JPH0736725Y2 - 発泡樹脂成形装置 - Google Patents

発泡樹脂成形装置

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JPH0736725Y2
JPH0736725Y2 JP12524890U JP12524890U JPH0736725Y2 JP H0736725 Y2 JPH0736725 Y2 JP H0736725Y2 JP 12524890 U JP12524890 U JP 12524890U JP 12524890 U JP12524890 U JP 12524890U JP H0736725 Y2 JPH0736725 Y2 JP H0736725Y2
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slit
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box
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正紀 羽根
芳彦 関
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正紀 羽根
芳彦 関
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  • Heating, Cooling, Or Curing Plastics Or The Like In General (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、発泡スチロール成形品などの発泡樹脂製品を
製造する成形機において、成形金型内の製品の加熱・冷
却するためのノズルの構成取扱いを簡便化するための発
泡樹脂成形装置に関するものである。
〔従来の技術〕
一般に、発泡スチロール成形品の製造には開閉成形金型
を用い発泡性熱可塑性樹脂粒子を予備発泡し、または予
備発泡させずにそのまま閉じた成形金型内キャビティに
充填してから蒸気を注入して加熱成形したのち、冷却水
を供給して冷却し、金型を開けて離型後に嵌挿すること
が普通である。
この従来の発泡成形機では、成形インナー金型が可動側
蒸気室と固定側蒸気室とに備えられ、両インナー金型間
のキャビティ内に連通するスリットのあるノズルから蒸
気を注入したり成形製品を取り出す前にエアで冷却水を
吹き飛ばすものであった。
そして、この従来の成形金型において、金型のスリット
ボックスまたはキャップでは第4図に示すようにノズル
となるスリットボックスaのスリットbは間隔を於いて
直線状のスリットが並行に配列されているため、このス
リットを含むスリットボックスの接触部分は発泡製品の
表面に痕跡として残るので製品の仕上体裁乃至見ばえの
関係上スリット線の方向を一定にしてスリットボックス
を金型に打ち込み配備されている。
〔考案が解決しようとする課題〕
ところが、このスリットボックスを金型に打ち込む際に
は、嵌合穴でスリット方向を一定にしなければならない
ために気を使いながら手作業で配備しているため、取扱
いが煩雑で作業能率もあがらないなど問題があった。
本考案は、これら従来の欠点を排除しようとするもの
で、スリットボックスの金型への打ち込みに方向性がな
くスリットの痕跡をも容易に一定化し、打ち込み作業を
自動化して作業能率を大幅に向上でき、しかも製品の見
ばえを悪化することなく体裁も良好で取扱い簡便でかつ
構成簡単で安価なものとすることを目的とするものであ
る。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は、加熱・冷却室8,9をそれぞれ持ったキャビテ
ィ側金型1とコア側金型2とでキャビティ3を形成する
成形金型のキャビティ3に連通する壁部に穴部を穿設
し、該穴部にスリット4を有するスリットボックス5を
備えた成形装置において、前記スリットボックス5の外
周角部に間隔をおいて、斜めに切目線を入れることによ
って放射状にスリット4を複数形成したことを特徴とす
る発泡樹脂成形装置である。
〔作用〕
この発泡スチロール成形装置では、金型1,2間のキャビ
ティ3へ原料が充填され加熱・冷却室8,9に蒸気が注入
されスリットボックス5のスリット4を経て吹き込まれ
加熱されると、原料の発泡ガス圧によって成形製品とな
るが、次で冷却水の注入に切替えて金型を冷却する。そ
して原料を投入するときに使用するフィーダ12を原料投
入状態にしてエジェクトピン13にて製品Mを押出しなが
ら充填エアを出して製品Mと金型の隙間に入れ、スリッ
トボックス5のスリット4よりエアを流すとスリットボ
ックス5の水が金型内に吹き飛ばされ、即ち、両成形金
型1,2の加熱・冷却室8,9に供給された金型冷却用の冷却
水はスリットボックス5内に溜まることなく吹き飛ばさ
れ、吹き飛ばされた水は再び流入することなく、ドレー
ン排出口から流出され、発泡スチロール成形品の製造を
安全で能率よく行なうことができる。
〔実施例〕
本考案の実施例を第1〜2図例で説明すると、加熱・冷
却室8,9を持ったキャビティ側金型1とコア側金型2と
の上下割りのパーティング面で成形金型を開閉自在に対
向配備して保圧状態下の金型1,2間にキャビティ3を形
成し、該キャビティ3に原料を充填して加熱発泡させて
製品Mとするものであって、前記キャビティ3に連通す
る底壁部または頂壁部に穴部を穿設し、該穴部にスリッ
ト4を有するスリットボックス5を備えた成形装置にお
いて、スリットボックス5の外周角部に間隔をおいて、
斜めに切目線を入れることによって放射状にスリット4
を複数形成して発泡樹脂成形装置としてある。
前記スリットボックス5としては、一端を開口し、他端
を閉塞したケース状円筒体を用い閉塞面壁と外側壁とに
跨がった外周角部に回転刃をもって斜めに円弧状にえぐ
ったスリット4を形成するのが加工上便利である。即
ち、中央部に切目線のない壁部6を形成して外周角部に
間隔をおいて放射状にスリット4を複数設けてある。ま
た、この場合、成形金型のキャビティ側金型にはバック
プレート10にノズルを備えた蒸気・冷却水供給管11と原
料供給用のフィーダ12及び製品取出用のエジェクトピン
13を備えてある。前記蒸気・冷却水供給管11は両流体が
切替え供給される構成となっている。
第3図の具体例では、前記スリットボックス5が前記壁
部6の中心に透孔7を備えたもので必要な気液注入量を
確保するために設けられるが、この透孔7は方向性を持
たない位置なら複数設けてもよい。
なお、前記成形用のインナー金型1,2は、取付枠11,21
介してそれぞれ金型バックプレート10に圧着されるもの
であって、該バックプレート10に形成された蒸気・冷却
水供給管とドレーン排出口(図示せず)に成形金型の加
熱・冷却室8,9が連通配備される。
〔考案の効果〕
本考案は、加熱・冷却室をそれぞれ持ったキャビティ側
金型とコア側金型とでキャビティを形成する成形金型か
らなる成形装置であって、前記キャビティに連通するス
リットをスリットボックスで各金型に設けたものにおい
て、このスリットボックスの外周角部に間隔をおいて、
斜めに切目線を入れることによって放射状にスリットを
複数形成したことにより、スリットボックスの金型への
打ち込みに方向性がなくスリットの痕跡をも容易に一定
化し、打ち込み作業を自動化して作業能率を大幅に向上
でき、しかも製品の見ばえを悪化するとなく体裁も良好
で作業時間の短縮化とが容易に可能で生産性をも著しく
向上でき、製品の乾燥時間も大幅に短縮化でき、しかも
取扱いも容易で安全性が高く、成形準備作業が簡便化さ
れ成形金型の調整,信頼性も極めて高く運転でき、かつ
設定条件の変更に伴う作業工数もらくで手数がかからず
迅速に行なうことができるものである。
【図面の簡単な説明】 第1図は本考案のスリットボックスの実施例を示し、第
1図Aは平面図、第1図Bは切断側面図、第2図はその
使用状態の切断側面図、第3図はスリットボックスの他
の実施例の切断側面図、第4図(A)(B)は従来例の
平面図及び切断側面図である。 1……キャビティ側金型、2……コア側金型、3……キ
ャビティ、4……スリット、5……スリットボックス、
6……壁部、7……透孔、8,9……加熱・冷却室、10…
…バックプレート、11……蒸気・冷却水供給管。

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】加熱・冷却室(8)(9)をそれぞれ持っ
    たキャビティ側金型(1)とコア側金型(2)とでキャ
    ビティ(3)を形成する成形金型のキャビティ(3)に
    連通する壁部に穴部を穿設し、該穴部にスリット(4)
    を有するスリットボックス(5)を備えた成形装置にお
    いて、前記スリットボックス(5)の外周角部に間隔を
    おいて、斜めに切目線を入れることによって放射状にス
    リット(4)を複数形成したことを特徴とする発泡樹脂
    成形装置。
  2. 【請求項2】前記スリットボックス(5)が円筒体であ
    って、中央部分に切目のない壁部(6)を残して、切目
    線を入れてスリット(4)を形成した請求項1記載の発
    泡成形装置。
  3. 【請求項3】前記スリットボックス(5)が、前記壁部
    (6)の中心に透孔(7)を備えた請求項1または2記
    載の発泡樹脂成形装置。
JP12524890U 1990-11-29 1990-11-29 発泡樹脂成形装置 Expired - Fee Related JPH0736725Y2 (ja)

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JPH0483624U JPH0483624U (ja) 1992-07-21
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JP4679977B2 (ja) * 2005-06-17 2011-05-11 有限会社ジャパン通商 樹脂成形機および樹脂成形方法
JP6245215B2 (ja) * 2014-05-07 2017-12-13 株式会社羽根 ビーズ法発泡合成樹脂成形用金型、及びビーズ法発泡合成樹脂成形品の製造方法

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JPH0483624U (ja) 1992-07-21

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