JP3143689B2 - エンジンの検油装置 - Google Patents

エンジンの検油装置

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JP3143689B2
JP3143689B2 JP07007341A JP734195A JP3143689B2 JP 3143689 B2 JP3143689 B2 JP 3143689B2 JP 07007341 A JP07007341 A JP 07007341A JP 734195 A JP734195 A JP 734195A JP 3143689 B2 JP3143689 B2 JP 3143689B2
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真裕 長浜
裕三 梅田
俊一 萬羽
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はエンジンの検油装置に
関し、さらに詳しくは、クランクケース内に突出したオ
イルゲージの振れを防止するとともに、クランク軸との
干渉を防止する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】エンジンの検油装置としては従来より、
例えば実開昭62−189619号公報に開示されたも
のが知られている。ここで図3は上記従来例を示し、同
図(A)は水冷縦型頭上弁式ディーゼルエンジンの要部縦
断側面図、同図(B)は図3(A)中のB−B線矢視拡大
横断平面図である。この従来例は図3に示すように、エ
ンジンEのクランクケース3の一側にゲージガイド22
の組付け孔23を、正面視では斜め下向きに、側面視で
は垂直にあけ、この組付け孔23にゲージガイド22の
下端部22aを組付けて固定し、上記ゲージガイド22
の上端部22bよりサーベル型のオイルゲージ21を挿
入して当該オイルゲージ21の下部21aをクランクケ
ース3内に突出させて構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】一般に、汎用エンジン
ではエンジンが搭載される作業機等に適合させるため、
エンジン本体は改造しないで、付属装置の配置のみを変
更することがある。例えば図3の汎用エンジンEにおい
て、マフラ6の配置をシリンダヘッド1の横側後方寄り
から、仮想線で示すように、シリンダヘッド1の上横側
前方寄りに変更する場合には、オイルゲージ21がマフ
ラ6と干渉するため、従来のゲージガイド22をそのま
ま装着することはできない。
【0004】このような場合に、エンジン本体は改造し
ないで、即ち、ゲージガイド22の組付け孔23の位置
や向きは変更しないで、オイルゲージ21とマフラ6と
の干渉を回避するには、シリンダヘッド1の一側前寄り
に設けたオルタネータ7と当該一側でシリンダヘッド1
の上横に横設したマフラー6との間に、仮想線で示すよ
うに、上記ゲージガイド22の上半部を斜め上前方に向
けるとともに、ゲージガイド22を湾曲させて配置する
必要がある。
【0005】しかしながら、ゲージガイド22の上半部
を斜め上前方に向けるとともに、ゲージガイド22を湾
曲させると、クランクケース3内に突出したオイルゲー
ジ21の下部21aは、側面視で垂直にならずに仮想線
で示すように、斜め下後方に向くことになる。しかも、
オイルゲージ21の下部21aは潤滑油中にあっても、
エンジンの振動により振れるため、クランク軸(詳しく
はコンロッドの大端部13の回動軌跡)と干渉するおそ
れがある。なお、図3中の符号15はクランク軸を構成
するカウンタウエイトを示す。本発明はこのような事情
を考慮してなされたもので、エンジン本体は改造しない
で、オイルゲージの振動を抑制することにより、クラン
ク軸との干渉を回避することを技術課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は以下のように構成される。即ち、ゲージガ
イド22の組付け孔23の位置や向きは変更しないで、
オイルゲージ21とマフラ6との干渉を回避するため
に、エンジンEのシリンダヘッド1の一側前寄りに設け
たオルタネータ7と当該一側でシリンダヘッド1の上横
に横設したマフラー6との間に、上記ゲージガイド22
の上端部22bを斜め上前方に向けるとともに、当該ゲ
ージガイド22の途中部22cを湾曲させて配置する。
そしてオイルゲージの振動を抑制してクランク軸との干
渉を回避するために、上記ゲージガイド22の途中湾曲
部22cを側面視ではクランクケース3の上記組付け孔
23の垂直軸線ZよりもエンジンEの後方寄りにオフセ
ットする形に形成することにより、クランクケース3内
に突出したオイルゲージ21の下部21aを、当該クラ
ンクケース3内前部コーナ寄りに形成した潤滑油路25
のボス部26に当接させる。
【0007】
【発明の作用】本発明では、ゲージガイド22の途中湾
曲部22cを側面視ではクランクケース3の上記組付け
孔23の垂直軸線ZよりもエンジンEの後方寄りにオフ
セットする形に形成したことから、オイルゲージ21は
当該ゲージガイド22にガイドされ、オイルゲージ21
の下部21aは、上記組付け孔23の垂直軸線Zに対し
て前方へ傾斜してクランクケース3内に突出する。そし
て当該下部21aはクランクケース3内前部コーナ寄り
に形成した潤滑油路25のボス部26に当接し、エンジ
ン運転時において、オイルゲージ21の下部21aの振
れが防止される。
【0008】
【発明の効果】本発明では、クランクケース内に突出し
たオイルゲージの下部がクランクケース内前部コーナ寄
りに形成した潤滑油路のボス部に当接してエンジン運転
時の振れが防止されるので、エンジン本体の改造をしな
くてもオイルゲージの下部がクランク軸と干渉するのを
回避することができる。
【0009】
【実施例】以下本発明の実施例を図面に基づいてさらに
詳しく説明する。図1は本発明の実施例を示し、同図
(A)は水冷縦型頭上弁式ディーゼルエンジンの要部縦断
側面図、同図(B)は図(A)中のB−B線矢視拡大横断平
面図、図2は同ディーゼルエンジンの要部縦断正面図で
ある。
【0010】この水冷縦型頭上弁式ディーゼルエンジン
Eの本体は、図1(A)及び図2に示すように、シリンダ
ブロック2とクランクケース3とを一体に形成し、シリ
ンダブロック2の上側にシリンダヘッド1を載置固定
し、クランクケース3の下側にオイルパン4を固定して
構成されている。そしてシリンダヘッド1の右側面の後
方寄りに排気マニホールド5を、シリンダヘッド1の前
方寄りにオルタネータ7を、シリンダヘッド1の左側面
に吸気マニホールド8を、シリンダヘッド1の前側に冷
却ファン9を、シリンダブロック2の左側面に燃料噴射
ポンプ10と図示しないガバナ装置とを、それぞれ設け
て構成されている。
【0011】ここで図2中の符号11はピストン、12
はコンロッド、13はコンロッドの大端部、14はクラ
ンクピン、15はクランク軸16を構成するカウンタウ
エイト、20は本発明を構成する検油装置、27はクラ
ンク軸を支持するトンネル型の支持具を示し、図1(A)
中の符号9は冷却ファン、16Aはクランク軸16の前
端部に固定された駆動プーリ、17はオルタネータ7の
伝動プーリ、18はファンプーリ、19は無端ベルト、
28はオイルフィルタ、29はオイルストレーナを示
す。
【0012】本発明の検油装置20は、図3の従来例と
同様の基本構成を有している。即ち上記ディーゼルエン
ジンEのクランクケース3の一側にゲージガイド22の
組付け孔23を、正面視では斜め下向きに(図2参
照)、側面視では垂直にあけ〔図1(A)参照〕、この組
付け孔23にゲージガイド22の下端部22aを組付け
るとともに、当該ゲージガイド22の中間部を固定金具
24でシリンダブロック2の前端鍔部2aに固定し、上
記ゲージガイド22の上端部22bよりサーベル型のオ
イルゲージ21を挿入して当該オイルゲージ21の下部
21aをクランクケース3内に突出させ、クランクケー
ス3内の油量を検油するように構成されている。
【0013】以下、本発明の特徴構成について説明す
る。本発明では、エンジンEのシリンダヘッド1の右側
前寄りに設けたオルタネータ7と当該右側でシリンダヘ
ッド1の上横に横設したマフラー6との間に、上記ゲー
ジガイド22の上端部22bを斜め上前方に向けるとと
もに、当該ゲージガイド22の途中部22cを湾曲させ
て配置する。そして側面視では図1(A)に示すように、
当該途中湾曲部22cをクランクケース3の上記組付け
孔23の垂直軸線Zよりもエンジンの後方寄りにδだけ
オフセットする形に形成する。ちなみにこの実施例で
は、ゲージガイド22の全高は略350mmで、上記オ
フセット量δは略10mmである。
【0014】上記のようにオフセット量δを設定するこ
とにより、オイルゲージ21は当該ゲージガイド22に
ガイドされ、その下部21aは図1(A)(B)に示すよう
に、組付け孔23の垂直軸線Zに対して前方へ傾斜した
状態でクランクケース3内に突出する。そして当該下部
21aをクランクケース3内前部コーナ寄りに形成した
潤滑油路25のボス部26に当接させる。これによりエ
ンジン運転時において、オイルゲージ21の下部21a
の振れが防止される。
【0015】なお、オイルゲージ21の下部21aを潤
滑油路25のボス部26に当接させるにあたり、接触は
オイルゲージ21のエッジ部での線当たりとすることが
望ましい。潤滑油量の確認を容易にするためである。上
記のように、クランクケース3内に突出したオイルゲー
ジ21の下部21aがクランクケース3内前部コーナ寄
りに形成した潤滑油路25のボス部26に当接してエン
ジン運転時の振れが防止されるので、エンジン本体の改
造をしなくてもオイルゲージの下部がクランク軸と干渉
するのを回避することができる。
【0016】なお、上記実施例では水冷縦型頭上弁式デ
ィーゼルエンジンに本発明を適用したものについて例示
したが、本発明は上記実施例に限るものではなく、他の
機種のエンジンについても、同様に実施することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示し、同図(A)は水冷縦型頭
上弁式ディーゼルエンジンの要部縦断側面図、同図(B)
は図(A)中のB−B線矢視横断拡大平面図である。
【図2】同ディーゼルエンジンの要部縦断正面図であ
る。
【図3】従来例に係る図1に相当する図である。
【符号の説明】
E…エンジン、1…シリンダヘッド、3…クランクケー
ス、6…マフラー、7…オルタネータ、20…検油装
置、21…オイルゲージ、21a…オイルゲージの下
部、22…ゲージガイド、22a…ゲージガイドの下端
部、22b…ゲージガイドの上端部、22c…ゲージガ
イドの途中湾曲部、23…組付け孔、Z…組付け孔の垂
直軸線、25…潤滑油路、26…潤滑油路のボス部。
フロントページの続き (72)発明者 吉田 鉱三 大阪府堺市石津北町64 株式会社クボタ 堺製造所内 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F01M 11/12

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジン(E)のクランクケース(3)の一
    側にゲージガイド(22)の組付け孔(23)を、正面視では斜
    め下向きに、側面視では垂直にあけ、この組付け孔(23)
    にゲージガイド(22)の下端部(22a)を組付けて固定し、 上記ゲージガイド(22)の上端部(22b)よりサーベル型の
    オイルゲージ(21)を挿入して当該オイルゲージ(21)の下
    部(21a)をクランクケース(3)内に突出させて構成した
    エンジンの検油装置において、 エンジン(E)のシリンダヘッド(1)の一側前寄りに設け
    たオルタネータ(7)と当該一側でシリンダヘッド(1)の
    上横に横設したマフラー(6)との間に、上記ゲージガイ
    ド(22)の上端部(22b)を斜め上前方に向けるとともに、
    当該ゲージガイド(22)の途中部(22c)を湾曲させて配置
    し、 上記ゲージガイド(22)の途中湾曲部(22c)を側面視では
    クランクケース(3)の上記組付け孔(23)の垂直軸線(Z)
    よりもエンジン(E)の後方寄りにオフセットする形に形
    成することにより、クランクケース(3)内に突出したオ
    イルゲージ(21)の下部(21a)を、当該クランクケース
    (3)内前部コーナ寄りに形成した潤滑油路(25)のボス部
    (26)に当接させて構成したことを特徴とするエンジンの
    検油装置。
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