JP2626936B2 - 鋼管柱の接合部構造 - Google Patents

鋼管柱の接合部構造

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JP2626936B2
JP2626936B2 JP3296233A JP29623391A JP2626936B2 JP 2626936 B2 JP2626936 B2 JP 2626936B2 JP 3296233 A JP3296233 A JP 3296233A JP 29623391 A JP29623391 A JP 29623391A JP 2626936 B2 JP2626936 B2 JP 2626936B2
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steel pipe
end plate
column
plate
pipe column
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信之 林
直樹 田中
敏之 福元
昭夫 富田
信夫 藤本
智文 関口
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Kajima Corp
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    • Y02E60/10Energy storage using batteries

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、土木や建築もしくは橋
梁の分野において、閉鎖断面柱としての鋼管柱の接合部
構造に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、円形鋼管や角形鋼管は使用に際
し、強軸や弱軸といった強度上の方向性がないため、鉄
骨柱として広く利用されている。そして、この主の上下
柱間の接合は主に溶接やボルト接合によるのが一般であ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、溶接による接
合は、現場溶接となるため、作業が天候に左右されやす
く、また、検査等の品質管理上の作業も多く、充分余裕
をもった工期が必要である。さらに、施工者の溶接技量
によって、溶接精度が大きく左右される。
【0004】一方、ボルト接合による場合は、主に接合
プレートと接合ボルトによって行うが、その接合強度は
接合プレートの厚みと接合ボルトの数によって決まり、
接合強度を高めるには必然的に接合プレートを厚くし、
かつ接合ボルトの本数を増やす必要があり、コストが高
くなる。
【0005】本発明の目的は前記従来例の不都合を解消
し、確実かつ強固に、しかもきわめて簡単に接合するこ
とができる鋼管柱の接合部構造を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は前記目的を達成
するため、接合しようとする鋼管柱のコーナーに対応す
るコーナーを有する湾曲した水平方向のプレートを鋼管
柱端に沿わせてエンドプレートとして溶接するが、その
際このエンドプレートの外側面は鋼管柱外周面から外側
に突出させ、また、エンドプレートの左右端相互間は鋼
管柱のコーナー間の柱面の位置で間隔を存して対向しそ
の間は縦の凹溝となるものであり、このエンドプレート
同士が上下に接合するようにして上下に接合すべき鋼管
柱端相互を並べ、これらを接合して上下に並列するエン
ドプレートの前記鋼管柱外周面から外側に突出させる部
分の収納凹部を内側に形成したカバープレートを鋼管柱
端相互でかつエンドプレートの左右端相互に跨がるよう
に外側から当て、その際前記収納凹部にエンドプレート
の前記鋼管柱外周面から外側に突出させる部分を収め、
また、鋼管柱を貫通する長締めボルトで対向するカバー
プレート相互を締結すること、および、エンドプレート
は相互の接合端を除いて端縁をテーパーとした断面台形
のプレートであり、カバープレートに設けるエンドプレ
ートの前記鋼管柱外周面から外側に突出させる部分の収
納凹部はこれに見合う断面台形の溝であることを要旨と
するものである。
【0007】
【作用】請求項1記載の本発明によれば、エンドプレー
トはこれを工場サイドで鋼管柱端に設けておき、現場で
はエンドプレート同士が上下に接合するように鋼管柱端
相互を合わせ、このエンドプレートを凹部内に収納する
ようにしてカバープレートを鋼管柱端相互に跨がって外
側から当て、鋼管柱を貫通する長締めボルトで締結す
る。このようにすれば、曲げモーメント等により生じる
引張力は凸部となるエンドプレートの上下面とこれに接
するカバープレートの凹部の支圧力により伝達され、水
平力はエンドプレート左右端相互間の縦の凹溝とこれに
嵌まるカバープレートの凹部間との支圧力によって伝達
される。
【0008】請求項2記載の本発明によれば、前記作用
に加えてエンドプレートとカバープレートの凹部とは接
合面積が大きく取れ、かつ楔効果も得られて製作精度等
の誤差から生じるガタツキをなくすことができる。
【0009】
【実施例】以下、図面について本発明の実施例を詳細に
説明する。図1は本発明の鋼管柱の接合部構造の1実施
例を示す正面図、図2は同上A−A線断面図、図3はB
−B線断面図である。
【0010】図中1,1は閉鎖断面柱としての鋼管柱で
あるが、本実施例では角形鋼管の場合である。接合しよ
うとする鋼管柱1,1の端に沿わせてエンドプレート2
を溶接するが、このエンドプレート2は該鋼管柱1の内
周面に合致する内周面を有し、かつ鋼管柱1よりも肉厚
なもので溶接した際には外側面は鋼管柱1の外周面から
外側に突出する。
【0011】また、図4にも示すように、該エンドプレ
ート2は鋼管柱1のコーナー部に沿うものとして同様な
コーナー部を有する水平方向の鉤形の湾曲プレートであ
り、横並びになる計4個が鋼管柱1の端に溶接され、鋼
管柱1と同じような環状を形成するが、エンドプレート
2の左右端相互は鋼管柱1のコーナー間の柱面の位置で
間隔を存して対向し、その間は縦の凹溝3となるものと
する。なお、エンドプレート2はかかる凹溝3を形成す
る左右端縁部分と、上縁または下縁のいずれか一方をテ
ーパーとし、後述のごとき鋼管柱1の端となって相互に
接合する上縁または下縁は垂直接合面である断面台形の
プレートである。
【0012】図中4は、このエンドプレート2同士が上
下に接合した際に鋼管柱1の外周面から外側に突出する
部分を収納する収納凹部5を内側に形成したカバープレ
ートで、該カバープレート4の中央部でこの凹部5の端
間は前記凹溝3に嵌入する凸部6として構成した。この
凸部6は凹溝3に嵌入するためにはカバープレート4の
面よりも突出する高さのものである。この収納凹部5は
前記断面台形のエンドプレート2の形状に合うようなテ
ーパー側面を有する断面台形状のものであるが、その深
さはエンドプレート2の高さよりも浅くして、いわば小
さめのものとしてもよい。また、カバープレート4は前
記凹部5の上下部分にボルト貫通孔を形成し、鋼管柱1
にもこのボルト貫通孔に対応するボルト貫通孔を設けて
おく。
【0013】このようにして、エンドプレート2同士が
上下に接合するように鋼管柱1の相互端を上下に並べ、
これら上下に並列するエンドプレート2,2を凹部5に
収納し、凸部6が凹溝3に嵌入するようにカバープレー
ト4を鋼管柱1,1相互でかつエンドプレート2,2の
左右端相互に跨がるように外側から当てる。そして、前
記ボルト貫通孔を介して鋼管柱1を貫通する長締めボル
ト7とその端に螺合するナット8で対向するカバープレ
ート4,4を締結する。
【0014】前記エンドプレート2はコッターとして作
用するもので、これをカバープレート4で覆うことによ
り、曲げモーメント等により生じる引張力は凸部となる
エンドプレート2の上下面とこれに接するカバープレー
ト4の凹部5の支圧力により伝達され、水平力はエンド
プレート2の左右端相互間の縦の凹溝3とこれに嵌まる
カバープレートの凹部5間での凸部6との支圧力によっ
て伝達される。
【0015】そして、エンドプレート2とカバープレー
ト4の凹部5とは断面台形状としてあることで接合面積
が大きく取れ、かつ凹部5を少し小さめにすることで楔
効果も得られて製作精度等の誤差から生じるガタツキも
防止できる。なお、前記実施例は鋼管柱1が角形鋼管の
場合を示したが、円形鋼管の場合も本発明は同様に適用
できるものである。
【0016】なお、図5、図6は本発明の他の実施例を
示すもので、前記長締めボルト7で本締後した後で、接
合した鋼管柱1の内部にコンクリート9を充填して、鋼
管コンクリート柱とすることもできる。
【0017】
【発明の効果】以上述べたように本発明の鋼管柱の接合
部構造は、現場での溶接作業をなくし、また、確実かつ
強固に、しかもきわめて簡単に接合することができるの
で、現場での省力化が実現できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の鋼管柱の接合部構造の1実施例を示す
正面図である。
【図2】図1のA−A線断面図である。
【図3】図1のB−B線断面図である。
【図4】本発明の鋼管柱の接合部構造の1実施例を示す
斜視図である。
【図5】他の実施例を示す横断平面図である。
【図6】他の実施例を示す縦断側面図である。
【符号の説明】
1…鋼管柱 2…エンドプレ
ート 3…凹溝 4…カバープレ
ート 5…凹部 6…凸部 7…長締めボルト 8…ナット 9…コンクリート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 富田 昭夫 東京都港区元赤坂一丁目2番7号 鹿島 建設株式会社内 (72)発明者 藤本 信夫 東京都港区元赤坂一丁目2番7号 鹿島 建設株式会社内 (72)発明者 関口 智文 東京都港区元赤坂一丁目2番7号 鹿島 建設株式会社内

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 接合しようとする鋼管柱のコーナーに対
    応するコーナーを有する湾曲した水平方向のプレートを
    鋼管柱端に沿わせてエンドプレートとして溶接するが、
    その際このエンドプレートの外側面は鋼管柱外周面から
    外側に突出させ、また、エンドプレートの左右端相互間
    は鋼管柱のコーナー間の柱面の位置で間隔を存して対向
    しその間は縦の凹溝となるものであり、このエンドプレ
    ート同士が上下に接合するようにして上下に接合すべき
    鋼管柱端相互を並べ、これらを接合して上下に並列する
    エンドプレートの前記鋼管柱外周面から外側に突出させ
    る部分の収納凹部を内側に形成したカバープレートを鋼
    管柱端相互でかつエンドプレートの左右端相互に跨がる
    ように外側から当て、その際前記収納凹部にエンドプレ
    ートの前記鋼管柱外周面から外側に突出させる部分を収
    め、また、鋼管柱を貫通する長締めボルトで対向するカ
    バープレート相互を締結することを特徴とした鋼管柱の
    接合部構造。
  2. 【請求項2】 エンドプレートは相互の接合端を除いて
    端縁をテーパーとした断面台形のプレートであり、カバ
    ープレートに設けるエンドプレートの前記鋼管柱外周面
    から外側に突出させる部分の収納凹部はこれに見合う断
    面台形の溝である請求項1記載の鋼管柱の接合部構造。
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