JP3114948B2 - 送風機 - Google Patents

送風機

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JP3114948B2
JP3114948B2 JP04048558A JP4855892A JP3114948B2 JP 3114948 B2 JP3114948 B2 JP 3114948B2 JP 04048558 A JP04048558 A JP 04048558A JP 4855892 A JP4855892 A JP 4855892A JP 3114948 B2 JP3114948 B2 JP 3114948B2
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敏彦 内田
和英 内藤
菊夫 小宮山
竜三 久良
幸雄 篠田
和弘 安本
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  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は電子機器等の空冷用に
用いられる送風機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】上記この種の送風機は従来においては、
例えば特開昭56ー54995号公報や実開平2ー18
697号公報に示されているような構成となっている。
即ち、図4に示すように通風路を形成し、ベルマウスに
よる通風路の中央に取付脚20を介して回転軸を回転自
在に保持した軸支部21を持つプラスチック製のケーシ
ング22に対して、その軸支部21の外周にステータ
が、ステータの外側にロータがそれぞれ構成されて軸流
羽根車23を回すモータが構成されている。軸流羽根車
23は羽根ボスの内径内にモータのロータが嵌合され、
またボス部において回転軸に嵌合されてロータと回転軸
と一体になって通風路内で回転するようになっている。
ケーシング22は吸込口側と吹出口側において拡開した
ベルマウスによる通風路をもち、この部分に合わせ面を
持つ成形型により一体成形されている。
【0003】上記構成の送風機は、適用する機器にケー
シング22の四隅に形成された取り付け孔を使ってねじ
締結される。機器側からの電源の供給により、ステータ
の外側のロータが回転し、ロータと結合した軸流羽根車
23が通風路内で回転し送風機能を果たす。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の送風機では
機器への取り付けに際してねじを締め過ぎたり、少し無
理に取り付け位置に適合させたりすると、ケーシングが
歪み軸流羽根車の翼が通風路の内面に当たり円滑な機能
が果たせなくなることがある。ベルマウスによる通風路
は入口側と出口側が拡開しているため、成形においては
通風路の内径の最小部分に成形型の合わせ面が設定され
るため当該部にバリが出来やすく、少しの歪でバリと翼
とが接触することになりやすい。軸流羽根車に対する通
風路の内径に余裕を設ければ上記した問題は解消できる
ものの送風性能の低下は避けられないことになる。
【0005】この発明は、取り付け等によりケーシング
に若干の歪みが生じても軸流羽根車の翼が通風路に接触
することがほとんどなく、送風性能も低下しない送風機
を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】入口側と出口側がともに
拡開し、その出口側の拡開部の始端部分が内径の最小径
部となる通風路を形成するとともに、この通風路のほぼ
中央に回転軸を回転自在に保持する軸支部を備えたプラ
スチック製のケーシングに対して、上記軸支部にモータ
を構成し、このモータのロータと一体に上記通風路内で
回転する軸流羽根車を備えた送風機に対して、その通風
路の内径の最小径部分に対向する上記軸流羽根車の各翼
の回転方向に対して後端部となる翼後縁隅部のみを直線
的に切欠き、当該部のみを中心側に後退させたものであ
る。
【0007】
【作用】この発明における送風機においては、通風路の
最小径部に対向する各翼の翼後縁部が中心側に後退して
いるので、成形においてバリのできやすい通風路の最小
径部と各翼とに送風性能を低下させることなく接触を回
避するに足る間隔が保たれることになる。
【0008】
【実施例】図1はこの発明の一実施例としての送風機の
正面図で、図2は同じくその拡大断面図、図3は送風性
能について比較した説明図である。
【0009】図示の送風機のモータ1は、プラスチック
製のケーシング2により形成されたベルマウスによる通
風路の中央に構成されている。即ち、通風路のほぼ中央
にケーシング2から延び出した数本の取付脚3を介して
回転軸4を回転自在に支持する軸支部5が設けられ、軸
支部5の外周にステータ6が、ステータ6の外側にロー
タ7がそれぞれ構成されている。このモータ1のロータ
7は回転軸4にボスにおいて嵌合された軸流羽根車の羽
根ボスに内嵌めされている。軸流羽根車はプラスチック
の成形体で、このモータ1の軸方向の一側部とロータ7
の外周部を覆い回転軸4とロータ7とに一体化され、こ
れらと共回りするようになっている。
【0010】通風路は入口側と出口側が拡開し、出口側
の拡開部の始端部分が内径の最も小さい最小径部分8と
なっている。軸流羽根車の各翼9は特にその最小径部分
8に対向する回転方向に対して後端部となる翼後縁偶部
に切欠10が設けられていて、当該部が中心側に後退し
ている。従って、通風路の最小径部分8と軸流羽根車の
各翼9とは切欠10により十分な間隔が保持されてい
る。なお図中11はケーシング2の四隅に形成された取
付用の貫通孔である。
【0011】上記の構成の送風機においては、適用する
機器の取り付け箇所にケーシング2の四隅にある貫通孔
11を使ってねじ締め固定され、送風機能を果たすこと
になる。取り付けにおいて取り付けスペースが狭く無理
に収めたり、ねじの締め過ぎや締め方にばらつきがある
と、プラスチック製のケーシング2に歪みが生じるが、
通風路の最小径部分8と軸流羽根車の各翼9の端縁とに
は切欠10による十分な間隔があるので、たとえ成形型
の合せ面となっていて当該部にバリが出ていたとしても
ケーシング2の歪みで各翼9が通風路の内面に接触する
ようなことはない。
【0012】切欠10は回転方向に対して後端部となる
翼後縁偶部に形成されているため、送風性能は図3に破
線で示すように低下することはなく、騒音についても切
欠10の無いものと変らない結果が得られる。図3にお
いて実線は切欠10のない同種の送風機に関するもの
で、破線は実施例の送風機に関するものである。
【0013】
【発明の効果】以上、本発明によれば、通風路の内径の
最小径部分に対向する上記軸流羽根車の各翼の回転方向
に対して後端部となる翼後縁隅部のみを直線的に切欠
当該部のみを中心側に後退させたので、通風路の最
小径部分との間隔を十分に確保でき、成形においてバリ
のできやすい通風路の最小径部と各翼とに送風性能を低
下させることなく接触を回避するに足りる間隔が保持さ
れ、ケーシングの歪みで翼と通風路の内面が接触するよ
うな不具合を無くすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例としての送風機の正面図であ
る。
【図2】この発明の実施例を示す送風機の拡大断面図で
ある。
【図3】送風性能を従来品との比較により示した説明図
である。
【図4】従来の送風機を示す背面図である。
【符号の説明】
1 モータ 2 ケーシング 3 取付脚 5 軸支部 6 ステータ 7 ロータ 8 最小径部分 9 翼 10 切欠
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小宮山 菊夫 岐阜県中津川市駒場町1番3号 三菱電 機株式会社 中津川製作所内 (72)発明者 久良 竜三 岐阜県中津川市駒場町1番3号 三菱電 機株式会社 中津川製作所内 (72)発明者 篠田 幸雄 岐阜県中津川市駒場町1番3号 三菱電 機株式会社 中津川製作所内 (72)発明者 安本 和弘 岐阜県中津川市駒場町1番3号 三菱電 機株式会社 中津川製作所内 (56)参考文献 特開 平4−26341(JP,A) 実開 平2−115992(JP,U) 実開 昭57−148095(JP,U) 実開 平3−30751(JP,U) 実開 平3−83400(JP,U) 特公 昭60−48400(JP,B2)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入口側と出口側がともに拡開し、その出
    口側の拡開部の始端部分が内径の最小径部となる通風路
    を形成するとともに、この通風路のほぼ中央に回転軸を
    回転自在に保持する軸支部を備えたプラスチック製のケ
    ーシングに対して、上記軸支部にモータを構成し、この
    モータのロータと一体に上記通風路内で回転する軸流羽
    根車を備えた送風機に対し、その通風路の内径の最小
    径部分である出口側の拡開部の始端部分に対向する上記
    軸流羽根車の各翼の回転方向に対して後端部となる翼後
    縁隅部のみを直線的に切欠き、当該部のみを中心側に後
    退させたことを特徴とする送風機。
JP04048558A 1992-03-05 1992-03-05 送風機 Expired - Fee Related JP3114948B2 (ja)

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JPS57148095U (ja) * 1981-03-13 1982-09-17
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