JP3274119B2 - 車軸作業機のダッシュ抑止装置 - Google Patents

車軸作業機のダッシュ抑止装置

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洋平 金尾
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、走行車軸に装着する
回転作業具によって機体を推進しながら対地作業する車
軸作業機のダッシュ抑止装置に関する。
【0002】
【従来の技術】車軸作業機は、小型で軽量であることか
ら、走行作用も兼ねる回転作業具の作動によって機体が
ダッシュされる傾向があるので、一般的には、機体の後
尾部に抵抗棒を取付け、その抵抗作用でもって機体のダ
ッシュを抑止しながら走行作業している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】機体の後尾部に装着す
る抵抗棒でもって機体のダッシュを抑止する従来の手段
は、構造簡略な利点はあるけれども、操縦者が人為的に
抵抗棒を圃場に押し付ける所作をすることによって付与
抵抗を加減しなければならないから、付与抵抗力の加減
具合が難しく、また、操縦者の負担も大きい上に、抵抗
棒が作業後の圃場を進み、さらに、その抵抗棒に草藁な
どが絡むために、作業の仕上がり状態が著しく不整にな
るといった問題が生じていた。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記問題点を
解消することを目的として成されたもので、ミッション
ケ−ス(2)の下部に横設する走行車軸(10)に回転作業
具(A)を装着し、その回転作業具(A)によって機体を推
進しながら対地作業する車軸作業機において、前記走行
車軸(10)を中心孔に挿通してミッションケ−ス(2)に
固装する基体(14)とこの基体(14)に対し回転自在
で、かつ、走行車軸(10)に回転自在に外挿して走行車
軸(10)に軸受支持される外蓋体(15)とで形成するケ
−シングをミッションケ−ス(2)の横脇部に配設し、こ
のケ−シング内に走行車軸(10)とは逆方向の回転動力
を前記外蓋体(15)に伝動する逆転伝動機構を収容し、
該逆転伝動機構の出力部(20)が、前記外蓋体(15)を
走行車軸(10)に回転自在に支持する軸受支持部に隣接
位置して該部から外蓋体(15)に動力伝達するようにな
し、前記軸受支持部の外周外方に対応位置する外蓋体
(15)の部分に、抑止用耕耘爪(16)を取付けた車軸作
業機のダッシュ抑止装置にしている。また、上記構成の
ダッシュ抑止装置において、ダッシュ抑止用耕耘爪(1
6)を取外した外蓋体(15)の外方を、ミッションケ−
ス(2)側に着脱自在のカバ−(22)で被包するようにし
ている。
【0005】
【実施例】次に、本発明の実施例について図面を参照し
て説明するが、図1は本発明による車軸作業機の側面
図、図2は同じく車軸作業機の正面図、図3は要部の伝
動断面図である。
【0006】図1〜図3において、(1)はエンジン、
(2)はミッションケ−ス、(3)はフェンダ、(4)は操縦
ハンドル、(5)はバンパ−、(6)は後部ヒッチであり、
これらによって車軸作業機の機体が構成されている。ま
た、(7)はスロットルレバ−、(8)はクラッチレバ−で
ある。
【0007】エンジン(1)は、ミッションケ−ス(2)の
上部に直装され、その出力部がメインクラッチ(遠心ク
ラッチ等)を介してミッションケ−ス(2)に収容する走
行伝動機構(9)に連動連結されており、走行伝動機構
(9)は、ミッションケ−ス(2)の下部に水平横向きに軸
受装設されている走行車軸(10)を回転駆動するように
なっている。
【0008】走行車軸(10)は、ミッションケ−ス(2)
から左右に突出して設けられ、その突出部に回転作業具
(A)が着脱自在に取付けられ、該回転作業具(A)によっ
て機体を推進しながら対地作業が行われるのであるが、
図示された回転作業具(A)は走行車軸(10)に嵌装楔着
する筒軸(11)の外周に適宜形状の耕耘爪(12)群を配
置し、且つ、筒軸(11)の外端部に作業深度設定用のゲ
−ジホイル(13)を設けて構成されている。
【0009】しかして、回転作業具(A)によって機体を
推進しつつ対地作業が行われる場合には、回転作業具
(A)の作動により機体がダッシュする傾向を生じるの
で、その機体のダッシュを抑止するために、本発明にあ
っては、回転作業具(A)に対して反対方向に回転駆動さ
れるダッシュ抑止具(B)が設けられているのであって、
その具体的例が図3に示されている。
【0010】図3において、ダッシュ抑止具(B)は、走
行車軸(10)を中心孔に挿通してミッションケ−ス(2)
の横脇部に固装される基体(14)と、基体(14)の外側
に対向位置して走行車軸(10)に自由回転状態に軸受支
持される外蓋体(15)と、基体(14)および外蓋体(1
5)によって形成されるケ−シングの内部に収容組成さ
れる逆転駆動機構と、前記外蓋体(15)の外周に取り付
けられるダッシュ抑止用耕耘爪(16)とで構成されてい
る。
【0011】前記逆転駆動機構は、図3にみられるよう
、走行車軸(10)に固定される駆動ギヤ(17)と、そ
れに噛合するアイドルギヤ(18)と、アイドルギヤ(1
8)に噛合する中間ギヤ(19)と、中間ギヤ(19)に噛
合して走行車軸(10)に遊転支持される最終ギヤ(20)
とで構成され、その逆転駆動機構の出力部、つまり、前
最終ギヤ(20)が、前記外蓋体(15)を走行車軸(1
0)に回転自在に支持する軸受支持部に隣接して位置
し、外蓋体(15)側に対応形設されている受動ギヤ(2
1)に噛合されて、外蓋体(15)および該体(15)に装
着されているダッシュ抑止用耕耘爪(16)を、走行車軸
(10)に取付けた回転作業具(A)の耕耘爪(12)に対し
て反対方向に回転駆動するものとなっている。なお、前
記耕耘爪(12)は、図3にみられるように、前記軸受支
持部の外周外方に対応位置する外蓋体(15)の部分に着
脱自在に取付けられる
【0012】なお、回転作業具(A)とダッシュ抑止具
(B)とは、回転作業具(A)による機体推進力をダッシュ
抑止具(B)による推進阻止力よりも大に設定して、ダッ
シュ抑止具(B)でもって機体のダッシュを抑止しながら
回転作業具(A)によって適正に機体が推進されるような
関係にして設けられるのであり、具体的には、回転作業
具(A)の作業幅をダッシュ抑止具の作業幅より大きくす
る、回転作業具(A)の耕耘爪(12)とダッシュ抑止具
(B)の耕耘爪(16)の形状を異ならせる、あるいは回転
作業具(A)に対してダッシュ抑止具(B)の回転を遅く設
定するなどの適宜手段によって回転作業具(A)による機
体推進力>ダッシュ抑止具(B)による推進抑止力の関係
を現出するものである。
【0013】また、実施例に示した車軸作業機は、走行
車軸への伝動系にサイドクラッチを有しないタイプのも
のとなっているが、本発明は、走行車軸への伝動系にサ
イドクラッチを有するタイプの車軸型作業機に適用でき
ることは当然であり、さらに走行車軸への伝動系が前後
進切り換え可能に構成されるものにも適用できるのであ
って、その場合には、回転作業具およびダッシュ抑止具
(B)に装着する耕耘爪(12)(16)を正逆転両用のもの
にすればよい。
【0014】また、図示の実施例においては、回転作業
具(A)とダッシュ抑止具(B)が共に水平軸芯周りを回転
するように構成しているが、場合によっては、ダッシュ
抑止具(B)の方を、水平軸芯に対して一定角度下方に傾
けて支承し、そのダッシュ抑止具(B)に取り付けられた
ダッシュ抑止用の耕耘爪(16)が、ミッションケ−ス
(2)の直下部分の土壌に打ち込まれて残耕処理をも行う
ようにもできる。
【0015】図3中の(22)は、ダッシュ抑止具(B)の
外方を被包するようにミッションケ−ス(2)側に装着す
ることができる着脱自在のカバ−であり、このカバ−
(22)は、回転作業具(A)を取り外した走行車軸(10)
に走行車輪(図示省略)を装備して路上走行するときな
どに、耕耘爪(16)を取り外したダッシュ抑止具(B)の
外方を覆うものである。
【0016】
【発明の効果】本発明による車軸作業機にあっては、走
行車軸(10)に装着された回転作業具(A)で対地作業を
行いつつ機体が推進される際に、回転作業具(A)に対し
て反対方向に回転駆動されるダッシュ抑止具用耕耘爪
(16)が、回転作業具(A)の作動により機体がダッシュ
されようとするのを適正に抑止するので、小型軽量な車
軸型作業機であるにも拘らず機体ダッシュのない良好な
対地作業が行われ、抵抗棒によらないため、操縦者が人
為的に抵抗棒を圃場に押し付ける調整所作が不要になっ
て操縦者負担が軽減され、また、抵抗棒が作業後の圃場
進みその抵抗棒に草藁などが絡むようなことがないか
仕上がり状態良好に対地作業できるそして、本発明
においては、逆転伝動機構を収容するケ−シングを、ミ
ッションケ−ス(2)に固装する基体(14)と基体(14)
に対して回転自在な外蓋体(15)とで形成して、ケ−シ
ングの外蓋体(15)を走行車軸(10)に軸受支持させ、
この軸受支持部に隣接する部位に前記逆転伝動機構の出
力部(20)が位置して同出力部(20)から外蓋体(15)
に動力伝達するようになし、前記軸受支持部の外周外方
に対応位置する外蓋体(15)の部分に、抑止用耕耘爪
(16)を取付けているので、外蓋体(15)が走行車軸
(10)に確りと支えられた状態のもとで逆転伝動機構か
ら外蓋体(15)への動力伝達が的確に行われ、抑止用耕
耘爪(16)の耕耘反力を確りと受け止める堅牢性の高い
ものとなった。また、ダッシュ抑止用耕耘爪(16)を取
外した外蓋体(15)の外方をミッションケ−ス(2)側に
着脱自在のカバ−(22)で被包するようにしたことによ
り、回転するダッシュ抑止装置を備えながら、路上走行
時などにも何ら支障を生ずることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による車軸作業機の側面図である。
【図2】本発明による車軸作業機の正面図である。
【図3】要部の伝動断面図である。
【符号の説明】
A 回転作業具 B ダッシュ抑止具 2 ミッションケ−ス 10 走行車軸 14 基体 15 外蓋体 16 ダッシュ抑止用耕耘爪 22 カバ−

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ミッションケ−ス(2)の下部に横設する
    走行車軸(10)に回転作業具(A)を装着し、その回転作
    業具(A)によって機体を推進しながら対地作業する車軸
    作業機において、前記走行車軸(10)を中心孔に挿通し
    てミッションケ−ス(2)に固装する基体(14)とこの基
    体(14)に対し回転自在で、かつ、走行車軸(10)に回
    転自在に外挿して走行車軸(10)に軸受支持される外蓋
    体(15)とで形成するケ−シングをミッションケ−ス
    (2)の横脇部に配設し、このケ−シング内に走行車軸
    (10)とは逆方向の回転動力を前記外蓋体(15)に伝動
    する逆転伝動機構を収容し、該逆転伝動機構の出力部
    (20)が、前記外蓋体(15)を走行車軸(10)に回転自
    在に支持する軸受支持部に隣接位置して該部から外蓋体
    (15)に動力伝達するようになし、前記軸受支持部の外
    周外方に対応位置する外蓋体(15)の部分に、抑止用耕
    耘爪(16)を取付けてあることを特徴とする車軸作業機
    のダッシュ抑止装置。
  2. 【請求項2】 ミッションケ−ス(2)の下部に横設する
    走行車軸(10)に回転作業具(A)を装着し、その回転作
    業具(A)によって機体を推進しながら対地作業する車軸
    作業機であって、前記走行車軸(10)を中心孔に挿通し
    てミッションケ−ス(2)に固装する基体(14)とこの基
    体(14)に対し回転自在で、かつ、走行車軸(10)に回
    転自在に外挿して走行車軸(10)に軸受支持される外蓋
    体(15)とで形成するケ−シングをミッションケ−ス
    (2)の横脇部に配設し、このケ−シング内に走行車軸
    (10)とは逆方向の回転動力を前記外蓋体(15)に伝動
    する逆転伝動機構を収容し、該逆転伝動機構の出力部
    (20)が、前記外蓋体(15)を走行車軸(10)に回転自
    在に支持する軸受支持部に隣接位置して該部から外蓋体
    (15)に動力伝達するようになし、前記軸受支持部の外
    周外方に対応位置する外蓋体(15)の部分に、抑止用耕
    耘爪(16)を取付けたものにおいて、前記ダッシュ抑止
    用耕耘爪(16)を取外した外蓋体(15)の外方を、ミッ
    ションケ−ス(2)側に着脱自在のカバ−(22)で被包す
    るようにしてあることを特徴とする車軸作業機のダッシ
    ュ抑止装置。
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