JP3146424B2 - 電動送風機 - Google Patents

電動送風機

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JP3146424B2
JP3146424B2 JP27219291A JP27219291A JP3146424B2 JP 3146424 B2 JP3146424 B2 JP 3146424B2 JP 27219291 A JP27219291 A JP 27219291A JP 27219291 A JP27219291 A JP 27219291A JP 3146424 B2 JP3146424 B2 JP 3146424B2
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JP
Japan
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fan
blower
cylindrical wall
fixed
fan cover
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守 早津
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Mitsubishi Electric Home Appliance Co Ltd
Mitsubishi Electric Corp
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Mitsubishi Electric Home Appliance Co Ltd
Mitsubishi Electric Corp
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【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、電気掃除機等に用い
られる電動送風機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図6は例えば実公昭57−30475号
公報に記載された従来の電動送風機を示す要部断面図、
図7は前記電動送風機に組付けられる固定フアンを示す
平面図、図8は前記固定フアンを示す裏面図、図9は図
8の要部を示す要部拡大図、図10は図8のI矢視部を
示す側面図である。図において、1は送風ファン、2は
送風ファン1を覆うフアンカバー、3は送風ファン1よ
り流出される空気を整流しながら電動部4に導く固定フ
アン、この固定フアン3の一側面5は平板状に形成さ
れ、中心部には回転軸6の挿通孔7が形成されている。
また、この固定フアン3の外周縁には所定間隔を置いて
外周縁より内周方向に拡がるように切欠縁8が弧状に切
欠形成され、また、この切欠縁8に沿って垂直状に一側
面5側より他側面9に向かって案内縁10が形成されて
いる。そして、この案内縁10の外面には一側面5側か
ら他側面9側に向かって弧状に拡がり、かつ一側面5側
から他側面9側に向かって傾斜された案内翼部11が形
成されている。また、この固定フアン3の一側面5に形
成した切欠縁8の内周端より固定フアン3の外周縁に向
かって拡がるように傾斜された切欠縁12が形成されて
いる。また、この固定フアン3の他側面9には、前記案
内縁10より中心に向って複数の整流翼部13が略平行
状に形成され、この隣接整流翼部13間に整流路が形成
され、この整流路の固定フアン3の外周縁側に前記切欠
縁12に位置して開口した開口部14に前記案内翼部1
1の内端側から連通されている。
【0003】上記のように構成された従来の電動送風機
においては、固定子4aと回転子4bとよりなる電動部
4の駆動で回転軸6が回転し、送風ファン1の回転によ
って生じる空気流は固定フアン3の案内翼部11に案内
されて開口部14に流動し、開口部14から各整流翼部
13間に流動され、電動部4を冷却しながら排出され
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の電動送風機は上
記のように構成されているので、送風ファン1より流出
される空気流が固定フアン3の案内翼部11に案内され
て開口部14に流動する際、前記固定フアン3の一側面
5側より他側面9に向って形成される案内縁10の入口
側肉厚tの影響で、空気流が乱流を起こし性能低下の原
因となる。また、送風ファン3より流出する空気流は、
フアンカバー2の側壁2aに衝突してから開口部14へ
と転向するため、送風ファン1が発生する風切り音と空
気流がファンカバー2の側壁2aに衝突する際に発生す
る衝突音が、ファンカバー2の外部に透過し騒音の原因
となる。また、特に固定ファン3の外周縁とファンカバ
ー2の内周との間に隙間があると、この間で乱流が生
じ、著しい性能低下が認められ、固定ファン3の外周縁
とファンカバー2の側壁2aは密着させる必要がある。
そのため、固定ファン3の外周と、ファンカバー2の内
周の寸法管理は大変難しく、寸法のバラツキにより性能
のバラツキが生じる恐れがある。さらに、固定フアン3
の外周とフアンカバー2の側壁2aを密接に組み付けな
ければならないことから、組み付けづらいなど、いろい
ろの問題点があった。
【0005】本発明は従来の電動送風機の上記問題点を
解消するためになされたもので、固定フアンの案内縁入
口の空気流の乱流による性能低下をなくすと共に、固定
フアン外周とフアンカバー側壁の隙間の影響による性能
の低下及びバラツキをなくし、組立性をも容易にし、さ
らに、低騒音を実現した電動送風機を得ることを目的と
するものである。
【0006】本発明に係る電動送風機は、電動機によっ
て回転される送風ファンと、該送風ファンを覆うファン
カバーと、前記送風ファンより流出される空気を前記電
動機に導く均等幅の案内翼部が周囲の他側面へ陥没する
ように設けられるとともに、他側面に整流翼部を設けた
固定ファンとを備え、
【0007】前記送風ファンの周囲で前記ファンカバー
の側壁より内側に前記固定フアンの周囲に均等幅に他側
面へ陥没するように設けられた案内翼部の外周縁に、
周縁部より突出した円筒壁を一体に形成し、かつ前記円
筒壁とファンカバーの側壁との間には空間を設け、さら
に円筒壁の上端面部を送風ファン空気出口上端面より高
く構成して前記ファンカバーの上内面上部に当接させて
前記空間を閉鎖したものである。
【0008】また、前記円筒壁の上端面は上記送風ファ
ン空気出口上端面より高く構成したものである。
【0009】
【作用】本発明に係る電動送風機は、送風ファンより流
出される空気を電動部に導く均等幅の案内翼部が周囲の
他側面へ陥没するように設けられるとともに、他側面に
整流翼部を設けた固定フアンの外周縁に、該外周縁と一
体の円筒壁を設けることで、送風ファンと円筒壁とに離
間した空洞部を構成し、均等幅の案内翼部としたことと
相俟って滑らかな空気流となり、固定フアン外周とフア
ンカバー側壁内面の隙間の影響による性能低下及び性能
のバラツキがなくなる。かつ円筒壁とファンカバー側壁
との間には空間を設けたことから円筒壁とファンカバー
側壁とに寸法差ができる。そして、前記空間を閉鎖して
設けた二重壁構造により、送風ファンが発生する風切り
音や、送風ファンより流出される空気流が、ファンカバ
ーの側壁に衝突する際に発生する衝突音等の透過音を大
きく低減する。また、前記円筒壁の上端面を送風ファン
空気出口上端面より高くした構造により、送風ファンよ
り流出される空気のファンカバーへの衝突がなくなる。
【0010】
【実施例】実施例1. 図1はこの発明の一実施例を示す電動送風機の断面図、
図2は前記電動送風機の要部を示す要部拡大断面図、図
3は前記電動送風機に組み付けられる固定フアンを示す
平面図、図4は前記固定フアンを示す底面図、図5は図
4の要部を示す要部拡大底面図で、図において1〜14
は上記従来の電動送風機のものと同等の機能を有するも
のである。15は円筒壁で、中央に軸受けハウジング1
7を有したブラケット16に固定された固定フアン3の
外周縁部より突出した円筒壁で、ファンカバー2の側壁
より内側になるように形成されている。そして、前記円
筒壁15は固定ファン3の外周縁に一体に形成されてい
る。また、前記円筒壁15は、ファンカバー2の側壁と
の間に空間を設けた二重壁構造を構成し、円筒壁上端面
部18がファンカバー2の内面と当接して組み付けら
れ、さらに、円筒壁上端面部18が前記送風ファン1の
出口側上端面19の部位より高く構成されている。
【0011】上記のように構成された電動送風機におい
ては、固定フアン3の外周縁部に、該外周縁部に円筒壁
15を形成することで、送風ファン1より流出される空
気流は、円筒壁15の内周に沿って固定フアン3の案内
翼部11に案内されて滑らかに開口部14に流動し、開
口部14から各整流翼部13間の整流路に流動され、電
動部4を冷却しながら吐出する。また、円筒壁15を設
けることは、固定フアン3の外周とフアンカバー2の内
周とを一体にしたことと同様であり、よって固定フアン
3の外周とフアンカバー2内周の隙間の影響による性能
低下、及び固定フアン3の外周とフアンカバー2内周の
寸法のバラツキによる性能のバラツキがなくなる。ま
た、二重壁構造を構成する円筒壁15の上端面部18は
ファンカバー2の内面に当接させる構造のため、円筒壁
15の外周とフアンカバー2の内周との間には閉鎖した
空間Aを設けることができる。また、密接に組み付ける
必要がなく、その結果組立性も容易となる。さらに、円
筒壁上端面部18が前記送風ファン1の出口側上端面1
9の部位より高く構成されているので、送風ファンより
流出される空気は前記円筒壁に衝突する。
【0012】
【発明の効果】本発明に係る電動送風機は、送風ファン
より流出される空気を電動部に導く均等幅の案内翼部が
周囲の他側面へ陥没するように設けられるとともに、他
側面に整流翼部を設けた固定ファンの外周縁部に該外周
縁部と一体に形成した円筒壁を形成して構成されるの
で、部品点数が減少し、送風ファンより流出される空気
流は、送風ファンと円筒壁とに離間した空洞部を構成
し、均等幅の案内翼部としたことと相俟って滑らかな空
気流となり、円筒壁に案内されながら滑らかに固定ファ
ンの開口部から各整流路に流動され、風切り音を低減で
き、流体損失を招くこともない。さらに、前記円筒壁と
ファンカバー内周との間には空間を設けたことから円筒
壁とファンカバー側壁とに寸法差ができ、寸法管理及び
組立性ともに容易になる。そして、前記空間を閉鎖して
設けた二重壁構造により、送風ファンより空気流が流出
される際に発生する風切り音や、空気流が円筒壁に衝突
する際に発生する衝突音等の外部への透過音を大きく低
減させられるため、低騒音を実現できる。また、前記円
筒壁の上端面を送風ファン空気出口上端面より高くした
構造により、送風ファンより流出される空気のファンカ
バーへの衝突がなくなり、低騒音の実現をより確かなも
のにできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す電動送風機の断面図で
ある。
【図2】前記電動送風機の要部を示す要部拡大断面図で
ある。
【図3】前記電動送風機に組み付けられる固定フアンを
示す平面図である。
【図4】前記固定フアンを示す底面図である。
【図5】前記図4の要部を示す要部拡大底面図である。
【図6】従来の電動送風機を示す要部断面図である。
【図7】従来の電動送風機に組み付けられる固定フアン
を示す平面図である。
【図8】前記固定フアンを示す裏面図である。
【図9】図8の要部を示す要部拡大図である。
【図10】図8のI矢視部を示す側面図である。
【符号の説明】
1 送風ファン 2 フアンカバー 3 固定フアン 4a 回転子 4b 固定子 6 回転軸 15 円筒壁 16 ブラケット 17 軸受けハウジング 18 円筒壁上端面部 19 送風ファン出口側上端面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭60−122300(JP,A) 特開 昭59−74396(JP,A) 特開 昭61−294198(JP,A) 特開 平3−74600(JP,A)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電動機によって回転される送風ファン
    と、該送風ファンを覆うファンカバーと、前記送風ファ
    ンより流出される空気を前記電動機に導く均等幅の案内
    翼部が周囲の他側面へ陥没するように設けられるととも
    に、他側面に整流翼部を設けた固定ファンとを備え、前
    記送風ファンの周囲で前記ファンカバーの側壁より内側
    に、前記固定ファンの周囲に均等幅に他側面へ陥没する
    ように設けられた案内翼部の外周縁に、外周縁部より突
    出した円筒壁を一体に形成し、かつ前記円筒壁とファン
    カバーの側壁との間には空間を設け、さらに円筒壁の上
    端面部を送風ファン空気出口上端面より高く構成して前
    記ファンカバーの上内面上部に当接させて前記空間を閉
    鎖したことを特徴とする電動送風機。
JP27219291A 1991-10-21 1991-10-21 電動送風機 Expired - Lifetime JP3146424B2 (ja)

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