JPH10642A - 発泡樹脂成形装置 - Google Patents

発泡樹脂成形装置

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JPH10642A
JPH10642A JP8171662A JP17166296A JPH10642A JP H10642 A JPH10642 A JP H10642A JP 8171662 A JP8171662 A JP 8171662A JP 17166296 A JP17166296 A JP 17166296A JP H10642 A JPH10642 A JP H10642A
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resin molding
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 異種成形機でもインナー型の流用ができて、
成形金型の脱着作業をも大巾に短縮化させる。 【解決手段】 バックプレート3,13を備えたフレー
ム1,11にインナー型2,12を着脱自在に嵌着した
キャビティ側金型4とコア側金型14とを対向配備した
発泡樹脂成形装置であって、前記フレーム1,11にイ
ンナー型2,12を嵌着する共用した寸法の段付周縁の
ある嵌合部5,15と該嵌合部5,15に連続し、イン
ナー型2,12の凹部6,16を嵌入する支承枠部7,
17とを設けると共に、前記嵌合部5,16を異種のイ
ンナー型と流用する形態に構成したことで、異種成形機
でもインナー型の流用ができて成形金型の脱着作業を大
幅に短縮化でき、取扱も容易で安全性の高い発泡成形装
置を構成簡単で安価でコンパクトな形態とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、発泡スチロール樹
脂成形品のトレイや箱などの製品を成形するための成形
金型を用いた発泡樹脂成形装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、発泡スチロール成形品の製造に
は、成形金型を用いビーズを成形金型内キャビティに充
填してから蒸気を注入して加熱成形したのち冷却し、金
型を開けて離型後に乾燥することが普通である。この従
来の発泡成形装置では、成形金型のインナー型が移動側
フレームと固定フレームとに備えられ、該両成形金型の
脱着を行って取付け取外し或いは成形金型の設定時には
金型の形状厚みなどを考慮して成形作業前に人手によっ
て成形金型取付け作業を行ってから製造工程に入るもの
であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来の成形
作業においては数百もの多数のインナー型は、それぞれ
専用のフレームに取り付け人手によって成形金型の設定
位置を調整しなければならず煩雑で手間がかかり、しか
もインナー型のみを各機種の成形機に流用できないため
経済的負担が大きくなって問題があり、また型組付け作
業に時間が掛かって作業性も遅れるなど満足できるもの
ではなかった。本発明では、これら従来の欠点を適確に
排除しようとするもので、異種成形機でもインナー型の
流用ができて成形金型の脱着作業を大幅に短縮化でき、
取扱も容易で安全性の高い発泡成形装置を構成簡単で安
価でコンパクトな形態で提供しようとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、バックプレー
トを備えたフレームにインナー型を着脱自在に嵌着した
キャビティ側金型と、コア側金型とを移動側金型と固定
側金型として対向配備した発泡樹脂成形装置において、
前記フレームにインナー型を嵌着する段付周縁のある嵌
合部と、該嵌合部に連続しインナー型の凹部を嵌入する
支承枠部とを設けると共に、前記嵌合部を異種のインナ
ー型と流用する形態に構成したものである。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態では、キャビ
ティ側金型及びコア側金型がフレームに備えられる嵌合
部にインナー型を嵌着セットして用い、インナー型内の
キャビティへ原料(ビーズ)が充填され加熱されると蒸
気圧とビーズの発泡ガス圧によって成形製品となるが、
成形金型の開閉操作を調整すると共に、成形金型の開閉
作業を理想的条件下で最適に行い発泡樹脂成形品の製造
を安全で能率よく行うことができる。そして、成形金型
ではインナー型を流用して容易に切替使用されるので成
形金型の交換設定作業が能率よく安全に行うことが可能
である。
【0006】本発明の実施例を図1〜図9例で説明する
と、移動側金型と固定側金型としてバックプレート3,
13を備えたフレーム1,11にインナー型2,12を
着脱自在に嵌着したキャビティ側金型4とコア側金型1
4とを対向配備した発泡樹脂成形装置であって、前記フ
レーム1,11にインナー型2,12を嵌着する共用し
た寸法の段付周縁のある嵌合部5,15と該嵌合部5,
15に連続し、インナー型2,12の凹部6,16を嵌
入する支承枠部7,17とを設けると共に、前記嵌合部
5,16を異種のインナー型と流用する形態に構成した
発泡樹脂成形装置としてある。
【0007】前記フレーム1,11としては、インナー
型2,12を支持するサポート8,18をそれぞれ複数
突設したバックプレート3,13を備えているもので、
前記固定側フレーム11はビーズ投入器20を保持する
投入器取付部19を設けたバックプレート13を備えて
いるものを用いるのがよく、各フレーム1,11にスチ
ーム・冷却水供給口21,22とドレーン排出口23,
24とを有し、バックプレート3,13を介して移動プ
レート25或いは固定プレート26に固着されている。
【0008】なお、キャビティ側金型としての前記イン
ナー型2は、外周囲に前記フレームの嵌合部5に嵌入す
るフランジ部を備え、キャビティ凹部6を複数均等に並
列配備したものを用いるが、上下左右に配列(図5)し
たり、周方向に配列(図8)してマルチタイプでもコン
パクト化できるように配慮してあって、いずれでも切替
えて各機種の成形機27に使用できるようになってい
る。また、インナー型2,12はアルミ、アルミ合金、
銅、銅合金、鉄、ステンレス等で構成される。
【0009】この成形機27は、一例を示すと図9に示
すように、原料供給機構28と、スチーム・冷却水供給
機構29とを備えたもので、キャビティ側金型とコア側
金型とを対設して両金型をパーティング面で開閉して操
作するが、型閉時に原料の充填、加熱及び冷却を行って
効率よく発泡樹脂成形品を生産し、製品は取出積載装置
30で系外に搬出処理される。
【0010】そしてこの成形機27としては同一系統で
各機種あるが、前記フレーム1,11を使用しているた
め、中型となるインナー型2,12のみを流用でき、別
機種の成形機に切替えセットして成形することが容易に
可能となる。
【0011】
【発明の効果】本発明は、バックプレートを備えたフレ
ームにインナー型を着脱自在に嵌着したキャビティ側金
型と、コア側金型とを移動側金型と固定側金型として対
向配備した発泡樹脂成形装置において、前記フレームに
インナー型を嵌着する段付周縁のある嵌合部と、該嵌合
部に連続しインナー型の凹部を嵌入する支承枠部とを設
けると共に、前記嵌合部を異種のインナー型と流用する
形態に構成したことにより、異種成形機でもインナー型
の流用ができて成形金型の脱着作業を大幅に短縮化で
き、取扱も容易で安全性の高い発泡成形装置を構成簡単
で安価でコンパクトな形態とすることができ、しかも共
用できるフレームであるため、金型の交換設定調整時間
も大幅に短縮化でき、取扱いも容易で安全性が高く、成
形準備作業が簡便化され成形金型の調整、信頼性も極め
て高く別機種への切替えに伴う作業工数も楽で迅速に行
うことができるし、構成が簡単で製作容易、安価となる
などの実用上の効果もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す縦断面図である。
【図2】図1の例の作動状態を示す縦断面図である。
【図3】図1の例の移動側フレームを示し、(a)はそ
の正面図、(b)は縦断面図、(c)はA−A線におけ
る縦断面図である。
【図4】図1の例の固定側フレームを示し、(a)はそ
の正面図、(b)はB−B線における縦断面図、(c)
はC−C線における縦断面図である。
【図5】図1の例のインナー型を示し、(a)はその正
面図、(b)は縦断面図、(c)はD−D線における切
断側面図である。
【図6】他の実施例の移動側フレームを示し、(a)は
その正面図、(b)は中央横断面図、(c)はE−E線
における切断側面図である。
【図7】図6の例に対応する固定側フレームを示し、
(a)はその正面図、(b)はF−F線における切断平
面図、(c)は中央縦断面図である。
【図8】図6の例に用いられるインナー型を示し、
(a)はその正面図、(b)は切断側面図である。
【図9】本発明の一使用状態の側面図である。
【符号の説明】
1 移動側フレーム 2 インナー型 3 バックプレート 4 キャビティ側金型 5 嵌合部 6 凹部 7 支承枠部 8 サポート 11 固定側フレーム 12 インナー型 13 バックプレート 14 コア側金型 15 嵌合部 16 凹部 17 支承枠部 18 サポート 19 投入器取付部 20 投入器 21,22 スチーム・冷却水供給口 23,24 ドレーン排出口 25 移動プレート 26 固定プレート

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バックプレートを備えたフレームにイン
    ナー型を着脱自在に嵌着したキャビティ側金型と、コア
    側金型とを移動側金型と固定側金型として対向配備した
    発泡樹脂成形装置において、前記フレームにインナー型
    を嵌着する段付周縁のある嵌合部と、該嵌合部に連続し
    インナー型の凹部を嵌入する支承枠部とを設けると共
    に、前記嵌合部を異種のインナー型と流用する形態に構
    成したことを特徴とする発泡樹脂成形装置。
  2. 【請求項2】 前記フレームが、インナー型を支持する
    サポートを複数突設したバックプレートを備えている請
    求項1記載の発泡樹脂成形装置。
  3. 【請求項3】 前記固定側フレームが、ビーズ投入器を
    保持する投入器取付部を設けたバックプレートを備えて
    いる請求項1または2記載の発泡樹脂成形装置。
  4. 【請求項4】 前記フレームが、スチーム・冷却水供給
    口とドレーン排出口とを有し、バックプレートを介して
    移動プレート或いは固定プレートに固着されている請求
    項1,2または3記載の発泡樹脂成形装置。
  5. 【請求項5】 前記インナー型が、外周囲に前記フレー
    ムの嵌合部に嵌入するフランジ部を備え、キャビティ凹
    部を複数均等に並列配備した請求項2,3または4記載
    の発泡樹脂成形装置。
JP08171662A 1996-06-12 1996-06-12 発泡樹脂成形装置 Expired - Lifetime JP3140372B2 (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012040877A (ja) * 2010-08-12 2012-03-01 Dongshin Industry Inc キャビティとコア交換式の発泡フォーム成形金型
JP6280978B1 (ja) * 2016-11-28 2018-02-14 株式会社山正製作所 成型装置、及び成型装置の中型交換方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012040877A (ja) * 2010-08-12 2012-03-01 Dongshin Industry Inc キャビティとコア交換式の発泡フォーム成形金型
JP6280978B1 (ja) * 2016-11-28 2018-02-14 株式会社山正製作所 成型装置、及び成型装置の中型交換方法

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