JP3140372B2 - 発泡樹脂成形装置 - Google Patents

発泡樹脂成形装置

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JP3140372B2 JP08171662A JP17166296A JP3140372B2 JP 3140372 B2 JP3140372 B2 JP 3140372B2 JP 08171662 A JP08171662 A JP 08171662A JP 17166296 A JP17166296 A JP 17166296A JP 3140372 B2 JP3140372 B2 JP 3140372B2
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隆夫 羽根
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、発泡スチロール樹
脂成形品のトレイや箱などの製品を成形するための成形
金型を用いた発泡樹脂成形装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、発泡スチロール成形品の製造に
は、成形金型を用いビーズを成形金型内キャビティに充
填してから蒸気を注入して加熱成形したのち冷却し、金
型を開けて離型後に乾燥することが普通である。この従
来の発泡成形装置では、成形金型のインナー型が移動側
フレームと固定フレームとに備えられ、該両成形金型の
脱着を行って取付け取外し或いは成形金型の設定時には
金型の形状厚みなどを考慮して成形作業前に人手によっ
て成形金型取付け作業を行ってから製造工程に入るもの
であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来の成形
作業においては数百もの多数のインナー型は、それぞれ
専用のフレームに取り付け人手によって成形金型の設定
位置を調整しなければならず煩雑で手間がかかり、しか
もインナー型のみを各機種の成形機に共用できないため
経済的負担が大きくなって問題があり、また型組付け作
業に時間が掛かって作業性も遅れるなど満足できるもの
ではなかった。本発明では、これら従来の欠点を適確に
排除しようとするもので、異種成形機でもインナー型の
共用ができて成形金型の脱着作業を大幅に短縮化でき、
取扱も容易で安全性の高い発泡成形装置を構成簡単で安
価でコンパクトな形態で提供しようとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、バックプレー
トを備えたフレームにフランジ部のあるインナー型を着
脱自在に嵌着したキャビティ側金型とコア側金型とを移
動側金型と固定側金型として対向配備した発泡樹脂成形
装置において、前記フレームに、インナー型の外周囲の
フランジ部を嵌着する段付周縁のある嵌合部を設け、該
段付周縁に連続しキャビティ側インナー型の複数の凹部
外周部を嵌入する支承枠部を設けることにより、前記フ
レームの嵌合部と支承枠部に凹部を複数備えた異種のキ
ャビティ側インナー型を着脱自在に嵌着できるように構
成し、前記バックプレートに設けたサポートにより前記
キャビティ側およびコア側インナー型を支持するように
したものである。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態では、キャビ
ティ側金型及びコア側金型がフレームに備えられる嵌合
部にインナー型を嵌着セットして用い、インナー型内の
キャビティへ原料(ビーズ)が充填され加熱されると、
蒸気圧とビーズの発泡ガス圧によって成形製品となる
が、成形金型の開閉操作を調整すると共に、成形金型の
開閉作業を理想的条件下で最適に行って発泡樹脂成形品
の製造を安全で能率よく行うことができる。そして、成
形金型ではインナー型を共用して容易に切替使用される
ので成形金型の交換設定作業が能率よく安全に行うこと
が可能である。
【0006】本発明の実施例を図1〜図9の例で説明す
ると、移動側金型と固定側金型としてバックプレート
3,13を備えたフレーム1,11にインナー型2,1
2を着脱自在に嵌着したキャビティ側金型4とコア側金
型14とを対向配備した発泡樹脂成形装置であって、前
記フレーム1,11にインナー型2,12を嵌着する共
用した寸法の段付周縁のある嵌合部5,15と、該嵌合
部5,15に連続し、インナー型2,12の凹部6,1
6を嵌入する支承枠部7,17とを設けると共に、前記
嵌合部5,15と支承枠部7,17とを異種のインナー
型と共用する形態に構成した発泡樹脂成形装置としてあ
る。
【0007】前記フレーム1,11としては、インナー
型2,12を支持するサポート8,18をそれぞれ複数
突設したバックプレート3,13を備えているもので、
前記固定側フレーム11はビーズ投入器20を保持する
投入器取付部19を設けたバックプレート13を備えて
いるものを用いるのがよく、各フレーム1,11にスチ
ーム・冷却水供給口21,22とドレーン排出口23,
24とを有し、バックプレート3,13を介して移動プ
レート25或いは固定プレート26に固着されている。
【0008】なお、キャビティ側金型としての前記イン
ナー型2は、外周囲に前記フレーム1の嵌合部5に嵌入
するフランジ部を備え、キャビティ凹部6を複数均等に
並列配備したものを用いるが、上下左右に配列(図5)
したり、周方向に配列(図8)してマルチタイプでもコ
ンパクト化できるように配慮してあって、いずれでも切
替えて各機種の成形機に使用できるようになっている。
また、インナー型2,12はアルミ、アルミ合金、銅、
銅合金、鉄、ステンレス等で構成される。
【0009】この成形機は、一例を示すと図9に示すよ
うに、原料供給機構28と、スチーム・冷却水供給機構
29とを備えたもので、キャビティ側金型とコア側金型
とを対設して両金型をパーティング面で開閉して操作す
るが、型閉時に原料の充填、加熱及び冷却を行って効率
よく発泡樹脂成形品を生産し、製品は取出積載装置30
で系外に搬出処理される。
【0010】そしてこの成形機としては同一系統で各機
種あるが、前記フレーム1,11を使用しているため、
中型となるインナー型2,12を共用でき、別機種の成
形機に切替えセットして成形することが容易に可能とな
る。
【0011】
【発明の効果】本発明は、バックプレートを備えたフレ
ームにフランジ部のあるインナー型を着脱自在に嵌着し
たキャビティ側金型とコア側金型とを移動側金型と固定
側金型として対向配備した発泡樹脂成形装置において、
前記フレームに、インナー型の外周囲のフランジ部を嵌
着する段付周縁のある嵌合部を設け、該段付周縁に連続
しキャビティ側インナー型の複数の凹部外周部を嵌入す
る支承枠部を設けることにより、前記フレームの嵌合部
と支承枠部に凹部を複数備えた異種のキャビティ側イン
ナー型を着脱自在に嵌着できるように構成し、前記バッ
クプレートに設けたサポートにより前記キャビティ側お
よびコア側インナー型を支持するようにしたことによ
り、異種成形機でもインナー型の共用ができて成形金型
の脱着作業を大幅に短縮化でき、取扱も容易で安全性の
高い発泡成形装置を構成簡単で安価でコンパクトな形態
とすることができ、しかも共用できるフレームであるた
め、金型の交換設定調整時間も大幅に短縮化でき、イン
ナー型の保持も確実で型組付け作業もらくであるほか、
経済的負担も少ないし取扱いも容易で安全性が高く、成
形準備作業が簡便化され成形金型の調整、信頼性も極め
て高く別機種への切替えに伴う作業工数も楽で迅速に行
うことができるし、構成が簡単で製作容易、安価となる
などの実用上の効果もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す縦断面図である。
【図2】図1の例の作動状態を示す縦断面図である。
【図3】図1の例の移動側フレームを示し、(a)はそ
の正面図、(b)は縦断面図、(c)はA−A線におけ
る縦断面図である。
【図4】図1の例の固定側フレームを示し、(a)はそ
の正面図、(b)はB−B線における縦断面図、(c)
はC−C線における縦断面図である。
【図5】図1の例のインナー型を示し、(a)はその正
面図、(b)は横断面図、(c)は縦断面図である。
【図6】他の実施例の移動側フレームを示し、(a)は
その正面図、(b)は中央横断面図、(c)はE−E線
における切断側面図である。
【図7】図6の例に対応する固定側フレームを示し、
(a)はその正面図、(b)はF−F線における切断平
面図、(c)は縦断面図である。
【図8】図6の例に用いられるインナー型を示し、
(a)はその正面図、(b)は切断側面図である。
【図9】本発明の一使用状態の全体側面図である。
【符号の説明】
1 移動側フレーム 2 インナー型 3 バックプレート 4 キャビティ側金型 5 嵌合部 6 凹部 7 支承枠部 8 サポート 11 固定側フレーム 12 インナー型 13 バックプレート 14 コア側金型 15 嵌合部 16 凹部 17 支承枠部 18 サポート 19 投入器取付部 20 投入器 21,22 スチーム・冷却水供給口 23,24 ドレーン排出口 25 移動プレート 26 固定プレート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B29C 44/00 - 44/60 B29C 67/20 B29C 33/30 - 33/32

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バックプレートを備えたフレームにフラ
    ンジ部のあるインナー型を着脱自在に嵌着したキャビテ
    ィ側金型とコア側金型とを移動側金型と固定側金型とし
    て対向配備した発泡樹脂成形装置において、前記フレー
    ムに、インナー型の外周囲のフランジ部を嵌着する段付
    周縁のある嵌合部を設け、該段付周縁に連続しキャビテ
    ィ側インナー型の複数の凹部外周部を嵌入する支承枠部
    を設けることにより、前記フレームの嵌合部と支承枠部
    に凹部を複数備えた異種のキャビティ側インナー型を着
    脱自在に嵌着できるように構成し、前記バックプレート
    に設けたサポートにより前記キャビティ側およびコア側
    インナー型を支持するようにしたことを特徴とする発泡
    樹脂成形装置。
JP08171662A 1996-06-12 1996-06-12 発泡樹脂成形装置 Expired - Lifetime JP3140372B2 (ja)

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JP6280978B1 (ja) * 2016-11-28 2018-02-14 株式会社山正製作所 成型装置、及び成型装置の中型交換方法

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