JP2008273103A - 凹凸柄を形成した繊維系製品の製造法 - Google Patents

凹凸柄を形成した繊維系製品の製造法 Download PDF

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Abstract

【課題】
比較的安価で単純なプロセスによって、鮮明またはソフトな感触の凹凸柄を半永久的に形成でき、裏面に形状記憶シートを融着することで凹凸柄は繊維系製品である生地との一体感がある文字やマークとなる。
【解決手段】
伸縮性と柔軟性を有する繊維系製品について、裏打ち層と接着層とを有する形状記憶シートを繊維系製品の裏面上に載置し、適宜の図柄模様を対応刻設した凹状金型および凸状金型を裏打ち層の融点と接着層の融点との間まで加熱してから、凹状金型と凸状金型によって繊維系製品および形状記憶シートを挟んで熱成形する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、凹凸状の文字または図形を所望の個所だけに部分的且つ半永久的に設けることが可能な凹凸柄を形成した繊維系製品の製造法に関する。
ブルゾンやスポーツウェアまたはバッグ・かばん類のような繊維系製品では、主として装飾目的のために胸部などにワッペンを縫着したり、その表面に文字や図柄などをミシン刺繍することがある。このワッペンに代えて、凹凸模様を繊維系製品に直接または間接的に形成することも可能である。凹凸模様を形成するには、繊維系製品が熱可塑性繊維製または合成・天然皮革製であると、加熱したエンボスロール間を通したり、または凹状金型と凸状金型によって熱圧着成形すれば比較的容易に得ることができる。
一般的な凹凸模様の形成法として、熱可塑性シート材では特開2004−351836号、パイル織物では実用新案登録第3039067号、装身具では実用新案登録第3126951号などが存在する。本出願人においても、起毛繊維製品について特開2001−73284号を提案している。これらの凹凸模様の形成法では、一般的に、模様形成された繊維系製品において柔軟性と伸縮性が低下して着心地や風合いが悪化しやすく、凹凸模様だけを半永久的に形成することは非常に難しい。
特開2004−351836号公報 実用新案登録第3039067号公報 実用新案登録第3126951号公報 特開20001−73284号公報
例えば、実用新案登録第3126951号では、装身具はボタンやホックであり、該装身具の表地となるシートとして、織物、編物、人造皮革などを例示している。この表地シートの裏面には、厚さ0.3mmのホットメルト樹脂フィルムおよびポリエステル綿を順次積層し、金型を用いて高周波熱誘導によってエンボス加工を行うことにより、シート表面に凹凸模様を形成する。このエンボス加工において、裏面配置の樹脂フィルムが高周波熱誘導で溶融してポリエステル綿が融着されるため、凹凸模様は実質的にシートだけに形成されている。このボタンやホックが長期間使用されると、表地シートの凹凸模様が段々に薄れ、ボタンの装飾性は次第に低下するおそれがある。
本発明は、繊維系製品に形成した凹凸模様に関する前記の問題点を改善するために提案されたものであり、鮮明またはソフトな感じの凹凸柄を半永久的に形成できる繊維系製品の製造法を提供することを目的としている。本発明の他の目的は、繊維系製品の一部に凹凸柄だけを形成できる繊維系製品の製造法を提供することである。本発明の別の目的は、図柄形成した繊維系製品本来の柔軟性と伸縮性を損なうことが少ない繊維系製品の製造法を提供することである。
本発明における繊維系製品の製造法では、伸縮性と柔軟性を有する繊維系製品について、裏打ち層と接着層とを有する形状記憶シートを繊維系製品の裏面上に載置する。ついで、適宜の図柄模様を対応刻設した凹状金型および凸状金型を裏打ち層の融点と接着層の融点との間まで加熱してから、凹状金型と凸状金型によって繊維系製品および形状記憶シートを挟んで熱成形することにより、繊維系製品の裏面に形状記憶シートを融着するとともに、繊維系製品の表面に凹凸柄だけが部分的且つ半永久的に浮き出ている。
本発明の製造法において、形状記憶シートの裏打ち層および接着層はともに熱可塑性樹脂からなり、形状記憶シートの裏打ち層は厚さが0.1〜0.5mmであるポリウレタンシートであると好ましい。また、熱転写機において、上側に設置する押圧側の凹状金型または凸状金型が硬質スポンジ製であってもよい。
本発明では、凹凸柄を形成する形状記憶シートは、熱可塑性樹脂製である厚さ0.1〜0.5mmの裏打ち層および接着層からなる。この形状記憶シートは、温度100〜160℃および圧力0.1〜2.0kg/cmで5〜15秒間加熱すると、裏打ち層が軟化しても溶融せず、接着層だけが溶融して繊維系製品の裏面に融着されるとともに、凹凸柄が繊維系製品とともに浮き出ている。
本発明を図面によって説明すると、本発明における繊維系製品1は、伸縮性と柔軟性を有する素材であり、例えば、織地、編地、不織布、薄手の合成または天然皮革などが例示できる。繊維系製品1は、表面または裏面が起毛されていたり、且つ柔軟でクッション性を有するデザイン商品であってもよい。繊維系製品1は、より具体的には被服、バッグ・かばん類、布製カバー類、布製靴、布製装飾品、布製身の回り品、シーツや枕カバーのような寝具類、カーテン,タペストリーやテーブル掛けのような屋内装置品などである。繊維系製品1は、市販の熱転写機12または熱プレス機などにおける100〜160℃の熱圧着温度で軟化しても溶融しないことを要する。
本発明方法で用いる形状記憶シート3は、図3に示すように、裏打ち層5および接着層7からなり、該裏打ち層は繊維系製品1とともに可撓性があり且つ伸縮性が高いと、形状記憶シート3を裏面に接着した後の使用時に違和感が少なくなるので好ましい。裏打ち層5は、100〜160℃の熱圧着温度で軟化しても溶融しない熱可塑性樹脂からなり、その中で伸縮性が比較的高いポリウレタン、ポリエチレン、ポリプロピレン、アイオノマー、ポリエステル、EVA樹脂などから選択すればよい。
裏打ち層5は、例えば、厚さ0.1、0.2、0.3、0.4mmまたは0.5mmの市販のポリウレタンシートであり、そのシート厚は繊維系製品1の素材と厚みに応じて定める。裏打ち層5の厚みは、厚くなるほど繊維系製品1における違和感が大きくなるので、通常0.3mm以下であることが望ましい。
形状記憶シート3において、接着層7は、100〜160℃の熱圧着温度で融着するフィルム状シートからなり、これをまず裏打ち層5と重ねて熱圧着すればよい。この接着層は、裏打ち層5の全面にスクリーン印刷または樹脂散布などによって形成してもよい。接着層7の融点は、裏打ち層5の融点よりも低く、熱転写機12の熱圧着温度で溶融することを要する、接着層7は、裏打ち層5と同様に伸縮性を有することが望ましく、通常、熱可塑性のポリウレタン樹脂を少なくとも一部含有すると好ましい。接着層7の厚さは、形状記憶シート3を接着すべき繊維系製品1の耐熱性や厚みなどに応じて定め、通常、厚さが50〜300μmである。
形状記憶シート3は、一般に繊維系製品1における存在を秘匿し、その表側から見えないようにするため、該シートの色は繊維系製品1と同一または同系色であると好ましい。一方、透明または半透明の繊維系製品1について、内側の形状記憶シート3の存在によって特殊なデザインを設定する場合には、該シートの色が繊維系製品1のそれと異ならせたり、さらに該シートの平面形状を円形、楕円形、多角形、星形などの異形平面にすることも可能である。
形状記憶シート3は、熱転写機12または熱プレス機などによる熱圧着時に、温度100〜160℃および圧力0.1〜2.0kg/cmで5〜15秒間加熱され、より完全な融着のために加熱温度を130〜160℃に高めるならば、加圧力を0.5kg/cm以下に定めることが望ましい。この加熱により、裏打ち層5が溶融せずに接着層7だけが溶融して繊維系製品1の裏面に融着される。また、この熱圧着と同時に、形状記憶シート3には、繊維系製品1とともに部分凸状柄2(図1)または凹状柄が形成される。
熱成形に用いる凸状金型8(図4)と凹状金型10(図5)には、適宜の文字、図形またはこれらを組み合わせた図柄模様が対応刻設されており、加熱・加圧するために耐熱性と耐圧性が良好な素材からなると好ましい。この素材が真鍮や銅などの金属であると、凹凸柄の周囲を急角度に突起または陥没させて鮮明な図柄を形成することが可能である。また、この素材がシリコン系の硬質スポンジのような耐熱性の硬質樹脂であると、金属に比べて耐久性は劣るけれども、凹凸柄の周囲を緩やかに突起または陥没させてソフトな感じの図柄にすることが可能である。少なくとも一方を耐熱性の硬質樹脂製の金型で成形した凹凸柄は、比較的浅くて不鮮明な感じであるのに長期間消滅しないので、従来にないオリジナルな図柄をデザインすることができる。
凸状金型8と凹状金型10は、熱転写機12内において上下方向に正確に位置決めしなればならず、この位置決めがずれると繊維系製品1の商品価値を損なうことになる。このため、熱転写機12における下ゴテ14と上ゴテ16は、垂直方向に配置するガイドバー(図示しない)やガイドレールによって凹状金型10と凸状金型8を位置決めし、両金型が正確に噛み合うように設定する。
繊維系製品1において、加熱した凹状金型10(図5)および凸状金型8(図4)によって形成された凹凸柄は、通常、形状記憶シート3を使用しなくても形成されるけれども、これは使用時の伸縮変形や洗濯などによって簡単に消滅してしまうことが大半であり、この消滅を形状記憶シート3によって半永久的に阻止できる。繊維系製品1を表面から見ると、鮮明またはソフトな感じの凹凸柄が形成されているだけであり、繊維系製品1本来のデザインを損なうことはない。
本発明に係る繊維系製品の製造法は、比較的安価で単純なプロセスによって、鮮明またはソフトな感触の凹凸柄を半永久的に形成でき、裏面に形状記憶シートを融着することにより、得た凹凸柄は繊維系製品である生地との一体感がある文字やマークとなる。繊維系製品における凹凸柄は、その柄周囲を急角度に突起または陥没させて鮮明な図柄にすることも、その柄周囲を緩やかに突起または陥没させてソフトな感じの図柄にすることも可能であり、繊維系製品の用途に応じて適切な凹凸柄を選択できる。
本発明方法で得た繊維系製品は、その表側の一部に凹凸柄だけが形成されるので、製品全体のデザイン性を損なうことがなく、繊維系製品として意匠的に優れた被服やバッグ・かばん類を凹凸柄形成の際に維持することが可能である。また、部分凹凸柄を形成した繊維系製品は、洗濯を多数回行っても凹凸柄が伸びて平坦になったり、凹凸柄に皺が発生することがなく、長期間の使用によって凹凸柄が消滅することが少ない。したがって、この繊維系製品を衣類などとして用いると、独自のデザインのスポーツウェアやカジュアルウェアをそのデザインを維持させたまま長期間使用することができる。
次に、本発明を実施例に基づいて説明するが、本発明は実施例に限定されるものではない。図1において、伸縮性と柔軟性を有する繊維系製品1の一例としてスポーツシャツを図示する。繊維系製品1には、図6に示すような熱転写機12を用いて部分凹凸柄を形成する。この凹凸柄は、例えば、スポーツシャツの胸部に設けた部分凸状柄2である「JAPAN」の文字である。
本実施例で用いる形状記憶シート3は、図3に示すように、裏打ち層5および接着層7とを有し、該裏打ち層の素材と厚みは繊維系製品1に応じて定める。裏打ち層5は厚さ0.2mmである市販のポリウレタンシートからなり、凸状金型8の熱圧着温度の160℃で溶融しない融点を有することを要する。
形状記憶シート3において、接着層7は、裏打ち層5の全面にスクリーン印刷によって形成する。接着層7の融点は、裏打ち層5の融点よりも低く、下方の熱圧着温度の140℃で溶融することを要する、接着層7は、例えば、ポリウレタン樹脂30重量%、ポリエステル系樹脂70重量%からなる。これを100メッシュのスクリーン版を用いて2回印刷・乾燥し、接着層7の厚さを100μmに定める。
部分凸状柄2をシャツ生地18に熱成形するには、凸状金型8(図4)および凹状金型10(図5)を用い、両金型を熱転写機(商品名:S−50、ジャパンポリマーク製)12において上下位置に配置する。凹状金型10は、下ゴテ14に取り付ける真鍮製のデザイン金型である。凸状金型8は、上ゴテ16に取り付ける真鍮製のデザイン金型である。両金型8,10には、それぞれ図柄模様「JAPAN」15,17を対応刻設している。
熱転写機12において、凸状金型8を上ゴテ16の下端面に固着し、凹状金型10を下ゴテ14の上端面に固着する。両金型8,10は、両者が正確に噛み合うように上下位置を調整する。この調整の後に、凹状金型10が温度140℃および凸状金型8が温度160℃になるように加熱される。
次に、凹状金型10の上に、加工すべき繊維系製品1であるシャツ生地18を裏返して載置し、さらにその上方に接着層7を下側にして形状記憶シート3を重ね合わせる。上ゴテ16を下降させて熱圧着を行い、上方温度160℃、下方温度140℃、圧力0.2kg/cmで10秒間熱圧着すればよい。この熱圧着の結果、シャツ生地18とともに形状記憶シート3に凸状柄2が熱成形され、スポーツシャツの胸部に鮮明な「JAPAN」の文字が表示される(図2参照)。
繊維系製品1であるシャツ生地18において、形状記憶シート3は、スポーツシャツの胸部裏面に完全に接着されている。図2に示す部分凸状柄2は、その柄周囲が急角度に突起して鮮明であり、シャツ生地18を左右に引き伸ばすと部分凸状柄2も同時に伸び、シャツ生地18を元に戻すと鮮明な部分凸状柄2が復帰する。繊維系製品1は、洗濯を10回行っても部分凸状柄2の鮮明さが維持され、形状記憶シート3が剥離したり皺が発生することがない。
別の実施例として、下記のように凹状柄を繊維系製品に形成することも可能である。図示しないけれども、伸縮性と柔軟性を有する繊維系製品として起毛ニット地を使用し、この起毛ニット地には、熱転写機12(図6)によって商標ロゴの部分凹状柄を形成する。本実施例で用いる形状記憶シート3は、前記と同様に、裏打ち層5および接着層7とを有し、該裏打ち層は厚さ0.2mmである市販のポリウレタンシートからなり、上方の凹状金型の熱圧着温度の130℃で溶融しない融点を有することを要する。
形状記憶シート3において、接着層7の融点は、裏打ち層5の融点よりも低く、下方の凸状金型の熱圧着温度の100℃で溶融することを要する、接着層7は、例えば、ポリウレタン樹脂100%の樹脂粉末を散布して融着させ、該接着層の厚さを100μmにする。
部分凹状柄を起毛ニット生地に形成するには、真鍮製の凹状金型およびシリコン系の硬質スポンジ製の凸状金型を用い、両金型を熱転写機12において上下位置に配置する。熱転写機12において、凹状金型を上ゴテ16の下端面に固着し、凸状金型を下ゴテ14の上端面に固着する。両金型8,10は、両者が正確に噛み合うように上下位置を調整する。この調整の後に、凹状金型が温度130℃および凸状金型が温度100℃になるように加熱される。
次に、下方の凸状金型の上に、加工すべき起毛ニット生地を裏返して載置し、さらにその上方に接着層7を下側にして形状記憶シート3を重ね合わせる。上ゴテ16を下降させて熱圧着を行い、上方温度130℃、下方温度100℃、圧力0.2kg/cmで10秒間熱圧着する。この熱圧着の結果、起毛ニット生地とともに形状記憶シート3に部分凹状柄が熱成形され、該ニット生地の一部にソフトな感じの商標ロゴが表示される。
起毛ニット生地において、形状記憶シート3は、その裏面に完全に接着されている。部分凹状柄は、比較的浅く且つその柄周囲が緩やかに陥没してソフト感があり、起毛ニット生地を左右に引き伸ばすとこの部分凹状柄も同時に伸びるけれども、該ニット生地を元に戻すとソフトな感じの部分凹状柄が復帰する。起毛ニット生地は、洗濯を10回行っても凹状柄のソフトな輪郭が維持され、形状記憶シート3が剥離したり皺が発生することがない。
本発明方法で製造した繊維系製品の一例であるスポーツシャツを示す平面図である。 図1のA−A線に沿って切断した概略拡大断面図である。 本発明方法で用いる形状記憶シートを示す断面図である。 本発明方法で用いる凸状金型を示す平面図である。 本発明方法で用いる凹状金型を示す平面図である。 熱転写機によって繊維系製品に凹凸柄を形成する状態を示す概略断面図である。
符号の説明
1 繊維系製品
2 部分凹凸柄
3 形状記憶シート
5 裏打ち層
7 接着層
8 凸状金型
10 凹状金型
12 熱転写機

Claims (5)

  1. 伸縮性と柔軟性を有する繊維系製品について、裏打ち層と接着層とを有する形状記憶シートを繊維系製品の裏面上に載置し、適宜の図柄模様を対応刻設した凹状金型および凸状金型を裏打ち層の融点と接着層の融点との間まで加熱してから、凹状金型と凸状金型によって繊維系製品および形状記憶シートを挟んで熱成形することにより、繊維系製品の裏面に形状記憶シートを融着するとともに、繊維系製品の表面に凹凸柄だけが部分的且つ半永久的に浮き出ている凹凸柄を形成した繊維系製品の製造法。
  2. 形状記憶シートの裏打ち層および接着層はともに熱可塑性樹脂からなる請求項1記載の製造法。
  3. 形状記憶シートの裏打ち層は、厚さが0.1〜0.5mmであるポリウレタンシートである請求項2記載の製造法。
  4. 熱転写機において、上側に設置する押圧側の凹状金型または凸状金型が硬質スポンジ製であり、下側の金型が金属製である請求項1記載の製造法。
  5. 熱可塑性樹脂製である厚さ0.1〜0.5mmの裏打ち層および接着層からなり、温度100〜160℃および圧力0.1〜2.0kg/cmで5〜15秒間加熱すると、裏打ち層が軟化しても溶融せず、接着層だけが溶融して繊維系製品の裏面に融着されるとともに、凹凸柄が繊維系製品とともに浮き出ている凹凸柄の形状記憶シート。
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