JPH08338396A - 遠心式送風機 - Google Patents
遠心式送風機Info
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- JPH08338396A JPH08338396A JP14631195A JP14631195A JPH08338396A JP H08338396 A JPH08338396 A JP H08338396A JP 14631195 A JP14631195 A JP 14631195A JP 14631195 A JP14631195 A JP 14631195A JP H08338396 A JPH08338396 A JP H08338396A
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- Japan
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- scroll
- motor
- motor mounting
- mounting plate
- air chamber
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- Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 送風性能が良く、簡単に吸込口を反対側に構
成することができる製造の容易な遠心式送風機を得る。 【構成】 両側と吹出口の開放した渦巻き室２を形成す
るスクロール３の一側に、スクロール３の一側を閉止す
るモータ取付板４を装着し、このモータ取付板４の中央
にモータ９を取付け、このモータ９の回転軸１０にスク
ロール３内で回転する遠心式羽根車１２を装着する構成
とし、そのモータ取付板４にはそのモータ取付部分を囲
むようにスクロール３の渦巻き室２を軸方向へ拡張させ
る気室１３を設ける。
成することができる製造の容易な遠心式送風機を得る。 【構成】 両側と吹出口の開放した渦巻き室２を形成す
るスクロール３の一側に、スクロール３の一側を閉止す
るモータ取付板４を装着し、このモータ取付板４の中央
にモータ９を取付け、このモータ９の回転軸１０にスク
ロール３内で回転する遠心式羽根車１２を装着する構成
とし、そのモータ取付板４にはそのモータ取付部分を囲
むようにスクロール３の渦巻き室２を軸方向へ拡張させ
る気室１３を設ける。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は換気装置などに使う遠心
式送風機に関するものである。
式送風機に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】換気装置や空調装置に広く用いられてい
る多翼ファンやラジアルファンといった遠心式送風機で
は渦巻き室を形成するスクロールを備えている。このス
クロールは、その渦巻き室の断面積をある一定の角度ま
でなるべく大きくした方が良い。しかしながら、渦巻き
室の断面積を単純に増加させることは、スクロールの外
径寸法が大きくなり、換気装置や空調装置に組込む送風
機としては問題があるが、従来においてもこの点を解決
したいくつかの技術もある。
る多翼ファンやラジアルファンといった遠心式送風機で
は渦巻き室を形成するスクロールを備えている。このス
クロールは、その渦巻き室の断面積をある一定の角度ま
でなるべく大きくした方が良い。しかしながら、渦巻き
室の断面積を単純に増加させることは、スクロールの外
径寸法が大きくなり、換気装置や空調装置に組込む送風
機としては問題があるが、従来においてもこの点を解決
したいくつかの技術もある。
【０００３】例えば、実開昭５８―１２９４２７号公報
には図６に示すようにスクロール１０１の内通路１０２
を、モータ１０３を包むように外方へ突出させ膨らませ
た多翼ファンが示されている。また、特開昭６４―７７
８００号公報にはスクロールと吸込口を形成するマウス
リングの双方の内側に凹みを設けた多翼ファンが示され
ている。これらは、いずれもスクロールの外径寸法を大
きくすることなく、その渦巻き室の断面積を大きくする
ことができ、性能の向上による低騒音化を達成する有効
な手立てとなっている。
には図６に示すようにスクロール１０１の内通路１０２
を、モータ１０３を包むように外方へ突出させ膨らませ
た多翼ファンが示されている。また、特開昭６４―７７
８００号公報にはスクロールと吸込口を形成するマウス
リングの双方の内側に凹みを設けた多翼ファンが示され
ている。これらは、いずれもスクロールの外径寸法を大
きくすることなく、その渦巻き室の断面積を大きくする
ことができ、性能の向上による低騒音化を達成する有効
な手立てとなっている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の遠
心式送風機は、スクロール１０１の外径寸法を大きくす
ることなく、渦巻き室の断面積を大きくできるが、スク
ロール１０１に膨らみや内方への凹みを形成すること
は、スクロール１０１自体の形状が渦巻き形であるため
かなり面倒で製造における困難度が増しコストが高騰す
るといった問題点がある。
心式送風機は、スクロール１０１の外径寸法を大きくす
ることなく、渦巻き室の断面積を大きくできるが、スク
ロール１０１に膨らみや内方への凹みを形成すること
は、スクロール１０１自体の形状が渦巻き形であるため
かなり面倒で製造における困難度が増しコストが高騰す
るといった問題点がある。
【０００５】また、スクロールの渦巻き室の断面積に関
する問題とは別に、換気装置や空調装置においては複数
機の送風機が組込まれることが多いが、送風機を対向状
に配置し、それらの吹出し方向も吸込み方向も同じにし
たいような場合には構成の反対の送風機を使わなければ
実現できない。こうした構成の反対の送風機の製造には
構成の反対なスクロールが必要で、これまで二種類の送
風機を個別に製造するしかなかった。
する問題とは別に、換気装置や空調装置においては複数
機の送風機が組込まれることが多いが、送風機を対向状
に配置し、それらの吹出し方向も吸込み方向も同じにし
たいような場合には構成の反対の送風機を使わなければ
実現できない。こうした構成の反対の送風機の製造には
構成の反対なスクロールが必要で、これまで二種類の送
風機を個別に製造するしかなかった。
【０００６】本発明は上記した従来の問題点を解消する
ためになされたもので、その課題とするところは、送風
性能が良く、簡単に吸込口を反対側に構成することがで
きる製造の容易な遠心式送風機を得ることであり、ま
た、その遠心式送風機の保守性を向上させることであ
る。
ためになされたもので、その課題とするところは、送風
性能が良く、簡単に吸込口を反対側に構成することがで
きる製造の容易な遠心式送風機を得ることであり、ま
た、その遠心式送風機の保守性を向上させることであ
る。
【０００７】
【課題を解決するための手段】前記課題を達成するため
に請求項１の発明は、両側と吹出口の開放した渦巻き室
を形成するスクロールの一側に、スクロールの一側を閉
止するモータ取付板を装着し、このモータ取付板の中央
にモータを取付け、このモータの回転軸にスクロール内
で回転する遠心式羽根車を装着する構成とし、そのモー
タ取付板にはそのモータ取付部分を囲むようにスクロー
ルの渦巻き室を軸方向へ拡張させる気室を設ける手段を
採用する。
に請求項１の発明は、両側と吹出口の開放した渦巻き室
を形成するスクロールの一側に、スクロールの一側を閉
止するモータ取付板を装着し、このモータ取付板の中央
にモータを取付け、このモータの回転軸にスクロール内
で回転する遠心式羽根車を装着する構成とし、そのモー
タ取付板にはそのモータ取付部分を囲むようにスクロー
ルの渦巻き室を軸方向へ拡張させる気室を設ける手段を
採用する。
【０００８】前記課題を達成するために請求項２の発明
は、両側と吹出口の開放した渦巻き室を形成するスクロ
ールの一側に、スクロールの一側を閉止するモータ取付
板を装着し、他側に中央に吸込口を有するベルマウスを
装着し、モータ取付板の中央にはモータを取付け、この
モータの回転軸にスクロール内で回転する遠心式羽根車
を装着する構成とし、そのモータ取付板とベルマウスと
をそれぞれスクロールに対して共通の取付構造によりそ
れぞれ着脱可能に装着し、モータ取付板にはそのモータ
取付部分を囲むようにスクロールの渦巻き室を軸方向へ
拡張させる気室を設ける手段を採用する。
は、両側と吹出口の開放した渦巻き室を形成するスクロ
ールの一側に、スクロールの一側を閉止するモータ取付
板を装着し、他側に中央に吸込口を有するベルマウスを
装着し、モータ取付板の中央にはモータを取付け、この
モータの回転軸にスクロール内で回転する遠心式羽根車
を装着する構成とし、そのモータ取付板とベルマウスと
をそれぞれスクロールに対して共通の取付構造によりそ
れぞれ着脱可能に装着し、モータ取付板にはそのモータ
取付部分を囲むようにスクロールの渦巻き室を軸方向へ
拡張させる気室を設ける手段を採用する。
【０００９】前記課題を達成するために請求項３の発明
は、請求項２にかかる手段におけるモータ取付板を、気
室より内側を構成する内側部分と気室部分を構成する気
室部分との二部分のねじ付けによりなる構成とし、スク
ロールの両側に対して気室部分を取付け、一方の気室部
分にはベルマウスを、他方の気室部分にはモータ取付板
の内側部分をそれぞれねじ付けにする手段を採用する。
は、請求項２にかかる手段におけるモータ取付板を、気
室より内側を構成する内側部分と気室部分を構成する気
室部分との二部分のねじ付けによりなる構成とし、スク
ロールの両側に対して気室部分を取付け、一方の気室部
分にはベルマウスを、他方の気室部分にはモータ取付板
の内側部分をそれぞれねじ付けにする手段を採用する。
【００１０】前記課題を達成するために請求項４の発明
は、請求項２又は請求項３のいずれかにかかる手段にお
けるモータ取付板に対してその内面にモータをスクロー
ルの内側からのねじ締めにより固定する手段を採用す
る。
は、請求項２又は請求項３のいずれかにかかる手段にお
けるモータ取付板に対してその内面にモータをスクロー
ルの内側からのねじ締めにより固定する手段を採用す
る。
【００１１】
【作用】請求項１にかかる前記手段では、スクロールは
両側と吹出口の開放した渦巻き状の部材であり、その一
側にこれを閉止するモータ取付板を装着すれば、モータ
取付板側の反対側が吸込み側になり、そのモータ取付板
にはモータ取付部分を囲むように気室が設けられている
ので、モータ取付板の装着によりスクロールの渦巻き室
が軸方向へ拡張する。従って、表裏の構成が反対の二種
のモータ取付板を用意すれば吹出し方向は同じで吸込み
方向が異る二種の遠心式送風機が構成できる。
両側と吹出口の開放した渦巻き状の部材であり、その一
側にこれを閉止するモータ取付板を装着すれば、モータ
取付板側の反対側が吸込み側になり、そのモータ取付板
にはモータ取付部分を囲むように気室が設けられている
ので、モータ取付板の装着によりスクロールの渦巻き室
が軸方向へ拡張する。従って、表裏の構成が反対の二種
のモータ取付板を用意すれば吹出し方向は同じで吸込み
方向が異る二種の遠心式送風機が構成できる。
【００１２】請求項２にかかる前記手段では、スクロー
ルは両側と吹出口の開放した渦巻き状の部材であり、そ
の一側にこれを閉止するモータ取付板を装着し、他側に
中央に吸込口を有するベルマウスを装着すれば、モータ
取付板側の反対側が吸込み側になり、そのモータ取付板
にはモータ取付部分を囲むように気室が設けられている
ので、モータ取付板の装着によりスクロールの渦巻き室
が軸方向へ拡張する。そして、モータ取付板とベルマウ
スとはスクロールに対して共通の取付構造によりそれぞ
れ着脱可能に装着できるので、表裏の構成が反対の二種
のモータ取付板とスクロールを用意すればねじ付けだけ
の操作で吹出し方向は同じで吸込み方向が異る二種の遠
心式送風機が構成できる。
ルは両側と吹出口の開放した渦巻き状の部材であり、そ
の一側にこれを閉止するモータ取付板を装着し、他側に
中央に吸込口を有するベルマウスを装着すれば、モータ
取付板側の反対側が吸込み側になり、そのモータ取付板
にはモータ取付部分を囲むように気室が設けられている
ので、モータ取付板の装着によりスクロールの渦巻き室
が軸方向へ拡張する。そして、モータ取付板とベルマウ
スとはスクロールに対して共通の取付構造によりそれぞ
れ着脱可能に装着できるので、表裏の構成が反対の二種
のモータ取付板とスクロールを用意すればねじ付けだけ
の操作で吹出し方向は同じで吸込み方向が異る二種の遠
心式送風機が構成できる。
【００１３】請求項３にかかる前記手段では、請求項２
にかかる作用とともにモータ取付板の気室部分によりス
クロールの渦巻き室が軸方向の両方へ拡張するうえ、吹
出し方向は同じで吸込み方向が異る二種について、モー
タ取付板のモータを取付ける内側部分を共通部品として
構成することができる。
にかかる作用とともにモータ取付板の気室部分によりス
クロールの渦巻き室が軸方向の両方へ拡張するうえ、吹
出し方向は同じで吸込み方向が異る二種について、モー
タ取付板のモータを取付ける内側部分を共通部品として
構成することができる。
【００１４】請求項４にかかる前記手段では、請求項２
又は請求項３のいずれかにかかる作用とともにモータの
着脱をスクロールの吸込み側から行なうことができる。
又は請求項３のいずれかにかかる作用とともにモータの
着脱をスクロールの吸込み側から行なうことができる。
【００１５】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。 実施例１．図１は本発明の実施例１の遠心式送風機を示
す断面図で、図２は同じく側面図である。この遠心式送
風機は、両側と吹出口１の開放した渦巻き室２を形成す
るスクロール３を備えている。このスクロール３は帯状
の板金を渦巻き形状に曲げ成形して構成されている。ス
クロール３の一側にはこのスクロール３の開放した一側
を閉止するモータ取付板４がねじ付け５やカシメ付けに
より装着されている。また、スクロール３の他側にはこ
れを閉止するベルマウス６がねじ付け５やカシメ付けに
より装着されている。ベルマウス６には、中央に内向き
に径が漸減する吸込口７が形成されている。モータ取付
板４の外形とベルマウス６の外形はほぼ同じであり、ス
クロール３の側部に対応する形状にそれぞれ形成されて
いる。
明する。 実施例１．図１は本発明の実施例１の遠心式送風機を示
す断面図で、図２は同じく側面図である。この遠心式送
風機は、両側と吹出口１の開放した渦巻き室２を形成す
るスクロール３を備えている。このスクロール３は帯状
の板金を渦巻き形状に曲げ成形して構成されている。ス
クロール３の一側にはこのスクロール３の開放した一側
を閉止するモータ取付板４がねじ付け５やカシメ付けに
より装着されている。また、スクロール３の他側にはこ
れを閉止するベルマウス６がねじ付け５やカシメ付けに
より装着されている。ベルマウス６には、中央に内向き
に径が漸減する吸込口７が形成されている。モータ取付
板４の外形とベルマウス６の外形はほぼ同じであり、ス
クロール３の側部に対応する形状にそれぞれ形成されて
いる。
【００１６】モータ取付板４の中央には取付孔８が形成
され、この取付孔８にモータ９がスクロール３内に回転
軸１０が突出するようにスクロール３の内側からの取付
孔８縁部へのねじ締め１１により固定されている。この
モータ９の上記回転軸１０にスクロール３内で回転する
遠心式羽根車１２が装着されている。モータ取付板４に
は取付孔８を囲むようにスクロール３の渦巻き室２を軸
方向へ拡張させる気室１３がリング状の溝として形成さ
れている。この気室１３は、図１に示すように遠心式羽
根車１２の羽根外径の外側に位置している。
され、この取付孔８にモータ９がスクロール３内に回転
軸１０が突出するようにスクロール３の内側からの取付
孔８縁部へのねじ締め１１により固定されている。この
モータ９の上記回転軸１０にスクロール３内で回転する
遠心式羽根車１２が装着されている。モータ取付板４に
は取付孔８を囲むようにスクロール３の渦巻き室２を軸
方向へ拡張させる気室１３がリング状の溝として形成さ
れている。この気室１３は、図１に示すように遠心式羽
根車１２の羽根外径の外側に位置している。
【００１７】スクロール３とベルマウス６及びモータ取
付板４の取付構造は共通であり、この実施例ではスクロ
ール３の外径をなるべく大きくしないために、図１に示
すようなねじ固定できる嵌め合い構造１４としてある
が、図３に示すように突き出し量の少ないフランジによ
る溶接又はねじ接合によるフランジ構造１５としてもよ
い。また、モータ９については図４に示すようにモータ
取付板４の取付孔８に外側からのねじ締め１１によって
固定してもよい。
付板４の取付構造は共通であり、この実施例ではスクロ
ール３の外径をなるべく大きくしないために、図１に示
すようなねじ固定できる嵌め合い構造１４としてある
が、図３に示すように突き出し量の少ないフランジによ
る溶接又はねじ接合によるフランジ構造１５としてもよ
い。また、モータ９については図４に示すようにモータ
取付板４の取付孔８に外側からのねじ締め１１によって
固定してもよい。
【００１８】上記構成の遠心式送風機では、スクロール
３は両側と吹出口１の開放した渦巻き状の部材で、単純
な構成のため製造は容易である。そして、このスクロー
ル３の一側にこれを閉止するモータ取付板４を装着すれ
ば、モータ取付板４側の反対側が吸込み側になり、モー
タ取付板４の装着によってモータ取付部分を囲む気室１
３により、スクロール３の渦巻き室２が軸方向へ拡張し
渦巻き室２の断面積が実質的に増加するため送風性能が
向上する。気室１３がスクロール３でなくモータ取付板
４に形成されているので、スクロール３自体の構成はい
たって単純になり、しかも、モータ取付板４をその表裏
の構成が反対の二種を用意しておけば、吹出し方向は同
じで吸込み方向が異る二種の遠心式送風機を容易に構成
することができる。スクロール３に対してモータ取付板
４及びベルマウス６を着脱可能に取り付け、モータ９を
モータ取付板４へスクロール３の内側からねじ締め１１
で固定したものでは、ベルマウス６を外せば遠心式羽根
車１２及びモータ９を全てスクロール３の吸込み側から
分解し又は組立てることができ、換気装置や空調装置に
取付けた場合に保守点検がし易いものとなる。
３は両側と吹出口１の開放した渦巻き状の部材で、単純
な構成のため製造は容易である。そして、このスクロー
ル３の一側にこれを閉止するモータ取付板４を装着すれ
ば、モータ取付板４側の反対側が吸込み側になり、モー
タ取付板４の装着によってモータ取付部分を囲む気室１
３により、スクロール３の渦巻き室２が軸方向へ拡張し
渦巻き室２の断面積が実質的に増加するため送風性能が
向上する。気室１３がスクロール３でなくモータ取付板
４に形成されているので、スクロール３自体の構成はい
たって単純になり、しかも、モータ取付板４をその表裏
の構成が反対の二種を用意しておけば、吹出し方向は同
じで吸込み方向が異る二種の遠心式送風機を容易に構成
することができる。スクロール３に対してモータ取付板
４及びベルマウス６を着脱可能に取り付け、モータ９を
モータ取付板４へスクロール３の内側からねじ締め１１
で固定したものでは、ベルマウス６を外せば遠心式羽根
車１２及びモータ９を全てスクロール３の吸込み側から
分解し又は組立てることができ、換気装置や空調装置に
取付けた場合に保守点検がし易いものとなる。
【００１９】実施例２．この実施例２の遠心式送風機
は、基本的には実施例１で示したものと同様に図５に示
すように、両側と吹出口１の開放した渦巻き室２を形成
するスクロール３を備えている。このスクロール３は帯
状の板金を渦巻き形状に曲げ成形して構成されている。
スクロール３の一側にはこのスクロール３の開放した一
側を閉止するモータ取付板４がねじ付け５やカシメ付け
により装着されている。
は、基本的には実施例１で示したものと同様に図５に示
すように、両側と吹出口１の開放した渦巻き室２を形成
するスクロール３を備えている。このスクロール３は帯
状の板金を渦巻き形状に曲げ成形して構成されている。
スクロール３の一側にはこのスクロール３の開放した一
側を閉止するモータ取付板４がねじ付け５やカシメ付け
により装着されている。
【００２０】モータ取付板４全体は、実施例１のものと
同じであるが、モータ取付板４自体は、気室１３より内
側を構成する内側部分４ａと気室１３の部分を構成する
気室部分４ｂとの二部分のねじ付け１６により構成され
ている。気室部分４ｂは、スクロール３の両側に対して
取付けられ、その一方の気室部分４ｂにはベルマウス６
がねじ締め１７により取付られ、他方の気室部分４ｂに
はモータ取付板４の内側部分４ａがねじ付け１６により
取付けられている。
同じであるが、モータ取付板４自体は、気室１３より内
側を構成する内側部分４ａと気室１３の部分を構成する
気室部分４ｂとの二部分のねじ付け１６により構成され
ている。気室部分４ｂは、スクロール３の両側に対して
取付けられ、その一方の気室部分４ｂにはベルマウス６
がねじ締め１７により取付られ、他方の気室部分４ｂに
はモータ取付板４の内側部分４ａがねじ付け１６により
取付けられている。
【００２１】内側部分４ａ及びベルマウス６と各気室部
分４ｂとの取付構造は共通で、内側部分４ａ及びベルマ
ウス６は、内側部分４ａ及びベルマウス６の外周部に形
成された気室部分４ｂの外側に重なる段付フランジ部１
８を気室部分４ｂの外側に合わせ、段付フランジ部１８
の外側からねじ付け５することにより装着されている。
これ以外の構成は実施例１のものと同じであるので、同
一部分には図５に実施例１のものと共通の符号を付しそ
の説明は省略する。
分４ｂとの取付構造は共通で、内側部分４ａ及びベルマ
ウス６は、内側部分４ａ及びベルマウス６の外周部に形
成された気室部分４ｂの外側に重なる段付フランジ部１
８を気室部分４ｂの外側に合わせ、段付フランジ部１８
の外側からねじ付け５することにより装着されている。
これ以外の構成は実施例１のものと同じであるので、同
一部分には図５に実施例１のものと共通の符号を付しそ
の説明は省略する。
【００２２】上記構成の遠心式送風機では、スクロール
３は両側と吹出口１の開放した渦巻き状の部材で、単純
な構成のため製造は容易である。そして、このスクロー
ル３の両側にモータ取付板４の一部の構成である気室部
分４ｂを装着し、一方の気室部分４ｂに対してモータ９
を取付ける内側部分４ａを、また他方の気室部分４ｂに
ベルマウス６をねじによりそれぞれ装着すれば、モータ
取付板４を設けた反対側が吸込み側になり、二個の気室
部分４ｂの装着によって、スクロール３の渦巻き室２が
軸方向の両側へ拡張し渦巻き室２の断面積が実質的に増
加するため送風性能が向上する。この実施例２では、気
室部分４ｂに内側部分４ａを取付けるか、ベルマウス６
を取付けるかにより吸込み方向の異る二種の遠心式送風
機を構成できる。この場合、モータ取付板４の内側部分
４ａは一種類用意すれば済む。これ以外の機能は実施例
１のものと同じであるのでその説明は省略する。
３は両側と吹出口１の開放した渦巻き状の部材で、単純
な構成のため製造は容易である。そして、このスクロー
ル３の両側にモータ取付板４の一部の構成である気室部
分４ｂを装着し、一方の気室部分４ｂに対してモータ９
を取付ける内側部分４ａを、また他方の気室部分４ｂに
ベルマウス６をねじによりそれぞれ装着すれば、モータ
取付板４を設けた反対側が吸込み側になり、二個の気室
部分４ｂの装着によって、スクロール３の渦巻き室２が
軸方向の両側へ拡張し渦巻き室２の断面積が実質的に増
加するため送風性能が向上する。この実施例２では、気
室部分４ｂに内側部分４ａを取付けるか、ベルマウス６
を取付けるかにより吸込み方向の異る二種の遠心式送風
機を構成できる。この場合、モータ取付板４の内側部分
４ａは一種類用意すれば済む。これ以外の機能は実施例
１のものと同じであるのでその説明は省略する。
【００２３】
【発明の効果】以上、実施例による説明からも明らかな
ように、請求項１の発明によれば外径寸法を大きくする
ことなく送風性能を向上させることができるうえ、吹出
し方向は同じで吸込み方向が異る二種の遠心式送風機を
容易に製造することができる。
ように、請求項１の発明によれば外径寸法を大きくする
ことなく送風性能を向上させることができるうえ、吹出
し方向は同じで吸込み方向が異る二種の遠心式送風機を
容易に製造することができる。
【００２４】請求項２の発明によれば、外径寸法を大き
くすることなく送風性能を向上させることができるう
え、吹出し方向は同じで吸込み方向が異る二種の遠心式
送風機をモータ取付板とスクロールとのねじ付けだけの
操作で容易に製造することができる。
くすることなく送風性能を向上させることができるう
え、吹出し方向は同じで吸込み方向が異る二種の遠心式
送風機をモータ取付板とスクロールとのねじ付けだけの
操作で容易に製造することができる。
【００２５】請求項３の発明によれば、請求項２にかか
る効果とともにモータ取付板の気室部分によりスクロー
ルの渦巻き室が軸方向の両方へ拡張するため、送風性能
がより向上するうえ、吹出し方向は同じで吸込み方向が
異る二種について、モータ取付板のモータを取付ける内
側部分を共通部品として構成することができ、コストが
低減する。
る効果とともにモータ取付板の気室部分によりスクロー
ルの渦巻き室が軸方向の両方へ拡張するため、送風性能
がより向上するうえ、吹出し方向は同じで吸込み方向が
異る二種について、モータ取付板のモータを取付ける内
側部分を共通部品として構成することができ、コストが
低減する。
【００２６】請求項４の発明によれば、請求項２又は請
求項３のいずれかにかかる発明の効果とともにモータの
着脱をスクロールの吸込み側から行なうことができ、遠
心式送風機の保守性が向上する。
求項３のいずれかにかかる発明の効果とともにモータの
着脱をスクロールの吸込み側から行なうことができ、遠
心式送風機の保守性が向上する。
【図１】この発明の一実施例としての遠心式送風機を示
す断面図である。
す断面図である。
【図２】この発明の実施例１の遠心式送風機のモータ側
の側面図である。
の側面図である。
【図３】実施例１におけるスクロールとモータ取付板と
の取付構造の一例を示す拡大部分断面図である。
の取付構造の一例を示す拡大部分断面図である。
【図４】実施例１におけるモータとモータ取付板との取
付部分の一例を示す拡大部分断面図である。
付部分の一例を示す拡大部分断面図である。
【図５】この発明の実施例２の遠心式送風機を示す断面
図である。
図である。
【図６】従来の遠心式送風機の構成を示す断面図であ
る。
る。
１ 吹出口 ２ 渦巻き室 ３ スクロール ４ モータ取付板 ５ ねじ付け ６ ベルマウス ７ 吸込口 ９ モータ １０ 回転軸 １１ ねじ締め １２ 遠心式羽根車 １３ 気室 １６ ねじ付け １７ ねじ締め ４ａ 内側部分 ４ｂ 気室部分
Claims (4)
- 【請求項１】 両側と吹出口の開放した渦巻き室を形成
するスクロール、このスクロールの一側に装着され、該
スクロールの一側を閉止するモータ取付板、このモータ
取付板の中央に固定され上記スクロール内に回転軸が突
出したモータ、このモータの上記回転軸に装着され上記
スクロール内で回転する遠心式羽根車を備え、上記モー
タ取付板にはそのモータ取付部分を囲むように上記スク
ロールの渦巻き室を軸方向へ拡張させる気室を設けたこ
とを特徴とする遠心式送風機。 - 【請求項２】 両側と吹出口の開放した渦巻き室を形成
するスクロール、このスクロールの一側に装着され、該
スクロールの一側を閉止するモータ取付板、このモータ
取付板の中央に固定され上記スクロール内に回転軸が突
出したモータ、このモータの上記回転軸に装着され上記
スクロール内で回転する遠心式羽根車、上記スクロール
の他側に装着され、中央に吸込口を有するベルマウスを
備え、上記モータ取付板とベルマウスとをそれぞれ上記
スクロールに対して共通の取付構造によりそれぞれ着脱
可能に装着し、上記モータ取付板にはそのモータ取付部
分を囲むように上記スクロールの渦巻き室を軸方向へ拡
張させる気室を設けたことを特徴とする遠心式送風機。 - 【請求項３】 請求項２に記載の遠心式送風機であっ
て、そのモータ取付板を気室より内側を構成する内側部
分と気室部分を構成する気室部分との二部分のねじ付け
によりなる構成とするとともに、スクロールの両側に対
して上記気室部分を取付け、一方の気室部分にはベルマ
ウスを、他方の気室部分には上記内側部分をそれぞれね
じ付けにしたことを特徴とする遠心式送風機。 - 【請求項４】 請求項２又は請求項３のいずれかに記載
の遠心式送風機であって、モータ取付板の内面に対して
モータをスクロールの内側からのねじ締めにより固定し
たことを特徴とする遠心式送風機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14631195A JPH08338396A (ja) | 1995-06-13 | 1995-06-13 | 遠心式送風機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14631195A JPH08338396A (ja) | 1995-06-13 | 1995-06-13 | 遠心式送風機 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08338396A true JPH08338396A (ja) | 1996-12-24 |
Family
ID=15404814
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP14631195A Pending JPH08338396A (ja) | 1995-06-13 | 1995-06-13 | 遠心式送風機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08338396A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2007043119A1 (ja) * | 2005-09-30 | 2007-04-19 | Fujitsu Limited | ファン装置 |
| EP1847717A2 (de) * | 2006-04-21 | 2007-10-24 | Behr GmbH & Co. KG | Gehäuse für Radialgebläse |
| JP2007291877A (ja) * | 2006-04-21 | 2007-11-08 | Sanden Corp | 遠心式多翼送風機 |
| JP2008114715A (ja) * | 2006-11-03 | 2008-05-22 | Denso Corp | 送風装置 |
| CN101975192A (zh) * | 2010-07-28 | 2011-02-16 | 苏州顶裕节能设备有限公司 | 一种叶轮前盖板 |
| CN101975193A (zh) * | 2010-07-28 | 2011-02-16 | 苏州顶裕节能设备有限公司 | 一种风机机壳补强装置 |
-
1995
- 1995-06-13 JP JP14631195A patent/JPH08338396A/ja active Pending
Cited By (10)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| US8647079B2 (en) | 2005-09-30 | 2014-02-11 | Fujitsu Limited | Fan assembly |
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