JP3142701B2 - 角形鋼管製柱とh形鋼製梁との連結構造 - Google Patents

角形鋼管製柱とh形鋼製梁との連結構造

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JP3142701B2 JP05278917A JP27891793A JP3142701B2 JP 3142701 B2 JP3142701 B2 JP 3142701B2 JP 05278917 A JP05278917 A JP 05278917A JP 27891793 A JP27891793 A JP 27891793A JP 3142701 B2 JP3142701 B2 JP 3142701B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、建築鉄骨構造物あるい
はその他の鉄骨構造物における角形鋼管製柱とH形鋼製
梁との連結構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、角形鋼管製柱とH形鋼製梁との連
結構造としては、特開平4−327621号公報により
公表されているものが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の角形鋼管製
柱とH形鋼製梁との連結構造の場合は、鋼製柱梁連結部
材の構造が複雑でコスト高になるという欠点がある。
【0004】
【課題を解決するための手段】前述の問題を有利に解決
するために、本発明の角形鋼管製柱とH形鋼製梁との連
結構造においては、L字状断面の梁連結部材1における
一辺2の一端部に、柱連結部材3を連設して、鋼製柱梁
連結部材4を構成し、H形鋼製梁5の端部における各フ
ランジ6の巾方向の両側に、前記鋼製柱梁連結部材4に
おける梁連結部材1の他辺7を重合して複数のボルト8
により結合し、前記鋼製柱梁連結部材4における柱連結
部材3を角形鋼管製柱9の側面に重合して、複数のボル
ト10により結合する。
【0005】
【実施例】図1ないし図4は本発明の第1実施例を示す
ものであって、L字状断面の梁連結部材1における一辺
2の一端部に、柱連結部材3を連設して、鋼製柱梁連結
部材4を構成し、H形鋼製梁5の端部における各フラン
ジ6の表面の巾方向の両側に、前記鋼製柱梁連結部材4
における梁連結部材1の他辺7を重合して、高力ボルト
からなる複数のボルト8により締付け結合し、前記鋼製
柱梁連結部材4における柱連結部材3を角形鋼管製柱9
における対向する側面11に重合して、ブラインドボル
トからなる複数のボルト10により締付け結合する。
【0006】図5ないし図8は本発明の第2実施例を示
すものであって、L字状断面の梁連結部材1における一
辺2の一端部に、柱連結部材3を連設して、鋼製柱梁連
結部材4を構成し、H形鋼製梁5の端部における各フラ
ンジ6の裏面の巾方向の両側に、前記鋼製柱梁連結部材
4における梁連結部材1の他辺7を重合して、高力ボル
トからなる複数のボルト8により締付け結合し、前記鋼
製柱梁連結部材4における柱連結部材3を角形鋼管製柱
9における対向する側面11に重合して、ブラインドボ
ルトからなる複数のボルト10により締付け結合する。
【0007】図9および図10は本発明の第3実施例を
示すものであって、2本のH形鋼製梁5A,5Bが、同
一レベルにおいて角形鋼管製柱9における隣り合う側面
11,12に直交するように配置され、一方のH形鋼製
梁5Aの各フランジ6の端部表面におけるフランジ巾方
向の両側に、鋼製柱梁連結部材4Aにおける梁連結部材
1の他辺7が重合されて、高力ボルトからなる複数のボ
ルト8により締付け結合され、前記鋼製柱梁連結部材4
Aにおける各柱連結部材3は、角形鋼管製柱9における
対向する側面11に重合されて、ブラインドボルトから
なるボルト10により締付け結合されている。
【0008】他方のH形鋼製梁5Bの各フランジ6の端
部裏面におけるフランジ巾方向の両側に、鋼製柱梁連結
部材4Bにおける梁連結部材1の他辺7が重合されて、
高力ボルトからなる複数のボルト8により締付け結合さ
れ、前記鋼製柱梁連結部材4Bにおける各柱連結部材3
は、角形鋼管製柱9における対向する側面11に重合さ
れて、ブラインドボルトからなるボルト10により締付
け結合されている。
【0009】本発明を実施する場合、鋼製柱梁連結部材
4,4A,4Bを、山形鋼を切断して製作してもよく、
あるいは鋼板にプレス加工を施して製作してもよい。
【0010】
【発明の効果】本発明によれば、L字状断面の梁連結部
材1における一辺2の一端部に、柱連結部材3を連設し
て、鋼製柱梁連結部材4を構成し、H形鋼製梁5の端部
における各フランジ6の巾方向の両側に、前記鋼製柱梁
連結部材4における梁連結部材1の他辺7を重合して複
数のボルト8により結合し、前記鋼製柱梁連結部材4に
おける柱連結部材3を角形鋼管製柱9の側面に重合し
て、複数のボルト10により結合したので、L字状断面
の梁連結部材1と、その一辺2の一端部に連設された柱
連結部材3とからなる単純な形状の鋼製柱梁連結部材4
を使用して、角形鋼管製柱9とH形鋼製梁5とを容易に
連結することができ、かつ鋼製柱梁連結部材4の形状が
単純であるので、角形鋼管製柱とH形鋼製梁との連結を
低コストで行なうことができ、さらにL字状断面の梁連
結部材1における一辺2の一端部に、柱連結部材3を連
設して、鋼製柱梁連結部材4を構成したので、角形鋼管
製柱9とH形鋼製梁5とを連結する場合、H形鋼製梁5
の各フランジ6の表面巾方向の両側に、梁連結部材1の
他辺7を重合して複数のボルト8により結合すると、柱
連結部材3が角形鋼管製柱9の側面に重合されるので、
柱連結部材3と角形鋼管製柱9の側面に重合して、ボル
ト10により容易に結合することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る角形鋼管製柱とH形
鋼製梁との連結構造を示す斜視図である。
【図2】図1に示す部分の平面図である。
【図3】図1に示す部分の側面図である。
【図4】図3のA−A線断面図である。
【図5】本発明の第2実施例に係る角形鋼管製柱とH形
鋼製梁との連結構造を示す斜視図である。
【図6】図5に示す部分の平面図である。
【図7】図5に示す部分の側面図である。
【図8】図7のB−B線断面図である。
【図9】本発明の第3実施例に係る角形鋼管製柱とH形
鋼製梁との連結構造を示す斜視図である。
【図10】図9に示す部分の平面図である。
【符号の説明】
1 梁連結部材 2 一辺 3 柱連結部材 4 鋼製柱梁連結部材 5 H形鋼製梁 6 フランジ 7 他辺 8 ボルト 9 角形鋼管製柱 10 ボルト 11 側面 12 側面

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 L字状断面の梁連結部材1における一辺
    2の一端部に、柱連結部材3を連設して、鋼製柱梁連結
    部材4を構成し、H形鋼製梁5の端部における各フラン
    ジ6の巾方向の両側に、前記鋼製柱梁連結部材4におけ
    る梁連結部材1の他辺7を重合して複数のボルト8によ
    り結合し、前記鋼製柱梁連結部材4における柱連結部材
    3を角形鋼管製柱9の側面に重合して、複数のボルト1
    0により結合した角形鋼管製柱とH形鋼製梁との連結構
    造。
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CN115262762B (zh) * 2022-09-19 2023-07-18 同济大学 一种土木工程用装配式钢结构

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