JP3140267B2 - 自動変速機用セレクトレバーの誤操作防止構造 - Google Patents

自動変速機用セレクトレバーの誤操作防止構造

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JP3140267B2 JP05172198A JP17219893A JP3140267B2 JP 3140267 B2 JP3140267 B2 JP 3140267B2 JP 05172198 A JP05172198 A JP 05172198A JP 17219893 A JP17219893 A JP 17219893A JP 3140267 B2 JP3140267 B2 JP 3140267B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車等に搭載される
自動変速機に用いられる変速操作装置において、該変速
操作装置のセレクトレバーを誤操作することを防止した
ものである。
【0002】
【従来技術】セレクトレバーの誤操作を防止するため
に、従来では、セレクトレバーの上端グリップに誤操作
防止用ノブを設け、パーキング操作位置からリバース操
作位置へ操作する場合、または中立操作位置へ操作する
場合には、前記ノブを操作しなければ、セレクトレバー
を揺動操作することができない誤操作防止機構があっ
た。
【0003】このような誤操作防止機構の外に、前記操
作切換時に、図10に図示するように、車体に対し前後に
揺動可能なレバー支持体01の縦孔02にセレクトレバー03
を上下に摺動自在に嵌装し、該縦孔02の底面とセレクト
レバー03の底面とに圧縮コイルスプリング04を介装し、
セレクトレバー03を前後に揺動可能に案内するガイド溝
05を設けたガイド部材06の下面に当接するストッパー07
をセレクトレバー03に一体に設け、該ストッパー07を係
止させる凹部08を前記ガイド部材06の下面に形成した誤
操作防止機構があった。
【0004】
【解決しようとする課題】図10に図示の誤操作防止機構
では、セレクトレバー03とストッパー07とが一体である
ため、該ストッパー07の上面と接触するガイド部材06の
下面高さに対応してセレクトレバー03の高さが変り、操
作感覚が変速操作位置で変化する不具合があった。
【0005】またセレクトレバー03の操作反力を与える
圧縮コイルスブリング04のスプリング力がガイド部材06
とストッパー07とに働くため、規制のある操作と逆の操
作(例えばリバース操作位置から中立操作位置への操
作)を行った場合に、前記圧縮コイルスプリング04の大
きなスプリング力により、ストッパー07がガイド部材06
に勢い良く衝突して、大きな衝撃音を発生し、さらに規
制のある変速操作位置(例えばリバース操作位置)で
は、前記圧縮コイルスプリング04のスプリング力がスト
ッパー07を介してガイド部材06に直接加わり、ガイド部
材06とストッパー07との間に大きな摺動抵抗が発生する
欠点があった。
【0006】
【課題を解決するための手段および作用効果】本発明
は、このような不都合を解消した自動変速機用セレクト
レバーの誤操作防止構造の改良に係り、特定の変速位置
から他の特定の変速位置への自動変速機用セレクトレバ
ーの揺動が、該セレクトレバーの下方押下げにより可能
となる自動変速機用変速操作装置において、前記セレク
トレバーを一定の昇降範囲内で上下に摺動可能に保持し
て揺動自在に支持されたレバー支持体と、該レバー支持
体上限位置で係止されるとともに前記セレクトレバーの
下降で摺動されるように該セレクトレバーと別体に設け
られたストッパーと、該ストッパを上方へ付勢するスト
ッパー付勢部材と、前記セレクトレバーを上方へ付勢す
るセレクトレバー付勢部材とを具備したことを特徴とす
るものである。
【0007】本発明は、前記したように構成されている
ので、セレクトレバー付勢部材とストッパー付勢部材の
付勢力に打勝ってセレクトレバーを下方へ押圧すると、
ストパーが下方へ押下げられて、前記セレクトレバーが
揺動可能となり、所要の変速操作位置への変速操作を行
うことができる。
【0008】また本発明では、所要の変速位置へのセレ
クトレバー変速操作が終了した後、該セレクレバーの押
圧力を解消すると、前記セレクトレバー付勢部材の付勢
力によって、該セレクトレバーは前記レバー支持体に上
限位置で係止されるので、どの変速操作位置でも、該セ
レクトレバーは一定の高さを保持することができ、操作
感覚が変わらない。
【0009】さらに本発明においては、セレクトレバー
変速操作終了後、前記ストッパー付勢部材の付勢力が前
記ストッパーを介して変速操作位置固定用突起または変
速操作規制突起に作用するようになっているため、これ
らのストッパーと突起との間の衝接力が小さくなり、前
記セレクトレバーの揺動抵抗が小さくなって、軽快に該
セレクトレバーを操作することができるとともに、該突
起からストッパーが外れた時の衝撃力が減少し、操作騒
音が小さくなる。
【0010】
【実施例】以下、図1ないし図9に図示された本発明の
一実施例について説明する。自動車に搭載される図示さ
れない自動変速機に用いられる変速操作装置1では、セ
レクトレバー2の下端部が枢支基部3に後記するように
上下に摺動自在に取付けられ、該枢支基部3は前後方向
に指向するピボット4を介して左右方向に指向した揺動
軸5に枢着され、該揺動軸5は車体に一体に固定された
ブラケット6に回転自在に枢支され、セレクトレバー2
はロッド7を介して図示されないリンクに連結され、該
リンクはワイヤ(図示されず)を介して前記自動変速機
に連結されている。
【0011】またセレクトレバー2は、変速操作装置1
のカバー8は合成樹脂性であり、該カバー8の溝9に遊
嵌され、該溝9は、セレクトレバー2の誤操作を防止す
るために、前後方向に亘り数箇所で巾方向に弯曲変形さ
れている。
【0012】さらに前記カバー8と同一材質の凹凸面部
10が該カバー8の下方に一体に構成され、該凹凸面部10
の下面には、セレクトレバー2をP,R,N,D4 ,D
3 ,2,1の操作位置にそれぞれ節度を持って固定する
ための7個の凹部11P , 11R, 11N , 11D4, 11D3, 11
2 , 111 が形成されている。
【0013】さらにまた揺動軸5の左端に揺動アーム12
が直角に取付けられ、該揺動アーム12の先端に、数枚の
板バネを重ねてなる固定スプリング13の基端が一体に装
着され、該固定スプリング13の先端に一体に設けられた
ホルダー14にローラ15は枢着されており、該ローラ15は
凹凸面部10の凹部11に弾性的に係合されるようになって
いる。
【0014】しかもカバー8の左側上面にセレクトレバ
ー2の停止位置を表示する表示部16が設けられており、
揺動軸5と一体の指針(図示されず)が、セレクトレバ
ー2の揺動操作位置に対応して操作位置を表示すること
ができるようになっている。
【0015】しかして、前記枢支基部3の昇降ガイド孔
17にストッパー20が上下に摺動自在に嵌装されるとも
に、該ストッパー20の係止突片21が昇降ガイド溝18より
一側方へ突出され、昇降ガイド孔17の底面とストッパー
20の底面にストッパー付勢用コイルスプリング23が介装
されており、該ストッパー付勢用コイルスプリング23の
スプリング力によってストッパー20は上方へ付勢される
ようになっている。
【0016】また枢支基部3およびストッパー20を上方
から下方へ貫通したセレクトレバー2の下端突部24に係
止リング25が一体に嵌着され、枢支基部3のスプリング
支持筒状部26にレバー付勢用コイルスプリング27が遊嵌
され、該レバー付勢用コイルスプリング27の一端部28は
枢支基部3に係止されるとともに、該レバー付勢用コイ
ルスプリング27の他端部29は枢支基部3のスリット19を
貫通してセレクトレバー2の小孔30に係合されており、
該レバー付勢用コイルスプリング27のスプリング力によ
ってセレクトレバー2が上方へ付勢されルようになって
いる。
【0017】なおストッパー20の他側部には係合凹部22
が形成されており、レバー付勢用コイルスプリング27の
他端部29が嵌脱自在に係合されるようになっている。
【0018】さらにカバー8の溝9の右側壁31の下方に
揺動軸5を中心とした切欠段部32が形成されている。
【0019】図1ないし図9に図示の実施例は前記した
ように構成されているので、セレクトレバー2を溝9の
パーキング位置9P に位置させた状態では、図4ないし
図5に図示されるように、セレクトレバー2は鉛直面に
沿ってやや前方へ傾斜した状態にあり、ストッパー20の
係止突片21は、溝9の右側壁31における切欠段部32には
係合されておらず、セレクトレバー2およびストッパー
20は上限に位置している。
【0020】そして溝9のパーキング位置9P からセレ
クトレバー2を単に右方へ倒してリバース位置9R への
変速操作を行うことができず、誤操作が未然に防止され
る。
【0021】しかし、図6ないし図7に図示するよう
に、ストッパー付勢用コイルスプリング23およびレバー
付勢用コイルスプリング27のスプリングに打勝ってセレ
クトレバー2を強く下方へ押下げると、ストッパー20の
係止突片21の上面が切欠段部32より下方へ位置するの
で、セレクトレバー2を右方へ倒すことができ、セレク
トレバー2を後方へ揺動させてリバース位置9R へ移動
させることができ、リバース変速操作を行うことができ
る。
【0022】また図8ないし図9に図示するように、セ
レクトレバー2をリバース位置9Rへの変速操作させた
状態において、セレクトレバー2をさらに後方へ力を加
えると、ストッパー20の係止突片21の上面は切欠段部32
に接触したまま係合凹部22は摺動でき、中立位置9N
接近した時に、セレクトレバー2の左方揺動の抑制が解
除され、セレクトレバー2は中立位置9N に変速操作さ
れうる。
【0023】さらに溝9の左側壁(図示されず)には切
欠段部が形成されておらず、かつストッパー20の係止突
片21が左方へ突設されていないため、溝9に沿ってD4
位置9D4、さらにD3 位置9D3および2速位置92 にセ
レクトレバー2を変速操作できるが、2速位置から1速
位置91 には、やはり右側壁31の切欠段部32によって、
セレクトレバー2を押下げない限り、変速操作できな
い。
【0024】さらにまた1速位置91 から2速位置92
への変速操作や、2速位置92 からD3 位置9D3への変
速操作時も、切欠段部32によるストッパー20の係止突片
21の規制がないため、セレクトレバー2を押下げなくて
も変速可能となる。
【0025】しかし中立位置9N からリバース位置9R
への変速操作時では、切欠段部32による係止突片21の規
制により、セレクトレバー2を押下げない限り、変速操
作を行うことができないので、誤操作を未然に防止でき
る。
【0026】またストッパー20の係止突片21が切欠段部
32に係合した状態では、ストッパー付勢用コイルスプリ
ング23のスプリング力のみが係止突片21および切欠段部
32間に作用するため、両者の摩耗が少なくなって、変速
操作装置1の耐久性が大巾に向上するとともに、セレク
トレバー2を軽快に前後に揺動することができる。
【0027】さらにストッパー20の係止突片21が切欠段
部32に係合しようが、または係合しなくても、係止リン
グ25が枢支基部3の底面に常に係合するまでセレクトレ
バー2が上昇しているので、変速操作感覚に変化がな
い。
【0028】さらにまたセレクトレバー2を前後に揺動
させて、所定の変速操作位置に移動させると、固定スプ
リング13のスプリング力によってローラ15が凹凸面部10
の凹部11のいずれかに弾性的に係合されるため、節度を
持ってセレクトレバー2を所要の操作位置に自由んい選
定して、その操作状態を保持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る自動変速機用セレクトレバーの誤
操作防止構造の一実施例を図示した斜視図である。
【図2】図1で図示されたカバーの平面図である。
【図3】前記実施例に要部分解斜視図である。
【図4】セレクトレバーをパーキング操作位置に操作し
た状態における図2のIV−IV線に沿って一部截断した要
部拡大縦断側面図である。
【図5】図4のV−V線に沿って截断した要部拡大縦断
面図である。
【図6】セレクトレバーをパーキング操作位置からリバ
ース操作位置に移動するに先立ってセレクトレバーを下
方へ押下げてから右方へ傾けた状態の要部拡大縦断側面
図である。
【図7】図6のVII −VII 線に沿って截断した要部拡大
縦断面図である。
【図8】セレクトレバーをリバース操作位置に移動した
状態における要部拡大縦断側面図である。
【図9】図8のIX−IX線に沿って截断した要部拡大縦断
面図である。
【図10】従来の自動変速機用セレクトレバーの誤操作
防止装置の一部縦断側面図である。
【符号の説明】
1…変速操作装置、2…セレクトレバー、3…枢支基
部、4…ピボット、5…揺動軸、6…ブラケット、7…
ロッド、8…カバー、9…溝、10…凹凸面部、11…凹
部、12…揺動アーム、13…固定スプリング、14…ホルダ
ー、15…ローラ、16…表示部、17…昇降ガイド孔、18…
昇降ガイド溝、19…スリット、20…ストッパー、21…係
止突片、22…係合凹部、23…ストッパー付勢用コイルス
プリング、24…下端突部、25…係止リング、26…スプリ
ング支持筒状部、27…レバー付勢用コイルスプリング、
28…一端部、29…他端部、30…小孔、31…右側壁31、32
…切欠段部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60K 20/02 F16H 59/10 G05G 1/00 - 25/04

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 特定の変速位置から他の特定の変速位置
    への自動変速機用セレクトレバーの揺動が、該セレクト
    レバーの下方押下げにより可能となる自動変速機用変速
    操作装置において、 前記セレクトレバーを一定の昇降範囲内で上下に摺動可
    能に保持して揺動自在に支持されたレバー支持体と、該
    レバー支持体に上限位置で係止されるとともに前記セレ
    クトレバーの下降で摺動されるように該セレクトレバー
    と別体に設けられたストッパーと、該ストッパを上方へ
    付勢するストッパー付勢部材と、前記セレクトレバーを
    上方へ付勢するセレクトレバー付勢部材とを具備したこ
    とを特徴とする自動変速機用セレクトレバーの誤操作防
    止構造。
JP05172198A 1993-06-18 1993-06-18 自動変速機用セレクトレバーの誤操作防止構造 Expired - Fee Related JP3140267B2 (ja)

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