JPS5850991Y2 - 発泡成形用金型 - Google Patents

発泡成形用金型

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JPS5850991Y2
JPS5850991Y2 JP1976036473U JP3647376U JPS5850991Y2 JP S5850991 Y2 JPS5850991 Y2 JP S5850991Y2 JP 1976036473 U JP1976036473 U JP 1976036473U JP 3647376 U JP3647376 U JP 3647376U JP S5850991 Y2 JPS5850991 Y2 JP S5850991Y2
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JP
Japan
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mold
steam chamber
steam
mold cavity
container
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Application number
JP1976036473U
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JPS52128673U (ja
Inventor
健太郎 田村
Original Assignee
積水化成品工業株式会社
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Publication date
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  • Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は発泡成形用金型に関し、局面的加熱を行なえ
るようにし、蒸気による加熱効果を良好にしたものであ
る。
従来より、型窩内へ充填した発泡性熱可塑性樹脂粒子を
蒸気によって加熱膨張させて発泡成形品を得る発泡成形
用金型にあっては、第4図に例示するように型窩70を
形成する内壁体50.60と、蒸気供給管51,61.
冷却水管52,62、排出管53.63をそれぞれ接続
した箱形の外壁体54.64とをもって構成し、内壁体
50.60と外壁体54.64との間全体を蒸気室55
.65として形成している。
しかしこのような金型では蒸気室55.65に蒸気を充
満して加熱する場合、樹脂粒子の発泡に必要な蒸気量の
ほかに金型全体の温度を上げるために余分な蒸気を要す
ることになり、多量の蒸気を使用せねばならないばかり
か金型全体の加熱のため成形サイクル時間も長くかかる
欠点があった。
そこで、この考案は金型全体の加熱でなく型部分のみを
局部的に加熱して上記欠点を解消できるようにしたもの
であり、その構成としては両者間に容器状の型窩を形成
するようにした雌雄両型部を形威し、両型部の外側には
略型窩に沿った形状の蒸気室となる間隙を存して壁体を
各々形成し、型窩内へ充填した発泡性熱可塑性樹脂粒子
を上記蒸気室内の蒸気によって加熱膨張させて発泡成形
品を得る発泡成形用金型であって、上記両壁体には上記
型窩形状に沿った蒸気室の中央ないしは中央に近い位置
に、蒸気室へ蒸気、水およびエアーをそれぞれ切換えて
送る共通の供給管との連結口を形成し、さらに蒸気室に
は型窩の容器形状のうち周縁となる位置の近傍に上記連
結口に比べ小さく絞られ且つ常時開放されている排出口
を形成してなることを特徴としている。
ついでこの考案の実施態様の詳細を図を参照しながら以
下に説明する。
第1図(第2図)では椀形容器等を発泡成形する場合を
示しており、P−Pの位置より互に分割可能にした発泡
成形用金型の固定金型10および移動金型20とからな
り、外壁体11.21で囲まれたそれぞれ内部に雄型と
なる型部12および雄型となる型部22の組合せを複数
並設しており、各組は型部12および型部22によって
櫛型容器状の型部30を形成し、各雌雄の型部12,2
2の外側には略型窩に沿った形状の蒸気室14.24と
なる間隙を存して壁体13,23を形成し、この両壁体
13,23には、上記蒸気室14.24へ蒸気、水およ
びエアーをそれぞれ切換えて送るための共通の供給管1
5.25との連結口(噴出口)を、上記略型窩に沿った
形状の蒸気室中央ないしは中央に近い位置(供給管25
の場合中央のフィダー42を避けるため)に形成してい
る。
しかも各組とも一連の供給管16.26で連通させてい
る。
さらに上記蒸気室14.24には型窩の容器形状のうち
周縁となる位置31の近傍に上記連結口と比べはるかに
小さく絞られ且つ常時開放されている排出口17.27
を形成しており、何れも固定型10側の外壁体11内の
空間18に通じ、外壁体11下部のドレーン口41へと
流出するようになっている。
42は発泡性熱可塑性樹脂粒子を型窩30内へ充填させ
るフィーダである。
上記第1図(第2図)では固定型10側の雄型となる型
部12およびこれに対する壁体13は移動型20に近い
位置に有した取付板43に対し取付けているが、第3図
に示す実施では雄型となる型部12に対する壁体13の
取付けを移動型20とは最も離れた位置にある取付板4
4にて行なっており、壁体13は型部12に沿った部分
とこれに延長する部分とを有し、後者の形態は結露等、
による水が落下し易い断面円形あるいは断面菱形等に形
成されている。
また蒸気室の排出口17.27は各外壁体11.21の
空間18.28へ通じている。
各図における45.46は壁体13,23の蒸気室側表
面に施したFRPによる噴付断熱材、47.48は型窩
からのエアー抜き部で何れも第1図(第2図)の実施で
は図示するのを省略されている。
さらに49は空間28側のドレーン口を示す。
なお、第3図の場合も壁体13,23には第1図(第2
図)の場合と同様に供給管15.25との連結口を、蒸
気室14.24の中央ないしは中央に近い位置に形成し
、供給管15.25と蒸気室14.24とを連結し、さ
らに、蒸気室14.24には型窩の容器形状のうち周縁
となる位置31の近傍に連結口よりも小さく絞られた排
出口17.27を形成している。
また雌雄両型部間で形成される容器状の型窩内で成形さ
れる成形品は、容器に限らず例えば容器状をなす緩衝材
等も包含するものである。
さらに実施上、薄物の成形品であれば蒸気用の小孔を雌
雄両型部12.22に形成せずとも確実に発泡成形でき
、局面的な間接加熱を行なって、戒後品の外形を美麗に
し、また自由な模様入れを行なう場合にも各型部12,
22には小孔を形成せずに実施するが、厚物成形時等局
面加熱による能力増加を要する場合には各型部12,2
2ないしは一方の型部にのみ、蒸気、水およびエアーを
通すが、樹脂粒子を通過させない程度の小孔(図示せず
)を形成してやれば、一層の成形サイクルアップが可能
となる。
以上のようにこの考案によると、容器状の型窩30を形
成する雌雄両型部12.22と、この外側に略型窩に沿
った形状の蒸気室14.24になる間隙を存して壁体1
3,23を形成することにより、金型全体の加熱でなく
局面加熱を行なえる蒸気室14.24となし、蒸気によ
る加熱を効率よく行ない得るほか、水冷等も局面的に効
率よくなし得る。
また金型において、特に壁体13,23には蒸気、水お
よびエアーをそれぞれ切換えて送る共通の供給管15.
25との連結口を型窩形状に沿った蒸気室14.24の
中央ないしは中央に近い位置に形威して蒸気室14.2
4と供給管15.25とを連結してし)るので、型窩に
対しても蒸気による熱その他の伝達効率が非常に良好で
ある。
しかも排出口17.27は蒸気室14.24において、
型窩の容器形状のうち周縁となる位置31の近傍にあっ
て、上記連結口よりも小さく紋られ且つ常時開放されて
いるため、蒸気室は開放式となり、蒸気室内に供給管1
5.25から供給される蒸気は密閉型のものに比べ熱移
動が良好で均一な加熱を短時間で行ない得ることになり
、また冷却時についても冷気の移動が良好で均一な冷却
を短時間で済ませる利点があり、省エネルギ一対策に適
応でき、しかも排出口は上記連結口よりも小さく絞られ
ているので蒸気による熱その他の排出を早めずこれらの
エネルギーを有効適切に利用できることになる。
従って雌雄両型部で容器状の型窩を形威し、両型部の外
側に略型窩に沿った蒸気室となる間隙を存して壁体を形
成した形態の金型を最大限有効に活用でき、従来技術よ
り成形サイクルアップに寄与できるほか成形不良のない
良質の発泡成形品を提供し易くなる。
【図面の簡単な説明】 第1図はこの考案による実施態様を示す断面図、第2図
は同一部の拡大断面図、第3図は別な実施を示す断面図
、第4図は従来例を示す概略断面図である。 10.20・・・・・・1組の金型、11,21・・・
・・・外壁体、30・・・・・・容器状の型窩、12・
・・・・・雄型となる型部、22・・・・・・雌型とな
る型部、14.24・・・・・・蒸気室、13.23・
・・・・・壁体、15゜25・・・・・・蒸気等の供給
管、31・・・・・・型窩の容器形状のうち周縁となる
位置、17,27・・・・・・蒸気室の排出口。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 10両者間に容器状の型窩を形成するようにした雌雄両
    型部を形成し、両型部の外側には略型窩に沿った形状の
    蒸気室となる間隙を存して壁体を各々形威し、型窩内へ
    充填した発泡性熱可塑性樹脂粒子を上記蒸気室内の蒸気
    によって加熱膨張させて発泡成形品を得る発泡成形用金
    型であって、上記両壁体には上記型窩形状に沿った蒸気
    室の中央ないしは中央に近い位置に、蒸気室へ蒸気、水
    およびエアーをそれぞれ切換えて送る共通の供給管との
    連結口を形成し、さらに蒸気室には型窩の容器形状のう
    ち周縁となる位置の近傍に上記連結口に比べ小さく絞ら
    れ且つ常時開放されている排出口を形成してなることを
    特徴とする発泡成形用金型。 2、壁体の蒸気室側表面に断熱層を形成してなる上記実
    用新案登録請求の範囲第1項記載の発泡成形用金型。
JP1976036473U 1976-03-25 1976-03-25 発泡成形用金型 Expired JPS5850991Y2 (ja)

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JPS52128673U JPS52128673U (ja) 1977-09-30
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