JP3142657B2 - 内部クロック・スキューの低減した半導体チップ回路 - Google Patents

内部クロック・スキューの低減した半導体チップ回路

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JP3142657B2 JP04237705A JP23770592A JP3142657B2 JP 3142657 B2 JP3142657 B2 JP 3142657B2 JP 04237705 A JP04237705 A JP 04237705A JP 23770592 A JP23770592 A JP 23770592A JP 3142657 B2 JP3142657 B2 JP 3142657B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は半導体チツプ回路に関
し、特に集積半導体チツプ回路のタイミング又はクロツ
ク回路について、内部クロツク発生回路によつてチツプ
に生ずるクロツク待ち時間を低減し又は除去するデイジ
タルクロツクタイミングネツトワークに適して好適なも
のであり、これによつてマルチチツプシステム内の半導
体チツプ間のクロツクスキユーを低減する。
【0002】
【従来の技術】ほとんどすべての半導体マイクロプロセ
ツサ論理回路チツプは外部クロツク信号を受ける。この
外部クロツク信号はクロツク発生回路において波形整形
され、又は少なくとも論理ツリーにおいてバツフアされ
て当該チツプ上に分配される。これらのクロツク発生バ
ツフア回路は、外部クロツクとチツプ上に分配された内
部クロツクとの間に遅延を生じさせる。この遅延量を
「クロツク待ち時間」と呼ぶ。クロツク待ち時間はプロ
セスの変化、温度の変化及び電圧の変化に基づいて大き
く変化し得る。外部において発生された水晶発振回路
と、半導体チツプの内部回路要素との間の全遅延量は数
ナノセカンドの大きさである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】クロツクパスは、実現
し得るシステムの全速度に対して影響を与えるような制
限的なパスのうちの1つである。このクロツクパスの遅
延量はゼロではなく、しかも製造の仕方、温度及び電源
電圧に関連した誤差を有する。クロツクパスがシステム
全体の性能を制限する場合、クロツクパスにおける遅延
誤差はシステム周期時間ごとに直接影響を与えることが
多い。特にCMOS製造時に生ずる誤差は大きい。クロ
ツクパスは最善のケースと最悪のケースで3倍程度は変
化し得、例えば10〔ns〕のクロツクパスは5〔ns〕ない
し15〔ns〕まで変化し得る。従つて設計者はシステムの
クロツク速度を低下させても、クロツクの精度に配慮し
なければならない。このことがシステム全体の性能に影
響を与える。
【0004】さらにクロツク待ち時間は所与のシステム
内における半導体チツプ間でかなり変化し得る。例えば
マルチチツプ半導体システムにおけるクロツク待ち時間
は最善のケースから最悪のケースで4〔ns〕ないし10
〔ns〕変化する。チツプのクロツク待ち時間の最悪のケ
ースと最善のケースとにおけるこの差は当該システムの
異なるモジユール間のクツロクスキユーを有する。また
クロツクスキユーはシステムの性能を制限するように動
作する。設計通りの製品を製造するためには、当該設計
が最終的な製品環境及び製造プロセスに関連した誤差を
克服するような結果を生ずることができなければならな
い。この設計がこれらの誤差範囲内の結果を得ることが
できない場合、製造された製品が動作するか否かを判別
するための検査をしなければならない。検査は生産高を
低下させるので最終製品のコストを増大させる。
【0005】検査の代わりの方法は、システムに存在す
る温度の変化、電源電圧の変化及び製造の変化を設計時
の条件を満足するまで製品の性能基準を緩和することで
あり、これは望ましくない方法である。
【0006】従つてオンチツプクロツクタイミング回路
は半導体チツプ及び半導体システムの性能を改善するの
に必要であり、特に内部クロツクの待ち時間を低減又は
除去し、かつマルチチツプシステムのチツプ間のクロツ
クスキユーを低減するのに望ましい。
【0007】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め本発明は、1つの態様においては、入力クロツク信号
(例えば、図1の外部クロツク)を1周期分遅延させた
チツプクロツク信号(例えば、図1、図7の内部クロツ
ク)を、所定の内部クロツク発生回路の出力端に発生さ
せる半導体チツプ回路(例えば、図1の10)を提供す
る。このチツプ回路は、入力クロツク信号(例えば、図
1の外部クロツク)を受け取るように結合された入力端
及び直列に接続された複数の遅延段を含み、これらの複
数の遅延段の各々が入力クロツク信号が伝播したとき対
応する遅延信号を出力する遅延回路(例えば、図1及び
図2の遅延マクロ12)を含む。更にチップ回路は、そ
れぞれ遅延信号の1つに応答し、入力クロツク信号の1
周期よりも短い持続期間を有するパルス信号を発生する
複数のパルス発生回路(例えば、図1、図2、図3のパ
ルス発生回路14)と、内部クロツク発生回路の入力へ
タイミング信号を与える制御回路(例えば、図1のL2
ラツチ回路19、論理マクロ22、ラツチ回路制御ネツ
トワーク24)とを含む。制御回路は、内部クロツク発
生回路の入力クロツク信号伝播遅延に実質的に等しい位
相オフセツトを有する前記パルス発生回路からのパルス
信号を識別する回路(例えば、パルス発生回路14から
図8のラツチ回路制御ネツトワーク段へパルス信号N−
Xを供給する回路)と、識別回路に応答し、1クロツク
周期から入力クロツク信号伝播遅延にほぼ等しい時間を
差し引いた分だけ入力クロツク信号から遅延した信号を
タイミング信号として内部クロツク発生回路の入力へ与
える回路(例えば、図7のラツチ回路制御ネツトワーク
24)とを含む。これにより、タイミング信号が内部ク
ロツク発生回路を伝播したとき、入力クロツク信号と同
相で少なくとも1クロツク周期だけ遅れているチツプク
ロツク信号出力が内部クロック発生回路の出力に発生さ
れる。
【0008】半導体チツプ回路は、入力クロツク信号及
び前記パルス発生回路からのパルス信号に応答して入力
クロツク信号の周期を検出する比較回路(例えば、図
1、図4の比較L1ラツチ回路16)を含む。
【0009】本発明は、別の態様においては、入力クロ
ツク信号を受け取り、入力クロツク信号を、所定の信号
伝播遅延をもつ内部クロツク発生回路を伝播させて、入
力クロツク信号と同相で少なくとも1クロツク周期だけ
遅れているチツプクロツク信号を内部クロツク発生回路
の出力に発生させるデイジタルクロツクタイミングネツ
トワーク(例えば、図9のクロツク信号待ち時間除去ネ
ツトワーク78)を提供する。タイミングネツトワーク
は、入力クロツク信号を受け取るように結合された入力
端、直列に接続された複数の遅延段及び内部クロツク発
生回路に結合された出力端を含み、前記複数の遅延段の
各々が入力クロツク信号が伝播したとき対応する遅延信
号を出力する可変遅延回路(例えば、図9の遅延マクロ
82)を含む。更にタイミングネツトワークは、それぞ
れ前記遅延信号の1つに応答し、入力クロツク信号の1
周期よりも短い持続期間を有するパルス信号を発生する
複数のパルス発生回路(例えば、図9のパルス発生回路
84)と、内部クロック発生回路の出力から発生される
チツプクロツク信号(例えば、図9のチツプクロツク)
を受け取る、内部クロツク発生回路の少なくとも一部の
回路部分の遅延を模擬する回路(例えば、図9のレシー
バ94)を含むフイードバツク回路と、フイードバツク
回路及びパルス発生回路に応答し、フイードバツク回路
からの出力信号とパルス発生回路からのパルス信号との
比較に基づいて可変遅延回路へ遅延制御信号を与える制
御回路(例えば、図9の比較L1ラツチ回路86、L2
ラツチ回路90、バス91)とを含む。
【0010】本発明は、もう1つの態様においては、ク
ロツク信号レシーバ及びクロツク出力論理回路を含む内
部クロツク発生回路を入力クロツク信号が伝播したと
き、入力クロツク信号と同相で少なくとも1クロツク周
期だけ遅れているチツプクロツク信号をクロツク出力論
理回路の出力に発生する集積半導体チツプ回路(例え
ば、図12)を提供する。このチツプ回路は、レシーバ
(例えば、図12のレシーバ140)の出力端とクロツ
ク出力論理回路(例えば、図12のクロツク出力論理回
路144)の入力端との間に接続され、選択信号の制御
の下に異なる遅延クロツク信号を選択的に出力する可変
遅延素子(例えば、図12の可変遅延素子142)を含
む。更にチップ回路は、レシーバの出力及びクロツク出
力論理回路の出力に応答し、入力クロツク信号とチツプ
クロツク信号との間の位相差を表わす位相差信号を出力
する位相検出回路(例えば、図12の位相検出回路14
6)と、この位相差信号に応答し、入力クロツク信号と
同相で1クロツク周期だけ遅れているチツプクロツク信
号をクロツク出力論理回路の出力端に発生するように遅
延クロツク信号を選択する選択信号を可変遅延素子へ印
加するための制御回路(例えば、図12のフイルタ回路
148)とを含む。
【0011】要約すると、本発明は内部クロツク発生回
路によつてチツプに生じたクロツク待ち時間を低減又は
除去するデイジタルクロツクタイミングネツトワークを
含む。チツプにおけるクロツク待ち時間を低減すること
によつて、マルチチツプシステムの半導体チツプ間のク
ロツクスキユーも低減される。このクロツクタイミング
ネツトワークは、プロセス依存性がなく、完全にデイジ
タルで実施可能であり、アナログ構成要素又は外部構成
要素を必要としない。このクロツクタイミングネツトワ
ークは温度、電源電圧及び又は製造の公差の関数のよう
なクロツクパスにおける遅延変化を動的に補償する。ク
ロツクタイミングネツトワークは、ゲートアレイデイジ
タル論理回路で実施でき、特にCMOS技術に有利であ
る。さらにクロツクタイミングネツトワークは、クロツ
ク分配ツリーの複数の点において実施可能であり、低コ
ストの技術を用いてシステムの性能を改善することがで
きる。
【0012】
【実施例】以下図面について、本発明の一実施例を詳述
する。
【0013】以下の図1〜図15において同一の符号は
同一又は同様の構成要素を示す。
【0014】図1において、10は本発明によるクロツ
ク信号待ち時間除去ネツトワークの一実施例を示す。こ
の実施例においてはほぼ一定の周波数を有する外部クロ
ツクが遅延マクロ回路12の入力端に与えられる。遅延
マクロ回路12は複数の順次遅延信号を複数のライン1
3を介してパルス発生回路14に出力する。各遅延信号
は各遅延段の遅延量だけ、前に出力された遅延信号から
遅延され、複数のパルス発生回路14の1つ1つのパル
ス発生回路に与えられる。各パルス発生回路は受けた遅
延信号に応答してパルス信号を出力する。当該パルス信
号はライン15を介して比較L1ラツチ回路16の入力
端及びラツチ制御ネツトワーク24の入力端に送出され
る。またパルス発生回路14の第1のパルス発生回路1
1はライン17からバツフア回路(例えば直列に接続さ
れた2つのインバータでなる)18を介して比較L1ラ
ツチ回路16に第1のパルス信号を出力する。さらに以
下に詳述するように遅延マクロ回路12、パルス発生回
路14及び比較L1ラツチ回路16が関連動作すること
により、クロツク信号待ち時間除去ネツトワーク10に
供給される外部クロツク信号入力の周波数(又は周期)
を連続的に決定する。
【0015】比較L1ラツチ回路16の情報は第2群の
ラツチ回路、すなわちL2ラツチ回路19に周期ごとに
記憶される。L2ラツチ回路19は受けた外部クロツク
の立ち上がりエツジ後の2〔ns〕又は3〔ns〕にセツト
される。例えばこのことはパルス発生回路14の第3の
パルス発生回路11″の第3のパルス信号出力を遅延回
路23を介してL2ラツチ回路19内のラツチ回路のク
ロツク入力端に与えることによつて達成し得る。以下に
述べるように、各L2ラツチ回路は遅延ラインに沿う方
向にL2ラツチ回路19よりもXステツプだけ前の位置
にあるパルス発生回路14の出力をゲートする。
【0016】さらにクロツク信号待ち時間除去ネツトワ
ーク10はクロツク発生バツフア回路26に直列に接続
された1/2分割出力ラツチ回路20を含む。出力ラツ
チ回路20はトリガされたときクロツク発生バツフア回
路26の出力端に所望の内部クロツク信号を発生すると
共に、出力ラツチ回路20は論理マクロ回路22及びそ
の出力端に結合されたラツチ回路制御ネツトワーク24
によつて発生された(ライン21を介して受けた)制御
信号によつてクロツクされる。必要であれば、2つ又は
3つの隣接するL2ラツチ回路を用いてラツチ回路制御
ネツトワーク24をゲートするようにしても良いが、残
りのL2ラツチ回路をデイスエーブルして、外部クロツ
クの周期が遅延ラインの遅延の半分以下になる場合に対
して保護する必要がある。各L2ラツチ回路はN−X番
目の遅延段をゲートして次のクロツクの発生を予測す
る。遅延ステツプ数Xは回路遅延のシミユレーシヨンに
よつて予め決められる。クロツク発生回路(及び関連す
るクロツク受信回路)の遅延量は、内部クロツク発生回
路の内部遅延量と同等の遅延段数Xだけ早いタイミング
で、クロツク発生回路をゲートすることによつて完全に
オフセツトさせることができる。1段分の基本的な遅延
量はクロック発生回路の内部遅延量に追従するので、多
数チツプ搭載型システムに含まれている低速チツプ及び
高速チツプの待ち時間の差は最小になる。論理マクロ回
路22はL2ラツチ回路19の第1番目のラツチ回路を
分離するように動作することにより、繰返したときのパ
ルス信号を識別する。この分離されたラツチ回路(N)
の信号は制御信号(N−X)によつて出力ラツチ回路2
0のクロツク入力端に転送される。
【0017】クロツク信号待ち時間除去ネツトワーク1
0の主要な各回路構成要素について図2〜図8を参照し
て以下に説明する。
【0018】図2は継続的に外部クロツク信号に応答す
る遅延マクロ回路12及びパルス発生回路14の一実施
例を示す。遅延マクロ回路12は直列に接続された複数
の遅延段30を含み、各遅延段30は例えば2つのイン
バータ32を含む。ここで他の遅延回路を用いても良
い。各遅延段30の第1のインバータ32の出力端はそ
の第2のインバータ32の入力端に接続されている。こ
れらの遅延段30は互いに関連動作することにより、各
遅延段30から遅延信号を順次発生する。出力された各
遅延信号は遅延マクロ回路12における対応する遅延量
だけ遅延された外部クロツク信号でなり、この遅延信号
が出力される結果になる。当該明細書においては、第1
の遅延段と共に、複数の遅延段のうち遅延段(N)、遅
延段(N−1)、遅延段(N−2)及び遅延段(N−
3)を示す。一般に各遅延段の遅延時間を低下させてこ
の遅延段に対応する次の回路(以下に述べる)と共に遅
延段30の数を増加させれば、クロツク信号待ち時間除
去ネツトワーク10のクロツク信号出力のタイミングの
分解能を改善できることになる。
【0019】遅延ラインの各遅延段の遅延クロツク信号
は複数のパルス発生回路を含むパルス発生回路14に入
力される。ここで、クロツク信号待ち時間除去ネツトワ
ーク10の各遅延段ごとに1つのパルス発生回路を設け
るのが好ましい。図示の実施例の場合、各パルス発生回
路は2入力NANDゲート34を含み、この2入力NA
NDゲート34は、対応する遅延段の入力端に結合され
た第1の入力端と、遅延マクロ回路12の例えば1つの
遅延段30及び次の遅延段30の半分の遅延量、すなわ
ち1個半分の遅延段に結合された第2の入力端とを有す
る。2入力NANDゲート34の入力端に生ずるクロツ
ク信号間の遅延量は2入力NANDゲート34から出力
されるパルス信号幅を決定する。各NANDゲート34
の出力はインバータ36を通る。例えば図3は外部クロ
ツクの波形及びこれに応答してパルス発生回路14から
出力されるパルスの一例を示す。これらのパルスは、第
0番目の遅延段(0)、第15番目の遅延段(15)、第30
番目の遅延段(30)、第45番目の遅延段(45)及び第60
番目の遅延段(60)に対応するパルス信号である(この
図では外部クロツクは第60番目の遅延段(60)において
繰り返している)。図4に示すようにNANDゲート3
4及びインバータ36の出力信号はそれぞれ後段の比較
L1ラツチ回路16に与えられる。
【0020】比較L1ラツチ回路16の比較L1ラツチ
回路段間の接続を図4に詳細に示す。図示のように比較
L1ラツチ回路16は複数の比較L1ラツチ回路段を含
み、図4には第(N−3)番目の比較L1ラツチ回路段
(N−3)から第N番目の比較L1ラツチ回路段(N)
までを示す。実際には比較L1ラツチ回路段40の数は
パルス発生回路14の段数以下でもよい(遅延マクロ回
路12の遅延段の数と等しいのが好ましい)。これは、
比較L1ラツチ回路16が、遅延マクロ回路12への外
部クロツク信号の周期が変化してもその全ての周期に対
応するパルス信号を識別する機能をもつ必要があるから
である。例えば遅延マクロ回路12の遅延段が66個、パ
ルス発生回路14のパルス発生回路段が66個ある場合、
一般に外部クロツク信号は最初のある数の遅延段以内
(例えば最初の10個の遅延段の範囲)では反復しないと
考えられるので、用いるべき比較L1ラツチ回路16の
段数を66個以下にしてもよい。クロツク信号待ち時間除
去ネツトワーク10は特定のクロツク信号の周波数又は
クロツク信号の特定のレンジの周波数を配慮するように
構成される。例えば外部クロツク信号が66段の段数をも
つネツトワークの44番目の遅延段において反復を示す場
合と比較して、10番目の遅延段又はそれ以下の遅延段に
おいて反復する場合にはネツトワークの切換え精度は明
らかに低下する。従つて後述するように信号の一致につ
いての検査は、遅延段11から開始される(これは最初
の比較L1ラツチ回路ステージ40を含む)と考えられ
る。
【0021】図示の実施例において、N番目の比較L1
ラツチ回路段40は、3つの入力端、すなわち対応する
パルス発生回路段のパルス信号出力を受けるA入力端
(図5と共に以下に述べる比較L1ラツチ回路段40は
この信号をそれぞれのNANDゲート34の出力端から
直接受ける)と、第1番目のパルス発生回路段11(図
2)のパルス信号(1)出力を受ける入力端Bと、パル
ス信号(N−3)を受けるリセツト入力端である入力端
Cとを有する。第1番目のパルス発生回路段11(図
4)のNANDゲート34のパルス信号は、2段インバ
ータバツフア回路37を通つた後、各比較L1ラツチ回
路段40の入力端Bに与えられる。
【0022】図5は比較L1ラツチ回路段40の好適な
実施例を示す。比較L1ラツチ回路段40は対角線が描
かれている長方形で示されたPチヤネル電界効果トラン
ジスタ(PFET)と、これに隣接して配列された制御
素子すなわちゲート電極並びに対角線のない長方形で示
されたNチヤネル電界効果トランジスタ(NFET)
と、これに隣接して配列された制御素子すなわちゲート
電極をもつ相補型金属酸化物半導体(CMOS)を含
む。
【0023】この比較L1ラツチ回路段40はダイナミ
ツクラツチ回路を含み、例えば1〔MHz〕又はそれ以
上の周波数に最適である。第1のPFET T1 のソー
ス「S」は電源電圧VDDに接続され、そのドレイン
「D」は第2のPFET T2 のソース「S」に接続さ
れている。PFET T1 はパルス発生回路段11から
出力され、比較L1ラツチ回路段40の入力端Bに与え
られた第1のパルス信号によつてゲート「G」をゲート
される。またこの第1のパルス信号は例えばライン41
を介して当該比較L1ラツチ回路段40を通過して、複
数の比較ラツチ回路段のうちの次に隣接した比較ラツチ
回路段40(図4参照)に向かう。PFETT2 のドレ
イン「D」はコンデンサC1 の第1の端子に接続され、
その第2の端子は接地に接続される。PFET T2
パルス発生回路の対応する遅延段からの入力端Aに与え
られたパルス信号出力によつてゲート「G」をゲートさ
れる。かくして入力端A及び入力端Bに与えられたパル
ス信号がPFET T1 及びT2 を同時に作動状態にし
たとき、コンデンサC1 を充電するようになされてい
る。この動作は、外部クロツク信号が反復する時(例え
ば図3の遅延段(0)と遅延段(60)とにおけるパルス
信号を比較)だけに生ずる。クロツク信号が反復する
と、パルス信号A及びパルス信号B間の遅延段数が外部
クロツク信号の周期(又は周波数)を表わす。入力端A
及び入力端Bにおける2つのパルス信号がオーバーラツ
プしないと(反復する時点にならないと)、コンデンサ
1 は充電されないままの状態になる。
【0024】初期時、このネツトワークを通過した後、
少なくとも1つの比較L1ラツチ回路段がセツトされな
ければならない。すなわち外部クロツク信号が反復され
たことを示すものとしてコンデンサC1 が充電されなけ
ればならない。このネツトワークを介して次のクロツク
周期が到来する前にセツトラツチ回路がリセツトされな
ければならない。特に入力端Aにおいて次の対応するパ
ルス信号を考慮する前にコンデンサC1 は放電されなけ
ればならない。リセツトは比較L1ラツチ回路段40に
おいてコンデンサC1 と並列に結合されたNFET T
3 によつてなされる。NFET T3 のドレイン「D」
はコンデンサC1 の第1の端子に接続され、そのソース
「S」は接地に接続される。図示の実施例において(N
−3)パルス発生回路段のパルス信号はN番目の比較ラ
ツチ回路段に送出され、特に比較ラツチ回路段40の入
力端Cを介してNFET T3 のゲート「G」に送出さ
れる。「H」レベルの時、このパルス信号はコンデンサ
を放電するように動作することにより、比較L1ラツチ
回路段40が入力端Aに与えられたその次の対応するパ
ルス信号(すなわちパルス発生回路段Nからの)を考慮
する前にクリアされる。
【0025】注意すべきはN番目の比較L1ラツチ回路
段をクリアするために(N−3)番目のパルス信号(す
なわち入力端Cに与えられた信号)を用いることは任意
であるということである。異なるパルス信号がパルス発
生回路段Nからかなり離れて発生しない限りこの異なる
パルス信号が選択されて同じように良好に機能し得、そ
の結果入力クロツク周期が変化しても(例えばN+1、
N−1)、すなわち一致が当該ネツトワークの遅延段N
に予め置かれたと仮定した場合、当該異なるパルス信号
は新しい一致段の選択には干渉しない。コンデンサC1
の両端の電圧はL2ラツチ回路19(図4)の対応する
L2ラツチ回路段への出力として比較L1ラツチ回路段
40に与えられる。外部クロツク信号の周波数に依存す
る場合、当業者は図5のダイナミツクラツチ回路をスタ
テイツク回路と置き換えることが望ましいことを理解で
きる。
【0026】図4において各比較L1ラツチ回路段の出
力は対応するL2ラツチ回路段の入力端Dに与えられ
る。各比較L1ラツチ回路段40ごとに1つのL2ラツ
チ回路を設けることが望ましい。また各L2ラツチ回路
段44の入力端Eは第3のパルス発生回路11″のパル
ス信号出力(2段インバータ39において、2回反転さ
れる)を受け、その入力端Fは第3のパルス発生回路1
1″のパルス信号出力(1回反転される)を受ける。各
L2ラツチ回路段44の出力は以下に述べるように論理
マクロ回路22のゼロ検出回路(ZD)の1つに転送さ
れる。
【0027】L2ラツチ回路段44の好適な実施例を図
6に示す。入力端Dに与えられた対応するL1ラツチ回
路段の信号はPFET T4 及びNFET T5 を同時
にゲートするために用いられ、そのドレイン「D」は一
緒に結合されている。PFET T4 及びNFET T
5 のドレイン「D」はコンデンサ「C2 」の第1の端子
に接続され、その第2の端子は接地に接続されている。
PFET T4 のソース「S」は第2のPFET T6
のドレイン「D」に結合され、PFET T6のソース
「S」は電源電圧VDDに接続されている。PFET T
6 のゲート「G」はL2ラツチ回路段44の入力端Fに
与えられたパルス信号によつて駆動される。かくして、
入力端D及びFに与えられたパルス信号がそれぞれPF
ET T4 及びPFET T6 を同時に作動状態にした
とき、コンデンサC2 を充電する状態になる。
【0028】動作時、外部クロツク信号が当該ネツトワ
ークを介して通過した後、少なくとも1つのL1ラツチ
回路段40がセツトされる。すなわち外部クロツク信号
が反復したことを示すものとしてコンデンサC1 (図
4)が充電される。次の外部クロツク周期の開始時、L
2ラツチ回路19の入力端E及び入力端Fがそれぞれ同
時にイネーブルされる。L1ラツチ回路段におけるセツ
ト信号及びイネーブルされた入力端E及びFを用いて、
その対応するL2ラツチ回路段44はコンデンサC2
放電させる。これはトランジスタPFET T4 及びP
FET T6 における「H」レベル信号が当該トランジ
スタPFET T4 及びPFET T6 をデイスイネー
ブルすると共に、トランジスタNFET T5 及びNF
ET T7における「H」レベル信号が当該トランジス
タNFET T5 及びNFET T7 を作動状態にし、
これによつてコンデンサC2 を短絡させて接地する。か
くしてL1ラツチ回路段におけるセツト状態がその対応
するL2ラツチ回路段においてリセツトされる。同様に
L1ラツチ回路段における非セツト状態がその対応する
L2ラツチ回路段においてセツトされる。本質的にL2
ラツチ回路はその対応するL1ラツチ回路段によつて保
持される信号の反転信号を記憶する。
【0029】次に図7において、論理マクロ回路22
は、すべてのL2ラツチ回路段44の出力(すなわち図
4の「ZD」ライン)を観察し、セツトされた第1の比
較ラツチ回路段だけをラツチ回路制御ネツトワーク24
にゲートする。例えば遅延マクロが66個の遅延段を含
み、遅延段への外部クロツク信号入力が第20番目の遅延
段の後に反復する場合、L2ラツチ回路段(20)、(4
0)及び(60)がセツトされる。論理マクロ回路22は
L2ラツチ回路段(20)だけがその出力端、すなわちラ
ツチ回路制御ネツトワーク24にゲートされるように構
成される。論理マクロ回路22への入力端における各ゼ
ロ検出「ZD」回路50は例えば対応するL2ラツチ回
路段(図4及び図6)から8つの出力信号(すなわち各
L2ラツチ回路段44の出力端におけるコンデンサ「C
2 」の両端の値)を受けるように構成される。好適な実
施例においては各L2ラツチ回路段の出力はゼロ検出Z
D回路50の入力端に与えられる前に反転されると仮定
する(図示せず)。
【0030】上述のように遅延ラインの遅延期間は外部
クロツク信号が最初のある数の遅延段以内、例えば最初
の10段以内で反復しないように好適に選択される。従
つてこれらの遅延段に対応する比較L1ラツチ回路及び
L2ラツチ回路は省略され得、ゼロ出力検出(又はさら
に正確には非ゼロ出力検出)が図7に示すように遅延段
11から開始される。ゼロ検出ZD回路50の出力信号
はそれぞれ反転され、この受けて反転されたL2ラツチ
回路段の信号の一つが論理「1」レベルになるときはい
つでもゼロ検出ZD回路50の出力端に論理「1」レベ
ルが生じ、上述のようにこれが外部クロツク信号の反復
を意味する。
【0031】L2ラツチ回路段11〜18の信号を受け
るゼロ検出「ZD」回路50の出力はラツチ回路制御ネ
ツトワーク24(破線で示す)、特にL2ラツチ回路段
11〜18のために特別に構成された第1のラツチ回路
制御ネツトワーク段25に直接与えられる(8つのL2
ラツチ回路段内では信号の一致が生じないと仮定してい
る。これは遅延段間の適正な遅延を選択することにより
確実にすることができる)。またL2ラツチ回路段11
〜18の信号を受けるゼロ検出ZD回路50の出力は複
数のNOR回路52、54、56、58、60及び62
に結合されている。NOR回路52、54、56、5
8、60及び62の出力はそれぞれ対応するラツチ回路
制御ネツトワーク24のラツチ回路制御ネツトワーク段
25(19〜26、27〜34、35〜42、43〜5
0、51〜58及び59〜66)に接続される(以下に
述べるようにリセツト用の各ラツチ回路制御ネツトワー
ク段25は8つのL2ラツチ回路段を任意に受けて処理
する。これにより2出力ラツチ回路20のトリガ入力端
における容量負荷が低減される)。
【0032】他の動作例として、第2のゼロ検出ZD回
路50はL2ラツチ回路段19〜26の信号を受け、そ
の入力がなにもラツチされない場合には論理「0」レベ
ルの出力を再度転送する。この論理「0」レベルの出力
はインバータ51を通過した後、対応するNORゲート
すなわちNORゲート52の入力端に与えられる。かく
してNORゲート52の1つの入力は論理「1」レベル
であるので、NORゲート52の出力は論理「0」レベ
ルの出力であり、L2ラツチ回路段19〜26に対する
ラツチ回路制御ネツトワーク24はデイスイネーブル状
態のままになる。これに対してL2ラツチ回路段19〜
26内のラツチ回路がセツトされると、対応するゼロ検
出ZD回路50の出力は論理「1」レベルの出力とな
る。この論理「1」レベルの出力は反転されて論理
「0」レベルがNORゲート52の双方の入力端に現
れ、その結果NORゲート52の出力は論理「1」レベ
ルの出力となる。また、このことはL2ラツチ回路段1
1〜18にはラツチ回路が全くセツトされていなかつた
と考えられるということである(第1のゼロ検出ZD回
路50の論理「1」レベルの出力はNORゲート52、
54、56、58、60及び62をデイスイネーブル状
態にする)。またL2ラツチ回路段19〜26に対する
ゼロ検出ZD回路50の出力はNORゲート56、5
8、60及び62に入力される。NORゲート56、5
8、60及び62は、これらのゲートが複数のL2ラツ
チ回路段19〜26のうちの少なくとも1つのL2ラツ
チ回路段を受けてからこのゼロ検出ZD回路50の出力
を受ける。かくしてL2ラツチ回路段19〜26に対す
るゼロ検出ZD回路50の論理「1」レベルの出力はN
ORゲート56、58、60及び62の動作を介して、
複数のラツチ回路のうちの次にセツトされるいかなるラ
ツチ回路をもデイスイネーブル状態にする。
【0033】かくして上述の論理回路はセツトされた第
1のラツチ回路を分離するように動作することにより、
入力された外部クロツク信号の反復を指示する。また当
業者は残りのゼロ検出ZD回路50及びこれらと結合し
たNORゲートにも同一の回路及び処理概念が用いられ
ることを理解できる。
【0034】ラツチ回路制御ネツトワーク段25はそれ
ぞれほぼ同一の構成を有し、従つてただ1つの第1のラ
ツチ回路制御ネツトワーク段25だけを以下に詳述す
る。特にL2ラツチ回路段11〜18に対するラツチ回
路制御ネツトワーク24の一実施例を図8に示す。図示
のように第1のNFET T12はL2ラツチ回路段11
〜18に対する第1のゼロ検出ZD回路50(図7)の
出力によつてゲート「G」をゲートされる。NFET
12のドレイン「D」は出力ラツチ回路20の入力端に
接続され、そのソース「S」は並列に接続されたNFE
T対に含まれた8つの第1のNFETのドレイン「D」
に結合されている。第1の並列NFET対の各ソース
「S」は第2のNFET対のドレイン「D」に結合され
ている。第2の並列NFET対の各ソース「S」は接地
に結合されている。各NFET対の第2のNFETはそ
のゲート「G」にラツチ回路出力の1つの出力をL2ラ
ツチ回路段11〜18のうちの1つから受ける。各NF
ET対の第1のNFETはそのゲート「G」において各
対の第2のNFETに与えられたラツチ回路出力を有す
る遅延段とプリセツト関係にあるパルス発生回路段(図
1参照)のパルス信号を受ける。例えば第2のNFET
をゲートする遅延段がNである場合、第1のNFETは
遅延段N−Xを受けるように結合され、この場合Nは遅
延段11〜18の1つと等しく、Xは予め選択された定
数(この場合X=5)と等しい。
【0035】かくして第1のNFET対の第1のNFE
Tは遅延段6(すなわちN−X(11−5=6))のパル
ス信号によつて駆動される。このように各L2ラツチ回
路段はパルス発生回路からの遅延段N−Xをゲートす
る。例えばパルス番号Nが入力パルスと一致する場合、
当該入力パルスの周期は基本的な遅延段の遅延量のN倍
である。ラツチ回路がパルスNによつてセツトされる
と、このラツチ回路は次にパルスN−Xが発生されると
きパルス番号N−Xをゲートして出力ラツチ回路をセツ
トする。クロツク待ち時間についての補償Xは全パルス
発生回路の回路シミユレーシヨンによつて、例えばSP
ICEのような利用できるシミユレーシヨンプログラム
を用いることによつて当業者により特別に予め決定され
得る。パルス発生回路の全遅延が遅延発生回路の基本遅
延によつて分割されてパルス発生回路を予めゲートする
のに必要なステツプ数Xを与えることにより、待ち時間
をなくす。
【0036】同様に遅延段12のL2ラツチ回路出力は
遅延段7のパルス信号と結合され、遅延段13のラツチ
回路出力は遅延段8のパルス信号と結合され、遅延段1
4のラツチ回路出力は遅延段9のパルス信号と結合さ
れ、遅延段15のラツチ回路出力は遅延段10のパルス
信号と結合され、遅延段16のラツチ回路出力は遅延段
11のパルス信号と結合され、遅延段17のラツチ回路
出力は遅延段12のパルス信号と結合され、遅延段18
のラツチ回路出力は遅延段13のパルス信号と結合され
る。ラツチ回路制御ネツトワーク24の各残りのラツチ
回路制御ネツトワーク段25は同様に構成される。しか
しながら当業者はラツチ回路制御ネツトワーク24の機
能を達成するために種々の構成を用いてもよいことを理
解する。例えば出力ラツチ回路20の入力端における容
量負荷を低減する必要がある場合には異なる番号の遅延
段をグループ化できる。
【0037】上述のようにラツチ回路制御ネツトワーク
24は出力ラツチ回路20をセツトする。このラツチ回
路制御ネツトワーク24の周囲の制御論理回路はチエー
ン内の反復パルスの位置次第でラツチ回路の1グループ
だけをイネーブル状態にする。例えば入力周期が基本遅
延段の遅延量のN倍である場合、ラツチ回路は遅延段N
においてセツトされ、このラツチ回路は、例えば、次に
パルスN−Xが発生されるとき遅延段N−Xから出力ラ
ツチ回路にパルス信号をゲートする。また遅延段Nに対
するラツチ回路は遅延段(N−3)のパルスによつて周
期ごとにリセツトされることにより、入力クロツクのサ
ンプリングを継続的に確実に得られる。入力周波数を決
定するには2周期必要となるので、初期時の第1のTon
時間は周期の2倍となる。
【0038】図7において入力周波数が予想した周波数
より低い場合又はインバータの遅延が予想よりも速い場
合、信号の一致は得られない。この場合出力ラツチ回路
は外部クロツク信号によりゲートされる。このことはグ
ループ化された各制御論理段(すなわち第1のゼロ検出
ZD回路50並びにNORゲート52、54、56、5
8、60及び62)からゼロ検出ZD回路70の入力端
に出力を送出することによつて達成される。ゼロ検出Z
D回路50の反転機能をもたないゼロ検出ZD回路70
はその入力のすべてが論理「0」レベルであるときはい
つでも論理「1」レベルの信号を出力する。すなわちラ
ツチ回路制御ネツトワーク段25はいずれもイネーブル
されないことを意味する。
【0039】ゼロ検出ZD回路70の出力は直列に接続
された2つのNFET T10及びNFET T11の第1
のNFET T10のゲート「G」に与えられる。NFE
TT10のソース「S」は接地に接続され、そのドレイン
「D」はNFET T11のソース「S」に接続されてい
る。NFET T11は外部クロツク信号をゲート「G」
において受け、そのドレイン「D」は出力ラツチ回路2
0の入力端に結合されている。かくして入力信号の反復
が全く生じないと、ゼロ検出ZD回路70はNFET
10を作動状態にさせると共に、次の外部クロツク信号
の立上がりエツジが出力ラツチ回路20をクロツクす
る。またネツトワーク10を介した遅延は入力される外
部クロツク信号の予想された周波数に基づいて選択され
る。
【0040】本発明の他の実施例のクロツク信号待ち時
間除去ネツトワーク78を図9及び図10に示す。第1
の実施例のように、この実施例の目的はチツプ間の外部
クロツクスキユーを除去し、かつチツプにおけるクロツ
ク待ち時間をその実際の遅延よりかなり小さなものに低
減することである。これらの目的は自己補償を実施する
ことにより、この実施例において達成される。クロツク
信号待ち時間除去ネツトワーク78はレシーバ及びクロ
ツク発生回路又はバツフア回路のオンチツプ遅延量を検
出する。その後遅延ラインを介して入力クロツクは1周
期からクロツクレシーバ及びクロツク発生バツフア回路
の内部遅延量を引いた分だけ遅延される。当該システム
が最初にターンオンしてシステムクロツクと同期化する
とき、この回路は幾つかの周期を必要とする。リセツト
又は同値制御入力の後、位相差がユーザに送られる。ま
たすべての回路はいかなる外部構成要素も必要としない
デイジタル回路である。
【0041】図9において外部クロツク信号はレシーバ
80の入力端に与えられて遅延マクロ回路82の入力端
に送られる。また外部クロツク信号はさらに以下に述べ
るようにライン81を介して遅延マクロ回路82の個々
の遅延ステージに直接送られる。遅延マクロ回路82は
複数の順次遅延信号をパルス発生回路84に出力する。
前に出力された遅延信号から遅延段間の遅延だけ遅延さ
れた各遅延信号は複数のパルス発生回路段の1つ1つの
パルス発生回路段に与えられる。各パルス発生回路段は
受けた遅延信号に応答してパルス信号を出力する。パル
ス信号は比較L1ラツチ回路86の入力端に与えられ、
遅延マクロ回路82及びパルス発生回路84と関連動作
することにより、レシーバ80への外部クロツク信号入
力の周波数(又は周期)を連続的に決定する。
【0042】比較L1ラツチ回路86はパルス発生回路
84の各パルスを遅延マクロ回路82の出力端に結合さ
れたクロツク発生バツフア回路92の出力端から発生さ
れたパルスとそれぞれ比較する。チツプクロツクを含む
クロツク発生バツフア回路92の出力はレシーバ94に
帰還され、このレシーバ94はレシーバ80内の遅延を
模擬するように動作する。予め選択された遅延回路96
はレシーバ94の出力端とパルス発生回路98の入力端
との間に結合されている。パルス発生回路98は比較L
1ラツチ回路86に基準パルスを出力する。比較L1ラ
ツチ回路86によつて一致が見いだされると、対応する
L1ラツチ回路がセツトされて上述したラツチ回路の動
作と同様の手法によりL2ラツチ回路90に転送され
る。L2ラツチ回路90はバス91を介して遅延マクロ
回路82に制御信号を出力し、この制御信号は以下に図
10を参照して述べるように遅延マクロ回路82の外部
クロツク挿入点を選択するように動作する。図示しない
がL2ラツチ回路90は2入力NANDゲートの信号出
力によつてゲートされ得る。NANDゲートの第1の入
力端は2Dラツチ回路による分割の出力に対して補正さ
れ、この2Dラツチ回路は外部クロツク信号によつて駆
動され、かつNANDゲートの第2の入力端は最後の遅
延マクロ回路の遅延ステージに対応するパルス発生回路
のパルス信号出力を受けるように結合される。
【0043】当該システムが初期化されるとき、外部ク
ロツクは遅延マクロ回路82の開始点に与えられる。当
該クロツクは遅延マクロに沿つて伝播するとき狭いパル
スがパルス発生回路によつて発生される。各パルス発生
回路の出力端におけるパルスの存在は遅延ラインにおけ
るクロツクの位置を示している。プロセスに誤差がある
ため、クロツク信号はそれが遅延マクロ回路82の最後
の遅延段、従つてクロツク発生バツフア回路92に到達
する前に3周期まで要求することができる。2、3〔ns
ec〕後に当該チツプクロツクはセツトされる。このチツ
プクロツクはチツプ及びクロツク入力端におけるクロツ
クレシーバと同様のレシーバに与えられる。内部クロツ
クネツトワークのレシーバはその回路の遅延量を識別す
るために用いられ、これにより待ち時間を補償しかつ除
去することができる。レシーバ94の出力はシヨート遅
延マクロ回路96に与えられ、このシヨート遅延マクロ
回路96から基準パルスが発生されてパルス発生回路の
すべての前の出力と比較される。一致が幾つか生じうる
ので幾つかのラツチ回路がセツトされうる。遅延マクロ
回路82の最後の遅延段に最も近い一致ラツチ回路が選
択されて遅延マクロ回路82に挿入されるべき外部クロ
ツクを識別する。L2ラツチ回路90から遅延マクロ回
路82への制御ライン91への帰還についてはさらに以
下で述べる。
【0044】挿入点から遅延マクロ回路82の最後の遅
延段までの遅延量と、クロツク発生回路92、レシーバ
94及び小遅延ライン96を介しての遅延量とを加算し
た遅延量は1クロツク周期と等しい。動作点が決定され
ると、当該システムは1周期の遅延量に対応する遅延ラ
イン上の位置について周期ごとに継続的にサンプリング
する。小遅延ラインを補償するために各ラツチ回路は遅
延マクロ回路82において制御信号をY遅延段(Yは小
遅延ライン内の遅延段数である)だけ早くゲートする。
Yビツトのオフセツトは当該システムが温度又は電圧変
化のために生ずる遅延量のシフトが一段と速いのか又は
一段と遅いのかを追跡するのに必要である。精度の限界
は遅延マロク回路82内の遅延段の最悪のケースの遅延
によつて決定される。遅延段の最小数は基本遅延段の最
善のケースの遅延によつて分割された動作の周波数によ
つて決定される。最悪のケースの待ち時間及びクロツク
スキユーは基本遅延段の最悪のケースの遅延量と等し
い。
【0045】図10に示す実施例において、遅延マクロ
回路82は2入力NANDゲートのチエーンを含む。当
該チエーンの各遅延段はそれぞれ並列に接続されたNA
NDゲートへの制御信号入力がなければ同一である。従
つてただ1つの遅延段100の構成を詳細に説明する。
遅延段100はそれぞれ並列に接続された第1及び第2
のNANDゲート102及び104を含む。NANDゲ
ート102の第1の入力端は前段の遅延段の出力端及び
対応するパルス発生回路段110の入力端に接続される
と共に、NANDゲート102の第2の入力端はL2ラ
ツチ回路90(図9)の反転された(インバータ103
を介して)制御信号CNを受ける。第2のNANDゲー
ト104はL2ラツチ回路90(図9)の対応する制御
信号CNを第1の入力端において受け、その第2の入力
端においてライン81を介する外部クロツク信号を受け
る。NANDゲート102及び104の出力端はそれぞ
れ他のNANDゲート106に結合される。NANDゲ
ート106の出力は遅延ステージ100の出力を含む。
【0046】動作時、制御信号CNが与えられると、反
転された制御信号CNが遅延チエーンをオープンし、遅
延ラインの前の処理段が遅延マクロ回路から実効的に除
去されて外部クロツク入力がこのステージにおいてNA
NDゲート104を介してマクロ回路に挿入される。こ
の手法においてクロツク信号待ち時間除去ネツトワーク
78は動作時自己補償してチツプクロツクと入力された
外部クロツクとの間に所望の1周期のオフセツトを得
る。また図10において注意すべきはパルス発生回路ス
テージは前の実施例の構成とは異なつていることであ
る。この場合各パルス発生回路段のパルス出力の幅は幾
つか直列に接続されたインバータ111の固有の遅延量
によつて定義される。
【0047】図11は図9及び図10のクロツク信号待
ち時間除去ネツトワーク78の変形例である。この変形
例の目的は必要とするハードウエアの合計数を低減する
ことである。この実施例においては複数の補遅延マクロ
回路120(すなわち補遅延マクロ回路1、補遅延マク
ロ回路2、補遅延マクロ回路3及び補遅延マクロ回路
4)が付加され、この補遅延マクロ回路のすべて同じ長
さであり、その遅延量は比較L1及びL2ラツチ回路1
22を駆動する主遅延マクロ回路83よりも短い。(ま
た、主遅延マクロ回路83は前の実施例の遅延マクロ回
路より遅延量が短い)。1つ又は2つ以上の補遅延マク
ロ回路がクロツク発生バツフア回路92の出力端におい
て所望のチツプクロツク信号を得るのに必要なとき遅延
マクロ回路83と直列に挿入され得る。パルス発生回路
段の数は選択された遅延ラインの遅延量により変化す
る。カウンタ126によつて制御されるセレクタ124
は遅延マクロ回路83に直列に接続されるべき補遅延マ
クロ回路の数を選択する。
【0048】各比較L1及びL2ラツチ回路122の出
力は3つの異なるグループのゼロ検出回路、すなわちZ
D1、ZD2及びZD3を含む論理マクロ回路に与えら
れる。ゼロ検出回路グループZD1及びZD3は好適に
はゼロ検出回路グループZD2(例えば24)と比較し
てラツチ出力段を受ける数が小さい(例えば4)。この
ネツトワークのグループ化の目的は信号の反復をゼロ検
出回路グループZD1又はZD3のいずれかと対照した
ものとしてのゼロ検出回路グループZD2において識別
することである。このことは選択された遅延ライン(す
なわち遅延マクロ回路83と補遅延マクロ回路120と
を加える)内の次の外部クロツク信号の位置を保証する
ことである。ゼロ検出回路の出力端はカウンタ論理回路
130に結合され、このカウンタ論理回路130はゼロ
検出回路の状態次第で「H」レベル及び「L」レベルの
信号を出力する。カウンタ論理回路130の出力はカウ
ンタ126に進む。また図示しないが比較L1及びL2
ラツチ回路122並びにカウンタ126は、図9のL2
ラツチ回路90のゲート動作と関連して上述したのと同
様の回路を介して得られた信号によつてゲートされ得
る。この回路の実施例の動作を以下に述べる。
【0049】まずカウンタ126がゼロにセツトされる
と共に、第1の外部クロツクパルスが遅延マクロ回路8
3を介して進み、補遅延マクロ回路120をバイパスす
る。クロツク発生バツフア回路92は、前の実施例と関
連して上述したレシーバ94及び遅延回路96を駆動す
る。遅延回路96の出力パルスは比較L1及びL2ラツ
チ回路122のパルス発生回路84の各パルス出力と比
較される。一致が生じない場合、カウンタ126はカウ
ンタ論理回路130を介してインクリメントされ、遅延
ラインに補遅延マクロ回路1を付加する。かくして次の
パルスが遅延マクロ回路83及び補遅延マクロ回路1の
分だけ遅延される。またこの回路は比較L1及びL2ラ
ツチ回路122における一致を検査し、一致が生じない
ときカウンタ126は再度インクリメントされて次のパ
ルスを遅延マクロ回路83、補遅延マクロ回路1及び補
遅延マクロ回路2を通過させる。このプロセスは一致が
生じるまで繰り返され、一致が生じた時点でカウンタ1
26はインクリメントされず、この回路は同一のループ
状態のままとなる。ゼロ検出マクロ回路は3つのグルー
プ(すなわちZD1、ZD2及びZD3)に分割されて
遅延マクロ回路83のいずれかの端の近くで一致が生ず
るかを検出する。カウンタ126はインクリメントされ
るか又はデクリメントされて主遅延マクロ回路83の中
心近くに向けて動作点を再設定する。最大の遅延量が直
列に挿入されたときに一致が生じない場合、セレクタ1
24はすべてのクロツク信号待ち時間除去ネツトワーク
をバイパスすることにより、外部信号はレシーバ80か
らライン81を介して直接クロツク発生バツフア回路9
2に向かう。これにより、この回路はチツプ特性及び論
理回路デバツグとしての低入力周波数のような条件下で
も確実にクロツクを伝える。
【0050】図9〜図11の本発明の実施例は、可変長
遅延マクロ回路、マルチプルパルス発生マクロ回路並び
に比較L1及びL2ラツチマクロ回路を用いる自己補償
クロツク信号待ち時間除去ネツトワークを含む。この構
成はビツトを基本にしたもので、所与の動作周波数を必
要とするとき繰り返される。各回路は1周期だけ外部ク
ロツクを遅延するのに必要な遅延段を周期ごとに検出
し、かくしてこの回路は電圧変化及び又は温度変化に順
応することができる。動作のレンジはプロセスの全変化
を考慮する。本質的に各構成は周期ごとに監視された遅
延量をもつ可制御型の1周期遅延ラインになる。
【0051】次に図12〜15を参照して異なる回路の
手法について説明する。回路はシステムクロツクパスの
遅延変化を動的に補償することができるので製造変化、
温度変化及び電源電圧変化を克服するように比較的固定
されたままである。ゲートアレイデイジタル論理回路に
より実施され得るこの回路の利点は、特にCMOS技術
に有利であり、小さなチツプ面積に対してゲート数が少
なく、クロツク分配ラインの複数点において実施でき、
低コスト技術を用いて高いシステム性能を実現できるこ
とである。
【0052】図12に示す一般化された帰還回路138
はクロツクパスにおける遅延変化を補償する。外部クロ
ツク信号はレシーバ140を通過した後、レシーバ14
0及びクロツク出力論理回路144間に挿入された可変
遅延素子142の入力端に進む。従来、クロツクパスは
クロツク出力論理回路144のクロツク出力CLK1、CLK2
及びCLK3がすべて同相になるように設計される。これは
各クロツクパスについての負荷及び物理的ネツトを平衡
にすることによつて達成される。
【0053】タイミングの変動が従来の回路(すなわち
レシーバ140及びクロツク出力論理回路144)にお
いて生ずるのは、クロツクパスが異なる電源電圧又は温
度変化に対して製造され又は影響を受けるごとに、クロ
ツク出力論理回路144を介する遅延が変化するからで
ある。しかしながら注意すべきはチツプクロツクCLK1、
CLK2及びCLK3は同相のままである。通常各クロツクパス
は同等に遅延が増大し又は減少する。従来のシステム構
成においては、すべてのクロツクパスについての遅延の
変化は一群の分配によつて束縛され定量化される。その
後システム全体についてのタイミングの不確実性が解析
され性能の拘束(周期時間)が計算される。従つて一段
と高いシステム性能がトリガクロツク分配により実現で
きる。クロツクの分配は一段と高い性能(高価である)
の技術を発展させるか又は現存するコストの低い技術の
分配を低減することによつて改善することができる。
【0054】可変遅延素子142はレシーバ140に入
力したクロツクがクロツク出力論理回路144から出力
するときには1クロツク周期の遅延を生じさせるように
構成される。外部クロツク(CLK0)の周期はタイミング
基準として用いられ、クロツク周期は時間について安定
していると考えられる。タイミング基準としてクロツク
周期を用いることにより外部構成要素を必要としなくな
る。チツプクロツク出力の1つ(例えばCLK3)が位相検
出回路146に送り返され、またこの位相検出回路14
6は外部クロツク信号(CLK0)を入力として受ける。名
目上は位相検出回路146の入力端における2つの信号
は同相である。位相検出回路146の出力はフイルタ回
路148においてフイルタリングされて可変遅延素子1
42に送られる帰還信号の応答を平滑にする。このフイ
ルタリングが位相検出回路146の結果を平均化するこ
とにより、雑音又はクロツクジツタによる疑似応答を回
避する。可変遅延素子142を介して遅延を変更するた
めに用いられるフイルタの出力はクロツクパスの遅延を
ほぼ1クロツク周期に固定するために用いられる。
【0055】帰還回路138は以下のように動作する。
最初、位相検出回路146の2つの入力端(CLK3及びCL
K0)は相である(すなわち、CLK3はCLK0と比較して1周
期だけ遅延されるので)。チツププロセス、温度変化又
は電源電圧の変化によりクロツクパスを介する遅延は変
化する。この変化は位相検出回路146の入力端におい
て位相差を発生する。位相検出回路146は補償された
パスがほぼ1クロツク周期であることを示す信号を出力
する。この情報はしきい値に到達するまでフイルタ回路
(以下に述べるようにこの回路は1つ又は2つ以上のカ
ウンタを含む)において累積される。しきい値に到達す
るとフイルタ回路148は良好な(すなわちほぼ1クロ
ツク周期の遅延量)オフセツトを指示する。その後この
フイルタ回路148は可変遅延素子142に信号を送出
してクロツクパスの遅延量を変更する。可変遅延素子1
42は位相検出回路146の入力端における2つのクロ
ツク位相が再度整合するような方法により遅延量を付加
するか又は削除する。従つてこの補償された遅延量は1
クロツク周期に戻る。
【0056】帰還回路138の可変遅延素子142及び
位相検出回路146の可能な実施例を図13〜図15に
示す。好適には位相検出回路、フイルタ回路及び可変遅
延素子はデイジタル論理回路ゲートだけを含む。図13
は可変遅延素子142の第1の実施例を示す。この実施
例において、インクリメントされた遅延素子150、す
なわちT1、T2、T3、T4、……TMは僅かにロードされた標
準デイジタル論理ゲートによつて構成されて遅延量を最
小限にする。この回路の制限(誤差)は1デイジタルゲ
ートの遅延量である。マルチプレクサ152は遅延ライ
ンを介して所望の遅延を選択する。この選択はフイルタ
回路148から選択バス154を介してマルチプレクサ
152に送られた選択信号によつて制御される。
【0057】図14に示すように図13を少し複雑にす
ることにより解像度を改善することができる。この実施
例において、同様の「高」レベル、「中」レベル及び
「低」レベルに出力されたデイジタルゲート T1H、T1M
及びT1L は図14に示す1つ又は2つ以上のゲートの代
わりとして並列に配置される。インクリメントされた各
遅延素子は一段と大きい又は一段と小さい範囲に僅かに
オフセツトして同調しているクロツク信号を与える。か
くして遅延ラインのある遅延段(例えばこの場合選択を
予想できる)に一段と精度の高い選択を提供することが
できる。遅延素子(例えば T1H、T1M 及びT1L )は第1
の選択バス161によつてマルチプレクサ160におい
て論理的にORされ、その後一緒にANDされて(マル
チプレクサ162及び第2の選択バス163によつて)
選択プロセスを与える。
【0058】位相検出回路146の一実施例について図
15に示す。この実施例においてDフリツプフロツプ1
70は、各クロツク周期でチツプクロツク(CLK3)の位
相及び基準クロツク(CLK0)の位相をサンプリングする
論理記憶素子を含む。2つの2入力NANDゲート17
2及び174は1クロツク周期以上の出力又は1クロツ
ク周期以下の出力のいずれかからパルスを発生するため
に用いられる。
【0059】図12のフイルタ回路148は簡単なアツ
プダウンカウンタでなる。1クロツク周期カウント以上
の精度があれば、カウンタは上昇してしきい値に到達す
ることにより、クロツク出力段における遅延が大きすぎ
るので可変遅延を小さくする必要があることが示され
る。逆に1クロツク周期カウンタ以下の精度であれば、
カウンタは下降してしきい値に到達することにより、ク
ロツク出力段の遅延量が短いので遅延を一段と大きくす
る必要があるということを意味する。アツプダウンカウ
ンタは依然2つのしきい値間にあると共に、平均的なク
ロツク位相は結局ほぼ1クロツク周期だけ遅延される。
【0060】上述の通り本発明をその最適な実施例に基
づいて図示、説明したが、本発明の精神及び範囲から脱
することなく詳細構成の双方について種々の変更を加え
てもよい。例えば本発明のタイミングネツトワークはチ
ツプクロツク信号が入力クロツク信号の整数倍だけ遅延
されるように動作し得る。さらにこのタイミングネツト
ワークはマルチプル半導体チツプを含む分配ツリーの内
部クロツク遅延を補償し得る。
【0061】
【発明の効果】上述のように本発明によれば、各クロツ
ク信号待ち時間除去ネツトワークはデイジタルであり、
外部構成要素を必要としない。クロツク信号待ち時間除
去ネツトワークはその内部クロツク発生回路によつてマ
イクロプロセツサチツプにおいて生ずるクロツク待ち時
間を除去又はかなり低減する。さらにマルチチツプシス
テムのチツプ間のクロツクスキユーも低減し、これによ
つてシステムの性能を増大させる。すべての実施例にお
いて本発明は固定状態の回路についての温度、電源電圧
及び製造誤差の関数のようなクロツクパスにおける遅延
量の変化を動的に補償することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明によるクロツク信号待ち時間除去
ネツトワークの一実施例を示すブロツク図である。
【図2】図2は図1のネツトワークの遅延マクロ回路及
びパルス発生回路を一段と詳細に示すブロツク図であ
る。
【図3】図3は与えられた外部クロツク信号の波形を図
2のパルス発生回路から幾つか発生されたパルス信号出
力の波形と比較したタイミング図である。
【図4】図4は図1のネツトワークのパルス発生回路、
比較L1ラツチ回路及びL2ラツチ回路を詳細に示すブ
ロツク図である。
【図5】図5は図4の比較L1ラツチステージ回路の一
実施例を示すブロツク図である。
【図6】図6は図4のL2ラツチステージ回路の一実施
例を示すブロツク図である。
【図7】図7は図1の論理マクロ回路及びラツチ回路制
御ネツトワーク回路の一実施例を示すブロツク図であ
る。
【図8】図8は図7のラツチ回路制御ネツトワークステ
ージ回路の一実施例を示すブロツク図である。
【図9】図9は本発明によるクロツク信号待ち時間除去
ネツトワークの他の実施例を示すブロツク図である。
【図10】図10は図9のネツトワークの遅延マクロ回
路及びパルス発生回路の詳細を示すブロツク図である。
【図11】図11は本発明によるクロツク信号待ち時間
除去ネツトワークの他の実施例を示すブロツク図であ
る。
【図12】図12は本発明によるクロツク信号待ち時間
除去ネツトワークの他の実施例を示すブロツク図であ
る。
【図13】図13は図12のネツトワークの可変遅延素
子を詳細を示すブロツク図である。
【図14】図14は図12のネツトワークの可変遅延素
子の他の実施例を詳細に示すブロツク図である。
【図15】図15は図12のネツトワークの位相検出回
路を詳細に示すブロツク図である。
【符号の説明】
10、78……クロツク信号待ち時間除去ネツトワー
ク、11……第1のパルス発生回路、12、82、12
0……遅延マクロ回路、13、15、17、21、8
1、81´……ライン、14、84、98……パルス発
生回路、16、86……比較L1ラツチ回路、18、3
2、36、51、103、111……インバータ、1
9、90……L2ラツチ回路、20……2出力ラツチ回
路、23、96……遅延回路、24……ラツチ回路制御
ネツトワーク、25……ラツチ回路制御ネツトワークス
テージ、26……クロツク発生バツフア回路、30、1
00……遅延ステージ、34、172、174……2入
力NANDゲート、37、39……ダブルインバータバ
ツフア回路、40……比較L1ラツチ回路ステージ、4
4……L2ラツチ回路ステージ、50、70……ゼロ検
出「ZD」回路、52〜62……NOR回路、80、9
4、140……レシーバ、91……バス、102、10
4、106……2方向NANDゲート、103……イン
バータ、110……パルス発生回路ステージ、122…
…比較L1及びL2ラツチ回路、124……セレクタ、
126……カウンタ、130……カウンタ論理回路、1
38……帰還回路、142……可変遅延素子、144…
…クロツク出力論理回路、146……位相検出回路、1
48……フイルタ回路、150……遅延素子、152、
160、162……マルチプレクサ、154……選択バ
ス、170……Dフリツプフロツプ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 フランク・デビツド・フエライオロ アメリカ合衆国、ニユーヨーク州12553、 ニユー・ウインザー、スプルース・スト リート 223番地 (72)発明者 ブルース・アラン・カウフマン アメリカ合衆国、ベルモント州05465、 ジエリコ、パツカード・ロード 16ビー (72)発明者 イリア・イオシフオビツチ・ノボフ アメリカ合衆国、ノース・カロライナ州 27713、ダーラム、エメラルド・フオレ スト・ドライブ 4411番地 (72)発明者 ステイーブン・エフ・オークランド アメリカ合衆国、ベルモント州05446、 コウルチエスター、ノアウエイ・ドライ ブ 7番地 (72)発明者 ケネス・ジエームズ・シヨー アメリカ合衆国、ベルモント州05452、 エセツクス・ジヤンクシヨン、アスペ ン・ドライブ 33番地 (72)発明者 レオン・スカーシンスキー アメリカ合衆国、ニユーヨーク州12571、 レツド・フツク、ロケバイ・ロード 18 番地 (56)参考文献 特開 昭63−31212(JP,A) 特開 昭64−67029(JP,A) 特開 昭62−269410(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H03K 5/00 H03K 5/135 G06F 1/04 330 A

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入力クロツク信号を1周期分遅延させたチ
    ツプクロツク信号を、所定の内部クロツク発生回路の出
    力端に発生させる半導体チツプ回路にして、 前記入力クロツク信号を受け取るように結合された入力
    端及び直列に接続された複数の遅延段を含み、前記複数
    の遅延段の各々が前記入力クロツク信号が伝播したとき
    対応する遅延信号を出力する遅延回路と、 それぞれ前記遅延信号の1つに応答し、前記入力クロツ
    ク信号の1周期よりも短い持続期間を有するパルス信号
    を発生する複数のパルス発生回路と、 前記内部クロツク発生回路の入力へタイミング信号を与
    える制御回路とを含み、 前記制御回路は、前記内部クロツク発生回路の入力クロ
    ツク信号伝播遅延に実質的に等しい位相オフセツトを有
    する前記パルス発生回路からのパルス信号を識別する回
    路と、前記識別回路に応答し、1クロツク周期から前記
    入力クロツク信号伝播遅延にほぼ等しい時間を差し引い
    た分だけ前記入力クロツク信号から遅延した信号を前記
    タイミング信号として上記内部クロツク発生回路の入力
    へ与える回路とを含み、前記タイミング信号が前記内部
    クロツク発生回路を伝播したとき前記入力クロツク信号
    と同相で少なくとも1クロツク周期だけ遅れているチツ
    プクロツク信号出力を前記内部クロック発生回路の出力
    に発生させることを特徴とする、内部クロック・スキュ
    ーの低減した半導体チツプ回路。
  2. 【請求項2】前記入力クロツク信号及び前記パルス発生
    回路からの前記パルス信号に応答して前記入力クロツク
    信号の周期を検出する比較回路を含む、請求項1に記載
    の半導体チツプ回路。
  3. 【請求項3】入力クロツク信号を受け取り、入力クロツ
    ク信号を、所定の信号伝播遅延をもつ内部クロツク発生
    回路を伝播させて、前記入力クロツク信号と同相で少な
    くとも1クロツク周期だけ遅れているチツプクロツク信
    号を前記内部クロツク発生回路の出力に発生させる、半
    導体チップのためのデイジタルクロツクタイミングネツ
    トワークにして、 前記入力クロツク信号を受け取るように結合された入力
    端、直列に接続された複数の遅延段及び前記内部クロツ
    ク発生回路に結合された出力端を含み、前記複数の遅延
    段の各々が前記入力クロツク信号が伝播したとき対応す
    る遅延信号を出力する可変遅延回路と、 それぞれ前記遅延信号の1つに応答し、前記入力クロツ
    ク信号の1周期よりも短い持続期間を有するパルス信号
    を発生する複数のパルス発生回路と、 前記内部クロック発生回路の出力から発生される前記チ
    ツプクロツク信号を受け取る、前記内部クロツク発生回
    路の少なくとも一部の回路部分の遅延を模擬する回路を
    含むフイードバツク回路と、 前記フイードバツク回路及び前記パルス発生回路に応答
    し、前記フイードバツク回路からの出力信号と前記パル
    ス発生回路からの前記パルス信号との比較に基づいて前
    記可変遅延回路へ遅延制御信号を与える制御回路とを含
    むことを特徴とする、デイジタルクロツクタイミングネ
    ツトワーク。
  4. 【請求項4】クロツク信号レシーバ及びクロツク出力論
    理回路を含む内部クロツク発生回路を入力クロツク信号
    が伝播したとき、前記入力クロツク信号と同相で少なく
    とも1クロツク周期だけ遅れているチツプクロツク信号
    を前記クロツク出力論理回路の出力に発生する集積半導
    体チツプ回路にして、 前記レシーバの出力端と前記クロツク出力論理回路の入
    力端との間に接続され、選択信号の制御の下に異なる遅
    延クロツク信号を選択的に出力する可変遅延素子と、 前記レシーバの出力及び前記クロツク出力論理回路の出
    力に応答し、前記入力クロツク信号と前記チツプクロツ
    ク信号との間の位相差を表わす位相差信号を出力する位
    相検出回路と、 前記位相差信号に応答し、前記入力クロツク信号と同相
    で1クロツク周期だけ遅れているチツプクロツク信号を
    前記クロツク出力論理回路の出力端に発生するように前
    記遅延クロツク信号を選択する選択信号を前記可変遅延
    素子へ印加するための制御回路とを含む、内部クロツク
    ・スキューの低減した集積半導体チツプ回路。
  5. 【請求項5】前記可変遅延素子は、 遅延ラインを構成するように直列に接続され、遅延信号
    をそれぞれ出力する複数のインクリメンタル遅延素子
    と、 前記遅延ラインの各遅延素子の出力を受けるように結合
    され、前記制御回路によつて発生された前記選択信号を
    受け取る制御入力を有し、前記遅延素子からの前記遅延
    信号の1つを選択することによつて前記遅延ラインによ
    る遅延を選択して前記クロツク出力論理回路に出力する
    ようにされたマルチプレクサとを含む、請求項4に記載
    の集積半導体チツプ回路。
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