JPH0130001Y2 - - Google Patents

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JPH0130001Y2
JPH0130001Y2 JP1980130580U JP13058080U JPH0130001Y2 JP H0130001 Y2 JPH0130001 Y2 JP H0130001Y2 JP 1980130580 U JP1980130580 U JP 1980130580U JP 13058080 U JP13058080 U JP 13058080U JP H0130001 Y2 JPH0130001 Y2 JP H0130001Y2
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JP
Japan
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rotor
shaft
cover frame
tractor body
shafts
Prior art date
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JP1980130580U
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JPS5754201U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は耕耘装置、更に具体的には緩かな円弧
を存して球面状に湾曲させて形成するローターを
強制駆動回転させることにより土壌の切削、反転
を行なう様に設けられる耕耘装置の改良に関する
ものであつて、機体の直進性が得られる様にする
ことをその目的とするものである。
従来土壌を耕耘する方法の一つとして、緩かな
円弧を存して球面状に湾曲形成するデイスクを強
制的に回転させ、同デイスクの強制回転により耕
耘作用を得る方法、更に具体的には適宜のギヤン
グ角を存してトラクタの両幅方向に亘つて横架す
る回転軸に沿つて複数枚のデイスクを一定間隔毎
に軸架し、同デイスクを強制回転させることによ
り土壌を切削、反転させる方法が提案されている
(例えば英国特許第934865号)のであるが、上記
耕耘方法にあつては各デイスクが機体の進行方向
中心線に対して一定の傾斜角(ギヤング角)を有
する状態にて回転駆動することにより各デイスク
に対して側圧がかかる点に問題点を有する。即
ち、回転軸に対してその凹面が進行方向に開放す
る状態にて軸架される各デイスクは、土壌の切
削、反転によつて生ずる反力を凹面に全面的に受
け止めてしまうことにより、トラクタ機体のハン
ドル操作が困難となることに加えて直進性が失わ
れ、トラクタ機体に横振れが生じ、遂にはギヤン
グ角がかわつてしまうことに起因してデイスクに
よる切削、反転作用が得られなくなつてしまうと
いう不具合を生ずることとなる。
そしてこの様な不具合を解消する方法として
は、デイスクを取付ける回転軸の後方寄りの一端
に同回転軸の支持輪を兼ねてリヤホイールを取付
け、同リヤホイールを耕土中に喰い込ませること
によつて側圧を受ける様に設けられているのであ
るが、耕土が軟弱である場合においては同リヤホ
イールを充分に機能させることが出来ない点に問
題点を有する。
本考案は上記の様な問題点を解決するためにそ
の改善を試みたものであつて、ローターを軸架す
る回転軸を左右一対の回転軸に分割させて設け、
両回転軸を機体の中央部に一端を存して斜め後方
外方に向けて延在する如くハ字型に配列させると
ともに、両回転軸に対して各ローターをその凹面
が機体の内側に向く如く軸架させることによつ
て、各ローターにかかる側圧を機体の左右におい
てバランスさせることが出来る様にすると共に、
カバーフレームを逆ハ字状に形成するとともに、
同カバーフレームの中間部にギヤボツクスを上下
方向に延在させて設けることによつて構造が簡単
で、且つ耕耘作業能力に優れた耕耘装置を得るこ
とが出来る様にしたことをその特徴とするもので
ある。
以下に本考案の具体的な実施例を例示の図面に
ついて説明する。
図面に於いて1は四輪のトラクタ機体、2は同
トラクタ機体1の後部に油圧機構(図示省略)を
介して昇降自在に連結する三点リンクヒツチ、3
は同じくトラクタ機体1の後部より後方向に向け
て突設されるPTO軸を示す。
三点リンクヒツチ2にはカバーフレーム4をそ
の左右両端部が斜め後方向に向けて張り出す状態
にて連結させるとともに同カバーフレーム4の中
間位置には一対のベベルギヤ5,5′を内蔵する
ギヤボツクス6を固着させる様に成す。そして両
ベベルギヤ5,5′の内、一方のベベルギヤ5を
支承する伝動軸7は前記PTO軸3に連結させる
一方、他方のベベルギヤ5′を支承する伝動軸
7′にはスプロケツト8を軸架させる様に成す。
9はギヤボツクス6の底部より下向きに突設さ
れるチエンケースであつて、同チエンケース9の
下端部には伝動軸10を架設させるとともに同伝
動軸10には上記スプロケツト8と相対応させて
スプロケツト8′を軸架させる様に成す。そして
両スプロケツト8,8′間にはチエン11を張架
させる様に成す。
12,12はその一端をユニバーサルジヨイン
ト12′,12′を介して上記伝動軸7′の両端部
に連結する回転軸であつて、両回転軸12,12
は夫々若干の傾斜角を存して斜め後方向に向けて
延出させて、もう一方の端部を前記カバーフレー
ム4の両端部に支承させる様に成す。13,13
…は丁度球体の一部を切欠いた如く円弧状の湾曲
面を存して略皿板状に形成したローターであつ
て、同ローター13…を上記回転軸12,12に
対して一定間隔毎に軸架させる様に成す。更に詳
しくは、各ローター13…は両回転軸12,12
に対してその凹面が機体の中央部側に向く如く軸
架させる様に成す。
次にその作用について説明する。
トラクタ機体1に搭載されるエンジン(図示省
略)を始動させて、その動力をPTO軸3に伝え
る事により、回転軸12を介して各ローター13
が回転駆動する状態が得られるのである。
第1図は本考案に係る耕耘装置の作業状態、即
ちローター13が回転駆動する状態に於いて、三
点リンクヒツチ2の下降作用を介してローター1
3を作業位置迄降下させる一方、エンジンの動力
をトラクタ機体1の後車輪に伝えて、同トラクタ
機体1をローター13の回転速度よりも遅い速度
にて走行させている状態を示す図面である。
しかして上記作用状態にて示す様にローター1
3の回転速度よりも遅い速度にてトラクタ機体1
を走行させる事によりローター13が土〓に対し
てスリツプ回転する作用を介して土〓の切削作用
が得られるとともに、この様にして切削された土
壌に対してはローター13の円弧状湾曲面を介し
て反転する作用が連続的に得られるのである。そ
してこの様にローター13の回転作用を介して土
壌の切削作用と切削土壌に対する反転作用が連続
的に得られる事により、第1図に示す様な耕耘状
態を得る事が出来るのである。そしてこの様に土
壌の切削作用と反転作用が得られることにより、
土壌抵抗が各ローター13にはその凹面に対して
側圧としてかかることとなるのであるが、両回転
軸12,12はハ字型に配列させて設けられ、且
つ各ローター13はその凹面が夫々内側に向く如
く軸架されていることにより、各ローター13に
かかる側圧は機体の左右においてバランスさせる
ことが出来る。即ち、トラクタ機体に横振れを生
ずることなく走行させることが出来る。
本考案は以上の様に構成されるものであつて、
上記の様にローターの回転軸を左右に分割させて
設け、両回転軸を機体の中央部に一端を存して斜
め後方外方に向けて延出する如くハ字型に配列さ
せて設け、且つ両回転軸には各ローターをその凹
面が内側に向く如く軸架させて、各ローターにか
かる側圧が機体の左右においてバランスする様に
したことにより、トラクタ機体に直進性と安定性
を得ることが出来るに至つた。
そしてこの様にトラクタ機体に直進性と安定性
が得られることにより、各ローターの取付け角を
一定の状態に保持することが出来るに至つた。そ
して又、カバーフレームをその両端部が斜め後方
外方に向けて延出する如く逆ハ字状に形成すると
ともに、同カバーフレームの中間部にはギヤボツ
クスを上下方向に延在させて垂設し、ローターを
軸架する左右一対の回転軸を同ギヤボツクスの下
端部とカバーフレームの両端部間に亘つて横架さ
せる様にしたことにより、その構造を著しく簡単
化させることが出来ると共に、耕耘装置の前後長
さを短かくすることが出来るに至つた。換言すれ
ば、トラクタ機体の後端部との間に無駄なスペー
スを生ずることなくローターを取付けることが可
能となり、これにより旋回時における未耕地(残
耕部分)を少くすることが出来ることに加えて、
三点リンクヒツチによるリフト能力を向上させる
ことが出来るに至つた。即ちその作業性能を著し
く向上させることが出来るに至つた。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る耕耘装置を具備するトラ
クタ機体の作業状態を示す斜視図、第2図は耕耘
装置の拡大斜視図、第3図は同平面図、第4図は
ギヤボツクス及びチエンケース部分の側断面図で
ある。 1……トラクタ機体、2……三点リンクヒツ
チ、3……PTO軸、4……カバーフレーム、5,
5′……ベベルギヤ、6……ギヤボツクス、7,
7′……伝動軸、8,8′……スプロケツト、9…
…チエンケース、10……伝動軸、11……チエ
ン、12……回転軸、12′……ユニバーサルジ
ヨイント、13……ローター。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. トラクタ機体の後方位置にカバーフレームをそ
    の左右両端部が斜め後方外方に向けて延出する如
    く取付け、同カバーフレームの中間位置にはトラ
    クタ機体より突設するPTO軸と対向させてギヤ
    ボツクスを下向きに垂設し、同ギヤボツクスの下
    端部と上記カバーフレームの両端部間には左右一
    対の回転軸を上記PTO軸と連動して強制駆動さ
    せることが可能で、且つ適宜の傾斜角を存して斜
    め後方外方に向けて延在する如く軸架させ、両回
    転軸には緩かな曲面を存して円弧状に湾曲形成す
    る適数枚のローターを、その凹面が内側に向く如
    く一定間隔毎に軸架させて成る耕耘装置。
JP1980130580U 1980-09-12 1980-09-12 Expired JPH0130001Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1980130580U JPH0130001Y2 (ja) 1980-09-12 1980-09-12

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1980130580U JPH0130001Y2 (ja) 1980-09-12 1980-09-12

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5754201U JPS5754201U (ja) 1982-03-30
JPH0130001Y2 true JPH0130001Y2 (ja) 1989-09-13

Family

ID=29490892

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1980130580U Expired JPH0130001Y2 (ja) 1980-09-12 1980-09-12

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Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59135802A (ja) * 1982-12-29 1984-08-04 株式会社 東洋社 耕耘装置
JPS59224601A (ja) * 1983-05-31 1984-12-17 小橋工業株式会社 デイスク型ロ−タリ耕耘機
JPS6079903U (ja) * 1983-11-07 1985-06-03 松山株式会社 ロ−タリ耕耘装置
JPS60194905U (ja) * 1984-06-06 1985-12-25 松山株式会社 ロ−タリ耕耘装置

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB305986A (en) * 1928-02-14 1930-04-10 Leon Dufour Improvements in rotary ploughs

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6314561Y2 (ja) * 1978-04-26 1988-04-23

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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GB305986A (en) * 1928-02-14 1930-04-10 Leon Dufour Improvements in rotary ploughs

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JPS5754201U (ja) 1982-03-30

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