JP3144106B2 - 電気掃除機 - Google Patents

電気掃除機

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JP3144106B2
JP3144106B2 JP34004592A JP34004592A JP3144106B2 JP 3144106 B2 JP3144106 B2 JP 3144106B2 JP 34004592 A JP34004592 A JP 34004592A JP 34004592 A JP34004592 A JP 34004592A JP 3144106 B2 JP3144106 B2 JP 3144106B2
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雄一 清水
雅一 恩田
章浩 平野
雅史 岡本
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、本体にホースを接続し
て使用する電気掃除機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、家庭用電気掃除機は、特公平4−
4683号公報に示される構成が一般的であった。以
下、その構成について図6〜図7に基づいて説明する。
【0003】本体1は、電動送風機2を内蔵する電気送
風機室3、集塵袋4を内蔵する集塵室5、コード巻取装
置6などにより成る。さらに本体1には前部に把手7、
吸気口8が形成され、吸気口8にはホース9が接続パイ
プ10を介して嵌合され他端は先端パイプ11を介して
延長パイプ12が、さらに延長パイプ12には床用吸込
具13が嵌合される。また集塵室5の上部には開閉可能
な蓋14を備えている。また本体1の後部には、レスト
部15と左右に移動用車輪16が設けられ、本体1を直
立収納し得る構造をとる。さらに延長パイプ12も保持
具17を介して本体1に設けた溝18に係止して収納で
き得る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の電気
掃除機では、本体1を直立させ延長パイプ12を保持具
17を介して本体1に固定し収納する際安定性を得るた
めに、移動用車輪16とレスト部15との間を広くし、
本体1後面を角ばったものとしていた。そのため本体1
の回転半径が大きくなり小回り性がなくなり操作性が悪
くなっていた。また角が家具等にあたると傷をつけてし
まう恐れもあった。さらに例えば棚の上等の高所を掃除
するときなど掃除機を直立状態で運転した場合も、排気
域が図6傾斜部Aのみに限定されて排気が妨げられ電動
送風機2に負荷がかかり過熱する危険があった。また排
気圧損のため通常の吸引性能が得られなくなるという問
題があった。
【0005】本発明は上記課題を解決しようとするもの
で、 (1)掃除機の操作性つまり移動性を向上させる。
【0006】(2)本体の直立状態での排気域を充分確
保し、安全性を向上させる。ことを目的とするものであ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】(1)本発明は、上記課
題を解決するために、電動送風機などを内蔵した本体
と、前記本体の前方に設けられ、集塵用ホースを接続す
る吸気孔と、前記本体の両側面略中央に設けた移動用車
輪と、前記本体の底面後方に設けたキャスターとを備
え、前記本体前部の底面が上方に傾斜する構成をとるも
のである。
【0008】(2)本発明は、さらに、本体は後部に行
くに従って、上方から下方に向かって円弧状をなし、前
記本体後面に排気孔を設け、前記本体を直立させた際
に、前記本体の後方上部に設けた支持具と、前記本体の
後方下部に設けたレスト部とで前記本体を支持する構成
をとるものである。 (3)本発明は、さらに、前記吸気孔は前方上方に傾斜
する構成としたものである。
【0009】
【作用】(1)本発明により、立体を略半球形とするこ
とにより本体の回転半径を小さくでき小回りが効き移動
性を向上し得る。さらに転倒した際も正常状態に復帰し
やすい。また、本体側面略中央に移動用車輪を設け、吸
気口を前方上向に傾斜してあることにより、掃除中ホー
スを引き移動する際後部が床から離れ移動用車輪のみに
荷重がかかり移動が軽くなる。また、本体底面前方を上
方に傾斜してあることにより、段差なども難なく乗り越
えられる。
【0010】(2)本発明により、さらに、本体後方底
部にレスト部を、後方上部に支持具を設けることによ
り、本体が略半球形をとることと相まって直立状態での
排気域が充分確保され、電動送風機の過熱あるいは、排
気圧損による吸引性能の低下が防げる。
【0011】
【実施例】図1,図2は本発明の一実施例を示してお
り、電動送風機19、コード巻取装置20を備えた機構
室21と、集塵袋22を内蔵した集塵室23とをそれぞ
れ後部,前部に有し、さらに前方方向に上方に傾斜をつ
けた吸気口24、排気孔25などより本体26を形成す
る。また本体26側面略中央両側に移動用車輪27さら
に本体26後方底面にはキャスター28を設けている。
また、本体26の外郭は横から見てR2に示すよう移動
用車輪27の上方を頂点として本体26の前下方及び後
下方へ向かって略円弧状の形状をとり、上から見て移動
用車輪27の前方は中央Cを頂点とした略円弧状を、ま
た後方は中央Dを頂点とした略円弧状の、全体として略
半球形の形状をとる。
【0012】本体26の外郭は上から見て略楕円状の構
造をし、かつ移動用車輪27を本体側面略中央に設けて
あるため回転中心が本体26の中心で回転半径が小さく
なり小回りが効き移動性が良い。また、本体26が移動
中に障害物にあたったときも外郭に沿って回避されやす
い。さらにバンパー24等を本体26に設けると家具な
どの障害物に傷がつきにくくなり効果的である。また移
動用車輪27は本体側面略中央に設けられ、本体26前
底部を前方上方向に傾斜していることにより段差なども
難なく乗り越えられる。さらに吸気口24を前方方向に
上向に傾斜しておくことにより、掃除機使用時ホースを
引くことにより、移動用車輪27を中心に前方では下向
きに力が働き、後方では上向きの力が働くため本体26
後方が床より離れ本体26の全荷重が移動用車輪27に
かかり本体26の移動が容易となる。また全体的に略半
球形をとっているため転倒した際も正常な状態に復帰し
やすい。なお図の形状には限定されない。
【0013】次に本発明の他の実施例を図3〜図6を参
照に説明する。なお上記実施例と同じ構成のものは同一
符号を付して説明を省略する。
【0014】上記本体26にさらに本体26後方底部に
レスト部29、後方上部に支持具30をボス部31にビ
ス32で固定し設ける。
【0015】なお、支持具30は、爪部33により本体
26の後方の穴、例えば排気孔25などに着脱自在に係
止する構造でも良い。この構成においては、本体26後
方が横からみて本体26下後方に向かい略円弧状として
いることと相まって、本体26を直立させた状態でも充
分な排気域が確保され、例えば棚の上等の高所を掃除す
るときなどの際、掃除機を直立状態で運転した場合も、
電動送風機19に負荷がかかることがなく過熱の危れが
なくなる。また、排気圧損もなくなり、吸引性能も保持
される。また、支持具30はビス32あるいは、爪部3
3等により後方上部に固定されており使用者の要,不要
により着脱可能であり、通常の使用時は外しておくと邪
魔にならない。支持具30の大きさは適宜変更可能で、
全体として移動性に障害を与えないよう本体26外郭か
らはみ出ない大きさ程度にする等、選択し得るものであ
る。
【0016】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、 (1)本体を前方上方に向けた集塵用ホースを接続する
吸気孔を設け、側面略中央又は前方に移動用車輪と、底
面後方に移動用キャスターを設け、底面前方が上方へ傾
斜することによって、本体の回転半径を小さくできる。
さらに、掃除機移動中は本体後方が床より離れ、移動用
車輪のみに荷重がかかり移動が容易にできる。また全体
的に略半球形であるため、障害物を回避しやすくかつ転
倒した際も正常な状態に戻りやすい構造をとれ、操作性
の良い電気掃除機を提供できる。
【0017】(2)さらに本体後方底部にレスト部を、
後方上部に支持具を設けることにより、後面に排気孔を
設けるとき、本体が後部に行くに従って、上方から下方
に向かって円弧状をとることと相まって直立状態での排
気域が充分確保され、直立状態で使用する際でも電動送
風機の過熱あるいは、排気圧損による吸引性能の低下が
防げ、安全性の高い電気掃除機が提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す電気掃除機の側面図
【図2】同電気掃除機の平面図
【図3】本発明の他の実施例を示す支持具をビスで固定
した場合の電気掃除機の側面図
【図4】同電気掃除機の平面図
【図5】同実施例の支持具を爪部で固定した場合の電気
掃除機の側面図
【図6】従来例の電気掃除機の外観図
【図7】同電気掃除機の平面断面図
【符号の説明】
24 バンパー 25 排気格子 26 本体 27 移動用車輪 28 移動用キャスター 29 レスト部 30 支持具 33 爪部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岡本 雅史 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (56)参考文献 特開 平4−193132(JP,A) 特開 平4−97731(JP,A) 特開 昭61−280824(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A47L 5/00,9/00

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電動送風機などを内蔵した本体と、前記
    本体の前方に設けられ、集塵用ホースを接続する吸気孔
    前記本体の両側面略中央に設けた移動用車輪と、
    記本体の底面後方に設けたキャスターとを備え、前記本
    体前部の底面が上方に傾斜する電気掃除機。
  2. 【請求項2】 本体は後部に行くに従って、上方から下
    方に向かって円弧状をなし、前記本体後面に排気孔を設
    け、前記本体を直立させた際に、前記本体の後方上部に
    設けた支持具と、前記本体の後方下部に設けたレスト部
    とで前記本体を支持する構成とした請求項1記載の電機
    掃除機。
  3. 【請求項3】 前記吸気孔は前方上方に傾斜する構成と
    した請求項1又は2記載の電機掃除機。
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