JP3145501U - 共回り防止ネジ、それを用いた締結構造体 - Google Patents

共回り防止ネジ、それを用いた締結構造体 Download PDF

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Abstract

【課題】ネジの共回りを防止し、固定すべき2つの部材を容易かつ迅速に固定することができる共回り防止ネジ、およびそれを用いた締結構造体を提供する。
【解決手段】共回り防止ネジが、ネジ頭がネジ軸の先端方向から見て横長の長方形をその右下角と左上角とを円弧状にした形状であり、ネジ頭の長辺の長さが、ネジを締結すべきネジ締結部材のネジ止め溝の奥幅と同じまたは奥幅よりわずかに長く、ネジ頭の短辺の長さがネジ締結部材のネジ止め溝の開口幅より短い。
【選択図】図1

Description

本考案は、共回り防止ネジおよびネジの共回りを防止する締結構造体に関する。さらに詳しくは、ネジ締結部材のネジ止め溝の開口部から挿入することができ、ネジ締結部材を固定部材に容易かつ迅速に固定することができ、さらに、ネジ頭の側面とネジ止め溝の側面とが接触して、ネジの共回りを防止することができる共回り防止ネジおよび前記共回り防止ネジを用いたネジの共回りを防止する締結構造体に関する。
従来より、一の部材と他の部材とを締結固定するための手段として、ボルト、止めネジ、タッピンネジ、木ネジなどのネジ類が広く用いられている。しかし、2つの部材をネジとナットで締め付けて固定しようとすると、ナットの回転とともにネジも回転してしまう、いわゆる共回り現象が発生する。その結果、別途ネジの回転を防止する手段を講じる必要が生じ、作業工程の増加および作業遅延の原因となる。ネジの共回りの発生を防止するために、さまざまな共回り防止ネジが提案されている。
例えば、特許文献1には、ボルトの頭部下面またはナット下面に突起を形成し、その突起が相手材に食い込むことにより共回りを防止することができる共回り防止ボルトが開示されている。また、特許文献2には、ネジ軸の先端に先細り形状の回転固定部を設け、ボルトを締め付け固定するトレンチ内部に前記回転固定部の受け口を設けて両者を嵌合することにより、トレンチによるナットの締め付け時にボルトの共回りを防止することができる共回り防止ボルトが開示されている。さらに、特許文献3には、ネジ頭の形状をくさび状とし、ネジ固定部材にV字状の溝を設け、くさび状のネジ頭を前記溝に嵌合させることにより、ボルトの共回りを防止することができる共回り防止ボルトが開示されている。
特開2002−235723号公報 特開平11−218113号公報 特開2002−161544号公報
しかし、上記のような共回り防止ネジはいずれも、固定すべき部材の一方の面からネジをネジ孔に挿入し、その部材の反対側の面に突き出たネジ軸にナットを締め付け固定しなければならないため、固定すべき部材が大きくなると、2つの部材のネジ孔同士を一致させることに時間を要し、作業時間の増加を招く。また、一人での作業が困難になる。
また、固定すべき2つの部材のネジ孔間隔がずれてしまった場合や、ネジ孔周辺に他の部材などが存在し、それが障害物となってネジを締め付け固定できない場合、作業現場で再度孔を設けて両者を固定できるようにしなければならず、作業の遅延を招いてしまう。
本考案は上記従来の課題を解消するものであり、ネジの共回りを防止し、かつネジの固定箇所の自由度が高いことにより、固定すべき2つの部材を容易かつ迅速に固定することができる共回り防止ネジおよびそれを用いた締結構造体を提供することを目的とする。
本考案の共回り防止ネジは、ネジ頭が、ネジ軸の先端方向から見て横長の長方形をその右下角と左上角とを円弧状にした形状であり、前記ネジ頭の長辺の長さが、ネジを締結すべきネジ締結部材のネジ止め溝の奥幅と同じまたは前記奥幅よりわずかに長く、前記ネジ頭の短辺の長さが前記ネジ締結部材のネジ止め溝の開口幅より短いことを特徴とする。
また、前記ネジ頭の右下角と左上角の円弧の半径が、前記ネジ頭の短辺の長さの2分の1以上、前記短辺の長さ以下であることが好ましい。
本考案のネジの共回りを防止する締結構造体は、横断面形状がT字形のネジ止め溝を設けたネジ締結部材であって、前記ネジ止め溝の奥幅が開口幅より広いネジ締結部材と、前記ネジ締結部材の前記ネジ止め溝の開口部側に隣接し、前記開口部に対向する位置にネジ孔またはスリットを設けた固定部材と、前記開口部側から前記ネジ止め溝に挿入して、前記ネジ締結部材と前記固定部材とを締め付け固定する共回り防止ネジとを備えてなることを特徴とする。
また、前記ネジ締結部材のネジ止め溝が、前記固定部材と隣接する側だけでなく、その反対側の面も開口していることが好ましい。
本考案の共回り防止ネジは、ネジ締結部材のネジ止め溝の開口部から、ネジ止め溝に容易に挿入することができ、共回り防止ネジを右回転するだけで、ネジ頭の側面がネジ止め溝の側面に接触・固定することができるので、ネジ止め溝の任意の箇所に容易かつ迅速に固定することができ、それ以上は右回転しないことから共回りを防止することができ、ネジ締結部材と固定部材とを容易かつ迅速に固定することができる。
また、本考案のネジの共回りを防止する締結構造体は、そのネジ止め溝がスリット形状であるので、ネジ止め溝の任意の箇所で、共回り防止ネジをネジ止め溝に挿入・固定することができ、ネジ締結部材と固定部材とを容易かつ迅速に固定することができる。特に、固定すべき2つの部材のネジ孔間隔がずれてしまった場合や、ネジ孔周辺に他の部材などが存在し、それが障害物となってネジを締め付け固定できない場合であっても、ネジをずらすことにより、ネジ締結部材と固定部材とを容易かつ迅速に固定することができる。
以下、添付図面を参照して、本考案を詳細に説明する。
図1aは、本考案の共回り防止ネジの正面図であり、図1bは、本考案の共回り防止ネジを、ネジ軸の先端方向から見た状態を示す概略図であり、図2aおよび図2bは、本考案の共回り防止ネジの締結方法を示す断面図であり、図3aは、本考案の共回り防止ネジの締結方法を示す説明図であり、図3bは、本考案の共回り防止ネジの締結状態を示す説明図であり、図4は、本考案の共回り防止ネジの締結状態を示す説明図である。
図5は、本考案の第1の実施の形態における締結構造体の概略斜視図であり、図6aは、本考案の第2の実施の形態における締結構造体の概略斜視図であり、図6bは、図6aのI−I断面図である。
本考案において、ネジには、ボルト、止めネジ、タッピンネジ、木ネジなどのすべてのネジ類が含まれる。
(共回り防止ネジ)
図1〜4にしたがって、本考案の共回り防止ネジ1について説明する。図1aに示されるように、共回り防止ネジ1は、ネジ頭10とネジ軸11とからなる。ネジ頭10は、ネジ軸11の一方の末端に設けられ、ネジを締め付けた際に荷重を受ける部分である。ネジ軸11は、ネジ部を有する円筒部分である。
図1bに示されるように、共回り防止ネジ1は、ネジ頭10が、ネジ軸11の先端方向から見て横長の長方形をその右下角と左上角とを円弧状Rにした形状である。ネジ頭10をネジ軸11の先端方向から見て横長の形状として捉えた場合、その形状は長辺の長さL1と短辺の長さL2とを有する。
ネジ頭10の短辺の長さL2は、後述するネジ締結部材2のネジ止め溝15の開口幅L4より短い。これにより、図2aおよび図3aに示されるように、共回り防止ネジ1をネジ締結部材2のネジ止め溝15の任意の箇所に容易に挿入することができる。また、同様の理由からその取り外しを容易かつ迅速におこなうことができる。
ネジ頭10の長辺の長さL1は、後述するネジ締結部材2のネジ止め溝15の奥幅L5と同じまたは奥幅L5よりわずかに長い。これにより、図2bおよび図3bに示されるように、共回り防止ネジ1をネジ締結部材2のネジ止め溝15に挿入して締め付け回転したとき、ネジ頭10の側面がネジ止め溝15の奥幅L5を有する側面に接触し固定されるので、それ以上締め付け方向に回転しない。その結果、共回り防止ネジ1の共回りが防止され、ネジ締結部材2を、後述する固定部材3に容易かつ迅速に固定することができる。
図1bに示されるように、ネジ頭10の形状は、ネジ軸11の先端方向から見たとき、横長の長方形の右下角と左上角とが円弧状Rに形成される。これにより、前記右下角と前記左上角の対角線の長さは、ネジ止め溝15の奥幅L5より短くなり、ネジ頭10の側面は、前記右下角と前記左上角近傍においては、ネジ止め溝15の奥幅L5を有する側面と接触せず、ネジ頭10の回転をさらに進めて、その座面の面積を大きくすることができる。前記ネジ頭10の右下角と左上角の円弧Rの半径は、ネジ頭10をネジ止め溝15に挟み込んで固定するとき、ネジ止め溝15の奥幅L5を有する側面との接触部分Aを大きくして、両者を強固に固定するため、ネジ頭10の短辺の長さL2の2分の1以上、短辺の長さL2以下であることが好ましい。
また、ネジ頭10の外周はその右上角と左下角との対角線の距離L3が最も長くなるように形成されている。これにより、共回り防止ネジ1をネジ締結部材2のネジ止め溝15に挿入して締め付け回転したとき、ネジ頭10の側面は、円弧状Rの右下角と左上角とにおいては、ネジ止め溝15の奥幅L5を有する側面と接触せず、ネジ頭10の右上角と左下角近傍でネジ止め溝15の奥幅L5を有する側面と接触し固定される。その結果、共回り防止ネジ1をナット4で締め付けるときに共回りが防止され、ネジ締結部材2は固定部材3に容易かつ迅速に固定される。
共回り防止ネジ1は、ネジの締め付けに耐えうる一定の強度を有するものであれば特に限定されないが、鉄、銅、アルミニウムなどの金属製、ポリ塩化ビニルなどの合成樹脂製またはポリアセタール樹脂、ナイロンなどのエンジニアリング樹脂製であることが好ましい。
(締結構造体)
図5に示されるように、本考案の共回りを防止する締結構造体20は、第1の実施の形態では、横断面形状がT字形のネジ止め溝15を設けたネジ締結部材2であって、ネジ止め溝15の奥幅L5が開口幅L4より広いネジ締結部材2と、ネジ締結部材2のネジ止め溝15の開口部側に隣接し、前記開口部に対向する位置にネジ孔またはスリットを設けた固定部材3と、前記開口部側からネジ止め溝15に挿入して、ネジ締結部材2と固定部材3とを締め付け固定する共回り防止ネジ1とを備える。
図2aおよび図2bに示されるように、ネジ締結部材2には、横断面形状がT字形のネジ止め溝15が設けられていて、ネジ締結部材2の一方の面に開口している。また、ネジ止め溝15は、その奥幅L5が開口幅L4より広い。この奥幅L5と開口幅L4の差によって生じる棚が、ネジ止め溝15に挿入される共回り防止ネジ1のネジ頭10の座面となる。
奥幅L5と開口幅L4の長さは相対的なものであり、奥幅L5と開口幅L4との差は、共回り防止ネジ1のネジ頭10の座面を十分に確保するという理由から、4mm以上であることが好ましい。また、ネジ止め溝15の深さは、ネジ止め溝15に挿入される共回り防止ネジ1の大きさにより変更されるので、特に限定されない。
また、ネジ止め溝15はスリット形状である。これにより、ネジ止め溝15の任意の箇所で、共回り防止ネジ1をネジ止め溝15に挿入することができ、ネジ止め溝15内の任意の箇所で共回り防止ネジ1を右回転して固定することができるので、ネジ止め溝15における共回り防止ネジ1の固定場所の自由度が高い。その結果、2部材のネジ孔を一致させるような手間が省け、ネジ締結部材2と固定部材3とを容易かつ迅速に固定することができる。
また、押出加工に優れるという観点から、ネジ止め溝15はネジ締結部材2の一方の端部から他方の端部に連通していることが好ましい。ネジ止め溝15の加工方法については特に限定されない。
ネジ締結部材2の形状はその用途などに応じて変更されるので特に限定されない。また、ネジ締結部材2の材質は、ネジ止め溝15を設けることができ、共回り防止ネジ1を締め付けることができるものであれば特に限定されない。
固定部材3は、ネジ締結部材2のネジ止め溝15の開口部側に隣接し、前記開口部に対向する位置にネジ孔またはスリットが設けられる。これにより、ネジ締結部材2のネジ止め溝15に共回り防止ネジ1を挿入し、共回り防止ネジ1のネジ軸11に固定部材3のネジ孔を通し、その上からナット4を共回り防止ネジ1に締め付けることにより、ネジ締結部材2と固定部材3とを締結固定することができる。
固定部材3に設けられるネジ孔が、共回り防止ネジ1のネジ頭10の長辺L1より長いスリットである場合、ネジ締結部材2のネジ止め溝15に固定部材3のスリットを一致させ、その上から共回り防止ネジ1を挿入することができるので好ましい。
固定部材3の形状および材質は、その用途などに応じて変更されるので特に限定されない。
図6に示されるように、本考案の締結構造体20の第2の実施の形態では、ネジ締結部材2のネジ止め溝15が、固定部材3と隣接する側だけでなく、その反対側の面も開口している。これにより、共回り防止ネジ1をネジ締結部材2の両側から挿入することができる。
次に、本考案の共回り防止ネジ1のネジ締結部材2への締結方法について説明する。
図2aおよび図3aに示されるように、共回り防止ネジ1はネジ締結部材2のネジ止め溝15に挿入される。このとき、共回り防止ネジ1のネジ頭10は、その短辺の長さL2が、ネジ止め溝15の開口幅L4より短いので、共回り防止ネジ1のネジ頭10がネジ止め溝15の開口部に差し支えず、共回り防止ネジ1をネジ止め溝15に挿入することができる。
共回り防止ネジ1をネジ止め溝15に挿入した後、共回り防止ネジ1を右に回転させる。ネジ頭10の長辺の長さL1は、ネジ締結部材2のネジ止め溝15の奥幅L5と同じかそれよりわずかに長いが、ネジ頭10の前記右下角と前記左上角とは円弧状Rに形成されているので、前記右下角と前記左上角の対角線の距離は、ネジ止め溝15の奥幅L5より短い。したがって、ネジ頭10の側面は、前記右下角と前記左上角近傍においては、ネジ止め溝15の奥幅L5を有する側面と接触しない。
さらに回転を続けると、ネジ頭10の右上角と左下角とがネジ止め溝15の奥幅L5を有する側面に近づく。そして、図2bおよび図3bに示されるように、ネジ頭10の外周の幅が、ネジ止め溝15の奥幅L5と等しくなる箇所において、ネジ頭10の側面は奥幅L5を有する側面に接触箇所Aにおいて接触する。これにより、ネジ頭10はネジ止め溝15に固定され、それ以上右回転せず共回りしない。ネジ頭10の座面の面積を十分確保するという観点から、ネジ頭10の長辺の長さL1がネジ締結部材2のネジ止め溝15の奥幅L5と同じかそれよりわずかに長い程度に抑えられていることが好ましい。
また、ネジ頭10の前記右下角と前記左上角は円弧状Rに形成されているので、ネジ頭10の側面とネジ止め溝15の側面との接触部分Aは接触面となる。これにより、ネジ頭10の前記右下角と前記左上角が角である場合と比較して、ネジ頭10の側面とネジ止め溝15との接触面積が大きくなり、両者をより強固に固定することができる。これにより、共回り防止ネジ1を取り外す際にも共回りを防止することができ、ネジ締結部材2の固定部材3への設置および取り外しを容易かつ迅速にすることができる。
ネジ頭10の長辺の長さL1は、好ましくは奥幅L5の長さより0〜20%長く、より好ましくは奥幅L5の長さより0〜10%長く、最も好ましくはネジ頭10の長辺の長さL1とネジ締結部材2のネジ止め溝15の奥幅L5とが同じ長さである。
図4に示されるように、ネジ頭10の長辺の長さL1とネジ締結部材2のネジ止め溝15の奥幅L5とが同じである場合、ネジ頭10は、共回り防止ネジ1をネジ止め溝15に挿入して右に略90度回転した時点で、ネジ頭10の側面がネジ止め溝15の奥幅L5を有する側面に接触し固定される。これにより、座面を最大面積とすることができ、共回り防止ネジ1を十分に締め付けることができる。
(a)は、本考案の共回り防止ネジの正面図、(b)は、本考案の共回り防止ネジを、ネジ軸の先端方向から見た状態を示す概略図である。 本考案の共回り防止ネジの締結方法を示す断面図である。 (a)は、本考案の共回り防止ネジの締結方法を示す説明図、(b)は、本考案の共回り防止ネジの締結状態を示す説明図である。 本考案の共回り防止ネジの締結状態を示す説明図である。 本考案の第1の実施の形態における締結構造体の概略斜視図である。 (a)は、本考案の第2の実施の形態における締結構造体の概略斜視図、(b)は、図6aのI−I断面図である。
符号の説明
1 共回り防止ネジ
2 ネジ締結部材
3 固定部材
4 ナット
10 ネジ頭
11 ネジ軸
15 ネジ止め溝
20 締結構造体
L1 ネジ頭の長辺の長さ
L2 ネジ頭の短辺の長さ
L3 右上角と左下角との対角線の距離
L4 ネジ止め溝の開口幅
L5 ネジ止め溝の奥幅
A (共回り防止ネジとネジ止め溝との)接触部分

Claims (4)

  1. ネジ頭が、ネジ軸の先端方向から見て横長の長方形をその右下角と左上角とを円弧状にした形状であり、
    前記ネジ頭の長辺の長さが、ネジを締結すべきネジ締結部材のネジ止め溝の奥幅と同じまたは前記奥幅よりわずかに長く、
    前記ネジ頭の短辺の長さが前記ネジ締結部材のネジ止め溝の開口幅より短い共回り防止ネジ。
  2. 前記ネジ頭の右下角と左上角の円弧の半径が、前記ネジ頭の短辺の長さの2分の1以上、前記短辺の長さ以下である請求項1記載の共回り防止ネジ。
  3. 横断面形状がT字形のネジ止め溝を設けたネジ締結部材であって、前記ネジ止め溝の奥幅が開口幅より広いネジ締結部材と、
    前記ネジ締結部材の前記ネジ止め溝の開口部側に隣接し、前記開口部に対向する位置にネジ孔またはスリットを設けた固定部材と、
    前記開口部側から前記ネジ止め溝に挿入して、前記ネジ締結部材と前記固定部材とを締め付け固定する請求項1または2記載の共回り防止ネジとを備えてなる
    ネジの共回りを防止する締結構造体。
  4. 前記ネジ締結部材のネジ止め溝が、前記固定部材と隣接する側だけでなく、その反対側の面も開口している
    請求項3記載の締結構造体。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2017110673A (ja) * 2015-12-14 2017-06-22 前澤工業株式会社 空気弁
JP2017197200A (ja) * 2016-04-25 2017-11-02 株式会社三共 載置台
JP2018185009A (ja) * 2017-04-26 2018-11-22 積水樹脂株式会社 取付ボルトとそれを用いた部材の取付構造

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