズボックス本体91の一対のガイド
レール115,115の間には開口119(図14)が
形成され、該開口119内に中継端子93,94がスラ
イドコネクタ95から突出して位置する(図16)。ス
ライド基板92は該開口119に対する蓋部を兼ねてい
る。
【0032】一方(回路上流側)のスライド端子96は
図16(b) の如くボックス本体91の底壁120に形成
された突壁部121上に一対の平板状接触部109,1
10をスライド自在に接触させている。該突壁部121
の両側の段部121aには前記バスバー98,99のク
ランク状に折曲されたバスバー端子98a,99aが位
置し、該突壁部121とバスバー端子98a,99aと
の間には、スライド端子96の接触部109,110に
対する挿入隙間122が形成されている。
【0033】また、他方(回路下流側)のスライド端子
97は、図17の如くボックス本体91の突壁部123
上に固定されたバスバー端子100aに片側のみの平板
状接触部111をスライド自在に接触させている。該バ
スバー端子100aは突壁部123に埋め込まれ、端子
表面を突壁部123の表面と同一面位置に露出させてい
る。該平板状接触部111は図17(a) 〜(c) の如く突
壁部123上をスライドする範囲において常時該バスバ
ー端子100aに接触している。
【0034】そして図15(a) の如くスライドコネクタ
95を前方に移動させると、図16(a) の如く上流側の
スライド端子96の一方の接触部109が一方のバスバ
ー端子98aに接触し、例えばバッテリ側回路と選択的
に接続する。また図15(c)の如くスライドコネクタ9
5を後方に移動させると、図16(a) の状態から図16
(b) のニュートラル状態を経て図16(c) の如くスライ
ド端子110の他方の接触部110が反対側のバスバー
端子99aと接触し、アクセサリ側回路と選択的に接続
する。この際、下流側のスライド端子97は図17(a)
〜(c) の如く常にバスバー端子100aに接触してお
り、一方のスライド端子96のスライド動作で回路の断
続を行わせている。
【0035】
【発明の効果】以上の如くに、本発明によれば、スライ
ドコネクタを左右ないし上下に移動させる簡単な操作
で、一つのヒューズと、一対の接触端子(ないし一対の
バスバー端子)の何れかとを選択的に接続させることが
できるから、該一対の接触端子(ないし一対のバスバー
端子)に続く二つの電気回路を作業性良く簡単且つ確実
に選択使用させることができる。従って、従来のように
二つのヒューズを同時に接続して電気部品の誤動作を起
こさせたり、ヒューズを落下紛失させたり、接続間違え
を起こすというような問題が全て解消される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るヒューズ接続構造の第一実施例を
示す全体斜視図である。
【図2】ヒューズ接続構造の要部を示す斜視図である。
【図3】同じく要部を示す分解斜視図である。
【図4】選択接続コネクタの内部を示す縦断面図であ
る。
【図5】スライドコネクタの内部を示す縦断面図であ
る。
【図6】(a) はスライドコネクタを一方の接触端子に接
続させた状態の斜視図、(b) は他方の接触端子に接続さ
せた状態の斜視図である。
【図7】本発明に係るヒューズ接続構造の第二実施例を
示す全体斜視図である。
【図8】同じくスライドコネクタを押し下げた状態の全
体斜視図である。
【図9】同じく第二実施例を示す分解斜視図である。
【図10】(a) は上側バスバー端子との接続状態を示す
縦断面図、(b) は下側バスバー端子との接続状態を示す
縦断面図である。
【図11】バスバーの配索状態を示す分解斜視図であ
る。
【図12】接触端子を示し、(a) は背面側斜視図、(b)
は正面側斜視図である。
【図13】ヒューズ接続構造の第三実施例を示す全体斜
視図である。
【図14】同じく分解斜視図である。
【図15】スライドコネクタを移動させた状態の斜視図
であり、(a) は前方に移動させた状態、(b) は中央に位
置させた状態、(c) は後方に位置させた状態である。
【図16】同じく上流側回路と一方のスライド端子との
接続状態を示す縦断面図であり、(a) は前方に移動させ
た状態、(b) は中央に位置させた状態、(c) は後方に位
置させた状態である。
【図17】同じく下流側回路と他方のスライド端子との
接続状態を示す縦断面図であり、(a) は前方に移動させ
た状態、(b) は中央に位置させた状態、(c) は後方に位
置させた状態である。
【図18】一従来例を示す斜視図である。
【図19】ヒューズの接続状態を示す回路図である。
【図20】他の従来例を示す分解斜視図である。
【符号の説明】
1,41,91 ヒューズボックス本体 4 選択接続コネクタ 5,45,95 スライドコネクタ 7,62,103 ヒューズ 8,9,63,104,105 雄タブ端子 10 端子移動空間 11,12,49 接触端子 14 接続端子 20,48 接触ばね部 26 スライド用突部 30 挿通兼ロック用長孔 31,55,56 係合孔 32 係合溝 54 ロック用突部 57 連通孔 60a,61a,98a,99a,100a バスバー
端子 92 スライド基板 96,97 スライド端子 109,110,111 接触部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−12321(JP,A) 特開 平5−227632(JP,A) 実開 平1−123957(JP,U) 実開 平3−77223(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01H 85/00 - 85/56

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ヒューズの一方の端子に対する移動空間
    と、該移動空間の両側に配設され、該一方の端子に対し
    て相互に対向する接触ばね部を有する一対の接触端子と
    を備える選択接続コネクタと、該選択接続コネクタに対
    して該一対の接触端子の間でスライド自在に係合し、該
    ヒューズの他方の端子に対する接続端子を有するスライ
    ドコネクタとで構成されることを特徴とするヒューズ接
    続構造。
  2. 【請求項2】 ボックス本体内に二層に配置された各一
    対のバスバー端子と、該バスバー端子に対する接触ばね
    部を一方に有して他方にヒューズの端子を接続する一対
    の接触端子と、該接触端子とヒューズとを収容し、該ボ
    ックス本体に対して該二層のバスバー端子の配列方向に
    スライド自在に係合するスライドコネクタとで構成され
    ることを特徴とするヒューズ接続構造。
  3. 【請求項3】 前記スライドコネクタに、軸部と頭部と
    を有するスライド用突部を設け、前記選択接続コネクタ
    に、該頭部に対する係合溝と該軸部に対する係合孔とを
    設け、該係合孔の両側に、該頭部に対する一対の挿通兼
    ロック用長孔を設けたことを特徴とする請求項1記載の
    ヒューズ接続構造。
  4. 【請求項4】 前記ボックス本体にロック用突部を設
    け、前記スライドコネクタに、該ロック用突部に対する
    スライド方向に並ぶ一対の係合孔と、該一対の係合孔を
    連続させ、該ロック用突部の外径よりも若干幅狭な連通
    孔とを設けたことを特徴とする請求項2記載のヒューズ
    接続構造。
  5. 【請求項5】 ボックス本体に移動自在に設けられ、ヒ
    ューズを挿着可能なスライドコネクタと、該ヒューズの
    一方の端子に接続し、上流側の一対のバスバー端子の間
    に一対の接触部をスライド自在に位置させる一方のスラ
    イド端子と、該ヒューズの他方の端子に接続し、接触部
    を下流側のバスバー端子に常時接触させる他方のスライ
    ド端子とにより構成されることを特徴とするヒューズ接
    続構造。
  6. 【請求項6】 前記スライドコネクタがスライド基板に
    設けられ、前記ボックス本体に該スライド基板に対する
    ガイドレールが形成され、該スライドコネクタ内に中継
    端子を介して前記ヒューズの端子と前記スライド端子と
    が接続されたことを特徴とする請求項5記載のヒューズ
    接続構造。
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