JP2005261944A - 万能ナイフ - Google Patents
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Abstract
【課題】刃をハンドル内に容易に折り畳むことができ、刃をしっかりと保持することができるとともにその交換が容易であり、使用が簡単で製造と保守に高い費用を必要としない、折り畳み可能な万能ナイフを提供する。
【解決手段】万能ナイフ1は、ハンドル2と、ハンドルに旋回可能に取り付けられ、展開状態から折り畳み状態に移動できる刃ホルダ3を有する。ハンドルは、刃ホルダがその折り畳み状態にあるとき、刃ホルダを収容することができる空間部を有する。刃ホルダは、一緒に取り付けられてその間に刃Bを収容することができる主壁34及びガード壁35と、刃ホルダに旋回可能に取り付けられて刃を定位置にロックするロック手段とを含む。
【選択図】図1
【解決手段】万能ナイフ1は、ハンドル2と、ハンドルに旋回可能に取り付けられ、展開状態から折り畳み状態に移動できる刃ホルダ3を有する。ハンドルは、刃ホルダがその折り畳み状態にあるとき、刃ホルダを収容することができる空間部を有する。刃ホルダは、一緒に取り付けられてその間に刃Bを収容することができる主壁34及びガード壁35と、刃ホルダに旋回可能に取り付けられて刃を定位置にロックするロック手段とを含む。
【選択図】図1
Description
本発明は、万能ナイフ、特に、ナイフを使用しないときに、刃をハンドル内に折り畳むことができる、折り畳み可能な万能ナイフに関する。
万能ナイフは、長年にわたり用いられてきた。用いられている万能ナイフのうちには、ナイフを使用しないときに、ハンドル内に折り畳み可能な刃ホルダに取り付けられた刃を有するものがある。しかしながら、このような万能ナイフのうちには、多数の可動部品を有するものがあり、このことは、ナイフを使用しにくくし、かつ、製造にかかる費用を高くする。さらに、このような万能ナイフのうちには、刃の交換が複雑な作業であり、特別な工具を必要とするものもある。
本発明の目的は、上記の問題を解決し、刃ホルダをハンドルの中に容易に折り畳むことができる改良された万能ナイフを提供することである。
本発明の別の目的は、刃が万能ナイフにしっかりと保持された、改良された万能ナイフを提供することである。
本発明の別の目的は、万能ナイフの刃を交換するための改良された手段が設けられた、改良された万能ナイフを提供することである。
本発明の別の目的は、使用が簡単で、製造と維持の費用が高くない、改良された万能ナイフを提供することである。
本発明のその他の及びさらなる目的は、以下に説明する実施例から明らかになり、また、特許請求の範囲に示される。さらに、当業者には、本発明を実施する際に、本文中に記載されていない種々の利点が生じるであろう。
本発明の一態様によれば、ハンドルと刃ホルダとを有する万能ナイフにおいて、上記刃ホルダは、上記ハンドルに旋回可能に取り付けられて展開状態から折り畳み状態に移動することができ、上記刃ホルダは、一緒に取り付けられた主壁とガード壁とを有し、上記主壁と上記ガード壁は、これらの間に刃を収容するための手段と、上記主壁と上記ガード壁の間に上記刃を保持するためのロック手段とを有し、上記ロック手段は、上記刃ホルダに旋回可能に取り付けられたことを特徴とする万能ナイフが得られる。
上記ガード壁と上記主壁は組み合わせて取り付けられ、これらの間に刃を収容することができるスリットを有してもよい。
上記ロック手段は、上記主壁と上記ガード壁に対して、開位置から閉位置に旋回移動するように設けられた刃ロックアームからなってもよい。
上記刃ロックアームは、上記刃ロックアームから延在する刃ロックフィンガーを有し、上記刃ロックフィンガーは、上記刃ロックアームが上記閉位置にあるとき、上記刃に設けられたノッチに入り込み、上記刃を定位置に保持することができるようにされてもよい。
上記刃ロックアームは、上記刃ロックアームが上記閉位置にあるとき、上記刃ホルダに設けた溝に入り込むことができるようにされてもよい。
上記溝は、上記主壁および上記ガード壁の、対向する薄肉の上縁部により形成されてもよい。
上記刃ホルダは、後端部と前端部を有し、上記前端部は、上記ガード壁と上記主壁からなり、上記後端部は、上記ハンドルに旋回可能に取り付けられ、上縁部と下縁部とを有してもよい。
上記刃ロックアームは、上記上縁部に隣接した上記刃ホルダの上記前端部に旋回可能に取り付けられてもよい。
上記溝は、その下方にクリアランス領域を有してもよい。
上記刃ロックアームは、上記刃ロックアームから延在するフィンガータブを有してもよい。
上記刃ロックアームをその閉位置に向けて付勢するためのスプリングを設けてもよい。
上記ハンドルは、一対の離隔したハンドル半部からなり、上記ハンドル半部は、上記刃ホルダが折り畳み状態にあるとき、上記刃ホルダの少なくとも一部を収容するための空間部をその間に形成することができるようにされ、上記ハンドルは、上記ハンドル内の上記空間部に取り付けられた旋回ロックレバーアセンブリを有し、上記ロックレバーアセンブリは、前方アームと、後方アームと、上記前方アームから延在するロックフィンガーとを有してもよい。
上記刃ホルダの上記後端部は、上記刃ホルダが展開状態にあるとき、上記ロックフィンガーを収容することができる溝を有してもよい。
上記ロックレバーアセンブリの上記後方アームの下側にバネ手段を設けて上記後方アームを上方に付勢し上記前方アームを下方に付勢することにより、上記ロックフィンガーを上記溝に入り込ませ、上記バネ手段の張力に抗して上記後方アームを押し下げることにより上記前方アームを上昇させ、上記ロックフィンガーを上記溝から出し、上記刃ホルダを上記ハンドルに対して展開状態から折り畳み状態に旋回させて上記ハンドル内の上記空間部に収容することができるようにしてもよい。
上記ハンドルは、その上縁部にノッチを有し、上記後方アームは上記ノッチの上に突出し、上記ノッチにおいて上記後方アームを押し下げることにより、上記前端部を上方に上昇させて、上記ロックフィンガーを上記ロック溝から抜き出すことができるようにしてもよい。
上記刃ロックアームは、上記上縁部に隣接した上記刃ホルダの上記後端部に旋回可能に取り付けられてもよい。
上記刃ロックアームは2アームレバーからなってもよい。
上記ロックアームの一方の下側に、上記刃ロックアームをその閉位置に向けて付勢するスプリングを設けてもよい。
上記刃ロックアームは、後方アームと前方アームからなり、上記後方アームの下側に上記スプリングを設けて上記前方アームを上記溝内の閉位置に向けて付勢してもよい。
上記溝は、その下方にクリアランス領域を有してもよい。
上記ハンドルは、一対の離隔したハンドル半部からなり、上記ハンドル半部は、上記刃ホルダが折り畳み状態にあるとき、上記刃ホルダの少なくとも一部を収容するための空間部をその間に形成することができるようにされ、上記ハンドルは、上記ハンドル内の上記空間部に取り付けられた旋回ロックレバーアセンブリを有し、上記ロックレバーアセンブリは、前方アームと、後方アームと、上記前方アームから延在するロックフィンガーとを有してもよい。
上記刃ホルダの上記後端部は、上記刃ホルダが展開状態にあるとき、上記ロックフィンガーを収容することができる溝を有してもよい。
上記ロックレバーアセンブリの上記後方アームの下側にバネ手段を設けて上記後方アームを上方に付勢し上記前方アームを下方に付勢することにより、上記ロックフィンガーを上記溝に入り込ませ、上記バネ手段の張力に抗して上記後方アームを押し下げることにより上記前方アームを上昇させ、上記ロックフィンガーを上記溝から出し、上記刃ホルダを上記ハンドルに対して展開状態から折り畳み状態に旋回させて上記ハンドル内の上記空間部に収容することができるようにしてもよい。
上記ハンドルは、その上縁部にノッチを有し、上記後方アームは上記ノッチの上に突出し、上記ノッチにおいて上記後方アームを押し下げることにより、上記前端部を上方に上昇させて、上記ロックフィンガーを上記ロック溝から抜き出すことができるようにしてもよい。
ハンドルと刃ホルダを有する万能ナイフにおいて、上記刃ホルダは、上記ハンドルに旋回可能に取り付けられて展開状態から折り畳み状態に移動することができ、上記刃ホルダは、一緒に取り付けられた主壁とガード壁を有し、上記主壁と上記ガード壁は、これらの間に刃を収容するための手段と、上記主壁と上記ガード壁の間に上記刃を保持するためのロック手段とを有し、上記ロック手段は、上記刃ホルダに対して移動できるように取り付けてもよい。
上記ガード壁と上記主壁は組み合わせて取り付けられ、これらの間に刃を収容することができるスリットを有してもよい。
上記ロック手段は、上記刃ホルダに対して、移動するように設けられた刃ロックアームからなってもよい。
上記刃ロックアームは、上記刃ロックアームから延在する刃ロックフィンガーを有し、上記刃ロックフィンガーは、上記刃ロックアームが上記閉位置にあるとき、上記刃に設けられたノッチに入り込み、上記刃を定位置に保持することができるようにされてもよい。
上記刃ロックアームを上記刃ホルダに向けて付勢するためのバネ手段を設けてもよい。
上記刃ホルダは、後端部と前端部を有し、上記前端部は、上記ガード壁と上記主壁からなり、上記後端部は、上記ハンドルに旋回可能に取り付けられ、上縁部と下縁部とを有してもよい。
本発明によれば、刃ホルダをハンドル内に容易に折り畳むことができ、万能ナイフに刃を固定するための改良された手段ならびにナイフの刃を交換するための改良された手段を備えた、使用が簡単で製造と保持に高い費用のかからない、万能ナイフを提供することができる。
以下、本発明の好ましい実施例について、図面を参照して説明する。
図面を参照すると、特に、図1〜図10に示した本発明の実施例を参照すると、本発明の万能ナイフ1は、ハンドル2と刃ホルダ3を有する。
ハンドル2は、一対のハンドル半部2Aと2Bからなり、各半部は、外側壁11と、上縁部7と、下縁部9とを有する。後部スペーサ4がハンドル半部2Aと2Bの間に設けられ、ハンドル半部2Aと2Bを離間した状態に保つとともに、ハンドル半部2Aと2Bの間に空間部5を形成している。スペーサ4と、ハンドル半部2Aおよび2Bは、留め具6により一緒に保持され、この留め具6はスペーサ4とハンドル半部2Aおよび2Bを貫通することによりこれらを一緒に保持してもよい。ハンドル半部2Aと2B(すなわち全ハンドル2)の上縁部7は、フィンガーノッチ8を有し、ハンドル半部2Aと2B(すなわち全ハンドル2)の下縁部9は、ユーザの指がハンドル2を握れるように、波状に形成してもよい。所望に応じ、クリップ10をハンドル半部2Aおよび/または2Bの側壁11に取り付けて、万能ナイフ1をユーザのベルトやその他の便利な場所などに固定することができるようにしてもよい。
ハンドル半部2Aと2Bの間に介在して、且つ、ハンドル半部2Aと2Bの上縁部7に沿って、ロックレバーアセンブリ15(図3〜図5)が設けられ、このロックレバーアセンブリ15は、ハンドル半部2Aと2Bの間に、ピボットピン16を支点として旋回可能に取り付けられている。このピボットピン16は、2つのハンドル半部2Aおよび2Bとロックレバーアセンブリ15を通って延在する。ロックレバーアセンブリ15は、好ましくは、前方アーム17と後方アーム18をそれぞれ有する2アームレバーである。前方アーム17は、下方に延在するロックフィンガー19を備える。ロックレバーアセンブリ15の後方アーム18の下には、スプリング14が設けられ、このスプリング14は、通常状態では、後方アーム18の下縁部に押し当てられ、ピボットピン16を支点として後方アーム18を上方に、前方アーム17を下方に付勢しており、したがって、後方アーム18はノッチ8上に突出している。ロックレバーアセンブリ15の後方アーム18をスプリング14の作用に抗してノッチ8を介して手指で押し下げると、前方アーム17が上昇する。
本発明による刃ホルダ3は、好ましくは一つの部品であり、互いに一体に形成された後端部31と前端部32を有する。
刃ホルダ3の後端部31は、後縁部31Aと、下縁部31Bと、上縁部31Cを有する。刃ホルダ3は、ハンドル半部2Aと2Bの間の空間部5内に、ピボットピン30を支点として旋回可能に取り付けられている。フィンガーノブ41を後端部31に設けると、ハンドル2に対する刃ホルダ3の旋回運動を容易にすることができる。後端部31の上縁部31Cはロック溝33を有し、刃ホルダ3がその延在状態すなわち展開状態にある時に、ロックアセンブリ15の下方に延在するロックフィンガー19がこのロック溝33に入り込むようにされている。
刃ホルダ3は、薄い主壁34と、薄いガード壁35からなり、これらの主壁34とガード壁35は、一緒に溶接する、あるいは、適当な留め具を用いて一緒に固定するなどの周知の手段により、一緒に保持されている。主壁34とガード壁35は、一つの部品から、互いに一体に形成してもよい。上縁部36に隣接した主壁34とガード壁35の対向する内側部分は、主壁34とガード壁35のその他の部分の厚みよりも薄く、これらの間に溝50を形成している。溝50は、この溝50と連通した、下方に延在するクリアランス領域51を有する。主壁34とガード壁35の内部には、細長いスリット52が形成され、主壁34とガード壁35の間でこのスリット52の内部に刃Bを収容して保持することができるようになっている。刃Bは、好ましくは、下部切断縁部37と、その上縁部39に設けられた離隔したノッチ38とを有する。刃Bは、主壁34とガード壁35の間でスライドしてスリット52に出入するようになっている。開口部53を主壁34とガード壁35に設けて、刃Bをスリット52にうまく出し入れできるようユーザが補助できるようにしてもよい。
刃ロックアーム45が、ピボットピン46上に、溝50内に旋回可能に取り付けられ、旋回移動して溝50に出入するようにされている。好ましくは、ピボットピン46は、刃ホルダ3の前端部32に設けられ、刃ロックアーム45は、その前端部45Fを中心として旋回する。しかしながら、ピボットピン46を後端部31に設けてもよく、その場合には、刃ロックアーム45はその後端部45Rを中心として旋回する。刃ロックアーム45は、下方に延在する刃ロックフィンガー47と、そこから横方向に延在するフィンガータブ48とを有する。刃ロックアーム45をピボットピン46を支点として下方に旋回させると、刃ロックアーム45が溝50におさまり、上記刃ロックフィンガー47が刃Bの上部ノッチ38の一つに入り込むことにより、刃Bを定位置にロックする。溝50に形成された下方に延在するクリアランス領域51は、刃ロックフィンガー47が下方位置にあるとき、刃ロックフィンガー47の外縁部を受け入れて収容する。刃Bを取り外して交換したい場合には、刃ロックアーム45を上記フィンガータブ48を用いて上方に旋回させて、刃ロックアーム45を溝50から取り出すとともに、刃ロックフィンガー47を刃ノッチ38から抜き出すことにより、刃Bを解放し、刃Bをスリット52の外にスライドさせることが可能となる。図示したような単一の刃ロックフィンガー47ではなく、刃のノッチ38に入り込む複数の刃ロックフィンガー47を有することは本発明の範囲内であることはいうまでもない。
図8Aに示す変形において、上部刃ノッチ38に刃ロックフィンガー47を入り込ませた状態で、圧縮バネ手段49により溝50内の下方に刃ロックアーム45を保持する。刃Bを取り外したい場合には、刃ロックアーム45をバネ49の張力に抗して溝50から持ち上げることにより、刃Bを解放する。
図1〜図10の実施例に示した万能ナイフの操作に際しては、万能ナイフ1を、刃ホルダ3を折り畳まない展開操作状態にして、使用準備状態にする。刃Bは、刃Bの上縁部39のノッチ38まで延在する、刃ロックアーム45(下方位置にある)の刃ロックフィンガー47により、スリット52内に保持されている。ロックレバーアセンブリ15の前方アーム17に形成されたロックフィンガー19は、後方アーム18に作用するスプリング14の圧力のために、下方位置にあり、刃ホルダ3に設けた溝33内に位置づけられ、刃ホルダ3をその展開状態に保っている。ロックレバーアセンブリ15の後方アーム18はその上昇位置にあり、ハンドル2の上縁部7のフィンガーノッチ8上に突出している。
万能ナイフ1を折り畳んだ操作不能状態にしたい場合、ロックレバーアセンブリ15の後方アーム18をスプリング14の付勢力に抗してノッチ8を介して手指で押し下げる。これにより、ロックレバーアセンブリ15の前方アームを上昇させて、溝33からロックフィンガー19を抜き出して刃ホルダ3を解放し、刃ホルダ3をピボットピン30を支点として下方に旋回させる(図4)。これは、フィンガーノブ41を押し下げることによって行ってもよい。次いで、刃ホルダ3を下方に旋回させ、ハンドル半部2Aと2Bの間の空間部5内に完全に収容する(図5)。後方アーム18に対する圧力が解除されると、スプリング14は、スプリング14の張力により、後方アーム18を移動させて元の上昇位置に戻す。これにより、ロックフィンガー19を刃ホルダ3の下縁部31Bに押し当て、刃ホルダ3をその折り畳み状態に保持する。
刃Bを使用したい場合には、逆の手順をたどる。刃ホルダ3を反対方向に旋回させる。好ましくは、ロックレバーアセンブリ15の後方アーム18を再び手指で押し下げることで、刃ホルダ3の展開を支援する。刃ホルダ3を反時計方向に引き続き回転させると(図4に示すように)、前方アーム17のロックフィンガー19が刃ホルダ3の後端部31に設けた溝33に入り込み、刃ホルダ3をその延長状態に保つ。
刃Bを交換したい場合、刃ホルダ3をその展開状態にして(図6に示すように)、フィンガータブ48により、ピボットピン46を支点として刃ロックアーム45を上方に持ち上げて溝から出す。これにより、刃Bの刃上縁部39に設けられたノッチ38から刃ロックフィンガー47を抜き出して、刃Bを解放する。図8Aの変形において、このことは、スプリング49の張力に抗して行われる。そこで、刃Bをスリット52を介して刃ホルダ3から取り出すことができ、スリット52を介してここに新しい刃Bを取り付けることができる。次いで、刃ロックアーム45を下降させて溝50内に戻し(図8Aの変形においてはスプリング49により)、刃Bのノッチ38に刃ロックフィンガー47を進入させることにより、刃Bを定位置にロックする。
以下、図11〜図20に示す本発明の実施例を参照すると、図1〜図10に示す実施例の構造と同様の本実施例の構造には、同一の参照番号を付して示す。
図11〜図20に示す実施例の万能ナイフ1は、ハンドル2と刃ホルダ3を有する。
ハンドル2は、一対のハンドル半部2Aと2Bからなり、各半部は、外側壁11と、上縁部7と、下縁部9とを有する。後部スペーサ4がハンドル半部2Aと2Bの間に設けられ、ハンドル半部2Aと2Bを離間した状態に保つとともに、ハンドル半部2Aと2Bの間に空間部5を形成している。スペーサ4と、ハンドル半部2Aおよび2Bは、留め具6により一緒に保持され、この留め具6はスペーサ4とハンドル半部2Aおよび2Bを貫通することによりこれらを一緒に保持してもよい。ハンドル半部2Aと2B(すなわち全ハンドル2)の上縁部7は、フィンガーノッチ8を有し、ハンドル半部2Aと2B(すなわち全ハンドル2)の下縁部9は、ユーザの指がハンドル2を握れるように、波状に形成してもよい。所望に応じ、クリップ10をハンドル半部2Aおよび/または2Bの側壁11に取り付けて、万能ナイフ1をユーザのベルトやその他の便利な場所などに固定することができるようにしてもよい。
ハンドル半部2Aと2Bの間に介在して、且つ、ハンドル半部2Aと2Bの上縁部7に沿って、ロックレバーアセンブリ15(図3〜図5)が設けられ、このロックレバーアセンブリ15は、ハンドル半部2Aと2Bの間に、ピボットピン16を支点として旋回可能に取り付けられている。このピボットピン16は、2つのハンドル半部2Aおよび2Bとロックレバーアセンブリ15を通って延在する。ロックレバーアセンブリ15は、好ましくは、前方アーム17と後方アーム18をそれぞれ有する2アームレバーである。前方アーム17は、下方に延在するロックフィンガー19を備える。ロックレバーアセンブリ15の後方アーム18の下には、スプリング14が設けられ、このスプリング14は、通常状態では、後方アーム18の下縁部に押し当てられ、ピボットピン16を支点として後方アーム18を上方に、前方アーム17を下方に付勢しており、したがって、後方アーム18はノッチ8上に突出している。ロックレバーアセンブリ15の後方アーム18をスプリング14の作用に抗してノッチ8を介して下方に押すと、前方アーム17が上昇する。
本発明による刃ホルダ3は、好ましくは一つの部品であり、互いに一体に形成された後端部31と前端部32を有する。
刃ホルダ3の後端部31は、後縁部31Aと、下縁部31Bと、上縁部31Cを有する。刃ホルダ3は、ハンドル半部2Aと2Bの間の空間部5内に、ピボットピン30を支点として旋回可能に取り付けられている。後端部31の上縁部31Cはロック溝33を有し、刃ホルダ3がその延在状態すなわち展開状態にある時に、ロックアセンブリ15の下方に延在するロックフィンガー19がこのロック溝33に入り込むようにされている。
刃ホルダ3は、薄い主壁34と、薄いガード壁35からなり、これらの主壁34とガード壁35は、一緒に溶接する、あるいは、適当な留め具を用いて一緒に固定するなどの周知の手段により、一緒に保持されている。所望に応じ、主壁34とガード壁35は、一つの部品から、互いに一体に形成してもよい。上縁部36に隣接した主壁34とガード壁35の対向する内側部分は、主壁34とガード壁35のその他の部分の厚みより内側においてより薄くこれらの間に溝50を形成している。溝50は、下方に延在するクリアランス領域51を有する。主壁34とガード壁35は、刃ホルダ3の後端部31に隣接したフィンガーノッチ70を有する。主壁34とガード壁35の内部には、細長いスリット52が形成され、主壁34とガード壁35の間でこのスリット52の内部に刃Bを収容して保持することができるようになっている。刃Bは、好ましくは、下部切断縁部37と、その上縁部39に設けられた離隔したノッチ38とを有する。刃Bは、主壁34とガード壁35の間でスライドしてスリット52に出入するようになっている。開口部53を主壁34とガード壁35に設けて、刃Bをスリット52にうまく出し入れできるようユーザが補助できるようにしてもよい。
刃ロックアーム145が、ピボットピン146上に、溝50内に旋回可能に取り付けられている。好ましくは、ピボットピン146は、刃ホルダ3の後端部31に設けられる。しかしながら、ピボットピン146は前端部32に設けられてもよい。刃ロックアーム145は、好ましくは、前方アーム145Fと後方アーム145Rをそれぞれ有する2アームレバーである。前方アーム145Fは、下方に延在する一対の刃ロックフィンガー147を備えるが、単一の刃ロックフィンガー147(あるいは、刃Bが2つより多くの上縁部ノッチ38を有する場合は、2つより多く)を用いてもよい。刃ロックアーム145の後方アーム145Rの下には、スプリング160が設けられ、このスプリング160は、通常状態では、後方アーム145Rの下部に押し当てられ、ピボットピン146を支点として後方アーム145Rを上方に、前方アーム145Fを下方に付勢しており、したがって、後方アーム145Rはフィンガーノッチ70上に突出している。刃ロックアーム145の後方アーム145Rをスプリング160の作用に抗してフィンガーノッチ70を介して手指で押し下げると、前方アーム145Fが上昇する。アーム145をスプリング160の張力のもとでピボットピン146を支点として下方に旋回させると、アーム145が溝50におさまり、前方アーム145Fの上記刃ロックフィンガー147が刃Bの上部ノッチ38に入り込むことにより、刃Bを定位置にロックする。溝50に形成された下方に延在するクリアランス領域51は、刃ロックフィンガー147が下方位置にあるとき、刃ロックフィンガー147の外縁部を受け入れて収容する。刃Bを取り外して交換したい場合には、フィンガーノッチ70を介して後方アーム145Rに手指の圧力を加えることにより後方アーム145Rを上方に旋回させて、これにより、刃ロックアーム145の前方アーム145Fを溝50から出すとともに、刃ロックフィンガー147をノッチ38から抜き出すことにより、刃Bを解放し、刃Bをスリット52の外にスライドさせることが可能となる。
図11〜図20の実施例に示した万能ナイフの操作に際しては、万能ナイフ1を、刃ホルダ3を折り畳まない展開操作状態にして、使用準備状態にする。刃Bは、刃Bの上縁部39のノッチ38まで延在する、刃ロックアーム145(下方位置にある)の刃ロックフィンガー147により、スリット52内に保持されている。ロックレバーアセンブリ15の前方アーム17に形成されたロックフィンガー19は、後方アーム18に作用するスプリング14の圧力のために、下方位置にあり、刃ホルダ3に設けた溝33内に位置づけられ、刃ホルダ3をその展開状態に保っている。ロックレバーアセンブリ15の後方アーム18はその上昇位置にあり、ハンドル2の上縁部7のフィンガーノッチ8上に突出している。
万能ナイフ1を折り畳んだ操作不能状態にしたい場合、ロックレバーアセンブリ15の後方アーム18をスプリング14の付勢力に抗してフィンガーノッチ8を介して手指で押し下げる。これにより、ロックレバーアセンブリ15の前方アームを上昇させて、溝33からロックフィンガー19を抜き出して刃ホルダ3を解放し、刃ホルダ3をピボットピン30を支点として下方に旋回させる(図14)。次いで、刃ホルダ3を下方に旋回させ、ハンドル半部2Aと2Bの間の空間部5内に完全に収容する(図15)。後方アーム18に対する圧力が解除されると、スプリング14は、スプリング14の張力により、後方アーム18を移動させて元の上昇位置に戻す。これにより、ロックフィンガー19を刃ホルダ3の下縁部31Bに押し当て、刃ホルダ3をその折り畳み状態に保持する。
刃Bを使用したい場合には、逆の手順をたどる。刃ホルダ3を反対方向に旋回させる。好ましくは、ロックレバーアセンブリ15の後方アーム18を再び手指で押し下げることで、刃ホルダ3の展開を支援する。刃ホルダ3を反時計方向に引き続き回転させると(図14に示すように)、前方アーム17のロックフィンガー19が刃ホルダ3の後端部31に設けた溝33に入り込み、刃ホルダ3をその延長状態に保つ。
刃Bを交換したい場合、刃ホルダ3をその展開状態にする(図16に示すように)。刃ロックアーム145は前方アーム145Fを有し、この前方アーム145Fは、フィンガーノッチ70を介して後方アーム145Rに圧力を加えることにより、ピボットピン146を支点として上方に持ち上げられる。これにより、刃ロックアーム145を溝50から出し、刃上縁部39に設けられたノッチ38から刃ロックフィンガー147を抜き出して、刃Bを解放する。そこで、刃Bをスリット52を介して[通って]刃ホルダ3から取り出すことができ、スリット52を介してここに新しい刃Bを取り付けることができる。次に、フィンガーノッチ70を介して後方アーム145Rへの下向きの圧力を解放することにより刃ロックアーム145を下降させて、スプリング160の張力により溝50内に戻し、刃Bのノッチ38に刃ロックフィンガー147を進入させることにより、刃Bを定位置にロックする。
なお、本発明は上記の実施例に限定されるものではなく、請求項の範囲を逸脱することなく種々の変形が可能であることは、当業者であれば明らかであろう。
1 万能ナイフ
2 ハンドル
2A、2B ハンドル半部
3 刃ホルダ
4 後部スペーサ
5 空間部
6 留め具
7、36、39 上縁部
8、70 フィンガーノッチ
9 下縁部
10 クリップ
11 外側壁
14、160 スプリング
15 ロックレバーアセンブリ
16、30、46、146 ピボットピン
17、145F 前方アーム
18、145R 後方アーム
19 ロックフィンガー
31 後端部
31A 後縁部
31B 下縁部
31C 上縁部
32 前端部
33 ロック溝
34 主壁
35 ガード壁
37 切断縁部
38 ノッチ
41 フィンガーノブ
45、145 刃ロックアーム
45F 前端部
45R 後端部
47、147 刃ロックフィンガー
48 フィンガータブ
49 圧縮バネ手段
50 溝
51 クリアランス領域
52 スリット
53 開口部
B 刃
2 ハンドル
2A、2B ハンドル半部
3 刃ホルダ
4 後部スペーサ
5 空間部
6 留め具
7、36、39 上縁部
8、70 フィンガーノッチ
9 下縁部
10 クリップ
11 外側壁
14、160 スプリング
15 ロックレバーアセンブリ
16、30、46、146 ピボットピン
17、145F 前方アーム
18、145R 後方アーム
19 ロックフィンガー
31 後端部
31A 後縁部
31B 下縁部
31C 上縁部
32 前端部
33 ロック溝
34 主壁
35 ガード壁
37 切断縁部
38 ノッチ
41 フィンガーノブ
45、145 刃ロックアーム
45F 前端部
45R 後端部
47、147 刃ロックフィンガー
48 フィンガータブ
49 圧縮バネ手段
50 溝
51 クリアランス領域
52 スリット
53 開口部
B 刃
Claims (30)
- ハンドルと刃ホルダとを有する万能ナイフにおいて、上記刃ホルダは、上記ハンドルに旋回可能に取り付けられて展開状態から折り畳み状態に移動することができ、上記刃ホルダは、一緒に取り付けられた主壁とガード壁とを有し、上記主壁と上記ガード壁は、これらの間に刃を収容するための手段と、上記主壁と上記ガード壁の間に上記刃を保持するためのロック手段とを有し、上記ロック手段は、上記刃ホルダに旋回可能に取り付けられたことを特徴とする万能ナイフ。
- 上記ガード壁と上記主壁は組み合わせて取り付けられ、これらの間に刃を収容することができるスリットを有することを特徴とする請求項1に記載の万能ナイフ。
- 上記ロック手段は、上記主壁と上記ガード壁に対して、開位置から閉位置に旋回移動するように設けられた刃ロックアームからなることを特徴とする請求項2に記載の万能ナイフ。
- 上記刃ロックアームは、上記刃ロックアームから延在する刃ロックフィンガーを有し、上記刃ロックフィンガーは、上記刃ロックアームが上記閉位置にあるとき、上記刃に設けられたノッチに入り込み、上記刃を定位置に保持することができるようにされたことを特徴とする請求項3に記載の万能ナイフ。
- 上記刃ロックアームは、上記刃ロックアームが上記閉位置にあるとき、上記刃ホルダに設けた溝に入り込むことができるようにされたことを特徴とする請求項4に記載の万能ナイフ。
- 上記溝は、上記主壁および上記ガード壁の、対向する薄肉の上縁部により形成されることを特徴とする請求項5に記載の万能ナイフ。
- 上記刃ホルダは、後端部と前端部を有し、上記前端部は、上記ガード壁と上記主壁からなり、上記後端部は、上記ハンドルに旋回可能に取り付けられ、上縁部と下縁部とを有する請求項6に記載の万能ナイフ。
- 上記刃ロックアームは、上記上縁部に隣接した上記刃ホルダの上記前端部に旋回可能に取り付けられたことを特徴とする請求項7に記載の万能ナイフ。
- 上記溝は、その下方にクリアランス領域を有することを特徴とする請求項8に記載の万能ナイフ。
- 上記刃ロックアームは、上記刃ロックアームから延在するフィンガータブを有することを特徴とする請求項8に記載の万能ナイフ。
- 上記刃ロックアームをその閉位置に向けて付勢するためのスプリングを設けたことを特徴とする請求項8に記載の万能ナイフ。
- 上記ハンドルは、一対の離隔したハンドル半部からなり、上記ハンドル半部は、上記刃ホルダが折り畳み状態にあるとき、上記刃ホルダの少なくとも一部を収容するための空間部をその間に形成することができるようにされ、上記ハンドルは、上記ハンドル内の上記空間部に取り付けられた旋回ロックレバーアセンブリを有し、上記ロックレバーアセンブリは、前方アームと、後方アームと、上記前方アームから延在するロックフィンガーとを有することを特徴とする請求項8に記載の万能ナイフ。
- 上記刃ホルダの上記後端部は、上記刃ホルダが展開状態にあるとき、上記ロックフィンガーを収容することができる溝を有することを特徴とする請求項12に記載の万能ナイフ。
- 上記ロックレバーアセンブリの上記後方アームの下側にバネ手段を設けて上記後方アームを上方に付勢し上記前方アームを下方に付勢することにより、上記ロックフィンガーを上記溝に入り込ませ、上記バネ手段の張力に抗して上記後方アームを押し下げることにより上記前方アームを上昇させ、上記ロックフィンガーを上記溝から出し、上記刃ホルダを上記ハンドルに対して展開状態から折り畳み状態に旋回させて上記ハンドル内の上記空間部に収容することができることを特徴とする請求項13に記載の万能ナイフ。
- 上記ハンドルは、その上縁部にノッチを有し、上記後方アームは上記ノッチの上に突出し、上記ノッチにおいて上記後方アームを押し下げることにより、上記前端部を上方に上昇させて、上記ロックフィンガーを上記ロック溝から抜き出すことができることを特徴とする請求項14に記載の万能ナイフ。
- 上記刃ロックアームは、上記上縁部に隣接した上記刃ホルダの上記後端部に旋回可能に取り付けられたことを特徴とする請求項7に記載の万能ナイフ。
- 上記刃ロックアームは2アームレバーからなることを特徴とする請求項16に記載の万能ナイフ。
- 上記ロックアームの一方の下側に、上記刃ロックアームをその閉位置に向けて付勢するスプリングを設けたことを特徴とする請求項17に記載の万能ナイフ。
- 上記刃ロックアームは、後方アームと前方アームからなり、上記後方アームの下側に上記スプリングを設けて上記前方アームを上記溝内の閉位置に向けて付勢することを特徴とする請求項20に記載の万能ナイフ。
- 上記溝は、その下方にクリアランス領域を有することを特徴とする請求項19に記載の万能ナイフ。
- 上記ハンドルは、一対の離隔したハンドル半部からなり、上記ハンドル半部は、上記刃ホルダが折り畳み状態にあるとき、上記刃ホルダの少なくとも一部を収容するための空間部をその間に形成することができるようにされ、上記ハンドルは、上記ハンドル内の上記空間部に取り付けられた旋回ロックレバーアセンブリを有し、上記ロックレバーアセンブリは、前方アームと、後方アームと、上記前方アームから延在するロックフィンガーとを有することを特徴とする請求項19に記載の万能ナイフ。
- 上記刃ホルダの上記後端部は、上記刃ホルダが展開状態にあるとき、上記ロックフィンガーを収容することができる溝を有することを特徴とする請求項21に記載の万能ナイフ。
- 上記ロックレバーアセンブリの上記後方アームの下側にバネ手段を設けて上記後方アームを上方に付勢し上記前方アームを下方に付勢することにより、上記ロックフィンガーを上記溝に入り込ませ、上記バネ手段の張力に抗して上記後方アームを押し下げることにより上記前方アームを上昇させ、上記ロックフィンガーを上記溝から出し、上記刃ホルダを上記ハンドルに対して展開状態から折り畳み状態に旋回させて上記ハンドル内の上記空間部に収容することができることを特徴とする請求項22に記載の万能ナイフ。
- 上記ハンドルは、その上縁部にノッチを有し、上記後方アームは上記ノッチの上に突出し、上記ノッチにおいて上記後方アームを押し下げることにより、上記前端部を上方に上昇させて、上記ロックフィンガーを上記ロック溝から抜き出すことができることを特徴とする請求項23に記載の万能ナイフ。
- ハンドルと刃ホルダを有する万能ナイフにおいて、上記刃ホルダは、上記ハンドルに旋回可能に取り付けられて展開状態から折り畳み状態に移動することができ、上記刃ホルダは、一緒に取り付けられた主壁とガード壁を有し、上記主壁と上記ガード壁は、これらの間に刃を収容するための手段と、上記主壁と上記ガード壁の間に上記刃を保持するためのロック手段とを有し、上記ロック手段は、上記刃ホルダに対して移動できるように取り付けたことを特徴とする万能ナイフ。
- 上記ガード壁と上記主壁は組み合わせて取り付けられ、これらの間に刃を収容することができるスリットを有することを特徴とする請求項25に記載の万能ナイフ。
- 上記ロック手段は、上記刃ホルダに対して、移動するように設けられた刃ロックアームからなることを特徴とする請求項26に記載の万能ナイフ。
- 上記刃ロックアームは、上記刃ロックアームから延在する刃ロックフィンガーを有し、上記刃ロックフィンガーは、上記刃ロックアームが上記閉位置にあるとき、上記刃に設けられたノッチに入り込み、上記刃を定位置に保持することができるようにされたことを特徴とする請求項27に記載の万能ナイフ。
- 上記刃ロックアームを上記刃ホルダに向けて付勢するためのバネ手段を設けたことを特徴とする請求項28に記載の万能ナイフ。
- 上記刃ホルダは、後端部と前端部を有し、上記前端部は、上記ガード壁と上記主壁からなり、上記後端部は、上記ハンドルに旋回可能に取り付けられ、上縁部と下縁部とを有する請求項29に記載の万能ナイフ。
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