JP3222282U - シート材、及びシート材が貼り付けられた装飾体又は被服 - Google Patents
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Abstract
【課題】シート材が貼り付けられる被服などの装飾体において、シート材の接着性を維持しつつ、通気性及び柔軟性を確保することが可能なシート材、及び当該シート材が表面に貼り付けられた装飾体又は被服を提供する。【解決手段】シート材10は、シート本体20と、前記シート本体20の裏面22に塗布されたドット状の複数の接着剤31と、を有する。【選択図】図1
Description
本考案は、裏面に接着剤が塗布されてなるシート材、及び当該シート材が表面に貼り付けられた装飾体又は被服に関する。
従来、接着面に熱接着フィルムが設けられたワッペンが知られている(特許文献1参照)。
しかしながら、前掲の特許文献1に記載のワッペンは、接着面の全面が熱接着フィルムで覆われているため、そのワッペンが被服に装着された場合、熱接着フィルムによって被服の通気性が損なわれるだけでなく、ワッペンと被服との接合面に熱接着フィルムが介在することによる被服の柔軟性も損なわれる。
本考案は前記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、シート材が貼り付けられる被服などの装飾体において、シート材の接着性を維持しつつ、通気性及び柔軟性を確保することが可能なシート材、及び当該シート材が表面に貼り付けられた装飾体又は被服を提供することにある。
本考案のシート材は、シート本体と、前記シート本体の裏面にドット状または格子状に塗布された接着剤と、を備えることを特徴とする。
前記接着剤は、熱溶融型または感圧型の接着剤であることが好ましい。
前記シート本体は、通気性を有することが好ましい。
また、本考案の装飾体及び被服は、その表面に前記シート材が貼り付けられていることを特徴とする。
本考案によれば、シート材が貼り付けられる被服などの装飾体において、シート材の接着性を維持しつつ、通気性及び柔軟性を確保することが可能である。
以下、適宜図面を参照して本考案の実施形態について説明する。なお、以下に説明される実施形態は本考案を具体化した一例にすぎず、本考案の要旨を変更しない範囲で、本考案の実施形態は適宜変更できる。
図1は、本考案の実施形態に係るシート材10を示す斜視図である。図1では、シート材10の一部がめくり上げられて裏面22の一部が示された状態が描かれている。図1に示すように、シート材10は、シート本体20と、シート本体20の裏面に塗布された複数のドット形の接着剤31とにより構成されている。
シート本体20は、通気性を有するシート状の部材であり、天然素材又は人工素材で形成された布、紙製シート、フェルトシート、不織布などである。シート本体20の表面21は、被服40(本考案の装飾体の一例)にシート材10が貼り付けられたときにおもて面に現れる部分である。なお、被服40は、例えば、体に着用するズボンや上着などの衣服、頭に着用する帽子、足に着用する靴などを含む。
シート材10は、レーザーカッターなどの切断手段によって所定の形状に形成された状態で、被服40の表面41に貼り付けられる。シート材10をデザイン性の高い形状に形成したり、或いは、表面21にデザイン性の高い模様を施すことにより、シート材10が貼り付けられた被服40のデザイン性を高めることができる。また、ユーザーが所望する任意の形状のシート材10を形成することにより、ユーザーは、オリジナルのデザインの被服40を得ることができる。
図2は、シート材10の裏面22を示す図である。図2に示すように、裏面22に複数のドット状の接着剤31が塗布されている。図2において、ハッチング部分は接着剤31を示している。接着剤31としては、例えば、熱を加えることによって溶融し、その後に硬化する熱溶融型の接着剤、または、常温で圧力を加えることによって接着する接着剤などを適用することができる。複数の接着剤31は、概ね円形状であり、隣接する各接着剤31同士が接触しないように、所定の間隔D1を隔てて規則正しく等間隔に配置されている。本実施形態では、複数の接着剤31それぞれの外径は約1mmであり、間隔D1は約2mmである。
図3は、四角形状のシート材10が被服40に貼り付けられた状態を示す図である。例えば、被服40の表面41における貼り付け位置にシート材10を載置し、シート材10の上からアイロンなどによって熱を加えつつ加圧することにより、シート材10が前記貼り付け位置に貼り付けられる。図4は、白地のコットン製の被服40の表面41にピンク色のシート材10を貼り付けた状態を示す拡大写真である。
このようにシート材10が構成されているため、シート材10が被服40の表面41に貼り付けられた状態で、シート材10と被服40の表面41との間に、互いに接着していない格子状の隙間(非接着部)が形成される。これにより、シート材10が貼り付けられた被服40において、シート材10の接着性を維持しつつ、前記隙間を通じて被服40の通気性を得ることができる。また、シート材10が貼り付けられた部分のごわつきを防止することができ、柔軟性を失うことなく、着心地のよい被服40を実現することができる。
図5は、本考案の実施形態の変形例に係るシート材11の裏面22を示す図であり、図6は、四角形状のシート材11が被服40に貼り付けられた状態を示す図である。図5及び図6において、上述したシート材10及び被服40の構成と共通する構成については、同じ符号を付すことにより説明を省略する。
図5に示すように、シート材11の裏面22に格子状の接着剤32が塗布されている。図5において、ハッチング部分は接着剤32を示している。格子状の接着剤32は、複数本の線状の接着剤が縦方向(図5における上下方向)及び横方向(図5における左右方向)へ互いに直交するように塗布されることにより構成される。隣接する線状の接着剤同士が接触しないように、各線状の接着剤は所定の間隔D1を隔てて規則正しく等間隔に配置されている。本実施形態では、1本の線状の接着剤の幅が約1mmであり、間隔D1が約2mmである。
このようにシート材11が構成されているため、図6に示すように、シート材11が被服40の表面41に貼り付けられた状態で、シート材11と被服40の表面41との間に、互いに接着していない四角形状の複数の隙間(非接着部)が形成される。これにより、シート材11が貼り付けられた被服40において、シート材11の接着性を維持しつつ、前記隙間を通じて被服40の通気性を得ることができる。また、シート材11が貼り付けられた部分のごわつきを防止することができ、柔軟性を失うことなく、着心地のよい被服40を実現することができる。
なお、上述の実施形態では、接着剤31,32のサイズや間隔を規定したが、本考案はこのようなサイズや間隔に限られない。また、上述の実施形態は、本考案の装飾体の一例として被服40を例示したが、本考案はこの構成に限られない。例えば、本考案の装飾体は、被服40以外の装飾体、つまり、布製、皮革製、紙製、或いは合成樹脂製のカバンや家具、壁紙などであってもよい。これらの装着体に上述したシート材10,11が貼り付けられてもよい。
また、図3及び図6では、四角形状のシート材10,11が被服40に貼り付けられた例を示したが、シート材10,11は、レーザーカッター等の切断手段によって所定の形状にカットされる前の素材として市場に提供されるものであってもよい。この場合、シート材10,11は長尺に形成されており、ロール状に丸められた状態で流通される。
10 :シート材
11 :シート材
20 :シート本体
21 :表面
22 :裏面
31 :接着剤
32 :接着剤
40 :被服
41 :表面
11 :シート材
20 :シート本体
21 :表面
22 :裏面
31 :接着剤
32 :接着剤
40 :被服
41 :表面
Claims (5)
- シート本体と、
前記シート本体の裏面にドット状または格子状に塗布された接着剤と、を備えることを特徴とするシート材。 - 前記接着剤は、熱溶融型または感圧型の接着剤であることを特徴とする、請求項1に記載のシート材。
- 前記シート本体は、通気性を有することを特徴とする、請求項1又は2に記載のシート材。
- 請求項1から3のいずれかに記載のシート材が表面に貼り付けられたことを特徴とする装飾体。
- 請求項1から3のいずれかに記載のシート材が表面に貼り付けられたことを特徴とする被服。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019001539U JP3222282U (ja) | 2019-04-26 | 2019-04-26 | シート材、及びシート材が貼り付けられた装飾体又は被服 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019001539U JP3222282U (ja) | 2019-04-26 | 2019-04-26 | シート材、及びシート材が貼り付けられた装飾体又は被服 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3222282U true JP3222282U (ja) | 2019-07-25 |
Family
ID=67390206
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2019001539U Active JP3222282U (ja) | 2019-04-26 | 2019-04-26 | シート材、及びシート材が貼り付けられた装飾体又は被服 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP3222282U (ja) |
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2019
- 2019-04-26 JP JP2019001539U patent/JP3222282U/ja active Active
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