JP3140204B2 - 接触帯電装置 - Google Patents

接触帯電装置

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JP3140204B2
JP3140204B2 JP04250411A JP25041192A JP3140204B2 JP 3140204 B2 JP3140204 B2 JP 3140204B2 JP 04250411 A JP04250411 A JP 04250411A JP 25041192 A JP25041192 A JP 25041192A JP 3140204 B2 JP3140204 B2 JP 3140204B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は接触帯電装置に関するも
のであり、更に詳しくは電圧を帯電部材に印加して被帯
電体を帯電する接触帯電装置の改善に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】接触帯電装置として、直流電圧と交流電
圧を重畳した電圧を帯電部材に外部より印加し、この帯
電部材を被帯電体に当接させて帯電を行なう接触帯電装
置が本出願人より提案されている。
【0003】この装置は、例えば図のように感光ドラ
ム101に帯電部材102を接触させ、帯電開始電圧の
2倍以上のピーク間電圧Vppを有する交流電圧Vac
とVdcとを重畳した電圧(Vac+Vdc)を帯電部
材102に印加することにより均一に感光ドラム101
を帯電する事が出来る。図中104は交流と直流電圧の
重畳された電源である。105は感光ドラム101上に
印字情報を書き込むためのレーザー光、106はドラム
101上の静電潜像を現像するための現像スリーブ、1
07は現像された像を転写するための転写材、108は
転写材に感光ドラム101上のトナー像を転写するため
の転写ローラ、109は、感光ドラム101上の転写残
りのトナーをクリーニングするためのクリーニングブレ
ードであり、感光ドラム101は図のAの向きに回転し
ている。
【0004】しかしながら、本発明者らの研究実験の結
果、上述の如き帯電部材102を使用して接触帯電を実
施した場合に、次のような問題点が発生した。つまり、
電極103に印加された電圧の交流成分Vacのために
帯電部材102が振動し、“帯電音”と呼ばれる振動音
が発生したのである。この帯電音の発生するメカニズム
を図を用いて説明する。図中101は感光ドラムを示
し101aは感光層、101bは、接地されたアルミで
出来た基層であり、40mm/sのスピードで回転して
いる。
【0005】−帯電音の出る理由− 帯電部材102には、交流電圧が印加されているため、
ある瞬間には、図(a)中太い実線で示すように、感
光層101aを挟んで、カーボン分散のEPDM等のゴ
ム材で出来た帯電部10c側にプラス、感光ドラム1
01の基層101b側にマイナスの電荷が誘起される。
これらの電荷は、互いに引き合うので、帯電部102c
表面は感光ドラム101に引きつけられ図中、太い実線
の位置から細い実線の位置に移動する。ついで、交流電
界が逆転を始めると、帯電部102cのプラス電荷、ド
ラム基板101bのマイナス電荷はそれぞれ誘起してき
た逆極性の電荷によって打ち消され始める。そして交流
電界がちょうどプラスからマイナスに変わるときには、
帯電部102c上のプラス電荷とドラム基板101b上
のマイナス電荷は消滅する。
【0006】その結果、帯電部102cの表面は図
(b)の細い実線で示す位置に戻ることになる。さらに
交流電界がマイナスのピークを向かえるときには、図
(c)に示されるように、帯電部102c側にはマイナ
ス、ドラム基板101b側にはプラスの電荷が誘起され
る。したがって帯電部102cは再び太い実線の位置か
ら細い実線の位置にまで移動することになる。
【0007】以上の現象が繰り返し行なわれるため、帯
電部材102に交流電圧を印加すると振動を始め、その
結果、“帯電音”が発生するものと考えられる。さら
に、交流電圧の周波数をf,帯電部102cの振動周波
数をFとすると、上記の説明で明らかなように、交流電
圧の1周期の間に帯電部102cは2回振動することに
なるので、両者の間には数1の関係がある。
【0008】
【数1】2f(Hz)=F(c/s)…(1)
【0009】−従来の解決の手段− 本発明者らは既に帯電部材102を内部が中空状の帯電
ローラにすることにより帯電音を減少させる構成を開示
している。これは図に示す様に、従来の一体型ローラ
では、交流バイアスが芯金102aに印加されると帯電
部102cの表面は、感光ドラム101に引き寄せられ
るため、芯金102a中心と感光ドラム101表面まで
の距離t1は変化してt2になる。この結果、帯電ロー
ラ102は、ローラ全体で振動を始めるために、大きな
帯電音を発生する。図(a)は印加された交流バイア
スのピーク値がゼロ付近では帯電ローラの変形がほとん
ど無いことを表し、図(b)は印加された交流バイア
スのピーク値が最大付近での帯電ローラ102の変形を
表している。
【0010】これに対し、本発明者らは、図に示すよ
うに帯電部をチューブ状の中空タイプにし、芯金部と分
離する構成を提案した。図において、102aは芯金、
102dは帯電部、102fは導電性スポンジの空砲
部、102gは導電性スポンジを示す。その結果、図
(a)に示すように、印加された交流バイアスのピーク
値がゼロ付近では帯電ローラ102の変形はほとんど無
い。更に、図(b)に示すように、印加された交流バ
イアスが最大ピーク値の場合でも、ドラム101に引き
寄せられるのは、表層の帯電部102dだけであり、ド
ラム101表面と芯金102a中心までの距離t3とt
4は変化しない。それ故に帯電音は小さくなるのであ
る。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかし一般的に云っ
て、芯金102aに導電性発スポンジを成形すること
や、図10に示すように、芯金102aに導電性のゴム
102bを成形し、帯電部102dに挿入する構成は製
造コストが高くつくと云う問題を含んでいた。図中10
2cは導通層、102dは中抵抗層、102eは保護層
である。
【0012】また、図において芯金102a及び導電
性発泡スポンジ部102gと、帯電部102dを分離し
た形状に製造することは技術的に困難であった。従って
一般的には、図11に示すように、導電性のスポンジ部
102gの表層に導通層102eをロールコートし、そ
の後、抵抗層102をロールコートして帯電ローラを
製造していた。
【0013】この場合、スポンジ部102g内部に中空
な発層102fがあるため帯電ローラ全体の振動は抑
えられ、ある程度の帯電音対策にはなっていた。しかし
この構成では、導電性軸部としての芯金102aと導通
層102eはつながっており、根本的な帯電音対策には
なっていなかった。従って、製造ロットに依っては帯電
音が大きなものも出来てしまった。
【0014】図11(a)は、芯金102aに形成され
たスポンジ102gを示している。スポンジ層表面には
スポンジを成形するときに出来るスキン層があってもよ
い。
【0015】図11(b)は、図11(a)の導電性軸
部102aと導電性支持部102gをロールコートして
いる様子を示す。図の矢印の方向に回転させることによ
り導通層102eを成形している。図中102e1
溶融した導電層材料を示す。本従来例ではカーボンを多
量に分散したナイロンを使用した。
【0016】図11(c)は、図11(b)の行程で導
通層102eが作られた事を示している。図11(d)
は、図11(b)の行程で作られた導通層102eの表
層に更に抵抗層102jをロールコートしている所を示
す。やはり図の矢印の方向に回転し、102j1 は抵
抗層の材料を示す。本従来例では、エピクロルヒドリン
ゴムを使用した。
【0017】図11(e)は、上記のようにして出来上
がった帯電ローラを示す。
【0018】又、印加交流成分のピーク間電圧Vppを
帯電開始電圧の2倍の値より、更に小さくすれば、“帯
電音”をかなり改善することが出来る。しかしながら、
その場合、感光ドラム101上には、均一な帯電を得る
ことが出来ず、斑点状の帯電ムラを生じることになる。
これは、帯電部材102と感光ドラム101との接触面
には微視的には凹凸があり、理想的な接着面が得られな
いためである。ここでピーク間電圧を下げると言うこと
は、交流電圧を印加することで均一な帯電を行なう、い
わゆる“均し効果”がなくなることを示している。更
に、斑点状帯電ムラ状態の感光ドラム101表面に通常
の電子写真画像形成プロセスを適用しても出力画像は斑
点状ムラに対応した斑点状の黒点画像になり、高品位な
画像を得ることはできない。
【0019】その上、“帯電音”を解決すべく、感光ド
ラム101の内部に、ゴムなどで出来た防振部材をいれ
る構成が提案されているが、感光ドラム101の変形、
重量化、製造コストの点で何れも、未だ実用化されてい
ない。
【0020】本発明は上記課題を解決するためになされ
たもので、その目的とするところは帯電音の発生しない
帯電装置を低コストで提供することにある。
【0021】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明にあっては、帯電部材を被帯電体に当接させて
帯電を行う接触帯電装置において、前記帯電部材、内
側が中空で可撓性の導電性の帯電部と、該帯電部の内側
挿入され、軸受けに支持される導電性軸部と、この軸
部から放射状に広がり該帯電部を支持する複数の導電性
線状弾性体と、を有し、該導電性軸部に電圧を印加して
帯電を行うことを特徴とする。
【0022】前記導電性線状弾性体は、前記帯電部材の
端部のみに設けられていることも好ましい。
【0023】両端の前記導電性軸部をつなぐ軸を有する
ことも好ましい。
【0024】前記導電性軸部と前記導電性線状弾性体
は、一体成型されていることも好ましい。
【0025】
【作用】上記構成の本発明の接触帯電装置にあっては、
弾性変形可能な導電性支持部材が可撓性の帯電部の内側
に撓めて入れられることで、導電性支持部材に支持され
た帯電部は変形可能となり、帯電時の振動が吸収され、
従って帯電音の発生が抑えられる。
【0026】しかも、帯電部を支持する部材は導電性支
持部材だけなので、芯金と導電性発スポンジとを必要
とする従来例に比べてコストが低くなる。
【0027】
【実施例】(第1の実施例) 図1乃至図3を用いて本発明の第1の実施例に係る接触
帯電装置を説明する。
【0028】この装置は、例えば図3のように感光ドラ
ム1に帯電部材2を接触させ、帯電開始電圧の2倍以上
のピーク間電圧Vppを有する交流電圧VacとVdc
とを重畳した電圧(Vac+Vdc)を帯電部材2に印
加することにより均一に感光ドラム1を帯電する事が出
来る。図中4は交流と直流電圧の重畳された電源であ
る。5は被帯電体としての感光ドラム1上に印字情報を
書き込むためのレーザー光、6はドラム1上の静電潜像
を現像するための現像スリーブ、7は現像された像を転
写するための転写材、8は転写材に感光ドラム1上のト
ナー像を転写するための転写ローラ、9は、感光ドラム
1上の転写残りのトナーをクリーニングするためのクリ
ーニングブレードであり、感光ドラム1は図のAの向き
に回転している。
【0029】図1(a)は、帯電部材2を帯電部材2の
軸方向中央部から軸方向端部に向って見た時の断面図
で、帯電部材2は、内側が中空で可撓性の導電性の帯電
部2bと、帯電部2bの内側に撓めて入れられることで
帯電部2bの内面に当接して帯電部2bを支持する弾性
変形可能な導電性の導電性支持部材2aと、を有して成
る。
【0030】導電性支持部材2aは、軸受け2i(図
2)に保持されると共に外部電源4(図3)より交流バ
イアス(2.0Kvpp;600Hz)が印加される導
電性軸部2cと、導電性軸部2cの両端部より軸方向中
央部へ向けて放射状に広がる複数の弾性変形可能な導電
性の弾性体としての線状弾性体2d´より成る導電性支
持部2dと、より成る。導電性支持部2dは帯電部2b
表面が凹凸にならないよう内部から柔らかくかつ均一に
支持する必要があり、弾性体2d´の太さを小さくして
柔軟性を調節する。ちなみに、本実施例では導電性軸部
2cは6φ、線状弾性体2d´の太さは0.5mm、長
さ20mmの物を用いた。
【0031】また、導電性軸部2cや導電性支持部2d
の体積抵抗率は10の7乗Ωcm以下、好ましくは10
の4乗Ωcm以下の導電性を持った物であり、材料とし
ては導電性粒子分散樹脂、導電性樹脂、導電性粒子分散
ゴムやエラストマ、半導電性樹脂、導電性粒子分散絶縁
樹脂等が挙げられる。
【0032】導電性粒子分散樹脂としては、カーボン、
アルミニウム、ニッケル、酸化チタン等の導電性粒子を
ウレタン、ポリエステル、酢酸ビニル−塩化ビニル共重
合体、ポリメタクリル酸メチル等の樹脂中に分散したも
のが挙げられる。
【0033】導電性樹脂としては、4級アンモニウム塩
含有ポリメタクリル酸メチル、ポリビニルアニリン、ポ
リビニルピロール、ポリジアセチレン、ポリエチレンイ
ミン等が挙げられる。
【0034】導電性粒子分散ゴムやエラストマとして
は、クロロプレンゴム、イソプレンゴム、EPDMゴ
ム、ポリウレタンゴム、エポキシゴム、ブチルゴム等の
ゴムや、スチレン−ブタジエンサーモプラスチックエラ
ストマー、ポリウレタン系サーモプラスチックエラスト
マー、ポリエステル系サーモプラスチックエラストマ
ー、エチレン−酢酸ビニル系サーモプラスチックエラス
トマー等のサーモプラスチックエラストマ等がある。
【0035】半導電性樹脂としては、エチルセルロー
ス、ニトロセルロース、メトキシメチル化ナイロン、エ
トキシメチル化ナイロン、共重合ナイロン、ポリブニル
ピロリドン、カゼイン等の樹脂あるいはこれらの樹脂の
混合物などが挙げられる。
【0036】導電性粒子分散絶縁樹脂としては、カーボ
ン、アルミニウム、酸化インジウム、酸化チタン等の導
電性粒子をウレタン、ポリエステル、酢酸ビニル−塩化
ビニル共重合体、ポリメタクリル酸等の絶縁樹脂に分散
したものがある。
【0037】本実施例ではカーボンを分散した数本のエ
ピクロルヒドリンゴムを集めてその一端を熱成形し、図
1(b)に示すように導電性軸部2cと導電性支持部2
dとを一体化したものである。
【0038】2eは抵抗層2fに均一なバイアスを印加
するための導電層でありその体積抵抗率は10の6乗Ω
cm以下、好ましくは10の3乗Ωcm以下の導電性を
持った物であり、材料としては導電性軸部2cや導電性
支持部2dと同じく導電性粒子分散樹脂、導電性樹脂、
導電性粒子分散ゴムやエラストマ、半導電性樹脂、導電
性粒子分散絶縁樹脂等が挙げられる。
【0039】2fは抵抗層であり、導電層2eよりも抵
抗が高くなるように形成されている。その体積抵抗率は
10の4乗Ωcmから10の12乗Ωcm、好ましくは
10の7乗Ωcmから10の10乗Ωcmの層であり、
材料としては導電性軸部2cや導電性支持部2dと同じ
く導電性粒子分散樹脂、導電性樹脂、導電性粒子分散ゴ
ムやエラストマ、半導電性樹脂、導電性粒子分散絶縁樹
脂等が挙げられる。
【0040】2gは抵抗層からの汚染物質が感光ドラム
1に付着しドラムひび割れ、融着等が発生するのを防止
するためのトレジン等の材料からなる保護層である。
【0041】図1(b)は一体成型された導電性軸部2
cと導電性支持部2dの正面から見た図である。また図
2(a)は、この導電性支持部2dを用いた場合におけ
る帯電部材2を感光ドラム1に当接した様子を示したも
のである。
【0042】なお本実施例においては、感光ドラム1と
帯電部2bとの従動を取るために、導電性軸部2cの端
部に金属キャップ2hを被せ、軸部の滑り性を向上させ
て軸受け2iとの間で回転できるようにしている。
【0043】しかしながら、帯電部2b内部と線状弾性
体2d´との接触部における摩擦力が軽減できるように
線状弾性体2d´もしくは、帯電部2b内部の材料を選
択することにより、図2(b)に示すように、この接触
部2jで回転することができるため、軸部を軸受け2i
に固定したままでも、帯電部2bの従動が可能となる。
【0044】また、本実施例においては、帯電部2bの
長手中央部は中空状態になっている。
【0045】このため、この長手中央部付近では、感光
ドラム1に対して、帯電部2bの当接圧の不足が起こり
やすくなる。そこで、図2(a)に示すように、帯電部
2bの感光ドラム1との当接部との対向側に、外部から
柔軟な発泡材3等の滑り性の良い物質を当接しており、
帯電部2bの安定した当接を補助している。なおこの発
泡材は、帯電部2bに付着するトナー等の汚れを清掃す
るクリーニング部材を兼ねることができる。
【0046】つぎに、本発明者らは、本実施例の接触帯
電装置を無響室にセットし、帯電音を測定した。測定は
ISO 7779の6項に従い行なった。その結果、従
来の帯電部材としての帯電ローラを用いた場合53.7
dBであったのに対し、本実施例の帯電部材2を用いた
場合は、帯電音は43.6dBにまで下げることが出来
た。
【0047】また画像は帯電不良の無い、きれいなもの
を得ることが出来た。更に導電性軸部2cと導電性支持
部2dを一体成形にすることで帯電部材のコストも従来
の半分以下にすることが可能になった。
【0048】以下に本発明の他の実施例について説明す
る。第1の実施例と同一の構成部分には同一の番号を付
してその説明を省略し、特に断わらない限り第1の実施
例と同一の構成部分には同一の材質が用いられているも
のとする。
【0049】(第2の実施例) 図4は、第2の実施例を示す。ここでは、導電性支持部
2dの中心に金属の軸(例えばφ2mm)2cが通って
いる。これにより、第1の実施例に比べ、導電性支持部
2dをより安定に支持でき、従って、感光ドラム1に対
して、帯電部2bをより安定に保持でき、帯電不良の発
生をなくすことができる。
【0050】本実施例においても、従来の帯電部材とし
ての帯電ローラにより発生する帯電音より、大幅に帯電
音を減少させることができた。
【0051】(第3の実施例) 図5は、第3の実施例を示す。図5(a)は、一体成型
された導電性支持部2d及び導電性軸部2cである。こ
れは、円筒形の導電性弾性体に於て、その両端部を残し
て軸方向に添って、数本、筋状に裁断することによって
作る。
【0052】ここで、導電性の弾性体としては、第1の
実施例同様にカーボンを分散したエピクロルヒドリンゴ
ムを用いた。また、円筒形の直径は一例として5mmと
し、肉厚は例えば1mmとした。
【0053】この円筒をB方向に押すことにより、図5
(b)に示すように、軸方向中央部が最も太くなる形状
となる。図5(c)は、この導電性支持部102bを用
いた場合において、帯電部2bが感光ドラム1に当接し
ている様子である。ここですでに述べたように、導電性
支持部2dは、図5(b)のような形状になるため、軸
方向中央部においても、帯電部2bの感光ドラム1に対
しての当接力は十分のものとなり、従って、帯電部2b
長手中央部に於ける当接圧不足により発生する帯電不良
の発生もなくなる。
【0054】本実施例においても、従来の帯電部材とし
ての帯電ローラにより発生する帯電音より、大幅に帯電
音を減少させることができた。
【0055】また、本実施例においては、導電性軸部2
cと導電性支持部2dを一体成型することができるた
め、帯電部材のコストも従来の半分以下にすることが可
能となった。
【0056】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の接触帯電
装置にあっては、弾性変形可能な導電性支持部材が可撓
性の帯電部の内側に撓めて入れられることで、導電性支
持部材に支持された帯電部は変形可能となり、帯電時の
振動が吸収され、従って帯電音の発生が抑えられる。
【0057】しかも、帯電部を支持する部材は導電性支
持部材だけなので、芯金と導電性発スポンジとを必要
とする従来例に比べてコストが低くなる。
【0058】また、帯電音を防止することが出来るよう
になった結果、電源の周波数を大きな値に設定すること
が可能になり、プロセススピードの高速化に対応できる
ようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例に係る接触帯電装置の要
部概略構成図である。
【図2】同帯電装置の概略構成図である。
【図3】同帯電装置の模式図である。
【図4】本発明の第2の実施例に係る接触帯電装置の要
部概略構成図である。
【図5】本発明の第3の実施例に係る接触帯電装置の要
部概略構成図である。
【図6】従来の接触帯電装置の模式図である。
【図7】同装置の問題点を説明する図である。
【図8】従来の他の接触帯電装置の問題点を説明する図
である。
【図9】従来のさらに他の接触帯電装置の問題点を説明
する図である。
【図10】従来のその他の接触帯電装置の概略構成図で
ある。
【図11】従来の別の接触帯電装置の問題点を説明する
図である。
【符号の説明】
1 感光ドラム(被帯電体) 2 帯電部材 2a 導電性支持部材 2b 帯電部 2e 導通層 2f 抵抗層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山 崎 道 仁 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 櫻 井 和 重 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 木 須 浩 樹 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤ ノン株式会社内 (56)参考文献 特開 昭63−208879(JP,A) 特開 平1−172857(JP,A) 特開 平2−309371(JP,A) 特開 平6−11952(JP,A) 特開 平5−248426(JP,A) 特開 平5−72869(JP,A) 特開 平3−59682(JP,A) 実開 平5−36452(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 15/02 101 G03G 15/00 550 F16C 13/00

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】帯電部材を被帯電体に当接させて帯電を行
    う接触帯電装置において、 前記帯電部材、内側が中空で可撓性の導電性の帯電部
    と、該帯電部の内側に挿入され、軸受けに支持される導
    電性軸部と、この軸部から放射状に広がり該帯電部を支
    持する複数の導電性線状弾性体と、を有し、該導電性軸
    部に電圧を印加して帯電を行うことを特徴とする接触帯
    電装置。
  2. 【請求項2】前記導電性線状弾性体は、前記帯電部材の
    端部のみに設けられていることを特徴とする請求項1
    記載の接触帯電装置。
  3. 【請求項3】両端の前記導電性軸部をつなぐ軸を有する
    ことを特徴とする請求項2に記載の接触帯電装置。
  4. 【請求項4】前記導電性軸部と前記導電性線状弾性体
    は、一体成型されていることを特徴とする請求項1乃至
    3のいずれか1項に記載の接触帯電装置。
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