JP3144973U - 生地固定物及びそれに用いるパッキン - Google Patents
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Abstract
【課題】パッキン付きボタンおよびそれに使用するパッキンを提供する。
【解決手段】ボタン本体2と、生地1を介して裏側からかしめる裏止め体3と、裏止め体3側の前記生地1に貼り付けられるパッキン4とからなる。前記パッキン4は、シリコンシートが好ましく、貼付け面はホットメルト加工されている。パッキンを介在させるので、生地の伸縮性を押さえることができ、薄手の生地、弾性のある生地、ビニールシート等に対してボタンを打付けにより取り付けても、打付け圧力により生地が裂けたり、ボタンが脱落したり、ボタンの穴からほつれたりすることがない。
【選択図】図2
【解決手段】ボタン本体2と、生地1を介して裏側からかしめる裏止め体3と、裏止め体3側の前記生地1に貼り付けられるパッキン4とからなる。前記パッキン4は、シリコンシートが好ましく、貼付け面はホットメルト加工されている。パッキンを介在させるので、生地の伸縮性を押さえることができ、薄手の生地、弾性のある生地、ビニールシート等に対してボタンを打付けにより取り付けても、打付け圧力により生地が裂けたり、ボタンが脱落したり、ボタンの穴からほつれたりすることがない。
【選択図】図2
Description
本考案は、生地固定物及びそれに用いるパッキンに関する。「生地固定物」とは、スナップボタン、ネオバボタン、リベット、ハトメ、等で、生地の表裏から機械による打付けで直接取り付けるタイプのものをいう。以下の説明では、ボタンを例にして説明する。
薄手の生地、弾性のある生地、ビニールシート等に、糸止めではなく、機械による打付けでボタンを取り付けるとき、打付け圧力により生地が裂けたり、ボタンが脱落したりすることがある。また、使用中にボタンの穴からほつれることもある。
このような欠点をなくすために、ボタンと生地の間にパッキンを介在させる方法が知られている(下記特許文献1〜4参照)。
特開平8−173214号
特開平8−294405号
特開平10−108712号
特開2006−68388
特許文献1では、パッキンは「座に合致する抜止め鍔と中心に脚挿通孔を形成」している。特許文献2では、パッキンは「ホック頭体の生地挟着凹面」に形成する。いずれも非常に精密に裁断されたパッキンを使用する。
特許文献3及び4では、パッキンはボタン自体に貼付け又は取付けられているため、取付のための前処理に時間がかかる。
本考案は、これらの欠点を解消させるもので、パッキンは精密に裁断されたものでなくてもよく、ボタン自体に貼付け又は取付けられるものでもないので、前処理に時間がかからないようなボタンおよびそれに使用するパッキンを提供することを目的とする。
本考案請求項1の生地固定物は、生地固定物本体と、生地を介して裏側からかしめる裏止め体と、裏止め体側の前記生地に貼り付けられるパッキンとからなり、前記パッキンは、貼付け面がホットメルト加工されていることを特徴とする。
請求項1で使用するパッキンは、生地固定物本体と、生地を介して裏側からかしめる裏止め体とを有する生地固定物において、裏止め体側の前記生地に貼り付けられるパッキンであり、前記パッキンは、貼付け面がホットメルト加工されていることを特徴とする。
本考案請求項3の生地固定物は、生地固定物本体と、生地を介して裏側からかしめる裏止め体と、裏止め体側の前記生地に貼り付けられるパッキンとからなり、前記パッキンは、シート層と、布地と、ホットメルトフィルムを積層してなることを特徴とする。
請求項3で使用するパッキンは、生地固定物本体と、生地を介して裏側からかしめる裏止め体とを有する生地固定物において、裏止め体側の前記生地に貼り付けられるパッキンであって、前記パッキンは、シート層と、布地と、ホットメルトフィルムを積層してなることを特徴とする。
前記パッキン及びシート層としては、シリコンシートからなるものが好ましい。
本考案請求項1の考案によれば、パッキンは貼付け面がホットメルト加工されているので、次のような効果が得られる。
(1)パッキンを介在させるので、生地の伸縮性を押さえることができ、薄手の生地、弾性のある生地、ビニールシート等に対してボタンを打付けにより取り付けても、打付け圧力により生地が裂けたり、ボタンが脱落したり、ボタンの穴からほつれたりすることがない。
(2)ホットメルト加工でパッキンを生地に固定するので、生地への取り付けが容易である。
(3)パッキンを介在させるのでボタンがずれず、ボタン頭部も回転しない。ボタン頭部に文字や図形を描いている場合などにボタン頭部が回転しないのは美感上好ましい。
(1)パッキンを介在させるので、生地の伸縮性を押さえることができ、薄手の生地、弾性のある生地、ビニールシート等に対してボタンを打付けにより取り付けても、打付け圧力により生地が裂けたり、ボタンが脱落したり、ボタンの穴からほつれたりすることがない。
(2)ホットメルト加工でパッキンを生地に固定するので、生地への取り付けが容易である。
(3)パッキンを介在させるのでボタンがずれず、ボタン頭部も回転しない。ボタン頭部に文字や図形を描いている場合などにボタン頭部が回転しないのは美感上好ましい。
本考案請求項3の考案によれば、パッキンはシート層と、布地と、ホットメルトフィルムを積層してなるので、次のような効果が得られる。
(1)パッキンを介在させるので、生地の伸縮性を押さえることができ、薄手の生地、弾性のある生地、ビニールシート等に対してボタンを打付けにより取り付けても、打付け圧力により生地が裂けたり、ボタンが脱落したり、ボタンの穴からほつれることがない。
(2)ホットメルトフィルムを有するので、生地への取り付けが容易である。
(3)パッキンを介在させるのでボタンがずれず、ボタン頭部も回転しない。ボタン頭部に文字や図形を描いている場合などにボタン頭部が回転しないのは美感上好ましい。
(1)パッキンを介在させるので、生地の伸縮性を押さえることができ、薄手の生地、弾性のある生地、ビニールシート等に対してボタンを打付けにより取り付けても、打付け圧力により生地が裂けたり、ボタンが脱落したり、ボタンの穴からほつれることがない。
(2)ホットメルトフィルムを有するので、生地への取り付けが容易である。
(3)パッキンを介在させるのでボタンがずれず、ボタン頭部も回転しない。ボタン頭部に文字や図形を描いている場合などにボタン頭部が回転しないのは美感上好ましい。
本考案請求項1においては、パッキンは、シリコンシートが好ましい。貼付け面はホットメルト加工されている必要があるが、その他の点では自由に設定することができる。例えば、形状や大きさは裏止め体を覆うのに十分であれば足りる。
本考案請求項3においては、パッキンは、シート層と、布地と、ホットメルトフィルムを積層してなる。シート層としては、シリコンシートが好ましい。貼付け面はホットフィルムを有することが必要であるが、その他の点では自由に設定することができる。例えば、形状や大きさは裏止め体を覆うのに十分であれば足りる。3層の順序は、生地に一番近い面から、ホットメルトフィルム、布地、シート層の順であることが好ましい。3層はほぼ同じ大きさであることが好ましい。
以下、添付の図面に基づき、本考案の実施例を説明する。
図1は、本考案の1実施例に係るボタンの雄部材の展開斜視図である。生地1上に置かれた雄部材本体2に対して、裏止め体3がパッキン4を介して打付け機械により打ち付けられる。図2は完成状態の断面図である。この例では、生地に取付孔を予め開けているが、打付けにより裏止め体3により切断開口させることもできる。
雄部材本体2は、平面部21とそこから起立する係合凸部22を有する。平面部にはリング状突起23が設けられている。
裏止め体3は、平面部31とそこから起立する係合凸部32を有する。平面部31にはリング状突起33が設けられている。
本考案で使用するパッキン4は、予めボタン取付位置であって、裏止め体側の生地に貼り付けられる。パッキン4はシリコンシートであり、貼付け面にはホットメルト加工が施されている。この例では、パッキン4に取付孔41を予め開けているが、打付けにより裏止め体3により切断開口させることもできる。
図示しないが、実施例1においてパッキン4の形状をテープ状とすることができる。これにより、パッキンの取付間隔を間違えることがなくなる。
図3、図4は、本考案の第3実施例である。図3は、ボタンの雄部材の展開斜視図である。生地1A上に置かれた雄部材本体2Aに対して、裏止め体3Aがパッキンを介して打付け機械により打ち付けられる。図4は完成状態の断面図である。この例では、生地に取付孔を予め開けているが、打付けにより裏止め体3により切断開口させることもできる。
実施例3と実施例1との相違点は、生地1Aとシリコンシート4Aの間にホットメルトフィルム5と別の第2生地6が介在していることである。シリコンシート4A、ホットメルトフィルム5、第2生地6はすべてほぼ同じ大きさである。
ホットメルトフィルム5は、予め生地1Aと生地6とを熱接着する役割を有する。シリコンシート4Aと第2生地6はボタンの表裏部材をかしめるときに同時に強固に結合される。
本実施例3では、ホットメルトとシリコンシートの特徴を持ちながら、さらに第2生地を介在させることにより、実施例1よりも丈夫なものとなる。
図示しないが、実施例3においてパッキンの形状をテープ状とすることができる。これにより、パッキンの取付間隔を間違えることがなくなる。
1,1A 第1生地
2,2A 雄部材本体
21 平面部
22 係合凸部
23 リング状突起
3,3A 裏止め体
31 平面部
32 係合凸部
33 リング状突起
4 パッキン
41 取付孔
4A シリコンシート
5 ホットメルトフィルム
6 第2生地
2,2A 雄部材本体
21 平面部
22 係合凸部
23 リング状突起
3,3A 裏止め体
31 平面部
32 係合凸部
33 リング状突起
4 パッキン
41 取付孔
4A シリコンシート
5 ホットメルトフィルム
6 第2生地
Claims (8)
- 生地固定物本体(2)と、生地(1)を介して裏側からかしめる裏止め体(3)と、裏止め体側の前記生地に貼り付けられるパッキン(4)とからなり、前記パッキン(4)は、貼付け面がホットメルト加工されていることを特徴とする生地固定物。
- 生地固定物本体(2)と、生地(1)を介して裏側からかしめる裏止め体(3)とを有する生地固定物において、裏止め体(3)側の前記生地(1)に貼り付けられるパッキン(4)であって、
前記パッキン(4)は、貼付け面がホットメルト加工されていることを特徴とするパッキン。 - 生地固定物本体(2A)と、第1生地(1A)を介して裏側からかしめる裏止め体(3A)と、裏止め体側の前記第1生地に貼り付けられるパッキンとからなり、
前記パッキンは、シート層(4A)と、第2布地(6)と、ホットメルトフィルム(5)を積層してなることを特徴とする生地固定物。 - 生地固定物本体(2A)と、生地(1A)を介して裏側からかしめる裏止め体(3A)とを有する生地固定物において、裏止め体側の前記第1生地に貼り付けられるパッキンであって、
前記パッキンは、シート層(4A)と、第2布地(6)と、ホットメルトフィルム(5)を積層してなることを特徴とするパッキン。 - 前記パッキン(4)がシリコンシートからなるものである請求項1又は3記載の生地固定物。
- 前記シート層(4A)がシリコンシートである請求項2又は4記載のパッキン。
- 前記生地固定物が、スナップボタン、ネオバボタン、リベット、ハトメの何れかであり、生地の表裏から機械による打付けで直接取り付けるタイプのものである請求項1、3、5の何れかに記載の生地固定物。
- 前記生地固定物が、スナップボタン、ネオバボタン、リベット、ハトメの何れかであり、生地の表裏から機械による打付けで直接取り付けるタイプのものである請求項2、4、6の何れかに記載のパッキン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2008004735U JP3144973U (ja) | 2008-07-10 | 2008-07-10 | 生地固定物及びそれに用いるパッキン |
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2008
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