JP2763467B2 - 鉄骨軸組構造 - Google Patents
鉄骨軸組構造Info
- Publication number
- JP2763467B2 JP2763467B2 JP4346508A JP34650892A JP2763467B2 JP 2763467 B2 JP2763467 B2 JP 2763467B2 JP 4346508 A JP4346508 A JP 4346508A JP 34650892 A JP34650892 A JP 34650892A JP 2763467 B2 JP2763467 B2 JP 2763467B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- steel
- steel frame
- plate
- view
- column
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Rod-Shaped Construction Members (AREA)
- Joining Of Building Structures In Genera (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は扁平断面の柱鉄骨を使
用する鉄骨軸組構造に関するものである。
用する鉄骨軸組構造に関するものである。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】近年、鉄骨柱は角鋼
管、H形鋼等が使用され、鉄骨梁との接合部の構造は種
々開発され、実用化されているが接合部の構造が複雑で
加工も困難な場合が多い。この発明は前記事情に鑑み、
開発したもので、扁平断面の柱鉄骨を使用することによ
り梁鉄骨と接合部構造を単純化したものであり、扁平断
面であるため曲げ耐力を向上すべく座屈防止材を配する
ようにしたものである。
管、H形鋼等が使用され、鉄骨梁との接合部の構造は種
々開発され、実用化されているが接合部の構造が複雑で
加工も困難な場合が多い。この発明は前記事情に鑑み、
開発したもので、扁平断面の柱鉄骨を使用することによ
り梁鉄骨と接合部構造を単純化したものであり、扁平断
面であるため曲げ耐力を向上すべく座屈防止材を配する
ようにしたものである。
【0003】
【課題を解決するための手段】この発明は鉄骨軸組構造
において、上下柱が連続し、長辺が250〜500m
m,短辺が9〜22mmの扁平断面の柱鉄骨の短辺にH
形鋼の梁鉄骨を突合せ、柱鉄骨のウエブと梁鉄骨のウエ
ブとを一体の厚板プレートを添わせてボルト接合し、柱
鉄骨の長手方向には曲げ抵抗フランジ材兼用の座屈防止
材が一体的に設けてある。
において、上下柱が連続し、長辺が250〜500m
m,短辺が9〜22mmの扁平断面の柱鉄骨の短辺にH
形鋼の梁鉄骨を突合せ、柱鉄骨のウエブと梁鉄骨のウエ
ブとを一体の厚板プレートを添わせてボルト接合し、柱
鉄骨の長手方向には曲げ抵抗フランジ材兼用の座屈防止
材が一体的に設けてある。
【0004】
【実施例】実施例1 図1の実施例は次の構成からなっている。上下柱が連続
した柱鉄骨の横断面は、柱の一辺すなわち長辺が250
〜500mm、柱の厚さすなわち短辺が9〜22mmで
−状,L状,T状、または+状横断面からなり、扁平断
面である。梁鉄骨2は例えば244×175×7×11
mmのH形鋼からなり、柱鉄骨に突合せ、柱鉄骨1の長
辺と梁鉄骨2のウエブ間に跨がって厚板の一体プレート
3を添わせてボルト・ナットで接合してある。また柱鉄
骨1の長辺の両側端には長さ方向に溝形鋼等の曲げ抵抗
フランジ材兼用の座屈防止材4が柱鉄骨1と梁鉄骨2の
接合部を除いて固着してある。また必要によりプレート
3と梁鉄骨2のウエブ間にフイラー5を介在させてあ
る。
した柱鉄骨の横断面は、柱の一辺すなわち長辺が250
〜500mm、柱の厚さすなわち短辺が9〜22mmで
−状,L状,T状、または+状横断面からなり、扁平断
面である。梁鉄骨2は例えば244×175×7×11
mmのH形鋼からなり、柱鉄骨に突合せ、柱鉄骨1の長
辺と梁鉄骨2のウエブ間に跨がって厚板の一体プレート
3を添わせてボルト・ナットで接合してある。また柱鉄
骨1の長辺の両側端には長さ方向に溝形鋼等の曲げ抵抗
フランジ材兼用の座屈防止材4が柱鉄骨1と梁鉄骨2の
接合部を除いて固着してある。また必要によりプレート
3と梁鉄骨2のウエブ間にフイラー5を介在させてあ
る。
【0005】実施例2 図2の実施例は柱鉄骨1を厚平鋼をL形状に屈曲して形
成したもので、その他の構成は前記実施例と同一であ
る。
成したもので、その他の構成は前記実施例と同一であ
る。
【0006】実施例3 図3の実施例はプレート3と柱鉄骨1との重なり面積を
大きくするためプレート3を横T形状としてあり、その
他の構成は実施例1と同一である。
大きくするためプレート3を横T形状としてあり、その
他の構成は実施例1と同一である。
【0007】実施例4 図4の実施例は横T形状プレート3に添わせて柱鉄骨1
の長辺に山形鋼6を取付けたものであり、その他の構成
は実施例3と同様である。
の長辺に山形鋼6を取付けたものであり、その他の構成
は実施例3と同様である。
【0008】実施例5 図5の実施例は横T形状プレート3を溝形鋼3−1と平
鋼3−2を組合せて構成したもので、その他の構成は実
施例3と同様である。
鋼3−2を組合せて構成したもので、その他の構成は実
施例3と同様である。
【0009】実施例6 図6の実施例は横T形状プレート3を溝形鋼3−3と山
形鋼3−4を組合せ構成したものでその他の構成は実施
例3と同様である。
形鋼3−4を組合せ構成したものでその他の構成は実施
例3と同様である。
【0010】実施例7 図7の実施例は柱鉄骨1の長辺に平鋼7を添わせて取付
け、梁鉄骨2の上下フランジ高さに合せてこの平鋼7か
ら上下に間隔をおいてフランジ8を突設し、この平鋼7
のフランジ8と梁鉄骨2のフランジにプレート3を重ね
て連結する。また必要により柱鉄骨1と梁鉄骨2のウエ
ブ間に補助プレート9を設ける。その他の構成は実施例
2と同様である。
け、梁鉄骨2の上下フランジ高さに合せてこの平鋼7か
ら上下に間隔をおいてフランジ8を突設し、この平鋼7
のフランジ8と梁鉄骨2のフランジにプレート3を重ね
て連結する。また必要により柱鉄骨1と梁鉄骨2のウエ
ブ間に補助プレート9を設ける。その他の構成は実施例
2と同様である。
【0011】実施例8 図8の実施例は、図7の実施例における上下の平鋼7を
上下に2分割し、プレート3の一端を平鋼7と一体とし
てあり、平鋼7を柱鉄骨1の長辺に添わせて固着し、プ
レート3の他端を梁鉄骨2の上下フランジに重ねて固着
してある。その他の構成は実施例7と同様である。
上下に2分割し、プレート3の一端を平鋼7と一体とし
てあり、平鋼7を柱鉄骨1の長辺に添わせて固着し、プ
レート3の他端を梁鉄骨2の上下フランジに重ねて固着
してある。その他の構成は実施例7と同様である。
【0012】実施例9 図9の実施例は上下の平鋼7の上端または下端に連続し
てプレート3を一体としたもので、その他の構成は実施
例8と同様である。
てプレート3を一体としたもので、その他の構成は実施
例8と同様である。
【0013】実施例10 図10の実施例は梁鉄骨2の上下フランジにT形取付金
物10を取付け、小型の横T形状プレート3を柱鉄骨1
のフランジとT形取付金物10に添わせて固着してあ
る。この場合の曲げ抵抗フランジ兼用の座屈防止材4は
柱鉄骨1の側縁より内側に寄って鍔状に一体に形成され
ている。
物10を取付け、小型の横T形状プレート3を柱鉄骨1
のフランジとT形取付金物10に添わせて固着してあ
る。この場合の曲げ抵抗フランジ兼用の座屈防止材4は
柱鉄骨1の側縁より内側に寄って鍔状に一体に形成され
ている。
【0014】なお曲げ抵抗フランジ兼用の座屈防止材4
の種々の変形例を図10に示してある。
の種々の変形例を図10に示してある。
【0015】
【作用,発明の効果】この発明は以上の構成からなり、
上下柱が連続した扁平断面の鉄骨の柱とH形鋼の梁仕口
部において、柱のフランジ部の突出がないので接合仕口
の加工が単純化され、無溶接工法である厚板一体の接合
プレートを使用したボルト接合が採用できる。
上下柱が連続した扁平断面の鉄骨の柱とH形鋼の梁仕口
部において、柱のフランジ部の突出がないので接合仕口
の加工が単純化され、無溶接工法である厚板一体の接合
プレートを使用したボルト接合が採用できる。
【0016】鉄骨柱は長辺が250〜500mm,短辺
が9〜22mmの扁平断面でプレート材またはプレート
材のプレス加工によって製作できるので加工手間が激減
する。
が9〜22mmの扁平断面でプレート材またはプレート
材のプレス加工によって製作できるので加工手間が激減
する。
【0017】座屈防止材は薄板加工品等の軽量鋼材でも
よく、全体としての鋼材の増加率を押さえることがで
き、鋼材量が若干増加しても加工手間が激減するので工
事費が下がる。
よく、全体としての鋼材の増加率を押さえることがで
き、鋼材量が若干増加しても加工手間が激減するので工
事費が下がる。
【図1】第1実施例で(a)は正面図、(b)は平面
図、(c)は柱横断面図、(d)は梁縦断面図である。
図、(c)は柱横断面図、(d)は梁縦断面図である。
【図2】第2実施例で(a)は正面図、(b)は平面
図、(c)は断面図である。
図、(c)は断面図である。
【図3】第3実施例で(a)は正面図、(b)はプレー
トの斜視図である。
トの斜視図である。
【図4】第4実施例で(a)は正面図、(b)は平面図
である。
である。
【図5】第5実施例で(a)は正面図、(b)は平面
図、(c)はプレートの斜視図である。
図、(c)はプレートの斜視図である。
【図6】第6実施例で(a)は正面図、(b)はプレー
トの斜視図である。
トの斜視図である。
【図7】第7実施例で(a)は正面図、(b)は平面
図、(c)はプレートの斜視図、(d)は梁縦断面図で
ある。
図、(c)はプレートの斜視図、(d)は梁縦断面図で
ある。
【図8】第8実施例で(a)は正面図、(b)はプレー
トの斜視図である。
トの斜視図である。
【図9】第9実施例で(a)は正面図、(b)はプレー
トの斜視図である。
トの斜視図である。
【図10】第10実施例で(a)は正面図、(b)は平
面図、(c)はプレートの斜視図、(d)は取付金物の
斜視図である。
面図、(c)はプレートの斜視図、(d)は取付金物の
斜視図である。
【図11】(a)(b)(c)(d)(e)は座屈防止
材の断面図である。
材の断面図である。
【符号の説明】 1……柱鉄骨、2……梁鉄骨、3……プレート、4……
曲げ抵抗フランジ兼用座屈防止材、5……フイラー、6
……山形鋼、7……平鋼、8……フランジ、9……補助
プレート、10……T型取付金物。
曲げ抵抗フランジ兼用座屈防止材、5……フイラー、6
……山形鋼、7……平鋼、8……フランジ、9……補助
プレート、10……T型取付金物。
Claims (2)
- 【請求項1】 上下柱が連続し、長辺が250〜500
mm,短辺が9〜22mmの扁平断面の柱鉄骨の短辺に
H形鋼の梁鉄骨を突合せ、柱鉄骨のウエブと梁鉄骨のウ
エブとを一体の厚板プレートを添わせてボルト接合し、
柱鉄骨の長さ方向に曲げ抵抗フランジ材兼用の座屈防止
材が一体的に設けてあることを特徴とする鉄骨軸組構
造。 - 【請求項2】 梁鉄骨のウエブと一体の厚板プレートと
の間にフイラーを介在させてある請求項1記載の鉄骨軸
組構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4346508A JP2763467B2 (ja) | 1992-12-25 | 1992-12-25 | 鉄骨軸組構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4346508A JP2763467B2 (ja) | 1992-12-25 | 1992-12-25 | 鉄骨軸組構造 |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7004016A Division JP2763503B2 (ja) | 1995-01-13 | 1995-01-13 | ウエブ曲げ継手構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06193141A JPH06193141A (ja) | 1994-07-12 |
JP2763467B2 true JP2763467B2 (ja) | 1998-06-11 |
Family
ID=18383903
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4346508A Expired - Fee Related JP2763467B2 (ja) | 1992-12-25 | 1992-12-25 | 鉄骨軸組構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2763467B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4203533B1 (ja) * | 2008-03-05 | 2009-01-07 | 株式会社アイ.テック | 鉄骨柱及び鉄骨梁の接合構造 |
US20190063057A1 (en) * | 2017-08-31 | 2019-02-28 | Robert Preddy | Stiffener for Connecting Beams and Columns |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5423168A (en) * | 1977-07-19 | 1979-02-21 | Dainippon Ink & Chemicals | Production of colored cool confectionery |
-
1992
- 1992-12-25 JP JP4346508A patent/JP2763467B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06193141A (ja) | 1994-07-12 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US7637069B2 (en) | Steel frame building and joint structure of column and beam | |
JP2763467B2 (ja) | 鉄骨軸組構造 | |
JP2657026B2 (ja) | 柱・梁接合構造 | |
JP3142701B2 (ja) | 角形鋼管製柱とh形鋼製梁との連結構造 | |
JP2908674B2 (ja) | 形鋼の接合部構造 | |
JP2672466B2 (ja) | 形鋼を使用した柱と梁の仕口構造 | |
JP2763503B2 (ja) | ウエブ曲げ継手構造 | |
WO1997017504A1 (fr) | Rattachement d'un montant et d'une poutre ou de deux montants entre eux | |
KR0128541Y1 (ko) | 접합부 강성 및 시공성이 우수한 각형강관기둥과 에이치 형강보-기둥 접합구조 | |
JP2601105B2 (ja) | 鉄骨部材接合金物 | |
JP2575179B2 (ja) | 柱,梁接合部構造 | |
JPH0339534A (ja) | 柱・梁接合部構造 | |
JP2586719B2 (ja) | 柱・梁接合部構造 | |
JPH08291560A (ja) | 柱・梁接合部構造 | |
JPH04106256A (ja) | 鋼管コンクリート柱 | |
JP3124486B2 (ja) | 鉄骨柱と鉄骨梁の接合部構造 | |
JPH09111871A (ja) | 柱梁の接合構造 | |
JP3341144B2 (ja) | 鉄骨構造建築物における柱と小屋ばりの結合部構造及びこの結合部に使用される結合板 | |
JP4029340B2 (ja) | 鉄骨骨組構造 | |
JP2802164B2 (ja) | 鉄骨軸組構造 | |
JPH078644Y2 (ja) | 柱・梁及び斜材の接合構造 | |
JPH078646Y2 (ja) | 柱・梁及び斜材の接合構造 | |
JP2022073985A (ja) | 鋼材の接合構造 | |
JP3319619B2 (ja) | 柱の接合装置 | |
JPH06316923A (ja) | 鋼製エレメントおよび二重鋼殻エレメント |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |