JP3142150B2 - ロータリ耕うん機 - Google Patents

ロータリ耕うん機

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JP3142150B2
JP3142150B2 JP03189140A JP18914091A JP3142150B2 JP 3142150 B2 JP3142150 B2 JP 3142150B2 JP 03189140 A JP03189140 A JP 03189140A JP 18914091 A JP18914091 A JP 18914091A JP 3142150 B2 JP3142150 B2 JP 3142150B2
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tilling
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rotation
tillage
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佳治 角谷
正志 竹内
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Honda Motor Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、走行系とロータリ耕耘
系とが夫々独立した構造配置となっているロータリ耕う
ん機に関し、特に、ロータリ耕耘系としての2つの耕う
んロータリのレイアウトに係るものである。
【0002】
【従来の技術】通常、ロータリ耕うん機は、図5に示す
ように、走行系とロータリ耕耘系とが夫々独立した構造
配置となり、互いの出力(走行系は適正車速、ロータリ
耕耘系は適正ロータリ回転)が、様々な圃場の土に対
し、最適な耕うん条件となるように、オペレータが当該
ロータリ耕うん機の走行系及びロータリ耕耘系の回転数
を調整操作し耕うん作業を行っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、適正車速と適
正ロータリ回転が設定されても、始動時、又は、一時停
止から運転再開時に、当該ロータリ耕うん機がダッシン
グするために、作業効率が劣る。これを改良するため
に、通常は、耕うん反力τ1に釣り合ったホィールウェ
イトやフロントウェイトが設定され、前輪の軸によるブ
レーキ力(フィードバック)により耕うん反力を打消し
ており、また、ロータリ耕耘系を独立した2軸としその
各々に正転又は逆転のいずれかを分担させ、各軸に配設
した爪の回転でダッシングを相殺する手段(例えば、特
開昭50−134801号)が採用されている。しかし
ながら、前記ホィールウェイト等を設ける場合は、機体
重量が大となって、機動性が反減するし、2軸のロータ
リ系とする手段は機体の前後長が長くなり、かつ、煩雑
で操作性に難点がある。
【0004】本発明は、このような従来技術の問題点を
解決するためになされたもので、耕うん反力を軽量の機
体で軽減して機体のダッシングやウィリーの発生を抑制
しつつ、機体構造をコンパクトで取扱い容易にすること
ができるロータリ耕うん機を提供することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、走行系とロータリ耕耘系とが夫々独立し
た構造配置となっているロータリ耕うん機において、
記ロータリ耕耘系を、逆転方向に回転する逆転ロータリ
耕耘爪を有する逆転耕耘部と、正転方向に回転する正転
ロータリ耕耘爪を有する正転耕耘部とから構成し、前記
逆転ロータリ耕耘爪を前記走行系の左右の走行輪の間隔
内の耕うん巾の範囲内に配設すると共に、前記正転ロー
タリ耕耘爪を、前記逆転ロータリ耕耘爪の外側におい
て、前記正転耕耘部の左右両端部に配設し、側面視にお
いて、前記逆転耕耘部が、前記走行系の走行輪と前記正
転耕耘部との間に位置し、且つ前記逆転ロータリ耕耘爪
の回転軌跡円が、前記正転ロータリ耕耘爪の回転軌跡円
よりも下側に位置すると共に、前記逆転ロータリ耕耘爪
の回転軌跡円が、前記走行系の走行輪及び前記正転ロー
タリ耕耘爪の回転軌跡円の双方と重複するように前記両
ロータリ耕耘爪を配設したことを特徴とする。
【0006】
【作用】本発明によれば、ロータリ接地時には、逆転耕
耘部の耕うん反力で機体にブレーキ力が働いて機体のダ
ッシングが防止され、かつ、その逆転耕耘部による耕土
への喰い込みでウィリーが防止される一方、通常のロー
タリ耕うん時には、正転耕耘部と逆転耕耘部とにより耕
うん反力が互いに相殺されて軽減される。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照しながら
説明する。
【0008】図1は本発明に係るロータリ耕うん機の側
面図、図2は同上ロータリ耕うん機の平面図であり、図
中、1はフレーム、2は走行輪、3は逆転ロータリ部、
4は正転ロータリ部、5は耕深設定バーである。
【0009】フレーム1は、走行輪2、逆転ロータリ部
、正転ロータリ部4を夫々前後に軸支する各部分が伝
導ケースと一体となったワンボディ型をなす。
【0010】逆転ロータリ部3と正転ロータリ部4とを
軸支するフレーム部分6はフレーム本体の下面中央の後
方から斜前方にギアを内蔵するに必要な伝導ケース巾で
延び、該フレーム部分6の基端側に正転ロータリ部4の
ロータリ軸4aが、先端側に逆転ロータリ部3のロータ
リ軸3aが夫々軸支されている。
【0011】ロータリ軸3aには、貫通している前記フ
レーム部分6の内部に歯車7が、ロータリ軸4aには、
前記フレーム部分6の内部に歯車8が夫々固定され、こ
れら歯車7,8の中間には2つの中間歯車9,10が軸
支されて順次噛合い、前記各ロータリ軸3a,4aを正
逆反対に回転するようになっている。
【0012】また、ロータリ軸3aの両側部には、両側
の走行輪2の間に納まる範囲内に逆転爪3bが、ロータ
リ軸4aの両側部には、前記逆転爪3bの外側に位置す
るよう正転爪4bが夫々配設されている。正転爪4bは
任意本数選定して配列範囲を伸縮できるようになってい
る。
【0013】これら逆転爪3bと、正転爪4bとの各爪
外径は同径であるが、前記逆転爪3bが最初に接地する
よう逆転ロータリ部3が前方下方にオフセットされてい
る。
【0014】このような構成から、逆転ロータリ部3は
その逆転爪3bの回転軸跡円3cが、図1に示すよう
に、側面視において、走行2輪と重複し、かつ、正転爪
4bの回転軸跡円4cとも重複するコンパクトされたレ
イアウトになっている。なお、この実施例では、、逆転
爪3bの回転軸跡円3cが正転爪4bのそれより30cm
下方に位置するように設定されている。耕深設定バー5
は、フレーム1の後端に装着された抵抗棒タイプをな
し、上下に調整可能となっているが、尾輪11(図5)
に代えることもできる。
【0015】図1において、12はハンドル、13は主
クラッチレバー、14は走行クラッチレバー、15は耕
うんクラッチレバー、16は耕土である。
【0016】次に、上述した実施例の作用を説明する。
【0017】図1に示ように、圃場において、エンジン
を始動させ、主クラッチレバー13、走行クラッチレバ
ー14を入にセットした後、耕うんクラッチレバー15
を入に設定し、かつ、走行輪2の本軸2aを中心にハン
ドル12を下降させ運転を開始する。この際、先ずロー
タリ接地時には、図3に示すように、逆転するロータリ
3の耕うん反力は走行輪2により前進する機体のブレー
キとして作用するので、従来のように、図6に示す運転
開始時のダッシング(矢印イ)を防止し、また、前記逆
転するロータリ部3の喰い込みにより機体のウィリー
(矢印ロ)の発生を防止する。
【0018】続いて、通常のロータリ耕うんが行われる
時には、図4に示すように、正転するロータリ部4もが
耕土16に喰い込むが、逆転ロータリ部3はさらに深く
又は同一の深さで耕土16に喰い込んで逆転しているの
で、両ロータリ部3,4による耕うん反力は相殺され
る。従って、図7に示すように、従来の正転ロータリ部
4のみによる耕うん反力τ1に比べ、図4に示すように
この実施例のロータリ耕うん機で発生する耕うん反力τ
2は著しく軽減され、これに釣り合う機体の重量W2を従
来の機体重量W1(図7)より小さくして通常のロータ
リ耕うんが行われる。
【0019】
【発明の効果】以上述べたように、本発明は走行系とロ
ータリ耕耘系とが夫々独立した構造配置となっているロ
ータリ耕うん機において、前記ロータリ耕耘系を、逆転
方向に回転する逆転ロータリ耕耘爪を有する逆転耕耘部
と、正転方向に回転する正転ロータリ耕耘爪を有する正
転耕耘部とから構成し、側面視において、前記逆転ロー
タリ耕耘爪の回転軌跡円が、前記正転ロータリ耕耘爪の
回転軌跡円よりも下側に位置するようにしたので、ロー
タリ接地時には、逆転耕耘部の耕うん反力で機体にブレ
ーキ力が働いて機体のダッシングが防止され、かつ、そ
の逆転耕耘部による耕土への喰い込みでウィリーが防止
される一方、通常のロータリ耕うん時には、正転耕耘部
と逆転耕耘部とにより耕うん反力が互いに相殺されて軽
減されるから、その耕うん反力に釣り合う機体重量が軽
減され、ホィールウェイトやフロントウェイトを省略し
て機体の軽量化が図れる。
【0020】さらに、前記逆転ロータリ耕耘爪を前記走
行系の左右の走行輪の間隔内の耕うん巾の範囲内に配設
すると共に、前記正転ロータリ耕耘爪を、前記逆転ロー
タリ耕耘爪の外側において、前記正転耕耘部の左右両端
部に配設し、側面視において、前記逆転耕耘部が、前記
走行系の走行輪と前記正転耕耘部との間に位置し、且つ
前記逆転ロータリ耕耘爪の回転軌跡円が、前記走行系の
走行輪及び前記正転ロータリ耕耘爪の回転軌跡円の双方
と重複するように前記両ロータリ耕耘爪を配設したの
で、機体をコンパクトにして取扱いの容易なロータリ耕
うん機が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るロータリ耕うん機の側面図であ
る。
【図2】図1のII-II線断面図である。
【図3】同上ロータリ耕うん機の要部のロータリ接地時
における作用の説明図である。
【図4】同上ロータリ耕うん機の要部の通常ロータリ耕
うん時における作用の説明図である。
【図5】従来のロータリ耕うん機の側面図である。
【図6】同上従来のロータリ耕うん機の要部のロータリ
接地時における作用の説明図である。
【図7】同上従来のロータリ耕うん機の要部の通常ロー
タリ耕うん時における作用の説明図である。
【符号の説明】
1 フレーム 2 車輪 3 逆転ロータリ部 4 正転ロータリ部

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行系とロータリ耕耘系とが夫々独立し
    た構造配置となっているロータリ耕うん機において、前記ロータリ耕耘系を、逆転方向に回転する逆転ロータ
    リ耕耘爪を有する逆転耕耘部と、正転方向に回転する正
    転ロータリ耕耘爪を有する正転耕耘部とから構成し、 前記逆転ロータリ耕耘爪を前記走行系の左右の走行輪の
    間隔内の耕うん巾の範囲内に配設すると共に、前記正転
    ロータリ耕耘爪を、前記逆転ロータリ耕耘爪の外側にお
    いて、前記正転耕耘部の左右両端部に配設し、 側面視において、前記逆転耕耘部が、前記走行系の走行
    輪と前記正転耕耘部との間に位置し、且つ前記逆転ロー
    タリ耕耘爪の回転軌跡円が、前記正転ロータリ耕耘爪の
    回転軌跡円よりも下側に位置すると共に、前記逆転ロー
    タリ耕耘爪の回転軌跡円が、前記走行系の走行輪及び前
    記正転ロータリ耕耘爪の回転軌跡円の双方と重複するよ
    うに前記両ロータリ耕耘爪を配設したことを特徴とする
    ロータリ耕うん機。
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