JP3146830U - 筺体 - Google Patents

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Abstract

【課題】美観が損なわれるのを防止し、コストが増加するのを抑制した信頼性の高い筺体を提供する。
【解決手段】筺体は、背面に上側取付孔や配線孔などを有し、機器を内側に収納するカバー10と、上側取付孔や配線孔などに対向する位置に上側貫通孔410や配線貫通孔430などを有し、カバー10と外壁との間でかつ上側取付孔や配線孔などを囲うように設けるゴムスポンジ400とを備え、カバー10を外壁に取り付けると、ゴムスポンジ400が圧縮されて外壁の形状およびカバー10の背面の形状に沿って変形する。
【選択図】図4

Description

本考案は、インターホン、機械警備用の遠隔操作器や出入管理用読み取り装置などを、屋外に設置する場合などに効果を発揮する筺体に関するものである。
従来、リモコンのケーシング本体の背面には、リモコンを壁に取り付けるための孔と、ケーシング本体の内側に収納される電子基板に接続されるケーブルを通すための孔とを設けていた(例えば、特許文献1参照)。このような構造のリモコンを屋外や浴室などに設置する場合には、水などの液体がリモコンと壁との隙間から孔を通過してケーシング本体の内側に侵入するのを防止する必要があった。そのため、リモコンを壁に取り付けた後、リモコンと壁との隙間にシリコンなどのシール材を使用して隙間を埋めるコーキングを行っていた。
特開2004−363282号公報
しかしながら、作業者がコーキングを行うため、熟練していない作業者がコーキングを行う場合など、ケーシングと壁との隙間が埋まらない場合もある。そのため、液体がケーシング本体の内側に侵入して、機器が故障するなど信頼性の確保に不安を残していた。また、コーキングのシール材が隙間からはみ出すなどしてリモコンや壁に対して美観を損なう場合もある。さらに、ある程度熟練した作業者がコーキングを行うことになると、施工に掛かるコストが増大するという問題もある。
そこで本考案は、上記に鑑みてなされたものであって、美観が損なわれるのを防止し、コストが増加するのを抑制した信頼性の高い筺体を提供することを目的とする。
本考案の第1の筺体は、背面に孔を有し、機器を内側に収納するカバーと、前記孔に対向する位置に貫通孔を有し、前記カバーと壁との間でかつ前記孔を囲うように設ける弾性部材とを備え、前記カバーを前記壁に取り付けると、前記弾性部材が圧縮されて前記壁の形状および前記カバーの背面の形状に沿って変形することを特徴とする。
本考案の第2の筺体は、前側カバーと、前記前側カバーと組み合う後側カバーとを有し、配線が接続される機器を前記前側カバーおよび前記後側カバーの内側に収納するカバーと、前記カバーと壁との間に弾性部材とを備え、前記後側カバーの背面には、取付部材により前記カバーを前記壁に取り付けるための取付孔と、前記配線を通すための配線孔とを設け、前記弾性部材は、前記取付孔に対向する位置に取付貫通孔と、前記配線孔に対向する位置に配線貫通孔とを有し、前記取付孔および前記配線孔を囲うように設けられ、前記カバーを前記壁に取り付けると、前記弾性部材が圧縮されて前記壁の形状および前記カバーの背面の形状に沿って変形することを特徴とする。
本考案によれば、弾性部材自身の隙間が塞がり、水などの液体が弾性部材内を通過しない。また、弾性部材と壁およびカバーのとの隙間が塞がり、水などの液体が弾性部材と壁およびカバーの背面との隙間を通過しない。その結果、水などの液体が、孔からカバーの内側に侵入するのを防止し、機器が故障するのを防止して信頼性を向上させることができる。また、弾性部材であるため、カバーを取り付けやすくなり、美観を損なわず、コストが増加するのを防止することができる。
本考案において、前記弾性部材は、前記カバーの背面の全面を覆うことが望ましい。この態様によれば、弾性部材に水などの液体が染み込んだ場合や弾性部材と壁またはカバーの背面との隙間に水などの液体が入った場合でも、水などの液体が取付孔や配線孔などの孔まで容易に到達するのを防止する。また、カバーを壁に取り付けやすくなり、カバーを壁に対して安定させることができる。
本考案において、前記弾性部材は、独立気泡構造の樹脂発泡成形体であることが望ましい。この態様によれば、弾性部材が連続気泡構造の樹脂発泡成形体に比べて、弾性部材を押しつぶすための圧力が高いので比較的平坦な壁に設置することができ、水などの液体を侵入させない水密性を確保することができる。
本考案において、前記弾性部材は、撥水加工が施された半独立半連続気泡構造の樹脂発泡成形体であることが望ましい。この態様によれば、弾性部材が独立気泡構造の樹脂発泡成形体に比べて、弾性部材を押しつぶす圧力が低いので凹凸が多い壁にも設置することができ、水などの液体を侵入させない水密性を確保することができる。なお、半独立半連続発泡体とは、1つの発泡体の中に独立気泡と連続気泡とが共存する発泡体であり、かつ、これらが均一またはランダムに配置された発泡体である。
本考案によれば、美観が損なわれるのを防止し、コストが増加するのを抑制して、筺体の信頼性を高めることができる。
以下、本考案の一実施形態について図面を参照して説明する。図1は、操作器を示す斜視図である。図2は、前側カバーを離間させた場合を示す斜視図である。図3は、後側カバーを離間させた場合を示す斜視図である。図4は、操作器を示す斜視図である。図5は、カバーを外壁に取り付けた状態を示す断面図である。
(操作器1全体の構成)
操作器1は、メインフレーム100と、筺体2とを備えている。筺体2は、図5に示すように、カバー10と、弾性部材の一例であるゴムスポンジ400とを備えている。操作器1は、図1に示すように、メインフレーム100がカバー10に覆われており、メインフレーム100とカバー10との二重構造である。操作器1は、後述するスイッチ170を下側にして、壁の一例である建物の外壁Wなどの屋外に設置される。操作器1は、図示省略した操作器1の使用者に操作されることにより、警備システムを遠隔操作するための装置である。
(カバー10の構成)
カバー10は、操作器1の体裁面となる前側カバー200と、後側カバー300とにより構成されている。カバー10は、前側カバー200と後側カバー300とが組み合うことにより、メインフレーム100を覆う状態となる。前側カバー200は、図2に示すように、メインフレーム100の前側を覆った状態から矢印A方向にメインフレーム100から離間させることが可能である。また、後側カバー300は、図3に示すように、メインフレーム100の後側を覆った状態から矢印B方向にメインフレーム100から離間させることが可能である。
カバー10は、難燃性を重視した樹脂で形成される。そのため、いたずらによる放火などにより、操作器1が容易に破損するのを防止することができる。また、難燃性を重視した樹脂で形成した場合、耐候性に劣るが、二重構造となっているため、カバー10の退色や劣化などがあった場合でも、カバー10またはカバー10の前側カバー200のみを交換するだけで、外観品質を保ち続けることができる。
(メインフレーム100の構成)
メインフレーム100には、配線20が接続される図示省略した機器が内側に収められている。メインフレーム100は、内側に収められている機器を保護するための部材である。メインフレーム100は、機器の機能を発揮させるための発揮部を有している。メインフレーム100は、発揮部の一例として、表示用透明フィルム110と、読み取り部透明フィルム120と、撥水メッシュ130とを有している。
メインフレーム100には、機器を操作するための孔部が形成されている。メインフレーム100には、孔部の一例として、ボリューム調整用孔140と、破壊検出スイッチ用孔150とが形成されている。また、メインフレーム100には、ねじ取付孔160と、スイッチ170とが設けられている。
表示用透明フィルム110は、メインフレーム100の前側に設けられている。また、表示用透明フィルム110は、内側に収められている機器の発光ダイオードが設けられている位置に対応する位置に設けられている。表示用透明フィルム110は、発光ダイオードの光を通すための透明フィルムである。表示用透明フィルム110は、光を通すことにより発光ダイオードを機能させている。また、表示用透明フィルム110は、メンブレンスイッチの機能も兼ねている。表示用透明フィルム110は、警備開始ボタン部111と、解除ボタン部112とを有している。警備開始ボタン部111および解除ボタン部112は、メンブレンスイッチである。発光ダイオードは、所定の場合に点灯する。
ここで、メインフレーム100の内側に収められている機器の機能を発揮させるための発揮部について、発揮部の一例である表示用透明フィルム110を用いて説明する。例えば、表示用透明フィルム110の設けられている位置に光を通さない樹脂が設けられている場合には、発光ダイオードの光を通さず、発光ダイオードの機能を発揮させることができない。そのため、表示用透明フィルム110は、発光ダイオードの光を通すための透明フィルムであることにより、発光ダイオードの機能を発揮させている。したがって、発揮部は、メインフレーム100の内側に収められている機器の機能を発揮させる。
読み取り部透明フィルム120は、メインフレーム100の前側に設けられている。また、読み取り部透明フィルム120は、内側に収められている機器の発光ダイオードおよび読み取り装置が設けられている位置に対応する位置に設けられている。読み取り部透明フィルム120は、操作燈の光を通すための透明フィルムである。読み取り部透明フィルム120は、光を通すことにより操作燈を機能させている。警備開始ボタン部111が押されると読み取り部透明フィルム120の内側の操作燈が光りだし、使用者がカードをかざすと読み取り装置がカードの内容を読み取る。
撥水メッシュ130は、メインフレーム100の前側に設けられている。また、撥水メッシュ130は、内側に収められている機器のスピーカーが設けられている位置に対応する位置に設けられている。撥水メッシュ130は、スピーカーが発する音を通し、雨水などの液体を通さない。撥水メッシュ130は、音を通すことによりスピーカーを機能させている。スピーカーは、「警備を開始します」や「カードをかざして下さい」などのガイダンスを行う。
ボリューム調整用孔140は、メインフレーム100の前側に設けられている。また、ボリューム調整用孔140は、内側に収められている機器の調整部5が設けられている位置に対応する位置に設けられている。ボリューム調整用孔140は、前側カバー200を離間させた状態で調整部5を操作するための孔である。ボリューム調整用孔140は、前側カバー200を離間させた状態で雨水などの液体がメインフレーム100の内側に入る部分である。調整部5は、マイナスドライバーなどにより、スピーカーの音量を調整するために操作される。
破壊検出スイッチ用孔150は、メインフレーム100の前側に設けられている。また、破壊検出スイッチ用孔150は、内側に収められている機器の破壊検出スイッチ6が設けられている位置に対応する位置に設けられている。破壊検出スイッチ用孔150は、破壊検出スイッチ6を操作するための孔である。破壊検出スイッチ用孔150は、前側カバー200を離間させた状態で雨水などの液体がメインフレーム100の内側に入る部分である。
ねじ取付孔160は、メインフレーム100の三隅にそれぞれ設けられている。撥水メッシュ130付近に設けられているねじ取付孔160は、前側カバー200をメインフレーム100に固定するための図示省略したねじを締結するための孔である。その他のねじ取付孔160は、後側カバー300をメインフレーム100に固定するための図示省略したねじを挿入するための孔である。ねじ取付孔160は、ねじが挿入される部分であるため、雨水などの液体がメインフレーム100の内側に入らない部分である。
スイッチ170は、メインフレーム100の下側に設けられている。スイッチは、警備員が巡回するときなどに押される。なお、雨水などの液体がスイッチ170の周囲からメインフレーム100の内側に入る余地があるが、スイッチ170が操作器1の下側に設けられているので、雨水などの液体はメインフレーム100の内側に入ることはほとんどない。また、雨水などの液体がメインフレーム100の内側に入ったとしても、重力によりその孔から流れ出る。そのため、この部分にはパッキン部材などの設置を必要としない。しかし、スイッチ170の周囲に適宜パッキン部材を設けてもよい。
(前側カバー200の構成)
前側カバー200は、メインフレーム100の発揮部の機能を維持するための維持部を有している。前側カバー200は、維持部の一例として、警備開始ボタン210と、解除ボタン220と、LED表示部230と、表示部240と、スピーカー用孔250とを有している。前側カバー200には、前側カバー200がメインフレーム100を覆う状態において、メインフレーム100の孔部を塞ぐためのパッキン部材が設けられている。前側カバー200には、パッキン部材の一例として、調整用パッキン部材260およびスイッチ用パッキン部材270が設けられている。また、前側カバー200は、孔部280と、ねじ蓋290とを有している。
警備開始ボタン210は、前側カバー200がメインフレーム100を覆う状態において、メインフレーム100の警備開始ボタン部111に対向する位置に設けられている。警備開始ボタン210は、雨水などの液体が警備開始ボタン210の周囲の孔から前側カバー200の内側に入る部分である。警備開始ボタン210が使用者に押されることにより、メインフレーム100の警備開始ボタン部111が押される。これにより、警備システムの設定を開始することができる。
ここで、メインフレーム100の発揮部の機能を維持する維持部について、維持部の一例である警備開始ボタン210を用いて説明する。例えば、警備開始ボタン210の設けられている位置に樹脂のカバーが設けられている場合には、警備開始ボタン部111を押すことができず、警備開始ボタン部111の機能を維持することができない。そのため、警備開始ボタン210は、ボタンとしての機能を有することにより、警備開始ボタン部111の機能を維持している。したがって、維持部は、メインフレーム100の発揮部の機能を維持する。
解除ボタン220は、前側カバー200がメインフレーム100を覆う状態において、メインフレーム100の解除ボタン部112に対向する位置に設けられている。解除ボタン220は、雨水などの液体が解除ボタン220の周囲の孔から前側カバー200の内側に入る部分である。解除ボタン220が使用者に押されることにより、メインフレーム100の解除ボタン112が押される。これにより、警備システムの警備状態を解除させるための設定を開始することができる。
このように二重構造の外側である前側カバー200に警備開始ボタン210および解除ボタン220を設けているため、メンブレンスイッチ自体を使用者の指で押すよりも、メンブレンスイッチの上に接地したボタンを指で押す方が、操作感がよく、確実に動作させることができ、使用者の爪によるメンブレンスイッチの破損もなくなる。
LED表示部230は、前側カバー200がメインフレーム100を覆う状態において、メインフレーム100の表示用透明フィルム110に対向する位置に設けられている。LED表示部230は、警備システムが警備状態である場合などの所定の場合に、発光ダイオードが点灯することによる光を通す。
表示部240は、前側カバー200がメインフレーム100を覆う状態において、メインフレーム100の読み取り部透明フィルム120に対向する位置に設けられている。表示部240は、警備開始ボタン部111が押された場合などの所定の場合に、表示燈が点灯することによる光を通す。
スピーカー用孔250は、前側カバー200がメインフレーム100を覆う状態において、メインフレーム100の撥水メッシュ130に対向する位置に設けられている。スピーカー用孔250は、スピーカーが発する音を通すための孔である。スピーカー用孔250は、雨水などの液体が前側カバー200の内側に入る部分である。
調整用パッキン部材260は、前側カバー200がメインフレーム100を覆う状態において、メインフレーム100のボリューム調整孔140に対向する位置の前側カバー200の裏側に設けられている。調整用パッキン部材260は、前側カバー200がメインフレーム100を覆う状態において、メインフレーム100のボリューム調整用孔140を塞ぐ。
スイッチ用パッキン部材270は、前側カバー200がメインフレーム100を覆う状態において、メインフレーム100の破壊検出スイッチ用孔150に対向する位置で前側カバー200の裏側に設けられている。スイッチ用パッキン部材270は、前側カバー200がメインフレーム100を覆う状態において、メインフレーム100の破壊検出スイッチ用孔150を塞ぐとともに、破壊検出スイッチ6を押す。警備システムの警備状態において、前側カバー200が破損などして前側カバー200がメインフレーム100から離間すると、破壊検出スイッチ6が押されている状態が解除され、発報される。
調整用パッキン部材260およびスイッチ用パッキン部材270を設けているため、前側カバー200がメインフレーム100を覆う状態において、雨水などの液体がボリューム調整用孔140および破壊検出スイッチ用孔150からメインフレーム100の内側に入らない。そのため、雨水などの液体により操作器1が故障するのを防止することができる。
孔部280は、前側カバー200がメインフレーム100を覆う状態において、撥水メッシュ130付近のねじ取付孔160に対向する位置に設けられている。孔部280は、前側カバー200をメインフレーム100に固定するためのねじを挿入するための孔である。ねじ蓋290は、図示省略したねじにより前側カバー200をメインフレーム100に固定した後に、孔部280を隠すための部材である。
(後側カバー300の構成)
後側カバー300は、メインフレーム100の後側を保護する部材である。また、後側カバー300は、建物などの外壁Wに操作器1を取り付けるための部材である。後側カバー300は、図3に示すように、パッキン部品310と、ねじ孔320とを有している。また、後側カバー300は、背面301に孔を有している。後側カバー300は、孔の一例として、上側取付孔(取付孔)330と、下側取付孔(取付孔)340と、配線孔350とを有している。
パッキン部品310は、後側カバー300の内側の周囲に設けられている。パッキン部品310は、後側カバー300がメインフレーム100を覆う状態において、メインフレーム100と後側カバー300との隙間を塞ぐ。そのため、メインフレーム100と後側カバー300との間に液体が入るのを防止する。
ねじ孔320は、後側カバー300がメインフレーム100を覆う状態において、ねじ取付孔160に対応する位置に設けられている。ねじ孔320は、後側カバー300をメインフレーム100に固定するための図示省略したねじを締結するための孔である。
上側取付孔330は、後側カバー300の背面301の上側に設けられている。下側取付孔340は、後側カバー300の背面301の下側に設けられている。上側取付孔330および下側取付孔340は、取付部材の一例であるねじSが外壁Wに締結されることにより、カバー10の後側カバー300を外壁Wに固定するための孔である。配線孔350は、後側カバー300の背面301に設けられている。配線孔350は、図示省略した機器に接続される配線20を通すための孔である。
(ゴムスポンジ400の構成)
ゴムスポンジ400は、カバー10の後側カバー300の背面301の形状に合わせて抜き加工したものである。ゴムスポンジ400は、エチレン−プロピレンゴム(EPDM)などの耐候性を有する弾性部材により形成されている。例えば、ゴムスポンジ400は、弾性部材の一例である独立気泡構造の樹脂発泡成形体である。または、ゴムスポンジ400は、弾性部材の一例である撥水加工が施された半独立半連続気泡構造の樹脂発泡成形体である。そのため、ゴムスポンジ400は、物に挟まれて圧力を受けると、厚みが減少するとともに、接触している物の外側の形状に沿って変形する。また、ゴムスポンジ400は、圧縮されていない場合、水などの液体を吸収して通過させる。なお、ゴムスポンジ400は、撥水加工が施された連続気泡構造の樹脂発泡成形体であってもよい。
ゴムスポンジ400が独立気泡構造の樹脂発泡成形体である場合には、物に挟まれて圧縮されると厚みが半分程度に減少するため、ゴムスポンジ400の厚みを厚くして、凹凸が多い外壁Wに適用することができる。一方、ゴムスポンジ400が撥水加工が施された半独立半連続気泡構造の樹脂発泡成形体である場合には、物に挟まれて圧縮されたとしても厚みが半分程度に減少しないため、厚みを薄くして比較的平坦な外壁Wに適用することができる。なお、ゴムスポンジ400の材料、構造や厚みなどは、設置する場所の状態によって適宜変更することができる。
ゴムスポンジ400は、図5に示すように、カバー10と外壁Wとの間に設けられている。また、ゴムスポンジ400は、上側取付孔330と、下側取付孔340と、配線孔350とを囲うように設けられている。ゴムスポンジ400は、カバー10の後側カバー300の背面301の全面を覆っている。ゴムスポンジ400は、両面テープ加工が施されて、後側カバー300の背面301に固定されている。そのため、カバー10を外壁Wに取り付ける際、カバー10に対するゴムスポンジ400の位置がずれるのを防止して、容易に美観を保った状態で設置することができる。なお、ゴムスポンジ400を後側カバー300に固定する方法としては、両面テープ加工がされている場合に限らず、接着剤などにより固定してもよい。
ゴムスポンジ400は、貫通孔を有している。ゴムスポンジ400は、図4に示すように、貫通孔の一例として、上側貫通孔(取付貫通孔)410と、下側貫通孔(取付貫通孔)420と、配線貫通孔430とを有している。上側貫通孔410は、後側カバー300の上側取付孔330に対向する位置に設けられている。下側貫通孔420は、後側カバー300の下側取付孔340に対向する位置に設けられている。上側貫通孔410および下側貫通孔420は、ねじSが貫通するための孔である。配線貫通孔430は、後側カバー300の配線孔350に対向する位置に設けられている。配線貫通孔430は、配線20が貫通するための孔である。
なお、ゴムスポンジ400が背面301の全面を覆う実施形態に限らず、上側取付孔330、下側取付孔340および配線孔350の周囲のみを覆う実施形態としてもよい。あるいは、後側カバー300の背面301の外周のみを覆う実施形態としてもよい。
(本実施形態の優位性)
背面301にゴムスポンジ400が固定された後側カバー300は、図5に示すように、ねじSが上側取付孔330および上側貫通孔410、下側取付孔340および下側貫通孔420を通り外壁Wに締結されることにより、外壁Wに取り付けられる。この際、ゴムスポンジ400の厚さが減少するようにねじSを回して取り付けられる。そして、カバー10を外壁Wに取り付けると、ゴムスポンジ400がカバー10と外壁Wとに挟まれることにより、ゴムスポンジ400が圧縮されて外壁Wの形状およびカバー10の後側カバー300の背面301の形状に沿って変形する。
そのため、ゴムスポンジ400自身の隙間が塞がり、水などの液体がゴムスポンジ400内を通過しない。また、ゴムスポンジ400と外壁Wおよび後側カバー300の背面301との隙間が塞がり、水などの液体がゴムスポンジ400と外壁Wおよび後側カバー300の背面301との隙間を通過しない。その結果、水などの液体が、上側取付孔330、下側取付孔340や配線孔350からカバー10の内側に侵入するのを防止し、操作器1が故障するのを防止して操作器1の信頼性を向上させることができる。また、ゴムスポンジ400であるため、カバー10を取り付けやすくなり、美観を損なわず、コストが増加するのを防止することができる。
また、ゴムスポンジ400がカバー10の後側カバー300の背面301の全面を覆っているため、ゴムスポンジ400に水などの液体が染み込んだ場合やゴムスポンジ400と外壁Wまたは後側カバー300の背面301との隙間に水などの液体が入った場合でも、水などの液体が上側取付孔330、下側取付孔340や配線孔350まで容易に到達するのを防止する。また、カバー10を外壁Wに取り付けやすくなり、カバー10を外壁Wに対して安定させることができる。
また、ゴムスポンジ400が独立気泡構造の樹脂発泡成形体である場合には、連続気泡構造の樹脂発泡成形体に比べて、ゴムスポンジ400を押しつぶすための圧力が高いので比較的平坦な外壁Wに設置することができ、水などの液体を侵入させない水密性を確保することができる。
一方、ゴムスポンジ400が、撥水加工が施された半独立半連続気泡構造の樹脂発泡成形体である場合には、独立気泡構造の樹脂発泡成形体に比べて、ゴムスポンジ400を押しつぶすための圧力が低いため、凹凸が多い外壁Wにも設置することができ、水などの液体を侵入させない水密性を確保することができる。
本考案は、インターホン、機械警備用の遠隔操作器や出入管理用読み取り装置などに利用することができる。
操作器を示す斜視図である。 前側カバーを離間させた場合を示す斜視図である。 後側カバーを離間させた場合を示す斜視図である。 操作器を示す斜視図である。 カバーを外壁に取り付けた状態を示す断面図である。
符号の説明
2…筺体、10…カバー、20…配線、200…前側カバー、300…後側カバー、301…背面、330…上側取付孔、340…下側取付孔、350…配線孔、400…ゴムスポンジ、410…上側貫通孔、420…下側貫通孔、430…配線貫通孔、S…ねじ、W…外壁。

Claims (5)

  1. 背面に孔を有し、機器を内側に収納するカバーと、
    前記孔に対向する位置に貫通孔を有し、前記カバーと壁との間でかつ前記孔を囲うように設ける弾性部材とを備え、
    前記カバーを前記壁に取り付けると、前記弾性部材が圧縮されて前記壁の形状および前記カバーの背面の形状に沿って変形することを特徴とする筺体。
  2. 前側カバーと、前記前側カバーと組み合う後側カバーとを有し、配線が接続される機器を前記前側カバーおよび前記後側カバーの内側に収納するカバーと、
    前記カバーと壁との間に弾性部材とを備え、
    前記後側カバーの背面には、取付部材により前記カバーを前記壁に取り付けるための取付孔と、前記配線を通すための配線孔とを設け、
    前記弾性部材は、前記取付孔に対向する位置に取付貫通孔と、前記配線孔に対向する位置に配線貫通孔とを有し、前記取付孔および前記配線孔を囲うように設けられ、
    前記カバーを前記壁に取り付けると、前記弾性部材が圧縮されて前記壁の形状および前記カバーの背面の形状に沿って変形することを特徴とする筺体。
  3. 前記弾性部材は、前記カバーの背面の全面を覆うことを特徴とする請求項1または2に記載の筺体。
  4. 前記弾性部材は、独立気泡構造の樹脂発泡成形体であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の筺体。
  5. 前記弾性部材は、撥水加工が施された半独立半連続気泡構造の樹脂発泡成形体であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の筺体。



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