JP3143622B2 - 可食性保冷・保温剤及びその製造法 - Google Patents

可食性保冷・保温剤及びその製造法

Info

Publication number
JP3143622B2
JP3143622B2 JP04105617A JP10561792A JP3143622B2 JP 3143622 B2 JP3143622 B2 JP 3143622B2 JP 04105617 A JP04105617 A JP 04105617A JP 10561792 A JP10561792 A JP 10561792A JP 3143622 B2 JP3143622 B2 JP 3143622B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gel
solution
polyvalent metal
heat
edible
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP04105617A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0716064A (ja
Inventor
利昭 木村
康重 相良
鍵二 横井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Snow Brand Milk Products Co Ltd
Original Assignee
Snow Brand Milk Products Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Snow Brand Milk Products Co Ltd filed Critical Snow Brand Milk Products Co Ltd
Priority to JP04105617A priority Critical patent/JP3143622B2/ja
Publication of JPH0716064A publication Critical patent/JPH0716064A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3143622B2 publication Critical patent/JP3143622B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Cookers (AREA)
  • Devices For Warming Or Keeping Food Or Tableware Hot (AREA)
  • General Preparation And Processing Of Foods (AREA)
  • Jellies, Jams, And Syrups (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、食品用の可食性保冷・
保温剤及びその製造法に関する。
【0002】
【従来技術】従来、仕出し料理、弁当、パーティー用の
オードブル、宴会料理などで、調理・盛り付けから実際
に食用に供するまで長時間を要する料理や冷菓、魚貝類
刺身など低温で新鮮さを維持する料理の温度管理に、有
効な手立てがあまりなかった。すなわち、このような料
理においては、料理を食用に供する直前まで冷蔵保管す
るかあるいは料理を断熱性の良い容器に保管していた。
また、保冷剤を使用することも行われていたが、常温で
不定型のため特定の形状の袋に入れて使用しており、ま
た氷のような保冷剤は、温度が上昇するにつれて融解し
て料理をぬらすおそれがあった。一方、加熱調理した料
理は、温かいうちに食べるのが美味しいが、前述のよう
な食機会では冷えてしまうことが多く、これを保温プレ
ート、加温した石等で温度保持する以外格別有効な保温
手段は見当たらなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のように料理を保
冷あるいは保温する場合には、断熱性容器や加熱した石
保温プレートを使用すると手間や断熱性容器等の使用に
出費を要していた。また、氷や保冷剤を使用すると、料
理の中あるいは料理用トレイの中に入れるので、料理と
違和感があり、料理の雰囲気を必ずしもひきたてるもの
ではなかった。特に、夏期において鮮魚を使った料理を
保冷する手段として好ましい手段とはいえなかった。
【0004】本発明は、このような従来の保冷や保温を
要する料理の温度の維持に生ずる種々の問題点を解決す
るためになされたものであって、保冷あるいは保温剤を
適宜の形状、特に小球形とし、さらに食用に供すること
ができるようにすることによって料理との違和感をなく
し、料理の雰囲気を損なうことなく、比較的安価に料理
を保冷、保温することができるようにしたものである。
すなわち、本発明の課題は、このような可食性の保冷・
保温剤及びその製造法を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、加熱凝固性β
-1,3- グルカンが熱によりゲルを形成し、温度を保持で
きるという形質があり、しかも可食性であるのでこれを
適宜の形状、特に小球形の形状にして温度を維持させる
と料理に違和感を与えることなく、保冷剤あるいは保温
剤として使用できるということを見出してなされたもの
である。
【0006】すなわち、本発明は、加熱凝固性β-1,3-
グルカン、多価金属イオンと反応してゲルを形成する多
糖類および多価金属塩よりなり、可食性保冷・保温剤に
関する。
【0007】また、本発明は、このような可食性保冷・
保温剤の製造法に関する。本発明における可食性保冷・
保温剤の製造法は、(i) 多価金属イオンと反応してゲル
を形成する多糖類と加熱凝固性β-1,3- グルカンとの溶
液をノズルから多価金属塩溶液中に滴下してゲルを形成
し、これを加熱してゲルを凝固化するか、あるいは(ii)
加熱凝固性β-1,3- グルカンと多価金属塩との溶液をノ
ズルから多価金属イオンと反応してゲルを形成する多糖
類溶液中に滴下してゲルを形成し、これを加熱してゲル
を凝固固化することよりなる可食性保冷・保温剤の製造
法である。
【0008】本発明における加熱凝固性を有するβ-1,3
- グルカンは、微生物、動物組織あるいは植物などを起
源としてD-グルコースを構成糖とし、これがβ-1,3- グ
ルコシド結合した加熱凝固性を有する多糖類である。こ
のような多糖類は、カードラン(Curdlan),パキマン(Pac
hyman)等としてニューフードインダストリー誌 (NewFoo
d Industry)第20巻第10号、第49〜57頁 (1978年) に記
載されており、公知の多糖類である。本発明では、これ
らの多糖類の中でそのゲル強度等の物理的性状からみて
カードランを用いることが望ましい。また、多価金属イ
オンを反応してゲルを形成する多糖類には、カルシウ
ム、マグネシウム等の多価金属と反応してゲルを形成す
るアルギン酸ナトリウム、ロウメトキシ(LM)ペクチン、
キサンタンガム等が用いられる。これらは、それぞれ単
独で用いてもよいしあるいはその数種を混合して用いて
もよい。また多価金属塩には塩化カルシウム、グルコン
酸カルシウム等の水溶性金属塩が用いられる。
【0009】これらは、食品として用いられるので可食
性のものが用いられる。さらに、本発明では、これらの
成分に調味成分、例えば食塩、l−グルタミン酸ナトリ
ウム、ウニペースト、ウニエキス等の食品ペーストやエ
キス、あるいは調香成分、例えばウニ香味、マッタケ香
味等を加えてもよい。さらに、その他の食品成分を加え
ることもできる。
【0010】本発明において、可食性保冷・保温剤を製
造するには前記した(i) 及び(ii)の方法が用いられる。
方法(i) によると全体がゲル状になった形状ゲル製品を
得ることができ、また方法(ii)によるとその後処理の加
熱固化の程度によって中心部が流動性のある半熟状とな
った内部流動性ゲル製品を得ることができる。方法(i)
においては、多価金属と反応してゲルを形成する多糖類
に加熱凝固性を有するβ-1,3- グルカンを加えたものを
水に溶解する。これは、両者を別々に水に溶解した後両
者を合せてもよくあるいは両者のいずれかを水に溶解し
た後他者を添加して溶解してもよい。水としては通常の
水の他にエチルアルコールの水溶液等水溶性有機溶媒の
水溶液を用いることができる。このようにして溶解され
た水溶液は完全な水溶液となっていてもあるいは分散液
となっていてもよい。もし溶解あるいは分散し難いとき
は、これらの成分を、ホモジナイザーまたはカッターミ
キサーにより粘稠な溶液あるいはペーストとなるまで、
攪拌してもよく、あるいは約60℃前後に加温して溶解さ
せて調製することもできる。この水溶液中の多糖類の濃
度は 0.1〜1.0 重量%程度が好ましい。またβ-1,3- グ
ルカン濃度は、2 〜5 重量%程度が好ましい。
【0011】次のこの溶液を適当な管径のノズル、例え
ば、直径 3〜8 ミリの球形が形成されるような管径のノ
ズルから多価金属塩水溶液中に滴下する。このようにす
ると多糖類と多価金属イオンとが反応して瞬間的にゲル
を形成し、これを凝固液中に数分〜20分間、好ましくは
10分前後保持すると内部までゲル化する。このようにし
て得られた球形ゲルを約60℃〜80℃の温水あるいは空気
中で数分間加熱するとβ-1,3- グルカンがゲル化して熱
凝固する。凝固液中の凝固剤の濃度は 1〜5 重量%程度
が好ましい。これを保冷剤として使用するときは、この
ゲルを−20℃あるいはそれ以下の冷凍庫で凍結する。ま
た保温剤として使用するときは、このゲルを沸騰してい
る熱湯中に浸漬して温度を球形ゲルに付与する。そし
て、使用時に、これらを取り出して料理の保冷剤、保温
剤として用いる。また、多糖類溶液中に調味料、調香剤
を加えることにより好みの味、香りをもった可食性保冷
・保温剤を得ることができる。
【0012】また、方法(ii)においては、多価金属塩溶
液に調味、調香剤及びβ-1,3- グルカンを加えた水溶液
から成る芯液を、適当な管径のノズルから、多価金属イ
オンと反応してゲルを形成する多糖類の凝固液に滴下す
る。このようにすると多糖類と多価金属イオンとが反応
し、瞬時にゲルが形成される。反応時間に比例して、ゲ
ルの部分が外部に進行する。約数分〜10分間で凝固液か
らゲルを取り出し反応を終了する。このとき約3分間凝
固液に浸漬すると約 0.3ミリの厚さの多糖類の多価金属
塩のゲル皮膜が形成される。このゲルを加熱すると芯液
部のβ-1,3- グルカンのみがゲル化し、全体がゲルにな
る。加熱時間を少なくすると、皮膜付近のβ-1,3- グル
カンのみがゲル化し、表面層はゲル状、中心部は流動状
の半熟卵のような、球体が得られる。すなわち、加熱品
の構造は中心部がゾル状、中間部がゲル状で最外層は皮
膜で覆われている。また、このようなイクラのような膜
をもった食感が好まれないときには、次の処理で膜を溶
解することができる。すなわち、この膜を溶解するに
は、球をクエン酸ナトリウムの溶液に浸漬すると、アル
ギン酸カルシウムの皮膜は短時間に溶解することができ
る。このようにして得られた可食性ゲルは、方法(i) と
同様にして保冷・保温剤として用いられる。
【0013】本発明の可食性の保冷剤あるいは保温剤を
その形を直径3〜8ミリの球形として使用すると食用と
しても使用することができるし、またアクセサリーとし
て使用することもできる。特に、本発明の保冷剤あるい
は保温剤を調味、調香することにより食品としても利用
できる。また、この保冷剤あるいは保温剤を刺身の妻の
代わりに使用したりあるいはこれの保冷剤を敷き詰めた
上に刺身を置くと刺身を低温に保持することができる。
また、保温剤として使用するときは、保温すべき料理と
接触させて用いるとよい。
【0014】次に本発明の実施例を示して本発明を具体
的に説明する。なお、ここで示される部分は、全て重量
部を意味する。
【実施例1】ゲル状・ウニ風味可食性性保冷・保温剤 a.ウニ調味液 ウニペースト32部、ウニエキス8部、食塩 0.2部とアル
ギン酸ナトリウム 0.5 部、カードラン 3.5部、キサン
タンガム 0.3部に55.5部を加えてウニ調味液を得た。 b. 凝固液の調製 グルコン酸カルシウム3部を水97部に溶解して凝固液を
得た。 c. 球形体の形成 ウニ調味液を内径8ミリのノズルを通して、凝固液中に
滴下した。滴下された液滴は、アルギン酸ナトリウムと
カルシウムイオンの反応により、直ちにその表面からゲ
ル化し、8〜9ミリの球状ゲル体となった。球全体がゲ
ル化させるには、凝固液中10分間保持させた。 d.加熱 ケル化した球体を60℃以上の温水中で、2分間以上加熱
させてカードランがゲル化した。 e.凍結 ケル化球体を−20℃の冷凍庫で凍結した。このようにし
て凍結しても外観は変化は生じなかった。 f.保冷効果 解凍したゲル球体は、水の分離がなく良好な品質で、高
い保冷効果を示した。
【0015】
【実施例2】内部流動状・ウニ風味可食性保冷・保温剤 a.ウニ調味液 ウニペースト16部、ウニエキス4部、食塩 0.1部とカー
ドラン 3.5部、キサンタンガム 0.5部にグルコン酸カル
シウム 3.5部と水72.4部を加えてウニ調味液を得た。 b. 凝固液の調製 アルギン酸ナトリウム 0.5部を水99.5部に溶解し凝固液
を得た。 c. 球形体の形成 ウニ調味液を内径8ミリのノズルを通して、凝固液中に
滴下した。滴下された液滴は、アルギン酸ナトリウムと
カルシウムイオンとの反応により、直ちにその表面でア
ルギン酸カルシウムのゲルが生成し、8〜9ミリの球状
ゲル体となった。約3分間で凝固液からゲル球を取り出
し反応を終了させ、約 0.3ミリの厚さのアルギン酸カル
シウムのゲル皮膜を形成させた。 d. 加熱 ゲル化した球体を60℃以上の温水中で、3分間以上加熱
すると球体内部のカードランがゲル化し、球全体がゲル
化した。加熱を 2.5分で止めて中心部が流動性のある半
熟状の球体が得られた。 e. 皮膜の除去 このようにして得られた球体を 0.1M クエン酸ナトリウ
ムの溶液に5分間以上浸漬させて、アルギン酸カルシウ
ムの皮膜を溶解させた。 f.凍結 ゲル化球体を−20℃の冷凍庫で凍結した。このように凍
結しても外観の変化はなかった。 g.保冷効果 解凍したゲル球体は、水の分解がなく良好な品質で、高
い保冷効果を示した。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A23L 1/00 C09K 5/00

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加熱凝固性を有するβ-1,3- グルカン、
    多価金属イオンと反応してゲルを形成する多糖類及び多
    価金属塩よりなる可食性保冷・保温剤。
  2. 【請求項2】 調味成分または調香成分をさらに含有せ
    しめてなる請求項1による保冷・保温剤。
  3. 【請求項3】 多価金属イオンと反応してゲルを形成す
    る多糖類と加熱凝固性を有するβ-1,3- グルカンとの溶
    液をノズルから多価金属塩溶液中に滴下してゲルを形成
    せしめ、これを加熱して熱凝固せしめることを特徴とす
    る可食性保冷・保温剤の製造法。
  4. 【請求項4】 加熱凝固性を有するβ-1,3- グルカンと
    多価金属塩との溶液をノズルから多価金属イオンと反応
    してゲルを形成する多糖類溶液中に滴下して内部流動性
    可食性ゲルを形成せしめ、これを加熱して熱凝固せしめ
    ることを特徴とする保冷・保温剤の製造法。
JP04105617A 1992-03-31 1992-03-31 可食性保冷・保温剤及びその製造法 Expired - Fee Related JP3143622B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP04105617A JP3143622B2 (ja) 1992-03-31 1992-03-31 可食性保冷・保温剤及びその製造法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP04105617A JP3143622B2 (ja) 1992-03-31 1992-03-31 可食性保冷・保温剤及びその製造法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0716064A JPH0716064A (ja) 1995-01-20
JP3143622B2 true JP3143622B2 (ja) 2001-03-07

Family

ID=14412462

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP04105617A Expired - Fee Related JP3143622B2 (ja) 1992-03-31 1992-03-31 可食性保冷・保温剤及びその製造法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3143622B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3993907B2 (ja) * 1996-12-02 2007-10-17 キリンフードテック株式会社 カルシウム吸収促進剤
JP3905654B2 (ja) * 1998-12-09 2007-04-18 伊那食品工業株式会社 耐熱性粒状ゲル及びその製造方法
CN102429137A (zh) * 2011-11-10 2012-05-02 上海统益生物科技有限公司 一种新型可得然胶凝胶粒的制备方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0716064A (ja) 1995-01-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO1998008399A1 (fr) Nouvelle utilisation d'une gomme gellane pure
US4224353A (en) Gelatin dessert composition
JPH04190767A (ja) 冷蔵保存寿命が延長された無コレステロール卵製品およびその製造方法
US4965080A (en) Process for producing tofu-like food
JP3143622B2 (ja) 可食性保冷・保温剤及びその製造法
JP2008099650A (ja) 含気食品及びその製造方法
US4675195A (en) Stable banana product
SE428521B (sv) Forfarande for framstellning av fodoemne med kottliknande struktur
CN1307908C (zh) 冻结包被食物块粒食品及其制法
JP3222926B2 (ja) ゲル膜被覆調理食品の製造方法
JP2003265143A (ja) ピックル組成物及びそれを用いた食肉製品
JPH0376537A (ja) 良好な保形性を有する冷菓及びその製造方法
JP7488469B2 (ja) グミキャンディ用ミックス粉
JP2710013B2 (ja) 卵食品及びその製造方法
JP3745481B2 (ja) シロップ漬けゼリー
JPH01228431A (ja) フライ用アイスクリーム、およびその製造方法
KR102645728B1 (ko) 크림용 유화 안정제 및 이를 포함하는 크림 조성물
JPH0229307B2 (ja)
JPH02211853A (ja) 常温でゲル状態を保持し得る丼ものの具材及びその製造法
JP3771655B2 (ja) 魚介類入り茶漬け組成物及びその製造方法
JP4284864B2 (ja) クリームコロッケ及びその製造法
JPH0132878Y2 (ja)
JPH0451858A (ja) 調理済みライス類の冷温食品
JPH05252923A (ja) 調理済み冷凍食品の製造方法
JPS6387954A (ja) 調味ソ−ス入り豆腐

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees