JPH07256700A

JPH07256700A - 万能型金型

Info

Publication number: JPH07256700A
Application number: JP6288837A
Authority: JP
Inventors: Holdt John W Von; ダブリュー．ヴォンホールットジョン
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 1993-11-01
Filing date: 1994-10-28
Publication date: 1995-10-09
Also published as: CA2118369A1; ITMI942186A1; FR2711941A1; GB9421144D0; CN1106734A; GB2283936A; IT1271041B; US6171094B1; DE4438969A1; ITMI942186A0

Abstract

(57)【要約】【目的】側方安定性が改善され、同じ金型を各種の成
形プレスで使用できるような万能型の金型を得る。【構成】射出成形装置用の金型を構成するランナープ
レート２４に、複数のコーナーと、成形装置に設けられ
ている金型支持用のガイドピン３８が挿通する孔４０
と、少なくとも一対のアウトリガー支持手段４４とを設
け、該アウトリガー支持手段４４を、ランナープレート
の異なるコーナーに外側へ向けて斜めに延びるように位
置させて、着脱自在かつその取付位置を変更可能に取付
ける。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、容器、蓋などを射出成
形するための射出成形用金型に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】容器、蓋などの射出成形に使用される射
出成形用金型は、構造がかなり複雑であって、ホットラ
ンナー装置、突出装置、水冷及び／又は空冷装置、開閉
装置、及び金型張出し（アウトリガー）支持装置によっ
て構成されている。さらに、このような金型は、使用す
る成形プレスに適合するように特別に製作されている。
成形機又は成形プレスの大きさと容量はさまざまであ
り、通常は２００トンから７００トンの範囲にある。

【０００３】従来のこの種の金型は、一般にランナープ
レートを備えている。このランナープレートは、通常そ
の片側に金型キャビティを一つ備えているか、又は両側
に一対の金型キャビティを備えたプレートであって、前
記金型キャビティのスプルー（充填口）へ、溶融した成
形コンパウンドを供給する導管を備えている。また、ラ
ンナープレートは張出し（アウトリガー）手段によって
支持され、これは、従来の設計では、矩形のランナープ
レートの隅から矩形の一辺に平行な方向に延びるように
一体に取付けられている。これらのアウトリガーは、特
定の成形プレスのタイバー（控え棒）上に置かれるよう
設計されている。従来の技術では、アウトリガーは使用
する成形プレスの特定のタイバーに合うよう特別に設計
されていなくてはならない。これは各種の成形プレスで
容量と製造条件が異なり、そのためタイバーの間隔とサ
イズが異なっているからである。従って、通常の場合、
一つの金型を一つの成形プレスから設計の異なるもう一
つの成形プレスへ、たとえば容量の大きい成形プレスへ
切換えることは、実際的ではない。従来技術では、ラン
ナープレートのアウトリガーが、設計やサイズの異なる
成形プレスの、間隔の異なるタイバーに適合することは
あまりなかった。

【０００４】さらに、従来技術のランナープレートは、
一対のキャビティを背中合わせの位置に備えていて、金
型の開閉時に該金型を側面方向へのずれや傾き等を生じ
ないように支持するガイドピンを有するのが普通であ
る。通常は、１セットのガイドピンが金型コアプレート
上に固定された金型コアのうちの１個から延びていて、
金型コアプレートはまた成形プレスのプラテン（圧締
盤）に固定されている。この第一金型コアプレートから
のガイドピンは、金型を開いた位置でランナープレート
と係合するのに充分な長さは持っているが、それ以上に
はあまり長くなく、ランナープレートの周囲の孔を通し
て外側へ延びている。次に、前記ランナープレートの他
の側にあって、対応するキャビティと係合する別の金型
コアには、その金型コアプレートを通る別の１セットの
ガイドピンが設けられていて、これは全装置が開閉する
ときにランナープレートの周囲にある孔を通して延びる
に充分な長さではあるが、それよりもあまり長くはな
い。

【０００５】それ故に、前記従来の金型が開いた位置に
あるときは、ガイドピンは最大延び位置に近く、この場
合は主としてガイドピンの先端だけがランナープレート
の孔に入っている。金型がさらに大きく開くとガイドピ
ンはランナープレートから離れるだろうが、金型はそれ
以上開かないよう設計されている。しかしながら、この
ような構造では、金型が側面方向へのずれや傾き等を生
じ安くなって側方安定性に欠けるため、従来では、側方
安定性を増すためにアウトリガーを用いている。

【０００６】

【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、側方
安定性が改善され、且つ同じ金型を各種の成形プレスで
使用できるような、万能型の金型を提供することであ
る。たとえば、このような好ましい金型は、容量が１５
０トンから７００トンまでの各種の成形プレスで使用す
ることができ、これによって、従来では、ある容量又は
設計の１台のプレスから、容量又は設計の異なる別のプ
レスへ使用を切替える場合に、設計し直したアウトリガ
ーを有する金型を製作する必要があったが、本発明によ
ればそのような不都合をなくすことができる。さらに本
発明によれば、一つの実施例では、もしそう希望するな
ら、アウトリガーを完全に撤廃することができる。

【０００７】

【課題を解決するための手段及び作用】本発明では、ラ
ンナープレートを備えた射出成形用金型であって、前記
ランナープレートが、複数のコーナーと、成形装置にお
ける金型支持用のガイドピンが挿通する孔とを備えてな
る金型が提供される。前記金型におけるランナープレー
トには少なくとも一対のアウトリガー支持手段が設けら
れ、各アウトリガー支持手段はプレートの異なるコーナ
ーに取付けられ、プレートの斜め外方に向けて延びてい
る。このように、アウトリガー支持手段が斜め外方に延
びているため、アウトリガー支持手段はサイズの異なる
成形プレスのさまざまなタイバーと係合することがで
き、本発明におけるランナープレートを備えた金型を、
サイズ又は設計の異なる成形プレスに容易に取付けるこ
とができる。できれば、各アウトリガー支持手段にロー
ラーを設け、該ローラが成形プレスのタイバーに転がり
ながら接触して金型を支持するように構成するのが良
い。また、前記アウトリガー支持手段を着脱自在とする
と共に、その取付位置を変更可能として、同じアウトリ
ガー支持手段をランナープレートの異なった位置に適用
できるようにする。これによって例えば、ランナープレ
ートを、その長い横方向の面を垂直にするか、又は、そ
の長い横方向の面を水平にして、成形プレスのタイバー
上に配置することができる。通常、これはランナープレ
ートの各コーナーにおけるアウトリガー支持手段を取り
外し、又は置き換えることによって達成できる。前記各
アウトリガー支持手段には、例えばＴ字形の滑り突起が
あり、ランナープレートの少なくとも三つのコーナーに
は、アウトリガー支持手段の滑り突起を受け入れて保持
するためのスロットが形成されている。従って、一対の
アウトリガー支持手段は、各コーナーの間でランナープ
レート上の位置を変更することができ、例えば成形装置
に対するランナープレートの向きを垂直方向に、又は水
平方向に変えることができる。また、滑り突起はランナ
ープレートのスロット内で異なる位置をとることがで
き、アウトリガー支持手段を、異なる成形プレスの、異
なった位置にあるタイバーと係合するよう調節すること
ができる。アウトリガー支持手段をランナープレートの
スロット内の希望の位置に保持するには、止めねじなど
の手段を用いることができる。ランナープレートは広い
矩形状をしているが、通常は一対の相対向する側方突起
を備え、この側方突起にランナープレートの最も長い縁
部に近接する孔が形成されている。前記側方突起の孔は
ガイドピンを受け、ガイドピンは金型の開閉時にランナ
ープレートに対して摺動する。前記側方突起は、通常は
ランナープレートの最長縁部に沿って長さ１８〜３０イ
ンチであるが、ランナープレートの最長縁部の長さより
は短い。すなわち、本発明によるランナープレートは長
さが２８〜４０インチ、幅が１４〜２８インチであり、
この寸法は各種の成形プレスに適合する長さである。本
発明に従って製作された金型は、多くのこのようなプレ
スで互換的に使用することができる。また、本発明によ
る成形装置は、ランナープレートの対向面に設けられた
一対の金型キャビティと、成形時に前記金型キャビティ
のうちの一つと係合する一対の金型コアとを備えてい
る。また、前記金型とキャビティの閉位置と開位置との
間で成形装置を動かし、成形された製品を金型から取り
出す手段が設けられている。本発明によれば、少なくと
も第一金型コアによって保持されるガイドピンが孔を通
って金型キャビティ及び／又はランナープレートの両方
へと延びている。本発明によれば、従来技術の金型とは
異なり、前記ガイドピンが、金型が開位置にあるときは
金型の反対側にある別の金型コアを通って金型の全長に
かけて延びるに充分な長さを持っている。言い換えれ
ば、本発明の金型では、ガイドピンが従来技術のものよ
り約２倍長く、金型が開位置にあるとき一つの金型コア
からランナープレートの孔を通って延びるだけではな
く、両方の金型キャビティを通り、第一金型コアとは反
対側の金型の端部に位置する別の金型コアを通って充分
な距離だけ延び続ける。通常は、前記金型が開閉すると
きガイドピンは、すべて互いに平行に位置し、共通の金
型コアに固定されて同じ方向に延びている。しかし、希
望するなら、同様の長さを持った別々のピンを互いに対
面するように配置することもできる。前記ガイドピン
は、常に金型のすべての部品と係合してれらを確実に支
持するため、金型の側方安定性は大きく増大する。この
安定性の増大は本発明の改良によって大きくなり、望む
なら、ランナープレートのためのアウトリガー支持手段
を省略することもできる。できれば、本発明に用いられ
るランナープレートには、成形装置のタイバーとの係合
を保持するため、一対のアウトリガー支持手段を取外し
可能に取付けられる複数のスロットを設けることが好ま
しい。しかし、前記の長いガイドピンを使用するとき
は、多くの場合このような構成は不要である。

【０００８】

【実施例】図面には、本発明による多重キャビティ射出
成形用金型１０が示され、図１では金型は成形プレスに
取付けられ、プラテン１２及び１３と、成形プレスのタ
イバー１４が図示されている。図に示された金型１０と
成形プレスは、本書に別に明示のない限り、既知の一般
設計のものである。成形プレスのプラテン１３は静止プ
ラテンであり、一方、プラテン１２は金型の開位置と閉
位置の間で希望する距離だけ成形プレスによって動かす
ことができる。金型１０の各部分は、ラックピニオン機
構３６によって制御されて動く。

【０００９】プラテン１３は、第一金型コア１８が取付
けられた第一金型コアプレート１６を保持している。第
一金型キャビティ２０は分割線２２に沿って金型コア１
８に対して対面する位置にあり、第一金型キャビティ２
０はランナープレート２４の一面上に保持され、このラ
ンナープレートは従来技術によれば、コア１８とキャビ
ティ２０の間に形成された個々の成形室２５にそれぞれ
のスプルー（充填口）を通して溶融プラスチックを供給
する供給管を備えている（図５〜７）。あるいは、もっ
と大きい成形室２７をコア１８とキャビティ２０によっ
て形成することができる。

【００１０】ランナープレート２４の別の側には第二金
型キャビティ２６があり、これは第二金型コア２８と対
応している。金型コア２８は第二金型コアプレート３０
上に保持され、このプレート３０は成形プレスのプラテ
ン１２にボルトで固定されている。図５には、各金型コ
アユニット３２と金型キャビティユニット３４が示さ
れ、各ユニットは互いに嵌合してその間に一般慣行によ
る成形のための成形室２５を形成する。金型コアユニッ
ト３２と金型キャビティユニット３４は、望みに応じて
設計はさまざまである。従来通り、金型１０は従来型の
ラックピニオン機構３６によって支えられ、開閉動作が
制御されている。一対又は２対のこのような対向型ラッ
クピニオン機構３６が各金型に設けられている。

【００１１】本発明によれば、ガイドピン３８が設けら
れ、これは従来は金型コアプレート１６の孔に固定され
ているが、金型１０の全長にわたって延び、ランナープ
レート２４の孔４０を通り、また対向する金型コアプレ
ート３０の孔４２を通って延びている。矩形の側方突起
４１が矩形のランナープレート２４と一体に設けられ、
突起４１はランナープレートの最長縁部に沿って延び、
ガイドピン３８を受けるための孔４０を形成し、ガイド
ピンはこの孔を通って延びている。側方突起４１の長さ
はランナープレート２４の最長の矩形縁部に沿って２０
インチであり、ランナープレートの最長縁部は、実施例
では長さ約３０インチであり、そのもう一方の矩形縁部
は約１６インチである。

【００１２】ガイドピン３８は、図１と４に示すよう
に、金型が閉位置にあるときにもう一方の金型コアプレ
ート３０を越えて延びるに充分な長さである。本発明に
よれば、ガイドピン３８は、図５に示すように金型が開
位置にあるときも対向する金型コアプレート３０をこえ
て延びるに充分な長さのものである。これと反対に、従
来技術による金型では、ガイドピン３８は各金型コアプ
レート１６、３０から、ランナープレート２４をわずか
に越える距離まで延びる長さのものであり、従来技術の
ガイドピンは、対応する大きさの金型では本発明のガイ
ドピン３８の長さの約半分に過ぎない。本発明によれ
ば、金型の側方安定性が大きく改善され、希望するとき
は多くの成形条件でアウトリガー支持手段を撤廃でき
る。

【００１３】さらに本発明によれば、金型１０は少なく
とも一対のアウトリガー支持手段４４を備えており、こ
のようなアウトリガー支持手段４４が金型の各面に配置
されていて、図１，図６及び図７に示すように成形プレ
スのタイバー１４上に載っている。アウトリガー支持手
段４４を設けるときは、希望によっては、ここに図示し
たものではなく、従来の長さのガイドピンを金型に用い
てもよい。しかし、この両者は説明のために示すもので
ある。また望むなら両者をいっしょに用いてもよい。

【００１４】本発明によれば、アウトリガー支持手段４
４はランナープレート２４に対して斜めに位置したアウ
トリガー４６を備えている。このアウトリガー４６に
は、図３に示すようにＴ字形断面の突起４８が設けられ
ている。突起４８はランナープレート２４のＴ字スロッ
ト５０内に滑り込ませることができ、先端の尖った止め
ねじ５２によってスロット５０内の望みの位置に保持さ
れ、止めねじは突起の金属を貫通し係合してスロット５
０内に突起４８をしっかりと保持し、アウトリガー支持
手段４４は正確に位置決めされてタイバー１４上に配置
され、金型１０は成形プレス内の適切な位置に保持され
る。またローラー５４が各アウトリガー支持手段４４に
固定され、各ローラー５４はタイバー１４に当接し、タ
イバー１４がアウトリガー支持手段４４に対して相対的
に動くとき、摩擦による摩耗は大きく低下する。

【００１５】本発明によれば、図６に示すようにアウト
リガー支持手段４４はその突起４８をランナープレート
２４のスロット５０に取付けて配置することができ、こ
れによってランナープレートと金型の残りの部分を成形
プレス内で水平方向に配置することができる。図中の複
数のタイバー１４ａ〜１４ｅは、市販されている各種の
成形プレスのタイバーのさまざまな位置を示している。
アウトリガー支持手段４４はそれらのいずれとも、また
すべてと係合し、金型１０はこれらの成形プレスのすべ
てで使用できる。アウトリガー支持手段４４は任意の時
点で選んだ成形プレスの特定のタイバーに関して最良適
合関係となるよう、図６で見て内側又は外側に水平方向
に摺動させることができ、先の尖った止めねじ５２によ
って定位置に固定する。ランナープレート２４を備えた
金型１０を別の機械に使用したいときには、アウトリガ
ー支持手段４４を止めねじ５２をゆるめることによって
水平方向に調節し、次に新しい成形プレスの別の位置に
ある別のタイバーに係合するよう、調節し、締めなお
す。

【００１６】図７に移って、ランナープレート２４を備
えた金型１０を成形プレスに垂直位置に設置して使用し
たいときには、アウトリガー支持手段４４を動かしてＴ
字形スロット５０ａに入れ、同じアウトリガー支持手段
４４が新しい形態をとり、金型が成形プレス内で垂直位
置となるようにする。この場合にも、各種成形プレスの
それぞれのタイバー１４ａ〜１４ｅはローラー５４に係
合することができ、各部材の間で摺動が行われるとき、
金型をタイバーにしっかりと、また摩擦をできるだけ抑
えて保持できる。以前と同様に、アウトリガー支持手段
４４は各スロット内のその位置で調節することができ、
成形プレスのタイバーやその他の部分に対して金型の位
置を調節することができる。

【００１７】このようにして、各種の市販成形プレスで
簡単に調節して作動できるような金型が提供され、特定
の成形操作で、より大きい圧力を用いようとするときに
は、従来型の金型で必要であったように金型を大きく改
造することなしに、操作を容易に達成することができ
る。このような金型は、大型容器やその蓋を含めて、ど
のような物品の製造にも使用することができる。通常
は、この金型は容量が２００〜７００トンの成形プレス
で一段金型又は二段金型（実施例で示したもの）として
使用される。

【００１８】本発明による金型は垂直方向又は水平方向
に取付けることができるので、成形部品の回収のための
重力落下装置、又は金型からのロボット部品取出し装置
を使用することができる。このように装置を容易に選択
できるのは金型を垂直方向又は水平方向に操作できるか
らである。図６に示すように金型を水平に配置してロボ
ット取出し装置を使用できるので、重力落下装置がじゃ
まになるような金型に対してはアウトリガー支持手段４
４を内側へ引くことが可能となる。

【００１９】本発明による成形装置は、１９９２年５月
５日に出願され、モジュール成形装置と題したＶｏｎ
Ｈｏｌｄｔの米国特許出願Ｎｏ．０７／８７８，６７４
に開示されたモジュール成型の構想と組合せて使用でき
る。このように、金型コアとキャビティモジュールは、
成形プレスから金型ベースを取り外すことなく、又はプ
レスのシャットハイトを再設定することなく、互換使用
することができる。上記は例示するために述べたもので
あり、下記の特許請求の範囲に規定した本発明の範囲を
限定するものではない。

【００２０】

【発明の効果】このように本発明によれば、側方安定性
が改善され、同じ金型を各種の成形プレスで使用できる
ような万能型の金型を得ることができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明に従って製作した金型を成形プレスに取
付けた状態を示す要部斜視図である。

【図２】本発明の金型といっしょに使用するアウトリガ
ー支持手段の透視図である。

【図３】金型上に取付けた図２のアウトリガー支持手段
の縦方向部分断面図である。

【図４】図１の金型の閉位置における平面図である。

【図５】図４の金型の開位置における正面図である。

【図６】図１〜５の金型のランナープレートの正面図
で、金型を成形プレスに水平方向に長く向けて取付ける
ため、アウトリガー支持手段を第一位置に取付けた状態
を示す図である。

【図７】金型を成形プレスに垂直方向に長く向けて取付
けるため、アウトリガー支持手段を異なる位置に取付け
た状態を示す図である。

【符合の説明】

１０金型１４タイバー１６，２８金型コア２０，２６金型
キャビティ２４ランナープレート３８ガイドピン４０，４２孔４１側方突起４４アウトリガー支持手段４６アウトリガ
ー４８突起５０スロット５４ローラ

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】複数のコーナーと、成形装置に設けられて
いる金型支持用のガイドピンが挿通する孔と、少なくと
も一対のアウトリガー支持手段とを備えた、射出成形装
置用の金型におけるランナープレートであって、前記ア
ウトリガー支持手段が該ランナープレートの異なるコー
ナーに取付けられ、外側へ向けて斜めに延びていること
を特徴とするランナープレート。
【請求項２】アウトリガー支持手段にローラーが設けら
れ、該ローラーが前記成形装置のタイバーと係合するこ
とにより該タイバー上に支持されていることを特徴とす
る請求項１に記載のランナープレート。
【請求項３】前記アウトリガー支持手段が着脱自在であ
ると共に、取付位置が変更可能であることを特徴とする
請求項１に記載のランナープレート。
【請求項４】各アウトリガー支持手段にそれぞれ突起を
設けると共に、複数のコーナーのうち少なくとも三つに
前記突起を受け入れて保持するためのスロットを設ける
ことにより、前記一対のアウトリガー支持手段のランナ
ープレート上での位置を変更可能とすると共に、成形装
置内でのランナープレートの位置を変更可能として、各
種の異なる成形装置での使用を可能としたことを特徴と
する請求項３に記載のランナープレート。
【請求項５】前記アウトリガー支持手段が、サイズの異
なる成形装置のタイバーに係合するに充分な距離だけ外
側へ向けて斜めに延びていることを特徴とする請求項１
に記載のランナープレート。
【請求項６】実質的に四つのコーナーを有する矩形状を
なすことを特徴とする請求項１に記載のランナープレー
ト。
【請求項７】請求項１に記載のランナープレートの互い
に反対側の面に設けられた一対の金型キャビティと、成
形時に前記金型キャビティのうちの一つとそれぞれ嵌合
するよう配置された一対の金型コアと、少なくとも前記
金型キャビティに沿って前記金型コアを通り、前記ラン
ナープレートを貫通して延びる複数のガイドピンと、成
形装置を金型の開位置と閉位置の間で動かすための手段
とを備えた成形装置であって、前記各ガイドピンが、金
型の開位置で前記金型コアとランナープレートを通して
延びるに充分な長さに形成されていることを特徴とする
成形装置。
【請求項８】長さが２８〜４０インチであり、幅が１４
〜２８インチであることを特徴とする請求項１に記載の
ランナープレート。
【請求項９】前記孔を設けた一対の対向する側方突起を
長い方の縁部に沿って備えた矩形状をなし、前記側方突
起の長さが１８〜３０インチであって長い方の縁部の長
さよりも短いことを特徴とする請求項８に記載のランナ
ープレート。
【請求項１０】ランナープレートの互いに反対側の面に
設けられた一対の金型キャビティと、前記金型キャビテ
ィのうちの一つとそれぞれ対応するように配置され、成
形時における金型の閉位置と成形品を取出すための金型
の開位置との間を動くことができる一対の金型コアと、
前記金型コアのうちの少なくとも一方に保持され、金型
の開位置及び閉位置において少なくとも前記ランナープ
レートの孔と他の金型コアとを通って延びるガイドピン
とを備えていることを特徴とする金型。
【請求項１１】前記ランナープレートが、一対のアウト
リガー支持手段を取外し自在に取付けるための複数のス
ロットを備えていて、前記アウトリガー支持手段によ
り、前記成形装置のタイバーと係合して支持されるよう
になっていることを特徴とする請求項１０に記載の金
型。
【請求項１２】ランナープレートの互いに反対側の面に
設けられた一対の金型キャビティと、成形時に前記金型
キャビティのうちの一つとそれぞれ嵌合するよう配置さ
れた一対の金型コアと、金型の開位置と閉位置の間で前
記成形装置を動かすための手段と、少なくとも一対のア
ウトリガー支持手段とを備え、各アウトリガー支持手段
が、それぞれ前記ランナープレート上の異なる位置に保
持されていて、隣接するプレート縁部に対して外側へ延
び、前記ランナープレートから取り外すことにより位置
を変更可能であることを特徴とする射出成形装置。
【請求項１３】ランナープレートを支持するためのタイ
バーを備え、各アウトリガー支持手段にはローラーが設
けられ、該ローラーが、前記タイバーに転がりながら接
触するように配設されていることを特徴とする請求項１
２に記載の射出成形装置。
【請求項１４】各アウトリガー支持手段にそれぞれ突起
を設けると共に、ランナープレートのコーナーのうちの
少なくとも三つに前記アウトリガー支持手段の突起を受
け入れて保持するためのスロットを設けることにより、
前記一対のアウトリガー支持手段のランナープレート上
での位置を変更可能とすると共に、成形装置内でのラン
ナープレートの位置を変更可能として、各種の異なる装
置での使用を可能としたことを特徴とする請求項１３に
記載の射出成形装置。
【請求項１５】実質的に四つのコーナーを有する矩形状
をなし、長さが２８〜４０インチで幅が１４〜２８イン
チであって、長い方の相対向する一対の縁部に長さが１
８〜３０インチで該縁部より短い一対の側方突起が設け
られ、該側方突起にガイドピンを受ける孔が形成されて
いることを特徴とする請求項１４に記載のランナープレ
ート。
【請求項１６】相互に間隔をおいて設けられた少なくと
も一対のアウトリガー支持手段を有していて、該アウト
リガー支持手段が外側へ向けて斜めに延びており、各ア
ウトリガー支持手段にはローラーが設けられ、該ローラ
ーが、金型を備えた成形装置のタイバーと係合して該タ
イバーに転がりながら接触するよう配置され、前記アウ
トリガー支持手段が着脱自在であることを特徴とする射
出成形装置のためのランナープレート。
【請求項１７】各アウトリガー支持手段にそれぞれ突起
を設けると共に、ランナープレートに少なくとも三つの
間隔をおいたスロットを、異なる位置で前記アウトリガ
ー支持手段の突起を受け入れて保持し得るように形成す
ることにより、前記一対のアウトリガー支持手段のラン
ナープレート上での位置を変更可能とすると共に、成形
装置内でのランナープレートの位置を変更可能として、
各種の異なる装置での使用を可能としたことを特徴とす
る請求項１６に記載のランナープレート。
【請求項１８】前記アウトリガー支持手段が、サイズの
異なる成形装置のタイバーに係合するに充分な距離だけ
外側へ斜めに延びていることを特徴とする請求項１７に
記載のランナープレート。
【請求項１９】実質的に四つのコーナーを有する矩形状
をなし、長さが２８〜４０インチで幅が１４〜２８イン
チであって、長い方の相対向する一対の縁部に長さが１
８〜３０インチで該縁部より短い一対の側方突起が設け
られ、該側方突起に、金型内でランナープレートを支持
するガイドピンを受けるための孔が形成されていること
を特徴とする請求項１７に記載のランナープレート。
【請求項２０】先の尖った金属製の止めねじが、前記ス
ロット内で前記アウトリガー支持手段の突起に係止する
ことにより、該アウトリガー支持手段を調節可能な所望
の位置に固定し得るように配置されていることを特徴と
する請求項１７に記載のランナープレート。
【請求項２１】間隔をおいて配設された少なくとも一対
のアウトリガー支持手段を備え、前記アウトリガー支持
手段がそれぞれローラーを備えていて、該ローラーが、
成形プレスのタイバーに係合支持されて該タイバーに転
がりながら接触するように配置されていることを特徴と
する射出成形装置のためのランナープレート。
【請求項２２】前記アウトリガー支持手段が着脱自在で
あると共に、取付位置が変更可能であることを特徴とす
る請求項２１に記載のランナープレート。
【請求項２３】各アウトリガー支持手段にそれぞれ突起
を設けると共に、ランナープレートの異なる位置に前記
アウトリガー支持手段の突起を受け入れて保持するため
の少なくとも三つのスロットを設けることにより、前記
一対のアウトリガー支持手段のランナープレート上での
位置を変更可能とすると共に、成形装置内でのランナー
プレートの位置を変更可能として、各種の異なる成形装
置での使用を可能としたことを特徴とする請求項２２に
記載のランナープレート。
【請求項２４】先の尖った金属製の止めねじが、前記ス
ロット内で前記アウトリガー支持手段の突起に係止する
ことにより、該アウトリガー支持手段を調節可能な所望
の位置に固定し得るように配置されていることを特徴と
する請求項２３に記載のランナープレート。
【請求項２５】一対の金型コアと該金型コアにそれぞれ
係合する一対の金型キャビティとを有し、前記金型キャ
ビティと金型コアとが、成形のための閉位置と製品取出
しのための開位置との間を動くことができ、且つ、金型
支持用の複数のガイドピンを備えていて、該ガイドピン
が、金型の開位置で前記金型キャビティと金型コアとの
重ね合わせ部分を通して延びるに充分な長さであること
を特徴とする金型。