JP3142263U - 折畳み鋸 - Google Patents
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Abstract
【課題】折畳み収納できる鋸において、鋸の使用時と収納時の鋸身の出入操作を片手で、然も指で簡単に行うことができると共に、鋸の使用時には確りと鋸身を保持して安定した切断作業ができる折畳み鋸の提供を課題とする。
【解決手段】握り柄体10に対して折畳み収納自在に枢支された鋸身50を有する折畳み鋸であって、前記鋸身50には枢支部40より基端側に掛止用片51を形成し、前記握り柄体10には前記掛止用片51を受け入れる受け溝20を形成し、該受け溝20には前記掛止用片51を弾性変形させながら摺動案内して掛け止める掛止ガイド縁21を設けた。
【選択図】図2
【解決手段】握り柄体10に対して折畳み収納自在に枢支された鋸身50を有する折畳み鋸であって、前記鋸身50には枢支部40より基端側に掛止用片51を形成し、前記握り柄体10には前記掛止用片51を受け入れる受け溝20を形成し、該受け溝20には前記掛止用片51を弾性変形させながら摺動案内して掛け止める掛止ガイド縁21を設けた。
【選択図】図2
Description
本考案は折畳み鋸に関する。
従来の折畳み鋸は、鋸身と柄とをネジで取り付け、鋸身を定着させるためにバネを内設した掛止部材を用いたものが広く使用されている。
一方、実開平5−70901号公報には、鋸替刃(1)を着脱ならびに回動可能に挟持する鋸ホルダ(2)に設けられたスライドノブ(5)を操作することにより、収納時には鋸ホルダ(2)内のばね(11)の付勢力に抗して折畳んだ鋸替刃(1)をラッチ(9)によって掛け止めて、その掛け止めを該ラッチ(9)に連結されたスライドノブ(5)でロックし、使用時にはスライドノブ(5)のロックを外すことでラッチ(9)による掛け止めが外れて、ばね(11)の付勢力によって鋸替刃(1)が撥ね上がって鋸を使用することができる回動式折畳み鋸が提供されている(特許文献1)。
また特開平7−237201号公報には、鋸刃(3)が支軸(6)により柄部(1)に回動自在に軸支され、鋸刃(3)の後部上縁には切欠部(18)が形成され、柄部(1)の先端上部に前底部に係合ピン(17)を設けた押圧レバー(14)を枢支し、その押圧レバー(14)の後部に板ばね(16)を設けることで、板ばね(16)の弾発によって押圧レバー(14)が下降して、係合ピン(17)と切欠部(18)とが係合して定着する替刃式折畳み鋸が提供されている(特許文献2)。
また特開2000−43002号公報には、底面に収納溝(211)を有する握り柄の先端部分に二つ折りされた装着金(22)が設けられ、薄い鋸の替え刃を取り付けられると共に、替え刃の後端上部にロック凹部(12)と軸孔部(11)を切欠し、装着金(22)の上部にロック凹部(12)に掛止して定着させるロック体(23)を取り付け、枢支する装着ネジ(24)に替え刃の軸孔部(11)を挿入して折り畳みができる折り畳み式替え刃鋸が提供されている(特許文献3)。
実開平5−70901号公報
特開平7−237201号公報
特開2000−43002号公報
一方、実開平5−70901号公報には、鋸替刃(1)を着脱ならびに回動可能に挟持する鋸ホルダ(2)に設けられたスライドノブ(5)を操作することにより、収納時には鋸ホルダ(2)内のばね(11)の付勢力に抗して折畳んだ鋸替刃(1)をラッチ(9)によって掛け止めて、その掛け止めを該ラッチ(9)に連結されたスライドノブ(5)でロックし、使用時にはスライドノブ(5)のロックを外すことでラッチ(9)による掛け止めが外れて、ばね(11)の付勢力によって鋸替刃(1)が撥ね上がって鋸を使用することができる回動式折畳み鋸が提供されている(特許文献1)。
また特開平7−237201号公報には、鋸刃(3)が支軸(6)により柄部(1)に回動自在に軸支され、鋸刃(3)の後部上縁には切欠部(18)が形成され、柄部(1)の先端上部に前底部に係合ピン(17)を設けた押圧レバー(14)を枢支し、その押圧レバー(14)の後部に板ばね(16)を設けることで、板ばね(16)の弾発によって押圧レバー(14)が下降して、係合ピン(17)と切欠部(18)とが係合して定着する替刃式折畳み鋸が提供されている(特許文献2)。
また特開2000−43002号公報には、底面に収納溝(211)を有する握り柄の先端部分に二つ折りされた装着金(22)が設けられ、薄い鋸の替え刃を取り付けられると共に、替え刃の後端上部にロック凹部(12)と軸孔部(11)を切欠し、装着金(22)の上部にロック凹部(12)に掛止して定着させるロック体(23)を取り付け、枢支する装着ネジ(24)に替え刃の軸孔部(11)を挿入して折り畳みができる折り畳み式替え刃鋸が提供されている(特許文献3)。
上記従来の折畳み鋸の場合は、掛止部材等の部材の製造コストや、柄に取り付ける手間による製作コストに問題があった。
また特許文献1に示す撥ね上がり回動式折畳み鋸の場合、使用時にはスライドノブを引くだけで、鋸替刃を撥ね上らさせて使用でき、使用後も鋸替刃を折畳みながら継柄に近づけることで、ばねの逆弾発でしまい込みができる便利さがあるが、ジャックナイフ同様、鋸替刃の使用時の展開や収納時に危険を孕むと共に、鋸ホルダの内部構造が複雑で部材も多くいることから製作コストがかかる問題がある。
また特許文献2に示す替刃式折畳み鋸の場合、押圧レバーを押すだけで鋸刃の切欠部と係合ピンとの係合が外れ、簡単に折り畳み収納できる便利さがあるが、使用時の鋸刃の引き出しと折り畳みには両手を必要とする問題がある。
また特許文献3に示す折り畳み式替え刃鋸の場合、前記特許文献2と全く同様の問題があった。
また特許文献1に示す撥ね上がり回動式折畳み鋸の場合、使用時にはスライドノブを引くだけで、鋸替刃を撥ね上らさせて使用でき、使用後も鋸替刃を折畳みながら継柄に近づけることで、ばねの逆弾発でしまい込みができる便利さがあるが、ジャックナイフ同様、鋸替刃の使用時の展開や収納時に危険を孕むと共に、鋸ホルダの内部構造が複雑で部材も多くいることから製作コストがかかる問題がある。
また特許文献2に示す替刃式折畳み鋸の場合、押圧レバーを押すだけで鋸刃の切欠部と係合ピンとの係合が外れ、簡単に折り畳み収納できる便利さがあるが、使用時の鋸刃の引き出しと折り畳みには両手を必要とする問題がある。
また特許文献3に示す折り畳み式替え刃鋸の場合、前記特許文献2と全く同様の問題があった。
そこで本考案は上記従来技術の問題を解消し、折畳み収納できる鋸において、鋸の使用時と収納時の鋸身の出入操作を、片手で、然も指で簡単に行うことができると共に、使用時には確りと鋸身を保持して安定した切断作業ができる折畳み鋸の提供を課題とする。
上記課題を達成するため本考案の折畳み鋸は、握り柄体に対して折畳み収納自在に枢支された鋸身を有する折畳み鋸であって、前記鋸身には枢支部より基端側に掛止用片を形成し、前記握り柄体には前記掛止用片を受け入れる受け溝を形成し、該受け溝には前記掛止用片を弾性変形させながら摺動案内して掛け止める掛止ガイド縁を設けたことを第1の特徴としている。
また本考案の折畳み鋸は、上記第1の特徴に加えて、掛止用片に、掛止ガイド縁に対して掛止用片を掛け止め操作又は掛け外し操作をするための掛脱操作部を設けたことを第2の特徴としている。
また本考案の折畳み鋸は、上記第1又は第2の特徴に加えて、掛脱操作部は、掛止用片の後端に設けた操作ボタンからなり、該操作ボタンを指で回動操作させることにより前記掛止用片を受け溝に進入させると共に、前記操作ボタンを指で側方に押動操作させることにより前記掛止用片を掛止ガイド縁から外す構成としたことを第3特徴としている。
また本考案の折畳み鋸は、上記第1〜第3の何れかの特徴に加えて、握り柄体には、掛止ガイド縁の後方に操作ボタンを受け入れて保持する操作ボタン受止部を形成したことを第4特徴としている。
また本考案の折畳み鋸は、上記第1の特徴に加えて、掛止用片に、掛止ガイド縁に対して掛止用片を掛け止め操作又は掛け外し操作をするための掛脱操作部を設けたことを第2の特徴としている。
また本考案の折畳み鋸は、上記第1又は第2の特徴に加えて、掛脱操作部は、掛止用片の後端に設けた操作ボタンからなり、該操作ボタンを指で回動操作させることにより前記掛止用片を受け溝に進入させると共に、前記操作ボタンを指で側方に押動操作させることにより前記掛止用片を掛止ガイド縁から外す構成としたことを第3特徴としている。
また本考案の折畳み鋸は、上記第1〜第3の何れかの特徴に加えて、握り柄体には、掛止ガイド縁の後方に操作ボタンを受け入れて保持する操作ボタン受止部を形成したことを第4特徴としている。
請求項1に記載の折畳み鋸によれば、握り柄体に対して折畳み収納自在に枢支された鋸身を有する折畳み鋸であって、前記鋸身には枢支部より基端側に掛止用片を形成し、前記握り柄体には前記掛止用片を受け入れる受け溝を形成し、該受け溝には前記掛止用片を弾性変形させながら摺動案内して掛け止める掛止ガイド縁を設けたので、
前記掛止用片は掛止ガイド縁によって弾性変形されながら案内され、前記掛止ガイド縁の末端を越えたところで弾性復帰しながら受け溝に進入する。これによって、前記掛止用片は掛止ガイド縁の下面側に入り込んで掛け止めがなされる。掛止用片が掛止ガイド縁に掛け止めされることにより、鋸身の下方向への回動を制止することができる。
また鋸身を固定させるための掛止部材を、別途設ける必要がないため、製造での作業工程とコスト面において軽減ができる。
前記掛止用片は掛止ガイド縁によって弾性変形されながら案内され、前記掛止ガイド縁の末端を越えたところで弾性復帰しながら受け溝に進入する。これによって、前記掛止用片は掛止ガイド縁の下面側に入り込んで掛け止めがなされる。掛止用片が掛止ガイド縁に掛け止めされることにより、鋸身の下方向への回動を制止することができる。
また鋸身を固定させるための掛止部材を、別途設ける必要がないため、製造での作業工程とコスト面において軽減ができる。
また請求項2に記載の折畳み鋸によれば、請求項1に記載の構成による作用効果に加えて、掛止用片に、掛止ガイド縁に対して掛止用片を掛け止め操作又は掛け外し操作をするための掛脱操作部を設けたので、
前記掛脱操作部を利用することによって、前記掛止用片の掛止ガイド縁に対する掛け止め、掛け外しを簡単に行うことができる。
前記掛脱操作部を利用することによって、前記掛止用片の掛止ガイド縁に対する掛け止め、掛け外しを簡単に行うことができる。
また請求項3に記載の折畳み鋸によれば、請求項1又は2に記載の構成による作用効果に加えて、掛脱操作部は、掛止用片の後端に設けた操作ボタンからなり、該操作ボタンを指で回動操作させることにより前記掛止用片を受け溝に進入させると共に、前記操作ボタンを指で側方に押動操作させることにより前記掛止用片を掛止ガイド縁から外す構成としたので、
片手で握り柄体を握りつつ、前記操作ボタンを指で操作するだけで、簡単に前記掛止用片を受け溝に進入させることができると共に、前記操作ボタンを指で側方へ押動操作するだけで、簡単に掛止用片を掛止ガイド縁から外すことができる。
片手で握り柄体を握りつつ、前記操作ボタンを指で操作するだけで、簡単に前記掛止用片を受け溝に進入させることができると共に、前記操作ボタンを指で側方へ押動操作するだけで、簡単に掛止用片を掛止ガイド縁から外すことができる。
また請求項4に記載の折畳み鋸によれば、請求項1〜3に記載の構成による作用効果に加えて、握り柄体には、掛止ガイド縁の後方に操作ボタンを受け入れて保持する操作ボタン受止部を形成したので、
前記操作ボタンが前記握り柄部に形成された前記操作ボタン受止部に受け止められるので、前記鋸身の上方向へのそれ以上の回動を制止して、保持することができる。
前記操作ボタンが前記握り柄部に形成された前記操作ボタン受止部に受け止められるので、前記鋸身の上方向へのそれ以上の回動を制止して、保持することができる。
以下の図面を参照して、本考案の実施形態に係る折畳み鋸について説明する。
図1は本考案の実施形態に係る折畳み鋸の斜視図、図2は本考案の実施形態に係る折畳み鋸の平面図、図3は図2のA−A断面図、図4は掛止ガイド縁に沿って弾性摺動する掛止用片を示す平面図、図5は操作ボタンを押して掛止用片を掛止ガイド縁から外す操作を説明する図、図6は本考案の実施形態に係る折畳み鋸の刃を収納した状態を示す側面図である。
図1は本考案の実施形態に係る折畳み鋸の斜視図、図2は本考案の実施形態に係る折畳み鋸の平面図、図3は図2のA−A断面図、図4は掛止ガイド縁に沿って弾性摺動する掛止用片を示す平面図、図5は操作ボタンを押して掛止用片を掛止ガイド縁から外す操作を説明する図、図6は本考案の実施形態に係る折畳み鋸の刃を収納した状態を示す側面図である。
図1、図2を参照して、本考案の折畳み鋸1は、握り柄体10と、該握り柄体10に対して折畳み収納自在に枢支された鋸身50とで構成される。
前記握り柄体10は、材質が金属製であって、逆U字形状に、一側壁10aと他側壁10bと、その両側壁を上部で連続させる背部10cとで構成されている。
握り柄体10は、底部側に前記鋸身50を収納できる鋸身収納部11を形成している。
また握り柄体10には、その背部10cの先端に前記鋸身50の末端を受け入れるための受け溝20が形成され、該受け溝20の後方に操作ボタン受止部30が設けられている。
なお握り柄体10の後端上部に設けられた孔は、該握り柄体10に紐を通したり、或いは壁掛け等に用いるためのものである。
握り柄体10は、底部側に前記鋸身50を収納できる鋸身収納部11を形成している。
また握り柄体10には、その背部10cの先端に前記鋸身50の末端を受け入れるための受け溝20が形成され、該受け溝20の後方に操作ボタン受止部30が設けられている。
なお握り柄体10の後端上部に設けられた孔は、該握り柄体10に紐を通したり、或いは壁掛け等に用いるためのものである。
図3も参照して、鋸身50は薄い鋼鉄板からなり、前部下縁に先端から基端に渡る刃部50aと、その基端部を延出して設けた掛止用片51とで構成される。
掛止用片51は、前記鋸身50の後端から延出された矩形部51aと、該矩形部51aの末端に形成した円盤部51bとで構成される。
掛止用片51は、後述の掛止ガイド縁21と掛止させて、鋸身50の下方向への回動を制止させるためのものである。
また掛止用片51には、その末端の前記円盤部51bに掛脱操作部60を設けている。
掛止用片51は、後述の掛止ガイド縁21と掛止させて、鋸身50の下方向への回動を制止させるためのものである。
また掛止用片51には、その末端の前記円盤部51bに掛脱操作部60を設けている。
鋸身収納部11は、前記握り柄体10の底部側に形成され、前記鋸身50の刃部50a全体を収納することができる溝である。前記鋸身収納部11の片側の壁面(本実施形態では一側壁10a)には、前記鋸身50を他方の壁面(本実施形態では他側壁10b)に寄せて取り付ける為の片寄せ突起部12が設けられている。
また鋸身収納部11には、前記握り柄体10の先端下方となる一側壁10aと他側壁10bの両側壁及び片寄せ突起12を貫通する軸孔11aが形成されている。該軸孔11aは、後述する枢支部40を構成するボルト40aを挿通する為の孔である。
また鋸身収納部11には、前記握り柄体10の先端下方となる一側壁10aと他側壁10bの両側壁及び片寄せ突起12を貫通する軸孔11aが形成されている。該軸孔11aは、後述する枢支部40を構成するボルト40aを挿通する為の孔である。
図4も参照して、前記片寄せ突起部12は、前記握り柄体10の一側壁10a側から他側壁10b側に突出させて形成している。片寄せ突起部12には、その中心に前記軸孔11aが通り、該軸孔11aに後述するボルト40aが挿通されている。片寄せ突起部12により、前記鋸身収納部11内での前記鋸身50の位置が、前記握り柄体10の他側壁10b側に寄せられた状態になされる。これによって鋸身50の掛止用片51が後述の掛止ガイド縁21によって案内される際に、掛止用片51が弾性変形しながら摺動される。
受け溝20は、前記握り柄体10の背部10cの先端から後方の前記操作ボタン受止部30までに渡って、一部を切り欠いた状態で形成される。この受け溝20は、前記鋸身50の掛止用片51を受け入れる為の溝である。
また受け溝20には、前記握り柄体10の他側壁10b側の上端に張り出して掛止ガイド縁21が形成されている。該掛止ガイド縁21の張り出しは、前記受け溝20の先端から後方に向けて、その張り出し量が増加するようになされている。
また受け溝20には、前記握り柄体10の他側壁10b側の上端に張り出して掛止ガイド縁21が形成されている。該掛止ガイド縁21の張り出しは、前記受け溝20の先端から後方に向けて、その張り出し量が増加するようになされている。
前記掛止用片51は前記掛止ガイド縁21に沿って摺動案内された後、該掛止ガイド縁21の末端を越えたところで受け溝20に入り、且つ前記弾性変形が復帰されて掛止ガイド縁21の下方に移動して掛止される。これにより掛止用片51の上方向への動きが制止される。即ち、鋸身50の、下方向へのそれ以上の回動が制止される。
前記操作ボタン受止部30は、前記掛止用片51の末端に設けられた後述する操作ボタン61を受け止める為のもので、半円形の窪み30aで形成される。
前記窪み30aを、操作ボタン61と同じ形状(本実施形態の場合は円形形状)とすることで、操作ボタン61を受け止め易く、且つ確りと受け止めることができる。よって鋸身50の、上方向へのそれ以上の回動が制止される。
前記窪み30aを、操作ボタン61と同じ形状(本実施形態の場合は円形形状)とすることで、操作ボタン61を受け止め易く、且つ確りと受け止めることができる。よって鋸身50の、上方向へのそれ以上の回動が制止される。
枢支部40は、ボルト40aと図示しないナットで構成される。
前記軸孔11aにボルト40aを挿通することにより、握り柄体10と鋸身50とが螺合され、枢支部40によって前記鋸身50が握り柄体10に回動自在になされる。
前記軸孔11aにボルト40aを挿通することにより、握り柄体10と鋸身50とが螺合され、枢支部40によって前記鋸身50が握り柄体10に回動自在になされる。
掛脱操作部60は、前記掛止用片51の末端の円盤部51bに両側から圧着して取り付けられた前記操作ボタン61からなる。
操作ボタン61は、短い円柱形状のものを水平方向姿勢で末端に取り付けている。また操作ボタン61は、指で操作がし易いように、前記掛止ガイド縁21側から少し突出するように構成している。即ち、受圧面が握り柄体10から側方へ少し突出した形状としている。操作ボタン61を円柱形状としたことで、掛止用片51を掛止ガイド縁21から外す際には円形端面が指の受圧面となり、掛止用片51を受け溝20へ進入させる際には円形側周面が指の受圧面となるので、指での押動操作がし易い。
その他、鋸身10を鋸身収納部11から出して使用時の位置にする際に、手で前記操作ボタン61を操作することで、容易に使用可能状態にできる。
なお本考案の実施形態では、操作ボタン61を円柱形状としたが、これに限定されるものではない。四角柱等、他の形状のものにすることができるが、前記操作ボタン61を受け止める前記操作ボタン受止部30の受け面と同じ形状にすることが望ましい。
操作ボタン61は、短い円柱形状のものを水平方向姿勢で末端に取り付けている。また操作ボタン61は、指で操作がし易いように、前記掛止ガイド縁21側から少し突出するように構成している。即ち、受圧面が握り柄体10から側方へ少し突出した形状としている。操作ボタン61を円柱形状としたことで、掛止用片51を掛止ガイド縁21から外す際には円形端面が指の受圧面となり、掛止用片51を受け溝20へ進入させる際には円形側周面が指の受圧面となるので、指での押動操作がし易い。
その他、鋸身10を鋸身収納部11から出して使用時の位置にする際に、手で前記操作ボタン61を操作することで、容易に使用可能状態にできる。
なお本考案の実施形態では、操作ボタン61を円柱形状としたが、これに限定されるものではない。四角柱等、他の形状のものにすることができるが、前記操作ボタン61を受け止める前記操作ボタン受止部30の受け面と同じ形状にすることが望ましい。
図5、図6を参照して、本考案の実施形態に係る折畳み鋸1の鋸身50を使用時の位置に掛止させる操作を説明する。
片手で前記握り柄体10を握りながら、握り柄体10の鋸身収納部11から引き出した鋸身50を、前記掛脱操作部60の操作ボタン61の側周面に指を当接させて動かすと、前記片寄せ突起部12によって片側に寄せられた鋸身50の掛止用片51が、掛止ガイド縁20に沿って弾性変形しながら摺動案内される。前記掛止用片51は、前記掛止ガイド縁20の末端を越えたところで弾性復帰しながら受け溝20に進入し、掛止ガイド縁20の下面側に入り込んで掛止される。同時に、掛脱操作部60の操作ボタン61が操作ボタン受止部30に受け止められる。これによって鋸身50は上方向へも下方向へも回動が制止され、使用時の位置に確りと保持することができる。よって安定した切断作業を行うことができる。
片手で前記握り柄体10を握りながら、握り柄体10の鋸身収納部11から引き出した鋸身50を、前記掛脱操作部60の操作ボタン61の側周面に指を当接させて動かすと、前記片寄せ突起部12によって片側に寄せられた鋸身50の掛止用片51が、掛止ガイド縁20に沿って弾性変形しながら摺動案内される。前記掛止用片51は、前記掛止ガイド縁20の末端を越えたところで弾性復帰しながら受け溝20に進入し、掛止ガイド縁20の下面側に入り込んで掛止される。同時に、掛脱操作部60の操作ボタン61が操作ボタン受止部30に受け止められる。これによって鋸身50は上方向へも下方向へも回動が制止され、使用時の位置に確りと保持することができる。よって安定した切断作業を行うことができる。
次に本考案の実施形態に係る折畳み鋸1の鋸身50を折畳んで収納する操作を説明する。
片手で前記握り柄体10を握りながら、前記掛脱操作部60の操作ボタン61の円形端面に指を当接させて側方へ押動させると、前記掛止用片51が前記掛止ガイド縁21から外れ、即ち掛止用片51と掛止ガイド縁21による掛け止めが外れ、鋸身50を下方向へ回動させることができるようになる。下方向に回動させて折畳んだ鋸身50は、握り柄体10の鋸身収納部11の中に収納される。
片手で前記握り柄体10を握りながら、前記掛脱操作部60の操作ボタン61の円形端面に指を当接させて側方へ押動させると、前記掛止用片51が前記掛止ガイド縁21から外れ、即ち掛止用片51と掛止ガイド縁21による掛け止めが外れ、鋸身50を下方向へ回動させることができるようになる。下方向に回動させて折畳んだ鋸身50は、握り柄体10の鋸身収納部11の中に収納される。
以上のような構成とすることで、掛止用の部材を別途設けることなく、簡単な構造で安全に使用することができる。
1 折畳み鋸
10 握り柄体
10a 一側壁
10b 他側壁
10c 背部
11 鋸身収納部
11a 軸孔
12 片寄せ突起部
20 受け溝
21 掛止ガイド縁
30 操作ボタン受止部
30a 半円形の窪み
40 枢支部
40a ボルト
50 鋸身
50a 刃部
51 掛止用片
51a 矩形部
51b 円盤部
60 掛脱操作部
61 操作ボタン
10 握り柄体
10a 一側壁
10b 他側壁
10c 背部
11 鋸身収納部
11a 軸孔
12 片寄せ突起部
20 受け溝
21 掛止ガイド縁
30 操作ボタン受止部
30a 半円形の窪み
40 枢支部
40a ボルト
50 鋸身
50a 刃部
51 掛止用片
51a 矩形部
51b 円盤部
60 掛脱操作部
61 操作ボタン
Claims (4)
- 握り柄体に対して折畳み収納自在に枢支された鋸身を有する折畳み鋸であって、前記鋸身には枢支部より基端側に掛止用片を形成し、前記握り柄体には前記掛止用片を受け入れる受け溝を形成し、該受け溝には前記掛止用片を弾性変形させながら摺動案内して掛け止める掛止ガイド縁を設けたことを特徴とする折畳み鋸。
- 掛止用片に、掛止ガイド縁に対して掛止用片を掛け止め操作又は掛け外し操作をするための掛脱操作部を設けたことを特徴とする請求項1に記載の折畳み鋸。
- 掛脱操作部は、掛止用片の後端に設けた操作ボタンからなり、該操作ボタンを指で回動操作させることにより前記掛止用片を受け溝に進入させると共に、前記操作ボタンを指で側方に押動操作させることにより前記掛止用片を前記掛止ガイド縁から外す構成としたことを特徴とする請求項1又は2に記載の折畳み鋸。
- 握り柄体には、掛止ガイド縁の後方に操作ボタンを受け入れて保持する操作ボタン受止部を形成したことを特徴とする請求項1〜3に記載の折畳み鋸。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008001876U JP3142263U (ja) | 2008-03-28 | 2008-03-28 | 折畳み鋸 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008001876U JP3142263U (ja) | 2008-03-28 | 2008-03-28 | 折畳み鋸 |
Publications (1)
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